JPH0357404Y2 - - Google Patents

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JPH0357404Y2
JPH0357404Y2 JP12765086U JP12765086U JPH0357404Y2 JP H0357404 Y2 JPH0357404 Y2 JP H0357404Y2 JP 12765086 U JP12765086 U JP 12765086U JP 12765086 U JP12765086 U JP 12765086U JP H0357404 Y2 JPH0357404 Y2 JP H0357404Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被搬送物の間歇搬送を行うトランス
フア装置に関し、特に、減速機を用いない直接駆
動トランスフア装置に係わる。
〔従来の技術〕
被加工物を所定ピツチづつ間歇的に搬送しつつ
複数の工程にわたつて加工するトランスフアマシ
ンにおいては、この被加工物を所定ピツチづつ間
歇的に搬送するためのトランスフア装置が設けら
れている。
このトランスフア装置としては、従来は、第3
図に示すように、搬送モータである直流モータ3
1の回転を、ウオームギア32、ウオームホイー
ル33を介して、低速・高トルクの回転に減速
し、さらに、クランクアーム34により、このク
ランクアーム34の先端のローラ35に係合して
いる摺動フツク36を介して、この摺動フツク3
6が固定されているトランサーバー37を前後方
向(図面にて左右方向)に移動させるものが、一
般的に使用されている。
このタイプのトランスフア装置としては、例え
ば、実開昭55−2554号公報、実開昭59−132748号
公報等に開示されているものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記従来のトランスフア装置は、ウオ
ームギア32、ウオームホイール33からなる減
速機を用いて低回転、高トルクを得ていること、
あるいは、クランクアーム34を用いて回転運動
を直線運動に変換していること等により、トラン
スフア装置の構造が複雑で、大形となつて、装置
の占有面積が大きくなり、メンテナンス箇所が増
加すると云う不具合がある。
また、何らかの原因により、トランサーバー3
7が、他の物に衝突したような場合、その衝撃力
は、ほとんど、ウオームギア32、ウオームホイ
ール33からなる減速機が受けることとなり、ウ
オームギア32、ウオームホイール33が破損す
る恐れがあり、これを防止するために、第3図に
示すように、ウオームギア32と直流モータ31
の回転軸の間に、衝撃力を緩衝するトルクレリー
サ38が必要となり、装置がさらに大形、高価に
なると云う問題がある。
従つて、本考案の目的は、搬送モータの回転運
動をトランサーバーの直線運動に変換する回転直
線変換機構を小型化、簡素化するとともに、トラ
ンサーバーからの衝撃力を低減して、衝撃に対す
る抵抗力を向上することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案は、低速・高トルク型の搬送モ
ータを用い、前記搬送モータの回転軸に張つたベ
ルトにより、搬送モータの回転運動を直線運動に
変換するようにしたことを特徴とする。
具体的には、被搬送物を載置するトランサーバ
ーと、該トランサーバーを水平方向に摺動自在に
支持するとともに上下方向に移動させるトランサ
ーバー昇降支持装置と、タイミングプーリが回転
軸に直結固定された低速・高トルク型の搬送モー
タと、該タイミングプーリに掛けられたタイミン
グベルトと、該タイミングベルトに取り付けられ
水平方向に駆動されるスライダと、該スライダと
前記トランサーバーとを水平方向の位置を固定す
るとともに上下方向には近接離反可能に係合する
係合部材とで構成し、前記タイミングベルトによ
り、搬送モータの回転運動を、トランサーバーの
直線運動に変換するようにしたことを特徴とす
る。
〔作用〕
かかる本考案の構成によれば、低速・高トルク
型の搬送モータを使い、タイミングベルトによ
り、搬送モータの回転運動を、トランサーバーの
直線運動に変換するようにしているので、回転直
線変換機構が非常に小型簡素になるとともに、ト
ランサーバーからの衝撃力をこの回転直線変換機
構が受け止めずに搬送モータへ直に伝えるように
しているので、この回転直線変換機構が受け止め
るトランサーバーからの衝撃力は非常に小さくな
る。
〔実施例〕
次に、本考案の一実施例に係わる直接駆動トラ
ンスフア装置を、第1図及び第2図を参照しなが
ら説明する。
第1図は本考案の一実施例に係わる直接駆動ト
ランスフア装置の側面図、第2図は第1図の直接
駆動トランスフア装置のDDモータの部分の側面
視の部分断面図である。
第1図において、符号1は被搬送物2を載置す
るトランサーバーで、上面には被搬送物2を固定
する位置決めブロツク3が取り付けられている。
このトランサーバー1の下面には、係合部材で
ある被牽引用のフツク4が固定され、このフツク
4には、上下方向に係合用の長穴4aが、穿設さ
れている。
このトランサーバー1は、図示のローラ5、及
び、このローラ5と上下方向の位置が同じで、図
面にてもつと右に位置する図示してないローラに
より、前後方向(図面左右方向)に摺動自在に支
持されるとともに、前記前後方向に直角方向の動
きを規制されて支持されている。
前記ローラ5は、及び、前記図示してないもう
一方のローラは、中間部をトランスフア装置本体
に回動自在に軸支された略L字状のクランクアー
ム6、及びこのクランクアーム6と同形状の図示
してないもう一方のクランクアームの上端部に回
動自在に軸支されている。
このクランクアーム6、及び、図示してないも
う一方のクランクアームの下端部は、連結バー7
で連結され、この連結バー7の一端は、前記クラ
ンクアーム6、及び、図示してないもう一方のク
ランクアーム揺動用の昇降シリンダ8に連結され
ている。
この昇降シリンダ8のシリンダ本体は、図面に
て左右回りに回動可能に、トランスフア装置本体
に軸支されており、この昇降シリンダ8の作動に
より、前記連結バー7が図面にて左右に動かさ
れ、この連結バー7の左右方向の動きにより前記
一組のクランクアームが、図面にて左右方向に揺
動する。
この一組のクランクアームの揺動により、その
上端に軸支されているローラ5、及び、図示して
ないもう一方のローラに支持されているトランサ
ーバー1が上下方向の位置を変える。
そして、前記ローラ5、図示してないもう一方
のローラ、クランクアーム6、図示してないもう
一方のクランクアーム、連結バー7、及び、昇降
シリンダ8で、トランサーバー昇降装置9を構成
している。
第2図にも示す符号10は、トランスフア装置
本体に固定された低速・高トルク型の搬送モータ
であるDDモータ(Direct Driveモータ)であつ
て、このDDモータ10は、薄肉のリング状ロー
タが、二つの内・外ステータの間に配置されてい
る構造を有し、連続的に磁化されるステータの突
極と、前記リング状ロータの突極との間に働く磁
界の作用により、高トルクを発生する。
このDDモータ10は、特に、ロータ内の磁束
経路が短いため、磁気抵抗が小さく高トルクを発
生する。
なお、このDDモータ10は、整流作用が電子
制御で行われる同期型DCブラシレス・サーボモ
ータの一種である。
このDDモータ10の回転軸10Aには、タイ
ミングプーリ11が固定され、このタイミングプ
ーリ11と、トランスフア装置本体に回動自在に
軸支されているもう一つのアイドラープーリ12
とに、タイミングベルト13が掛けられている。
符号14は、トランスフア装置本体に固定され
たリニアガイドで、このリニアガイド14の下側
に、スライダ15が摺動自在に支持されていて、
このスライダ15に、前記タイミングベルト13
が固定されている。
前記DDモータ10で駆動されるこのタイミン
グベルト13により、スライダ15が図面にて左
右方向に摺動させられる。
このスライダ15には、側面に係合部材を構成
する牽引用のローラ16が回動自在に軸支され、
この牽引用のローラ16が、前記トランサーバー
1の下面に固定された被牽引用のフツク4の長穴
4aに係合して、この牽引用のローラ16、及
び、被牽引用のフツク4を介して、前記前記トラ
ンサーバー1が、前後方向(図面にて左右方向)
に移動させられる。
次に、本実施例の作用を、第1図で説明する。
トランサーバー1、及び、被搬送物2は、加工
中、図中実線で示す原位置にあり、この時、被搬
送物2は、図示してないトランスフアマシンの治
具により固定保持され、前記トランサーバー1と
は離れている。
この被搬送物2の加工が終了し、これを次工程
へ搬送するには、まず昇降シリンダ8が作動し
て、連結バー7を図中右の方向へ駆動して、クラ
ンクアーム6、及び、図示してないもう一方のク
ランクアームを時計回りに回動させ、その先端部
のローラ5、及び、図示してないもう一方のロー
ラで、前記トランサーバー1を、図中一点鎖線で
示す1Aの位置へ上昇させる。
この上昇中、トランサーバー1は、図示してな
いトランスフアマシンより被搬送物2を、受け取
つて置決めブロツク3の位置に固定する。
次に、DDモータ10を、図中反時計回りに、
所定回転角度だけ回転させ、タイミングベルト1
3、スライダ15、及び、フツク4を介して、前
記トランサーバー1を、図中一点鎖線で示す1B
の位置へ前進させる。
前記DDモータ10により、トランサーバー1
が、図中一点鎖線で示す1Bの位置へ前進して止
まると、昇降シリンダ8を前とは反対方向に作動
させて、前記クランクアーム6、及び、図示して
ないもう一方のクランクアームを反時計回りに回
動させ、このトランサーバー1を、図中一点鎖線
で示す1Cの位置へ下降させる。
この下降中、トランサーバー1は、被搬送物2
を図示してないトランスフアマシンの治具に、渡
して、被搬送物2とトランサーバー1は、離れ
る。
被搬送物2とトランサーバー1が離れた後、前
記DDモータ10が、時計回りに回転して、トラ
ンサーバー1を、図中右方向へ搬送して、実線で
示す原位置へ戻す。
本実施例の場合、スライダ15とトランサーバ
ー1とを係合する係合部材を、スライダ15の側
面のローラ16とトランサーバー1の下側のフツ
ク4で構成しているので、その構造は、極めて簡
素で、故障が少ない。
また、本実施例の場合、スライダ15を、リニ
アガイド14で摺動自在に支持しているので、ス
ライダ15に作用する上下方向の力は、リニアガ
イド14で受けるようになり、タイミングベルト
13へは、作用せず、このタイミングベルト1
3、タイミングプーリ11、及び、アイドラープ
ーリ12の耐久性が向上する。
さらに本実施例の場合、減速機を用いずに低
速・高トルク型の搬送モータであるDDモータ1
0で準直接的にトランサーバー1を駆動している
ので、減速機構及び回転直線変換機構が極めて簡
素になり、装置占有面積の省スペース化(従来の
方式に較べ約40%)、故障が少なくなることによ
るメンテナンスフリー化、搬送電力の省エネルギ
ー化(従来の方式に較べ約半分)が図れた。
また、可動部分の質量が大幅に減少したため、
トランサーバー1の高速搬送が可能となり、従来
の方式に較べて、搬送速度を従来に比べ約2倍と
することが出来た。
また、減速機がないので、トランサーバーから
の衝撃力は直接にDDモータ10に伝わるように
なり、このDDモータ10で衝撃力が吸収される
ので、従来のように減速機でその衝撃力を支え
て、装置が破損してしまうことがなくなつた。
〔考案の効果〕
以上、述べたように、かかる本考案によれば、
低速・高トルク型の搬送モータとタイミングプー
リ、及び、タイミングベルトにより、搬送モータ
の回転運動をトランサーバーの直線運動に変換す
るようにしたので、構造が非常に簡素になり、装
置占有面積の省スペース化、装置のメンテナンス
フリー化、搬送電力の省エネルギー化が図れると
云う優れた効果を奏する。
また、トランサーバーよりの衝撃力が、直接に
搬送モータへ伝わり、逃がされる恰好になるの
で、装置の衝撃に対する抵抗力が大幅に向上する
と云う優れた効果を奏する。
さらに、搬送モータとトランサーバーとの間の
可動部分を大幅に減少させることが出来たので、
トランサーバーの高速移動、即ち、高速搬送が可
能になると云う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる直接駆動ト
ランスフア装置の側面図、第2図は第1図の直接
駆動トランスフア装置のDDモータの部分の側面
視の部分断面図、第3図はトランスフア装置の従
来例を示す側面図である。 1……トランサーバー、2……被搬送物、4…
…フツク(係合部材)、9……トランサーバー昇
降支持装置、10……DDモータ(低速・高トル
ク型の搬送モータ)、11……タイミングプーリ、
13……タイミングベルト、15……スライダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被搬送物を載置するトランサーバーと、該トラ
    ンサーバーを水平方向に摺動自在に支持するとと
    もに上下方向に移動させるトランサーバー昇降支
    持装置と、タイミングプーリが回転軸に直結固定
    された低速・高トルク型の搬送モータと、該タイ
    ミングプーリに張られたタイミングベルトと、該
    タイミングベルトに取り付けられ水平方向に駆動
    されるスライダと、該スライダと前記トランサー
    バーとを前後方向の位置を固定するとともに上下
    方向には近接離反可能に係合する係合部材とから
    なることを特徴とする直接駆動トランスフア装
    置。
JP12765086U 1986-08-21 1986-08-21 Expired JPH0357404Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12765086U JPH0357404Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12765086U JPH0357404Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6335560U JPS6335560U (ja) 1988-03-07
JPH0357404Y2 true JPH0357404Y2 (ja) 1991-12-27

Family

ID=31022609

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12765086U Expired JPH0357404Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

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JPS6335560U (ja) 1988-03-07

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