JPH0363845B2 - - Google Patents
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- JPH0363845B2 JPH0363845B2 JP60107983A JP10798385A JPH0363845B2 JP H0363845 B2 JPH0363845 B2 JP H0363845B2 JP 60107983 A JP60107983 A JP 60107983A JP 10798385 A JP10798385 A JP 10798385A JP H0363845 B2 JPH0363845 B2 JP H0363845B2
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- JP
- Japan
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- antenna
- glass
- automobile
- window glass
- reception
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/1271—Supports; Mounting means for mounting on windscreens
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は自動車用窓ガラスアンテナに関し、特
にTV放送電波の受信を良好にしたものである。
にTV放送電波の受信を良好にしたものである。
自動車のリアクウオータ部の窓ガラスの１つの
コーナ部に配置されて一対の給電点の夫々からガ
ラス中心に関して時計回り及び反時計回りにアン
テナ素子を延ばし、アンテナ性能に差異を生じさ
せてダイバーシテイ受信に適した受信出力を得る
ようにし、また一方のアンテナ素子から他方のア
ンテナ素子に向けて補助素子を延ばし、各アンテ
ナ素子のインピーダンス特性を改善するように構
成されている。
コーナ部に配置されて一対の給電点の夫々からガ
ラス中心に関して時計回り及び反時計回りにアン
テナ素子を延ばし、アンテナ性能に差異を生じさ
せてダイバーシテイ受信に適した受信出力を得る
ようにし、また一方のアンテナ素子から他方のア
ンテナ素子に向けて補助素子を延ばし、各アンテ
ナ素子のインピーダンス特性を改善するように構
成されている。
従来より自動車の後部窓ガラスの裏面（車内
側）に曇り止め用の複数のヒータ線と共にラジオ
受信用のアンテナ線を付設したものが知られてい
る。このアンテナ線は一般にAM及びFM帯域に
おいて良好な受信出力が得られるようにチユーニ
ングされていて、TV放送電波を受信することは
出来ない。従つて車内においてラジオ放送及び
TV放送を受信するためには、TV用の専用アン
テナを付設しなければならない。
側）に曇り止め用の複数のヒータ線と共にラジオ
受信用のアンテナ線を付設したものが知られてい
る。このアンテナ線は一般にAM及びFM帯域に
おいて良好な受信出力が得られるようにチユーニ
ングされていて、TV放送電波を受信することは
出来ない。従つて車内においてラジオ放送及び
TV放送を受信するためには、TV用の専用アン
テナを付設しなければならない。
ところで、VT受信用に専ら用いられている広
帯域の八木宇田アンテナを乗用車等に付設するこ
とは一般に困難なことが多い。従つてAM／FM
用窓ガラスアンテナのように車体表面にTV用ア
ンテナ線を付設することを考えなければならな
い。しかし自動車の車体は大部分が鉄板であり、
またリア窓ガラスはヒータ線及びラジオ用アンテ
ナ線によつて占有されているので、付設可能部分
は極めて限られている。またフロントガラスにア
ンテナ線を付設することは視界上好ましくない。
帯域の八木宇田アンテナを乗用車等に付設するこ
とは一般に困難なことが多い。従つてAM／FM
用窓ガラスアンテナのように車体表面にTV用ア
ンテナ線を付設することを考えなければならな
い。しかし自動車の車体は大部分が鉄板であり、
またリア窓ガラスはヒータ線及びラジオ用アンテ
ナ線によつて占有されているので、付設可能部分
は極めて限られている。またフロントガラスにア
ンテナ線を付設することは視界上好ましくない。
更に、TV用アンテナ線が付設できても、国内
のTV放送周波数は低バンド（第１〜第３チヤン
ネルの90〜108MHz）から高バンド（第４〜第12
チヤンネルの170〜222MHz）までにわたつてい
て、１つのアンテナ線でこれらの帯域を更には
UHF帯域をもカバーすることは非常に困難であ
る。
のTV放送周波数は低バンド（第１〜第３チヤン
ネルの90〜108MHz）から高バンド（第４〜第12
チヤンネルの170〜222MHz）までにわたつてい
て、１つのアンテナ線でこれらの帯域を更には
UHF帯域をもカバーすることは非常に困難であ
る。
本発明は上述の問題にかんがみ、限られたアン
テナ付設場所を有効に利用して、TV放送帯域に
ついて良好な受信ができるようにすることを、そ
の目的とする。
テナ付設場所を有効に利用して、TV放送帯域に
ついて良好な受信ができるようにすることを、そ
の目的とする。
本発明は自動車用窓ガラスアンテナの第１の発
明は、第１，２，５，６，１０〜１６図に示され
る様に自動車の片側又は両側のリアクウオータ窓
の窓ガラス１に一対のアンテナ素子３，４を付設
し、各素子の給電点３ａ，４ａは窓ガラス１の１
つのコーナ部１ｃに近接配置し、一方のアンテナ
素子３をガラス中心に関して時計回りに、他方の
アンテナ素子は反時計回りに各給電点３ａ，４ａ
から延ばしたものである。また第２の発明は上記
第１発明に加えて、第６，１１，１５，１６図に
示される様に補助素子５を一対のアンテナ素子
３，４のいずれか一方、又は両方から分岐させ
て、他方のアンテナ素子３又は４に沿つて延ばし
たものである。
明は、第１，２，５，６，１０〜１６図に示され
る様に自動車の片側又は両側のリアクウオータ窓
の窓ガラス１に一対のアンテナ素子３，４を付設
し、各素子の給電点３ａ，４ａは窓ガラス１の１
つのコーナ部１ｃに近接配置し、一方のアンテナ
素子３をガラス中心に関して時計回りに、他方の
アンテナ素子は反時計回りに各給電点３ａ，４ａ
から延ばしたものである。また第２の発明は上記
第１発明に加えて、第６，１１，１５，１６図に
示される様に補助素子５を一対のアンテナ素子
３，４のいずれか一方、又は両方から分岐させ
て、他方のアンテナ素子３又は４に沿つて延ばし
たものである。
本発明の作用について図面に従つて説明する
と、アンテナ素子３，４の延びる方向が互いに逆
向きであるから、アンテナ特性の差異が顕著にな
り、ダイバーシテイ受信に適したものとなる。ま
た補助素子５を両アンテナ素子間に掛け渡すこと
により、双方のインピーダンス特性を補償して良
好な受信特性が得られる。
と、アンテナ素子３，４の延びる方向が互いに逆
向きであるから、アンテナ特性の差異が顕著にな
り、ダイバーシテイ受信に適したものとなる。ま
た補助素子５を両アンテナ素子間に掛け渡すこと
により、双方のインピーダンス特性を補償して良
好な受信特性が得られる。
第１，２，５，６，１０〜１６図は本発明の一
実施例を示し、自動車の側部四半分の後端部（リ
アクウオータ窓）に嵌め殺しに、又はヒンジ開閉
式に、又は上下開閉式に取付けられた窓ガラス１
にTV帯用アンテナ線２を導電ペースト材の印刷
焼付け等によつて付設したものである。アンテナ
線２は片側又は両側の窓ガラス１に設けられる。
アンテナ線２を両側の窓ガラスに対称形に設けた
場合には夫々の受信レベルの大きい方を選択して
受信信号を得るようなダイバーシテイ受信システ
ムに組込んで用いられる。
実施例を示し、自動車の側部四半分の後端部（リ
アクウオータ窓）に嵌め殺しに、又はヒンジ開閉
式に、又は上下開閉式に取付けられた窓ガラス１
にTV帯用アンテナ線２を導電ペースト材の印刷
焼付け等によつて付設したものである。アンテナ
線２は片側又は両側の窓ガラス１に設けられる。
アンテナ線２を両側の窓ガラスに対称形に設けた
場合には夫々の受信レベルの大きい方を選択して
受信信号を得るようなダイバーシテイ受信システ
ムに組込んで用いられる。
アンテナ線２は、基本的には窓ガラス１のエツ
ジに沿つて設けられた一対のアンテナ素子３，４
から成り、夫々に給電点３ａ，４ａを設けてい
る。これらの給電点３ａ，４ａはフイーダ線の処
理を容易にするために窓ガラス１の１つのコーナ
部１ｂに集中配置され、各給電点３ａ，４ａから
一方のアンテナ素子３をガラス中心に関して時計
回りに、エツジ１ｅに沿わせて、又、他方のアン
テナ素子４を反時計回りにエツジ１ａに沿わせて
設けている。
ジに沿つて設けられた一対のアンテナ素子３，４
から成り、夫々に給電点３ａ，４ａを設けてい
る。これらの給電点３ａ，４ａはフイーダ線の処
理を容易にするために窓ガラス１の１つのコーナ
部１ｂに集中配置され、各給電点３ａ，４ａから
一方のアンテナ素子３をガラス中心に関して時計
回りに、エツジ１ｅに沿わせて、又、他方のアン
テナ素子４を反時計回りにエツジ１ａに沿わせて
設けている。
このアンテナ配置により、各アンテナ素子３，
４の相互干渉は軽減され、また各素子の周波数特
性や指向特性に差異が明確に生じ、ダイバーシテ
イ受信に適した受信出力が得られる。
４の相互干渉は軽減され、また各素子の周波数特
性や指向特性に差異が明確に生じ、ダイバーシテ
イ受信に適した受信出力が得られる。
なお第１，２，６図においては、一方のアンテ
ナ素子３の主素子３ｂは窓ガラス１の上辺に沿つ
た平行二線の両終端を短絡した形状を成し、給電
点３ａから時計回りに延びるようにフイーダ素子
３ｃを介して結合されている。また第１，２，
５，６図においては他方のアンテナ素子４の主素
子４ｂは、窓ガラス１の下辺に沿つた平行二線の
両終端を短絡した形状を成し、フイーダ素子４ｃ
を介して給電点４ａに結合されている。これらの
フイーダ素子３ｃ，４ｃはアンテナとしての利得
は低く、従つて主素子３ｂ，４ｂの性能を制限せ
ずに、給電点３ａ，４ａの位置を定めることがで
きる。給電点３ａ，４ａについても相互の干渉が
極力少なくなるように配置するのが良い。
ナ素子３の主素子３ｂは窓ガラス１の上辺に沿つ
た平行二線の両終端を短絡した形状を成し、給電
点３ａから時計回りに延びるようにフイーダ素子
３ｃを介して結合されている。また第１，２，
５，６図においては他方のアンテナ素子４の主素
子４ｂは、窓ガラス１の下辺に沿つた平行二線の
両終端を短絡した形状を成し、フイーダ素子４ｃ
を介して給電点４ａに結合されている。これらの
フイーダ素子３ｃ，４ｃはアンテナとしての利得
は低く、従つて主素子３ｂ，４ｂの性能を制限せ
ずに、給電点３ａ，４ａの位置を定めることがで
きる。給電点３ａ，４ａについても相互の干渉が
極力少なくなるように配置するのが良い。
又、第１１，１３〜１６図の様に、アンテナ素
子３，４の先端部を延長させ、その先端部３ｃ，
４ｃを相互に近接させて重合配置することができ
る。この様にすれば、アンテナの実効長を長くす
ることができるとともに、アンテナ素子３c.４ｃ
が夫々相手側のアンテナ素子３，４の反射器とし
て、あるいは導波器として機能し、各アンテナ素
子の指向性の改善に役立てることができる。
子３，４の先端部を延長させ、その先端部３ｃ，
４ｃを相互に近接させて重合配置することができ
る。この様にすれば、アンテナの実効長を長くす
ることができるとともに、アンテナ素子３c.４ｃ
が夫々相手側のアンテナ素子３，４の反射器とし
て、あるいは導波器として機能し、各アンテナ素
子の指向性の改善に役立てることができる。
第２図は第１図の原理的構成の具体例で、TV
放送帯で良好な感度が得られるようにチユーニン
グしたものである。第３図は第２図のアンテナパ
ターンのVHF帯（90〜230MHz、水平偏波）に
おける周波数−利得グラフで、点線が素子３、実
線が素子４に対応する。また第４図はUHF帯
（470〜770MHz）における同様なグラフである。
第３図、第４図に示すように、二つのアンテナ素
子３，４の利得は互いに相補関係にあり、ダイバ
シテイ受信を行うことにより安定な受信が可能で
ある。
放送帯で良好な感度が得られるようにチユーニン
グしたものである。第３図は第２図のアンテナパ
ターンのVHF帯（90〜230MHz、水平偏波）に
おける周波数−利得グラフで、点線が素子３、実
線が素子４に対応する。また第４図はUHF帯
（470〜770MHz）における同様なグラフである。
第３図、第４図に示すように、二つのアンテナ素
子３，４の利得は互いに相補関係にあり、ダイバ
シテイ受信を行うことにより安定な受信が可能で
ある。
第５図は第１図の基本パターンの変形例を示
し、アンテナ素子３の先端が更に時計回りに延ば
されている。この場合、窓ガラス１の側縁に沿つ
て下辺近くまで達している線条が主素子３ｂで、
この主素子３ｂから給電点３ａまでがフイーダ素
子３ｃで結合されている。
し、アンテナ素子３の先端が更に時計回りに延ば
されている。この場合、窓ガラス１の側縁に沿つ
て下辺近くまで達している線条が主素子３ｂで、
この主素子３ｂから給電点３ａまでがフイーダ素
子３ｃで結合されている。
第６，１１，１５，１６図は本発明の第２発明
の実施例を示す。この実施例では、一方のアンテ
ナ素子（この場合は素子４）から補助素子５を分
岐させ、この補助素子５を他方のアンテナ素子３
に沿わせて延ばし、これによつて素子３，４の給
電点３ａ，４ａから見たインピーダンスを変えて
受信感度を向上させている。第６図は第２図のガ
ラスアンテナに対応するチユーニングされたパタ
ーンを示す。なお補助素子５の導出点は素子４の
給電点４ａになつていが、素子４の他の部分から
分岐導出させることもできる。また素子３の側か
ら素子４に沿わせる補助素子を導出してもよい。
の実施例を示す。この実施例では、一方のアンテ
ナ素子（この場合は素子４）から補助素子５を分
岐させ、この補助素子５を他方のアンテナ素子３
に沿わせて延ばし、これによつて素子３，４の給
電点３ａ，４ａから見たインピーダンスを変えて
受信感度を向上させている。第６図は第２図のガ
ラスアンテナに対応するチユーニングされたパタ
ーンを示す。なお補助素子５の導出点は素子４の
給電点４ａになつていが、素子４の他の部分から
分岐導出させることもできる。また素子３の側か
ら素子４に沿わせる補助素子を導出してもよい。
第７図は第６図のガラスアンテナのスミスチヤ
ートでアンテナ素子３の周波数−インピーダンス
特性を示す。第７図の実線は補助素子５が無い場
合で、インピーダンスは目標値50Ω（点Z0）に対
して非常に高い。第７図点線は補助素子５を付加
した場合で、かなりのインピーダンス改善が見ら
れる。
ートでアンテナ素子３の周波数−インピーダンス
特性を示す。第７図の実線は補助素子５が無い場
合で、インピーダンスは目標値50Ω（点Z0）に対
して非常に高い。第７図点線は補助素子５を付加
した場合で、かなりのインピーダンス改善が見ら
れる。
第８図は第６図のアンテナ素子３のVHF帯
（水平偏波）における周波数−利得グラフで、点
線が補助素子５が無いもの、実線が補助素子５を
付加したものである。また第９図はUHF帯にお
ける同様なグラフである。第８図、第９図に示す
ように、インピーダンス改善により受信利得が上
昇する。
（水平偏波）における周波数−利得グラフで、点
線が補助素子５が無いもの、実線が補助素子５を
付加したものである。また第９図はUHF帯にお
ける同様なグラフである。第８図、第９図に示す
ように、インピーダンス改善により受信利得が上
昇する。
一方、補助素子５を接続したアンテナ素子４に
ついても、給電点４ａから見たインピーダンスが
変化する。従つて補助素子５を用いて、素子３，
４のインピーダンスが共に最適値50Ωに近づくよ
うにチユーニング調整することができる。
ついても、給電点４ａから見たインピーダンスが
変化する。従つて補助素子５を用いて、素子３，
４のインピーダンスが共に最適値50Ωに近づくよ
うにチユーニング調整することができる。
第１４図に示したアンテナパターンのガラスア
ンテナを自動車の運転席側の固定式のリヤークウ
オーター窓に嵌め込み、このガラスアンテナにつ
いて各周波数帯域での指向性を調べて見ると、第
１７図のａ〜ｉに示すような結果が得られた。
ンテナを自動車の運転席側の固定式のリヤークウ
オーター窓に嵌め込み、このガラスアンテナにつ
いて各周波数帯域での指向性を調べて見ると、第
１７図のａ〜ｉに示すような結果が得られた。
各指向性特性図は、上記ガラスアンテナが装着
された自動車Ｃを基準位置Ｓ０から360゜回転させ
ると共に、前記基準位置Ｓ０側から所定周波数の
テレビ放送電波（水平偏波）を60dBμの均一電界
中で送信し、自動車Ｃの各位置に対応する受信感
度レベル（単位dBμ）をプロツトしたものであ
り、夫々の指向特性図において、平均的受信感度
レベル（MEAN）、最小受信感度レベル
（MIN）、最大受信感度レベル（MAX）及び指向
性（平均的受信感度レベルから最小受信感度レベ
ルを差し引いたもの）が示されている。
された自動車Ｃを基準位置Ｓ０から360゜回転させ
ると共に、前記基準位置Ｓ０側から所定周波数の
テレビ放送電波（水平偏波）を60dBμの均一電界
中で送信し、自動車Ｃの各位置に対応する受信感
度レベル（単位dBμ）をプロツトしたものであ
り、夫々の指向特性図において、平均的受信感度
レベル（MEAN）、最小受信感度レベル
（MIN）、最大受信感度レベル（MAX）及び指向
性（平均的受信感度レベルから最小受信感度レベ
ルを差し引いたもの）が示されている。
各指向特性図によれば、90MHz乃至755MHz
のテレビ放送電波帯域において、ほぼ充分な受信
感度が得られるほか、指向性数値が比較的小さい
（4.7dBμ〜15.2dBμ）このことから上記ガラスア
ンテナが比較的安定した受信感度を持つ無指向性
アンテナとして機能することが理解される。尚、
増幅用のアンプを付設することにより、受信感度
を所定レベルまで高めることが可能である。
のテレビ放送電波帯域において、ほぼ充分な受信
感度が得られるほか、指向性数値が比較的小さい
（4.7dBμ〜15.2dBμ）このことから上記ガラスア
ンテナが比較的安定した受信感度を持つ無指向性
アンテナとして機能することが理解される。尚、
増幅用のアンプを付設することにより、受信感度
を所定レベルまで高めることが可能である。
本発明のガラスアンテナは、上記したような性
能を持つので、自動車の両側のリヤークウオータ
ー窓のいずれか一方のみに嵌め込んでTV放送電
波の受信を行うことができるが、両側のリヤーク
ウオーター窓の両方に本発明のガラスアンテナを
嵌め込んで、それぞれをダイバーシテイ受信シス
テムのアンテナとして使用することもできる。あ
るいは又自動車の一方のリヤークウオーター窓に
本発明のガラスアンテナを組み込み、他方のリヤ
ークウオーター窓に異なるアンテナパターンのガ
ラスアンテナを嵌め込み、両者でダイバーシテイ
受信システムを構成するようにしてもよいし、あ
るいは又、自動車の一方あるいは両方のリヤーク
ウオーター窓に本発明のガラスアンテナを組み込
み、その他の部位に設けられたガラスアンテナ、
あるいはリヤーロツドアンテナ、フロントロツド
アンテナ、リヤーホイツプアンテナ、フロントホ
イツプアンテナ等の少なくともいずれか一つとで
ダイバーシテイ受信システムを構成してもよい。
能を持つので、自動車の両側のリヤークウオータ
ー窓のいずれか一方のみに嵌め込んでTV放送電
波の受信を行うことができるが、両側のリヤーク
ウオーター窓の両方に本発明のガラスアンテナを
嵌め込んで、それぞれをダイバーシテイ受信シス
テムのアンテナとして使用することもできる。あ
るいは又自動車の一方のリヤークウオーター窓に
本発明のガラスアンテナを組み込み、他方のリヤ
ークウオーター窓に異なるアンテナパターンのガ
ラスアンテナを嵌め込み、両者でダイバーシテイ
受信システムを構成するようにしてもよいし、あ
るいは又、自動車の一方あるいは両方のリヤーク
ウオーター窓に本発明のガラスアンテナを組み込
み、その他の部位に設けられたガラスアンテナ、
あるいはリヤーロツドアンテナ、フロントロツド
アンテナ、リヤーホイツプアンテナ、フロントホ
イツプアンテナ等の少なくともいずれか一つとで
ダイバーシテイ受信システムを構成してもよい。
又、本発明のアンテナ付窓ガラスは、自動車の
リヤークウオーター窓に固定式に取付けてもよい
し、あるいは又ヒンジ開閉式に取付けてもよい
し、上下に開閉できるように取付けてもよい。
リヤークウオーター窓に固定式に取付けてもよい
し、あるいは又ヒンジ開閉式に取付けてもよい
し、上下に開閉できるように取付けてもよい。
本発明の第１発明は、窓ガラス１の１つのコー
ナ部に集められた給電点３ａ，４ａから、１つの
アンテナ素子３を時計回りに、もう１つのアンテ
ナ素子４を反時計回りに延ばしたので、両アンテ
ナの特性上の差異が顕著に生じ、ダイバーシテイ
受信システムに組込むことにより、高感度、広帯
域の受信特性が得られる。
ナ部に集められた給電点３ａ，４ａから、１つの
アンテナ素子３を時計回りに、もう１つのアンテ
ナ素子４を反時計回りに延ばしたので、両アンテ
ナの特性上の差異が顕著に生じ、ダイバーシテイ
受信システムに組込むことにより、高感度、広帯
域の受信特性が得られる。
更に第２発明は、上記一対の素子３，４間に補
助素子を掛けて各素子のインピーダンス補償を行
うようにしたから、第１の発明と実質的に同一の
効果を奏する上、受信性能を更に向上させること
ができる。
助素子を掛けて各素子のインピーダンス補償を行
うようにしたから、第１の発明と実質的に同一の
効果を奏する上、受信性能を更に向上させること
ができる。
第１図〜第５図、第８，１０，１１，１２，１
５図は第１の発明の実施例を示し、第１図は自動
車のリヤークウオータ窓ガラスに付設されたアン
テナ線の基本パターン図、第２図は第１図に対応
する実際にチユーニングされたパターン図、第３
図は第２図のパターンのVHF帯の周波数−利得
特性図、第４図はUHF帯の周波数−利得特性図、
第５，１０，１２，１３，１４は第１の発明のガ
ラスアンテナのパターンの変形例を示すパターン
図、第１７図は第１４図に示した第１の発明の実
施例に係るガラスアンテナの指向特性図である。
第６図〜第９，１１，１５，１６図は第２発明の
実施例を示し、第６図は第２図に補助素子を追加
したアンテナパターン図、第７図は第６図のアン
テナ素子のスミスチヤート、第８図はVHF帯の
周波数−利得特性図、第９図はUHF帯の周波数
−利得特性図、第１１，１５，１６図は第２のガ
ラスアンテナパターンの変形例を示すパターン図
である。 なお図に用いられた符号において、１……窓ガ
ラス、２……アンテナ線、３，４……アンテナ素
子、３ａ，４ａ……給電点、５……補助素子であ
る。
５図は第１の発明の実施例を示し、第１図は自動
車のリヤークウオータ窓ガラスに付設されたアン
テナ線の基本パターン図、第２図は第１図に対応
する実際にチユーニングされたパターン図、第３
図は第２図のパターンのVHF帯の周波数−利得
特性図、第４図はUHF帯の周波数−利得特性図、
第５，１０，１２，１３，１４は第１の発明のガ
ラスアンテナのパターンの変形例を示すパターン
図、第１７図は第１４図に示した第１の発明の実
施例に係るガラスアンテナの指向特性図である。
第６図〜第９，１１，１５，１６図は第２発明の
実施例を示し、第６図は第２図に補助素子を追加
したアンテナパターン図、第７図は第６図のアン
テナ素子のスミスチヤート、第８図はVHF帯の
周波数−利得特性図、第９図はUHF帯の周波数
−利得特性図、第１１，１５，１６図は第２のガ
ラスアンテナパターンの変形例を示すパターン図
である。 なお図に用いられた符号において、１……窓ガ
ラス、２……アンテナ線、３，４……アンテナ素
子、３ａ，４ａ……給電点、５……補助素子であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 自動車のリアクウオータ窓に付設されるガラ
スアンテナであつて、 一対のアンテナ素子から成り、各素子の給電点
は上記窓ガラスの１つのコーナに近接配置され、
一方のアンテナ素子はガラス中心に関して時計回
りに、他方のアンテナ素子は反時計回りに夫々の
給電点から延びていることを特徴とする自動車用
窓ガラスアンテナ。 ２ 上記アンテナ素子が自動車の両側リアクウオ
ータ窓に付設されていることを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載の自動車用窓ガラスアンテ
ナ。 ３ 自動車のリアクウオータ窓に付設されるガラ
スアンテナであつて、 一対のアンテナ素子から成り、各素子の給電点
は上記窓ガラスの１つのコーナに近接配置され、
一方のアンテナ素子はガラス中心に関して時計回
りに、他方のアンテナ素子は反時計回りに夫々の
給電点から延ばされ、一方のアンテナ素子からイ
ンピーダンス補正用補助素子が分岐されて他方の
アンテナ素子に沿つて延ばされていることを特徴
とする自動車用窓ガラスアンテナ。 ４ 上記一対のアンテナ素子が自動車の両側リア
クウオータ窓に付設されていることを特徴とする
特許請求の範囲第３項記載の自動車用窓ガラスア
ンテナ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60107983A JPS61265904A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
| US06/863,708 US4727377A (en) | 1985-05-20 | 1986-05-15 | Window antenna for a vehicle with dual feed points |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60107983A JPS61265904A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61265904A JPS61265904A (ja) | 1986-11-25 |
| JPH0363845B2 true JPH0363845B2 (ja) | 1991-10-02 |
Family
ID=14473004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60107983A Granted JPS61265904A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 自動車用窓ガラスアンテナ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4727377A (ja) |
| JP (1) | JPS61265904A (ja) |
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-
1985
- 1985-05-20 JP JP60107983A patent/JPS61265904A/ja active Granted
-
1986
- 1986-05-15 US US06/863,708 patent/US4727377A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4727377A (en) | 1988-02-23 |
| JPS61265904A (ja) | 1986-11-25 |
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