JP2501153Y2 - 自動車用アンテナ - Google Patents

自動車用アンテナ

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JP2501153Y2
JP2501153Y2 JP1991101100U JP10110091U JP2501153Y2 JP 2501153 Y2 JP2501153 Y2 JP 2501153Y2 JP 1991101100 U JP1991101100 U JP 1991101100U JP 10110091 U JP10110091 U JP 10110091U JP 2501153 Y2 JP2501153 Y2 JP 2501153Y2
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JP
Japan
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antenna
feeding box
automobile
antenna element
vehicle
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和彦 田村
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Yagi Antenna Co Ltd
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Yagi Antenna Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車載テレビジョン受信
機用の自動車用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】日本国内においては、テレビジョン放送
の受信周波数は、90〜108MHzのVHF低域と、1
70〜222MHzのVHF高域と、470〜770MHz
のUHF帯域とから成っている。
【0003】テレビジョン放送を自動車で受信する場合
には、ビルなどの建造物や道路などで反射された電波を
走行中に受信することになるために、通常、一方向に張
られたアンテナ素子で受信するだけでは十分に受信感度
が得られない場合がある。
【0004】また、自動車の外部にアンテナを張り出す
と、走行中に受ける風圧が高くなると共に、風きり音な
どが発生する等の問題があるため、風抵抗を受けにくい
形態が要求されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように自動車用ア
ンテナには、走行中であっても風抵抗を受けにくく、か
つ十分な受信感度が得られることが必要となっている。
【0006】本考案は前記のような点に鑑みてなされた
もので、自動車の窓ガラスに貼り付けて使用される低姿
勢の形態を持つことで風抵抗を低減し、2本以上のアン
テナ素子を設けて感度を向上させた自動車用アンテナを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、少なくとも2
本のアンテナ素子と、前記アンテナ素子で受信した信号
を合成する合成回路が収納された給電箱と、前記アンテ
ナ素子とそれぞれに対応し、前記給電箱と前記アンテナ
素子とを接続する伸縮自在のコイル状の部材と、前記ア
ンテナ素子及び前記給電箱を任意の位置に固定するため
の接着手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】このような構成によれば、複数のアンテナ素子
を異なる方向で設置することができるため、自動車が走
行中であっても、ビルなどの建造物や道路などで反射さ
れた電波を十分な感度で受信することができる。
【0009】また、給電箱とアンテナ素子とが伸縮自在
のコイル状の部材によって接続されているため、アンテ
ナ設置場所の形状に応じて、アンテナ素子の位置を任意
に決定できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例を説
明する。図1は同実施例に係わる自動車用アンテナの形
態を示す斜視図である。図1において、1はアンテナ素
子3a,3b(後述する)に給電する給電箱である。2
a,2bは給電箱1とアンテナ素子3a,3bとをそれ
ぞれ連結するためのコイル状の部材、3a,3bはアン
テナ素子、4a,4b,4c,4dはアンテナ素子3
a,3bの位置を固定するための固定部材、5a,5
b,5c,5d,5eは給電箱1及び固定部材4a,4
b,4c,4dを自動車に貼り付ける両面接着層、6は
給電箱1と接続された同軸ケーブル、7は同軸ケーブル
6の端部に取り付けられたプラグである。
【0011】給電箱1には、図2に示すような合成回路
が組み込まれている。この合成回路は、アンテナ素子3
a,3bで受信したテレビジョン放送の信号を合成し、
同軸ケーブル6に出力するものである。
【0012】図2に示す合成回路は、アンテナ入力端子
8a,8b、アンテナ入力端子8a,8bに接続された
VHF低域のインピーダンス整合用のコイル9a,9
b、アンテナ入力端子8a,8bにコイル9a,9bと
並列に接続されたVHF高域のインピーダンス整合用の
コンデンサ10a,10b、合成トランス11、合成ト
ランス11による合成出力を同軸ケーブル6に接続する
端子12によって構成されている。
【0013】図3はコイル状の部材2aとアンテナ素子
3aとの接続部を示す図である。図3において、2a1
はコイル状の部材2aの導線、2a2はポリエチレン等
の絶縁物からなる外被である。3a1はアンテナ素子3
aの導線、3a2はポリエチレン等の絶縁物からなる外
被である。13は導線2a1と導線3a1とを接続する
ハンダ付け部である。なお、コイル状の部材2bとアン
テナ素子3bの接続形態も図3に示す接続部と同じであ
る。
【0014】次に、本考案による自動車用アンテナを自
動車に取り付けた例について、図4及び図5を参照しな
がら説明する。図4は車室内の後部窓ガラスに取り付け
た場合を示し、図5は車外の窓ガラスに取り付けた場合
を示している。
【0015】図4に示すように、車室内に取り付けた場
合、自動車用アンテナ14は、例えば窓ガラスの左隅近
傍に給電箱1を取り付け、一方のアンテナ素子3aを窓
ガラスの縦辺に沿って取り付け、他方のアンテナ素子3
bを窓ガラスの横辺に沿って取り付ける。
【0016】車外の窓ガラスに取り付けた場合、図5に
示すように、車室内に取り付けた場合と同様に、アンテ
ナ素子3aとアンテナ素子3bを異なる方向(縦,横)
で取り付ける。この場合、給電箱1に接続された同軸ケ
ーブル6cは、トランクルームから引き込むようにす
る。また、給電箱1、アンテナ素子3a,3bが、両面
接着層5a,5b,5c,5d,5eによって窓ガラス
に貼り付けられるので、風抵抗が受けにくくなる。
【0017】次に、自動車用アンテナを車室内のリアガ
ラスに取り付けた場合であって、リアガラスに取り付け
られた熱線及びAM,FM放送用のガラスプリントアン
テナの端子15との関係について図6を参照して説明す
る。
【0018】図6に示すように、熱線の電源端子及びA
M,FM放送用のガラスプリントアンテナの出力端子1
5は、車室内の自動車用アンテナを貼り付ける位置、す
なわちリアガラスの周辺部に突出して設けられている。
【0019】自動車用アンテナ14を貼り付ける際に
は、コイル状の部材2a,2bを任意に伸縮させて、端
子15を外れた位置に固定部材4a,4bを貼り付け
る。車種によって端子15の位置が異なるが、コイル状
の部材2a,2bの伸縮で対応させることができる。
【0020】このようにして、自動車用アンテナ14に
2本のアンテナ素子3a,3bが設けられているので、
例えば一方を横方向、他方を縦方向に貼り付けることに
より、自動車に直接到来する電波と、ビル等の建造物や
道路等で反射された電波の双方を受信することができ
る。
【0021】また、自動車の窓ガラスに貼り付けて仕様
されるので、車外に貼り付ける場合であっても受ける風
圧は少なくてすみ、また自動車から外に張り出すことが
ないので風切音も少なくすることができる。
【0022】さらに、給電箱1とアンテナ素子3a,3
bがコイル状の部材によって接続されているので、アン
テナ設置場所の形状に応じて、アンテナ素子の位置を設
定することができる。なお、前記実施例では、2本のア
ンテナ素子3a,3bを設けているが、3本以上のアン
テナ素子を設けても良い。
【0023】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、自動車の
窓ガラスに任意の位置に貼り付けて使用される低姿勢の
形態を持つことで風抵抗を低減し、2本以上のアンテナ
素子を設けることにより感度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる自動車用アンテナの
構成を示す図。
【図2】給電箱に組み込まれた合成回路を示す図。
【図3】コイル状の部材とアンテナ素子との接続部を示
す図。
【図4】車室内の後部窓ガラスに自動車アンテナを取り
付けた場合を示す図。
【図5】車外の窓ガラスに自動車アンテナを取り付けた
場合を示す図。
【図6】リアガラスに取り付けられた熱線及びAM,F
M放送用のガラスプリントアンテナの端子15と自動車
アンテナの取り付け位置との関係を示す図。
【符号の説明】
1…給電箱、2a,2b…コイル状の部材、3a,3b
…アンテナ素子、4a,4b,4c,4d…固定部材、
5a,5b,5c,5d,5e…両面接着層、6…同軸
ケーブル、7…プラグ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2本のアンテナ素子と、 前記アンテナ素子で受信した信号を合成する合成回路が
    収納された給電箱と、 前記アンテナ素子とそれぞれに対応し、前記給電箱と前
    記アンテナ素子とを接続する伸縮自在のコイル状の部材
    と、 前記アンテナ素子及び前記給電箱を任意の位置に固定す
    るための接着手段と、 を具備したことを特徴とする自動車用アンテナ。
JP1991101100U 1991-12-09 1991-12-09 自動車用アンテナ Expired - Fee Related JP2501153Y2 (ja)

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JPH0550814U JPH0550814U (ja) 1993-07-02
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123709B2 (ja) * 1983-08-04 1986-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS61121605A (ja) * 1984-11-19 1986-06-09 Nippon Sheet Glass Co Ltd 自動車用アンテナ装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123709U (ja) * 1984-07-17 1986-02-12 住友電気工業株式会社 車載式tv−fm信号受信アンテナ

Patent Citations (2)

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JPH0550814U (ja) 1993-07-02

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