JPH0364603B2 - - Google Patents

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JPH0364603B2
JPH0364603B2 JP59077781A JP7778184A JPH0364603B2 JP H0364603 B2 JPH0364603 B2 JP H0364603B2 JP 59077781 A JP59077781 A JP 59077781A JP 7778184 A JP7778184 A JP 7778184A JP H0364603 B2 JPH0364603 B2 JP H0364603B2
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JP
Japan
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conductive
particles
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component
less
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JP59077781A
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Toshio Jitsumatsu
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳现な説明】
本発明は金属摩耗性がなく、䞔぀制電性胜に優
れた癜色の導電性耇合繊維に関する。 通垞、カヌペツトの䞊を歩いおドアの把手に觊
れた時の攟電シペツク、摩擊垯電による火花攟
電、或いは塵埃の付着などの静電気障害は非垞に
厄介なものであり、かなりの䞍快感を生ぜしめる
ものである。合成繊維や倩然繊維に制電性を付䞎
する有効な手段の䞀぀に、導電性カヌボンブラツ
クを混合したポリマヌからなる導電成分ず繊維圢
成性ポリマヌからなる保護成分ずが接合された導
電性耇合繊維を少量混甚する方法がある。しかし
ながら、カヌボンブラツクを甚いた導電性耇合繊
維は黒色又は灰色に着色しおいる為、その甚途を
制限されおいるのが実状である。近幎、このよう
な倖芳の黒色を改良するものずしお、癜色又は無
色の導電性物質を含有させた導電性繊維の研究が
盛んである。なかでも導電性金属酞化物やこれら
の皮膜を有する埮粒子は癜色に近く、比范的良奜
な導電性ず混緎性を有しおいるこずが刀り、泚目
されおいる。䟋えば特開昭57−5919号公報及び特
開昭57−11213号公報には酞化亜鉛や酞化錫を䞻
成分ずする導電性金属酞化物を甚いた導電性耇合
繊維が蚘茉されおいる。しかし、導電性カヌボン
ブラツクを甚いた導電性耇合繊維䞊みの導電性を
埗るには、導電性カヌボンブラツクの堎合に比べ
お、〜倍の導電性金属酞化物を混緎する必芁
があるなど、解決すべき問題がいく぀か残されお
おり、実甚化が遅れおいる。 䞀方、最近の電子機噚産業の成長に䌎い、無塵
制電䜜業服やカヌペツトに芁求される制電性胜は
埓来以䞊、たすたす高床なものずな぀おいる。 本発明者等はかかる背景から、癜色でしかも高
床な制電性胜を発揮する繊維を研究の結果、先
に、導電性金属酞化物粒子を倚量に含有した導電
成分が繊維衚面に露出しおいる導電性耇合繊維は
優れた制電性胜を有するものの、金属摩耗性が著
しいこずを芋出し、これを改良するものずしお、
導電性の金属酞化物等の粒子を含有する導電性の
芯成分ず、これを取囲む繊維圢成性ポリマヌから
なる鞘成分ずからなり、䞔぀繊維暪断面においお
鞘成分の厚さで最小郚䜍が3Ό以䞋である導電
性耇合繊維を特願昭58−214277号特開昭60−
110920ずしお提案した。しかし、導電性芯成分
を非導電性の鞘成分で完党に封包しおいる為、コ
ロナ攟電を生起するには薄いながらも尚、鞘成分
の絶瞁砎壊を必芁ずし、制電性胜が劣るずいう欠
点があ぀た。 曎に研究を進めた結果、鞘成分にも粒埄が鞘成
分の最小厚さず同皋床の導電性粒子を少量含有さ
せるず、金属摩耗性が無く、しかも制電性胜は導
電成分が繊維衚面に露出しおいるものず同等の導
電性耇合繊維が埗られるこずを芋出し、本発明を
完成するに至぀た。 すなわち本発明は、導電性の金属酞化物、金属
化合物又は金属或いは衚面にこれらの皮膜を有す
る粒子の矀から遞ばれた皮又は皮の導電性粒
子ず熱可塑性ポリマヌずからなる比抵抗が
104Ω・cm以䞋の導電性芯成分ず、導電性の金属
酞化物又は金属化合物の粒子或いは衚面にこれら
の皮膜を有する粒子を0.001〜重量含有する
比抵抗が107Ω・cm以䞊の繊維圢成性ポリマヌか
らなる非導電性鞘成分ずを耇合しおなる導電性耇
合繊維においお、繊維暪断面における鞘成分の厚
さで最小の郚䜍が3Ό以䞋であり、か぀鞘成分
に含たれる導電性粒子の粒埄が䞋蚘匏を満
たす範囲であるこずを特城ずするものである。 0.5≊導電性粒子の粒埄鞘成分の最小厚さ≊
 芯成分に含有される導電性粒子は、粉末状での
比抵抗が104Ω・cm以䞋のものであればあらゆる
皮類の粒子が䜿甚可胜である。癜床の高い金属酞
化物や金属酞化物被膜を有する粒子は勿論、金属
粉䟋えば銀、ニツケル、銅、鉄或いはこれらの
合金などや硫化銅、沃化銅、硫化亜鉛、硫化カ
ドミりムなどの金属化合物など着色しおいるもの
も䜿甚し埗る。芯成分の断面積割合を小さくし、
䟋えば〜15ずするこずや鞘にTiO2等の癜色
顔料を分散させるこずにより充分着色を隠すこず
が出来るからである。 金属酞化物粒子ずしおは、酞化錫、酞化亜鉛、
酞化銅、亜酞化銅、酞化むンゞりム、酞化ゞルコ
ニりム、酞化タングステンなどの粒子があげられ
る。金属酞化物の倚くのものは絶瞁䜓に近い半導
䜓であ぀お本発明の目的に充分な導電性を瀺さな
いこずが倚い。しかしながら、䟋えば、金属酞化
物に適圓な第成分䞍玔物を少量50以
䞋、特に25以䞋添加するなどの方法により、
導電性を匷化し、本発明の目的に充分な導電性を
有するものが埗られる。このような導電性匷化剀
ずしおは、酞化錫に察しお酞化アンチモンが、酞
化亜鉛に察しおアルミニりム、カリりム、むンゞ
りム、ゲルマニりム、錫などの金属酞化物が䜿え
る。 曎に、酞化チタン、酞化亜鉛、酞化マグネシり
ム、酞化錫、酞化鉄、酞化ケむ玠、酞化アルミニ
りムなどの非導電性無機物粒子の衚面に䞊蚘金属
酞化物、金属化合物又は金属の導電性皮膜を圢成
した粒子も甚いられる。 導電性粒子の導電性は、粉末状での比抵抗が
104Ω・cm皋床以䞋、特に102Ω・cm皋床以䞋が奜
たしく、101Ω・cm皋床以䞋が最も奜たしい。実
際に102Ω・cm〜10-2Ω・cm皋床のものが埗られ、
本発明の目的に奜適に応甚するこずができるが、
曎に優れた導電性のものは䞀局奜たしい。粉末の
比抵抗䜓積抵抗率は盎埄cmの絶瞁䜓の円筒
に詊料を詰め、䞊郚からピストンによ぀お
200Kgの圧力を加え、盎流電圧䟋えば0.001〜
1000Vを印加しお電流以䞋で枬定す
る。 導電性粒子は充分小さい粒埄のものがよく、粒
埄が小さい皋ポリマヌず混合したずき、より少な
い混合率で高い導電性を瀺すこずが倚い。平均粒
埄が〜2Όのものも䜿甚可胜ではないが、通
åžž1Ό以䞋、特に0.5Ό以䞋、最も奜たしくは
0.3Ό以䞋のものが甚いられる。䞀方、粒埄が
0.05Ό以䞋の粒子では導電性に優れるが、均䞀
分散が困難で曳糞性が劣る傟向が認められる。結
局、ポリマヌ䞭ぞの分散が比范的容易で、埗られ
る混合物の導電性及び曳糞性の点で、粒埄0.25ÎŒ
前埌のもの、すなわち0.13Ό〜0.45Ό皋床、
特に0.15Ό〜0.35Ό皋床のものが最も実甚性が
高い。 さお、前述のように導電性粒子ずポリマヌずの
混合物の導電性は粒子の倧きさや混合率だけでな
く、ポリマヌの結晶性によ぀おも倧きく倉化す
る。すなわち導電性の芋地からは結晶性の高い
結晶化床60以䞊、特に70以䞊ポリマヌで
あるポリ゚チレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフむン、ポリオキシメチレン、ポリオキシ゚チ
レンポリ゚チレンオキシドのようなポリ゚ヌ
テル及びその誘導䜓䟋えばポリ゚チレンオキシ
ドポリ゚チレンテレフタレヌトのブロツクコポ
リマヌ、ポリビニルアルコヌル、ポリカプロラ
クトンなどが奜たしい。たた、珟圚最も倚量に生
産されおいるナむロン、ナむロン66、ナむロン
12などのポリアミド、ポリ゚チレンテレフタレヌ
ト、ポリブチレンテレフタレヌトなどのポリ゚ス
テル、アクリル系ポリマヌ、ポリりレタン及びそ
れらの倉性物共重合物又は混合物も導電性粒
子を混合せしめるポリマヌずしお奜適である。䞊
蚘高結晶性ポリマヌは融点が䜎いために耐熱性に
問題があるものが倚く、他方䞭皋床の結晶性を瀺
す䞊蚘ポリアミド、ポリ゚ステル、アクリル系ポ
リマヌなど結晶化床20〜50皋床は延䌞倍率
が高くなるず導電性及び制電性が䜎䞋しおくる傟
向があり、甚途によ぀お適切なポリマヌを遞択す
る必芁がある。 導電性粒子の混合率は、粒子の導電性、粒子
埄、粒子の連鎖圢成胜及び混合する結合材ポリマ
ヌの性質や結晶性などによ぀お倉るが、通垞30〜
85重量皋床の範囲内であり、倚くの堎合40
〜80皋床である。80以䞊では流動性が䞍足す
るので、通垞流動性改善剀の䜿甚が必芁ずなる。 本発明の鞘成分に含有される導電性粒子ずしお
は、導電性芯成分のずころで蚘したように、癜床
の高い金属酞化物又は着色の少ない金属化合物の
導電性粒子或いは衚面にこれらの皮膜を有する粒
子が䜿甚しうる。導電性粒子の粒埄は鞘成分の最
小厚さず同皋床のものが奜たしい。平均粒埄が鞘
成分の最小厚さの倍を超えるものも䜿甚䞍可胜
ではないが、20Ό以䞊の粒子はフむシナアむ状
の節が数倚く生じお玡糞や延撚時の糞切れを誘発
するので奜たしくない。他方、平均粒埄が鞘成分
の最小厚さの0.2倍より小さいものでは、制電性
胜の改善効果が消倱しおしたう。それ故、平均粒
埄は䞋蚘匏を満たす範囲のものが最も奜た
しい。 0.5≊導電性粒子の粒埄鞘成分の最小厚さ≊
 本発明の繊維の鞘成分を構成する繊維圢成性ポ
リマヌは繊維圢成性のものであれば任意である
が、ナむロン、ナむロン66、ナむロン12などの
ポリアミド、ポリ゚チレンテレフタレヌト、ポリ
ブチレンテレフタレヌトなどのポリ゚ステル、ア
クリル系ポリマヌ、ポリりレタン及びポリプロピ
レンなどのポリオレフむン及びそれらの倉性物
共重合物又は混合物が奜適である。特に䞊蚘
ポリアミド、ポリ゚ステル、アクリル系ポリマヌ
は珟圚最も倚量に商業生産されおおり、これらの
合成繊維ず混甚されお䜿甚される機䌚が倚い導電
性耇合繊維の鞘成分のポリマヌずしお最適であ
る。たた、公知の方法によりその染色受容性を改
善しお䟋えば共重合させお塩基性又は酞性の染
色郚䜍を導入する合成繊維や倩然繊維ずのブレ
ンド又は盞互染色を容易にするこずもできる。或
いは艶消剀、顔料、着色剀、安定剀、制電剀ポ
リアルキレンオキシド類、界面掻性剀などなど
を添加するこずもできる。 芯及び鞘成分のポリマヌの組合せは延䌞等によ
る剥離を防止するずいう点から、同皮又は近䌌の
ポリマヌ同志の組合せが望たしいが、本発明の繊
維は芯鞘構造であるので、䞊列型ずした堎合に剥
離を䌎うポリマヌの組合せ䟋えばポリ゚チレン
ずナむロンの組合せでもさほど重倧な問題ず
なるこずは少ない。 甚途によ぀おは、䟋えば高枩スチヌムゞ゚ツト
嵩高加工や仮燃加工時の高枩凊理を行う堎合に
は、導電性の芯成分が露出しおくるこずがある。
このような堎合には鞘成分のポリマヌずしお高い
融点をも぀ポリマヌを遞択するこずが必芁であ
る。 本発明の繊維は、䞊蚘導電性無機物粒子ず結合
材ポリマヌずからなる導電性の芯成分ずこれを取
囲む繊維圢成性ポリマヌからなる鞘成分ずが耇合
されたものである。導電性の芯成分は充分な導電
性を有しおいなくおはならず、䞀般に107Ω・
未満の比抵抗を有するこずが必芁であり、
104Ω・cm以䞋が奜たしく、102Ω・cm以䞋が特に
奜たしい。䞀方、鞘成分は導電性粒子を0.001〜
重量含有しおいるが、非導電性であり、通垞
107Ω・cm以䞊の比抵抗を有しおいる。導電性の
芯成分の耇合比率断面積占有率に぀いおは、
導電性無機物粒子を倚量に混合した導電成分は曳
糞性玡糞性や匷䌞床などに劣る傟向があるた
め、通垞30以䞋が奜たしく、特に15以䞋が奜
適である。他方、耇合比率が小さくなるず導電性
が䞍安定になり、或いは䜎䞋する傟向が出おくる
ため、通垞以䞊が奜たしく、特に以䞊が
奜適である。 第図〜第図は本発明の繊維の暪断面の具䜓
䟋であり、たた第図ず第図は埓来公知の導電
性成分が繊維衚面に露出した構造の具䜓䟋であ
る。本発明の繊維の暪断面茪郭は円圢でもよ
く、非円圢でもよい。たた導電性の芯成分は単数
でも、耇数でもよく、たた、円圢でも、非円圢で
もよい。 本発明の繊維は鞘成分の厚さで郚分的に薄いも
のが奜たしく、通垞の溶融又は也匏の耇合玡糞方
法によ぀お補造するこずができる。特に鞘成分の
厚さで最小の郚䜍が3Ό以䞋のものが奜適であ
る。このような耇合繊維は口金の蚭蚈においお特
別な工倫をするこずで可胜ずなる。すなわち、(A)
口金の内郚オリフむスにおいお、導電性の芯成分
ず鞘成分ずが合流する盎前に鞘成分の最小厚
さが3Ό以䞋の薄皮を圢成させるためのポリマ
ヌ導入溝幅ず深さが0.3mm皋床を付加的に蚭
けるこず、(B)導電性の芯成分ず鞘成分ずが内
郚オリフむスで合流する前埌のポリマヌの流速を
ほが等しくし、䞔぀合流する盎前の導電性の芯成
分の流速をV2、鞘成分の流速をV1、合流盎
埌の耇合流の流速をV1+2ずしたずき、V2V1
V1+2ずするこず、(C)導電性無機物粒子を倚量に
混合した導電性の芯成分は、通垞の繊維圢成性ポ
リマヌに比べお、剪断速床が103sec-1皋床以䞋で
溶融流動性が急激に悪くなる傟向があるので、少
なくずも合流する盎前の剪断速床を103sec-1皋床
以䞊にしお、鞘成分の溶融流動性ず同質の状態で
合流させるこずが必芁である。 通垞、鞘成分の最小厚さを3Ό以䞋に保持す
るこずは容易なこずではない。䟋えば第図のよ
うな扁心型芯鞘構造で、導電性の芯成分ず鞘成
分を内郚オリフむスにおいお単に扁心的に合流
させた堎合には、鞘成分の最小厚さが4Ό皋床
以䞊になるか、或いは導電性の芯成分が衚面に突
出しおしたう。 第図は鞘成分の最小厚さが1.5Όの導電性耇
合繊維に぀いお暪断面図は第図、20デニヌル
フむラメント鞘成分䞭の導電性粒子の混合率
ず制電性胜の関係の䟋を瀺すものである。制電性
は、通垞のナむロンの100デニヌル24フむラメ
ントの仮撚糞を12口の䞞線機で線むずき、本に
本の割合で導電性耇合繊維を合糞しお線み蟌ん
だ線物を染色、掗濯、也燥し、湿枩床25℃20の
雰囲気䞭、朚補の台䞊でりヌル垃で軜く15回摩擊
し、分埌の垯電圧で評䟡した。この評䟡方法に
よれば垯電圧が1KV以䞋であれば、コンピナヌ
タを䜿甚するオフむスのカヌペツト或いは䜜業服
での静電気障害や塵埃付着のほずんどを防止する
こずができる。混合率は0.001〜重量であり、
0.03〜重量が最も実甚性が高い。0.03重量
未満では、垯電圧が高くなり、バラツキも倧きく
なる傟向がみられ、0.001重量未満では制電性
胜の改善効果が䞍充分である。他方、重量を
越えるず垯電圧は導電性が繊維衚面に露出したも
のず同じレベルに達し、改善効果は飜和に達し、
曎に重量を超える混合率では玡糞性や金属摩
耗性が問題ずなる。 本発明の繊維は癜色又は癜色に近く、䟋えば癜
床反射率60以䞊のものを補造するこずがで
き、埓来カヌボンブラツク系の導電性耇合繊維が
䞍適圓であ぀た癜色又は淡色の繊維補品にも䜿甚
するこずができる。連続フむラメント又はステヌ
プル状で、巻瞮しない状態又は巻瞮した状態で他
の垯電性の倩然繊維又は人造繊維ず混甚しお繊維
補品に制電性胜を付䞎するこずができる。混甚率
は、通垞0.1〜10皋床であるが、勿論目的によ
぀おは10〜100や0.1以䞋の混甚率が適甚され
る堎合がある。混合は、混繊、合糞、合撚糞、混
玡、亀織、亀線その他公知のあらゆる方法で行な
うこずができる。 以䞋実斜䟋によ぀お本発明を説明する。は特
蚘しない限り重量を瀺す。 実斜䟋  衚面に酞化錫SnO2皮膜を有する酞化チタ
ン粒子に察しお1.5の酞化アンチモンを混合焌
成しお導電性化した粒子をA1ずする。A1の平均
粒埄は0.25Ό粒埄のバラツキ範囲は0.20〜
0.30Όで比范的揃぀おいる、酞化錫の含有率は
15、比抵抗4.3Ω・cm、倖芳は癜色に近い淡灰
青色で癜床光反射率は83であ぀た。又、
A1ず同様に導電性化した平均粒埄1.5Ό粒埄
のバラツキ範囲は1.0〜2.0Ό、比抵抗1.6Ω・
cm、癜床88の粒子をA2ずする。分子量14000の
ナむロン結晶化床45の粉末玄25ず導電
性粒子A175を混合し、曎に溶融混緎しお埗た
導電性ポリマヌをCP1ずする。粒子分散剀ずしお
ポリ゚チレンオキシドポリブチレンオキシドの
ブロツク共重合物で共重合比分子量
4000のものをA1に察しお0.2添加し、ナむロン
粉末に混合するずきは流動性改善剀ずしおステ
アリン酞マグネシりム塩をA1に察しお0.8添加
した。 分子量16000のナむロンに導電性粒子A2を0.4
、及び艶消剀ずしお酞化チタン粒子を0.35添
加したものを鞘成分或いは保護成分ずし、前
蚘導電性ポリマヌCP1を導電成分ずしお、第図
及び第図のような耇合構造で溶融玡糞した。䞡
成分の耇合比䜓積を10ずし、玡糞枩床
280℃で、盎埄0.25mmのオリフむスから玡出し、
冷华・オむリングしながら800分の速床で捲
取぀た。次いで90℃、2.4倍で延䌞し、曎に170℃
の熱板に接觊させた埌、12Tで加熱しながら
パヌンに巻取り、20デニヌルフむラメントの延
䌞糞Y1、Y2を埗た。又、比范䟋ずしお鞘成分に
導電性粒子A2を混合しおいない延䌞糞Y3、Y4
耇合構造はそれぞれ第図、第図を埗た。
尚、Y3の延䌞においおは800以䞋の巻量で90
近くが糞切れし、すべおのトラベラヌにするどい
切蟌みキズが発生しおいた。これらの延䌞糞の導
電性、制電性、金属摩耗性等の性胜を第衚に瀺
す。 導電性は、長さ10cmの単糞30本を束ねお䞡端を
金属端子ず導電性接着剀で接着し、1KVの盎流
電圧を印加しお抵抗倀を枬定し、それから算出し
た導電成分の比抵抗で評䟡した。 金属摩耗性は、盎埄35Όのステンレス線䞊を
100分の速床で糞を走行させた時の接觊前
の糞匵力〜、接觊角45゜ステンレス線の
切断時間で評䟡した。 Y1〜Y4はいずれも比抵抗で102Ω・cm皋床の優
れた導電性を瀺すが、制電性胜は鞘成分に導電性
粒子を混合しおいないY4が著しく劣る。又、金
属摩耗性においおはサむドバむサむド構造のY3
が著しく䞍良である。䞀方、本発明の繊維である
Y1ずY2は制電性、金属摩耗性ずもに優れおいる
こずが刀る。 次にY1〜Y4をそれぞれナむロンの糞2600デ
ニヌル140フむラメントず合糞しお巻瞮加工した
ものをコヌスに本甚い、他のコヌスはナむ
ロン巻瞮加工糞2600デニヌル140フむラメント
を甚いおタフテツドカヌペツトルヌプ、混甚率
0.26を補造した。埗られたカヌペツト䞊を皮
靎で歩行25℃、20RHしたずきの人䜓垯電
圧を枬定したずころ、本発明の繊維をY1、Y2を
混甚したカヌペツトではそれぞれ−1.0KV、−
0.9KVず優れた制電性胜を有しおいた。䞀方、
Y3、Y4を混甚したカヌペツトではそれぞれ−
0.9KV、−1.7KVであ぀た。尚、ナむロン巻瞮
加工糞2600デニヌル140フむラメントのみからな
るカヌペツトでは人䜓垯電圧が−9.2KVで、接地
した把手に觊れた時の攟電シペツクは激しいもの
で、かなりの恐怖感を生ぜしめるものであ぀た。
【衚】
【衚】 実斜䟋  分子量80000のポリ゚チレン結晶化床78
の粉末玄25ず実斜䟋で䜿甚した導電性粒子
A175を混合し、曎に溶融混緎しお導電性ポリ
マヌCP2を埗た。粒子分散剀ずしおポリ゚チレン
オキシドポリブチレンオキシドのプロツク共重
合物をA1に察しお0.2添加し、ポリ゚チレン粉
末に混合するずきは流動性改善剀ずしおステアリ
ン酞マグネシりム塩をA1に察しお0.3添加した。
分子量15000のポリ゚チレンテレフタレヌトで導
電性粒子A2を0.2及び酞化チタン粒子を0.35
含むものを鞘成分ずし、䞊蚘導電性ポリマヌCP2
を導電性の芯成分ずし、第図及び第図の耇合
構造で溶融玡糞した䜆し、導電性フむラメント
は本で、残りの本は導電性の芯成分のない非
導電性フむラメントからなる混成糞。すなわち、
導電性フむラメントにおける䞡成分の耇合比䜓
積は10、玡糞枩床295℃で盎埄0.25mmのオ
リフむスから玡出し、冷华、オむリングしながら
1000分の速床で巻取぀た。次いで90℃、2.6
倍で延䌞し、曎に130℃の熱板に接觊させた埌、
12Tで加撚しながらパヌンに巻取り、20デニ
ヌルフむラメントの延䌞糞Y5、Y6を埗た。又、
比范䟋ずしお鞘成分に導電性粒子A2を混合しお
いない延䌞糞Y7耇合構造は第図を埗た。こ
れら延䌞糞の構造及び性胜を第衚に瀺す。尚、
制電性はポリ゚チレンテレフタレヌト150デニヌ
ル48フむラメントの仮撚糞の䞞線物に䞊蚘導電性
混成糞を本に本の割合で線み蟌んだ線物の摩
擊垯電圧で評䟡した。 Y5〜Y7はいずれも比抵抗で102Ω・cm皋床の優
れた導電性を有しおいるが、制電性においおは本
発明の繊維Y5、Y6を混甚した線物は鞘成分に導
電性粒子を混合しおいないY7を混甚した線物に
比べ、制電性胜が倧巟に改善されおいるこずが刀
る。尚、ポリ゚チレンテレフタレヌト150デニヌ
ル48フむラメントの仮撚糞のみからなる線物で枬
定した垯電圧は−14.5KVであ぀た。 次にY5〜Y7をそれぞれ通垞のポリ゚チレンテ
レフタレヌト50デニヌル24フむラメントず合糞し
た糞条を通垞のポリ゚チレンテレフタレヌト70デ
ニヌル36フむラメントからなる高密床タフタ経
緯密床300本むンチに経糞ずしお5.1mm間隔で
織り蟌み、染色仕䞊げ加工を斜した。これら染色
垃の垯電電荷量は劎働省産業安党研究所発行の
静電気安党指針に準じお枬定、それぞれ3.5、
2.6、7.2×10-6クヌロンm2であり、本発明の繊
維Y5、Y6を混甚した織物は前蚘静電気安党指針
の基準倀×10-6クヌロンm2以䞋に適合しおお
り、優れた制電性胜を有しおいるのに察し、鞘成
分の導電性粒子を混合しおいないY7を混甚した
織物は制電性胜が今䞀぀䞍足しおいるこずが刀
る。尚、ポリ゚チレンテレフタレヌト70デニヌル
36フむラメントのみからなる高密床タフタの織物
で枬定した垯電電荷量は22×10-6クヌロンm2で
あ぀た。
【衚】 【図面の簡単な説明】
第図〜第図は本発明繊維の暪断面図の具䜓
䟋である。第図ず第図は導電成分が繊維衚面
に露出した構造の䟋である。第図は鞘成分の最
小厚さが1.5Όの導電性耇合繊維に぀いお鞘成分
䞭の導電性粒子の混合率ず摩擊垯電圧の関係の具
䜓䟋を瀺すものである。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  導電性の金属酞化物、金属化合物又は金属或
    いは衚面にこれらの皮膜を有する粒子の矀から遞
    ばれた皮又は皮以䞊の導電性粒子ず熱可塑性
    ポリマヌずからなる比抵抗が104Ω・cm以䞋の導
    電性芯成分ず、導電性の金属酞化物又は金属化合
    物の粒子或いは衚面にこれらの皮膜を有する粒子
    を0.001〜重量含有する比抵抗が107Ω・cm以
    䞊の繊維圢成性ポリマヌからなる非導電性鞘成分
    ずを耇合しおなる導電性耇合繊維においお、繊維
    暪断面における鞘成分の厚さで最小の郚䜍が3ÎŒ
    以䞋であり、か぀鞘成分に含たれる導電性粒子
    の粒埄が䞋蚘匏を満たす範囲であるこずを
    特城ずする導電性耇合繊維。 0.5≊導電性粒子の粒埄鞘成分の最小厚さ≊
    
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