JPH0366710B2 - - Google Patents

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JPH0366710B2
JPH0366710B2 JP58103898A JP10389883A JPH0366710B2 JP H0366710 B2 JPH0366710 B2 JP H0366710B2 JP 58103898 A JP58103898 A JP 58103898A JP 10389883 A JP10389883 A JP 10389883A JP H0366710 B2 JPH0366710 B2 JP H0366710B2
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JP
Japan
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tank
data
time
vehicle
sensor
Prior art date
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JP58103898A
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JPS59229691A (ja
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Usao Okamura
Yukitoshi Masumura
Yoshihiro Tanaka
Terunobu Hashimoto
Hisayoshi Odaka
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd, Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd, Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP10389883A priority Critical patent/JPS59229691A/ja
Publication of JPS59229691A publication Critical patent/JPS59229691A/ja
Publication of JPH0366710B2 publication Critical patent/JPH0366710B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タンク自動車の運行情報収集装置に
関するものである。
一般に、ガソリン、灯油、軽油、重油、LPG
等の石油製品、硫酸等の化学製品、撒水や給水の
ための水等の各種液体製品、或いは砂糖等の粉体
製品の運搬には、タンク自動車が広く利用されて
いる。
従来、タンク自動車を運行管理する事業所で
は、乗務員にタンク自動車の運行に関する作業デ
ータを記録させ、それによつて作成される、いわ
ゆる乗務員記録表の提出を義務づけている。しか
しながら、乗務員記録表の作成に当つては、乗務
員が各車両に設置されているタコグラフから、
労働時間、実車運転時間、空車運転時間、
荷積み時間、荷卸し時間、休憩その他の時
間、車両最高走行速度、走行時間、走行距
離、出庫時間、帰庫時間、その他出荷基地
名、納入先名、品名、数量等を、予め作表された
各欄に順次記入していくものであるため、煩雑で
あるばかりでなく、多大な時間が費やされること
が多い。
また、各乗務員から提出された乗務員記録表か
ら車両運行実績表(出荷基地別や車両別に、例え
ば輸送数量、稼動時間、走行距離等を作成)や燃
料消費実績表(車両毎や乗務員毎に、運行時間、
走行距離、燃料消費料等を作成)等の運行管理資
料を作成し、これらの運行管理資料に基づいて乗
務員の安全運転指導や車両の保全管理が行なわれ
ているが、これらの運行管理資料の作成に当つて
も多大な時間が費やされているのが実情である。
これに対し、特開昭58−84397号や特開昭58−
71410号のように、運送や運転に関するデータを
入力するためのキーボードや押釦を設け、運転手
が入力したキーボードからの入力データが釦を押
す動作等に応じて入力される各検出装置からのデ
ータを記録し、運転日報等の作成を行うことで、
記帳の手間を無くしデータの判読を簡単にしたも
のが提案されている。
しかしながら、以上の従来例では、運転手が各
作業や運転毎にキーボードや押釦を操作しなけれ
ばならず、つまり運転手は車両操縦以外の操作を
行わなければならず、その操作が運転手の負担と
なり運転時の安全性も低下するという問題があつ
た。
また、走行データ等の時間とともに変化するデ
ータを記録する場合、そのまま記録するとデータ
量が多くなるため、大容量の記憶装置が必要とな
つて記憶装置の設置コストが高くなり、かつ記録
したデータを処理する場合にもデータ量が多くな
ると処理時間が長くなりデータ処理コストも高く
なるという問題もあつた。一方、特開昭58−
71410号のように積算されたデータを記録する場
合にはデータ量が少ないので記憶装置の容量が小
さくてすむが、走行データのように時間とともに
変化するデータを記録することができないという
問題もあつた。
また、タンク自動車では、ガソリンや灯油等の
複数種類の液体製品等を1台のタンク自動車で運
搬することがあり、このためタンク自動車の運行
情報収集装置では、積荷の種類毎の積卸し場所や
積載量のデータも自動的に記録できるものが望ま
れていた。ここで、特開昭53−2834号のように、
バス等の車両が運搬する物や人の出入りを含めた
有無の検出を行うことは既に知られている。しか
しながら、この従来例では、バスの乗り客と降り
客とを計数することで各バス停での乗降客数は把
握できるが、例えば男女や大人と子供等の各種別
毎の乗降客数を把握することはできず、従来のタ
ンク自動車においてもガソリンや灯油等の種類毎
の積載量等を自動的に記録することはできなかつ
た。
ここにおいて、本発明の目的は、運行管理資料
の作成作業を省力化すること、つまりタンク自動
車の運行情報を乗務員が何ら操作をしなくとも自
動的に収集できるようにするとともに、データを
記憶する記憶媒体の容量を小さくできて機器設置
コストやデータ処理コストを低減でき、かつ積荷
の種類毎のデータも自動的に記録できるようにし
たタンク自動車の運行情報収集装置を提供するこ
とにある。
そのため、本発明では、タンク自動車に搭載さ
れそのタンク自動車の運行に関する情報を収集、
記録する装置であつて、前記タンク自動車のタン
ク内に仕切られた複数のタンク室にそれぞれ設け
られて各タンク室内の積載物の有無を検出する複
数のスイツチからなる積載量センサを備えて構成
され、タンク自動車の運行に関する情報を自動的
に検出する検出部と、前記タンク自動車の車両コ
ードおよび乗務員コードの少なくとも一方を入力
する入力部と、装置本体に着脱自在に装填される
記憶媒体と、前記入力部から入力された車両コー
ドおよび乗務員コードを前記記憶媒体に記憶さ
せ、かつ前記検出部から与えられるタンク自動車
の運行に関する情報を所定間隔でサンプリング
し、変化が生じた検出部からの情報を前記記憶媒
体に時系列データとして記憶させる制御部とを備
えた構成により、上記目的を達成しようとするも
のである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はタンク自動車の運行情報収集処理シス
テムを示している。同システムは、タンク自動車
1に搭載されタンク自動車1の運行情報を時系列
データとして収集、記録する運行情報収集装置1
1と、この運行情報収集装置11によつて収集、
記録された時系列データを読み取り、それを演算
処理して各種の帳表を作成する運行情報処理装置
21とから構成されている。
前記運行情報収集装置11には、タンク2内に
積載されている積載物、例えば石油製品等の量を
検出する積載量センサ12、タンク自動車1の走
行に消費される燃料消費量を検出する燃料消費量
センサ13およびタンク自動車1の走行速度を検
出する走行速度センサ14がそれぞれ設けられて
いる。前記積載量センサ12は、前記タンク2内
に仕切板3によつて互いに仕切られた各タンク室
1〜25毎にそれぞれ設けられた5個のリードス
イツチ121〜125によつて構成されている。各
リードスイツチ121〜125は、例えばフロート
等によつて各タンク21〜25内の積載物が満杯の
状態においてオンに、それ以外の状態においてオ
フに開閉動作される。通常、タンクローリ等では
各タンク室毎に積載物を全部排出するようにして
いるため、リードスイツチ121〜125によつて
各タンク室21〜25内の積載物が満杯であるか否
かを検出すれば、タンク2内の全体の積載量を充
分検出することが可能である。また、前記燃料消
費量センサ13は、燃料タンク4から主管5を通
つて排出される燃料の流量をパルス数として検出
する燃料消費量センサ13Aと、燃料タンク4へ
戻り管6を通つて環流される燃料の流量をパルス
数として検出する燃料消費量センサ13Bとから
構成されている。ちなみに、タンク自動車1がデ
イーゼルエンジンで駆動される場合には、上述し
た2つの流量センサ13A,13Bによつて構成
するのが好ましいが、タンク自動車1がガソリン
エンジンで駆動される場合には、燃料が燃料タン
ク4へ環流されないため、流量センサ13Aのみ
で構成するのが普通である。更に、前記走行速度
センサ14は、ミツシヨン7の動力シヤフトの回
転数をホトカプラ等によりパルス信号として検出
するようになつている。これらの各センサ12,
13,14からの信号は、リレーユニツト15を
通じて制御部としてのデータ収集用コンピユータ
16へ入力されている。データ収集用コンピユー
タ16は、各センサ12,13,14からの情報
を一定時間毎にサンプリングし、変化が生じた各
センサ12,13,14からの情報のみを時系列
データとして記憶媒体、本実施例ではカセツトテ
ープ17へ書込むようになつている。
前記カセツトテープ17は、例えばタンク自動
車1の1日の業務終了後、乗務員によつてデータ
収集用コンピユータ16から抜き取られ、運行情
報処理装置21に装填される。運行情報処理装置
21では、まずテープリーダ22によつてカセツ
トテープ17に記録された時系列データを読み取
り、その時系列データをデータ処理用コンピユー
タ23で演算処理した後、プリンタ24で各種帳
表としてプリントアウトする。
第2図は前記データ収集用コンピユータ16の
外観を示している。同図において、箱体31の正
面部には、カードリーダ32、時刻表示器33、
前記カセツトテープ17を装填するカセツト挿入
窓34のほかに、カセツト取出し釦41、電源ラ
ンプ42およびヒユーズ装着部43がそれぞれ設
けられている。
前記カードリーダ32は、カード挿入口36を
備え、そのカード挿入口36に挿入された磁気カ
ード37の情報を読み取る。磁気カード37に
は、例えば乗務員コードおよびタンク自動車1の
車両コードが予め記録されている。また、前記時
刻表示器33は、7セグメント表示素子によつ
て、例えば月、日、時、分等の時刻をデジタル表
示する。更に、前記電源ランプ42は、前記カセ
ツト挿入窓34にカセツトテープ17が装填され
ると点灯され、前記カセツト挿入窓34からカセ
ツトテープ17が抜き取られると消灯されるよう
になつている。
第3図は前記データ収集用コンピユータ16の
回路構成を示している。同図において、CPU5
1には、アドレス・データバスを介して、3つの
インターフエイスユニツト52,53,54、
RAM(ランダムアクセスメモリ)55および時
計回路56がそれぞれ接続されている。前記イン
ターフエイスユニツト52には前記カードリーダ
32が、前記インターフエイスユニツト53には
前記時刻表示器33がそれぞれ接続されている。
また、前記インターフエイスユニツト54には、
前記リレーユニツト15を介して、前記積載量セ
ンサ12を構成する各リードスイツチ121〜1
5の状態に基づく信号、前記燃料消費量センサ
13を構成する各流量センサ13A,13Bから
の信号および前記走行速度センサ14からの信号
がそれぞれ入力される。このインターフエイスユ
ニツト54の内部には、前記各リードスイツチ1
1〜125がオンしたときにセツトされるフラグ
F1〜F5、前記一方の流量センサ13Aからの信
号でカウントアツプされるとともに他方の流量セ
ンサ13Bからの信号でカウントダウンされるア
ツプダウンカウンタUDCおよび前記走行速度セ
ンサ14からの信号を逐次更新記憶するカウンタ
C等が含まれている。なお、時計回路56は、常
時作動するように、データ収集用コンピユータ1
6本体の電源とは別の電源から常時動作電圧が与
えられている。
前記CPU51は、時計回路56からの時刻デ
ータを逐次前記時刻表示器33へ表示させる一
方、前記カードリーダ32から乗務員コードおよ
び車両コードが入力された際それらのコードを前
記RAM55へ記憶させる。また、一定時間毎
に、前記インターフエイスユニツト54のフラグ
F1〜F5の状態、アツプダウンカウンタUDCのデ
ータおよびカウンタCのデータを監視し、それら
の状態またはデータが前回のサンプリング時に対
して変化していた際、その変化があつたデータを
前記時計回路56からの時刻データとともに前記
RAM55へ時系列データとして記憶させる。更
に、RAM55へ順次記憶された時系列データを
一定時間毎に前記カセツトテープ17へ転送、記
憶させる。
第4図は前記運行情報処理装置21の外観を示
している。運行情報処理装置21は、第1図にお
いて説明したように、テープリーダ22と、デー
タ処理用コンピユータ23と、プリンタ24とを
含んでいる。前記テープリーダ22は、カセツト
挿入窓61を備え、そのカセツト挿入窓61に装
填されたカセツトテープ17のデータつまりタン
ク自動車1の運行に関する時系列データを読み取
り、それを前記データ処理用コンピユータ23へ
与える。データ処理用コンピユータ23は、キー
ボード62の操作に基づき、前記テープリーダ2
2から与えられる時系列データを予め設定された
プログラムに従つて演算処理し、その演算結果を
キーボード62から入力されたデータとともに
CRT63へ表示し、かつフロツピーデイスク6
4へ記憶し、更に前記プリンタ24でプリントア
ウトさせる。ここでは、前記時系列データから、
労働時間、実車運転時間、空車運転時間、
荷積み時間、荷卸し時間、休憩その他の時
間、車両最高走行速度、走行時間、走行距
離、出庫時間、帰庫時間等を演算し、これら
のデータを乗務員コード別および車両コード別に
集計、記憶させるとともに、これらを編集して例
えば乗務員記録表としてプリンタ24から出力さ
せるようになつている。
次に、本実施例の作用を説明する。まず、乗務
員がタンク自動車1に乗車後、カセツトテープ1
7をデータ収集用コンピユータ16のカセツト挿
入窓34へ装填すると、データ収集用コンピユー
タ16が始動される。すると、データ収集用コン
ピユータ16は、カセツトテープ装填時における
時計回路56からの時刻データ(出庫時刻デー
タ)をRAM55内の所定の記憶エリアへ記憶さ
せるとともに、時計回路56からの時刻データを
時刻表示器33へ逐次デジタル表示させる。
この後、磁気カード37をカードリーダ32の
カード挿入口36へ挿入すると、カードリーダ3
2によつて磁気カード37に記録されているデー
タ、つまり乗務員コードおよび車両コード等が読
み取られ、インターフエイスユニツト52を通じ
てCPU51へ与えられる。すると、CPU51は、
カードリーダ32から与えられるコードデータを
RAM55内の所定の記憶エリアへ記憶させる。
さて、以上の設定操作終了後、輸送業務を開始
する。通常、乗務員が車庫に停車しているタンク
自動車1に乗車後、給油所まで走行し、そこで荷
積み作業を行つた後、各納入先において荷卸し作
業を行い、帰庫するまでが乗務員の1日の業務で
ある。
いま、荷積み作業において、タンク2の各タン
ク室21〜25へ例えば石油製品等の積載物を供給
していくと、各タンク室21〜25内の積載物が満
杯になつた際、リードスイツチ121〜125がオ
ンされる結果、そのリードスイツチ121〜125
のオンによつてインターフエイスユニツト54の
フラグF1〜F5がセツトされる。一方、荷卸し作
業において、タンク2の各タンク室21〜25から
積載物を排出していくと、各タンク室21〜25
の積載物が満杯状態レベルから一定レベル低下し
た際、リードスイツチ121〜125がオフされる
結果、そのリードスイツチ121〜125のオフに
よつてフラグF1〜F5がリセツトされる。従つて、
フラグF1〜F5がセツト状態であるか否かによつ
てタンク2内の積載量を求めることができる。ま
た、タンク自動車1が走行すると、流量センサ1
3Aのカウント数(燃料排出量)と流量センサ1
3Bのカウント数(燃料戻り量)との差(燃料消
費量)がアツプダウンカウンタUDCに累計記憶
されていくとともに、走行速度センサ14のカウ
ント数(走行速度)がカウンタCに更新記憶され
ていく。従つて、アツプダウンカウンタUDCの
値から燃料消費量を、カウンタCの値から瞬間走
行速度をそれぞれ知ることができる。
この間、CPU51は、一定時間毎にインター
フエイスユニツト54内のフラグF1〜F5の状態、
アツプダウンカウンタUDCのカウント数および
カウンタCのカウント数をそれぞれ監視し、その
データが前回のデータに対して変化していた際、
その変化があつたデータを時計回路56からの時
刻データとともにRAM55内へ時系列データと
して順次記憶させるとともに、RAM55内に記
憶された時系列データを一定時間毎にカセツトテ
ープ17へ転送させる。従つて、作業を続行して
いくと、カセツトテープ17内には、一定時間毎
の積載量、燃料消費量および走行速度が順次、収
集される。
このようにして、タンク自動車1の運行に関す
る情報を時系列データとしてカセツトテープ17
へ収集していき、作業終了時、例えばタンク自動
車1が車庫へ戻つてきた状態において、乗務員が
カセツトテープ17をデータ収集用コンピユータ
16から抜き取ると、カセツトテープ17が抜き
取られる際の時計回路56の時刻データ(帰庫時
刻データ)がカセツトテープ17に記憶される。
ここで、乗務員は、データ収集用コンピユータ1
6から抜き取つたカセツトテープ17を車庫の事
務所へ提出して1日の業務を終える。
各乗務員から提出されたカセツトテープ17
は、運行情報処理装置21のテープリーダ22へ
装填され、そのテープリーダ22によつてカセツ
トテープのデータが読み取られた後、データ処理
用コンピユータ23へ与えられる。これにより、
データ処理用コンピユータ23は、キーボード6
2からの指令に従つて、前記テープリーダ22か
ら与えられる時系列データを演算処理し、その演
算結果をキーボード62から入力される前記の
データ(出荷基地名、納入先名、品名、数量等)
とともにCRT63へ表示し、かつフロツピーデ
イスク64へ記憶し、更に前記プリンタ24でプ
リントアウトさせる。ここでは、前記時系列デー
タから、労働時間、実車運転時間、空車運
転時間、荷積み時間、荷卸し時間、休憩そ
の他の時間、車両最高走行速度、走行時間、
走行距離、出庫時間、帰庫時間等を演算す
る。即ち、 労働時間については、(帰庫時間−出庫
時間)を演算して求める。
実車運転時間については、積載量センサ12
を構成する各リードスイツチ121〜125のい
ずれか1つがオンの状態にある走行時間から算
出する。
空車運転時間については、積載量センサ12
を構成する各リードスイツチ121〜125の全
てがオフの状態にある走行時間から算出する。
荷積み時間については、走行速度センサ14
のデータが0の期間、つまり停車時間帯のう
ち、積載量センサ12の構成するリードスイツ
チ121〜125のいずれか1つがオフからオン
に変化したときの停車時間帯から算出する。
荷卸し時間については、前記停車時間帯のう
ち、積載量センサ12を構成するリードスイツ
チ121〜125のいずれか1つがオンからオフ
に変化したときの停車時間帯から算出する。
休憩その他の時間については、積載量センサ
12および燃料消費量センサ13からのデータ
に変化がない状態において、走行速度センサ1
4からのデータが所定時間以上継続して0であ
つたときの時間帯から算出する。この場合、走
行速度センサ14からのデータが0を継続する
時間を設定するに当つては、車の渋滞や信号待
ち時間を考慮して定める。
車両最高走行速度については、走行速度セン
サ14からのデータのうち、最高データを求め
る。
走行時間については、(実車運転時間+
空車運転時間)を演算して求める。
走行距離については、走行速度センサ14か
らのデータをの時間で積分して求める。
出庫時間については、カセツトテープ装填時
に記録された出庫時刻データから求める。
帰庫時間については、カセツトテープ抜取り
時に記録された帰庫時刻データから求める。
このようにして、算出された〜のデータ
は、のデータとともに、乗務員コード別および
車両コード別に集計、記憶されるとともに、編集
された後例えば乗務員記録表としてプリンタ24
から出力される。
従つて、本実施例によれば、タンク自動車1
に、積載量センサ12、燃料消費量センサ13お
よび走行速度センサ14をそれぞれ設けるととも
に、データ収集用コンピユータ16を搭載し、こ
のデータ収集用コンピユータ16において、予め
登録された乗務員コードおよび車両コードに関す
る運行情報つまり前記各センサ12,13,14
からのデータを一定時間毎に収集し、それを時刻
データとともにカセツトテープ17へ記録するよ
うにしたので、タンク自動車1の運行に関する情
報を時系列データとして自動的に収集、記録する
ことができる。そのため、運行管理資料、例えば
乗務員記録表等の作成に当つて、従来のように乗
務員が各車両に設置されているタコグラフをその
都度みながら各欄を記入していかなくてもよいた
め、これらの作業を迅速および正確化でき、かつ
省略化することができる。
また、運行情報処理装置21において、データ
収集用コンピユータ16で収集された時系列デー
タから、労働時間、実車運転時間、空車運
転時間、荷積み時間、荷卸し時間、休憩そ
の他の時間、車両最高走行速度、走行時間、
走行距離、出庫時間、帰庫時間等を演算、
処理するようにしたので、運行情報収集装置11
において、乗務員は荷積み作業、荷卸し作業、休
憩等の作業モードを特定するための操作を行う必
要がなく、輸送業務前のカセツトテープ17およ
び磁気カード37の装填と、輸送業務後のカセツ
トテープ17の抜き取りとを行えばよく、輸送業
務中は何ら操作を行う必要がないので乗務員への
負担を軽減することができ、かつ運転中の安全性
も向上できる。
また、タンク自動車1の運行に関する情報を乗
務員コードおよび車両コード別に収集、記録する
ようにしたので、例えば1ケ月のデータを乗務員
コード別或は車両コード別に集計すれば、各業務
員または車両別の月間常務業績を把握することが
可能である。この場合、乗務員コードや車両コー
ド等のコード類を予め磁気カード37へ記録し、
これをカードリーダ32で読み取つてデータ収集
用コンピユータ16へ入力させるようにしたの
で、コード類の入力を簡易に行うことができる。
また、タンク自動車1内に仕切られた各タンク
室21〜25に、フロートによつて開閉しそのタン
ク室内の積載物が満杯であるか否かを検出するリ
ードスイツチ121〜125を設け、これらのリー
ドスイツチ121〜125によつて積載量センサ1
2を構成したので、タンク2内の積載量を比較的
簡単な構成で検出することができ、積載量センサ
12の設置コストを低減できる。更に、燃料タン
ク4の主管5に燃料消費量センサ13Aを、管6
に燃料消費量センサ13Bをそれぞれ設け、この
両センサ13A,13Bの差によつて燃料消費量
を検出するようにしたので、燃料消費量を正確に
検出することができる。
また、データ収集用コンピユータ16は、サン
プリング間隔で変化が生じた各センサ12,1
3,14からのデータのみを取込み、それを
RAM55を介してカセツトテープ17へ記録す
るようにしたので、つまり必要最小限のデータの
みを記録するようにしたので、従来のように全て
のデータを読み込む方式に比べ記憶容量が少なく
て済みかつデータを処理する時間も少なくて済む
ため、設置コストやデータ処理コストも低減でき
る。また、従来のように運転手が釦を押した際の
データのみを記録する場合には、積卸し作業等の
釦を押した場合のデータしか記録できず、時間と
ともに変化する走行データ等は記録することがで
きないが、前記実施例では、変化が生じたデータ
を自動的に記録しているので走行データ等も確実
に記録することができ、記録したデータによる運
行管理等もきめ細かく行うことができる。
また、各センサ12,13,14からのデータ
を直接カセツトテープ17に記憶させるのではな
く、一旦高速アクセスが可能なRAM55に記憶
させてからカセツトテープ17に転送しているの
で、サンプリング間隔を短くしデータの変化が激
しい場合でも確実にかつ迅速にデータをRAM5
5に記憶できる。さらに、カセツトテープ17に
はRAM55から一定時間毎のデータを転送して
いるので、効率良くデータを記憶させることがで
きかつカセツトテープ17の駆動時間も短くでき
る省電力化が図れるとともに、RAM55の容量
も少なくできる。
このほか、カセツトテープ17をデータ収集用
コンピユータ16に対して着脱自在としたので、
データ収集後にカセツトテープ17をデータ収集
用コンピユータ16から抜き取り、運行情報処理
装置21へ装填すれば、運行情報処理装置21に
おいてカセツトテープ17に記録された情報を読
み取り、それを演算処理し、その結果をフロツピ
ーデイスク64へ記憶させるとともに、プリント
24により乗務員記録表等の各種帳表としてプリ
ントアウトさせることが可能である。
また、タンク自動車1がガソリンと灯油等の複
数種類の積載物を運搬する場合には、通常各積載
物は決まつたタンク室21〜25に割り当てられる
ため、フラグF1〜F5の状態によつてどの種類の
積載物が荷積み、荷卸しされているかや各種類毎
の積載量等を自動的に記録することもできる。
なお、上記実施例では、タンク自動車1の運行
情報を検出する検出部として、積載量センサ1
2、燃料消費量センサ13、走行速度センサ14
を設けたが、積載量センサ12以外のセンサは必
ずしも設ける必要がなく、またこれ以外のセンサ
を付加してもよい。更に、各センサの構造につい
ても、それぞれの情報を検出できるものであれ
ば、特に型式を問うものではない。
また、上記実施例では、カードリーダ32から
車両コードや乗務員コード等を乗務員が乗車時に
入力させたが、車両コードについては、そのタン
ク自動車に関して固定的データであるから、予め
データ収集用コンピユータ16へ登録しておくよ
うにしてもよい。
また、上記実施例では、一定時間毎に各センサ
12,13,14からのデータを取込み、それを
RAM55へ時刻データとともに記憶させたが、
予めサンプリング時間間隔を設定、記憶させてお
けば、時刻データの代りにサンプリング回数を記
憶させるようにしてもよい。
このほか、記録媒体としては、上記実施例で述
べたカセツトテープ以外、例えば不揮発性の半導
体メモリ或いは磁気デイスク等電源の喪失に対し
て記憶内容が保持されるものであれば、いずれの
ものでもよい。
以上の通り、本発明によれば、タンク自動車の
正確な運行情報を乗務員が何ら操作をすることな
く自動的に収集できるとともに、データを記憶す
る記憶媒体の容量を小さくできて機器設置コスト
やデータ処理コストを低減でき、かつ積荷の種類
毎のデータも自動的に記録できるようになるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
全体のシステムを示す説明図、第2図はデータ収
集用コンピユータの外観を示す斜視図、第3図は
その回路構成を示すブロツク図、第4図は運行情
報処理装置の外観を示す斜視図である。 1……タンク自動車、2……タンク、21〜25
……タンク室、3……仕切板、4……燃料タン
ク、12……積載量センサ、121〜125……リ
ードスイツチ、13……燃料消費量センサ、14
……走行速度センサ、16……データ収集用コン
ピユータ、17……カセツトテープ、32……カ
ードリーダ、55……RAM。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タンク自動車に搭載されそのタンク自動車の
    運行に関する情報を収集、記録する装置であつ
    て、 前記タンク自動車のタンク内に仕切られた複数
    のタンク室にそれぞれ設けられて各タンク室内の
    積載物の有無を検出する複数のスイツチからなる
    積載量センサを備えて構成され、タンク自動車の
    運行に関する情報を自動的に検出する検出部と、 前記タンク自動車の車両コードおよび乗務員コ
    ードの少なくとも一方を入力する入力部と、 装置本体に着脱自在に装填される記憶媒体と、 前記入力部から入力された車両コードおよび乗
    務員コードを前記記憶媒体に記憶させ、かつ前記
    検出部から与えられるタンク自動車の運行に関す
    る情報を所定間隔でサンプリングし、変化が生じ
    た検出部からの情報を前記記憶媒体に時系列デー
    タとして記憶させる制御部と、 を備えたことを特徴とするタンク自動車の運行情
    報収集装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記検出部
    は、前記積載量センサの他に、前記タンク自動車
    の走行に消費される燃料の消費量を検出する燃料
    消費量センサと、前記タンク自動車の走行速度を
    検出する走行速度センサとを備えることを特徴と
    するタンク自動車の運行情報収集装置。 3 特許請求の範囲第2項において、前記燃料消
    費量センサは、燃料タンクからエンジンへ供給さ
    れる燃料の流量を検出する流量センサと、燃料タ
    ンクへ戻される燃料の流量を検出する流量センサ
    とからなることを特徴とするタンク自動車の運行
    情報収集装置。 4 特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かにおいて、前記入力部は、磁気カードに記録さ
    れた車両コードおよび乗務員コードを読み取るカ
    ードリーダにより構成されていることを特徴とす
    るタンク自動車の運行情報収集装置。 5 特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
    かにおいて、前記記憶媒体を、カセツトテープと
    したことを特徴とするタンク自動車の運行情報収
    集装置。 6 特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
    かにおいて、前記制御部は、ランダムアクセスメ
    モリを備えて構成され、所定のサンプリング時間
    間隔で変化が生じた検出部からの情報を前記ラン
    ダムアクセスメモリへ時系列データとして記憶さ
    せるとともに、前記ランダムアクセスメモリに記
    憶された時系列データを一定時間毎に前記記憶媒
    体へ転送して記憶させることを特徴とするタンク
    自動車の運行情報収集装置。
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