JPH0123953Y2 - - Google Patents

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JPH0123953Y2
JPH0123953Y2 JP13118984U JP13118984U JPH0123953Y2 JP H0123953 Y2 JPH0123953 Y2 JP H0123953Y2 JP 13118984 U JP13118984 U JP 13118984U JP 13118984 U JP13118984 U JP 13118984U JP H0123953 Y2 JPH0123953 Y2 JP H0123953Y2
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JP
Japan
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side plate
flap
paper box
plate
adhesive
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JP13118984U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば写真フイルムなどを収納する紙
箱に関するものである。
(従来の技術) 写真フイルム用の紙箱は、例えば板紙を第6図
のような形に打抜き、これを組み立てて第7図に
示すような箱にしていた。この箱は、第6図に示
すように、4方の側板1,2,3,4が折目線
5,6,7を介して一方向に連設され、この各側
板1,2,3,4の両側縁部には図面の上から下
に端板8,8、内フラツプ9,9、接着フラツプ
10,10、内フラツプ11,11の順に連設さ
れていた。また、側板1の図面上方の端には糊代
片12が設けられていた。箱は、この糊代片12
に側板4の端部を接着して角筒を形成し、角筒の
両端部とも内フラツプ9,11、接着フラツプ1
0、端板8の順に折り込んで接着フラツプ10に
端板8を接着することによつて組み立てられてい
た。
一方、この紙箱を容易に開け広げられるように
したものが知られている(実用新案出願公表昭57
ー600001号公報)。このものは第8図に示すよう
に、両側縁部に接着フラツプ10が連設されてい
る図面最下部の側板3に、下端の辺の両角部を結
ぶ円弧状の切目線20及びこの切目線20の中間
部とこの側板3の上端の辺の各角部を結ぶ「ハ」
の字形の切目線21,21が設けられていた。そ
して、この紙箱の組み立てた状態は第9図に示す
通りであり、この円弧状切目線20及び「ハ」の
字形切目線21を指で押し切ることによつて第1
0図に示すように開けると全体を平らにまで開け
広げることができるものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) 第6図に示すものは開け易さに問題があり、ま
た全体を開け広げることはできなかつた。一方、
第8図に示すものは、円弧状切目線及び「ハ」の
字形切目線を指で一気に押し切ることが難しく、
開けることに煩しさがあつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するべくなさ
れたものであり、両側縁部に内フラツプが連設さ
れている一の側板に、角筒形成状態で他の側板と
隣接する側の一の辺の2つの角部ないしその外側
の内フラツプ側縁部間を結ぶ切目線が中間部では
該辺と離隔して設けられ、かつ前記の隣接する他
の側板の両側縁部には切目線がいずれも側縁部の
全長にわたつて設けられていることを特徴として
いる。
一の切目線は両側縁部に内フラツプが連設され
ている一の側板に設ける。この切目線は角筒形成
状態で他の側板と隣接する側の一の辺の2つの角
部ないしその外側の内フラツプ側縁部を結んで設
ける。切目線の端部は、角部にするよりも、切目
線に側板と内フラツプとの折目線を斜交させてフ
ラツプの側端部まで達するようにすることが開け
やすさの点で好ましい。一方、この端部は角部か
らあまり離れるとかえつて開けにくくなるので角
部の近傍が適当である。
切目線の中間部は前記の辺と離隔させる。この
離隔の巾は指先を押し当てやすい程度とするのが
よい。
切目線の形状は特に制限されるものではない
が、例えば横長の梯形状、円弧状などでよい。
切目線は前記の隣接する他の側板の両側縁部に
も設ける。この切目線は要は連結されている端板
又は接着フラツプの一方を基部から切り放すため
のものであり、側縁部に設けることによつて切断
を容易にしている。この切目線はいずれも端板又
は接着フラツプを切り放しうるように側縁部の全
長にわたつて設けられなければならない。
本考案の紙箱におけるフラツプの順序は内フラ
ツプが角筒形成時に向い合う位置に配設されてい
ればよく、残りの2個所に端板と接着フラツプが
配設されることになる。一方の側縁に内フラツプ
が連設されている側板の他方の側縁には内フラツ
プが連設されている必要がある。他の側板につい
ては、両側縁部とも端板あるいは接着フラツプが
連設されていてもよく、あるいは一方が端板で他
方が接着フラツプであつてもよい。
糊代片を設ける側板の種類、すなわちどの位置
で接合して角筒とするかは問うところではない
が、側板の切目線に区画された内側部分(指押
部)を強化して開けやすくするためにこの指押部
に糊代片が接合されることが好ましい。この場
合、糊代片は指押部の裏側からはみださないよう
に接着する必要がある。糊代片が指押部より小さ
い場合には全面に糊付けすればよい。
この箱の外面はもとより内面にも使用説明書な
どの印刷を適宜施してよいことはいうまでもな
い。
紙箱の組立方法は従来と同様でよい。
(作用) 切目線で区画された指押部を押してこの切目線
を切断し、これを押し込んだ状態で持ち上げると
隣接する側板の両側縁部の切目線が切断される。
本考案の紙箱においては、最初の切目線により角
筒の筒長方向を切り放し、次の切目線により両端
面の閉止を解放して、この紙箱を一気に平らにま
で全開することができる。
(実施例) 本考案の一実施例である紙箱の展開状態の平面
図を第1図に示す。
図面に示すように、4方の側板1,2,3,4
が折目線5,6,7を介して一方向に連設され、
この各側板1,2,3,4の両側縁部には図面の
上から下に端板8,8、内フラツプ9,9、接着
フラツプ10,10、内フラツプ11,11の順
に連設されている。側板1の端部には糊代片12
が連設されている。
両側縁部に内フラツプ11,11が連設されて
いる側板4の図面下端部近傍には、内フラツプ1
1の側縁部13から立ち上つて折目線14を斜交
し、側板4部を長辺15と平行に進み、また折曲
線14と斜交して内フラツプ11の側縁部に達す
る横長梯形状の切目線16が設けられている。
一方、両側縁部に端板8,8が連設されている
側板1の両側縁部には切目線17,17が全長に
わたつて設けられている。
組立方法としては、まず糊代片12に接着剤を
塗布してこれを側板4の端部に接合させることに
より角筒を形成し、この角筒の両端部をいずれも
内フラツプ9,11、接着フラツプ10、端板8
の順に折り込み接着フラツプ10の外面と端板8
の裏面とを接合させれば第2図に示す紙箱にな
る。
紙箱を開ける場合には、切目線16で区画され
た指押部18を押し上げると切目線16及び切目
線17が切断され、第3図に示す状態になる。こ
れは、そのまま第4図の状態を経て、第5図に示
すような展開状態にすることができる。紙箱が開
けられた状態においては、第5図に示すように、
指押部18は糊代片12に接着されて側板1側に
移行し、また端板8,8は接着フラツプ10,1
0に接着されて側板3の両側縁部に移行してい
る。
(考案の効果) 本考案の紙箱は容易に開けることができ、片手
でワンタツチで一気に全開することができる。こ
の全開により箱の内面も商品説明用などに活用す
ることができる。本考案品は従来の板紙に単に切
目線を付加するだけでよく、従来の包装工程にお
ける装置類、操作方法等の変更は一切不要であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である紙箱の展開図
であり、第2図に組み立てた状態の斜視図であ
る。第3図はこの紙箱を開けた直後の状態の斜視
図であり、第4図はこれを展開しかけた状態の斜
視図、そして第5図は展開した状態の平面図であ
る。第6図は従来の紙箱の一例の展開図であり、
第7図は組み立てた状態の斜視図である。第8図
も従来の紙箱の他の例の展開図であり、第9図は
組み立てた状態の斜視図、そして、第10図はこ
の紙箱を開けた状態の斜視図である。 1,2,3,4……側板、5,6,7,14…
…折目線、8……端板、9,11……内フラツ
プ、10……接着フラツプ、12……糊代片、1
3……内フラツプの側縁部、16,17……切目
線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 4方の側板が折目線を介して一方向に連設さ
    れ、この側板の両側縁部にはいずれも端板、接
    着フラツプ及び2枚の内フラツプが連設され、
    かつ側板の連設方向の一方の端部には糊代片が
    連設された板紙を、前記糊代片に側板の他方の
    端部を接合させて角筒を形成し、角筒の両端部
    とも2枚の内フラツプ、接着フラツプ、端板の
    順に折り込んで接着フラツプに端板を接合させ
    ることによつて形成される紙箱において、両側
    縁部とも内フラツプが連設されている一の側板
    に、角筒形成状態で他の側板と隣接する側の一
    の辺の2つの角部ないしその外側の内フラツプ
    側縁部間を結ぶ切目線が中間部では該辺と離隔
    して設けられており、かつ前記の隣接する他の
    側板の両側縁部には切目線がいずれも側縁部の
    全長にわたつて設けられていることを特徴とす
    る紙箱。 (2) 内フラツプが連設されている側板に設けられ
    た切目線の両端部がいずれも内フラツプとの折
    目線を斜交して内フラツプの側縁部に達してい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の紙箱。
JP13118984U 1984-08-31 1984-08-31 紙箱 Granted JPS6148120U (ja)

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JP13118984U JPS6148120U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 紙箱

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JP13118984U JPS6148120U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 紙箱

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Publication Number Publication Date
JPS6148120U JPS6148120U (ja) 1986-03-31
JPH0123953Y2 true JPH0123953Y2 (ja) 1989-07-21

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JP13118984U Granted JPS6148120U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 紙箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810320B2 (ja) * 1987-06-08 1996-01-31 富士写真フイルム株式会社 感光シート用保護シート
JP3612691B2 (ja) * 1995-07-06 2005-01-19 富士写真フイルム株式会社 フイルム製品の包装体

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JPS6148120U (ja) 1986-03-31

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