JPH0235017B2 - - Google Patents
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- JPH0235017B2 JPH0235017B2 JP57164427A JP16442782A JPH0235017B2 JP H0235017 B2 JPH0235017 B2 JP H0235017B2 JP 57164427 A JP57164427 A JP 57164427A JP 16442782 A JP16442782 A JP 16442782A JP H0235017 B2 JPH0235017 B2 JP H0235017B2
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- bismuth
- manganese
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
本発明は、電気接点材料に関するものである。
従来より内部酸化法により製作した電気接点材
料の一つとして銀−酸化マンガンが用いられてき
た。銀−酸化マンガンは、耐溶着性の優れた接点
性能を有するが、電気伝導度が低くアーク熱によ
り温度上昇が著しく、耐消耗性に劣るものであ
る。 そこで本発明者は、この電気接点材料よりも電
気伝導度が高くアークに対する耐消耗性に優れた
接点材料を有する電気接点材料を開発すべく鋭意
考究の結果、満足できる電気接点材料を見い出し
たものである。 本発明の電気接点材料の一つは、ビスマス2重
量%を越え4重量%以下、インジウム4〜6重量
%、マンガン2〜4重量%、残部銀から成る材料
であつて、且つ内部酸化されているものである。 本発明の電気接点材料の他の一つは、ビスマス
2重量%を越え4重量%以下、インジウム4〜6
重量%、マンガン2〜4重量%、ニツケル0.1〜
0.5重量%、残部銀から成る材料であつて、且つ
内部酸化されているものである。 本発明の電気接点材料に於いて、ビスマス2重
量%を越え4重量%以下、インジウム4〜6重量
%、マンガン2〜4重量%とした理由は、ビスマ
ス2重量%以下ではマンガン、インジウムの内部
酸化を促進する効果がなく、インジウム添加によ
る酸化物の粒界析出を抑さえ、微細化する効果が
なく、インジウム4重量%未満では耐消耗性の改
善効果が薄く、マンガン2重量%未満では耐溶着
性に関しては良好な結果が得られず、またビスマ
ス4重量%を越えると合金の融点が下がりすぎ高
温での内部酸化が困難となり、インジウム6重量
%を越えると粒界に粗大な針状酸化物が析出し耐
溶着性を劣化させ、マンガン4重量%を越えると
電気伝導度が低くなつてアーク熱、ジユール熱に
対する耐消耗性が劣化するので、ビスマス2重量
%を越え4重量%以下、インジウム4〜6重量
%、マンガン2〜4重量%の範囲内では、耐溶着
性、耐消耗性の充分満足できる電気接点材料が得
られるものである。 さらに本発明の電気接点材料の他の一つに於い
て、ビスマス2重量%越え4重量%、インジウム
4〜6重量%、マンガン2〜4重量%以外にニツ
ケル0.1〜0.5重量%添加する理由は、これを電気
接点材料に分散させた場合、これにより得られる
酸化マンガン、酸化ビスマス及び酸化インジウム
の均一微細な分散によつて、放電による消耗が一
層減少するからであつて、ニツケル0.1重量%未
満では酸化マンガン、酸化ビスマス及び酸化イン
ジウムが均一微細な分散せず、0.5重量%を越え
るとそれ自体の偏析が増加するからである。 次に本発明による電気接点材料の効果を明瞭な
らしめる為に、具体的な実施例と従来例について
説明する。 下記の表の左欄に示す実施例1〜4の成分組成
の材料を溶解し、アトマイズ粉となした後、600
℃、9気圧、2日間内部酸化し、この酸化アトマ
イズ粉を圧縮焼結し、これを押出、引抜加工した
後切断してヘツダー加工し、頭部径5mm、頭高1
mm、脚部径2.5mm、脚長2.5mmの固定接点と頭部径
4mm、頭高1.1mm、脚部径2.8mm、脚長1.6mm、頭部
球状5Rの可動接点を得た。 然してこれら実施例1〜4の電気接点材料にて
作つたリベツト型電気接点と、下記の表の左欄に
示す従来例の成分組成の材料を実施例と同じ方法
で作つた同一寸法のリベツト型電気接点をヒンジ
型リレーに組み込み下記の試験条件にて開閉試験
を行つた処、下記の表の右欄に示すような結果を
得た。 試験条件 電圧:AC100V 50Hz 電流:投入40A、定常10A 負荷:抵抗 開閉頻度:20回/分 開閉回数:溶着発生迄 接触力:40g 開離力:45g
料の一つとして銀−酸化マンガンが用いられてき
た。銀−酸化マンガンは、耐溶着性の優れた接点
性能を有するが、電気伝導度が低くアーク熱によ
り温度上昇が著しく、耐消耗性に劣るものであ
る。 そこで本発明者は、この電気接点材料よりも電
気伝導度が高くアークに対する耐消耗性に優れた
接点材料を有する電気接点材料を開発すべく鋭意
考究の結果、満足できる電気接点材料を見い出し
たものである。 本発明の電気接点材料の一つは、ビスマス2重
量%を越え4重量%以下、インジウム4〜6重量
%、マンガン2〜4重量%、残部銀から成る材料
であつて、且つ内部酸化されているものである。 本発明の電気接点材料の他の一つは、ビスマス
2重量%を越え4重量%以下、インジウム4〜6
重量%、マンガン2〜4重量%、ニツケル0.1〜
0.5重量%、残部銀から成る材料であつて、且つ
内部酸化されているものである。 本発明の電気接点材料に於いて、ビスマス2重
量%を越え4重量%以下、インジウム4〜6重量
%、マンガン2〜4重量%とした理由は、ビスマ
ス2重量%以下ではマンガン、インジウムの内部
酸化を促進する効果がなく、インジウム添加によ
る酸化物の粒界析出を抑さえ、微細化する効果が
なく、インジウム4重量%未満では耐消耗性の改
善効果が薄く、マンガン2重量%未満では耐溶着
性に関しては良好な結果が得られず、またビスマ
ス4重量%を越えると合金の融点が下がりすぎ高
温での内部酸化が困難となり、インジウム6重量
%を越えると粒界に粗大な針状酸化物が析出し耐
溶着性を劣化させ、マンガン4重量%を越えると
電気伝導度が低くなつてアーク熱、ジユール熱に
対する耐消耗性が劣化するので、ビスマス2重量
%を越え4重量%以下、インジウム4〜6重量
%、マンガン2〜4重量%の範囲内では、耐溶着
性、耐消耗性の充分満足できる電気接点材料が得
られるものである。 さらに本発明の電気接点材料の他の一つに於い
て、ビスマス2重量%越え4重量%、インジウム
4〜6重量%、マンガン2〜4重量%以外にニツ
ケル0.1〜0.5重量%添加する理由は、これを電気
接点材料に分散させた場合、これにより得られる
酸化マンガン、酸化ビスマス及び酸化インジウム
の均一微細な分散によつて、放電による消耗が一
層減少するからであつて、ニツケル0.1重量%未
満では酸化マンガン、酸化ビスマス及び酸化イン
ジウムが均一微細な分散せず、0.5重量%を越え
るとそれ自体の偏析が増加するからである。 次に本発明による電気接点材料の効果を明瞭な
らしめる為に、具体的な実施例と従来例について
説明する。 下記の表の左欄に示す実施例1〜4の成分組成
の材料を溶解し、アトマイズ粉となした後、600
℃、9気圧、2日間内部酸化し、この酸化アトマ
イズ粉を圧縮焼結し、これを押出、引抜加工した
後切断してヘツダー加工し、頭部径5mm、頭高1
mm、脚部径2.5mm、脚長2.5mmの固定接点と頭部径
4mm、頭高1.1mm、脚部径2.8mm、脚長1.6mm、頭部
球状5Rの可動接点を得た。 然してこれら実施例1〜4の電気接点材料にて
作つたリベツト型電気接点と、下記の表の左欄に
示す従来例の成分組成の材料を実施例と同じ方法
で作つた同一寸法のリベツト型電気接点をヒンジ
型リレーに組み込み下記の試験条件にて開閉試験
を行つた処、下記の表の右欄に示すような結果を
得た。 試験条件 電圧:AC100V 50Hz 電流:投入40A、定常10A 負荷:抵抗 開閉頻度:20回/分 開閉回数:溶着発生迄 接触力:40g 開離力:45g
【表】
上記の表で明らかなように実施例1〜4の電気
接点材料で作つたリベツト型電気接点は、従来例
の電気接点材料で作つたリベツト型電気接点に比
し、耐消耗性に優れ、耐融着性については略同等
に優れていることが判る。 以上詳記した通り本発明の電気接点材料は、従
来の電気接点材料よりも耐消耗性に優れた接点特
性を有するので、従来の電気接点材料にとつて代
わることのできる画期的なものと云える。
接点材料で作つたリベツト型電気接点は、従来例
の電気接点材料で作つたリベツト型電気接点に比
し、耐消耗性に優れ、耐融着性については略同等
に優れていることが判る。 以上詳記した通り本発明の電気接点材料は、従
来の電気接点材料よりも耐消耗性に優れた接点特
性を有するので、従来の電気接点材料にとつて代
わることのできる画期的なものと云える。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビスマス2重量%を越え4重量%以下、イン
ジウム4〜6重量%、マンガン2〜4重量%、残
部銀から成る材料であつて、且つ内部酸化されて
いる電気接点材料。 2 ビスマス2重量%を越え4重量%以下、イン
ジウム4〜6重量%、マンガン2〜4重量%、ニ
ツケル0.1〜0.5重量%、残部銀から成る材料であ
つて、且つ内部酸化されている電気接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57164427A JPS5953643A (ja) | 1982-09-21 | 1982-09-21 | 電気接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57164427A JPS5953643A (ja) | 1982-09-21 | 1982-09-21 | 電気接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5953643A JPS5953643A (ja) | 1984-03-28 |
JPH0235017B2 true JPH0235017B2 (ja) | 1990-08-08 |
Family
ID=15792942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57164427A Granted JPS5953643A (ja) | 1982-09-21 | 1982-09-21 | 電気接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953643A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5884949A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-21 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 摺動接点材料 |
-
1982
- 1982-09-21 JP JP57164427A patent/JPS5953643A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5884949A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-21 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 摺動接点材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5953643A (ja) | 1984-03-28 |