JPH0357302Y2 - - Google Patents

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JPH0357302Y2
JPH0357302Y2 JP9574286U JP9574286U JPH0357302Y2 JP H0357302 Y2 JPH0357302 Y2 JP H0357302Y2 JP 9574286 U JP9574286 U JP 9574286U JP 9574286 U JP9574286 U JP 9574286U JP H0357302 Y2 JPH0357302 Y2 JP H0357302Y2
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JP
Japan
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hemming
blade
bracket
cam
slide base
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JP9574286U
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のドア等の製造にあたつての
ヘミング加工に係り、特に車両側面部とルーフ部
等のように大きな傾斜角を有する部位の良好なヘ
ミング加工を行うことのできるヘミングユニツト
に関する。
〔従来の技術〕
自動車のドアは、一般に外板、内板、補強板、
窓枠フレームその他小物部品等の組合せにより構
成されている。このドアの外板と内板の接合は、
内板の外周フランジを外板のフランジにて包み込
む様に巻き込んで折り曲げて(ヘミング加工)固
定されている。このヘミング加工装置は、第6図
に示す如き構成を有しており、例えば、特開昭57
−28633号公報に示される如き方法によつて第7
図に示す如くヘミング加工が行われる。すなわ
ち、定盤100上には下型101が設けられてお
り、この下型101の上にアウタパネル102が
載置されている。このアウタパネル102上にイ
ンナパネル103が載置されており、アウタパネ
ル102のヘミングフランジ102Aを、インナ
パネル103を包み込むようにヘミング加工がな
される。また、定盤100上にはブラケツト10
4が設けられており、このブラケツト104に軸
105によつてプリ刃ホルダ106が回動自在に
軸支されている。このプリ刃ホルダ106にはプ
リ刃109が設けられている。また、このプリ刃
ホルダ106は、ブラケツト104に設けられた
スプリング107によつて常時矢印Aの方向に付
勢されている。また、プリ刃ホルダ106にはロ
ーラ108が設けられており、カムアーム110
に係合されている。このカムアーム110はスラ
イドベース111に支持されており、このスライ
ドベース111にはヘム刃112が取付けられて
いる。また、このスライド・ベース111は、シ
リンダ113によつて上下方向に移動できるよう
に構成されている。
このように第7図に示す如く、略直角状態のフ
ランジ部102Aを備えるアウタパネル102
は、インナパネル103とともに、下型101の
支持面101Aに支持可能な状態に配置された
後、下型101の支持面101Aに対して略水平
方向から進入するプリ刃109の予備曲げ部10
9Aによつてフランジ部102Aを予備曲げ角度
βまで予備曲げされ、このプリ刃109を原位置
に復帰した後、下型101の支持面101Aに対
して略垂直方向から進入するヘム刃112の主曲
げ部112Aによつて予備曲げされたフランジ部
102Aをインナパネル103を挟持可能な縁曲
げ完了状態にまで縁曲げされるようになつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、最近のドアは、見栄えや空気抵抗の
低減等により外板が窓枠フレーム部まで一体とな
り、大きくルーフ部まで延び、かつ、ルーフ面ま
で廻り込んでいるものがある。このような外板一
体式ドアは、ドア全周においてヘミング加工が必
要となる。このようなドアにおいては、車両側面
部とルーフ部(廻り込んだ部位)とでは大きい傾
斜角が生じ車両側面の垂直方向から上型を加圧す
るだけでは、傾斜角の大きい部位においては、ワ
ークのフランジに対し加圧角度が小さくなり良好
なヘミング加工ができないという欠点を有する。
このため、従来の装置にあつては、外板に歪や寸
法誤差が発生し、見栄えや品質不良を発生させる
という欠点を有している。
本考案の目的は、ヘム刃の加圧方向を傾斜した
ワーク角度に合せることのできる可動式ヘムユニ
ツトを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、下型に載置されたヘミングフランジ
を有するアウタパネルにインナパネルを重ねて、
スライドベースを下降させてヘミングフランジに
プリ刃によつて仮曲げするプリユニツトと、ヘム
刃で本曲げするヘムユニツトによつてヘミング加
工を行うものにおいて、上記ヘムユニツトを、上
記スライドベースに取付けられているブラケツト
と、該ブラケツトにリンクを介して連結され下端
部にローラが回転自在に軸支されるヘミング上型
ホルダと、該ヘミング上型ホルダに設けられたヘ
ム刃と、定盤上に載置されカムブラケツトに設け
られ上部に傾斜溝の形成されたカムプレートとに
よつて構成し、ヘム時に上記ローラが上記カムプ
レートの傾斜溝に沿つて転動するように構成した
ことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について説明する。
第1図には、本考案の一実施例が示されてい
る。
図において、定盤1には下型2が設けられてお
り、この下型2の上にアウタパネルとインナパネ
ルが重ねられて載置されている。また、定盤1に
は、カムブラケツト3が載置されている。このカ
ムブラケツト3の上端には、カムプレート4が設
けられており、このカムプレート4には、ヘミン
グ用上型ホルダ5の下端部に支軸7を介して取付
けられたローラ6が転動するように構成されてい
る。このカムプレート4には傾斜溝が形成されて
おり、急傾斜部位のワークフランジのヘム刃8の
進入角度に合せられた傾斜面が構成されている。
このヘミング用上型ホルダ5にはヘミング用上刃
(ヘム刃)8が設けられており、このヘミング用
上刃8はワークの急傾斜部位のヘミング用上刃に
相当する。このヘミング用ホルダ5は、平行リン
ク10によつてブラケツト11に支軸9を介して
設けられている。このブラケツト11は、スライ
ドベース13に取付けられている。
次にヘム加工動作について説明する。
まず、ヘミング用上型ホルダ5は、リンク10
により支軸9を中心にリンク10の側面の一部が
ブラケツト11に固定されたストツパ12に当る
まで自重により下方に下がつた状態でブラケツト
11と連結されている。いま、スライドベース1
3が図示されていないヘミング用シリンダ(上方
よりスライドベース13を加圧するもの)によつ
て下方に押し下げられると、ヘミング用上型ホル
ダ5に設けられたローラ6がカムブラケツト3に
取付けられたカムプレート4に当接する。これに
よつてヘミング用上型ホルダ5は先端に取付けた
ローラ6を介してカムプレート4によつて下方向
への動きが停止される。この状態よりさらにスラ
イドベース13がヘミング用シリンダによつて下
方へ押し下げられ、ブラケツト11が下がると平
行リンク10は相対的に上方向へ支軸9を中心に
回転する。このとき、ヘミング用上型ホルダ5は
平行リンク10によつて横方向への動きに変換さ
せられる。ところで、カムプレート4が傾斜面を
持つているとローラ6は支軸7を中心に回転しな
がらカムプレート4に倣いながら第1図の右下方
へ移動する。この動きはヘミング用上型ホルダ5
に取付けられたヘム刃8の設けられたヘミング用
上型も同様の動きを示す。したがつて、カムプレ
ート4の傾斜を急傾斜フランジ面のヘム刃進入角
に合せると、一般的に使用するヘミング機(スラ
イドベース13が上昇下降を繰り返すのみ。な
お、一般部位のヘミング用上型は、このスライド
ベース13に取付けられる)の形態により急傾斜
フランジを持つ部品のヘミングヘム加工を行うこ
とができる。
第3図には、急傾斜部位(ドアのフレームでル
ーフ側へ廻り込んだ部位)の予備曲げ(プリ)用
ユニツトが示されており、第4図には、第3図の
A視図が示されている。
第3図において、51はブラケツト、52は中
間ブラケツトで、軸53を中心に揺動可能に構成
されている。また、54A,54Bは反時計廻
り、すなわち、予備曲げ加工時姿勢のストツパ
で,それぞれ、ストツパ54はブラケツト51
に、ストツパ54Bは中間ブラケツト52に、そ
れぞれ固定されている。また、図中55は、プリ
刃ホルダで軸56を中心に揺動可能となつてい
る。また、57Aは時計廻りのストツパ、57B
は反時計廻りのストツパである。プリ刃ホルダ5
5には、予備曲げ用のプリ刃58が固定されてい
る。また、59A,59Bは引張りバネでプリ刃
ホルダ55と中間ブラケツト52を常に時計方向
に回転させている。さらに60は、カムフオロア
で中間ブラケツト52に固定されており、61は
ローラで軸62により、プリ刃ホルダ55に取付
けられている。このローラ61は内側にブツシュ
63が圧入されており、軸62によつて回転自在
に構成されている。
次にプリ加工の動作について第5図を用いて説
明する。すなわち、スライドベース13の側面に
取付けられたカムアーム81にはカム82A,8
2Bとが固定されている。スライドベース13の
上部に設けられている図示されていない加圧用シ
リンダによりスライドベース13が下降してくる
とカム82Aがカムフオロア60に当接する。な
お、スライドベース13を下降すると、引張りバ
ネ59Bを伸ばして、中間ブラケツト52を反時
計方向へ回転させる。このとき、プリ刃58は、
第5図図示Aの位置よりBの位置へ振込まれる。
カム82Aにより中間ブラケツト52が反時計廻
りに回転させられた状態によつてカム82Bがロ
ーラ61に当接し、プリ刃ホルダ55を軸56を
中心に反時計方向へ回転させる。このとき、プリ
刃58は、ワーク(アウタパネル)のフランジを
第5図図示予備曲げする位置Cの位置に進む。こ
の状態の後、さらにスライドベース13が下降す
るとカム82Bよりローラ61が外れ、プリ刃ホ
ルダ55は、引張りバネ59Aにより時計方向に
回転し、ストツパ57Aに当つて上る。さらにス
ライドベース13が下降するとカム82Aよりカ
ムフオロア60が外れ、中間ブラケツト52が引
張りバネ59Bにより時計方向へ回転する。すな
わち、プリ刃58は元の位置に帰つた状態とな
り、ヘム刃8が下降しヘミング加工が完了する。
なお、スライドベース13の上昇時には、上記動
作の逆動作が繰り返されてサイクルは完了する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ヘム刃
の加圧方向を傾斜したワーク角度に合せることが
できる。これによつて垂直方向から上型を加圧す
るだけで傾斜角の大きい部位において、ワークの
フランジに対し加圧角度を大きくとることができ
良好なヘミング加工を行うことができる。このた
め本考案によれば、外板に歪や寸法誤差の発生を
防止することができ、見栄えや品質を良好にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は第
1図A矢視図、第3図はプリ装置を示す図、第4
図は第3図A矢視図、第5図はプリ加工動作を示
す図、第6図は従来のヘミング加工装置の全体構
成図、第7図は従来のヘミング加工動作説明図で
ある。 1……定盤、2……下型、3……カムブラケツ
ト、4……カムプレート、5……ヘミング用上型
ホルダ、6……ローラ、7,9……支軸、8……
ヘム刃、10……リンク、11……ブラケツト、
12……ストツパ、13……スライドベース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型に載置されたヘミングフランジを有するア
    ウタパネルにインナパネルを重ねて、スライドベ
    ースを下降させてヘミングフランジにプリ刃によ
    つて仮曲げするプリユニツトと、ヘム刃で本曲げ
    するヘムユニツトによつてヘミング加工を行うも
    のにおいて、上記ヘムユニツトを、上記スライド
    ベースに取付けられているブラケツトと、該ブラ
    ケツトにリンクを介して連結され下端部にローラ
    が回転自在に軸支されるヘミング上型ホルダと、
    該ヘミング上型ホルダに設けられたヘム刃と、定
    盤上に載置されカムブラケツトに設けられ上部に
    傾斜溝の形成されたカムプレートとによつて構成
    し、ヘム時に上記ローラが上記カムプレートの傾
    斜溝に沿つて転動するように構成したことを特徴
    とするヘミングユニツト。
JP9574286U 1986-06-23 1986-06-23 Expired JPH0357302Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9574286U JPH0357302Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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JP9574286U JPH0357302Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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JPS632517U JPS632517U (ja) 1988-01-09
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JP9574286U Expired JPH0357302Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23

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JPH0726013Y2 (ja) * 1988-07-06 1995-06-14 株式会社ヒロテック ヘミング装置
JP4725058B2 (ja) * 2000-03-17 2011-07-13 日産自動車株式会社 へミング装置およびへミング方法
JP2002113538A (ja) * 2000-10-11 2002-04-16 Kyoei Kogyo Kk 窓枠ヘミングプレス装置及びそれを用いる自動車ドア窓枠の製造方法

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JPS632517U (ja) 1988-01-09

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