JPH0368494B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0368494B2 JPH0368494B2 JP57127082A JP12708282A JPH0368494B2 JP H0368494 B2 JPH0368494 B2 JP H0368494B2 JP 57127082 A JP57127082 A JP 57127082A JP 12708282 A JP12708282 A JP 12708282A JP H0368494 B2 JPH0368494 B2 JP H0368494B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- electrical contact
- indium
- bismuth
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 22
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 claims description 12
- APFVFJFRJDLVQX-UHFFFAOYSA-N indium atom Chemical compound [In] APFVFJFRJDLVQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- 229910052797 bismuth Inorganic materials 0.000 claims description 10
- JCXGWMGPZLAOME-UHFFFAOYSA-N bismuth atom Chemical compound [Bi] JCXGWMGPZLAOME-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 229910052793 cadmium Inorganic materials 0.000 claims description 10
- BDOSMKKIYDKNTQ-UHFFFAOYSA-N cadmium atom Chemical compound [Cd] BDOSMKKIYDKNTQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- QCWXUUIWCKQGHC-UHFFFAOYSA-N Zirconium Chemical compound [Zr] QCWXUUIWCKQGHC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 claims description 3
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000004332 silver Substances 0.000 claims description 3
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 3
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 3
- PSCIKKFYFNJDPV-UHFFFAOYSA-N [O-2].[In+3].[Sn+2]=O.[Ag+].[O-2].[O-2] Chemical compound [O-2].[In+3].[Sn+2]=O.[Ag+].[O-2].[O-2] PSCIKKFYFNJDPV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000416 bismuth oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- TYIXMATWDRGMPF-UHFFFAOYSA-N dibismuth;oxygen(2-) Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[Bi+3].[Bi+3] TYIXMATWDRGMPF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 229910003437 indium oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- PJXISJQVUVHSOJ-UHFFFAOYSA-N indium(iii) oxide Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[In+3].[In+3] PJXISJQVUVHSOJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000005204 segregation Methods 0.000 description 1
- 238000000859 sublimation Methods 0.000 description 1
- 230000008022 sublimation Effects 0.000 description 1
- XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N tin dioxide Chemical compound O=[Sn]=O XOLBLPGZBRYERU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001887 tin oxide Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
本発明は、電気接点材料に関するものである。
従来より内部酸化法により製作した電気接点材
料の一つとして銀−酸化すず−酸化インジウムが
用いられてきた。銀−酸化すず−酸化インジウム
は、耐消耗性、耐溶着性の優れた接点性能を有す
るが、接点開閉時に酸化物が接点表面に堆積しや
すいため接触抵抗が高く温度上昇の著しいもので
ある。 そこで本発明者は、この電気接点材料よりも接
触抵抗特性に優れた接点特性を有する電気接点材
料を開発すべく鋭意考究の結果、満足できる電気
接点材料を見い出したものである。 本発明の電気接点材料の一つは、ビスマス0.1
〜5重量%と、カドミウム1〜10重量%、すず1
〜10重量%、インジウム1〜10重量%、残部銀か
ら成る材料であつて、且つ内部酸化されているも
のである。 本発明の電気接点材料の他の一つは、ビスマス
0.1〜5重量%、カドミウム1〜10重量%、すず
1〜10重量%、インジウム1〜10重量%、鉄、ニ
ツケル、コバルト、ジルコニウムの少なくとも一
種0.01〜0.5重量%、残部銀から成る材料であつ
て、且つ内部酸化されているものである。 本発明の電気接点材料に於いて、ビスマス0.1
〜5重量%、カドミウム1〜10重量%、すず1〜
10重量%、インジウム1〜10重量%とした理由
は、ビスマス0.1重量%未満では昇華、分解によ
る温度上昇を抑える効果がなく、カドミウム1重
量%未満では接触抵抗を低くする効果がなく、す
ず1重量%未満では耐溶着性が十分得られず、イ
ンジウム1重量%未満では耐消耗性が十分得られ
ず、またビスマス5重量%を越えると合金の融点
が下がりすぎ高温での内部酸化が困難となり、カ
ドミウム10重量%を越えると大粒の酸化物が多く
なつて耐アーク性、耐電圧、絶縁性が劣化し、す
ず10重量%を越えると内部酸化が困難となり、イ
ンジウム10重量%を越えると塑性加工性が劣化す
るので、ビスマス0.1〜5重量%、カドミウム1
〜10重量%すず1〜10重量%、インジウム1〜10
重量%の範囲内では、耐溶着特性、耐消耗特性、
接触抵抗特性の充分満足できる電気接点材料が得
られるものである。 さらに本発明の電気接点材料の他の一つに於い
て、ビスマス0.1〜5重量%、カドミウム1〜10
重量%、すず1〜10重量%、インジウム1〜10重
量%以外に鉄、ニツケル、コバルト、ジルコニウ
ムの少なくとも一種0.01〜0.5重量%添加する理
由は、これを電気接点材料に分散させた場合、こ
れにより得られる酸化ビスマス及び、カドミウ
ム、酸化すず、酸化インジウムの均一微細な分散
によつて、放電による消耗が一層減少するからで
あつて、0.01重量%未満では酸化ビスマス、酸化
カドミウム、酸化すず、酸化インジウムが均一微
細に分散せず、0.5重量%を超えるとそれ自体の
偏析が増加するからである。 次に本発明による電気接点材料の効果を明瞭な
らしめる為に、具体的な実施例と従来例について
説明する。 下記の表の左欄に示す実施例1〜4の成分組成
の材料を溶解し、アトマイズ粉となした後、600
℃、9気圧、2日間内部酸化し、この酸化アトマ
イズ粉を圧縮焼結し、これを押出、引抜加工した
後切断してヘツダー加工し、頭部径5mm、頭高1
mm、脚部径2.5mm、脚長2.5mmの固定接点と頭部径
4mm、頭高1.1mm、脚部径2.8mm、脚長1.6mm、頭部
球状5Rの可動接点を得た。 然してこれら実施例1〜4の電気接点材料にて
作つたリベツト型電気接点と、下記の表の左欄に
示す従来例の成分組成の材料を実施例と同じ方法
で作つた同一寸法のリベツト型電気接点をヒンジ
型リレーに組み込み下記の試験条件にて開閉試験
を行つた処、下記の表の右欄に示すような結果を
得た。 試験条件 電圧:AC100V 50Hz 電流:投入40A、定常10A 負荷:抵抗 開閉頻度:20回/分 開閉回数:溶着発生迄 接触力:40g
料の一つとして銀−酸化すず−酸化インジウムが
用いられてきた。銀−酸化すず−酸化インジウム
は、耐消耗性、耐溶着性の優れた接点性能を有す
るが、接点開閉時に酸化物が接点表面に堆積しや
すいため接触抵抗が高く温度上昇の著しいもので
ある。 そこで本発明者は、この電気接点材料よりも接
触抵抗特性に優れた接点特性を有する電気接点材
料を開発すべく鋭意考究の結果、満足できる電気
接点材料を見い出したものである。 本発明の電気接点材料の一つは、ビスマス0.1
〜5重量%と、カドミウム1〜10重量%、すず1
〜10重量%、インジウム1〜10重量%、残部銀か
ら成る材料であつて、且つ内部酸化されているも
のである。 本発明の電気接点材料の他の一つは、ビスマス
0.1〜5重量%、カドミウム1〜10重量%、すず
1〜10重量%、インジウム1〜10重量%、鉄、ニ
ツケル、コバルト、ジルコニウムの少なくとも一
種0.01〜0.5重量%、残部銀から成る材料であつ
て、且つ内部酸化されているものである。 本発明の電気接点材料に於いて、ビスマス0.1
〜5重量%、カドミウム1〜10重量%、すず1〜
10重量%、インジウム1〜10重量%とした理由
は、ビスマス0.1重量%未満では昇華、分解によ
る温度上昇を抑える効果がなく、カドミウム1重
量%未満では接触抵抗を低くする効果がなく、す
ず1重量%未満では耐溶着性が十分得られず、イ
ンジウム1重量%未満では耐消耗性が十分得られ
ず、またビスマス5重量%を越えると合金の融点
が下がりすぎ高温での内部酸化が困難となり、カ
ドミウム10重量%を越えると大粒の酸化物が多く
なつて耐アーク性、耐電圧、絶縁性が劣化し、す
ず10重量%を越えると内部酸化が困難となり、イ
ンジウム10重量%を越えると塑性加工性が劣化す
るので、ビスマス0.1〜5重量%、カドミウム1
〜10重量%すず1〜10重量%、インジウム1〜10
重量%の範囲内では、耐溶着特性、耐消耗特性、
接触抵抗特性の充分満足できる電気接点材料が得
られるものである。 さらに本発明の電気接点材料の他の一つに於い
て、ビスマス0.1〜5重量%、カドミウム1〜10
重量%、すず1〜10重量%、インジウム1〜10重
量%以外に鉄、ニツケル、コバルト、ジルコニウ
ムの少なくとも一種0.01〜0.5重量%添加する理
由は、これを電気接点材料に分散させた場合、こ
れにより得られる酸化ビスマス及び、カドミウ
ム、酸化すず、酸化インジウムの均一微細な分散
によつて、放電による消耗が一層減少するからで
あつて、0.01重量%未満では酸化ビスマス、酸化
カドミウム、酸化すず、酸化インジウムが均一微
細に分散せず、0.5重量%を超えるとそれ自体の
偏析が増加するからである。 次に本発明による電気接点材料の効果を明瞭な
らしめる為に、具体的な実施例と従来例について
説明する。 下記の表の左欄に示す実施例1〜4の成分組成
の材料を溶解し、アトマイズ粉となした後、600
℃、9気圧、2日間内部酸化し、この酸化アトマ
イズ粉を圧縮焼結し、これを押出、引抜加工した
後切断してヘツダー加工し、頭部径5mm、頭高1
mm、脚部径2.5mm、脚長2.5mmの固定接点と頭部径
4mm、頭高1.1mm、脚部径2.8mm、脚長1.6mm、頭部
球状5Rの可動接点を得た。 然してこれら実施例1〜4の電気接点材料にて
作つたリベツト型電気接点と、下記の表の左欄に
示す従来例の成分組成の材料を実施例と同じ方法
で作つた同一寸法のリベツト型電気接点をヒンジ
型リレーに組み込み下記の試験条件にて開閉試験
を行つた処、下記の表の右欄に示すような結果を
得た。 試験条件 電圧:AC100V 50Hz 電流:投入40A、定常10A 負荷:抵抗 開閉頻度:20回/分 開閉回数:溶着発生迄 接触力:40g
【表】
上記の表で明らかなように実施例1〜4の電気
接点材料で作つたリベツト型電気接点は、従来例
の電気接点材料で従つたリベツト型電気接点に比
し、接触抵抗特性に優れ、耐溶着性、耐消耗性に
ついては略同等に優れていることが判る。 以上詳記した通り本発明の電気接点材料は、従
来の電気接点材料よりも接触抵抗特性に優れた接
点特性を有するので、従来の電気接点材料にとつ
て代わることのできる画期的なものと云える。
接点材料で作つたリベツト型電気接点は、従来例
の電気接点材料で従つたリベツト型電気接点に比
し、接触抵抗特性に優れ、耐溶着性、耐消耗性に
ついては略同等に優れていることが判る。 以上詳記した通り本発明の電気接点材料は、従
来の電気接点材料よりも接触抵抗特性に優れた接
点特性を有するので、従来の電気接点材料にとつ
て代わることのできる画期的なものと云える。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビスマス0.1〜5重量%と、カドミウム1〜
10重量%、すず1〜10重量%、インジウム1〜10
重量%、残部銀から成る材料であつて、且つ内部
酸化されている電気接点材料。 2 ビスマス0.1〜5重量%と、カドミウム1〜
10重量%、すず1〜10重量%、インジウム1〜10
重量%、鉄、ニツケル、コバルト、ジルコニウム
の少なくとも一種0.01〜0.5重量%、残部銀から
成る材料であつて、且つ内部酸化されている電気
接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57127082A JPS5918519A (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | 電気接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57127082A JPS5918519A (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | 電気接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5918519A JPS5918519A (ja) | 1984-01-30 |
JPH0368494B2 true JPH0368494B2 (ja) | 1991-10-28 |
Family
ID=14951124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57127082A Granted JPS5918519A (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | 電気接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918519A (ja) |
-
1982
- 1982-07-21 JP JP57127082A patent/JPS5918519A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5918519A (ja) | 1984-01-30 |