JPH035139Y2 - - Google Patents

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JPH035139Y2
JPH035139Y2 JP1984090390U JP9039084U JPH035139Y2 JP H035139 Y2 JPH035139 Y2 JP H035139Y2 JP 1984090390 U JP1984090390 U JP 1984090390U JP 9039084 U JP9039084 U JP 9039084U JP H035139 Y2 JPH035139 Y2 JP H035139Y2
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JP
Japan
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flywheel
pulley
belt
crankshaft
power take
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JP1984090390U
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JPS615229U (ja
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Publication of JPH035139Y2 publication Critical patent/JPH035139Y2/ja
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、各種作業車両例えば塵芥集収車にお
いて、車両のエンジンから作業用の動力例えば塵
芥積込コンベアの駆動動力を取出す装置に関する
ものである。
従来各種の作業車において、エンジンに連結さ
れたトランスミツシヨンから作業用動力を取出す
ようにした所謂トランスミツシヨンPTO装置が
広く採用されているが、動力をトランスミツシヨ
ンから取出すため、クラツチ操作が面倒で、走行
と停止中の作業とを頻繁に繰返す塵芥集収車等に
おいては作業性が劣る不具合があつた。そこで、
クラツチの前方即ちエンジンのフライホイール側
から作業用動力を取出すことによつて、作業性を
改善するようにした所謂フライホイールPTO装
置が要望されている。そして、従来のフライホイ
ールPTO装置は、フライホイール駆動軸即ち一
般にはクランクシヤフト上に主動歯車を設け、動
力取出軸上に装着された出力歯車と上記主動歯車
との間に1個以上の中間歯車を介在させて、所要
の作業用動力を取出すように構成されている。し
かしながら、このような歯車列を利用した従来の
動力取出装置では、(i)歯車自体が高価であり、か
つ重量も大きい(ii)各歯車間の中心位置を僅かな誤
差範囲内に収めなければならないので、各歯車軸
の配置に高精度が要求される(iii)歯車列の円滑な伝
動のためにはオイルによる潤滑が不可欠であり、
オイルの給排構造が面倒である(iv)オイルによる潤
滑を行なうので、当然ケーシングの合せ面には高
度のシール性が要求される(v)歯車の噛合音が大き
く騒音を発生し易い、等数多の問題があつた。
本考案は、上記従来のフライホイール動力取出
装置の欠点を改善するために創案されたもので、
エンジンのクランクシヤフトとフライホイールと
の間に同軸的に介装されボルトによつて上記クラ
ンクシヤフト及びフライホイールに結合された主
動プーリと、動力取出軸上に装着された従動プー
リと、上記主動プーリ及び従動プーリ間に捲装さ
れたベルトと、クランクケースの後端部に固着さ
れその内部に上記主動プーリ、従動プーリ及びベ
ルトを収蔵する動力取出装置ハウジングとを具
え、上記主動プーリが、その軸線方向両端部を隣
接するクランクシヤフト端部及びフライホイール
に夫夫いんろう嵌合により連結されると共に、上
記フライホイールと主動プーリとの嵌合部に隣接
するフライホイール端面を同主動プーリの外径よ
り半径方向外方に延在させて上記ベルト側面に対
する受面が形成されていることを特徴とする作業
車両の動力取出装置を要旨とするものである。
以下本考案の一実施例を添付図面について具体
的に説明する。図中符号10はその後端部の一部
のみが示されているクランクケース(又はシリン
ダブロツク)、12は同様に後端部だけが示され
ているシリンダヘツド、14はクランクシヤフ
ト、16はフライホイールであつて、同フライホ
イールには図示しないクラツチ装置が協働する。
18は上記クランクシヤフト14とフライホイー
ル16との間にボルト20によつて同軸的に介装
された主動プーリ、22はクランクケース10の
後端面に固着された動力取出装置ハウジング24
上にベアリング26及び28を介して回転自在に
支承され、その後端に動力取出用フランジ30を
固着した動力取出軸、32は上記動力取出軸22
上に装架された従動プーリ、34は主動及び従動
プーリ18及び32間に捲装されたベルトであつ
て、歯付ベルト又はリブベルト等が用いられる。
36は枢支ボルト又はピン38の周りに廻動し得
るように支持されたテンシヨンプーリである。さ
らに、第3図の拡大図に示されているように、上
記主動プーリ18とフライホイール16は、夫夫
クランクシヤフトの軸線に実質的に直交する段付
当接面18′及び16′によつて所謂いんろう嵌合
により連結され、また主動プーリ18及びクラン
クシヤフト14の後端部も上記同様いんろうの嵌
合により相互に連結されている。そしてフライホ
イールの当接面16′は、主動プーリ18の外径
より半径方向外方に、しかもこの実施例の場合同
プーリからやや遠ざかる方向に僅かに傾斜した延
長面16″を具えており、同延長面16″は前記ベ
ルト34の側面に接して同ベルトの横動即ちクラ
ンクシヤフト軸線方向の変位を制限する受面を構
成している。なお又、上記主動プーリ18のクラ
ンクシヤフト14側の端面外側部分には、薄板で
作られた環状のリング40が圧入され、上記延長
面16″と同様にベルト34の側面に接して同ベ
ルトの横動即ちクランクシヤフト軸線方向の変位
を制限する受面を構成している。次に、42は上
記フライホイール16及び図示しないクラツチ装
置を収蔵するクラツチハウジングであつて、44
は前記ハウジング24とクラツチハウジング42
との間に介装された防塵用の隔壁である。
上記構成において、エンジンの運転中、クラン
クシヤフト14とフライホイール16との間に介
装された主動プーリ18が回転し、同主動プーリ
の回転はベルト34を介して従動プーリ32に伝
達され、更に動力取出軸22及び動力取出用フラ
ンジ30を経て、最も普辺的には図示しないオイ
ルポンプに伝達される。そして同オイルポンプの
吐出油圧を受けてオイルモータが駆動され、塵芥
集収車のコンベヤやコンクリートミキサー車のミ
キサーが駆動されることとなる。この構成によれ
ば、従来の歯車列を用いた動力取出装置に較べて
(i)ベルトそれ自体が歯車と比べ極めて安価でかつ
軽量であり(ii)主動プーリ18と従動プーリ32と
の間の軸間距離等に左程の精度を必要とせず(iii)オ
イル潤滑を必要とせずベアリング26,28部分
のグリース潤滑で足り(iv)オイル準滑を行なわない
ので厳密なシールと必要とせず(v)歯車と較べて運
転騒音が小さく静粛である、等の種々の利点が得
られるのである。更に(vi)フライホイール16の主
動プーリ18との当接面16′を半径方向外方に
延長してベルト34の横動を防止する受面16″
を形成したので、構造簡単かつコンパクトな構成
を提供することができ、なおまた(vii)主動プーリ1
8がその軸線方向の両端部をクランクシヤフト端
部及びフライホイールに夫々いんろう嵌合により
嵌合されているので、ベルト34の張力によつて
主動プーリ部に作用する曲げモーメントに基づく
プーリ軸線及びフライホイール軸線のクランクシ
ヤフト軸線に対するオフセツトが効果的に防止さ
れ、上記軸線のオフセツトによつて発生する振動
及び騒音を防止することができ、(viii)主動プーリ1
8、従動プーリ32及びベルト34が動力取出装
置ハウジング24内に収容されて外部の泥水や粉
塵から保護されているので、ベルト34の損耗が
少なくその耐久性を向上し得たものである。
叙上のように本考案に係る作業車両の動力取出
装置は、エンジンのクランクシヤフトとフライホ
イールとの間に同軸的に介装されボルトによつて
上記クランクシヤフト及びフライホイールに結合
された主動プーリと、動力取出軸上に装着された
従動プーリと、上記主動プーリ及び従動プーリ間
に捲装されたベルトと、クランクケースの後端部
に固着されその内部に上記主動プーリ、従動プー
リ及びベルトを収蔵する動力取出装置ハウジング
とを具え、上記主動プーリが、その軸線方向両端
部を隣接するクランクシヤフト端部及びフライホ
イールに夫夫いんろう嵌合により連結されると共
に、上記フライホイールと主動プーリとの嵌合部
に隣接するフライホイール端面を同主動プーリの
外径より半径方向外方に延在させて上記ベルト側
面に対する受面が形成されていることを特徴と
し、軽量かつ安価で運転騒音が小さく、更に構造
コンパクトでベルトの耐久性が優れたこの種装置
を提供することができるので、極めて有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体的断面図、第
2図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は
第2図中の主動プーリ及びフライホイール接合部
分の拡大断面図である。 10…クランクケース、12…シリンダヘツ
ド、14…クランクシヤフト、16…フライホイ
ール、16′…当接面、16″…延長面(ベルト受
面)、18…主動プーリ、18′…当接面、32…
従動プーリ、34…ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのクランクシヤフトとフライホイール
    との間に同軸的に介装されボルトによつて上記ク
    ランクシヤフト及びフライホイールに結合された
    主動プーリと、動力取出軸上に装着された従動プ
    ーリと、上記主動プーリ及び従動プーリ間に捲装
    されたベルトと、クランクケースの後端部に固着
    されその内部に上記主動プーリ、従動プーリ及び
    ベルトを収蔵する動力取出装置ハウジングとを具
    え、上記主動プーリが、その軸線方向両端部を隣
    接するクランクシヤフト端部及びフライホイール
    に夫夫いんろう嵌合により連結されると共に、上
    記フライホイールと主動プーリとの嵌合部に隣接
    するフライホイール端面を同主動プーリの外径よ
    り半径方向外方に延在させて上記ベルト側面に対
    する受面が形成されていることを特徴とする作業
    車両の動力取出装置。
JP9039084U 1984-06-18 1984-06-18 作業車両の動力取出装置 Granted JPS615229U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9039084U JPS615229U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 作業車両の動力取出装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9039084U JPS615229U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 作業車両の動力取出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS615229U JPS615229U (ja) 1986-01-13
JPH035139Y2 true JPH035139Y2 (ja) 1991-02-08

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ID=30645337

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JP9039084U Granted JPS615229U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 作業車両の動力取出装置

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JP2010106673A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Bridgestone Corp ギヤポンプ装置及びギヤポンプ装置を用いたゴム成形体の製造装置、及び同製造方法
JP2019094940A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 空研工業株式会社 冷却塔送風機用ベルト伝動機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577539U (ja) * 1980-06-13 1982-01-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157430U (ja) * 1974-10-31 1976-05-06

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JPS615229U (ja) 1986-01-13

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