JPH0610085Y2 - ロ−タリピストンエンジンの軸受装置 - Google Patents

ロ−タリピストンエンジンの軸受装置

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JPH0610085Y2
JPH0610085Y2 JP1987036108U JP3610887U JPH0610085Y2 JP H0610085 Y2 JPH0610085 Y2 JP H0610085Y2 JP 1987036108 U JP1987036108 U JP 1987036108U JP 3610887 U JP3610887 U JP 3610887U JP H0610085 Y2 JPH0610085 Y2 JP H0610085Y2
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JP
Japan
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bearing
eccentric shaft
cover member
piston engine
rotary piston
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JP1987036108U
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JPS63143702U (ja
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修弘 山本
功 清水
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロータリピストンエンジンの軸受装置の改善
に関するものである。
(従来技術) 従来、偏心軸の一端部を、サイドハウジングの外面に該
外面を覆蓋する如く取付けられるカバー部材を貫通して
外方に突出させた状態で、かつオイルシールを介し、カ
バー部材により軸支すると共に、該偏心軸の各偏心部に
装着された各ロータを作動室内においてそれぞれ遊星回
転させるようにしたロータリピストンエンジンは公知で
ある。
このロータリピストンエンジンの上記サイドハウジング
より突出した偏心軸には、特開昭60−69208号公
報に開示された様にバランスウエイトと複数の補機駆動
用のスプロケットとが装着される為、上記偏心軸のサイ
ドハウジングより突出した部分が長くなり、かつ偏心軸
とカバー部材とは、上記スプロケット潤滑用のオイルが
外部に洩れることを防止する上述のオイルシールのみで
支承するようにしていたので、上記偏心軸の軸端はハウ
ジングアッセンブリ側の軸受部に対してオーバハング状
態で支持され、結果軸端の揺動に起因するハウジングア
ッセンブリ側の軸受部の焼付きあるいは、偏摩耗を発生
させる恐れがあった。この問題は、上述の従来公報に開
示された第1偏心軸と、該第1偏心軸のカバー部材側に
嵌合固定される第2偏心軸との2分割成形タイプの偏心
軸を用いた場合に、第1偏心軸のカバー部材側の軸径が
必然的に小さくなる結果、顕著な問題となる。
この問題を解消するにあたって、上記偏心軸とカバー部
材との間で、かつ上記オイルシール内方位置に、偏心軸
のある程度の揺動に追従する弾性体を外周に保持した軸
受ベアリングを配設することが考えられる。
しかしながら、この方法においては、一時的に偏心軸の
揺動を抑制できるが、近年の高出力化あるいは高性能化
に伴なう例えば機械式過給機等の補機類の追加により、
偏心軸の軸端に再び大きな荷重が加わり、オイルシール
のへたりが発生し、オイルが外部に洩れてしまうという
問題が生じてくる。
(考案の目的) 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、オイルシールに加わる荷重を低減することにより、
信頼性及び耐久性の優れたロータリピストンエンジンの
軸受装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成する為、偏心軸の一端部を、
サイドハウジングの外面に該外面を覆蓋する如く取付け
られるカバー部材を貫通して外方に突出させた状態で、
かつオイルシールを介しカバー部材により軸支し、該偏
心軸の各偏心部に装着された各ロータをケーシング内に
おいてそれぞれ遊星回転させ、上記カバー部材の内部に
位置する上記偏心軸に補機等を駆動する第1の駆動部が
設けられるとともに、さらに上記カバー部材を貫通して
外方に突出して位置する上記偏心軸に補機等を駆動する
第2の駆動部が設けられたロータリピストンエンジンに
おいて、 上記カバー部材の偏心軸貫通部分に、軸受ベアリングを
配置すると共に、該軸受ベアリングの外周と上記オイル
シールの外周とを共通の保持部材により保持し、該保持
部材の外周でかつ上記軸受ベアリングの径方向に対応し
た位置に弾性体を設置し、上記軸受ベアリングの径方向
に対応した上記保持部材の外周のみを弾性体を介して上
記カバー部材で支持したものである。
(考案の結果) 本考案は、以上の構成により、偏心軸の揺動によって加
わる荷重はその大部分を軸受ベアリングを介して該軸受
ベアリングの外周に位置する弾性体で吸収する結果、オ
イルシールに加わる荷重を低減でき、オイルシールの早
期へたりに起因するシール不良を確実に阻止するもので
ある。
(実施例) 以下、第1図及び第2図を用いて本考案の実施例を説明
する。
図面には、本考案の実施例に係る軸受装置を備えた2気
筒ロータリピストンエンジン1が示されており、トロコ
イド状の内周面を有するロータハウジング2の両側にサ
イドハウジング3を配設することにより成るケーシング
内を、偏心軸4に支承されたロータ5が遊星回転運動す
るように構成されている。ロータ5の一側面には、サイ
ドハウジング3に固定され、かつ軸受となる固定ギヤ6
と噛合うロータギヤ7が固定されている。また、上記偏
心軸4の一端部4aは、フロントサイドハウジング3a
の外面に該外面を覆蓋する如く取付けられるカバー部材
としてのフロントカバー8を貫通して外方に突出した状
態で、かつオイルシール9を介しフロントカバー8によ
り軸支されると共に、複数の補機類(図示せず)を駆動
するための複数のプーリ10の取付け部を有し、かつフ
ロントカバー8内に配設されるバランスウェイト11,
オイルポンプ12にチェーン13を介し回転を伝達する
スプロケット14,メタリングオイルポンプ(図示せ
ず)の駆動用スプロケット15を偏心軸4に対し、キー
16を介し固定するロック部材17が設けられている。
また、上記フロントカバー8の偏心軸4貫通部分8aは
第2図に示す様に、軸受ベアリング18が配置されると
共に、該軸受ベアリング18の外周と上記オイルシール
9の外周とは、共通の保持部材19に圧入される一方、
保持部材19の外周には、フロントカバー8と当接する
外周部の金属層20aと内周部のラバー層20bとから
成る弾性体20が焼付けられている。
以上の構成により、フロントサイドハウジング3aより
外方に突出した偏心軸4に固定されたバランスウェイト
11,オイルポンプ12駆動用のスプロケット14,メ
タリングオイルポンプ駆動用のスプロケット15,複数
の補機プーリ等に加わる夫々の駆動体の質量及び、偏心
軸4自体のフロントサイドハウジング3aの突出長さに
よって生じる偏心軸4の揺動によって加わる荷重の大部
分を、軸受ベアリング18を介して該軸受ベアリング1
8の外周に位置する弾性体20で吸収する結果、オイル
シール9に加わる荷重が低減でき、オイルシール9の早
期へたりに起因するシール不良を確実に阻止できるもの
である。また、本実施例においては、保持部材19に弾
性体20を焼付けた点、及び弾性体20の外周を金属層
20aとした点により、組付けが容易に行なわれるもの
である。
尚、本実施例では2気筒ロータリピストンエンジンに、
本考案は適用したが、該2気筒ロータリピストンエンジ
ンより偏心軸径が必然的に小さくなる3気筒ロータリピ
ストンエンジンに適用しても良い。
また、請求の範囲に記載の第1の駆動部は、フロントカ
バー8内に配設されるオイルポンプ12にチェーン13
を介し回転を伝達するスプロケット14及びメタリング
オイルポンプの駆動用スプロケット15に相当し、第2
の駆動部は、複数の補機類を駆動するための複数のプー
リ10に相当する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、いずれも本考案の実施例を開示し
たものであり、第1図はロータリピストンエンジンの断
面図,第2図は要部拡大断面図である。 1……ロータリピストンエンジン,3a(3)……フロ
ントサイドハウジング(サイドハウジング),4……偏
心軸,5……ロータ,8……フロントカバー(カバー部
材),9……オイルシール,18……軸受ベアリング,
19……保持部材,20……弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏心軸の一端部を、サイドハウジングの外
    面に該外面を覆蓋する如く取付けられるカバー部材を貫
    通して外方に突出させた状態で、かつオイルシールを介
    しカバー部材により軸支し、該偏心軸の各偏心部に装着
    された各ロータをケーシング内においてそれぞれ遊星回
    転させ、上記カバー部材の内部に位置する上記偏心軸に
    補機等を駆動する第1の駆動部が設けられるとともに、
    さらに上記カバー部材を貫通して外方に突出して位置す
    る上記偏心軸に補機等を駆動する第2の駆動部が設けら
    れたロータリピストンエンジンにおいて、 上記カバー部材の偏心軸貫通部分に、軸受ベアリングを
    配置すると共に、該軸受ベアリングの外周と上記オイル
    シールの外周とを共通の保持部材により保持し、該保持
    部材の外周でかつ上記軸受ベアリングの径方向に対応し
    た位置に弾性体を設置し、上記軸受ベアリングの径方向
    に対応した上記保持部材の外周のみを弾性体を介して上
    記カバー部材で支持したことを特徴とするロータリピス
    トンエンジンの軸受装置。
JP1987036108U 1987-03-12 1987-03-12 ロ−タリピストンエンジンの軸受装置 Expired - Lifetime JPH0610085Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63143702U JPS63143702U (ja) 1988-09-21
JPH0610085Y2 true JPH0610085Y2 (ja) 1994-03-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852339U (ja) * 1981-10-02 1983-04-09 マツダ株式会社 流体継手式冷却フアン装置
JPH0612048B2 (ja) * 1983-09-07 1994-02-16 マツダ株式会社 多気筒ロ−タリピストンエンジンの偏心軸
JPS60103764U (ja) * 1983-12-21 1985-07-15 小松ゼノア株式会社 オイルシ−ル装置

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JPS63143702U (ja) 1988-09-21

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