JPH0366158B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、折帳の小口側糊付けにより中身の見
えない折帳を製造する方法に関するものである。

（従来の技術） 問題の頁が表面に現れ、回答の頁が裏面にかく
れるように折込んで、その綴着部の近くにミシン
目を片側に設けた紙片を複数枚とじた回答付学習
帳は、実公昭35−22802号公報によつてこれまで
に開示されている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記の回答付学習帳にあつては、問題の頁が表
面に現れ、回答の頁が裏面にかくれるように折込
んだ紙片を複数枚綴り込んだものであるから、１
枚に対し見えない頁は２頁であり、見えない頁を
多くするような場合にはこのような綴込みでは適
切でなかつた。

本発明は、このような点を改良するために創出
されたもので、この目的とするところは、中身の
見えない頁数の多い折帳を容易に製造するにあ
る。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本発明にあつて
は、重ね折りによる８頁折りにおいて、小口部を
糊付けすることによつて問題の解決を図つてい
る。

すなわち、本発明は、連続刷本紙を重ね折りに
よつて８頁折りにするとともに、これの８頁折り
の小口部分を糊付けし、しかる後にこの８頁折り
を、その流れの方向に対して直角方向に所定の長
さに切断することにより中身の見えない折帳を製
造している。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。

８頁折帳の製造方法の１つである８頁重ね折り
出し方法を第１図について説明すると、連続の刷
本紙ａ及びｂは、ガイドローラ１及び２でガイド
されて送られ、ガイドローラ３の位置において重
ねられる。このガイドローラ３には、重ね折りす
るための３角板４が付設されており、重ねられた
刷本紙ａ及びｂは、３角板４によつて長さ方向に
その中央部より２つ折りにされる。

この２つ折りに重ねられた刷本紙ａ及びｂは、
その小口部分５が糊付けされて一体に綴じられ
る。次いで小口部分５が一体化された８頁重ね折
りの刷本紙ａ及びｂは、それの流れ方向に対して
直角方向に所定の長さに切断されて第２図に示す
ような中身が見えない８頁折りの折帳ｃができ上
る。６はその糊付け綴部である。

このような小口部分５を糊付けで綴つた８頁折
りの折帳ｃは、刷本紙ａ内面の２頁と、刷本紙ｂ
の内面及び外面の４頁の計６頁が外部から見えな
いことになる。

（発明の効果） 本発明は、連続刷本紙を重ね折りにより８頁折
りにし、これをその小口部分において糊付けして
綴じ、次いでこれを流れ方向に対して直角方向に
所定の長さに切断することにより、特殊折帳を形
成するようにしたものであるから、中身が見えな
い頁数の多い折帳が極めて容易に得ることがで
き、しかも８頁にあつて６頁がみえないものであ
るから、見えない頁の多いことを必要とするもの
にあつては極めて有効である。このような折帳
は、これを他の刷本に組み込むことによつて児童
に興趣を与える本を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施するための８頁重
ね折りの説明図、第２図は８頁重ね折りされその
小口部が糊付けされた中身の見えない折帳の斜視
図である。 符号、ａ，ｂ……連続刷本紙、ｃ……小口部を
糊付けした重ね折り折帳の斜視図、１，２，３…
…ガイドローラ、４……３角板、５……小口部、
６……糊付け部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 連続刷本紙を重ね折りによつて８頁折りにす
   るとともに、これの８頁折りの小口部分を糊付け
   し、しかる後にこの８頁折りを、その流れの方向
   に対して直角方向に所定の長さに切断することを
   特徴とする中身の見えない折帳を製造する方法。