JPH10220043A - 可動観客席 - Google Patents
可動観客席Info
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- JPH10220043A JPH10220043A JP2023997A JP2023997A JPH10220043A JP H10220043 A JPH10220043 A JP H10220043A JP 2023997 A JP2023997 A JP 2023997A JP 2023997 A JP2023997 A JP 2023997A JP H10220043 A JPH10220043 A JP H10220043A
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- JP
- Japan
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- rail
- auxiliary
- seat
- spectator
- wheels
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- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 地上に常設される敷設レールの本数を最小限
にするか,或いは常設しないようにして,収納時に他の
競技や催し等への障害の少ない可動観客席を提供する。 【解決手段】 上部に階段状の観客席部を有する台車1
a,1b,1c,1dが,前後に複数台配列される。最
前部以外の台車は前後方向に1組の車輪しか具備しない
代わりに,後接する台車から前の台車に向かって突出す
る補助レール6b,6c,6d,7b,7c,7dを具
備する。最後部以外の台車は,更に後接する台車の補助
レール6b,6c,6d,7b,7c,7dを摺動自在
に支持する補助レール支持手段8a,8b,8c,9
a,9b,9cを具備する。上記各台車1a,1b,1
c,1dの車輪組の内の同一列の車輪は,共通の敷設レ
ール21上に載置される。従って上記敷設レール21を
1組だけ地上に常設すればよく,収納時の他の競技や催
し等への障害を最小限にすることができる。
にするか,或いは常設しないようにして,収納時に他の
競技や催し等への障害の少ない可動観客席を提供する。 【解決手段】 上部に階段状の観客席部を有する台車1
a,1b,1c,1dが,前後に複数台配列される。最
前部以外の台車は前後方向に1組の車輪しか具備しない
代わりに,後接する台車から前の台車に向かって突出す
る補助レール6b,6c,6d,7b,7c,7dを具
備する。最後部以外の台車は,更に後接する台車の補助
レール6b,6c,6d,7b,7c,7dを摺動自在
に支持する補助レール支持手段8a,8b,8c,9
a,9b,9cを具備する。上記各台車1a,1b,1
c,1dの車輪組の内の同一列の車輪は,共通の敷設レ
ール21上に載置される。従って上記敷設レール21を
1組だけ地上に常設すればよく,収納時の他の競技や催
し等への障害を最小限にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,各種スポーツや催
し等に使用される多目的競技場等の可動観客席に関する
ものである。
し等に使用される多目的競技場等の可動観客席に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年建設されている多目的競技場等にお
いては,使用目的に応じた固有の形態に自由に対応でき
る汎用性を持たせるため,特に観客席の移動,変形,収
納等が可能なように可動式の観客席が設置されることが
多い。移動,変形,収納等が可能な可動観客席として
は,例えば実公平3−5638号公報に提案されている
考案がある。図8に,上記考案に係る可動観客席A0の
側面図を示す。可動観客席A0は,5台の台車51を前
後に配列することによって連続的な階段上の観客席50
を構成する。上記台車51は,それぞれ支持構造体5
2,該支持構造体52に設置された段床53,及び該段
床53上に設置された座席54によって構成される。更
に上記支持構造体52は,脚部52a,柱部52b,上
記段床53が設置される上部構造体52c,及び脚部5
2の前後左右4か所に取り付けられた車輪55によって
構成される。上記車輪55はアリーナ57上に敷設され
たレール56上に載置されている。上記可動観客席A0
は,脚部52aの伸縮,及び上部構造体52cの傾動に
よって観客席50の高さ,及び傾斜の変更が可能であ
り,またその組み合わせによって様々な形状を作りだす
ことが可能である。また,可動観客席A0を収納する場
合には,図9に示すように,上記各台車51の上記上部
構造体52cを水平にし,柱部52bをそれぞれ所定の
収納時高さに設定し,各台車51をそれぞれ隣接する後
側の台車51内にもぐり込ませ,レール56上を移動さ
せて収納部58内に収納する。
いては,使用目的に応じた固有の形態に自由に対応でき
る汎用性を持たせるため,特に観客席の移動,変形,収
納等が可能なように可動式の観客席が設置されることが
多い。移動,変形,収納等が可能な可動観客席として
は,例えば実公平3−5638号公報に提案されている
考案がある。図8に,上記考案に係る可動観客席A0の
側面図を示す。可動観客席A0は,5台の台車51を前
後に配列することによって連続的な階段上の観客席50
を構成する。上記台車51は,それぞれ支持構造体5
2,該支持構造体52に設置された段床53,及び該段
床53上に設置された座席54によって構成される。更
に上記支持構造体52は,脚部52a,柱部52b,上
記段床53が設置される上部構造体52c,及び脚部5
2の前後左右4か所に取り付けられた車輪55によって
構成される。上記車輪55はアリーナ57上に敷設され
たレール56上に載置されている。上記可動観客席A0
は,脚部52aの伸縮,及び上部構造体52cの傾動に
よって観客席50の高さ,及び傾斜の変更が可能であ
り,またその組み合わせによって様々な形状を作りだす
ことが可能である。また,可動観客席A0を収納する場
合には,図9に示すように,上記各台車51の上記上部
構造体52cを水平にし,柱部52bをそれぞれ所定の
収納時高さに設定し,各台車51をそれぞれ隣接する後
側の台車51内にもぐり込ませ,レール56上を移動さ
せて収納部58内に収納する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10に上記可動観客
席A0を収納部58内に収納した状態の正面図を示す。
同図から明らかなように,各台車51をそれぞれ隣接す
る後側の台車51内にもぐり込ませるために,それぞれ
の台車の脚部52aが互いに干渉しないように,前の台
車ほど幅が狭くなるように構成している。従って,各台
車51に対してそれぞれ1組のレール56が必要であ
り,アリーナ57上には多数のレール56が敷設され
る。ところが,上記レール56は可動観客席A0を収納
した後もアリーナ57上に残されたままであるため,上
記多数のレール56によって形成されたアリーナ57上
の凹凸が,アリーナ57上で行われる競技や催し等の障
害となってしまう。本発明は上記事情に鑑みてなされた
ものであり,その目的とするところは,地上に常設され
る敷設レールの本数を最小限にするか,或いは常設しな
いようにして,収納時に他の競技や催し等への障害の少
ない可動観客席を提供することである。
席A0を収納部58内に収納した状態の正面図を示す。
同図から明らかなように,各台車51をそれぞれ隣接す
る後側の台車51内にもぐり込ませるために,それぞれ
の台車の脚部52aが互いに干渉しないように,前の台
車ほど幅が狭くなるように構成している。従って,各台
車51に対してそれぞれ1組のレール56が必要であ
り,アリーナ57上には多数のレール56が敷設され
る。ところが,上記レール56は可動観客席A0を収納
した後もアリーナ57上に残されたままであるため,上
記多数のレール56によって形成されたアリーナ57上
の凹凸が,アリーナ57上で行われる競技や催し等の障
害となってしまう。本発明は上記事情に鑑みてなされた
ものであり,その目的とするところは,地上に常設され
る敷設レールの本数を最小限にするか,或いは常設しな
いようにして,収納時に他の競技や催し等への障害の少
ない可動観客席を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,第1の発明は,上部に階段状の観客席部を有し,脚
部に上記観客席部左右方向に複数の車輪よりなる車輪組
を有する台車を,前後に複数台配列して上記観客席部に
よる連続的な階段状の観客席を形成し,地上に敷設され
た敷設レールによって上記車輪を案内して上記台車を移
動させ,隣接する後側の台車に前側の台車を収納するよ
うにした可動観客席において,最前部の台車が,前後方
向に複数の車輪組を具備し,その他の台車が,前後方向
に1組の車輪,及び隣接する後側の台車から前側の台車
に向かって突出する上記敷設レールと平行の補助レール
を具備し,最後部以外の台車が,上記補助レールを摺動
自在に支持する補助レール支持手段を具備し,上記各台
車の車輪組の内の同一列の車輪が,共通の敷設レール上
に載置されてなることを特徴とする可動観客席として構
成されている。また,隣接する1組の台車当たりに,上
記補助レールと上記補助レール支持手段を複数組設ける
ことによって,各台車の前後方向の傾きに対する安定性
を向上させることができる。また,上記補助レール支持
手段を車輪により構成し,上記複数の車輪の回転を同期
させる回転同期手段を具備することによって,更に各台
車の前後方向の傾きに対する安定性を向上させることが
できる。更に,上記車輪の回転とそれに対応する上記補
助レールの移動とを同期させる回転・移動同期手段を具
備ことによって,上記補助レールと車輪との滑りを防止
し,各台車の走行状態を安定させることができる。ま
た,上記補助レール支持手段には,上記補助レールの該
補助レール支持手段からの浮き上がりを防止する浮き上
がり防止手段を具備することが望ましい。更に,上記補
助レール1本に対し,上記補助レール支持手段を複数設
置することによって,収納動作中,或いは収納時の各台
車の前後方向の傾きに対する安定性を向上させることが
できる。
に,第1の発明は,上部に階段状の観客席部を有し,脚
部に上記観客席部左右方向に複数の車輪よりなる車輪組
を有する台車を,前後に複数台配列して上記観客席部に
よる連続的な階段状の観客席を形成し,地上に敷設され
た敷設レールによって上記車輪を案内して上記台車を移
動させ,隣接する後側の台車に前側の台車を収納するよ
うにした可動観客席において,最前部の台車が,前後方
向に複数の車輪組を具備し,その他の台車が,前後方向
に1組の車輪,及び隣接する後側の台車から前側の台車
に向かって突出する上記敷設レールと平行の補助レール
を具備し,最後部以外の台車が,上記補助レールを摺動
自在に支持する補助レール支持手段を具備し,上記各台
車の車輪組の内の同一列の車輪が,共通の敷設レール上
に載置されてなることを特徴とする可動観客席として構
成されている。また,隣接する1組の台車当たりに,上
記補助レールと上記補助レール支持手段を複数組設ける
ことによって,各台車の前後方向の傾きに対する安定性
を向上させることができる。また,上記補助レール支持
手段を車輪により構成し,上記複数の車輪の回転を同期
させる回転同期手段を具備することによって,更に各台
車の前後方向の傾きに対する安定性を向上させることが
できる。更に,上記車輪の回転とそれに対応する上記補
助レールの移動とを同期させる回転・移動同期手段を具
備ことによって,上記補助レールと車輪との滑りを防止
し,各台車の走行状態を安定させることができる。ま
た,上記補助レール支持手段には,上記補助レールの該
補助レール支持手段からの浮き上がりを防止する浮き上
がり防止手段を具備することが望ましい。更に,上記補
助レール1本に対し,上記補助レール支持手段を複数設
置することによって,収納動作中,或いは収納時の各台
車の前後方向の傾きに対する安定性を向上させることが
できる。
【0005】また,第2の発明は,連続的な階段状の観
客席を収納部内に分割収納するようにした可動観客席に
おいて,上記観客席を高さ方向に複数に分割した段床部
と,上記各段床部を上記収納部内において複数段に積載
した状態で前後方向に摺動自在に支持する複数段の収納
部側レールと,上記段床部を上記収納部から上記観客席
形成位置まで案内する複数段の観客席側レールと,上記
観客席側レールを鉛直軸回りに回動自在に保持する観客
席側レール保持手段とを具備し,上記観客席側レールを
上記観客席側レール保持手段により回動させて上記収納
部側レールと同一方向に配置したときに,上記観客席側
レールと上記収納部側レールとが面一に接続されるよう
に構成されてなることを特徴とする可動観客席として構
成されている。上記観客席形成時に上記観客席側レール
を上下方向に支持する観客席側レール支持手段を具備す
ることによって,観客席設置時の安定性を向上させるこ
とができる。
客席を収納部内に分割収納するようにした可動観客席に
おいて,上記観客席を高さ方向に複数に分割した段床部
と,上記各段床部を上記収納部内において複数段に積載
した状態で前後方向に摺動自在に支持する複数段の収納
部側レールと,上記段床部を上記収納部から上記観客席
形成位置まで案内する複数段の観客席側レールと,上記
観客席側レールを鉛直軸回りに回動自在に保持する観客
席側レール保持手段とを具備し,上記観客席側レールを
上記観客席側レール保持手段により回動させて上記収納
部側レールと同一方向に配置したときに,上記観客席側
レールと上記収納部側レールとが面一に接続されるよう
に構成されてなることを特徴とする可動観客席として構
成されている。上記観客席形成時に上記観客席側レール
を上下方向に支持する観客席側レール支持手段を具備す
ることによって,観客席設置時の安定性を向上させるこ
とができる。
【0006】
【作用】上記第1の発明に係る可動観客席は,上部に階
段状の観客席部を有し,脚部に上記観客席部左右方向に
複数の車輪よりなる車輪組を有する台車が,前後に複数
台配列される。上記複数の台車のうち,最前部の台車は
前後方向に複数の車輪組を具備するが,その他の台車は
前後方向に1組の車輪しか具備しない代わりに,隣接す
る後側の台車から前側の台車に向かって突出する上記敷
設レールと平行の補助レールを具備する。また,最後部
以外の台車については,更に隣接する後側の台車の上記
補助レールを摺動自在に支持する補助レール支持手段を
具備する。このとき,上記補助レールと上記補助レール
支持手段は複数組設け,上記補助レール支持手段を車輪
により構成し,上記複数の車輪の回転を同期させる回転
同期手段を具備することが望ましい。更に,上記車輪の
回転とそれに対応する補助レールの移動とを同期させる
ことが望ましい。更に,上記補助レール支持手段が,上
記補助レールの該補助レール支持手段からの浮き上がり
を防止する浮き上がり防止手段を具備することが望まし
い。更に,上記補助レール1本に対し,上記補助レール
支持手段を複数設置することが望ましい。これらによっ
て,各台車の安定性を向上させることができる。また,
上記各台車の車輪組の内の同一列の車輪は,共通の敷設
レール上に載置される。
段状の観客席部を有し,脚部に上記観客席部左右方向に
複数の車輪よりなる車輪組を有する台車が,前後に複数
台配列される。上記複数の台車のうち,最前部の台車は
前後方向に複数の車輪組を具備するが,その他の台車は
前後方向に1組の車輪しか具備しない代わりに,隣接す
る後側の台車から前側の台車に向かって突出する上記敷
設レールと平行の補助レールを具備する。また,最後部
以外の台車については,更に隣接する後側の台車の上記
補助レールを摺動自在に支持する補助レール支持手段を
具備する。このとき,上記補助レールと上記補助レール
支持手段は複数組設け,上記補助レール支持手段を車輪
により構成し,上記複数の車輪の回転を同期させる回転
同期手段を具備することが望ましい。更に,上記車輪の
回転とそれに対応する補助レールの移動とを同期させる
ことが望ましい。更に,上記補助レール支持手段が,上
記補助レールの該補助レール支持手段からの浮き上がり
を防止する浮き上がり防止手段を具備することが望まし
い。更に,上記補助レール1本に対し,上記補助レール
支持手段を複数設置することが望ましい。これらによっ
て,各台車の安定性を向上させることができる。また,
上記各台車の車輪組の内の同一列の車輪は,共通の敷設
レール上に載置される。
【0007】即ち,最前部の台車以外の台車について
は,前後方向に1組の車輪を具備し,前後方向への傾き
を,隣接する前側の台車の補助レール支持手段によって
上記補助レールを支持させることによって防止してい
る。これによって,上記のように各台車の車輪組の内の
同一列の車輪を共通の敷設レール上に載置しても,収納
時に脚部等が干渉することなくコンパクトに収納できる
ため,上記敷設レールを1組だけ地上に常設すればよ
く,収納時の他の競技や催し等への障害を最小限にする
ことができる。また,上記第2の発明に係る可動観客席
は,収納部内に複数段の収納部側レールが設置され,そ
の上に観客席を高さ方向に複数に分割した段床部が載置
される。また,上記段床部を上記収納部から観客席形成
位置まで案内する複数段の観客席側レールが,観客席側
レール保持手段によって鉛直軸回りに回動自在に保持さ
れる。上記観客席側レールは,上記観客席側レール保持
手段によって上記収納部側レールと同一方向位置まで回
動させた時に,上記観客席側レールと上記収納部側レー
ルとが面一に接続されるように構成されている。従っ
て,上記観客席側レールは,観客席設置時にのみ上記観
客席側レール保持手段によって回動させて配置するた
め,地上にレールを全く常設する必要がなく,他の競技
や催しの障害となることがない。
は,前後方向に1組の車輪を具備し,前後方向への傾き
を,隣接する前側の台車の補助レール支持手段によって
上記補助レールを支持させることによって防止してい
る。これによって,上記のように各台車の車輪組の内の
同一列の車輪を共通の敷設レール上に載置しても,収納
時に脚部等が干渉することなくコンパクトに収納できる
ため,上記敷設レールを1組だけ地上に常設すればよ
く,収納時の他の競技や催し等への障害を最小限にする
ことができる。また,上記第2の発明に係る可動観客席
は,収納部内に複数段の収納部側レールが設置され,そ
の上に観客席を高さ方向に複数に分割した段床部が載置
される。また,上記段床部を上記収納部から観客席形成
位置まで案内する複数段の観客席側レールが,観客席側
レール保持手段によって鉛直軸回りに回動自在に保持さ
れる。上記観客席側レールは,上記観客席側レール保持
手段によって上記収納部側レールと同一方向位置まで回
動させた時に,上記観客席側レールと上記収納部側レー
ルとが面一に接続されるように構成されている。従っ
て,上記観客席側レールは,観客席設置時にのみ上記観
客席側レール保持手段によって回動させて配置するた
め,地上にレールを全く常設する必要がなく,他の競技
や催しの障害となることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を
具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定す
る性格のものではない。ここに,図1は本発明の実施の
形態に係る可動観客席A1の平面図,及び側面図,図2
は本発明の実施の形態に係る可動観客席A1の正面図,
図3は上記図2のA部詳細図,図4は本発明の実施の形
態に係る可動観客席A2の平面図,及び側面図,図5は
本発明の実施の形態に係る可動観客席A2の正面図,図
6は上記図4のC部詳細図(正面図,側面図),図7は
上記図5のD部詳細図(正面図,側面図)である。ま
ず,第1の発明に係る可動観客席A1について説明す
る。可動観客席A1の平面図,側面図,及び正面図を,
それぞれ図1(a),図1(b),及び図2に示す。ま
ず,これらの図面を用いて可動観客席A1の概略構成に
ついて説明する。図1(a),図1(b),及び図2に
示すように,可動観客席A1は,平面視で扇型をなし前
後方向に連続的な階段状をなす観客席の1ブロック分
を,4台の台車1a,1b,1c,1dを前後方向に配
列することによって構成している。上記台車1a〜1d
の上部には,平面視で扇型の段床部2(観客席部に相
当)が設置されており,該段床部2上には背もたれを折
り畳むことができる座席3が設置されている。また,各
台車の脚部4は,最前部の台車1aには片側2本づつ,
その他の台車1b〜1dには片側1本づつ左右に設置さ
れており,脚部4各々に対してそれぞれ1つずつ車輪5
が取り付けられている。また,左右対応する車輪5,5
はそれぞれ連結軸13によって連結されている。
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を
具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定す
る性格のものではない。ここに,図1は本発明の実施の
形態に係る可動観客席A1の平面図,及び側面図,図2
は本発明の実施の形態に係る可動観客席A1の正面図,
図3は上記図2のA部詳細図,図4は本発明の実施の形
態に係る可動観客席A2の平面図,及び側面図,図5は
本発明の実施の形態に係る可動観客席A2の正面図,図
6は上記図4のC部詳細図(正面図,側面図),図7は
上記図5のD部詳細図(正面図,側面図)である。ま
ず,第1の発明に係る可動観客席A1について説明す
る。可動観客席A1の平面図,側面図,及び正面図を,
それぞれ図1(a),図1(b),及び図2に示す。ま
ず,これらの図面を用いて可動観客席A1の概略構成に
ついて説明する。図1(a),図1(b),及び図2に
示すように,可動観客席A1は,平面視で扇型をなし前
後方向に連続的な階段状をなす観客席の1ブロック分
を,4台の台車1a,1b,1c,1dを前後方向に配
列することによって構成している。上記台車1a〜1d
の上部には,平面視で扇型の段床部2(観客席部に相
当)が設置されており,該段床部2上には背もたれを折
り畳むことができる座席3が設置されている。また,各
台車の脚部4は,最前部の台車1aには片側2本づつ,
その他の台車1b〜1dには片側1本づつ左右に設置さ
れており,脚部4各々に対してそれぞれ1つずつ車輪5
が取り付けられている。また,左右対応する車輪5,5
はそれぞれ連結軸13によって連結されている。
【0009】最前部の台車1aを除く台車1b,1c,
1dには,段床部2の下面に沿ってそれぞれ補助レール
6b,6c,6dが取り付けられ,更に脚部4から前方
向へ突出するようにそれぞれ補助レール7b,7c,7
dが取り付けられている。また,最後部の台車1dを除
く台車1a,1b,1cには,それぞれ隣接する後側の
台車の上記補助レール6b,6c,6dを支持する補助
車輪8a,8b,8c(補助レール支持手段に相当)
と,それぞれ上記補助レール7b,7c,7dを支持す
る補助車輪9a,9b,9c(補助レール支持手段に相
当)と,上記補助レール7b,7c,7dの上記補助車
輪9a,9b,9cからの浮き上がりを防止する押さえ
車輪10a,10b,10c(浮き上がり防止手段に相
当)とが設置されている。また,上記補助車輪8a,8
b,8cと上記補助車輪9a,9b,9cとは,それぞ
れチェーン11で連結されており,更に,左右の補助車
輪8aと8a,8bと8b,8cと8cはそれぞれ連結
軸12a,12b,12cで連結されている。また,図
2に示すように,各台車の脚部4は左右各列でそれぞれ
同一直線状に配列されており,従って上記脚部4に取り
付けられた各車輪5は左右各列でそれぞれ同一の敷設レ
ール21上に載置されている。従って1ブロック分の可
動観客席A1に対して一対の敷設レール21のみがアリ
ーナ15上に敷設されている。また,上記台車1aの右
前に位置する車輪5aには,モータ14が連結されてお
り,このモータ14によって上記車輪5aが駆動され,
それによって最前部の台車1aが移動する。
1dには,段床部2の下面に沿ってそれぞれ補助レール
6b,6c,6dが取り付けられ,更に脚部4から前方
向へ突出するようにそれぞれ補助レール7b,7c,7
dが取り付けられている。また,最後部の台車1dを除
く台車1a,1b,1cには,それぞれ隣接する後側の
台車の上記補助レール6b,6c,6dを支持する補助
車輪8a,8b,8c(補助レール支持手段に相当)
と,それぞれ上記補助レール7b,7c,7dを支持す
る補助車輪9a,9b,9c(補助レール支持手段に相
当)と,上記補助レール7b,7c,7dの上記補助車
輪9a,9b,9cからの浮き上がりを防止する押さえ
車輪10a,10b,10c(浮き上がり防止手段に相
当)とが設置されている。また,上記補助車輪8a,8
b,8cと上記補助車輪9a,9b,9cとは,それぞ
れチェーン11で連結されており,更に,左右の補助車
輪8aと8a,8bと8b,8cと8cはそれぞれ連結
軸12a,12b,12cで連結されている。また,図
2に示すように,各台車の脚部4は左右各列でそれぞれ
同一直線状に配列されており,従って上記脚部4に取り
付けられた各車輪5は左右各列でそれぞれ同一の敷設レ
ール21上に載置されている。従って1ブロック分の可
動観客席A1に対して一対の敷設レール21のみがアリ
ーナ15上に敷設されている。また,上記台車1aの右
前に位置する車輪5aには,モータ14が連結されてお
り,このモータ14によって上記車輪5aが駆動され,
それによって最前部の台車1aが移動する。
【0010】以下,図2のA部詳細図である図3を用い
て,可動観客席A1の詳細部分の構成について説明す
る。なお,主として台車1aと台車1bとの接続部分に
ついて説明するが,他の隣接する台車の接続部分につい
てもこれと同様である。図3に示すように,台車1aに
設置された補助車輪8aは,後接する台車1bの段床部
2の下面に沿って設置された補助レール6bを支持して
いる。上記補助車輪8aはチェーンスプロケット17a
と同軸で連結しており,該チェーンスプロケット17a
は,後接する台車1bの段床部2の下面に沿って上記補
助レール6bと平行に設置されたチェーン18bと係合
している。従って,上記補助レール6bは上記補助車輪
8a上を滑りなく移動する。また,上記補助車輪8a及
びチェーンスプロケット17aは,連結軸12aによっ
て反対側のチェーンスプロケット17a及び補助車輪8
aと連結している。また,台車1aに設置された補助車
輪9aは,後接する台車1bに設置された補助レール7
bを支持している。上記補助車輪9aはチェーンスプロ
ケット19aと同軸で連結しており,該チェーンスプロ
ケット19aは,上記補助レール7bの下面に沿って設
置されたチェーン20bと係合している。従って,上記
補助レール7bは上記補助車輪9a上を滑りなく移動す
る。なお,上記補助車輪9aからの上記補助レール7b
の浮き上がりを防止するため,上記補助レール7bの上
側に押さえ車輪10aが設置されている。更に,上記補
助車輪8aと上記補助車輪9aとはチェーン11で連結
され,互いに回転の同期が図られているため,結果的に
左右の補助車輪9a及び左右の補助車輪8aの回転は全
て同期が図られている。従って,上部の補助レール6b
と下部の補助レール7bとは,それぞれ補助車輪8aと
補助車輪9aの上を常に同じ距離だけ移動する。
て,可動観客席A1の詳細部分の構成について説明す
る。なお,主として台車1aと台車1bとの接続部分に
ついて説明するが,他の隣接する台車の接続部分につい
てもこれと同様である。図3に示すように,台車1aに
設置された補助車輪8aは,後接する台車1bの段床部
2の下面に沿って設置された補助レール6bを支持して
いる。上記補助車輪8aはチェーンスプロケット17a
と同軸で連結しており,該チェーンスプロケット17a
は,後接する台車1bの段床部2の下面に沿って上記補
助レール6bと平行に設置されたチェーン18bと係合
している。従って,上記補助レール6bは上記補助車輪
8a上を滑りなく移動する。また,上記補助車輪8a及
びチェーンスプロケット17aは,連結軸12aによっ
て反対側のチェーンスプロケット17a及び補助車輪8
aと連結している。また,台車1aに設置された補助車
輪9aは,後接する台車1bに設置された補助レール7
bを支持している。上記補助車輪9aはチェーンスプロ
ケット19aと同軸で連結しており,該チェーンスプロ
ケット19aは,上記補助レール7bの下面に沿って設
置されたチェーン20bと係合している。従って,上記
補助レール7bは上記補助車輪9a上を滑りなく移動す
る。なお,上記補助車輪9aからの上記補助レール7b
の浮き上がりを防止するため,上記補助レール7bの上
側に押さえ車輪10aが設置されている。更に,上記補
助車輪8aと上記補助車輪9aとはチェーン11で連結
され,互いに回転の同期が図られているため,結果的に
左右の補助車輪9a及び左右の補助車輪8aの回転は全
て同期が図られている。従って,上部の補助レール6b
と下部の補助レール7bとは,それぞれ補助車輪8aと
補助車輪9aの上を常に同じ距離だけ移動する。
【0011】以上のような構成を有する可動観客席A1
の収納及び設置の際の手順について図1を用いて説明す
る。可動観客席A1を収納部16内に収納する際には,
上記台車1aがモータ14の駆動によって後方に移動
し,まず台車1b内に収まり,続いて台車1aが台車1
bを押しながら一体的に後方に移動して台車1c内に収
まるというように順次後方の台車内に前方の台車が収納
され,最終的に図1(b)の2点鎖線で示す位置に収納
される。最前部の台車1aを除く各台車の脚部4は片側
に1本づつであり,また,図2に示すように上記補助レ
ール7b,7c,7dは各脚部4の内面側に異なる高さ
に設置されているため,各台車を同一敷設レール21上
で移動させても,脚部4等が互いに干渉することなく上
記収納部16内に収納することができる。また,上述の
ように上部の補助レール6b(,6c,6d)と下部の
補助レール7b(,7c,7d)とは,それぞれ補助車
輪8a(,8b,8c)と補助車輪9a(,9b,9
c)の上を常に同じ距離だけ移動するため,上記補助レ
ール6b(,6c,6d)と上記補助レール7b(,7
c,7d)とは常に水平に保たれ,台車1b,1c,1
dは脚部4を片側1本づつしか有しないにもかかわら
ず,各台車は前後方向に傾くことなく移動できる。逆
に,可動観客席A1を収納部16から引き出して観客席
を形成する際には,上記台車1aが前方に移動して,ま
ず台車1bを引き出し,それに引きずられて台車1cが
引き出されるというように順次後方の台車が引き出さ
れ,最終的に図1(b)の実線位置に設置される。以上
説明したように,第1の発明に係る可動観客席A1は,
最前部の台車1aを除く各台車の脚部4の数を片側に1
本づつとし,隣接する後側の台車に設置された2本の補
助レールが前側の台車に設置された2つの補助車輪によ
ってそれぞれ支持され,上記2つの補助車輪の回転の同
期が図られることによって上記2本の補助レールが常に
水平に保たれているため,各台車の同列の脚部4をそれ
ぞれ同一の敷設レール21上に載置しても収納時に各台
車の脚部等が干渉することがない。従ってアリーナ上に
常設する敷設レール21は一対でよく,可動観客席A1
の収納後にアリーナ上で行われる競技,催し等への障害
を最小限にすることができる。
の収納及び設置の際の手順について図1を用いて説明す
る。可動観客席A1を収納部16内に収納する際には,
上記台車1aがモータ14の駆動によって後方に移動
し,まず台車1b内に収まり,続いて台車1aが台車1
bを押しながら一体的に後方に移動して台車1c内に収
まるというように順次後方の台車内に前方の台車が収納
され,最終的に図1(b)の2点鎖線で示す位置に収納
される。最前部の台車1aを除く各台車の脚部4は片側
に1本づつであり,また,図2に示すように上記補助レ
ール7b,7c,7dは各脚部4の内面側に異なる高さ
に設置されているため,各台車を同一敷設レール21上
で移動させても,脚部4等が互いに干渉することなく上
記収納部16内に収納することができる。また,上述の
ように上部の補助レール6b(,6c,6d)と下部の
補助レール7b(,7c,7d)とは,それぞれ補助車
輪8a(,8b,8c)と補助車輪9a(,9b,9
c)の上を常に同じ距離だけ移動するため,上記補助レ
ール6b(,6c,6d)と上記補助レール7b(,7
c,7d)とは常に水平に保たれ,台車1b,1c,1
dは脚部4を片側1本づつしか有しないにもかかわら
ず,各台車は前後方向に傾くことなく移動できる。逆
に,可動観客席A1を収納部16から引き出して観客席
を形成する際には,上記台車1aが前方に移動して,ま
ず台車1bを引き出し,それに引きずられて台車1cが
引き出されるというように順次後方の台車が引き出さ
れ,最終的に図1(b)の実線位置に設置される。以上
説明したように,第1の発明に係る可動観客席A1は,
最前部の台車1aを除く各台車の脚部4の数を片側に1
本づつとし,隣接する後側の台車に設置された2本の補
助レールが前側の台車に設置された2つの補助車輪によ
ってそれぞれ支持され,上記2つの補助車輪の回転の同
期が図られることによって上記2本の補助レールが常に
水平に保たれているため,各台車の同列の脚部4をそれ
ぞれ同一の敷設レール21上に載置しても収納時に各台
車の脚部等が干渉することがない。従ってアリーナ上に
常設する敷設レール21は一対でよく,可動観客席A1
の収納後にアリーナ上で行われる競技,催し等への障害
を最小限にすることができる。
【0012】続いて,第2の発明に係る可動観客席A2
について説明する。可動観客席A2の平面図,側面図,
及び正面図を,それぞれ図4(a),図4(b),及び
図5に示す。まず,これらの図面を用いて可動観客席A
2の概略構成について説明する。可動観客席A2では,
連続した階段状の観客席は,図4(b)に示すように,
高さ方向に4つに分割された段床部32a,32b,3
2c,32dを前後に配列することによって構成され
る。可動観客席A2では,レールはアリーナ30上に常
設せず,上記段床部32a〜32dは,収納部49内に
各段床部毎にそれぞれ一対づつ設置された収納部側レー
ル33a〜33d,及び該収納部側レール33a〜33
dにそれぞれ接続される観客席側レール34a〜34d
に従って移動する。上記収納部側レール33a〜33d
は収納部49内の両壁面に固定され,上記観客席側レー
ル34a〜34dは台形状の骨組み構造よりなる一対の
レール保持部31(観客席側レール保持手段に相当)の
側面に固定される。なお,図4(a)には,一対のレー
ル保持部31のうち,片側のみが示されている。また,
各図面に示すレール保持部31には,両側面に観客席側
レール34a〜34dが取り付けられているが,これは
可動観客席A2が横方向に連続的に形成されているため
であり,以下,一対のレール保持部31の内側のみを対
象として説明する。上記レール保持部31は,その一端
部をヒンジ部35によって上記収納部49の入り口付近
に取り付けられており,図4(a)に示すように上記ヒ
ンジ部35を中心に90度の範囲で回動可能としてい
る。上記レール保持部31を観客席設置位置,つまり図
4(a)の実線の位置に配置したとき,上記収納部側レ
ール33a〜33dと上記観客席側レール34a〜34
dとがそれぞれ面一に接続される。また,上記レール保
持部31を上記観客席設置位置から90度回転させるこ
とによって,図4(a)の2点鎖線で示す収納時位置に
配置される。上記レール保持部31の回動動作は,上記
ヒンジ部35に設置された油圧シリンダ36によって行
う。図5は上記一対のレール保持部31を上記観客席設
置位置に配置した際の正面図である(段床部32a〜3
2dは図示していない)。同図に示す一対のレール保持
部31の内面側に配置された一対の観客席側レール34
a〜34d上に,それぞれ段床部32a〜32dが載置
される。また,図6に示すように,各段床部32a〜3
2dには,車輪37が左右それぞれ2箇所ずつに取り付
けられており,左右の対応する車輪37はそれぞれ連結
軸39で連結されている。更に,段床部32aの後部車
輪37aにはモータ38が連結されており,このモータ
38によって上記車輪37aが駆動され,それによって
上記段床部32aが移動する。また,上記一対のレール
保持部31を上記観客席設置位置に配置して観客席を設
置した際に上記レール保持部31を上方向に支持する支
持部40(観客席側レール支持手段に相当)が,アリー
ナ30内に埋設されている。図7に示すように,上記支
持部40は油圧モータ41によって偏心カムローラ42
を180度回転させることによって支持棒43を上昇さ
せ,該支持棒43によって上記レール保持部31の下面
を支持する。
について説明する。可動観客席A2の平面図,側面図,
及び正面図を,それぞれ図4(a),図4(b),及び
図5に示す。まず,これらの図面を用いて可動観客席A
2の概略構成について説明する。可動観客席A2では,
連続した階段状の観客席は,図4(b)に示すように,
高さ方向に4つに分割された段床部32a,32b,3
2c,32dを前後に配列することによって構成され
る。可動観客席A2では,レールはアリーナ30上に常
設せず,上記段床部32a〜32dは,収納部49内に
各段床部毎にそれぞれ一対づつ設置された収納部側レー
ル33a〜33d,及び該収納部側レール33a〜33
dにそれぞれ接続される観客席側レール34a〜34d
に従って移動する。上記収納部側レール33a〜33d
は収納部49内の両壁面に固定され,上記観客席側レー
ル34a〜34dは台形状の骨組み構造よりなる一対の
レール保持部31(観客席側レール保持手段に相当)の
側面に固定される。なお,図4(a)には,一対のレー
ル保持部31のうち,片側のみが示されている。また,
各図面に示すレール保持部31には,両側面に観客席側
レール34a〜34dが取り付けられているが,これは
可動観客席A2が横方向に連続的に形成されているため
であり,以下,一対のレール保持部31の内側のみを対
象として説明する。上記レール保持部31は,その一端
部をヒンジ部35によって上記収納部49の入り口付近
に取り付けられており,図4(a)に示すように上記ヒ
ンジ部35を中心に90度の範囲で回動可能としてい
る。上記レール保持部31を観客席設置位置,つまり図
4(a)の実線の位置に配置したとき,上記収納部側レ
ール33a〜33dと上記観客席側レール34a〜34
dとがそれぞれ面一に接続される。また,上記レール保
持部31を上記観客席設置位置から90度回転させるこ
とによって,図4(a)の2点鎖線で示す収納時位置に
配置される。上記レール保持部31の回動動作は,上記
ヒンジ部35に設置された油圧シリンダ36によって行
う。図5は上記一対のレール保持部31を上記観客席設
置位置に配置した際の正面図である(段床部32a〜3
2dは図示していない)。同図に示す一対のレール保持
部31の内面側に配置された一対の観客席側レール34
a〜34d上に,それぞれ段床部32a〜32dが載置
される。また,図6に示すように,各段床部32a〜3
2dには,車輪37が左右それぞれ2箇所ずつに取り付
けられており,左右の対応する車輪37はそれぞれ連結
軸39で連結されている。更に,段床部32aの後部車
輪37aにはモータ38が連結されており,このモータ
38によって上記車輪37aが駆動され,それによって
上記段床部32aが移動する。また,上記一対のレール
保持部31を上記観客席設置位置に配置して観客席を設
置した際に上記レール保持部31を上方向に支持する支
持部40(観客席側レール支持手段に相当)が,アリー
ナ30内に埋設されている。図7に示すように,上記支
持部40は油圧モータ41によって偏心カムローラ42
を180度回転させることによって支持棒43を上昇さ
せ,該支持棒43によって上記レール保持部31の下面
を支持する。
【0013】以上のような構成を有する可動観客席A2
の設置及び収納の際の手順について説明する。可動観客
席A2が収納された状態では,各段床部32a〜32d
は図4(b)の実線で示すように収納部49内の収納部
側レール33a〜33d上に配置され,レール保持部3
1は図4(a)の2点鎖線で示すような位置,即ち上記
収納部側レール33a〜33dと直角の方向に配置され
る。上記観客席側レール34a〜34dは上記レール保
持部31に設置されているため,上記収納状態ではアリ
ーナ30上にレールは存在せず,アリーナ30上で行わ
れる競技や催しの障害になることはない。可動観客席A
2によって観客席を設置する際には,まず一対の上記レ
ール保持部31を,上記油圧シリンダ36の駆動によっ
て90度回転させ,図4(a)の実線で示す位置に配置
する。これによって,収納部49内の収納部側レール3
3a〜33dと上記レール保持部31上の観客席側レー
ル34a〜34dとがそれぞれ面一に接続される。そし
てアリーナ30に埋設された支持部40を動作させて上
記レール保持部31の下面を支持する。続いて,収納部
49内に収納されている段床部32aを,上記モータ3
8の駆動によって前方に移動させる。上記段床部32a
の後部上面には図6(b)に示すような突起部44aが
形成されており,該突起部44aが段床部32bの前部
下面に形成された突起部45bに係合することによって
上記段床部32bが前方に引き出される。同様にして段
床部32c,32dが順次引き出され,図4(b)の2
点鎖線で示す観客席設置位置に配置され,固定される。
逆に,可動観客席A2を収納する際には,まず段床部3
2aを上記モータ38の駆動によって後方に移動させ
る。そして上記段床部32aの後部上面に形成された突
起部44aが,段床部32bの後部下面に形成された突
起部46bに係合することによって上記段床部32bも
後方に移動する。同様にして段床部32c,33dも順
次後方に移動し,収納部49内に収納される。続いて支
持部40による上記レール保持部31の支持を解除し,
上記レール保持部31を,上記油圧シリンダ36の駆動
によって90度回転させ,図4(a)の2点鎖線で示す
位置に収納する。以上説明したように,第2の発明に係
る可動観客席A2は,複数段の観客席側レール34a〜
34dを鉛直軸回りに回動自在のレール保持部31上に
設置し,観客席設置時にのみ上記レール保持部31をア
リーナ30上に突出させて上記観客席側レール34a〜
34dを保持するため,アリーナ30上にレールを常設
する必要がなく,観客席収納時にアリーナ30上で行わ
れる競技や催しの障害となることがない。
の設置及び収納の際の手順について説明する。可動観客
席A2が収納された状態では,各段床部32a〜32d
は図4(b)の実線で示すように収納部49内の収納部
側レール33a〜33d上に配置され,レール保持部3
1は図4(a)の2点鎖線で示すような位置,即ち上記
収納部側レール33a〜33dと直角の方向に配置され
る。上記観客席側レール34a〜34dは上記レール保
持部31に設置されているため,上記収納状態ではアリ
ーナ30上にレールは存在せず,アリーナ30上で行わ
れる競技や催しの障害になることはない。可動観客席A
2によって観客席を設置する際には,まず一対の上記レ
ール保持部31を,上記油圧シリンダ36の駆動によっ
て90度回転させ,図4(a)の実線で示す位置に配置
する。これによって,収納部49内の収納部側レール3
3a〜33dと上記レール保持部31上の観客席側レー
ル34a〜34dとがそれぞれ面一に接続される。そし
てアリーナ30に埋設された支持部40を動作させて上
記レール保持部31の下面を支持する。続いて,収納部
49内に収納されている段床部32aを,上記モータ3
8の駆動によって前方に移動させる。上記段床部32a
の後部上面には図6(b)に示すような突起部44aが
形成されており,該突起部44aが段床部32bの前部
下面に形成された突起部45bに係合することによって
上記段床部32bが前方に引き出される。同様にして段
床部32c,32dが順次引き出され,図4(b)の2
点鎖線で示す観客席設置位置に配置され,固定される。
逆に,可動観客席A2を収納する際には,まず段床部3
2aを上記モータ38の駆動によって後方に移動させ
る。そして上記段床部32aの後部上面に形成された突
起部44aが,段床部32bの後部下面に形成された突
起部46bに係合することによって上記段床部32bも
後方に移動する。同様にして段床部32c,33dも順
次後方に移動し,収納部49内に収納される。続いて支
持部40による上記レール保持部31の支持を解除し,
上記レール保持部31を,上記油圧シリンダ36の駆動
によって90度回転させ,図4(a)の2点鎖線で示す
位置に収納する。以上説明したように,第2の発明に係
る可動観客席A2は,複数段の観客席側レール34a〜
34dを鉛直軸回りに回動自在のレール保持部31上に
設置し,観客席設置時にのみ上記レール保持部31をア
リーナ30上に突出させて上記観客席側レール34a〜
34dを保持するため,アリーナ30上にレールを常設
する必要がなく,観客席収納時にアリーナ30上で行わ
れる競技や催しの障害となることがない。
【0014】
【実施例】上記第1の発明に係る可動観客席A1では,
各補助レール6b,6c,6d,7b,7c,7dに対
して,対応する補助車輪を1つずつしか設置していない
が,上記補助車輪を上記補助レールの軸方向に複数設置
することによって,収納動作中,或いは収納時の各台車
の前後方向の安定性を向上させることができる。また,
上記第2の発明に係る可動観客席A2では,レール保持
部31を上方向に支持する支持部40をアリーナ30に
埋設しているが,上記支持部40を上記レール保持部3
1側に設置すれば,アリーナ30上から全ての障害物を
取り除くことができる。また,上記支持部40を設置せ
ず,テーパライナーをアリーナ30と上記レール保持部
31の下面の間に打ち込むようにしてもよい。
各補助レール6b,6c,6d,7b,7c,7dに対
して,対応する補助車輪を1つずつしか設置していない
が,上記補助車輪を上記補助レールの軸方向に複数設置
することによって,収納動作中,或いは収納時の各台車
の前後方向の安定性を向上させることができる。また,
上記第2の発明に係る可動観客席A2では,レール保持
部31を上方向に支持する支持部40をアリーナ30に
埋設しているが,上記支持部40を上記レール保持部3
1側に設置すれば,アリーナ30上から全ての障害物を
取り除くことができる。また,上記支持部40を設置せ
ず,テーパライナーをアリーナ30と上記レール保持部
31の下面の間に打ち込むようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】第1の発明に係る可動観客席は,上部に
階段状の観客席部を有し,脚部に上記観客席部左右方向
に複数の車輪よりなる車輪組を有する台車を,前後に複
数台配列して上記観客席部による連続的な階段状の観客
席を形成し,地上に敷設された敷設レールによって上記
車輪を案内して上記台車を移動させ,隣接する後側の台
車に前側の台車を収納するようにした可動観客席におい
て,最前部の台車が,前後方向に複数の車輪組を具備
し,その他の台車が,前後方向に1組の車輪,及び隣接
する後側の台車から前側の台車に向かって突出する上記
敷設レールと平行の補助レールを具備し,最後部以外の
台車が,上記補助レールを摺動自在に支持する補助レー
ル支持手段を具備し,上記各台車の車輪組の内の同一列
の車輪が,共通の敷設レール上に載置されてなることを
特徴とする可動観客席として構成されている。従って,
上記のように各台車の車輪組の内の同一列の車輪を共通
の敷設レール上に載置しても,収納時に脚部等が干渉す
ることなくコンパクトに収納できるため,上記敷設レー
ルを1組だけ地上に常設すればよく,収納時の他の競技
や催し等への障害を最小限にすることができる。また,
隣接する1組の台車当たりに,上記補助レールと上記補
助レール支持手段を複数組設けることによって,各台車
の前後方向の傾きに対する安定性を向上させることがで
きる。また,上記補助レール支持手段を車輪により構成
し,上記複数の車輪の回転を同期させる回転同期手段を
具備することによって,更に各台車の前後方向の傾きに
対する安定性を向上させることができる。また,上記補
助レール支持手段を車輪により構成し,上記車輪の回転
とそれに対応する上記補助レールの移動とを同期させる
回転・移動同期手段を具備ことによって,上記補助レー
ルと車輪との滑りを防止し,各台車の走行状態を安定さ
せることができる。更に,上記補助レール1本に対し,
上記補助レール支持手段を複数設置することによって,
収納動作中,或いは収納時の各台車の前後方向の傾きに
対する安定性を向上させることができる。
階段状の観客席部を有し,脚部に上記観客席部左右方向
に複数の車輪よりなる車輪組を有する台車を,前後に複
数台配列して上記観客席部による連続的な階段状の観客
席を形成し,地上に敷設された敷設レールによって上記
車輪を案内して上記台車を移動させ,隣接する後側の台
車に前側の台車を収納するようにした可動観客席におい
て,最前部の台車が,前後方向に複数の車輪組を具備
し,その他の台車が,前後方向に1組の車輪,及び隣接
する後側の台車から前側の台車に向かって突出する上記
敷設レールと平行の補助レールを具備し,最後部以外の
台車が,上記補助レールを摺動自在に支持する補助レー
ル支持手段を具備し,上記各台車の車輪組の内の同一列
の車輪が,共通の敷設レール上に載置されてなることを
特徴とする可動観客席として構成されている。従って,
上記のように各台車の車輪組の内の同一列の車輪を共通
の敷設レール上に載置しても,収納時に脚部等が干渉す
ることなくコンパクトに収納できるため,上記敷設レー
ルを1組だけ地上に常設すればよく,収納時の他の競技
や催し等への障害を最小限にすることができる。また,
隣接する1組の台車当たりに,上記補助レールと上記補
助レール支持手段を複数組設けることによって,各台車
の前後方向の傾きに対する安定性を向上させることがで
きる。また,上記補助レール支持手段を車輪により構成
し,上記複数の車輪の回転を同期させる回転同期手段を
具備することによって,更に各台車の前後方向の傾きに
対する安定性を向上させることができる。また,上記補
助レール支持手段を車輪により構成し,上記車輪の回転
とそれに対応する上記補助レールの移動とを同期させる
回転・移動同期手段を具備ことによって,上記補助レー
ルと車輪との滑りを防止し,各台車の走行状態を安定さ
せることができる。更に,上記補助レール1本に対し,
上記補助レール支持手段を複数設置することによって,
収納動作中,或いは収納時の各台車の前後方向の傾きに
対する安定性を向上させることができる。
【0016】また,第2の発明に係る可動観客席は,連
続的な階段状の観客席を収納部内に分割収納するように
した可動観客席において,上記観客席を高さ方向に複数
に分割した段床部と,上記各段床部を上記収納部内にお
いて複数段に積載した状態で前後方向に摺動自在に支持
する複数段の収納部側レールと,上記段床部を上記収納
部から上記観客席形成位置まで案内する複数段の観客席
側レールと,上記観客席側レールを鉛直軸回りに回動自
在に保持する観客席側レール保持手段とを具備し,上記
観客席側レールを上記観客席側レール保持手段により回
動させて上記収納部側レールと同一方向に配置したとき
に,上記観客席側レールと上記収納部側レールとが面一
に接続されるように構成されてなることを特徴とする可
動観客席として構成されている。従って,上記観客席側
レールは,観客席設置時にのみ上記観客席側レール保持
手段によって回動させて配置することができ,地上にレ
ールを全く常設する必要がなく,他の競技や催しの障害
となることがない。また,上記観客席形成時に上記観客
席側レールを上下方向に支持する観客席側レール支持手
段を具備することによって,観客席設置時の安定性を向
上させることができる。
続的な階段状の観客席を収納部内に分割収納するように
した可動観客席において,上記観客席を高さ方向に複数
に分割した段床部と,上記各段床部を上記収納部内にお
いて複数段に積載した状態で前後方向に摺動自在に支持
する複数段の収納部側レールと,上記段床部を上記収納
部から上記観客席形成位置まで案内する複数段の観客席
側レールと,上記観客席側レールを鉛直軸回りに回動自
在に保持する観客席側レール保持手段とを具備し,上記
観客席側レールを上記観客席側レール保持手段により回
動させて上記収納部側レールと同一方向に配置したとき
に,上記観客席側レールと上記収納部側レールとが面一
に接続されるように構成されてなることを特徴とする可
動観客席として構成されている。従って,上記観客席側
レールは,観客席設置時にのみ上記観客席側レール保持
手段によって回動させて配置することができ,地上にレ
ールを全く常設する必要がなく,他の競技や催しの障害
となることがない。また,上記観客席形成時に上記観客
席側レールを上下方向に支持する観客席側レール支持手
段を具備することによって,観客席設置時の安定性を向
上させることができる。
【図1】 本発明の実施の形態に係る可動観客席A1の
平面図,及び側面図。
平面図,及び側面図。
【図2】 本発明の実施の形態に係る可動観客席A1の
正面図。
正面図。
【図3】 上記図2のA部詳細図。
【図4】 本発明の実施の形態に係る可動観客席A2の
平面図,及び側面図。
平面図,及び側面図。
【図5】 本発明の実施の形態に係る可動観客席A2の
正面図。
正面図。
【図6】 上記図4のC部詳細図(正面図,側面図)。
【図7】 上記図5のD部詳細図(正面図,側面図)。
【図8】 従来の可動観客席A0の観客席設置時の側面
図。
図。
【図9】 従来の可動観客席A0の収納時の側面図。
【図10】 従来の可動観客席A0の収納時の正面図。
1a,1b,1c,1d…台車 2…段床部(観客席部に相当) 3…座席 4…脚部 5,5a…車輪 6b,6c,6d,7b,7c,7d…補助レール 8a,8b,8c,9a,9b,9c…補助車輪(補助
レール支持手段に相当) 10a,10b,10c…押さえ車輪(浮き上がり防止
手段に相当) 11…チェーン 16…収納部 21…敷設レール 31…レール保持部(観客席側レール保持手段に相当) 32a,32b,32c,32d…段床部 33a,33b,33c,33d…収納部側レール 34a,34b,34c,34d…観客席側レール 35…ヒンジ部 37,37a…車輪 40…支持部(観客席側レール支持手段に相当)
レール支持手段に相当) 10a,10b,10c…押さえ車輪(浮き上がり防止
手段に相当) 11…チェーン 16…収納部 21…敷設レール 31…レール保持部(観客席側レール保持手段に相当) 32a,32b,32c,32d…段床部 33a,33b,33c,33d…収納部側レール 34a,34b,34c,34d…観客席側レール 35…ヒンジ部 37,37a…車輪 40…支持部(観客席側レール支持手段に相当)
Claims (8)
- 【請求項1】 上部に階段状の観客席部を有し,脚部に
上記観客席部左右方向に複数の車輪よりなる車輪組を有
する台車を,前後に複数台配列して上記観客席部による
連続的な階段状の観客席を形成し,地上に敷設された敷
設レールによって上記車輪を案内して上記台車を移動さ
せ,隣接する後側の台車に前側の台車を収納するように
した可動観客席において,最前部の台車が,前後方向に
複数の車輪組を具備し,その他の台車が,前後方向に1
組の車輪,及び隣接する後側の台車から前側の台車に向
かって突出する上記敷設レールと平行の補助レールを具
備し,最後部以外の台車が,上記補助レールを摺動自在
に支持する補助レール支持手段を具備し,上記各台車の
車輪組の内の同一列の車輪が,共通の敷設レール上に載
置されてなることを特徴とする可動観客席。 - 【請求項2】 隣接する1組の台車当たりに,上記補助
レールと上記補助レール支持手段が複数組設けられてな
る請求項1記載の可動観客席。 - 【請求項3】 上記補助レール支持手段が,車輪により
構成され,上記複数の車輪の回転を同期させる回転同期
手段を具備する請求項2記載の可動観客席。 - 【請求項4】 上記補助レール支持手段が,車輪により
構成され,上記車輪の回転とそれに対応する上記補助レ
ールの移動とを同期させる回転・移動同期手段を具備す
る請求項1〜3のいずれかに記載の可動観客席。 - 【請求項5】 上記補助レール支持手段が,上記補助レ
ールの該補助レール支持手段からの浮き上がりを防止す
る浮き上がり防止手段を具備する請求項1〜4のいずれ
かに記載の可動観客席。 - 【請求項6】 上記補助レール1本に対し,上記補助レ
ール支持手段を複数設置する請求項1〜5のいずれかに
記載の可動観客席。 - 【請求項7】 連続的な階段状の観客席を収納部内に分
割収納するようにした可動観客席において,上記観客席
を高さ方向に複数に分割した段床部と,上記各段床部を
上記収納部内において複数段に積載した状態で前後方向
に摺動自在に支持する複数段の収納部側レールと,上記
段床部を上記収納部から上記観客席形成位置まで案内す
る複数段の観客席側レールと,上記観客席側レールを鉛
直軸回りに回動自在に保持する観客席側レール保持手段
とを具備し,上記観客席側レールを上記観客席側レール
保持手段により回動させて上記収納部側レールと同一方
向に配置したときに,上記観客席側レールと上記収納部
側レールとが面一に接続されるように構成されてなるこ
とを特徴とする可動観客席。 - 【請求項8】 上記観客席形成時に上記観客席側レール
を上下方向に支持する観客席側レール支持手段を具備す
る請求項7記載の可動観客席。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023997A JPH10220043A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 可動観客席 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023997A JPH10220043A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 可動観客席 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220043A true JPH10220043A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12021655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023997A Pending JPH10220043A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 可動観客席 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10220043A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015155870A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | コトブキシーティング株式会社 | 移動観覧席 |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP2023997A patent/JPH10220043A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015155870A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | コトブキシーティング株式会社 | 移動観覧席 |
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