JPH036746Y2 - - Google Patents

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JPH036746Y2
JPH036746Y2 JP3182885U JP3182885U JPH036746Y2 JP H036746 Y2 JPH036746 Y2 JP H036746Y2 JP 3182885 U JP3182885 U JP 3182885U JP 3182885 U JP3182885 U JP 3182885U JP H036746 Y2 JPH036746 Y2 JP H036746Y2
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JP3182885U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は野球、フイールド競技、サツカー、テ
ニス、音楽会、見本市、集会など各種の催しに使
用される多目的ホールの可動観覧席に関するもの
である。
[従来の技術] 近年、音楽やスポーツを通じての国際交流の拠
点を得るため、さらには施設の有効利用を図るた
め、全天侯、オールシーズンタイプの多目的ホー
ルの建設が計画されている。この多目的ホールで
の催しにはそれぞれ固有の形態があり、特に観覧
席については、汎用化を図るため、各種々の機能
が必要となる。例えば、段床数の調整、幅の調
整、移設の容易さ、コンパクトな格納などであ
り、さらには経済性、作業性も要求される。
現在、多目的ホールの可動観覧席として、軌条
移動式観覧席や伸縮式階段状観覧席など2〜3の
ものがある。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、前者は、定形の観覧席を限られた軌条
に沿い移設させるものであるから、各種の催しに
応じた座席配置ができない。また後者は、機構が
複雑であつて野球場など大規模施設においては管
理が行き届かないためごみなどの挾み込みによる
故障が発生し易く、メンテナンスに多大の労力を
要するほか、グランド面の不陸による移設時の走
行障害などがある。
本考案は階段式観覧席を容易に移設できると共
に、容易かつコンパクトに格納できたり展開で
き、しかも各種催しに広く適用できる可動観覧席
を提供するためになしたものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、観客着席方向が略同一方向を向くよ
うに床面に取付けられた多数の座席を有し、前記
床面を観客着席方向後方から前方へ向つて順に低
くなる階段状に形成した階段式スタンドを、観客
着席方向の左右方向に分割して複数のスタンドユ
ニツトに区画し、該スタンドユニツトを観客着席
方向の前後方向に分割して複数のスタンド部に区
画し、後側のスタンド部に前側のスタンド部が入
るよう各スタンド部の大きさを定めると共に各ス
タンド部の架台部分に走行輪を設け、隣接スタン
ドユニツトの間に、スタンド部1個分の長さを有
し、必要個所に座席を設けた取り外し可能な通路
敷板を渡している。
[作用] 従つて、隣接スタンドユニツト間に所要の隙間
を形成できる。
観覧席配置を変える場合は、最後部のスタンド
部以外のスタンド部を観客着席方向の後方に移動
して最後部のスタンド部内に収納し、コンパクト
な形にしてけん引し所定の場所に移動する。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第3図は多目的ホールのグランド1上
に備える可動観覧席の構成を示すもので、観客着
席方向が略同一方向を向くように床面に取付けら
れた多数の座席を有し、前記床面を観客着席方向
後方から前方へ向つて順に低くなる階段状に形成
した階段式スタンド2を、観客着席方向の左右方
向に分割して複数のスタンドユニツト3に区画
し、該スタンドユニツト3を観客着席方向の前後
方向に分割して4つのスタンド部2〜2に区
画している。該スタンド部2〜2は段床部分
4に固定式の座席5を備え、スタンド部2〜2
の段床部分4の前端側は水平軸7を介して架台
部分8に回転自在に取付けられ、また後端側は支
持ピン9により架台後部支柱に着脱自在に連結し
ている。各スタンド部2〜2は架台部分8の
前後両端に走行輪10を設けている。
スタンド部2〜2は段床起伏用のウインチ
(図示しない)を備え、該ウインチのワイヤ巻取
り巻戻し操作により段床部分4の後端を上下させ
て水平軸7を中心に段床部分を起伏させ得るよう
にしている。そして後側のスタンド部に前側のス
タンド部を収納できるようスタンド部2〜2
の大きさを定め、最終的には最後部のスタンド部
2内にスタンド部2〜2を収納できるよう
にしている。
走行輪10を回転自在に支持するため架台部分
8に設けた走行輪ボツクス11には、スクリユー
ジヤツキ12が設けてあり、このスクリユージヤ
ツキ12は、スタンド部が定位置にセツトされた
ときに走行輪10をグランド1から浮かせて荷重
を受け持つストツパーとしての役割および高さ調
整機能を有する。
また上記各スタンド部2〜2は前端両側部
にけん引フレーム連結ブラケツト13を一体に備
え、グランド上での観覧席移動その他の作業に使
用するグランド作業車14の前部にけん引ブラケ
ツト15を固着し、該けん引ブラケツト15に鉛
直ピン16を介してけん引フレーム17を水平方
向に旋回自在に取付け、最後部のスタンド部2
に前のスタンド部2〜2を収納した状態でけ
ん引フレーム17と各連結ブラケツト13を連結
ピン18により着脱自在に連結し、スタンドユニ
ツトをグランド面の所定の位置にけん引できるよ
うにしている。上記グランド作業車14はけん引
作業の他にクレーン作業も行い得るようクレーン
19を備える。
なお本実施例では各スタンドユニツト3の前部
に非走行式のスタンド部20を配している。
そして隣り合うスタンドユニツト3の各スタン
ド部2〜2の間および最前部の隣接スタンド
部20の間に、それぞれスタンド部1個分の長さ
を有する取り外し可能な通路敷板21を渡して前
後方向の安全な通路6を構成し、左右隣接スタン
ド部間に隙間22を形成している。隣り合うスタ
ンドユニツト3の間の隙間22は、前方のスタン
ド部ほど大きくなる性格を有する。第1図の如く
スタンドユニツト3の幅が後方より前方が放射状
に狭くなる場合は、通路敷板21は、通路6に相
当する幅とすることができるが、第7図に示す例
のように、隙間22の中に座席5が位置する場合
は、この座席部分を通路敷板21に含め、座席5
付敷板21とする。通路敷板21は第9図に示す
如く、段床部分4に適当なラツプ代をもつて重ね
合わせ、ズレやガタが生じないよう所要個所をネ
ジ等で止め、敷板左右端部はつまづき防止のため
スロープ状とし、また長手方向の強度をもたせる
ため下部のリブ等を段床部分4と干渉しない位置
に設ける。取付、取外しの際のフツク27を不使
用時は敷板下部へ落し込みができる構造にして所
要数設ける。6′は左右方向の通路、23は固定
観覧席、24はネツトを示す。
このような構成の可動観覧席を催しに合せてグ
ランド1上の所定位置に移設する場合の手順を設
明する。
(a) ネツト支持フレーム25をスタンド部20か
ら外し、グランド作業車14のクレーン19に
より吊り上げ倉庫などに収納する。
(b) 次でクレーン19にて手摺26を吊り上げ、
グランド作業車14の車体に載せる。
(c) 同様にクレーン19によりスタンド部20両
側の通路敷板21を吊り上げ、グランド作業車
14の車体に載せる。
(d) 同様にクレーン19にてスタンド部20を吊
り上げ車体上に積載する。
(e) 同様にクレーン19にてスタンド部2の両
側の通路敷板21を吊り上げ車体上に積載す
る。
(f) スタンド部2のスクリユージヤツキ12を
縮めて走行輪10を接地させる。
(g) グランド作業車14のけん引フレーム17に
スタンド部2先端の連結ブラケツト13を連
結ピン18により連結する。
(h) スタンド部2の段床部分4から支持ピン9
を抜き取り、スタンド部2のウインチを巻戻
して段床部分4の後部を下げる。ウインチを使
用せずにクレーン19により段床部分4の後部
を吊りおろしてもよい。
(i) グラント作業車14を前進させてスタンド部
2を2内に収納する。
(j) スタンド部2,2についても(e)〜(i)の作
業を繰り返し、最終的には第4図に示すように
スタンド部2〜2をグランド作業車14に
連結し、格納状態で所定の位置へけん引してセ
ツトする。
(k) グランド面のマーキング上に正しくセツトさ
れたことを確認した後、スタンド部2のスク
リユージヤツキ12を伸ばして走行輪10をグ
ランド1より浮かせ、荷重をスクリユージヤツ
キ12に移す。これはスタンド部2,2な
どを引き出す際、スタンド部2が動かないた
めのブレーキの役割をなす。
(l) けん引フレーム17とスタンド部2との連
結部から連結ピン18を抜く。
(m) グランド作業車14を後退させ、スタン
ド部2,2,2を一体のままスタンド部
2内より引き出す。
(n) スタンド部2のスクリユージヤツキ1
2を伸ばす。
(o) けん引フレーム17とスタンド部2を
連結している連結ピン18を外す。
(p) グランド作業車14を後退させ、スタン
ド部2,2を引き出す。
(q) スタンド部2のウインチを巻上げ、ス
タンド部2の段床部分4後部を持ち上げて支
持ピン9を差し込み所要の斜度にセツトする (r) 以下順次スタンド部2まで引き出して
セツトする。
(s) グランド作業車14の車体上に積載して
あるスタンド部20をクレーン19にて所定位
置にセツトする。
(t) 通路敷板21、は最初にセツトする例え
ば中央のスタンドユニツト3の場合には車体上
に積載したままであるが、その隣接のスタンド
ユニツト3をセツトする際には、前記(e)以降の
逆の手順で、スタンドユニツトの間に順次セツ
トする。
他のスタンドユニツトも以上のような手順で所
定の位置に移動し展開し組立てる。
見本市を行うときは、最後部のスタンド部2
にその前側のスタンド部2〜2を前記手順で
収納し、そして最前部のスタンド部20を第6図
に示すように前面に立て掛け、グランド1を広く
使用する。
[考案の効果] 前述したように本考案によれば (i) 階段式スタンドを観客着席方向の左右方向に
分割して複数のスタンドユニツトに区画すると
ともに、該スタンドユニツトを観客着席方向の
前後方向に分割して複数のスタンド部に区画
し、最後部のスタンド部内に前側のスタンド部
に収納できるようにしたので、観覧席を必要と
しない大規模な見本市などの際にグランドを広
く使用できる、 (ii) コンパクトな形にしてけん引できるので、他
の催しへの配置替えが容易である。
(iii) 階段式スタンドを観客着席方向の左右方向へ
分割して複数のスタンドユニツトに区画してい
るので、大小各種の催しに合つた観覧席配置が
できる、 (iv) 観客着席方向の左右方向に隣接するスタンド
ユニツト間を通路とし、通路敷板を取り外し可
能に設けたことにより、観客着席方向の左右方
向に隣接するスタンド部間に空隙ができるた
め、任意の列から収納し、組立てることができ
る、 (v) 通路敷板をスタンド部1個分の長さにブロツ
ク化することにより取付、取外し作業が効率よ
くできる、 (vi) スタンドユニツト間の空隙が大きくて座席部
分がこの空隙に含まれる場合でも、通路敷板を
大きめにブロツク化し、リブ等の補強をして座
席付通路敷板とすることにより、空隙の大きさ
に制限を受けない、 (vii) 催しによつては通路部分を座席として使用し
たり、スタンドユニツト間の空隙を意図的に広
げて使用したい場合や、放射状のスタンドユニ
ツトを平行に使用したり、その逆の場合等にお
いて、通路敷板を総て座席付としたり、幅広の
通路敷板を設けたり、前後の幅を変えた通路敷
板を設けることにより可能となる、 などの優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の可動観覧席の平面図、第2図
は第1図の−方向から見たスタンドユニツト
の側面図、第3図は第2図の矢視図、第4図は
グランド作業車によりけん引中の平面図、第5図
は同側面図、第6図は収納状態を示す側面図、第
7図は座席付通路敷板を示す平面図、第8図は第
7図の矢視図、第9図は第7図の矢視図であ
る。 1はグランド、2は階段式スタンド、2〜2
はスタンド部、3はスタンドユニツト、10は
走行輪、21は通路敷板、22は隙間を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 観客着席方向が略同一方向を向くように床面に
    取付けられた多数の座席を有し、前記床面を観客
    着席方向後方から前方へ向つて順に低くなる階段
    状に形成した階段式スタンドを、観客着席方向の
    左右方向に分割して複数のスタンドユニツトに区
    画し、該スタンドユニツトを観客着席方向の前後
    方向に分割して複数のスタンド部に区画し、後側
    のスタンド部に前側のスタンド部が入るよう各ス
    タンド部の大きさを定めると共に各スタンド部の
    架台部分に走行輪を設け、隣接スタンドユニツト
    の間に、スタンド部1個分の長さを有し必要個所
    に座席を設けた取り外し可能な通路敷板を渡した
    ことを特徴とする可動観覧席。
JP3182885U 1985-03-06 1985-03-06 Expired JPH036746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3182885U JPH036746Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3182885U JPH036746Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61147852U JPS61147852U (ja) 1986-09-11
JPH036746Y2 true JPH036746Y2 (ja) 1991-02-20

Family

ID=30532784

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3182885U Expired JPH036746Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

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JP (1) JPH036746Y2 (ja)

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JPS61147852U (ja) 1986-09-11

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