JPH06169208A - 窓ガラスアンテナ装置 - Google Patents
窓ガラスアンテナ装置Info
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- JPH06169208A JPH06169208A JP4343263A JP34326392A JPH06169208A JP H06169208 A JPH06169208 A JP H06169208A JP 4343263 A JP4343263 A JP 4343263A JP 34326392 A JP34326392 A JP 34326392A JP H06169208 A JPH06169208 A JP H06169208A
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- JP
- Japan
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- antenna
- window glass
- electronic key
- automobile
- antenna device
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/27—Adaptation for use in or on movable bodies
- H01Q1/32—Adaptation for use in or on road or rail vehicles
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/1271—Supports; Mounting means for mounting on windscreens
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- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の電子キーシステム用電子キーアンテ
ナを自動車の窓ガラス上に構成された他のラジオ受信用
アンテナおよび防曇用ヒータから独立して構成し、電波
干渉を受けない良好なアンテナ特性を得るとともに、設
計、製造が容易で、省スペース化に適した電子キーアン
テナを備えた窓ガラスアンテナを提供する。 【構成】 ヒータ線3およびラジオ受信用アンテナ4が
構成された窓ガラス2上に、窓ガラス2の外周に沿って
配置した電子キー専用アンテナ5を構成する。また、窓
ガラス2の外周に沿って時計周り/反時計周り方向にア
ンテナ素子を配置して、複数の受信周波数に対応した電
子キー専用アンテナ5を構成することもできる。
ナを自動車の窓ガラス上に構成された他のラジオ受信用
アンテナおよび防曇用ヒータから独立して構成し、電波
干渉を受けない良好なアンテナ特性を得るとともに、設
計、製造が容易で、省スペース化に適した電子キーアン
テナを備えた窓ガラスアンテナを提供する。 【構成】 ヒータ線3およびラジオ受信用アンテナ4が
構成された窓ガラス2上に、窓ガラス2の外周に沿って
配置した電子キー専用アンテナ5を構成する。また、窓
ガラス2の外周に沿って時計周り/反時計周り方向にア
ンテナ素子を配置して、複数の受信周波数に対応した電
子キー専用アンテナ5を構成することもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の窓ガラスに
細線またはラインパターンを用いて防曇用ヒータおよび
ラジオ受信用アンテナを構成した窓ガラスアンテナ装置
に関し、特に電子キーシステム専用アンテナを構成した
窓ガラスアンテナ装置に関する。
細線またはラインパターンを用いて防曇用ヒータおよび
ラジオ受信用アンテナを構成した窓ガラスアンテナ装置
に関し、特に電子キーシステム専用アンテナを構成した
窓ガラスアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車に用いられている電子キー
システムは、機械的キーで行うドア、グローブボック
ス、トランク等の開施錠を、運転者が携帯する送信ユニ
ットから遠隔操作で行い、送信される制御信号は車体に
設置された電子キーシステム用アンテナを介して受信さ
れ、受信された制御信号に応じた機能動作がなされるよ
う構成されている。
システムは、機械的キーで行うドア、グローブボック
ス、トランク等の開施錠を、運転者が携帯する送信ユニ
ットから遠隔操作で行い、送信される制御信号は車体に
設置された電子キーシステム用アンテナを介して受信さ
れ、受信された制御信号に応じた機能動作がなされるよ
う構成されている。
【0003】また、従来の電子キーシステム用アンテナ
において、自動車の窓ガラスに細線またはラインパター
ンを用いて構成した防曇用ヒータまたはラジオ受信用ア
ンテナと共用化した窓ガラスアンテナ装置は知られてい
る。
において、自動車の窓ガラスに細線またはラインパター
ンを用いて構成した防曇用ヒータまたはラジオ受信用ア
ンテナと共用化した窓ガラスアンテナ装置は知られてい
る。
【0004】図5に従来の電子キーシステム用アンテナ
を備えた窓ガラスアンテナ装置を示し、図5(a)は従
来のラジオ用受信アンテナと電子キーシステム用アンテ
ナを共用した窓ガラスアンテナ装置であり、図5(b)
は従来の防曇用ヒータと電子キーシステム用アンテナを
共用した窓ガラスアンテナ装置である。
を備えた窓ガラスアンテナ装置を示し、図5(a)は従
来のラジオ用受信アンテナと電子キーシステム用アンテ
ナを共用した窓ガラスアンテナ装置であり、図5(b)
は従来の防曇用ヒータと電子キーシステム用アンテナを
共用した窓ガラスアンテナ装置である。
【0005】図5(a)において、窓ガラスアンテナ装
置21は、窓ガラス22と、防曇用ヒータのヒータ線2
3と、ラジオ受信用アンテナ24と、ラジオ受信用アン
テナ24と共用化された電子キーアンテナ25とから構
成され、窓ガラスアンテナ装置21の外部にラジオ受信
用アンテナ24から受信されたAM/FM等の電波を検
波して音声を増幅するとともに電子キーアンテナ25か
ら受信された電子キーシステムの制御信号を検波して音
声を増幅するアンプ26と、防曇用ヒータのヒータ線2
3へ電力を供給する電源27等が接続される。
置21は、窓ガラス22と、防曇用ヒータのヒータ線2
3と、ラジオ受信用アンテナ24と、ラジオ受信用アン
テナ24と共用化された電子キーアンテナ25とから構
成され、窓ガラスアンテナ装置21の外部にラジオ受信
用アンテナ24から受信されたAM/FM等の電波を検
波して音声を増幅するとともに電子キーアンテナ25か
ら受信された電子キーシステムの制御信号を検波して音
声を増幅するアンプ26と、防曇用ヒータのヒータ線2
3へ電力を供給する電源27等が接続される。
【0006】ヒータ線23は、細いニクロム線、または
銀ペーストをスクリーン印刷等でラインパターンを形成
した後焼成して構成したヒータ線であり、バスバー23
a、23bに設けられたヒータ用給電端子23c、23
dを介して電源27が印加され、防曇用ヒータが構成さ
れる。
銀ペーストをスクリーン印刷等でラインパターンを形成
した後焼成して構成したヒータ線であり、バスバー23
a、23bに設けられたヒータ用給電端子23c、23
dを介して電源27が印加され、防曇用ヒータが構成さ
れる。
【0007】ラジオ受信用アンテナ24は、導電性の細
線またはヒータ線と同様なラインパターンのアンテナ素
子で構成され、AM/FM等の電波を受信するととも
に、自動車の電子キーシステム用の電子キーアンテナ2
5を兼用するよう構成される。
線またはヒータ線と同様なラインパターンのアンテナ素
子で構成され、AM/FM等の電波を受信するととも
に、自動車の電子キーシステム用の電子キーアンテナ2
5を兼用するよう構成される。
【0008】アンプ26はアンテナ給電端子24aに接
続され、ラジオ受信用アンテナ24または電子キーアン
テナ25で受信するAM/FMラジオ電波または電子キ
ーシステムの制御信号の電波が検波、増幅され、おのお
のAM/FMラジオ信号26b、電子キーシステムの制
御信号26aが出力される。
続され、ラジオ受信用アンテナ24または電子キーアン
テナ25で受信するAM/FMラジオ電波または電子キ
ーシステムの制御信号の電波が検波、増幅され、おのお
のAM/FMラジオ信号26b、電子キーシステムの制
御信号26aが出力される。
【0009】次に、図5(b)について、図5(a)と
同じ箇所は省略して異なる箇所について 説明する。ヒ
ータ線23は、バスバー23a、23b上に配置された
ヒータ用給電端子23c、23dからチョークコイル2
9を介して電源27が印加され、防曇用ヒータが構成さ
れる。チョークコイル29は、ヒータ線23を電子キー
アンテナ25と共用するためにアンテナに対してはイン
ピーダンス(交流)を十分高くして効率良く電波受信が
できるようにし、ヒータ線に対しては抵抗値(直流)を
低く保って効率良く電力を供給する。電子キーアンテナ
25は防曇用のヒータ線23と共用化され、受信された
電子キーシステムの制御信号の電波はアンテナ給電端子
24aから直流阻止用コンデンサCaを介してアンプ2
6に送られて検波、増幅され電子キーシステムの制御信
号26aが出力される。
同じ箇所は省略して異なる箇所について 説明する。ヒ
ータ線23は、バスバー23a、23b上に配置された
ヒータ用給電端子23c、23dからチョークコイル2
9を介して電源27が印加され、防曇用ヒータが構成さ
れる。チョークコイル29は、ヒータ線23を電子キー
アンテナ25と共用するためにアンテナに対してはイン
ピーダンス(交流)を十分高くして効率良く電波受信が
できるようにし、ヒータ線に対しては抵抗値(直流)を
低く保って効率良く電力を供給する。電子キーアンテナ
25は防曇用のヒータ線23と共用化され、受信された
電子キーシステムの制御信号の電波はアンテナ給電端子
24aから直流阻止用コンデンサCaを介してアンプ2
6に送られて検波、増幅され電子キーシステムの制御信
号26aが出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子キーシステ
ム用アンテナを備えた窓ガラスアンテナ装置は、図5
(a)のようにラジオ受信アンテナと共用化されている
ため、ラジオ受信用アンテナとの間で相互干渉を発生し
てアンテナ性能が低下する場合や、自動車の仕向け地毎
に異なる周波数にアンテナをチューニングするための多
くの時間を要したり追加部品を必要とする場合がある。
ム用アンテナを備えた窓ガラスアンテナ装置は、図5
(a)のようにラジオ受信アンテナと共用化されている
ため、ラジオ受信用アンテナとの間で相互干渉を発生し
てアンテナ性能が低下する場合や、自動車の仕向け地毎
に異なる周波数にアンテナをチューニングするための多
くの時間を要したり追加部品を必要とする場合がある。
【0011】また、従来の電子キーシステム用アンテナ
を備えた窓ガラスアンテナ装置は、図5(b)のように
防曇用のヒータ線23と共用化されているため、自動車
の仕向け地毎に異なる周波数にアンテナをチューニング
するための多くの時間を要したり、ヒータ線23を高イ
ンピーダンス化してアンテナ素子とするためのチョーク
コイル29および直流阻止用コンデンサCa等の部品が
必要とされる。
を備えた窓ガラスアンテナ装置は、図5(b)のように
防曇用のヒータ線23と共用化されているため、自動車
の仕向け地毎に異なる周波数にアンテナをチューニング
するための多くの時間を要したり、ヒータ線23を高イ
ンピーダンス化してアンテナ素子とするためのチョーク
コイル29および直流阻止用コンデンサCa等の部品が
必要とされる。
【0012】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は自動車の仕向け地毎に異
なる周波数のチューニングが容易で、ラジオ受信用アン
テナとの干渉も少なく、かつ追加部品の少ない電子キー
システム専用アンテナを備えた窓ガラスアンテナ装置を
提供することにある。
になされたもので、その目的は自動車の仕向け地毎に異
なる周波数のチューニングが容易で、ラジオ受信用アン
テナとの干渉も少なく、かつ追加部品の少ない電子キー
システム専用アンテナを備えた窓ガラスアンテナ装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る窓ガラスアンテナ装置は、自動車の窓ガ
ラスに細線またはラインパターンを用いて防曇用ヒータ
およびラジオ受信用アンテナを構成した窓ガラスアンテ
ナ装置において、細線またはラインパターンを用いてア
ンテナ給電端子から自動車の窓ガラスの外周に沿って、
ループ状に電子キーシステム専用アンテナを備えたこと
を特徴とする。
この発明に係る窓ガラスアンテナ装置は、自動車の窓ガ
ラスに細線またはラインパターンを用いて防曇用ヒータ
およびラジオ受信用アンテナを構成した窓ガラスアンテ
ナ装置において、細線またはラインパターンを用いてア
ンテナ給電端子から自動車の窓ガラスの外周に沿って、
ループ状に電子キーシステム専用アンテナを備えたこと
を特徴とする。
【0014】また、この発明に係る窓ガラスアンテナ装
置は、自動車の窓ガラスに細線またはラインパターンを
用いて防曇用ヒータおよびラジオ受信用アンテナを構成
した窓ガラスアンテナ装置において、細線またはライン
パターンを用いてアンテナ給電端子から自動車の窓ガラ
スの外周に沿って、時計周り方向および反時計周り方向
に複数の電子キーシステム専用アンテナを備えたことを
特徴とする。
置は、自動車の窓ガラスに細線またはラインパターンを
用いて防曇用ヒータおよびラジオ受信用アンテナを構成
した窓ガラスアンテナ装置において、細線またはライン
パターンを用いてアンテナ給電端子から自動車の窓ガラ
スの外周に沿って、時計周り方向および反時計周り方向
に複数の電子キーシステム専用アンテナを備えたことを
特徴とする。
【0015】
【作用】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置は、電子
キーシステムアンテナを独立した専用アンテナで構成す
るため、窓ガラスに構成した他のラジオ受信用アンテナ
からの干渉が少ない。また、電子キーシステムアンテナ
は1本のアンテナ素子で構成できるため、窓ガラスの外
周に沿った狭いスペースにループ状に構成することがで
きるとともに、外周に沿って時計/反時計方向に複数の
アンテナを構成することができる。さらに、電子キーシ
ステムアンテナはアンテナ素子の長さで受信周波数を調
整することができるため、自動車の仕向け地毎に異なる
様々な受信周波数に対応してチューニングすることがで
きる。
キーシステムアンテナを独立した専用アンテナで構成す
るため、窓ガラスに構成した他のラジオ受信用アンテナ
からの干渉が少ない。また、電子キーシステムアンテナ
は1本のアンテナ素子で構成できるため、窓ガラスの外
周に沿った狭いスペースにループ状に構成することがで
きるとともに、外周に沿って時計/反時計方向に複数の
アンテナを構成することができる。さらに、電子キーシ
ステムアンテナはアンテナ素子の長さで受信周波数を調
整することができるため、自動車の仕向け地毎に異なる
様々な受信周波数に対応してチューニングすることがで
きる。
【0016】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1はこの発明に係る窓ガラスアンテナ装置
の構造図である。図1において、窓ガラスアンテナ装置
1は、リアガラス等の窓ガラス2と、防曇用のヒータ線
3と、AM/FM等のラジオ受信用アンテアナ4と、自
動車の電子キーシステム用の電子キー専用アンテナ5と
から構成され、窓ガラスアンテナ装置1の外部に防曇用
のヒータへ電力を供給する電源6、電源ノイズ吸収用コ
ンデンサ7を接続する。
説明する。図1はこの発明に係る窓ガラスアンテナ装置
の構造図である。図1において、窓ガラスアンテナ装置
1は、リアガラス等の窓ガラス2と、防曇用のヒータ線
3と、AM/FM等のラジオ受信用アンテアナ4と、自
動車の電子キーシステム用の電子キー専用アンテナ5と
から構成され、窓ガラスアンテナ装置1の外部に防曇用
のヒータへ電力を供給する電源6、電源ノイズ吸収用コ
ンデンサ7を接続する。
【0017】リアガラス等の窓ガラス2、防曇用のヒー
タ線3、AM/FM等のラジオ受信用アンテナ4は図5
(a)および図5(b)に示した従来例と同じである。
タ線3、AM/FM等のラジオ受信用アンテナ4は図5
(a)および図5(b)に示した従来例と同じである。
【0018】電子キー専用アンテナ5は、1本のアンテ
ナ素子で構成することができ、しかも受信周波数はアン
テナ素子の長さで調整することができるので、狭い空間
を利用してアンテナを形成できる。一例として図1に示
すように、窓ガラス2の左下端にアンテナ給電端子5a
を設け、アンテナ給電端子5aを起点にして、防曇用の
ヒータ線3のバスバー3aと窓ガラス2の左端の間を通
し、窓ガラス2の左上端で窓ガラス2の上端を左から右
に水平に通すように窓ガラス2の外周に沿ってループ状
とし、防曇用のヒータ線3およびAM/FM等のラジオ
受信用アンテナ4を包み込むようにして電子キー専用ア
ンテナ5を形成する。
ナ素子で構成することができ、しかも受信周波数はアン
テナ素子の長さで調整することができるので、狭い空間
を利用してアンテナを形成できる。一例として図1に示
すように、窓ガラス2の左下端にアンテナ給電端子5a
を設け、アンテナ給電端子5aを起点にして、防曇用の
ヒータ線3のバスバー3aと窓ガラス2の左端の間を通
し、窓ガラス2の左上端で窓ガラス2の上端を左から右
に水平に通すように窓ガラス2の外周に沿ってループ状
とし、防曇用のヒータ線3およびAM/FM等のラジオ
受信用アンテナ4を包み込むようにして電子キー専用ア
ンテナ5を形成する。
【0019】具体的には、電子キー専用アンテナ5は、
車体フランジの内側となるように形成されるが、防曇用
のヒータ線3のバスバー3aと車体フランジの間隔が1
0mm程度あれば形成することができる。
車体フランジの内側となるように形成されるが、防曇用
のヒータ線3のバスバー3aと車体フランジの間隔が1
0mm程度あれば形成することができる。
【0020】また、電子キー専用アンテナ5は、独立し
て形成するので、窓ガラス上に形成された他のラジオア
ンテナ4等との相互干渉が少なく設計が容易であり、ま
た自動車の仕向け地毎に異なる周波数に対してもアンテ
ナ素子の長さを変えることで対応することができるの
で、アンテナ素子である導電性の細線やラインパターン
の長さを変更することにより容易に製造することができ
る。
て形成するので、窓ガラス上に形成された他のラジオア
ンテナ4等との相互干渉が少なく設計が容易であり、ま
た自動車の仕向け地毎に異なる周波数に対してもアンテ
ナ素子の長さを変えることで対応することができるの
で、アンテナ素子である導電性の細線やラインパターン
の長さを変更することにより容易に製造することができ
る。
【0021】図2はこの発明に係る窓ガラスアンテナ装
置の別の構造図である。図2において、窓ガラスアンテ
ナ装置11は、窓ガラス12と、防曇用のヒータ線13
と、AM/FM等のラジオ受信用アンテアナ14と、自
動車の電子キーシステム用の第1の電子キー専用アンテ
ナ15(L2)および第2の電子キー専用アンテナ16
(L1)から構成され、窓ガラスアンテナ装置11の外
部に防曇用のヒータへ電力を供給する電源17、電源ノ
イズ吸収用コンデンサ18を接続する。
置の別の構造図である。図2において、窓ガラスアンテ
ナ装置11は、窓ガラス12と、防曇用のヒータ線13
と、AM/FM等のラジオ受信用アンテアナ14と、自
動車の電子キーシステム用の第1の電子キー専用アンテ
ナ15(L2)および第2の電子キー専用アンテナ16
(L1)から構成され、窓ガラスアンテナ装置11の外
部に防曇用のヒータへ電力を供給する電源17、電源ノ
イズ吸収用コンデンサ18を接続する。
【0022】図2において、自動車の電子キーシステム
用のアンテナを第1の電子キー専用アンテナ15(L
2)および第2の電子キー専用アンテナ16(L1)か
ら構成する以外は図1と同じである。電子キー専用アン
テナは、アンテナ給電端子15aから窓ガラス12の外
周に沿って、時計周り方向に第1の電子キー専用アンテ
ナ15(L2)を設け、反時計方向に第2の電子キー専
用アンテナ16(L1)を設ける。
用のアンテナを第1の電子キー専用アンテナ15(L
2)および第2の電子キー専用アンテナ16(L1)か
ら構成する以外は図1と同じである。電子キー専用アン
テナは、アンテナ給電端子15aから窓ガラス12の外
周に沿って、時計周り方向に第1の電子キー専用アンテ
ナ15(L2)を設け、反時計方向に第2の電子キー専
用アンテナ16(L1)を設ける。
【0023】電子キーシステムの受信周波数はアンテナ
素子の長さで決定されるので、長さL2の第1の電子キ
ー専用アンテナ15と長さL1の第2の電子キー専用ア
ンテナ16を備えることにより、2つの(地域)の電子
キーシステムの受信周波数に対応することができる。ま
た、第1の電子キー専用アンテナ15と第2の電子キー
専用アンテナ16の長さを入替えて受信周波数を反対に
したり、アンテナの素子数を増加して対象とする受信周
波数を増やすことも容易に実現できる。
素子の長さで決定されるので、長さL2の第1の電子キ
ー専用アンテナ15と長さL1の第2の電子キー専用ア
ンテナ16を備えることにより、2つの(地域)の電子
キーシステムの受信周波数に対応することができる。ま
た、第1の電子キー専用アンテナ15と第2の電子キー
専用アンテナ16の長さを入替えて受信周波数を反対に
したり、アンテナの素子数を増加して対象とする受信周
波数を増やすことも容易に実現できる。
【0024】図3はこの発明に係るガラスアンテナ装置
の実施例であり、図4は図3の電子キー専用アンテナの
平均受信感度特性図である。図3の構成は図2と基本的
に同じであり、図2のラジオ受信用アンテナ14、ヒー
タ線13がそれぞれ図3ではアンテナ線15本を備えた
FM受信用アンテナ14、18本のヒータ線を備えたヒ
ータ線13から構成している。アンテナ給電端子13a
から時計周り方向に設けた第1の電子キー専用アンテナ
15(L2=220mm)は北米向け仕様であり、周波
数315MHzに設定し、第2の電子キー専用アンテナ
16(L1=820mm)は日本国内向け仕様の周波数
58.5MHzに設定している。
の実施例であり、図4は図3の電子キー専用アンテナの
平均受信感度特性図である。図3の構成は図2と基本的
に同じであり、図2のラジオ受信用アンテナ14、ヒー
タ線13がそれぞれ図3ではアンテナ線15本を備えた
FM受信用アンテナ14、18本のヒータ線を備えたヒ
ータ線13から構成している。アンテナ給電端子13a
から時計周り方向に設けた第1の電子キー専用アンテナ
15(L2=220mm)は北米向け仕様であり、周波
数315MHzに設定し、第2の電子キー専用アンテナ
16(L1=820mm)は日本国内向け仕様の周波数
58.5MHzに設定している。
【0025】図4(a)は第2の電子キー専用アンテナ
16(日本国内向け仕様:L1=820mm、周波数5
8.5MHz)の平均受信感度特性であり、周波数5
8.5MHzで感度目標値(−30dB)を満足する。
また、図4(b)は第1の電子キー専用アンテナ15
(北米向け仕様:L2=220mm、周波数315MH
z)の平均受信感度特性であり、周波数315MHzで
感度目標値(−20dB)を満足する。
16(日本国内向け仕様:L1=820mm、周波数5
8.5MHz)の平均受信感度特性であり、周波数5
8.5MHzで感度目標値(−30dB)を満足する。
また、図4(b)は第1の電子キー専用アンテナ15
(北米向け仕様:L2=220mm、周波数315MH
z)の平均受信感度特性であり、周波数315MHzで
感度目標値(−20dB)を満足する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る窓
ガラスアンテナ装置は、電子キーアンテナを窓ガラスに
構成された他のラジオ受信用アンテナ、または防曇用ヒ
ータ線等から独立して構成するため、電波の干渉を受け
ず良好なアンテナ性能がえられる。また、電子キー専用
アンテナは1本のアンテナ素子で構成できるとともに、
受信周波数はアンテナ素子の長さで決定できるため、設
計ならびに製造が容易で、省スペース化に適した電子キ
ー専用アンテナ搭載の窓ガラスアンテナ装置を提供する
ことができる。さらに、複数のアンテナ素子を設けて、
複数の地域の受信周波数に対応した電子キー専用アンテ
ナも提供することができる。
ガラスアンテナ装置は、電子キーアンテナを窓ガラスに
構成された他のラジオ受信用アンテナ、または防曇用ヒ
ータ線等から独立して構成するため、電波の干渉を受け
ず良好なアンテナ性能がえられる。また、電子キー専用
アンテナは1本のアンテナ素子で構成できるとともに、
受信周波数はアンテナ素子の長さで決定できるため、設
計ならびに製造が容易で、省スペース化に適した電子キ
ー専用アンテナ搭載の窓ガラスアンテナ装置を提供する
ことができる。さらに、複数のアンテナ素子を設けて、
複数の地域の受信周波数に対応した電子キー専用アンテ
ナも提供することができる。
【0027】
【図1】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置の構造図
【図2】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置の別の構
造図
造図
【図3】この発明に係るガラスアンテナ装置の実施例
【図4】図3の電子キー専用アンテナの平均受信感度特
性図
性図
【図5】従来の電子キーシステム用アンテナを備えた窓
ガラスアンテナ装置
ガラスアンテナ装置
1,11,21…窓ガラスアンテナ装置 2,12,22…窓ガラス 3,13,23…ヒータ線 4,14,24…ラジオ受信用アンテナ 5,15,16…電子キー専用アンテナ 5a,15a …アンテナ給電端子 6,17,27…電源 7,18 …直流阻止用コンデンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車の窓ガラスに細線またはラインパ
ターンを用いて防曇用ヒータおよびラジオ受信用アンテ
ナを構成した窓ガラスアンテナ装置において、前記細線
またはラインパターンを用いてアンテナ給電端子から前
記自動車の窓ガラスの外周に沿って、ループ状に遠隔操
作用アンテナを備えたことを特徴とする窓ガラスアンテ
ナ装置。 - 【請求項2】 自動車の窓ガラスに細線またはラインパ
ターンを用いて防曇用ヒータおよびラジオ受信用アンテ
ナを構成した窓ガラスアンテナ装置において、前記細線
またはラインパターンを用いてアンテナ給電端子から前
記自動車の窓ガラスの外周に沿って、時計周り方向およ
び反時計周り方向に複数の遠隔操作用アンテナを備えた
ことを特徴とする窓ガラスアンテナ装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343263A JPH06169208A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 窓ガラスアンテナ装置 |
KR1019930025834A KR940012702A (ko) | 1992-11-30 | 1993-11-30 | 창 글라스 안테나 장치 |
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