JPH0357406Y2 - - Google Patents

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JPH0357406Y2
JPH0357406Y2 JP12765286U JP12765286U JPH0357406Y2 JP H0357406 Y2 JPH0357406 Y2 JP H0357406Y2 JP 12765286 U JP12765286 U JP 12765286U JP 12765286 U JP12765286 U JP 12765286U JP H0357406 Y2 JPH0357406 Y2 JP H0357406Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被搬送物の不等ピツチの間歇搬送を
行う不等ピツチトランスフア装置に関し、特に、
減速機を用いない直接駆動の不等ピツチトランス
フア装置に係わる。
〔従来の技術〕
被加工物を間歇的に搬送しつつ複数の工程にわ
たつて加工するトランスフアマシンにおいては、
この被加工物を所定ピツチづつ間歇的に搬送する
ためのトランスフア装置が設けられている。
このようなトランスフアマシンにおいて、第5
図に示すように、各工程の加工を受け持つトラン
スフアマシン51A〜51Cの中においても、被
加工物52を搬送する場合があり、このような場
合、各トランスフアマシン51A,51B,51
Cのそれぞれの間の搬送と、このトランスフアマ
シン51A〜51Cの中での搬送とでは、その搬
送ピツチが異なることが多い。
このような不等ピツチの搬送を必要とするトラ
ンスフアマシンにおいては、互いに移動ストロー
クの異なる2本のトランサーバー53及び54を
用いた不等ピツチトランスフア装置が用いられ
る。
この不等ピツチトランスフア装置としては、従
来は、第6図乃び第7図に示すように、搬送モー
タである直流モータ55の回転を、ウオームギア
56、ウオームホイール57を介して、低速・高
トルクの回転に減速し、さらに、揺動半径の異な
る2本のクランクアーム58,59により、この
クランクアーム59の先端のローラ58Aに係合
している摺動フツク60、及び、クランクアーム
59の先端のローラ59Aに係合している図示し
てない摺動フツクを介して、これら摺動フツク6
0、及び、図示してない摺動フツクが固定されて
いる2本のトランサーバー53,54を、異なる
移動ストロークで前後方向(図面にて左右方向)
に移動させるものが、一般的に使用されている。
この不等ピツチトランスフア装置は、クランク
アームのGD2が大きいため、このクランクアーム
に過大な強度を要求され、通常は、クランクアー
ムを複数本設けることとなり、第5図に示すよう
に、減速機であるウオームホイール57の回転軸
58Aに大ピツチ用のクランクアーム58を固定
し、このウオームホイール57の回転を、連結シ
ヤフト60を介して、もう一方の回転軸59Aに
伝達して、この回転軸59Aに小ピツチ用のクラ
ンクアーム59を固定している。
この不等ピツチトランスフア装置においては、
一回の搬送で、大ピツチ用のトランサーバー53
により、被加工物52A,52C,52E,52
Gを移動ストロークLで、それぞれ、被加工物5
2B,52D,52F,52Hが位置している場
所へ搬送し、同時に、小ピツチ用のトランサーバ
ー54により、被加工物52B,52D,52F
を移動ストロークSで、それぞれ、被加工物52
C,52E,52Gが位置している場所へ搬送す
る。
このように、クランクアームにより搬送モータ
の回転運動をトランサーバーの直線運動に変換す
るトランスフア装置としては、例えば、実開昭52
−2554号公報、実開昭59−132748号公報等に開示
されているものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記従来のトランスフア装置は、ウオ
ームギア56、ウオームホイール57からなる減
速機を用いて低回転、高トルクを得ていること、
あるいは、2本のクランクアーム58,59を用
いて回転運動を直線運動に変換していること等に
より、トランスフア装置の構造が複雑で、大形と
なつて、装置の占有面積が大きくなり、メンテナ
ンス箇所が増加すると云う不具合がある。
また、何らかの原因により、トランサーバー5
3または54が、他の物に衝突したような場合、
その衝撃力は、ほとんど、ウオームギア56、ウ
オームホイール57からなる減速機が受けること
となり、ウオームギア56、ウオームホイール5
7が破損する恐れがあり、これを防止するため
に、第7図に示すように、ウオームギア56と直
流モータ55の回転軸の間に、衝撃力を緩衝する
トルクレリーサー61が必要となり、装置がさら
に大形、高価になると云う問題がある。
従つて、本考案の目的は、搬送区間により搬送
ピツチの異なる不等ピツチトランスフア装置にお
いて、搬送モータの回転運動を移動ストロークの
異なる複数のトランサーバーの直線運動に変換す
る不等ピツチの回転直線変換機構を小型化、簡素
化するとともに、トランサーバーからの衝撃力を
低滅して、衝撃に対する抵抗力を向上することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案は、低速・高トルク型の搬送モ
ータを用い、前記搬送モータの回転軸に半径の異
なる複数のプーリ部を有する多段タイミングプー
リを固定し、この多段タイミングプーリの各プー
リ部に掛けた複数のタイミングベルトにより、搬
送モータの回転運動を移動ストロークの異なる複
数のトランサーバーの直線運動に変換するように
したことを特徴とする。
具体的には、被搬送物を載置し互いに独立に摺
動可能な複数のトランサーバーと、この複数のト
ランサーバーを水平方向に摺動自在に支持すると
ともに上下方向に移動させるトランサーバー昇降
支持装置と、低速・高トルク型の搬送モータと、
この搬送モータの回転軸に直結固定され互いに半
径の異なる複数のプーリ部を有する多段タイミン
グプーリと、この多段タイミングプーリの各プー
リ部に掛けられた複数のタイミングベルトと、こ
の複数のタイミングベルトのそれぞれに独立に取
り付けられ水平方向に独立に駆動される複数のス
ライダと、この複数のスライダと前記複数のトラ
ンサーバーとを水平方向の位置を規制するととも
に上下方向には摺動可能にそれぞれ係合する係合
部材とからなることを特徴とする。
〔作用〕
かかる本考案の構成によれば、低速・高トルク
型の搬送モータを使い、半径の異なる複数のプー
リ部を有する多段タイミングプーリとそれぞれの
プーリ部に張られた複数のタイミングベルトによ
り、搬送モータの回転運動を、移動ストロークの
異なる複数のトランサーバーの直線運動に変換す
るようにしているので、不等ピツチの回転直線変
換機構が非常に小型簡素になるとともに、トラン
サーバーからの衝撃力をこの不等ピツチの回転直
線変換機構が受け止めずに搬送モータへ直に伝え
るようにしているので、この不等ピツチの回転直
線変換機構が受け止めるトランサーバーからの衝
撃力は非常に小さくなる。
〔実施例〕 次に、本考案の一実施例に係わる直接駆動の不
等ピツチトランスフア装置を、第1図乃至第6図
を参照しながら説明する。
第1図は本実施例の直接駆動の不等ピツチトラ
ンスフア装置の正面図、第2図は第1図の直接駆
動の不等ピツチトランスフア装置のDDモータの
部分の視の部分断面図、第3図は第1図の直接
駆動の不等ピツチトランスフア装置のの部分の
拡大部分断面図、第4図は第3図の直接駆動の不
等ピツチトランスフア装置の−断面図であ
る。
第1図において、符号1は被搬送物3を載置す
る大ストローク用の第1のトランサーバーで、符
号2は被搬送物3を載置する小ストローク用の第
2のトランサーバーで、上面には、それぞれ、被
搬送物3を固定する位置決めブロツク1A,2A
が取り付けられている。
これら第1及び第2のトランサーバー1,2の
下面には、それぞれ、係合部材である被牽引用の
板状のフツク1B,2Bが固定され、これらのフ
ツク1B,2Bには、それぞれ、上下方向に係合
用の長穴1a,2aが、穿設されている。
この内、大ストローク用の第1のトランサーバ
ー1は、図示のローラ5、及び、このローラ5と
上下方向の位置が同じで、図面にてもつと右に位
置する図示してないローラにより、前後方向(図
面左右方向)に摺動自在に支持されるとともに、
前記前後方向に直角方向の動きを規制されて支持
されている。
前記ローラ5、及び、前記図示してないもう一
方のローラは、中間部をトランスフア装置本体に
回動自在に軸支された略L字状のクランクアーム
6、及び、このクランクアーム6と同形状の図示
してないもう一方のクランクアームの上端部に回
動自在に軸支されている。
もう一方の小ストローク用の第2のトランサー
バー2も、前記大ストローク用の第1のトランサ
ーバー1と同様に、前記クランクアーム6及び図
示してないもう一方のクランクアームに、それぞ
れ、前記ローラ5及び前記図示してないもう一方
のローラと同軸状に軸支された図示してない一組
のローラにより、前後方向(図面左右方向)に摺
動自在に支持されるとともに、前記前後方向に直
角方向の動きを規制されて支持されている。
このクランクアーム6、及び、図示してないも
う一方のクランクアームの下端部は、連結バー7
で連結され、この連結バー7の一端は、前記クラ
ンクアーム6、及び、図示してないもう一方のク
ランクアーム揺動用の昇降シリンダ8に連結され
ている。
この昇降シリンダ8のシリンダ本体は、図面に
て左右回りに回動可能に、トランスフア装置本体
に軸支されており、この昇降シリンダ8の作動に
より、前記連結バー7が図面にて左右に動かさ
れ、この連結バー7の左右方向の動きにより前記
一組のクランクアームが、図面にて左右方向に揺
動する。
この一組のクランクアームの揺動により、その
上端に軸支されているローラ5、及び、図示して
ない残りのローラに支持されている第1及び第2
のトランサーバー1,2が、上下方向の位置を変
える。
そして、前記ローラ5、図示してない残りのロ
ーラ、クランクアーム6、図示してないもう一方
のクランクアーム、連結バー7、及び、昇降シリ
ンダ8で、トランサーバー昇降装置9を構成して
いる。
第2図にも示す符号10は、トランスフア装置
本体に固定された低速・高トルク型の搬送モータ
であるDDモータ(Direct Drive モータ)であ
つて、このDDモータ10は、薄肉のリング状ロ
ータが、二つの内・外ステータの間に配置されて
いる構造を有し、連続的に磁化されるステータの
突極と、前記リング状ロータの突極との間に働く
磁界の作用により、高トルクを発生する。
このDDモータ10は、特に、ロータ内の磁束
経路が短いため、磁気抵抗が小さく高トルクを発
生する。
なお、このDDモータ10は、整流作用が電子
制御で行われる同期型DCブラシレス・サーボモ
ータの一種である。
第2図に示すように、このDDモータ10の回
転軸10Aには、外周に軸方向の等ピツチの第1
図に示すようにそれぞれプーリ歯溝11a,11
bが形成された径の異なる複数のプーリ部を有す
る多段タイミングプーリ11が固定されている。
そして、第1図に示すように、この多段タイミ
ングプーリ11の大径プーリ部11A及び小径プ
ーリ部11Bとトランスフア装置本体に回動自在
に軸支されている他のアイドラープーリ12及び
13に、一面に前記プーリ歯溝11aとピツチの
等しい第3図に示すベルト歯溝14aが幅方向に
形成されたタイミングベルト14、及び、同じく
一面に前記プーリ歯溝11bとピツチの等しい図
示してないベルト歯溝が幅方向に形成されたタイ
ミングベルト15が、それぞれ、掛けられてい
る。
符号16,17は、トランスフア装置本体に固
定されたリニアガイドで、第6図に示すように、
これらのリニアガイド16,17の内、大ピツチ
用のリニアガイド16の下側の末広がりのスカー
ト部16aに、底面より開口部へ向けて狭くなつ
ている係合溝18aを有する大ピツチ用のスライ
ダ18が、嵌合して摺動自在に支持されている。
もう一方の小ピツチ用のリニアガイド17に
も、小ピツチ用のスライダ19が、前記大ピツチ
用のスライダ18と同じように摺動自在に支持さ
れている。
これらの大ピツチ用、及び、小ピツチ用のスラ
イダ18,19に、前記タイミングベルト14,
15が、それぞれ、固定されており、これらのス
ライダ18,19の内、大ピツチ用のスライダ1
8とタイミングベルト14との固定は、第3図及
び第4図に示すように、押さえ板20の図中上面
に形成されたベルト係合溝20aに幅方向に形成
した前記タイミングベルト14のベルト歯溝14
aとピツチの等しい板歯溝20bを、タイミング
ベルト14のベルト歯溝14aと係合させ、この
押さえ板20をボルト21で前記スライダ18に
固定することによつて行つている。
もう一方の小ピツチ用のスライダ19とタイミ
ングベルト15との固定も、前記大ピツチ用のス
ライダ18とタイミングベルト14との固定と同
じようにして、図示してない押さえ板で行つてい
る。
前記DDモータ10で駆動されるこれらのタイ
ミングベルト14,15により、それぞれ、大ピ
ツチ用及び小ピツチ用のスライダ18,19が図
面にて左右方向に摺動させられる。
これらのスライダ18,19には、それぞれ、
側面に延設したステー18B,19Bに係合部材
を構成する牽引用のローラ22,23が回動自在
に軸支され、これらの牽引用のローラ22,23
が、それぞれ、前記トランサーバー1,2の下面
に固定された被牽引用のフツク1B及び2Bの長
穴1a及び2aに係合して、これらの牽引用のロ
ーラ22,23と被牽引用のフツク1B,2Bを
介して、前記前記第1及び第2のトランサーバー
1,2が、前後方向(図面にて左右方向)に移動
させられる。
次に、本実施例の作用について説明する。
第1及び第2のトランサーバー1,2と被搬送
物3は、加工中、図中実線で示す位置より下方の
図示してない原位置にあり、この時、被搬送物3
は、図示してないトランスフアマシンの治具によ
り固定保持され、前記第1及び第2のトランサー
バー1,2とは離れている。
この被搬送物3の加工が終了し、これを次工程
へ搬送するには、まず昇降シリンダ8が作動し
て、連結バー7を図中右の方向へ駆動して、クラ
ンクアーム6、及び、図示してないもう一方のク
ランクアームを時計回りに回動させ、その先端部
のローラ5、及び、図示してない残りのローラ
で、前記第1及び第2のトランサーバー1,2
を、図中実線で示す位置へ上昇させる。
この上昇中、第1及び第2のトランサーバー
1,2は、図示してないトランスフアマシンより
被搬送物3を、受け取つて置決めブロツク1A,
2Aの位置に固定する。
次に、DDモータ10を、図中反時計回りに、
所定回転角度だけ回転させ、前記第1及び第2の
トランサーバー1,2を、図中左方向にそれぞ
れ、所定のストロークL,Sだけ前進させる。
すなわち、前記DDモータ10の同じ回転角度
に対して、大ピツチ用のスライダ18は、これを
駆動するタイミングベルト14が掛けられている
多段タイミングプーリ11の大径プーリ部11A
の径が大きいので、ストロークLだけ前進し、一
方、小ピツチ用のスライダ19は、これを駆動す
るタイミングベルト15が掛けられている多段タ
イミングプーリ11の小径プーリ部11Bの径が
小さいので、ストロークSだけ前進する。
このようにして、図中の被搬送物3Aは、大ス
トローク用の第1のトランサーバー1により、図
中の被搬送物3Bが位置している場所へ搬送さ
れ、図中の被搬送物3Bは、小ストローク用の第
2のトランサーバー2により、図中仮想線で示さ
れる被搬送物3Bが位置している場所へ搬送され
る。
前記DDモータ10により、第1及び第2のト
ランサーバー1,2が、それぞれ同時に、ストロ
ークL、及び、Sだけ前進して止まると、昇降シ
リンダ8を前とは反対方向に作動させて、前記ク
ランクアーム6、及び、図示してないもう一方の
クランクアームを反時計回りに回動させ、これら
の第1及び第2のトランサーバー1,2を下降さ
せる。
この下降中、前記第1及び第2のトランサーバ
ー1,2は、被搬送物3を図示してないトランス
フアマシンの治具に渡して、被搬送物3と第1及
び第2のトランサーバー1,2は離れる。
被搬送物3とこれらの第1及び第2のトランサ
ーバー1,2が離れた後、前記DDモータ10
が、時計回りに回転して、第1及び第2のトラン
サーバー1,2を、図中右方向へ移動させて、図
示してない原位置(図中左右方向の位置は、実線
で示す位置である)へ戻す。
このようにして、前記DDモータ10の一サイ
クルの搬送回動で、前記第1及び第2のトランサ
ーバー1,2が同時に、それぞれストロークL、
及び、Sだけ前進後退を行つて、これらの第1及
び第2のトランサーバー1,2により第1図の被
搬送物3A,3Bが同時に、それぞれ、搬送ピツ
チL、及び、Sだけ搬送される。
本実施例の場合、大ピツチ用及び小ピツチ用の
スライダ18,19を、それぞれ、大ピツチ用及
び小ピツチ用のリニアガイド16,17で摺動自
在に支持しているので、これらのスライダ18,
19に作用する上下方向の力は、それぞれ、リニ
アガイド16,17で受けるようになり、タイミ
ングベルト14,15へは、作用せず、これらの
タイミングベルト14,15は、多段タイミング
プーリ11、及び、アイドラープーリ12,13
の耐久性が向上する。
さらに、本実施例の場合、減速機を用いずに低
速・高トルク型の搬送モータであるDDモータ1
0で、準直接的に第1及び第2のトランサーバー
1,2を駆動しているので、減速機構、及び、回
転直線変換機構が極めて簡素になり、装置占有面
積の省スペース化、故障が少なくなることによる
メンテナンスフリー化、搬送電力の省エネルギー
化(従来の方式に較べ約半分)が図れた。
また、可動部分の質量が大幅に減少したため、
第1及び第2のトランサーバー1,2の高速搬送
が可能となり、従来の方式に較べて、約2倍とす
ることが出来た。
また、減速機がないので、トランサーバーから
の衝撃力は直接にDDモータ10に伝わるように
なり、このDDモータ10で衝撃力が吸収される
ので、従来のように減速機でその衝撃力を支え
て、装置が破損してしまうことがなくなつた。
なお、スライダ18,19の駆動を歯溝14
a,15aを有するタイミングベルト14,15
で行つているので、第1及び第2のトランサーバ
ー1,2の搬送軌跡の位相がずれることが無いと
云う優れた効果を奏する。
また、スライダ18とタイミングベルト14と
の固定(スライダ19とタイミングベルト15と
の固定も同じ)を、これらのタイミングベルト1
4のベルト歯溝14aと等しいピツチの板歯溝2
0aを有する押さえ板20で挟み込むことにより
行つているので、タイミングベルト14に特殊な
加工が不要となつて、ベルト固定部の構造が簡単
でこのタイミングベルトの強度の低下を招くこと
が無いと云う優れた効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上、述べたように、かかる本考案によれば、
低速・高トルク型の搬送モータと、互いに半径の
異なるプーリ部を有する多段タイミングプーリ、
及び、多段タイミングプーリの各プーリ部に掛け
られた複数のタイミングベルトにより、搬送モー
タの回転運動を、搬送ストロークの異なる複数の
トランサーバーの直線運動に変換するようにした
ので、複数の異なる搬送ピツチを有する不等ピツ
チトランスフア装置にもかかわらず、構造が非常
に簡素になり、装置占有面積の省スペース化、装
置のメンテナンスフリー化、搬送電力の省エネル
ギー化が図れると云う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる直接駆動の
不等ピツチトランスフア装置の正面図、第2図は
第1図の直接駆動の不等ピツチトランスフア装置
のDDモータの部分の視の部分断面図、第3図
は第1図の直接駆動の不等ピツチトランスフア装
置のの部分の拡大部分断面図、第4図は第3図
の直接駆動の不等ピツチトランスフア装置の−
断面図、第5図はトランスフアマシンの平面配
置図、第6図は第5図のトランスフアマシンに用
いられている従来の不等ピツチトランスフア装置
のの部分の拡大正面図、第7図は第5図のトラ
ンスフアマシンに用いられている従来の不等ピツ
チトランスフア装置のの部分の拡大平面図であ
る。 1,2……トランサーバー、1B,2B……フ
ツク(係合部材)、3……被搬送物、9……トラ
ンサーバー昇降支持装置、10……DDモータ
(搬送モータ)、11……多段タイミングプーリ、
11A……大径プーリ部(プーリ部)、11B…
…小径プーリ部(プーリ部)、14,15……タ
イミングベルト、18,19……スライダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被搬送物を載置し互いに独立に摺動可能な複数
    のトランサーバーと、該複数のトランサーバーを
    水平方向に摺動自在に支持するとともに上下方向
    に移動させるトランサーバー昇降支持装置と、低
    速・高トルク型の搬送モータと、該搬送モータの
    回転軸に直結固定され互いに半径の異なる複数の
    プーリ部を有する多段タイミングプーリと、該多
    段タイミングプーリの各プーリ部に掛けられた複
    数のタイミングベルトと、該複数のタイミングベ
    ルトのそれぞれに独立に取り付けられ水平方向に
    独立に駆動される複数のスライダと、該複数のス
    ライダと前記複数のトランサーバーとを水平方向
    の位置を規制するとともに上下方向には摺動可能
    にそれぞれ独立に係合する係合部材とからなるこ
    とを特徴とする直接駆動の不等ピツチトランスフ
    ア装置。
JP12765286U 1986-08-21 1986-08-21 Expired JPH0357406Y2 (ja)

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