JPH0357182Y2 - - Google Patents

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JPH0357182Y2
JPH0357182Y2 JP19024287U JP19024287U JPH0357182Y2 JP H0357182 Y2 JPH0357182 Y2 JP H0357182Y2 JP 19024287 U JP19024287 U JP 19024287U JP 19024287 U JP19024287 U JP 19024287U JP H0357182 Y2 JPH0357182 Y2 JP H0357182Y2
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cover
curtain plate
washbasin
counter
cabinet
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JP19024287U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗髪等に便利なように洗面器を前側
に突き出した洗面化粧台に関する。
〔従来の技術〕
従来の洗面化粧台の典型的なものは、キヤビネ
ツトの上に洗面器を直接載せたもの、又はキヤビ
ネツトの上にカウンターを配置し、これに含まれ
た領域に洗面器を取り付けた構造であつた。この
ようなタイプに代えて、近来では、洗面器を前側
に突き出したものも利用されるようになつた。
この種の洗面化粧台としては、本出願人が先に
実願昭62−35671号実開昭63−142182号公報とし
て出願したものがある。第7図aはその洗面化粧
台を示す正面図であり、キヤビネツト50の上に
人工大理石等を素材としたカウンター51を設
け、その上に化粧鏡本体52を配置している。そ
して、カウンター51の中央部は前側に膨出し、
この部分の下面に洗面器53を配置している。ま
た、洗面器53は第7図bに示すように、キヤビ
ネツト50の前面から前側に突き出ており、その
リム部の周囲をカウンター51が被さつた構造で
ある。このように洗面器53を前側に大きく突き
出させると、洗面器53の内部容量の増加によ
り、比較的水を多量に消費する洗髪等に最適とな
るほか、カウンター51の奥行き寸法を短くして
据付け位置のスペースを広く利用できる結果にも
なる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、洗面器53はキヤビネツト50から
前に突き出るため、この部分を隠して外観を整え
る必要がある。そして、洗面器53の外郭形状は
曲面等の比較的複雑なプロフイルであることか
ら、合成樹脂製薄肉パネルを利用したカバー54
が隠し材として取り付けられている。このカバー
54はキヤビネツト類の幕板として機能し、裾付
け間口に応じて両端をカツトすることで施工性の
向上が図られる等の利点がある。
しかし、幕板の全体を合成樹脂製のカバー54
として構成すると、木製の幕板に比べて強度が小
さくなる。このため、人が前面に立つて洗顔又は
洗髪するときに、膝等でカバー54を誤つて蹴つ
たりすると、カバー54がすぐに変形してしま
い、耐久性の面で問題が残つている。また、現場
で間口調整するときに、カバー54の両端をカツ
トすることになるが、現場施工ではカツト面が粗
くなる。そして、このカツト面にキヤツプを被せ
ることも可能であるが、その接合面に接着材がは
み出たりして、仕上げ不良となることが多い。
更に、キヤビネツト50の扉等は一般に木を利
用し、単色物又は木目を活かした仕様とすること
が通常である。このため、特に木目仕様の場合、
合成樹脂製のカバー54が介在すると、全体の調
和が著しく損なわれてしまう。このように、強度
や仕上がりの問題だけでなく、外観の面でも改善
すべき課題が残つている。
そこで、本考案は、洗面器の前面を覆うカバー
部の強度及び外観の向上を図り良質の製品を提供
可能とすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の洗面化粧台は、以上の目的を達成する
ために、カウンターに一体化する洗面器を前側に
突き出し、前記カウンターを載せるキヤビネツト
よりも前記洗面器を前側に突き出して配置する洗
面化粧台において、前記洗面器が突き出る部分を
凹状に切欠して前記カウンターの下部に配置する
木製の幕板及び該幕板に一体化され前記洗面器の
前側部分を被覆する合成樹脂製のカバーを備え、
該カバーは、前記幕板の切欠部分の上面をカバー
受部として該幕板に連設され、更に内部に補強用
のリブを形成すると共に該リブの一部を前記カバ
ー受部に固定したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を
具体的に説明する。
第1図は本考案の要部を示す縦断面図、第2図
は洗面化粧台の全体を示すものである。
第2図に示すように、フロアキヤビネツトA、
ウオールキヤビネツトB及びトールキヤビネツト
Cによつて洗面化粧台の全体が構成されている。
そして、中央には鏡D及びその両側に鏡付きのサ
イドキヤビネツトEを配置している。
フロアキヤビネツトAの上に固定されたカウン
ター1は、その中央部が前側に突き出る膨出部1
aとし、この領域を含めて洗面器2をアンダーカ
ウンター式としてカウンター1の下面に固定して
いる。また、洗面器2の奥側にはカウンター1を
貫通して固定される水栓3が配置されている。
カウンター1とフロアキヤビネツトAとの間に
は、このフロアキヤビネツトAの間口全体の長さ
に等しい木製の幕板4が一体化されている。そし
て、この幕板4とカウンター1との間には、洗面
器2が前側に突き出た部分を隠すカバー5が取り
付けられる。
第3図は幕板4及びカバー5を分解して示す斜
視図である。
幕板4は適切な肉厚を持つ木製であり、両端を
除く部分にはカバー5の背面形状に沿うような輪
郭を持たせたカバー受部4aを形成している。こ
の幕板4は、洗面化粧台をシステムタイプとした
ときの間口調整に際して、その両端を適切にカツ
トすることが可能である。そして、カツト面によ
る外観上の弊害をなくすため、第4図に示すよう
に合成樹脂又は金属プレートを利用した化粧キヤ
ツプ4bをビス4cによつて固定することが好ま
しい。
一方、カバー5は薄肉の合成樹脂シートを射出
成形によつて製作したものであり、第1図のよう
に洗面器2が前に突き出る部分の全体を被覆可能
な縦断面形状を持つ。第5図はカバー5の要部を
詳細に示すものであり、カバー5の上端には緩や
かなカーブを持つフランジ5aを平坦状に形成
し、下部の全体を曲面体状としている。そして、
背部には、複数の縦リブ5bを6条形成すると共
に、両端の縦リブ5b間を結ぶように横リブ5c
を間口方向に走らせている。この横リブ5cは、
カバー5の下辺の形状に沿うように形成され、カ
バー5の奥側は二重底状となつている。そして、
横リブ5cは、カバー5の下端よりも僅かに後方
へ伸び、更に左右には背部に突き出る突リブ5d
が設けられる。この突リブ5dは、洗面器2が前
側に突き出る部分との干渉を避けるため、左右非
対称であり、その底面は幕板4のカバー受部4a
にフイツトするような形状とする。そして、この
突リブ5dには、幕板4にカバー5を固定するビ
ス6が挿通するビス孔5eを所定の位置に開けて
おく。
カバー5は、第3図に示すように、背部の横リ
ブ5cを幕板4の前面に突き当てると共に突リブ
5dがカバー受部4aに載る配置として幕板4に
一体化する。すなわち、突リブ5dをカバー受部
4aに嵌まり込む形状とすることによつて、カバ
ー5を幕板4に対して位置決めし、ビス6をビス
孔5eからカバー受部4aにねじ込んで固定す
る。
なお、カバー5と幕板4の固定の際、固定強度
の向上及びガタつきによる異音防止のために、カ
バー受部4aと突リブ5d、横リブ5cとの間に
シリコーンシール剤等の弾性を有する充填性の接
着剤を全面又は部分的に介在させることが好まし
い。また、シリコーンシール剤で接着するとき、
シール剤が幕板4の前面側にはみ出しても、カバ
ー5の奥側は横リブ5cに対して二重底状となつ
ているので、シール剤が正面側に露出することは
ない。更に、第6図に示すように、L字状の固定
金具7を両端の縦リブ5bに接着し、ビス6を幕
板4の背面にねじ込んで固定する構造とすること
もできる。
更に、第1図において、フロアキヤビネツトA
の前面には幕板4の背部が当接する桟木10が設
けられ、この桟木10に取り付けた支持金具11
によつて洗面器2の下面を支承している。
以上の構成において、洗面器2が突き出る部分
のみを合成樹脂製のカバー5によつて被覆し、そ
の他の部分を木製の幕板4で覆うので、全体の強
度が向上する。つまり、従来のように幕板4も含
めて合成樹脂シートのカバーで覆う場合に比べ、
カバー5を小さくすることによつて、その剛性を
高くすることが可能である。したがつて、カバー
5の変形や損傷等がなく、耐久性が格段に向上す
る。
また、2部材としたことによる強度向上に加え
て、合成樹脂製のカバー5に縦リブ5b及び横リ
ブ5cを形成したことによつて、カバー5自体の
強度も大きくなる。つまり、縦リブ5bはカバー
5に負荷される曲げや圧縮等に対する補強材とし
て機能すると共に、横リブ5cは幕板4の前面に
突き当たつて支持点となり、前記のようにカバー
5の全体の剛性が大きくなる。
更に、間口調整が必要な場合でも、木製の幕板
4のみをカツトすればよく、断面形状が複雑なカ
バー5をカツトする場合に比べて作業が簡単にな
る。そして、第4図に示したように幕板4の端部
にキヤツプ4bを取り付ければ、仕上げの良好な
施工体が得られる。
また、幕板4を木製とすることによつて、フロ
アキヤビネツトA等の部材と共通化でき、全体の
調和を保つことができる。特に、システムタイプ
としたときに、各キヤビネツトの仕様を様々に備
えた場合でも、幕板4をこれらの仕様に合うよう
なデザインとすれば、システムとしての美観を損
なうことのないレイアウトが可能となる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の洗面化粧台に
おいては、前側に突き出る洗面器を含めて木製の
幕板及び合成樹脂製のカバーで被覆する構造にお
いて、カバーに補強用のリブを設けると共にその
一部を背部に突き出して幕板に切欠したカバー受
部に嵌め込んで固定するようにしている。このた
め、幕板とカバーとの位置決めが容易に行え、ま
たリブによる補強によつてカバーの変形や歪等を
伴うことのない施工体が得られる。更に、木製の
幕板を備えることにより、周囲のキヤビネツト類
との違和感をなくすことができ、システムタイプ
としたときの全体の調和も良好に保たれ、製品の
品位向上も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す洗面化粧台の
要部縦断面図、第2図aは洗面化粧台の全体を示
す正面図、第2図bは平面図、第3図はカバー及
び幕板の分解斜視図、第4図は幕板にキヤツプを
取り付ける例を示す説明図、第5図aはカバーの
縦断面図、第5図bはカバーの一端部分の背面
図、第5図cはその平面図、第6図は固定具によ
るカバーの固定構造を示す要部平面図、第7図は
従来例を示すものである。 1……カウンター、2……洗面器、3……水
栓、4……幕板、4a……カバー受部、5……カ
バー、5a……リム、5b……縦リブ、5c……
横リブ、5d……突リブ、5e……ビス孔、6…
…ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カウンターに一体化する洗面器を前側に突き出
    し、前記カウンターを載せるキヤビネツトよりも
    前記洗面器を前側に突き出して配置する洗面化粧
    台において、前記洗面器が突き出る部分を凹状に
    切欠して前記カウンターの下部に配置する木製の
    幕板及び該幕板に一体化され前記洗面器の前側部
    分を被覆する合成樹脂製のカバーを備え、該カバ
    ーは、前記幕板の切欠部分の上面をカバー受部と
    して該幕板に連設され、更に内部に補強用のリブ
    を形成すると共に該リブの一部を前記カバー受部
    に固定したことを特徴とする洗面化粧台。
JP19024287U 1987-12-14 1987-12-14 Expired JPH0357182Y2 (ja)

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