JP2800751B2 - 移動観覧席 - Google Patents

移動観覧席

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JP2800751B2
JP2800751B2 JP8001434A JP143496A JP2800751B2 JP 2800751 B2 JP2800751 B2 JP 2800751B2 JP 8001434 A JP8001434 A JP 8001434A JP 143496 A JP143496 A JP 143496A JP 2800751 B2 JP2800751 B2 JP 2800751B2
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JP
Japan
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floor
movable
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hoistway
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晃之 木村
剛司 嶋森
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体育館や多目的ホ
ール等に設置して使用される移動観覧席に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の移動観覧席は、体育館や多目的
ホール等のような広い場所において、通常はその床面を
開放しておき、必要に応じてその一部に観覧席を形成す
べく移動可能に構成される。具体的には、複数の段床
と、各段床をそれぞれ一定の高低差の下に支持する前面
側に収納空間を開口させた複数の可動フレームとを具備
し、各可動フレームを、使用位置に移動させた際に段床
を雛段状に展開し、収納位置に移動させた際に段床を重
合させて可動フレームと共に隣接する後段側の可動フレ
ームの収納空間に収納し得るように構成されている。す
なわち、不使用時には、全ての可動フレームが最後段の
可動フレーム内に収納される。そして、一般にこの最後
段の可動フレームも、建築構造物の一部に形成した固定
収納室に退避して格納するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる移動
観覧席は、可動フレームを使用位置に移動させて段床を
雛段状に展開した際に、観覧席全体の前方にステージが
設置され、その雛段の一部を、そのステージ付近の床面
と各段の段床との間を行き来できる階段として利用され
るのが通例である。
【0004】ところが、ステージ上で催しが始まった後
にも、観覧者がその雛段の一部の階段を利用して観覧席
とステージ近くの間を頻繁に昇ったり降りたりすると、
催しや他の観覧者の妨げになり易い。そこで、従来は、
催しが始まる前に最後段の段床の側方に移動タラップを
付設し、観覧者がステージに近付かなくてもその移動タ
ラップを使って直接観覧席後部に出入りできるようにし
て使用されている。このため、移動タラップを出し入れ
する手間が掛かる上に、不使用時に移動タラップを格納
するために別途のスペースを建築構造物等に確保しなけ
ればならないという不具合がある。
【0005】本発明は、このような課題を好適に解決し
た移動観覧席を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。すなわち、本発明の移動観覧席は、複数の段床と、
各段床をそれぞれ一定の高低差の下に支持する前面側に
収納空間を開口させた複数の可動フレームとを具備して
なり、各可動フレームを、使用位置に移動させた際に段
床を雛段状に展開し、収納位置に移動させた際に段床を
可動フレームと共に隣接する後段側の可動フレームの収
納空間に収納し得るように構成されたものにおいて、最
後段の可動フレームに、その最後段の段床と床面との間
を直接行き来できる昇降路を、可動フレームの移動方向
と直交する方向に一体に設けたことを特徴とする。
【0007】具体的な実施の態様としては、最後段の可
動フレームを、不使用時に昇降路と共に建築構造物の一
部に形成した固定収納室に退避させて格納するようにし
ているものが挙げられる。各段床は、座及び傾倒可能な
背もたれと、使用位置で背もたれを起立状態に保持し収
納位置で背もたれを略水平状態にまで回動させる傾倒手
段を設けているものであってもよい。また、段床自体を
観覧席としているものであってもよい。
【0008】昇降路は、階段状のものであってもよい
し、スロープ状のものであってもよい。また、その形状
は、コンパクトな面からすれば直線状であるものが好ま
しいが、状況に応じて、途中に踊り場があってそこで折
り返すようにしたものなど任意である。このようなもの
であると、最後段の可動フレームが使用位置と収納位置
の間を移動するに伴って、使用位置で昇降路が移動観覧
席の最後部付近に自動的に設置され、収納位置で昇降路
が移動観覧席と共に収納室等に自動的に格納されること
になる。このため、移動タラップのように、その都度昇
降路を形成し撤去する手間が省ける。その上、最後段の
可動フレームのうち、前段側の可動フレームを収納する
収納空間の背後には、格納場所で可動フレームがフレー
ム駆動機構の駆動源などと干渉しないための逃げの空間
が確保してあるのが通例であり、本発明はかかる空間の
外壁部分を利用するだけで構成できるため、昇降路を設
けるにあたって可動フレームの極端な大型化を招く不具
合がなく、これに伴って格納場所を大幅に拡張する必要
性も生じない。
【0009】また、昇降路を可動フレームの移動方向と
直交する方向に設けると、該昇降路を、全体の伸縮スト
ローク量に殆ど影響を及ぼさないように構成することが
できる。以上のように、本発明は、装置全体の大型化や
収納スペースの増大を招くことなく、床面から観覧席後
部に直接出入りできる昇降路を自動的に形成、撤去する
ことができるため、従来に比べて移動観覧席の機能及び
使い勝手を飛躍的に高めることができるという優れた効
果が奏される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。図1はこの移動観覧席が使用位
置にあるときの状態を示す側面図、図2はその平面図、
図3はこの移動観覧席が収納位置にあるときの状態を示
す側面図、図4はその平面図、図5はこの移動観覧席の
最後段の可動フレームを示す後方斜視図である。
【0011】これらの図面に示されるように、この移動
観覧席は、複数の段床1と、各段床1を支持する可動フ
レーム2とを具備してなる。可動フレーム2は、ホイー
ルチャンネル等とも称されるもので、図1及び図5に示
すように、左右一対の車輪付基台21と、これらの車輪
付基台21の後部に立設した支柱22とを具備してな
り、左右の支柱22間に前面側に開口する収納空間Sを
形成するとともに、その支柱22の上端間に段床1を架
設している。各可動フレーム2の支柱22は後段側のも
のほど嵩高く、また後段側のものほど外側よりに位置づ
けて固設されており、後段側の収納空間S内に前段側の
可動フレーム2全体を段床1と共に収納し得るようにし
ている。そして、これらの可動フレーム2を、フレーム
駆動手段3によって伸縮駆動するようにしている。この
フレーム駆動手段3は、図1及び図2に示すように、最
後尾、つまりこの実施形態では最後段の可動フレーム2
Rよりも更に後方に在る例えば建築構造壁の一部を利用
して形成した固定収納室A内に配置された図示されない
駆動源と、この駆動源と最前列の段床1Fとの間を連結
する図示されないラダーチェーンとを主体として構成さ
れるもので、その最前列の段床1Fを、ラダーチェーン
を繰り出すことによって前方に移動させ、ラダーチェー
ンを巻き取ることによって後方に引き込み得るように構
成したものである。そして、その最前列の段床1Fの挙
動に順次後段側の段床が従動するように、相隣接する段
床1、1同士が図示しない前進時係合位置および後退時
係合位置で背反的に連結するように構成してある。つま
り、このフレーム駆動手段3によって各可動フレーム2
を使用位置に移動させると、段床1が図1及び図2に示
すように雛段状に展開し、収納位置に移動させると、段
床1が図3及び図4に示すように重合して可動フレーム
2と共に後段側の可動フレーム2の収納空間Sに収納さ
れるようになっている。特に、最後段の可動フレーム2
R内には、それよりも前段側の全ての可動フレーム2及
び段床1が収納される。さらに、この実施形態では、最
後段の可動フレーム2Rもその背後にある前述した固定
収納室Aに退避して格納されるようになっている。
【0012】なお、この実施形態における移動観覧席
は、各段の段床1に座41及び傾倒可能な背もたれ42
からなる折り畳み可能な椅子4が配列してあり、図1及
び図2に示す使用位置で各椅子4の背もたれ42を起立
させて使用し、図3及び図4に示す収納位置で背もたれ
42を座41に略重合する水平な位置にまで回動させ
て、その椅子4が設けられている段床1と共に後段側の
段床1の下面に重合して収容されるようになっている。
そのための背もたれ駆動機構は当該分野で広く一般的に
知られたものが利用でき、例えば、背もたれの下端にリ
ンク機構を設け、このリンク機構を、各段ごとに配列し
た共通の駆動軸に連結してこの駆動軸を回転駆動するこ
とにより複数の椅子を一斉に傾倒させるようにしたもの
を挙げることができる。
【0013】このような構成において、本実施形態は、
最後段の可動フレーム2Rに、図5に示すようにその最
後段の段床1Rと床面Fとの間を直接行き来できる一対
の昇降路5を一体に設けている。具体的には、図3に示
すように、最後段の可動フレーム2Rの収納空間Sの中
央部の背後には、可動フレーム2Rが固定収納室Aに格
納された際に該可動フレーム2Rが前述したフレーム駆
動手段3の駆動源などと干渉しないための逃げの空間V
が予め確保されており、この逃げの空間Vを形成する可
動フレーム2Rの外壁の一部に、その中央部分から左右
両袖に向かって、つまり可動フレーム2の移動方向と直
交する方向に向かって、前記昇降路5を階段状に形成し
たものである。
【0014】このような構成のものであると、最後段の
可動フレーム2Rが図1及び図2に示す使用位置と図3
及び図4に示す収納位置の間を移動するに伴って、昇降
路5が使用時に移動観覧席の最後部付近に自動的に設置
され、収納時に収納室A内に自動的に格納される。この
ため、従来の移動タラップのように都度昇降路を形成し
撤去する手間を完全に省くことができる。その上、本実
施形態では本来なら可動フレーム2Rの外壁となる部分
を階段状に作り上げただけであって、昇降路5を設ける
にあり可動フレーム2Rの大型化を一切招くことがな
く、固定収納室Aも別途に拡張することなく昇降路5に
対する適切な格納状態を確保することができる。このよ
うな作用効果は、特に昇降路5を全体の伸縮ストローク
量に殆ど影響を及ぼさない方向、つまり可動フレーム2
Rの移動方向と直交する方向に設けることによって更に
有効に発揮されるものとなっている。
【0015】以上のように、本実施形態の移動観覧席
は、装置全体の大型化や収納スペースの増大を招くこと
なく、床面Fから観覧席後部に直接出入りできる昇降路
を自動的に形成、撤去することができ、これにより移動
観覧席の機能及び使い勝手を従来に比べて飛躍的に高め
ることができるという優れた効果が奏される。なお、各
部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形が可能である。例えば、上記実施形態では昇降路が
最後段の段床の中央部分を頂上として左右両袖に向かっ
て降下していくように設けられているが、図6の昇降路
6に示されるように、左右両袖部を頂上とし、そこから
中央に向かって降下していくような態様で設けることも
できる。また、上記実施形態では昇降路が階段状のもの
として構成されているが、一定の勾配を有するスロープ
状のものとしてもよい。さらに、その形状も、図示した
直線状のもの以外に、途中に踊り場があってそこで折り
返すようにしたものなど任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動観覧席が使用位
置にあるときの状態を示す側面図。
【図2】同平面図。
【図3】同実施形態の移動観覧席が収納位置にあるとき
の状態を示す側面図。
【図4】同平面図。
【図5】同実施形態の移動観覧席の最後段の可動フレー
ムを示す後方斜視図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図5に対応した斜
視図。
【符号の説明】
1…段床 2…可動フレーム 2R…最後段の可動フレーム 5、6…昇降路 A…固定収納室 F…床面 S…収納空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の段床と、各段床をそれぞれ一定の高
    低差の下に支持する前面側に収納空間を開口させた複数
    の可動フレームとを具備してなり、各可動フレームを、
    使用位置に移動させた際に段床を雛段状に展開し、収納
    位置に移動させた際に段床を可動フレームと共に隣接す
    る後段側の可動フレームの収納空間に収納し得るように
    構成されたものにおいて、 最後段の可動フレームに、その最後段の段床と床面との
    間を直接行き来できる昇降路を、可動フレームの移動方
    向と直交する方向に一体に設けたことを特徴とする移動
    観覧席。
  2. 【請求項2】最後段の可動フレームを、不使用時に昇降
    路と共に建築構造物の一部に形成した固定収納室に退避
    させて格納するように構成していることを特徴とする請
    求項1記載の移動観覧席。
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JP2932074B2 (ja) * 1989-06-19 1999-08-09 株式会社コトブキ 段差移動床集合体における個別床のフリーロケーションシステム

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