JPH0334410B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0334410B2 JPH0334410B2 JP60006585A JP658585A JPH0334410B2 JP H0334410 B2 JPH0334410 B2 JP H0334410B2 JP 60006585 A JP60006585 A JP 60006585A JP 658585 A JP658585 A JP 658585A JP H0334410 B2 JPH0334410 B2 JP H0334410B2
- Authority
- JP
- Japan
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- blank
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- outer panel
- closing body
- opening
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Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 20
- 238000009957 hemming Methods 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
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- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D53/00—Making other particular articles
- B21D53/88—Making other particular articles other parts for vehicles, e.g. cowlings, mudguards
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、例えば自動車用のドアやリアゲー
ト等の開閉体を製造する方法に関し、とくに一枚
のブランクを折り合わせてアウタパネルとインナ
パネルとから成る車両用開閉体を製造する方法に
関するものである。
ト等の開閉体を製造する方法に関し、とくに一枚
のブランクを折り合わせてアウタパネルとインナ
パネルとから成る車両用開閉体を製造する方法に
関するものである。
(従来の技術)
従来、一枚のブランクを折り合わせることによ
つてアウタパネルとインナパネルとから成る車両
用開閉体を製造する工程としては、例えば第6図
〜第8図に示すようなものがあつた。
つてアウタパネルとインナパネルとから成る車両
用開閉体を製造する工程としては、例えば第6図
〜第8図に示すようなものがあつた。
すなわち、ブランク3(素板)は、コイル材を
適宜の寸法に切断して形成したものであつて、製
造すべき開閉体のアウタパネルとインナパネルと
を合わせた大きさに相当し、第6図に示すよう
に、プレス加工によつて、凹部3a、エンボス3
bおよびフランジ部3c,3d等が所定の部位に
形成され、アウタパネル部Aとインナパネル部B
が一体成形された状態になる。
適宜の寸法に切断して形成したものであつて、製
造すべき開閉体のアウタパネルとインナパネルと
を合わせた大きさに相当し、第6図に示すよう
に、プレス加工によつて、凹部3a、エンボス3
bおよびフランジ部3c,3d等が所定の部位に
形成され、アウタパネル部Aとインナパネル部B
が一体成形された状態になる。
そして、前記ブランク3は、第7図に示すよう
に、アウタパネル部Aとインナパネル部Bとが所
定の角度を成す状態に予備曲げされ、次いで、前
記インナパネル部Bのフランジ部3dにアウタパ
ネル部Aのフランジ部3c重ね合わせるようにし
て折り返すヘミングを行うことにより、第8図に
示すように前記アウタパネル部Aとインナパネル
部Bとの縁部分を結合し、開閉体4(図示の場合
は自動車のリアゲート)を形成する。なお、前記
開閉体4には、側面の開口部分を閉塞するサイド
パネル5や図示しないその他の小物部品が取付け
てある。
に、アウタパネル部Aとインナパネル部Bとが所
定の角度を成す状態に予備曲げされ、次いで、前
記インナパネル部Bのフランジ部3dにアウタパ
ネル部Aのフランジ部3c重ね合わせるようにし
て折り返すヘミングを行うことにより、第8図に
示すように前記アウタパネル部Aとインナパネル
部Bとの縁部分を結合し、開閉体4(図示の場合
は自動車のリアゲート)を形成する。なお、前記
開閉体4には、側面の開口部分を閉塞するサイド
パネル5や図示しないその他の小物部品が取付け
てある。
また、第9図は、上記のヘミングに使用する装
置の一例を示す図であつて、このヘミング装置1
0は、数本の脚11によつて支持されたベース1
2のに上面に、昇降用シリンダ13によつて昇降
するワーク支持台14を備えており、アウタパネ
ル部Aを下側にして前記ワーク支持台14に載置
した予備曲げ済みのブランク3に対し、折り合わ
せ用の折曲板15と、ヘミング用ユニツト16と
が設けてある。
置の一例を示す図であつて、このヘミング装置1
0は、数本の脚11によつて支持されたベース1
2のに上面に、昇降用シリンダ13によつて昇降
するワーク支持台14を備えており、アウタパネ
ル部Aを下側にして前記ワーク支持台14に載置
した予備曲げ済みのブランク3に対し、折り合わ
せ用の折曲板15と、ヘミング用ユニツト16と
が設けてある。
前記折曲板15は、一辺側に設けた軸17を中
心にして回動自在であると共に、ベース12に固
設した折曲板駆動用シリンダ13によつて駆動さ
れ、前記ブランク3のインナパネル部Bをアウタ
パネル部Aに折り合わせる動作をする。なお、前
記折曲板15の先端部分には、折り合わされるブ
ランク3を所定位置に抑制しておくための可動係
止爪19が設けてある。
心にして回動自在であると共に、ベース12に固
設した折曲板駆動用シリンダ13によつて駆動さ
れ、前記ブランク3のインナパネル部Bをアウタ
パネル部Aに折り合わせる動作をする。なお、前
記折曲板15の先端部分には、折り合わされるブ
ランク3を所定位置に抑制しておくための可動係
止爪19が設けてある。
前記ヘミング用ユニツト16は、前記折曲板1
5の先端側(第9図の右側)に対向して設けてあ
つて、ベース12のふちに固定したブラケツト2
0と、ヘミング用刃21を備え且つ前記ブラケツ
ト20に回動自在な状態で取着されたアーム22
と、前記アーム22を回動するためのアーム駆動
用シリンダ23と、前記アーム22と連動しうる
ようにリンク棒24を介して取付けられた予備曲
げ刃25とで構成してある。
5の先端側(第9図の右側)に対向して設けてあ
つて、ベース12のふちに固定したブラケツト2
0と、ヘミング用刃21を備え且つ前記ブラケツ
ト20に回動自在な状態で取着されたアーム22
と、前記アーム22を回動するためのアーム駆動
用シリンダ23と、前記アーム22と連動しうる
ようにリンク棒24を介して取付けられた予備曲
げ刃25とで構成してある。
なお、前記予備曲げ刃25は、アウタパネル部
Aのフランジ部3cの側面方向に対向し、且つ下
端部が回動自在な状態に取付けられている。
Aのフランジ部3cの側面方向に対向し、且つ下
端部が回動自在な状態に取付けられている。
そして、上記ヘミング装置10において、折曲
板15を回動させ、アウタパネル部Aとインナパ
ネル部Bとを折り合わせたところでアーム駆動用
シリンダ23を作動させると、アーム22の下降
回動に伴つて予備曲げ刃25が装置内側に押し出
され、第10図に示すように、前記予備曲げ刃2
5がフランジ部3cを所定の角度まで折曲する。
次に、前記アーム22がさらに下降回動すると、
リンク棒24によつて予備曲げ刃25が装置外側
に引き戻され、最終的には、第11図に示すよう
に、ヘミング用刃21でフランジ部3cを完全に
折曲し、アウタパネル部Aとインナパネル部Bの
縁同士を結合する。
板15を回動させ、アウタパネル部Aとインナパ
ネル部Bとを折り合わせたところでアーム駆動用
シリンダ23を作動させると、アーム22の下降
回動に伴つて予備曲げ刃25が装置内側に押し出
され、第10図に示すように、前記予備曲げ刃2
5がフランジ部3cを所定の角度まで折曲する。
次に、前記アーム22がさらに下降回動すると、
リンク棒24によつて予備曲げ刃25が装置外側
に引き戻され、最終的には、第11図に示すよう
に、ヘミング用刃21でフランジ部3cを完全に
折曲し、アウタパネル部Aとインナパネル部Bの
縁同士を結合する。
つまり、上記したように、一枚のブランクを折
り合わせることによつてアウタパネルとインナパ
ネルとから成る開閉体を製造するようにすれば、
一つのプレスラインでブランクに所定の成形を行
うことができ、さらには、大規模なヘミング装置
を用いることなく開閉体を製造することが可能で
あつた。
り合わせることによつてアウタパネルとインナパ
ネルとから成る開閉体を製造するようにすれば、
一つのプレスラインでブランクに所定の成形を行
うことができ、さらには、大規模なヘミング装置
を用いることなく開閉体を製造することが可能で
あつた。
しかしながら、このような従来の製造方法にあ
つては、必然的にアウタパネル部とインナパネル
部とが同じ板厚になると共に、強度等を考慮して
インナパネル部に必要な板厚でブランクを形成し
ていたため、逆にアウタパネル部の板厚が必要以
上に大きくなり、素材の無駄および重量増大等の
問題点があつた。
つては、必然的にアウタパネル部とインナパネル
部とが同じ板厚になると共に、強度等を考慮して
インナパネル部に必要な板厚でブランクを形成し
ていたため、逆にアウタパネル部の板厚が必要以
上に大きくなり、素材の無駄および重量増大等の
問題点があつた。
(発明の目的)
この発明は、上記したような従来の問題点に着
目して成されたもので、アウタパネルとインナパ
ネルとに夫々必要な板厚を備えた開閉体を製造す
ることができる車両用開閉体の製造方法を提供す
ることを目的としている。
目して成されたもので、アウタパネルとインナパ
ネルとに夫々必要な板厚を備えた開閉体を製造す
ることができる車両用開閉体の製造方法を提供す
ることを目的としている。
(発明の構成)
この発明による車両用開閉体の製造方法を第1
図に基づいて説明すると、工程101で、部分的
な圧延加工が施され板厚変化部を境にしてインナ
パネル部とこれよりも板厚が小さいアウタパネル
部とを備えたブランクを設け、工程102で、板
厚変化部およびその付近を無拘束状態にしてブラ
ンクを所定形状にプレス成型したのち、工程10
3で前記ブランクを板厚変化部に沿つて予備曲げ
し、次いで工程104で、折り合わせたインナパ
ネル部とアウタパネル部の縁部にヘミングを行つ
て双方の縁同士を結合することにより、開閉体を
製造することを特徴としており、ブランクとして
は、一般のコイル材に部分的に圧延加工を施した
のちに適宜切断したものなどを用いる。
図に基づいて説明すると、工程101で、部分的
な圧延加工が施され板厚変化部を境にしてインナ
パネル部とこれよりも板厚が小さいアウタパネル
部とを備えたブランクを設け、工程102で、板
厚変化部およびその付近を無拘束状態にしてブラ
ンクを所定形状にプレス成型したのち、工程10
3で前記ブランクを板厚変化部に沿つて予備曲げ
し、次いで工程104で、折り合わせたインナパ
ネル部とアウタパネル部の縁部にヘミングを行つ
て双方の縁同士を結合することにより、開閉体を
製造することを特徴としており、ブランクとして
は、一般のコイル材に部分的に圧延加工を施した
のちに適宜切断したものなどを用いる。
(実施例)
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第2図〜第5図は、この発明の一実施例を説明
する図であり、製造される開閉体としては、従来
例と同様に自動車用のリアゲートを例に挙げてい
る。
する図であり、製造される開閉体としては、従来
例と同様に自動車用のリアゲートを例に挙げてい
る。
すなわち、第2図は板厚が部分的に異なるブラ
ンクを成形する一例としてコイル材1の圧延加工
を説明する図であつて、この圧延加工には、中央
部分の所定範囲にわたつて大径部30aを有する
圧延ローラ30が用いられ、前記コイル材1に、
大径部30aによつて薄肉部1aと直線状の板厚
変化部Cを形成する。
ンクを成形する一例としてコイル材1の圧延加工
を説明する図であつて、この圧延加工には、中央
部分の所定範囲にわたつて大径部30aを有する
圧延ローラ30が用いられ、前記コイル材1に、
大径部30aによつて薄肉部1aと直線状の板厚
変化部Cを形成する。
また、前記コイル材1は、第2図中の仮想線で
示すように、ほぼ中心に沿つて切断され、次いで
アウタパネル部が薄肉部1aに該当するように切
断して異なる板厚を有するブランク3を形成す
る。
示すように、ほぼ中心に沿つて切断され、次いで
アウタパネル部が薄肉部1aに該当するように切
断して異なる板厚を有するブランク3を形成す
る。
さらに、前記ブランク3は、第3図に示すよう
に、プレス加工によつて凹部3a、エンボス3b
およびフランジ部3c,3d等が所定の部位に形
成され、インナパネル部Bとこれよりも板厚が小
さいアウタパネル部A(薄肉部1a)とが一体成
形された状態になる。
に、プレス加工によつて凹部3a、エンボス3b
およびフランジ部3c,3d等が所定の部位に形
成され、インナパネル部Bとこれよりも板厚が小
さいアウタパネル部A(薄肉部1a)とが一体成
形された状態になる。
第4図は、上記のプレス成形として絞り成形に
用いるプレス型の一例を示す図であつて、このプ
レス型31は、前記凹部3aおよびエンボス3b
を形成する凹凸を備えた下型32と、この下型3
2に相対向する上型33とから成り、前記下型3
2の側面がわには、ブランク3の縁部を支持する
と共に、上型33によつて下型32の上面より下
側へ押動されるブランクホルダ34が設けてあ
る。つまり、上型33が下死点まで下降した際、
前記ブランク3の縁部分に、ブランクホルダ34
の移動によつてフランジ部3c,3dを形成する
ようになつている。
用いるプレス型の一例を示す図であつて、このプ
レス型31は、前記凹部3aおよびエンボス3b
を形成する凹凸を備えた下型32と、この下型3
2に相対向する上型33とから成り、前記下型3
2の側面がわには、ブランク3の縁部を支持する
と共に、上型33によつて下型32の上面より下
側へ押動されるブランクホルダ34が設けてあ
る。つまり、上型33が下死点まで下降した際、
前記ブランク3の縁部分に、ブランクホルダ34
の移動によつてフランジ部3c,3dを形成する
ようになつている。
また、上型33は、ブランク3の板厚変化部C
に対向するところに、へこみ35を有しており、
前記板厚変化部Cおよびその付近を無拘束状態に
して圧力が加わらないようにすることにより、後
に折曲げの中心となる板厚変化部C部分の変化を
防止し、さらに、前記へこみ35を境にして下型
32との間に異なるクリアランスを設定し、板厚
の異なるアウタパネル部Aとインナパネル部Bと
に確実な加圧を行えるようにしてある。なお、絞
り等の成形が行われない板厚変化部Cに加圧をす
ると、僅かなひけやたるみなどの成形不良が生じ
ることがあり、精度良く折曲げることができなく
なるので、上記したように、板厚変化部Cを無拘
束状態にしている。ここで、後に詳述する予備曲
げの工程における精度を向上させるためには、ブ
ランク3を下型32上にセツトしたときの板厚変
化部Cの位置決め精度が必要とされ、これに対処
すべく、プレス型31の下型32上には図示は省
略したが、ブランク3を所定位置にガイドする公
知のネスト機構が取付けられている。
に対向するところに、へこみ35を有しており、
前記板厚変化部Cおよびその付近を無拘束状態に
して圧力が加わらないようにすることにより、後
に折曲げの中心となる板厚変化部C部分の変化を
防止し、さらに、前記へこみ35を境にして下型
32との間に異なるクリアランスを設定し、板厚
の異なるアウタパネル部Aとインナパネル部Bと
に確実な加圧を行えるようにしてある。なお、絞
り等の成形が行われない板厚変化部Cに加圧をす
ると、僅かなひけやたるみなどの成形不良が生じ
ることがあり、精度良く折曲げることができなく
なるので、上記したように、板厚変化部Cを無拘
束状態にしている。ここで、後に詳述する予備曲
げの工程における精度を向上させるためには、ブ
ランク3を下型32上にセツトしたときの板厚変
化部Cの位置決め精度が必要とされ、これに対処
すべく、プレス型31の下型32上には図示は省
略したが、ブランク3を所定位置にガイドする公
知のネスト機構が取付けられている。
なお、前記ブランク3には、上記の絞り成形に
前後して、不要部の切除や穴あけ、あるいはその
他のプレス成形が行なわれる。
前後して、不要部の切除や穴あけ、あるいはその
他のプレス成形が行なわれる。
次に、上記の如く所定の加工を施したブランク
3には、板厚変化部Cを中心にしてアウタパネル
部Aとインナパネル部Bとを折り合わせる状態に
する予備曲げを行う。
3には、板厚変化部Cを中心にしてアウタパネル
部Aとインナパネル部Bとを折り合わせる状態に
する予備曲げを行う。
第5図は、予備曲げに用いるプレスブレーキの
一例を説明する図であつて、このプレスブレーキ
40は、基台となるダイホルダ41に、適宜の間
隔にてほぼ平行なダイ42を設け、前記ダイ42
の中間い相対向して上下動するポンチ43を備え
ている。また、前記ダイ42の間に、下降するポ
ンチ43に押動されるカウンタパツド44が設け
てあると共に、ダイホルダ41に、プレス成形後
のブランク(図中仮想線で示す)を載置するガイ
ド45が設けてある。
一例を説明する図であつて、このプレスブレーキ
40は、基台となるダイホルダ41に、適宜の間
隔にてほぼ平行なダイ42を設け、前記ダイ42
の中間い相対向して上下動するポンチ43を備え
ている。また、前記ダイ42の間に、下降するポ
ンチ43に押動されるカウンタパツド44が設け
てあると共に、ダイホルダ41に、プレス成形後
のブランク(図中仮想線で示す)を載置するガイ
ド45が設けてある。
そして、上記のプレスブレーキ40は、ガイド
45に載置されたブランク3の板厚変化部Cに向
けてポンチ43が下降し、前記ポンチ43がカウ
ンタパツド44を押動しつつダイ42の間に食い
込み状態となつてブランク3を所定の角度まで予
備曲げする。このとき、前述したように、プレス
成形が板厚変化部Cを変形させることなく精度良
く行なわれているために、予備曲げの精度は常に
再現性を持つて維持される。
45に載置されたブランク3の板厚変化部Cに向
けてポンチ43が下降し、前記ポンチ43がカウ
ンタパツド44を押動しつつダイ42の間に食い
込み状態となつてブランク3を所定の角度まで予
備曲げする。このとき、前述したように、プレス
成形が板厚変化部Cを変形させることなく精度良
く行なわれているために、予備曲げの精度は常に
再現性を持つて維持される。
このように、プレスブレーキ40で予備曲げさ
れたブランク3は、従来例で説明したヘミング装
置10(第9図参照)によつて、アウタパネル部
Aとインナパネル部Bとが対向するように完全に
折り合わされ、さらにインナパネル部Bのフラン
ジ部3dにアウタパネル部Aのフランジ部3cを
重ね合わせるようにヘミングを行つて双方の縁部
分を結合する。また、ヘミング終了後のブランク
3には、両端部を閉塞するサイドパネルやヒンジ
部品等の取付けを行い、製品としての開閉体に仕
上げる。
れたブランク3は、従来例で説明したヘミング装
置10(第9図参照)によつて、アウタパネル部
Aとインナパネル部Bとが対向するように完全に
折り合わされ、さらにインナパネル部Bのフラン
ジ部3dにアウタパネル部Aのフランジ部3cを
重ね合わせるようにヘミングを行つて双方の縁部
分を結合する。また、ヘミング終了後のブランク
3には、両端部を閉塞するサイドパネルやヒンジ
部品等の取付けを行い、製品としての開閉体に仕
上げる。
以上のように製造された開閉体は、一枚のブラ
ンクの折り合わせによる製造でありながら特にア
ウタパネル部が必要以上の板厚になることもな
く、アウタパネル部とインナパネル部とに夫々好
適な板厚を備えている。
ンクの折り合わせによる製造でありながら特にア
ウタパネル部が必要以上の板厚になることもな
く、アウタパネル部とインナパネル部とに夫々好
適な板厚を備えている。
(発明の効果)
以上説明してきたように、この発明の車両用開
閉体の製造方法によれば、一枚のブランクの折り
合わせによる製造の利点を備えると共に、アウタ
パネルとインナパネルとに夫々必要な板厚を有す
る車両用開閉体を製造することができ、とくにア
ウタパネルが必要以上の板厚になることがないの
で、素材の無駄な使用および製品の重量増大化を
防止することができ、さらには、折曲げの中心と
なる板厚変化部の変形を防止して、折り合わせに
より成る開閉体を精度良く製造することができる
などの効果を奏する。
閉体の製造方法によれば、一枚のブランクの折り
合わせによる製造の利点を備えると共に、アウタ
パネルとインナパネルとに夫々必要な板厚を有す
る車両用開閉体を製造することができ、とくにア
ウタパネルが必要以上の板厚になることがないの
で、素材の無駄な使用および製品の重量増大化を
防止することができ、さらには、折曲げの中心と
なる板厚変化部の変形を防止して、折り合わせに
より成る開閉体を精度良く製造することができる
などの効果を奏する。
第1図はこの発明による車両用開閉体の製造方
法の工程を説明するブロツク図、第2図はコイル
材の圧延加工を説明する斜視図、第3図はプレス
成形後のブランクを説明する斜視図、第4図はブ
ランクのプレス成形に使用するプレス型の一例を
説明する断面図、第5図はブランクの予備曲げに
使用するプレスブレーキの一例を説明する側面
図、第6図〜第8図は従来における製造工程を示
し、第6図はプレス成形後のブランクを説明する
斜視図、第7図は予備曲げ後のブランクを説明す
る斜視図、第8図はヘミング後のブランクを説明
する斜視図、第9図はブランクの折り合わせおよ
びヘミングに使用するヘミング装置の一例を説明
する側面図、第10図および第11図は第9図に
示すヘミング装置のヘミング用刃と予備曲げ刃と
の動作を順に説明する各々部分拡大側面図であ
る。 3…ブランク、A…アウタパネル部、B…イン
ナパネル部、C…板厚変化部。
法の工程を説明するブロツク図、第2図はコイル
材の圧延加工を説明する斜視図、第3図はプレス
成形後のブランクを説明する斜視図、第4図はブ
ランクのプレス成形に使用するプレス型の一例を
説明する断面図、第5図はブランクの予備曲げに
使用するプレスブレーキの一例を説明する側面
図、第6図〜第8図は従来における製造工程を示
し、第6図はプレス成形後のブランクを説明する
斜視図、第7図は予備曲げ後のブランクを説明す
る斜視図、第8図はヘミング後のブランクを説明
する斜視図、第9図はブランクの折り合わせおよ
びヘミングに使用するヘミング装置の一例を説明
する側面図、第10図および第11図は第9図に
示すヘミング装置のヘミング用刃と予備曲げ刃と
の動作を順に説明する各々部分拡大側面図であ
る。 3…ブランク、A…アウタパネル部、B…イン
ナパネル部、C…板厚変化部。
Claims (1)
- 1 一枚のブランクを折り合わせることによつて
アウタパネルとインナパネルとから成る車両用開
閉体を製造するに際し、部分的な圧延加工が施さ
れ板厚変化部を境にしてインナパネル部とこれよ
りも板厚が小さいアウタパネル部とを備えたブラ
ンクを用い、前記板厚変化部およびその付近を無
拘束状態にしてブランクを所定形状にプレス成形
したのち、前記ブランクを板厚変化部に沿つて予
備曲げし、次いで折り合わせたインナパネル部と
アウタパネル部との縁部同士をヘミングで結合す
ることを特徴とする車両用開閉体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP658585A JPS61165233A (ja) | 1985-01-16 | 1985-01-16 | 車両用開閉体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP658585A JPS61165233A (ja) | 1985-01-16 | 1985-01-16 | 車両用開閉体の製造方法 |
Publications (2)
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JPS61165233A JPS61165233A (ja) | 1986-07-25 |
JPH0334410B2 true JPH0334410B2 (ja) | 1991-05-22 |
Family
ID=11642401
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JP658585A Granted JPS61165233A (ja) | 1985-01-16 | 1985-01-16 | 車両用開閉体の製造方法 |
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Citations (3)
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JPS55122636A (en) * | 1979-03-15 | 1980-09-20 | Takatsu Seisakusho:Kk | Hamming device |
JPS57118823A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-23 | Nissan Motor Co Ltd | Device for press die |
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-
1985
- 1985-01-16 JP JP658585A patent/JPS61165233A/ja active Granted
Patent Citations (3)
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JPS61165233A (ja) | 1986-07-25 |
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