JPS6037287Y2 - 紙製包装容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、紙製包装容器ことに段ボール紙製のものに係
る。

段ボール紙よりなる包装容器は広く用いられているが、
この包装体を開くことが、特別の器具を用いず、簡易迅
速に行えることは、常にもとめられていることである。

本考案は、何ら特別の器具等を要せず、開梱のきわめて
簡単な紙製包装容器を提供するものである。

以下、本考案の一実施例について図面とともに説明する
。

第１図は本考案の一実施例である紙製包装容器の斜視図
、第２図はその蓋板を開放した状態を示す一部破断斜視
図、第３図はその展開図である。

この紙製包装容器は、第３図に示すように、１枚の両面
段ボール紙からなっており、組立て状態においては第１
図に示すように、直方体をなす。

第１，２図に示すように、この包装容器は、底板１と、
この底板につらなり、相対向して設けられた第１の側板
２と、長手方向に第１の突合せ部３が形成された蓋板４
と、この蓋板の両端を延長した延長部からなり、第１の
突合せ部３に連続して第２の突合せ部５が形成された一
方の第２の側板６と、第１の突合せ部３および第２の突
合せ部５と直角方向であって、一方の第２の側板６と第
３の突合せ部７を形成した他方の第２の側板８と、第１
の突合せ部３および第２の突合せ部５、ならびに他方の
第２の側板８にわたって貼着された１枚の封緘テープ９
とを具備している。

さらに、他方の第２の側板８において、封緘テープ９が
位置する近傍に開梱業封緘テープ切開用切欠部１０が設
けられている。

１１は第１の側板２につらなるつま板である。

上記紙製包装容器の組立てにあたっては、それぞれの辺
を折目として折曲げ、つま板１１の上側に他方の第２の
側板８が重ねられ、接着剤で堅固に接着固定され、内容
物が収められたのち、蓋板４が閉じられ、一方の第２の
側板６は同様つま板１１の上側に重ねられ、接着剤で比
較的ゆるく接着固定され、最後に第１の突合せ部３およ
び第２の突合せ部５、ならびに他方の第２の側板８にわ
たって封緘テープ９が貼着される。

開梱にあたっては、開梱業封緘テープ切開用切矢部１０
に指を入で一方の第２の側板６に引掛けてこれをはがせ
ば、第２の突合せ部５に沿って封緘テープ９を同時に切
開くことができる。

以下、通常のとおり、第１の突合せ部３に沿って封緘テ
ープ９を切開く。

したがって、封緘テープ９の切開きがきわめて簡単に行
なえるので、開梱もきわめて簡単に行なうことができる
。

以上説明したように、本考案によれば、何ら特別の器具
等を要せず、開梱のきわめて簡単な紙製包装容器を提供
することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例である紙製包装容器の斜視図
、第２図はその蓋板が開いた状態を示す一部破断斜視図
、第３図はその展開図である。 １・・・・・・底板、２・・・・・・第１の側板、３・
・・・・・第１の突合せ部、４・・・・・・蓋板、５・
・・・・・第２の突合せ部、６・・・・・・一方の第２
の側板、７・・・・・・第３の突合せ部、８・・・・・
・他方の第２の側板、９・・・・・・封緘テープ、１０
・・・・・・開梱業封緘テープ切開用切矢部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底板と、前記底板につらなり、相対向して設けられた第
   １の側板と、前記第１の側板にそれぞれつらなり、第１
   の突合せ部が形成された蓋板と、前記蓋板の端延長部か
   らなり、前記第１の突合せ部に連続して第２の突合せ部
   が形成された一方の第２の側板と、前記第１および第２
   の突合せ部と直角方向であって、前記一方の第２の側板
   と第３の突合せ部を形成した他方の第２の側板と、前記
   第１および第２の突合せ部、ならびに前記他方の第２の
   側板にわたって貼着された封緘テープとを具備腰前記他
   方の第２の側板において、前記封緘テープが位置する近
   傍に開梱兼封緘テープ切開用切欠部が設けられたことを
   特徴とする紙製包装容器。