JPS60224813A - 制電性複合繊維 - Google Patents

制電性複合繊維

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JPS60224813A
JPS60224813A JP7922584A JP7922584A JPS60224813A JP S60224813 A JPS60224813 A JP S60224813A JP 7922584 A JP7922584 A JP 7922584A JP 7922584 A JP7922584 A JP 7922584A JP S60224813 A JPS60224813 A JP S60224813A
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JP
Japan
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particles
conductive
metal
fiber
sheath
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Application number
JP7922584A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Naito
寛 内藤
Takao Hase
長谷 孝夫
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Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
Original Assignee
Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は制電性複合繊維、詳しくは導電性を有する芯と
非導1!性の鞘から成る金J141#耗性がなく、且つ
白皮の高い制電性複合W&維に曲する。
!ll1lI#、、特にポリエステル、ポリアミド、ポ
リアクリロニトリル、ポリオレフィン等の疎水性繊mは
摩擦等による静電気の発生が著しく、帯電圧がしばしば
10KVを超え、種々の障害を起こすことはまく知らn
ている。このため帯電防止(f8導電性与)に関する多
数の提案がなされている。
その1つは金−繊維を帯電性!!I維に混用する方法で
あるが、加工、使用時の屈曲による折損で制電性が低°
トしたり、他繊維との混合・受輪・交織が困難であるこ
と、特何の金属光沢が製品の品位を下げでしまう等の欠
点を有する。
また、金属をメッキしたmMや導電性物質をコーチイン
クしたil維は、製造コストが極めて高いこと、加工時
や使用時の屈曲や摩擦で剥離することが多く、耐久性に
乏しいことなど多くの欠点を有する。
更に、カーボンブラックや金属粉などの導電性粒子を熱
可塑性重合体全体iこ分散させた繊維は、導電性を付与
する程度まで導電性粒子を分散させた場合、切糸性、強
度、伸度の低下は免れず実用に供するものを得ることは
極めて困難である。
かかる欠点を解消すべ(、カーボンブラックや金属粉な
どの導電性粒子を分散させた熱可塑性重合体と細細遍成
性重合体を第1〜8図の如く複合した繊維が提案されて
いる。しかし導電性粒子を含有する導電成分を非導電成
分で完全に封包した第1図の如き複合繊維では、カーボ
ンブラックや金属粉の黒乃至灰色は比較的目立たないが
、コロナ放電を生起する為に鞘の絶縁破壊を必要とし、
制電性が劣るという欠点がある。また、導電成分を鞘と
する第2図の如き複合JiI維や導電成分と非導電成分
をサイドバイサイド型に接合した第8図の如き複合!l
維は、導電成分が繊維表面に露出していることによりコ
ロナ放電性すなわち制電性に優れるが、カーボンブラッ
クや金属粉の黒乃至灰色が目立ち、これらの複合繊維を
混用した製品の品位を低下させる欠点を持ち、更に摩擦
によって相手を損傷する傾向がある。
カーボンブラックや金属粉など黒乃至灰色を呈する導電
性粒子よりも白皮の高い導電性粒子が特開昭56−14
0028号公報、特開昭54−161598号公報など
に提示されており、第2図や第8図の如く導電成分が繊
維表面に露出していても比較的白変の軸い繊維が得られ
るようになった。しかし、白皮の高い導電性粒子の例と
しては酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化チタン
などの金属化合物があげられ、これら金属化合物粒子は
充分な導電性を付与する程度まで多量に混合した場合は
、摩擦する相手を著しく損傷することが多い。
例えば製糸工程、加工、織鞠工程でのガイド類や一針、
ヒータープレート、更には紡糸ノズルの損傷が甚しい傾
向がある。従って白皮の高い導電性粒子を用いる場合も
、導電層が表面に總出しない芯鞘型が摩耗性の観点から
好ましいが、制電性の観点からは劣るという互いに相反
する問題がある。
本発明者等は前記導電性複合繊維の諸欠陥を改良するた
め鋭意研兜の結果、導電性粒子を含有する導電性重合体
を芯成分とし、非導電性の重合体を鞘成分とする導電性
複合−維に於て、導電性の芯と繊維表面との間、即ち非
導電性の鞘に金属粒子及び/又は金−の被膜を有する無
機粒子を少量混合することにより制電性を著しく向上さ
せ得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、摩耗性及び着色が少なく、且つ優れた
制電性を有し、しかも工業的に容易に製造でき、新規な
制電性複合繊維を提供することにある。
本発明の複合繊維は、導電性粒子と熱可塑性ポリマーと
からなる比抵抗が1070・儒未鍋の導電性ポリマーを
芯成分とし、繊維形成性ポリマーからなる比抵抗が10
7Ω・譚以上の非導電性ポリマーを鞘成分とする導電性
複合繊維において、組成分が平均粒径0.1〜20μm
の金属及び/又は金属の被膜を有する無機粒子を単位繊
維長さ当り1×10″″1〜lXl0’個/cs含有し
、且つ該粒子が下記式を満足することを特徴とする。
0≦lOgxo(D3N)≦5.5 但し、D:鞘成分に含まれる金塊粒子及び/又は金属の
被膜を有する無機粒子の平 均粒径〔μm〕 N二単位繊維長さく1 cm )当りに含まわる上記粒
子の個数cm、’の〕 芯成分に含有される導電性粒子は、粉末状での比抵抗が
1040・α程度以下のものであればあらゆる種類の粒
子が使用可能である。白変の^い金属酸化物や金属酸化
物被膜を有する粒子は勿論、カーボンブラックや金属粉
(例えば銀、ニッケル、銅、鉄或いはこれらの合金など
)、硫化銅、沃化銅、硫化亜鉛、硫化カドミウムなどの
金属化合物など着色の大きいものも使用し得る。芯成分
の断面積割合を小さく、例えば50%以下、特に5〜8
09/)とすることや鞘に酸化チタン、酸化亜鉛等の白
色顔料を分散させることにより充分着色を少なくするこ
とができるからである。
金属酸化物粒子としては、酸化錫、酸化亜鉛、酸化銅、
亜酸化銅、酸化インジウム、酸化ジルコニウム、酸化タ
ングステンなどの粒子があげられる。金属酸化物の多く
のものは絶縁体に近い半導体であって本発明の目的に充
分な導電性を示さないことが多い。しかしながら、例え
ば、金属酸化物に適当な第2成分(不純物)を少量(5
0%以下、特に25%以下)添加するなどの方法により
、導電性を強化し、本発明の目的に充分な導電性を有す
るものが得られる。このような導電性強化剤としては、
酸化錫に対して酸化アンチモンが、酸化亜鉛に対してア
ルミニウム、カリウム、インジウム、ゲルマニウム、錫
などの金属酸化物が使える。
更に、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ヤグネシウム、酸化
錫、酸化鉄、酸化ケイ素、酸化アルミニウムなどの非導
電性無機物粒子の表面に上記金属酸化物又は金属化合物
の導電性皮膜を形成した粒子も用いられる。
導電性粒子の導電性は、粉末状での比抵抗が1040・
51程度以下、特に1020・3程度以下が好ましく、
101Ω・α程度以下が最も好ましい。実際に1020
・51〜10−20・α程度のものが得られ、本発明の
目的に好適に応用することができるが、更に優れた導電
性のものは一層好ましい。粉末の比抵抗(体積抵抗率)
は直径lαの絶縁体の円筒に試料を5fr詰め、上部か
らピストンによって200#の圧力を加え、直流電圧(
例えば0.001〜1000V)を印加して(電流1m
A以丁で)測定する。
また、導電性粉子は充分小さい粒径のものでなくてはな
らない。平均粒径が1〜2μmのものも使用不可性では
ないが、通常平均粒径が1μm以下、特に0.5μm以
下、最も好ましくは0.3μm以下のものが用いられる
。但し、カーボンブラックノ場合は更に粒径の小さいも
の、すなわち通常平均粒径が01μm以下、0.02〜
0.05μ雷程度のものが用いられる。
導電性粒子の混合率は、粒子の楓類、導電性、粒子径、
粒子の連鎖形成能及び混合する結合材ポリマーの性質や
結晶性などによって変るが、通常10〜85%(重量)
程度の範囲内であり、多くの場合20〜80%程度であ
る。
導電性粒子と混合して導電性重合体(芯成分)を形成す
るポリマーは特に限定されることはなく、任意に選ぶこ
とが出来る。例えばポリアミド、ポリエステル、ポリオ
レフィン、ポリビニル系、ボ11 − 曵 −1争+ 
V々素素列4自市可餉日網 −111−諏デたrギすれ
る。このポリマーは繊維形成性のものが可紡性の見地か
らは好ましいが可紡性の劣るものでも使用し得る。
坤ち、鞘成分に繊維形成性のポリマー、例えばナイロン
6、ナイロン66、ナイロン12などのポリアミド、プ
リエチレンテレフタレートやポリブチレンチレフタレー
トなどのポリエステル、ポリエチレンやポリプロピレン
なとのポリオレフィン、ポリ塩化ビニルやポリアクリロ
ニトリルなどのポリビニル系ポリマー、ポリウレタンな
どを使用すれば充分可紡性の良い複合Ml維を得ること
が出来る。また、導電性成分(芯成分)及び非導電性成
分(鞘成分)に使用する熱可塑性重合体は必ずしも同−
又は同種のポリマーである必要はなく、異なるものを任
急に選択1組合せることが出来る。
芯を形成する導電性成分の比抵抗(体積抵抗率)は10
7Ω・0未満であることが必要であり、104Ω・(以
五が好ましく、102Ω・α以下が特に好ましい。
導電性成分(芯成分)には、更に分散剤(4IIIIえ
ばワックス類、ポリアルキレンオキシド類、各種界面活
性剤、有機電界質など)、着色剤、顔料。
安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤)と)、流動性改善
剤、その他の添加剤を加えることが出来る。
鞘成分に含まれる金属粒子及び/又は金属の被膜を有す
る無機粒子は、あらゆる種類の金属及び複数の金属の混
合物又は化合物等からなる合金、或いはこれらの被膜を
有する無機粒子を用いることができる。例えば銅、鉄、
ニッケル、クロム、銀、アルミニウム、亜鉛などの金−
5黄銅、SU3などの合金、或いはこれらの金属や合金
をメッキ又はコーティングした酸化チタン、酸化亜鉛、
酸化硅素などの無機粒子などが使用可能である。また、
形状についても特に限定されず、例えば球状、長円球状
、角柱や円柱状、板状或いは不定形なものなど、あらゆ
る形のものが使用可能である。
金属粒子及び/又は金属の被膜を有する無機粒子の導電
性は粉末状での比抵抗C200kQ/−圧縮時)が10
40・α程度以下が必要であり、特に1020・α程度
以下が好ましく、10°Ω・α程度以下が最も好ましい
金属粒子及び/又は金属の被膜を有する無機粒子の大き
さは直径が0.1〜20 pmであることが必要であり
、特に0.2〜10μmが好ましく、0.6〜7μmが
最も好ましい。該粒子の直径は、光学又は電子顕微鏡写
真より、少なくとも100個の粒子について短径(al
)と長径(bl)を実測し、算術平均すなわち Σ(ai十bi)/2 (但し n≧100)−1 で表わす。
該粒子の大きさが0.1μm未満では多量(例えば5重
j1%以上)に混合しないと制電性が紹められず、多量
に混合した場合の欠点、すなわち繊維の着色、ガイド類
の摩耗、操業性の低下が顕著になり実用性に乏しい。ま
た、20μmを越える場合は複合繊維にフィッシュアイ
状の節が数多く住じて紡糸や延伸時の糸切れを誘発した
り、縁組表面に大きく露出してガイド類を摩耗させたり
する。
一般に、導電性成分を芯とし非導電性成分を鞘とする複
合繊維がある程度の制電性を示すのは、非導電性ポリマ
ーからなる鞘が部分的に絶縁破壊を起こしてコロナ放電
するためと考えられる。しかし、鞘の絶縁#i壊にはあ
る程度高い電圧を要し、例えば5KV以下、特に8KV
以下ではコロナ放電(自己除電作用)が生じにくいとい
う問題がある。本発明者等は鞘に少量の金属粒子及び/
又は金属の被膜を有する無機粒子を混合することにより
芯鞘複合導電糸の制電性を改善し得ることを見出したが
、これは鞘の中の金属粒子及び/又は金属の被膜を有す
る無機粒子が放電電極として働き[萄が集中する為か、
鞘の絶縁層が局部的に薄くなり(該粒子が表面に露出す
る場合もあり得る)、絶縁破壊を起こし易くなるためと
想像される。このため、鞘成分に混合する金属粒子及び
/又は金属の被膜を有する無機粒子の直径は鞘の厚みの
5〜959f)、特に10〜90%が好ましく、20〜
85%が最も好ましい。鞘の厚みは、例えば第8図の様
に芯の重心から放射状に繊維をn分割した線が鞘を横断
する長さくcl)を算術平均したもの、すなわち とする。但し、第7図の様に芯が複数の場合は、芯(2
)、芯(2′)と2本の接線で(4及び4′)で囲まれ
る部分(5)を含めた部分を1つの芯とみなすものとす
る。
mi分に含ま口る金属粒子及び/又は金属の被膜を1す
る無機粒子の数(すなわち添加M)は、単位MI4維長
さ当りlXl0−”個/cm以!、1X10’4M/c
m以上であることが必要である。I X 10−’イv
A/σ禾−では鞘の絶縁を破壊してコロナ放電する確率
が小さく制電効果は得られない。制電効果は該粒子の数
が10b個/αを越えても殆ど変らず飽和してしまう。
さらに、10’4m/αを越える程度迄添加すると、繊
維の着色が目立つ様になるうえにガイド類の摩耗や紡糸
延伸工程での糸切れが顕著になる傾向がある。勿論、使
用する粒子の種類や大きさ、形状によって添加する粒子
の逸正な数は異なるが、一般に粒径が小さくなる程多く
、f52径が大きくなる程少なくする必要がある。すな
わち鞘に含まれる金輪粒子及び/又は金−の被膜を有す
る無機粒子の粒径(D)及び単位繊維長さく16n)カ
リの個数(N)が′F記式を満足すZ・ことが必要であ
る。
0≦10g+C(D”N蔦5,5 更に、10g、。<y’p)の好ましい範囲は05≦1
0g+o (D’N )≦5 であり。
1 ≦log、 (D”N )≦5 が最も好ましい範囲である。
本発明の1雑の組成分を梅成するに維形成外ポリマーは
mi、形成性のものであれは任意であるが、ナイロン6
、ナイロン66、ナイロン12なとのポリアミド、ホリ
エチし′ンテレフタレート、ボリブチレンチレフタレー
トなどのポリエステル、アクリル系ポリマー1ボリウレ
クン及びポリプロピレンなどのポリオレフィン及びそれ
らの笈好物(共重合物又は混合物)が好適である。特に
上記ポリアミド、ポリエステル、アクリル糸ホリマ−は
現在最も多量に商業生産されており、これらの合成繊維
と混用されて使用される機会が多の導電性複合lil雑
の鞘成分のポリマーとしてl&過である。
導電性成分である芯と非導電性成分の鞘の複合比率は任
意であるが、一般に導電性粒子を多量に混合した導電層
は強度・伸度などに劣る傾向がある。更に、導電性粒子
にカーボンブラックや黒色を帯びた金属粉を用いた場合
は複合糸の白変を低下させるので、8〜60%、特に5
〜509b程度が好ましいことが多い。
導電性成分である芯の断面形状は任意で、あらゆる形の
ものが可能である。また芯の数も1個以上任意の数を選
択できる。勿論、芯が扁心していてもかまわない。
第4図〜第7図は代表的な芯の形態を示すもので、第4
図は円形で且つ同心であるもの、第5図は円形で扁心し
たもの、第6図は楕円のもの、第7図は芯が2個あるも
のの例である。勿論、上記以外の任意の芯形状、例えば
8角形、長方形、多角形、星形などが可能であり、繊維
の輪郭も円形以外のものも可能である。
本発明の俣合繊維は、黒色のカーボンブラックや金−粉
を使った導電性複合繊維であっても導電性成分を芯に複
合することにより、黒色の日立ない導電性複合繊維が得
られると共に、極く少量の金鵬粒子及び/又は金属の被
膜を有する無機粒子を導電層(芯)と−維表面の間、す
なわち鞘成分に介在させることで導電性成分を心に複合
した導電性複合−維の欠点である制電性の不足を解消し
たものである。更に、鞘に添加する該粒子の電力5少凰
であるため、着色も少なく、紡糸性や強度・伸度の糸質
を損うことが極めて少な0の力≦特長である。
本発明の複合繊維は、自身が極めて優nた制電性を持つ
上に該複合繊維周辺に帯電した電萄をもコロナ放電によ
って中和、除去すること力ぶてきる。
従って、連続フィラメント状又はステーブル状で他の帯
電性の繊維に極く少量混用して繊維製品憂こ制電性を付
与することが出来る。例えば、カーペ、、LK#Im・
肪侃左 憩島フノルター、印刷・捺染用スクリーン、衣
料用裏地等に利用すること力Sできる。通常、混率は0
.1〜5惠鼠%程度であるが、目的によっては5〜10
0監負%や0.1重量%未満の混率が適用される場合が
ある。混合は、混綿・金糸・合撚糸・混紡・交編・交線
その他公知のあらゆる手段で行なわれる。
以下、実施例によって本発明を説明する。部及び%は特
記しない限り重量比を示す。
実施例1 95%濃硫酸相対粘度2.70のナイロン 70部に導
電性カーボンブラック80部、分散助剤としてステアリ
ン酸マグネシウム0.5部、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤0.8部を均一に分散混練したポリマーをA1
とする。Allこ用いtこと同じナイロン6に艶消剤と
して酸化チタン粒子を5%添加したポリマーをB1とす
る。ポリマーB1に平均粒径3μm(電子顕微鏡写真か
ら100@の粒子について実測した)の金XNi粒子(
比ム:8.9粉末状での反射率:25%)をポリマーB
112当り8X]03.6X10”、5X10′、5X
10’、5×108、lXl09個練込んだポリマーを
それぞt’LB2、B8、B4、B5、B6.B7とす
る。A1の比抵抗は7X10”Ω・cm、Bl〜B7の
比抵抗はいずnも109Ω・6nを越えるものであった
。ポリマーA1を芯成分とし、ポリマーB1〜B7 を
それぞれ鞘成分として、第1図の様な複合構造で溶融紡
糸した。ポリマーA1とポリマーB1〜B7の複合比(
体積)を1:4とし、紡糸温度280℃で、直径0.2
5鱈のオリフィスから紡出し、冷却・オイリングしなが
ら800m/分の速度で捲取った。次いで、85℃の熱
ローラーを介し、延伸倍率3.0倍で延伸し、更に17
0℃の熱プレートに接触させた後指取り、20デニール
4フイラメントの延伸糸Y1〜Y7を得た。
又、ポリマーA1とポリマーB1を、第3図の様な複合
構造である以外は同条件で溶融紡糸・延伸を行ない、2
0デニール/8フイラメントの延伸糸Y8を得た。尚、
Y7及びY8の延伸に於てはトラベラに傷がみられたし
、延伸中の単糸切れもみられた。得られた糸Y1〜Y8
の比抵抗(体積抵抗率)は4X102〜6X]02Ω・
αであり、いずれもはy同じ程度の導電性をもっていた
比抵抗は、長さ10係の単糸10本を朱ねて両側を導電
性接着剤で金属端子と接着し、IKVの直流電圧を印加
して抵抗値を測定し、それから算出した導電成分の比抵
抗で評価した。
次に糸Y1〜Y8をそれぞれナイロン6の糸2600デ
ニール/140フィラメントと合糸して巻組加工したも
のを8コースに1本用い、他の2コースはナイロン6巻
縮加工糸2600デニール/140フイラメントを用い
て々フチラドカーペット(ループパイル、混用率0.2
6%、黄色に染色)を製造した。得られたカーペットを
25℃、20%RHの雰囲気中で24時@調湿した後、
同雰囲気下でカーペット上を皮靴で歩行した時の人体帯
電圧を測定した。結果を第1表及び第9図に示す。
第 1 表 本発明ノ繊維Y8〜Y6は2.8〜2. OK Vの人
体帯電圧を示し、導電層が露出した場合の糸Y8とはy
同等の制電性を有しており、延伸性も良好で、且つ!1
1品であるカーペットの外観も美しく、糸Y3〜Y5を
混繊した部分が筋になって見えることもなかった。一方
、ナイロン6巻縮加工糸2600デニール/140フイ
ラメントのみからなるカーペットでは人体帯電圧が−9
,2K Vで、接地した把手に触れた時の放電シロツク
は滅しいリン酸マグネシウム(流動性改善剤)05部を
均一に分散混練したポリマーをA2とする。分子量約1
6,000.融点215℃のナイロン6に酸化チタンを
o、59hi加したポリマーを38とする。平均粒径0
.07.1.4.25μmの酸化チタン粒子(比重8.
9)に銀を該酸化チタン粒子に対して10%メッキした
粒子(比重約4.5)をそれぞれcl、C2、C8とす
る。粒子C1をポリマーB812当り6X10’、6X
10’、6X10”個混合したポリマ−をB9〜Bll
、粒子C2をポリマーB811当り6X105.6X1
08m混合したポリマーをB12、B13、li子aa
をポリv−B8 1y当り6X10”、6XlO’、6
X 10’輌混合したポリマーをB14〜B16とする
ポリマーA2を芯成分とし、ポリマー38〜B16をそ
nぞれ′#@成分として@5図の様な複合構造で溶融紡
糸した。ポリマーA2とポリマーB8〜B16の複合比
(体m)をl:8とし、紡糸温度280℃で直fj−0
,25mのイリフィスから切出し、冷却、オリインクし
ながら800m/分の速度で捲取った。次いで8o’c
の熱ローラーを介し、延伸倍率26倍で延伸し、更に1
70°Cの熱プレートに接触させた後捲取り、18デニ
ール/1フイラメントの延伸糸Y9〜Yl?を得た。こ
れらの延伸糸の導電性(比抵抗)、制電性、金属摩耗性
、白変等のl/l:能をf−52表に示す。
?l、1JrIl性は以下の方性によって評価した。通
常の6ナイロン延伸糸(210デニール154フイラメ
ント)を丸kA機を用いて編立て、その際10周に1周
の間隔で上記糸Y9〜Y17を夫々細み込み。
混入率0.85%の丸−物を作成する。’In練によっ
て紡糸油剤を除去したのち、光分に水洗して80℃で8
時間乾燥した夜、吏1c26°C,80%RHの雰囲気
甲で6時11ij調湿する。その後同じ温湿度中で綿介
にて15回屋擦し、10秒後の帯電圧を測寞した。
金属摩耗性は、匣仔35μmのステンレス線上を100
m/分の速度で丞を走行させた時の(&触曲の糸張力4
〜5g、接触角45°)ステンレス線の切断時間で評価
した。
白変は、k、維を56RX6σ、厚さ1鱈程度の金属板
に巻き付けその反射率を反射光度計で測定して評価した
(酸化マグネシウム粉末の反射率を100%とする)。
糸Y9〜Y17はいず第1も比抵抗が1020・σのオ
ーダーであり良好な導電性を自しているが、粒径か01
μm本論の粒子C1(平均粒径0.07μm)を使用し
た糸YIO〜Y12は制電効果が紹められる程度まで予
信に粒子を混合すると紡糸・延伸時の糸切れが増したり
、金属摩耗が著しくなった。
又、白変も低下し、実用に供し得ないものでJ)っLコ
。−力、粒径が20μmを越す粒子C8(平均粒ei!
2bttm)を使用した糸Y15〜Y171ζ於ても、
制電効果が認められる程度まで混合すると、紡糸・延伸
時の糸切れが増加し、金igjli!耗も著しく、白変
も低゛トし、やはり実用には供し得ないものであった。
尚、ナイロン6普通糸210デニーJV 54フイラメ
ントだけからなる九絢物で測定した帯電
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来の導電性複合繊維の横断面図であ
り、第1図は導電成分を芯に、第2図は非導電取分を芯
に複合した同心型芯鞘構造、第8因はサイドバイサイド
型構造の例である。第4図〜第7図は本発明の#ll雑
の横断面図の具体桐である。第4図及び第6図は同心型
芯鞘構造の例で芯が円形のものと異形(4−#円)のも
のの例である。 第5図は1芯の、第7図は複数芯(2芯)の細心型芯鞘
構造の例である。第8図は鞘の厚みを測芝する方法の具
体例を示す。第9図は鞘成分に含まれる金属粒子の配合
j1(N)と導電性複合繊維Y1〜Y8を紬み込んだ丸
編物の摩擦帯電比の関係を示すものである。 〃 カネボウ合繊株式会社 第1図 第2呵 第3図 第4図 第5図 第6図 第9図 1゜91゜N 手続補正佑 昭和59年7月17日 ム 特許斤跳志賀 字殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第79225号 2、発明の名称 制電性複合紘紬 8、補正をする考 事件との関係 特許出願人 住所 束以都墨田区墨田五丁目17番4号連絡先 〒584 大阪市部島区友淵町1丁目5番90号鐘紡株
式会社特許部 6、補正の内容 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)4電性粒子と熱可塑性ポリマーとからなる比抵抗
    が107Ω・閉禾満の導電性ポリマーを芯成分とし、線
    維形成性ポリマーからなる比抵抗が10’Ω・−以上の
    非導電性ポリマーを鞘成分とする導電性複合繊維におい
    て、鞘成分が平均粒径0.1〜20μn1の金属粒子及
    び/又は金属の被膜を有する無機粒子を単位繊維長さ当
    りlXl0”−’〜lXl0b仙/α含有し、且つ該粒
    子が下記式を満足することを特徴とする制電性複合mi
    s。 0 = logH)(f)!N)≦5.5但し、D−鞘
    成分に含まれる金属粒子及び/又は金属の被膜を有する
    無機粒子 の平均粒径〔μm〕 N:単位繊維長さく1cIn)当りに含まれる上記粒子
    の個数〔個/c!n〕 (2)非導電性の鞘成分に含まれる金属粒子及び/又は
    金属の被膜を有する無機粒子の粒径が0.2〜10μm
    である特許請求の範囲第1項記載の繊維。 (8)非導電性の鞘成分に含まれる金属粒子及び/又は
    金属の被膜を有する無機粒子の粒径が鞘の厚みの5〜9
    5%である特許請求の範囲第1項記載の繊維。 (4) 非導電性の鞘成分に含まfLる金線粒子及び/
    又は金属の被膜を有する無機粒子の比抵抗が1020・
    1以下である特許請求の範囲第1項記載の繊維。 (5)導電性の芯成分に含まれる導電性粒子がカーボン
    ブラック、金属、導電性金属化合物、金属又は導電性金
    属化合物の被膜を有する無機粒子である特許請求の範囲
    第1項記載の複台繊維。
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