JPH0362050B2 - - Google Patents

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JPH0362050B2
JPH0362050B2 JP58096381A JP9638183A JPH0362050B2 JP H0362050 B2 JPH0362050 B2 JP H0362050B2 JP 58096381 A JP58096381 A JP 58096381A JP 9638183 A JP9638183 A JP 9638183A JP H0362050 B2 JPH0362050 B2 JP H0362050B2
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JP
Japan
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voltage
circuit
capacitor
current
transistors
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JP58096381A
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Fumio Ishikawa
Kuninobu Tanaka
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to CA000455254A priority patent/CA1210086A/en
Priority to DE8484106194T priority patent/DE3467076D1/de
Priority to EP84106194A priority patent/EP0130384B1/en
Priority to US06/615,542 priority patent/US4645946A/en
Publication of JPS59221113A publication Critical patent/JPS59221113A/ja
Publication of JPH0362050B2 publication Critical patent/JPH0362050B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/15Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors
    • H03K5/151Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors with two complementary outputs
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K4/00Generating pulses having essentially a finite slope or stepped portions
    • H03K4/94Generating pulses having essentially a finite slope or stepped portions having trapezoidal shape

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2相信号発生回路に関し、例えばアナ
ログ−デイジタル変換回路のサンプルホールド回
路等の逆相関係にある2相パルス信号が必要な回
路に適用し得るものである。
〔背景技術とその問題点〕
従来アナログ−デイジタル変換回路のサンプル
ホールド回路1として第1図に示すようにダイオ
ードブリツジ回路2を有する構成のものがあり、
その駆動回路3はパルス発生回路4から得られる
パルス信号をトランス5を介してダイオードブリ
ツジ回路2の駆動端P1及びP2間に与えるよう
になされ、ダイオードブリツジ回路2のダイオー
ドD1〜D4を順方向にバイアスしてオン動作さ
せることによつて入力端子6の入力電圧VIを信
号端P3及びP4を介して出力端7に接続された
コンデンサ8にサンプリングし、その後ダイオー
ドブリツジ回路2を逆バイアスしてオフ動作させ
ることによつてコンデンサ8によつてサンプル電
圧をホールドしてこれを出力電圧VOとして送出
するようになされている。
この駆動回路3はトランス5を用いているため
サンプルホールド回路1をICに構成するのに不
便であり、この問題を解決するための第2図に示
すような2相パルス信号発生回路11によつて発
生した互いに逆相の2つのパルス信号φ1及びφ2
をダイオードブリツジ回路12の駆動端P1及び
P2に与える構成のものが提案されている。
第2図においてサンプルホールド回路1は2相
パルス信号発生回路11から与えられる互いに逆
相の2つのパルス信号φ1及びφ2をそれぞれ直流
阻止用コンデンサ13及び14介してダイオード
ブリツジ回路12の駆動端P1及びP2に受け、
正相パルス信号φ1が高い電位にあるオン区間
(従つて逆相パルス信号φ2が低い電位にある区
間)においてブリツジ辺に設けられたダイオード
D1〜D4を全てオン動作させることにより信号
入力端P3に受けた入力電圧VIをダイオードD
1〜D4を通じて信号出力端P4に接続されたサ
ンプルホールド用コンデンサ15にサンプルす
る。そして続いて正相パルス信号φ1が低い電位
に変化したオフ区間(従つて逆相パルス信号φ2
が高い電位に変化した区間)においてダイオード
D1〜D4を全てオフ動作させることによりサン
プルホールド用コンデンサ15のサンプル電圧を
ホールドして出力端子17から送出し、このサン
プル電圧を後段回路におけるデイジタル変換に供
する。
2相パルス信号発生回路11は一対のトランジ
スタ21及び22を共通に接続して定電流源23
に接続した差動増幅回路を有し、一方のトランジ
スタ21のベースに例えばデユーテイ比が1/2の
入力パルスを駆動信号源24から与えかつ他方の
トランジスタ22のベースに基準電圧源25から
の基準電圧を与え、トランジスタ21及び22の
コレクタと出力抵抗26及び27との接続点から
バツフア増幅回路28及び29を介してそれぞれ
逆相及び正相パルス信号φ2及びφ1を送出するよ
うになされている。
この2つのパルス信号φ1及びφ2は直流阻止用
コンデンサ13及び14を介してダイオードブリ
ツジに与えられ、これによりダイオードブリツジ
12を2相パルス信号発生回路11から直流的に
切り離してサンプルホールド用コンデンサ15の
サンプル電圧に影響を与えないようになされ、さ
らにコンデンサ13及び14の悪影響を防止する
ためダイオードブリツジ回路12の駆動端P1及
びP2間に放電用ダイオードD5を設け、ダイオ
ードブリツジ回路12がオフ動作したときこの放
電用ダイオードD5を介してコンデンサ13及び
14の充電電荷を互いに放電させるようになされ
ている。
因みにパルス信号φ1がオンレベルにありかつ
パルス信号φ2がオフレベルにあるオン区間にお
いて充電されたコンデンサ13及び14の充電電
荷がパルス信号φ1がオフレベルにありかつパル
ス信号φ2がオンレベルにあるオフ区間において
ダイオードD1〜D4に並列に生ずる浮遊容量を
充電してダイオードブリツジ回路12内に電圧分
布を生じさせ、これが誤差電圧として出力電圧
VOに漏れ出るおそれがある。従つて第2図の場
合はオフ区間において放電用ダイオードD5を通
じてコンデンサ13及び14相互間を放電させて
パルス信号φ1及びφ2の漏出しを防止する。
ところで第2図の構成の2相パルス信号発生回
路11において、正相パルス信号φ1及び逆相パ
ルス信号φ2が反転動作するタイミングがずれた
り、この反転時の波形が対称でないときにはダイ
オードブリツジ回路12の駆動信号端P1及びP
2に与えられる電圧の絶対値|φ1−φ2|が部分
的に変動し(完全に逆相であれば|φ1−φ2|は
一定である)、この変動分が信号出力端P4に漏
れ出る不都合がある。実際上2相パルス信号発生
回路11として第2図の構成のものを適用した場
合、差動増幅回路を構成するトランジスタ21及
び22の特性上のばらつきや、負荷抵抗26及び
27のばらつきや、各部分の浮遊容量及びリード
線のインダクタンスのばらつきなどによつてトラ
ンジスタ21及び22の反転動作従つて2つのパ
ルス信号φ1及びφ2の位相及び波形を一致させる
ことができない。
〔発明の目的〕
以上の点を考慮して本発明は、互いに逆相関係
にある2つのパルス信号の反転時の波形を対称に
補正できるようにした2相パルス信号発生回路を
提案しようとするものである。
〔発明の概要〕
かかる目的を達成するため本発明においては、
2つのパルス信号φ1及びφ2の中間値を表わす差
分検出信号に基づいて2層信号のレベルをその中
間値が常に基準レベルになるように補正する。
〔実施例〕
以下図面について本発明の一実施例を詳述する
に、第3図において、31は2相台形波形成回路
で、電圧形成発生用コンデンサ32を有し、この
コンデンサ32に対して正又は負極性の電流を電
流スイツチ回路33を通じて流し込むことによ
り、コンデンサ32の両端の電圧を出力ライン3
4A及び34Bに接続されたバツフア回路29及
び28を通じて正相及び逆相信号φ1及びφ2とし
て送出するようになされている。
電流スイツチ回路33は、正側電源+VCに接
続された定電流源35の出力電流をそれぞれコン
デンサ32の出力ライン34A又は34B側端に
流し込む正側トランジスタT1及びT2と、負側
電源−VCに接続された定電流源36の出力電流
をそれぞれコンデンサ32の出力ライン34A又
は34B側端に流し込む負側トランジスタT3及
びT4とを有する。サンプリングパルス入力信号
S1が例えば論理「H」レベルにあるときこれを
受けるスイツチ制御回路37が正側トランジスタ
T1及び負側トランジスタT4をオン動作させる
スイツチ制御信号S21及びS24を送出し、ま
たサンプリングパルス入力信号S1が例えば論理
「L」レベルにあるときスイツチ制御回路37が
正側トランジスタT2及び負側トランジスタT3
をオン動作させるスイツチ制御信号S22及びS
23を送出する。これにより第4図Aに示すよう
にサンプリングパルスS1が論理「H」のときコ
ンデンサ32は第4図Bに示すようにライン34
Bの電圧V2を正方向に上昇させかつライン34
Aの電圧V1を負方向に下降させる第1の充電状
態になり、これに対してサンプリングパルスS1
が論理「L」のときコンデンサ32はライン34
Bの電圧V2を負方向に下降させかつライン34
Aの電圧V1を正方向に上昇させる第2の充電状
態になる。ここで電圧V1及びV2の上昇及び下降
速度は定電流源35及び36の出力電流I1及びI2
の値によつて決まることになる。なおスイツチ制
御回路37として第5図の構成のものを適用し得
る。
出力ライン34A及び34Bには電圧制限回路
39が接続され、第4図Bに示すように正及び負
側の制限電圧+VL及び−VL以上にはコンデンサ
32を充電させないようになされている。すなわ
ち出力ライン34A及び34Bはそれぞれダイオ
ードD11及びD12を順方向に通じて正電源4
0に接続され、これにより出力ライン34A及び
34Bの電圧V1又はV2が正電源40の出力電圧
+VL以上になろうとしたときダイオードD11
及びD12を導通させてコンデンサ32を放電さ
せ、その結果出力ライン34A及び34Bの電圧
V1及びV2を制限電圧+VL以上には上昇させない
ようになされている。同様に出力ライン34A及
び34BはそれぞれダイオードD13及びD14
を逆方向に通じて負電源41に接続され、これに
より出力ライン34A及び34Bの電圧V1又は
V2が負電源41の出力電圧−VL以下になろうと
したときダイオードD13及びD14を導通させ
てコンデンサ32を放電させ、その結果出力ライ
ン34A及び34Bの電圧V1又はV2を制限電圧
−VL以下には下降させないようになされている。
また出力ライン34A及び34Bにはその電圧
の差分の中心値を常に基準値に補正する波形補正
回路42が接続されている。すなわち出力ライン
34A及び34B間には電圧分割用抵抗R1及び
R2の直列回路が接続され、その接続中点P11
から出力ライン34A及び34Bの電圧V1及び
V2の差分の中心値(この場合1/2の値)を表わす
差分検出信号S4が得られ、これが直流阻止用コ
ンデンサ44を通じて負側差動回路45に駆動入
力として与えられる。負側差動回路45はベース
に差分検出信号S4が接続されかつエミツタを共
通に接続してなる一方のPNPトランジスタT1
1,T12と、ベースを交流的に直流阻止用コン
デンサ46を通じて基準電位としてのアースに接
続されている他方のPNPトランジスタT13と
を有し、この他方のトランジスタT13のエミツ
タが一方のトランジスタT11,T12のエミツ
タと共通に負荷抵抗47を通じて負電源−VC
接続されている。なおトランジスタT11,T1
2のベースに抵抗48を通じてバイアス電源49
が接続されると共に、トランジスタT13のベー
スに抵抗50を通じてバイアス電源49が接続さ
れている。
トランジスタT11及びT12のコレクタはそ
れぞれ出力ライン34A及び34Bに接続され、
そのベースに与えられる差分検出信号S4に応じ
てその電圧が高くなつたとき出力ライン34A及
び34Bから負電源−VCに引き込む電流I11及び
I12を大きくするようになされている。
これに対してトランジスタT13のコレクタは
正側カーレントミラー回路52のPNP駆動トラ
ンジスタT23に接続され、そのPNPカーレン
トミラートランジスタT21及びT22のコレク
タがそれぞれ出力ライン34A及び34Bに接続
され、かつトランジスタT21,T22,T23
のエミツタがそれぞれ負荷抵抗53,54,55
を通じて正電源+VCに接続されている。かくし
て差分検出信号S4の電圧が高くなつて上述のよ
うに負側の一方のトランジスタT11及びT12
が出力ライン34A及び34Bから引込む電流を
大きくしたとき、負側の他方のトランジスタT1
3のコレクタ電流I13が小さくなることにより正
側ソランジスタT21及びT22を通じて正電源
+VCから出力ライン34A及び34Bへ引き込
む電流I21及びI22を小さくするようになされてい
る。なお差分検出用抵抗R1及びR2にはそれぞ
れ並列に出力ライン34A及び34Bの電圧の変
化を接続中点P11に高速で伝えるスピードアツ
プ用コンデンサ57及び58が接続されている。
このようにして出力ライン34A及び34Bに
生じる電圧V1又はV2はバツフア回路29及び2
8を介して例えばサンプルホールド回路1(第2
図)に2相パルス信号φ1及びφ2として送出され
る。
以上の構成において、制限回路39の正及び正
電源40及び41の電圧+VL及び−VLの絶対値
を互いに等しい値に選定し、かつ差分検出用抵抗
R1及びR2の値を互いに等しい値に選定する。
ここで電流スイツチ回路33の定電流源35及び
36の電流値I1及びI2が互いに等しく、かつ出力
ライン34A及び34Bの電圧V1又はV2の立上
り時及び立下り時に電圧波形発生用コンデンサ3
2の両端から電流スイツチ回路33を見た浮遊容
量値が互いに等しく、かつトランジスタT1〜T
4が同時に動作するといつた理想条件で動作した
とすれば、サンプリング入力パルス信号S1が第
4図の時点t1において論理レベルを「L」から
「H」に遷移させれば(第4図A)、これに応じて
電流スイツチ回路33のトランジスタT2及びT
3がオン動作しかつトランジスタT1及びT4が
オフ動作することにより、コンデンサ32の出力
ライン34Aの側端の電圧V2が定電流源35か
らの電流値I1によつて決まる速度で立上つて行く
と共に、コンデンサ32の出力ライン34B側端
の電圧V1が定電流源36からの電流値I2によつて
決まる速度で立下つて行く(第4図B)。
やがで時点t2においてこの電圧V1又はV2が電
圧制限回路39の制限電圧−VL及び+VLと等し
くなると、以後電圧V1又はV2はそれぞれこの制
限電圧−VL及び+VLを維持する(第4図B)。
その後時点t3においてサンプリング入力パルス
信号S1が論理レベル「H」から「L」に遷移さ
せれば、これに応じて電流スイツチ回路33のト
ランジスタT1及びT4がオン、T2及びT3が
オフ動作することにより、コンデンサ32の出力
ライン34A及び34Bの電圧V1又はV2が定電
流源35及び36からの電流値によつて決まる速
度で立上り及び立下つて行く(第4図B)。そし
てやがて時点t4において、電圧V1又はV2が電圧
制限回路39の制限電圧+VL及び−VLと等しく
なると、以後電圧V1又はV2はそれぞれこの制限
電圧+VL及び−VLを維持する(第4図B)。
以上のように理想条件下で各回路要素が動作す
ると考えれば、出力ライン34A及び34Bの電
圧V1又はV2は第4図Bに示すように互いに逆送
関係をもち、かつ互いに対称な台形波形をもつこ
とになり、これがバツフア回路29及び28を通
じて2相パルス信号として送出させると考えられ
る。
しかし実際には、電流スイツチ回路33の定電
流源35及び36の電流I1及びI2を互いに等しく
設定することは困難であり、また電圧V1又はV2
の立上り時及び立下り時におけるコンデンサ32
の両端から見た浮遊容量値は互いに等しくはなら
ず、従つて第6図において曲線K11及びK2に
よつて示すように電圧V1又はV2の電圧レベルの
相対的な変化速度は等しくならなくなるおそれが
ある(理想的な場合の曲線K1の変化速度とは異
なる変化速度になる)。さらに実際には、電流ス
イツチ回路33のトランジスタT1〜T4の動作
は同時にはならず第6図において曲線K12によ
つて示すように、たとえ変化速度は等しくなつた
としても電圧V1及びV2の変化のタイミングはず
れるおそれがある。
従つて実際には出力ライン34A及び34Bの
電圧V1又はV2の波形は対称にはならず、例えば
変化のタイミングがずれた場合の例として第7図
に示すように、電圧V2が時点t11で曲線K25に
沿つて立上り開始するのに対して電圧V1がその
後の時点t12で曲線K15に沿つて立下り開始し、
その後時点t13において電圧V2が制限電圧+VL
到達すると共にその後の時点t14において電圧V1
が制限電圧−VLに到達し、かくして電圧V1又は
V2の波形が対称にならなくなる現象が生ずるお
それがある。
このような場合波形補正回路42は次のように
して電圧V1及びV2の波形が対象になるように補
正動作する。すなわち、第7図の時点t11〜t12
区間において、曲線K25が立上つて行くのに対
して曲線K15は制限値+VLを維持し、かくし
て曲線K15及びK25の中心電位は上昇して行
く。このことは微分検出回路の中点P11の電位
従つて差分検出信号S4が基準値(この実施例の
場合0〔V〕)から上昇して行くことを意味し、こ
れが負側差動回路45のトランジスタT11,T
12のベースに与えられる。このとき差動動作に
よりトランジスタT11,T12のコレクタ電流
I11,I12が増大し、かつトランジスタT13のコ
レクタ電流I13従つて正側カーレントミラー回路
52のトランジスタT21,T22のコレクタ電流I21
I22が減少することを意味する。
この状態では、出力ライン34Aについて負側
トランジスタT11を通じて負電源−VCに引き
出される電流I11が増大するのに対して正側トラ
ンジスタT21を通じて正電源+VCから引き込
まれる電流I21が減少するので、出力ライン34
Aの電圧V1は低下する。同様に出力ライン34
Bについて負側トランジスタT12を通じて負電
源−VCに引き出される電流I12が増大するのに対
して正側トランジスタT22を通じて正電源+
VCから引き込まれる電流I22が減少するので、出
力ライン34Bの電圧V2は低下する。このよう
に差分検出用抵抗R1及びR2の両端の電圧V1
及びV2が共に低下するので、その中間電位であ
る差分検出信号S4も低下し、やがて差分検出信
号S4の値が基準値(0〔V〕)と一致したとき安
定する。
従つて電圧V1は第7図において補正前の電圧
V2の曲線K26に対して対称な曲線K16を考
えたとき、この曲線K16と補正前の電圧V1
曲線K15との差分の電圧を差分検出用抵抗R1
及びR2の分割比で分割した値の分だけ矢印で示
すように低下し、かつ電圧V2も同じ量だけ低下
することになり、かくして電圧V1又はV2はこの
補正電位点を通る曲線K17及びK27に補正さ
れることになる。
かかる時点t11〜t12間の動作と同様の動作が、
続く時点t12〜t13間、t13〜t14間においても実行さ
れ、これにより電圧V1又はV2がレベルを遷移す
る時点t11〜t14の区間全体について電圧V1及びV2
の差分の中間電位が基準値と一致する状態に補正
され、その結果実際に出力ライン34A及び34
Bに生ずる電圧V1又はV2の波形を対称にするこ
とができる。
上述においては差分検出信号S4が基準値より
増大した場合の補正動作を述べたが、減少した場
合にはトランジスタT11,T12のコレクタ電
流が減少すると共に、トランジスタT21,T2
2のコレクタ電流が増大することにより、電圧
V1及びV2が上昇して差分検出信号S4が基準値
に補正され、かくしてこの場合も電圧V1又はV2
の波形を対称にすることができる。
このように第3図の構成によれば、差分検出信
号S4が基準値から変動すればこの変動を補正す
るように出力ライン34A及び34Bから引き出
され又は引き込まれる電流を制御することによ
り、コンデンサ32の両端電圧従つて電圧V1
びV2を常にその中間電位が基準値になる対称波
形に維持することができる。かかる補正動作は、
電圧V1及びV2の遷移のタイミングがずれた場合
に限らず、変化速度が変つたり、変化波形が変つ
たりした場合にも同様にして実行される。
かくするにつき第3図の構成によれば、負側差
動回路45を介して正側カーレントミラー回路5
2のトランジスタT21,T22を差動回路45
のトランジスタT11,T12と逆動作させるよ
うにしたことにより、補正動作の感度を実用上十
分に高めることができしかもその回路構成を差動
回路45の構成に対してコンプリメンタリに形成
できるので容易にIC化できる。
しかしこのように感度を向上させる必要がない
場合には、第8図に示すように、カーレントミラ
ー回路52に代え、出力ライン34A及び34B
に定電流源61及び62を接続するようにすれば
良い。
なお上述の実施例においては、差分検出回路と
してスピードアツプ用コンデンサ57及び58を
用いたが、これを省略しても良い。
また第3図の電圧制限回路39においてはダイ
オードD11〜D14を用いて電圧を制限した
が、これに代え第9図に示すようにトランジスタ
T31〜T34を用いるようにしても上述の場合
と同様の効果を得ることができる。
さらに第3図の差動回路45において、トラン
ジスタT11,T12を通じて出力ライン34
A,34Bから負電源−VCに引き出す電流と、
カーレントミラー回路52のトランジスタT2
1,T22を通じて正電源+VCから出力ライン
34A,34Bに引き込む電流とを互いにほぼ等
しい電気量にするために、第10図に示す如く、
ベースに基準電源65を接続してなるトランジス
タT41及びT42を差動トランジスタT11,
T12及びT13にそれぞれ接続して二重差動回
路を構成するようにしても良い。
さらに上述の実施例において、各トランジスタ
を第11図又は第12図に示すように一対のトラ
ンジスタT51及びT52をカスケードに接続
し、その一方のトランジスタT51のベースにバ
イアス電源66を接続した構成のものを用いても
良い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、電流スイツチ回
路によつて電圧波形発生用コンデンサの両端に2
相電圧を形成させるようにすると共に、この両端
の2相電圧の変化に応じて当該コンデンサの両端
から電流を引き出し又は引き込むようにしたこと
により、実用上十分に対称な波形をもつ2相信号
を容易に得ることができるIC化に適用して好適
な2相信号発生回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は2相信号発生回路を適用するサンプル
ホールド回路を示す接続図、第2図はIC構造の
2相信号発生回路として従来提案された構成を示
す接続図、第3図は本発明による2相信号発生回
路の一実施例を示す接続図、第4図はその2相台
形波形成回路の動作の説明に供する信号波形図、
第5図は第3図のスイツチ制御回路の具体構成を
示す接続図、第6図は2相台形信号が非対称とな
る原因の説明に供する信号波形図、第7図は第3
図の波形補正回路の補正動作の説明に供する信号
波形図、第8図は波形補正回路の他の実施例を示
す接続図、第9図は電圧制限回路の他の実施例を
示す接続図、第10図は波形補正回路のさらに他
の実施例を示す接続図、第11図及び第12図は
各トランジスタの他の構成を示す接続図である。 1……サンプルホールド回路、3……駆動回
路、11……2相パルス信号発生回路、28,2
9……バツフア回路、31……2相台形波形成回
路、32……電圧波形発生用コンデンサ、33…
…電流スイツチ回路、34A,34B……出力ラ
イン、37……スイツチ制御回路、39……電圧
制限回路、42……波形補正回路、45……負側
差動回路、52……正側カーレントミラー回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電圧波形発生用コンデンサに対する充放電電
    流を入力パルス信号に応動して切換えることによ
    つて上記コンデンサの両端に互いに逆相の台形波
    を形成する2相台形波形成回路と、上記コンデン
    サの両端電圧の変化に応動して当該コンデンサの
    両端から電流を引き出し又は引き込み制御するこ
    とにより上記台形波の波形をほぼ対称形に補正す
    る波形補正回路とを具えることを特徴とする2相
    信号発生回路。
JP58096381A 1983-05-31 1983-05-31 2相信号発生回路 Granted JPS59221113A (ja)

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DE8484106194T DE3467076D1 (en) 1983-05-31 1984-05-30 A two phase voltage signal generating circuit
EP84106194A EP0130384B1 (en) 1983-05-31 1984-05-30 A two phase voltage signal generating circuit
US06/615,542 US4645946A (en) 1983-05-31 1984-05-31 Two phase trapezoidal signal generating circuit

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EP0130384B1 (en) 1987-10-28
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CA1210086A (en) 1986-08-19
DE3467076D1 (en) 1987-12-03
US4645946A (en) 1987-02-24

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