JPH0748144Y2 - 洗面化粧台 - Google Patents

洗面化粧台

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JPH0748144Y2
JPH0748144Y2 JP1990026811U JP2681190U JPH0748144Y2 JP H0748144 Y2 JPH0748144 Y2 JP H0748144Y2 JP 1990026811 U JP1990026811 U JP 1990026811U JP 2681190 U JP2681190 U JP 2681190U JP H0748144 Y2 JPH0748144 Y2 JP H0748144Y2
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JP
Japan
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cover
curtain plate
washbasin
counter
vanity
Prior art date
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Application number
JP1990026811U
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JPH03118083U (ja
Inventor
佳之 中山
潤介 亀井
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、洗髪等に便利なように洗面器を前側に突き出
した洗面化粧台に関する。
[従来の技術] 従来の洗面化粧台の典型的なものは、キャビネットの上
に洗面器を直接載せたもの、又はキャビネットの上にカ
ウンターを配置し、これに含まれた領域に洗面器を取り
付けた構造であった。このようなタイプに代えて、近来
では、洗面器を前側に突き出したものも利用されるよう
になった。
この種の洗面化粧台としては実願昭62−35671号があ
る。
ところで、実願昭62−35671号に示すものにあっては、
洗面器はキャビネットから前に突き出るため、この部分
に隠して外観を整える必要がある。そして、洗面器の外
郭形状は曲面等の比較的複雑なプロフィルであることか
ら、合成樹脂製薄肉パネルを利用したカバーが隠し材と
して取り付けられている。このカバーはキャビネット類
の幕板として機能し、据付け間口に応じて両端をカット
することで施工性の向上が図られる等の利点がある。
しかし、幕板の全体を合成樹脂製のカバーとして構成す
ると、木製の幕板に比べて強度が小さくなる。このた
め、人が前面に立って洗顔又は洗髪するときに、膝等で
カバーを誤って蹴ったりすると、カバーがすぐに変形し
てしまい、耐久性の面で問題が残っている。また、現場
で間口調整するときに、カバーの両端をカットすること
になるが、現場施工ではカット面が粗くなる。そして、
このカット面にキャップを被せることも可能であるが、
その接合面に接着材がはみ出して、仕上げ不良となるこ
とが多い。
更に、、キャビネットの扉等は一般に木を利用し、単色
又は木目を活かした使用とすることが通常である。この
ため、特に木目使用の場合、合成樹脂製のカバーが介在
すると、全体の調和が著しく損なわれてしまう。このよ
うに、強度や仕上がりの問題だけでなく、外観の面でも
改善すべき課題が残っている。
そこで、洗面器の前面を覆うカバー部の強度及び外観の
向上を図ろうとするものとして、カウンターに一体化す
る洗面器の取付部分を前側に突き出し、前記洗面器を前
記カウンターを載せるキャビネットよりも前側に突き出
して配置する洗面化粧台において、前記洗面器が突き出
る部分を除いた領域を被覆する木製の幕板を前記カウン
ターの間口全体に配置し、更に前記洗面器の前面を覆う
合成樹脂製のカバーを前記幕板に一体連結したことを特
徴とするものが提案された(実開平1−92889号)。
第5図は実開平1−92889号の構造の要部を示す縦断面
図である。
第5図において、フロアキャビネットAの上に固定され
たカウンター1は、その中央部が前側に突き出る膨出部
1aとなっており、この領域を含めて洗面器2をアンダー
カウンター式としてカウンター1の下面に固定してい
る。また、洗面器2の奥側にはカウンター1を貫通して
固定される水栓3が配置されている。
カウンター1とフロアキャビネットAとの間には、この
フロアキャビネットAの開口全体の長さに等しい木製の
幕板4が設置されている。そして、この幕板4とカウン
ター1との間には、洗面器2の前側に突き出た部分を隠
すカバー5が取り付けられる。
第6図は幕板4及びカバー5を分解して示す斜視図であ
る。
幕板4は適切な肉厚を持つ木製であり、両端を除く部分
にはカバー5の背面形状に沿うような輪郭を持たせたカ
バー受部4aを形成している。この幕板5は、洗面化粧台
をシステムタイプとしたときの開口調整に際して、その
両端を適切にカットすることが可能である。
カバー5は、合成樹脂の射出成形によって製作した薄肉
のものであり、洗面器2の前に突き出る部分の全体を被
覆可能な縦断面形状を持つ。カバー5の上端には緩やか
なカーブを持つフランジ5aを平坦状に形成し、下部の全
体を曲面体状としている。そして、背部には、複数の縦
リブ5bを6条形成すると共に、両端の縦リブ5b間を結ぶ
ように横リブ5cを開口方向に走らせている。
カバー5は、第6図に示すように、背部の横リブ5cを幕
板4の前面に突き当てると共に突リブ5dがカバー受部4a
に載る配置として幕板4に一体化する。すなわち、突リ
ブ5dをカバー受部4aに嵌め込む形状とすることによっ
て、カバー5を幕板4に対して位置決めし、ビス6をビ
ス孔5eからカバー受部4aにねじ込んで固定する。
第5図において、フロアキャビネットAの前面には幕板
4の背部が当接する棧木10が設けられ、この棧木10に取
り付けた支持金具11によって洗面器2の下面を支承して
いる。
かかる実開平1−92889号の洗面化粧台によると、洗面
器2が突き出る部分のみを合成樹脂製のカバー5によっ
て被覆し、その他の部分を木製の幕板4で覆うので、全
体の強度が向上する。つまり、従来のように幕板4も含
めて合成樹脂シートのカバーで覆う場合に比べ、カバー
5を小さくすることによって、その合成を高くすること
が可能である。したがって、カバー5の変形や損傷等が
なく、耐久性が格段に向上する。
また、間口調整が必要な場合でも、木製の幕板4のみを
カットすればよく、断面形状が複雑なカバー5をカット
する場合に比べて作業が簡単になる。そして、第4図に
示したように幕板4の端部にキャップ4bを取り付けれ
ば、仕上げの良好な施工体が選られる。
更に、幕板4を木製とすることによって、フロアキャビ
ネットA等の部材と共通化でき、全体の調和を保つこと
ができる。特に、システムタイプとしたときに、各キャ
ビネットの使用を様々に備えた場合でも、幕板4をこれ
らの使用に合うようなデザインとすれば、システムとし
ての美観を損なうことのないレイアウトが可能となる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、実開平1−92889号の如くカバーを幕板に支
持させた場合には、幕板の強度及び幕板の設置強度(取
付強度)を高めなければならず、それだけ構造が複雑に
なったり、高強度の部材を用いる必要が生じる等の難点
があった。
[課題を解決するための手段] 本考案の洗面化粧台は、カウンターに一体化する洗面器
の取付部分を前側に突き出し、前記洗面器を前記カウン
ターを載せるキャビネットよりも前側に突き出して配置
する洗面化粧台であって、前記洗面器が突き出る部分を
除いた領域を被覆する幕板を前記カウンターの開口全体
に配置し、更に前記洗面器の前面を覆う合成樹脂製のカ
バーを設けた洗面化粧台において、該カバーの下縁に舌
片部を後方へ突設し、該舌片部を前記幕板の背面部分の
棧木に対し留め付けてなり、該舌片部は下向きコ字形状
部を有しており、前記幕板の上縁が該下向きコ字形状部
に入り込んでいることを特徴とする。
[作用] かかる本考案の洗面化粧台にあっては、カバーが棧木に
直接に支持されており、幕板に対しては、カバー支持力
は加えられないようになる。この結果、幕板の強度及び
幕板の設置強度を特に高める必要がなくなる。
しかも、カバーは、カバー下縁に突設された舌片部を棧
木に留め付けることにより固定され、この舌片部の下向
きにコ字形状部に幕板の上縁が入り込むように構成され
ているため、カバーの固定に際しては、カバーの舌片部
の下向きコ字形状部を幕板の上縁にかぶせて安定させた
上、舌片部を棧木に留め付けることにより、取り付け時
のカバーのぐらつきを防止して容易にカバーを棧木に固
定することができる。施工後の使用期間中においても、
経時によりカバーがぐらつくようになることもなく、カ
バーの安定性が高い。
[実施例] 以下、図面を参照して実施例により本考案の特徴を具体
的に説明する。
第1図及び第2図は本考案の要部を示す縦断面図、第3
図は要部組立図、第4図は洗面化粧台の全体を示す斜視
図である。
なお、第1、2図は第3、4図のI−I線及びII−II線
断面図を示している。
第1〜4図に示すように、フロアキャビネットAの上に
固定されたカウンター1は、その中央部が前側に突き出
る膨出部1aとなっており、この領域を含めて洗面器2を
アンダーカウンター式としてカウンター1の下面に固定
している。また、洗面器2の奥側にはカウンター1を貫
通して固定される水栓3が配置されている。
カウンター1とフロアキャビネットAとの間には、この
フロアキャビネットAの間口全体の長さに等しい木製の
幕板4が設置されている。そして、この幕板4とカウン
ター1との間には、洗面器2の前側に突き出た部分を隠
すカバー5が取り付けられる。
幕板4は適切な肉厚を持つ木製であり、両端を除く部分
にはカバー5の背面形状に沿うような輪郭を持たせたカ
バー受部4aを形成している。
カバー5は薄肉の合成樹脂によって製作したものであ
り、図のように洗面器2が前に突き出る部分の全体を被
覆可能な縦断面形状を持つ。
第1、3図に示す如く、このカバー5の下辺中央部分に
は取付用の舌片部5Aが突設されている。この舌片部5A
は、付根側の部分に下向きコ字形状であり、幕板4の上
縁に上方から嵌合されている。舌片部5Aの先端側は水平
板状であり、ビス孔5Bを有している。従って、カバー5
の取り付けに際しては、まず、カバー5の舌片部5Aの下
向きコ字形状部を幕板4の上縁に上方から嵌合させてカ
バー5を安定させた上で、棧木10の上面に重ね合された
舌片部5Aの先端のビス孔5Bにビス5Cをねじ込む。これに
より、カバー5を棧木10に取り付けるに際し、カバー5
のぐらつきを防止して、所定の位置に容易に固定するこ
とができる。
カバー5の側辺部分にはフック部5D、5Eが設けられ、該
側辺部分を幕板4に引掛けるようにしている。
かかる洗面化粧台のカバーの固定構造によると、カバー
5が棧木10に直接に固定されるので、カバー5の固定取
付強度が高い。また、幕板4に対して加えられる外力が
小さくなるので、幕板4に要求される強度やその取付強
度の低減が図れる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の洗面化粧台においては、
前側に突き出る洗面器を被うカバーが棧木に直接に取り
付けられているので、幕板の要求強度や幕板の要求取付
強度が低減される。このため、部材コストの低減や構造
の簡易化が図れる。しかも、棧木へのカバーの取り付け
を極めて容易に行え、取り付け後のカバーの安定性も高
い。
なお、本考案においても、カバー自体を小型化できる結
果、その剛性を上げて強度を大きくすることができ、耐
久性の向上が図れる。また、木製の幕板を備えることに
より、周囲のキャビネット類との違和感をなくすことが
でき、システムタイプとしたときの全体の調和も良好に
保たれ、製品の品位向上も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す洗面化粧台
の要部縦断面図、第3図はカバー及び幕板の分解斜視
図、第4図は全体斜視図、第5図は従来例を示す断面
図、第6図は同斜視図である。 1……カウンター、2……洗面器、3……水栓、4……
幕板、5……カバー、10……棧木。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウンターに一体化する洗面器の取付部分
    を前側に突き出し、前記洗面器を前記カウンターを載せ
    るキャビネットよりも前側に突き出して配置する洗面化
    粧台であって、前記洗面器が突き出る部分を除いた領域
    を被覆する幕板を前記カウンターの開口全体に配置し、
    更に前記洗面器の前面を覆う合成樹脂製のカバーを設け
    た洗面化粧台において、 該カバーの下縁に舌片部を後方へ突設し、該舌片部を前
    記幕板の背面部分の棧木に対し留め付けてなり、 該舌片部は下向きコ字形状部を有しており、前記幕板の
    上縁が該下向きコ字形状部に入り込んでいることを特徴
    とする洗面化粧台。
JP1990026811U 1990-03-16 1990-03-16 洗面化粧台 Expired - Lifetime JPH0748144Y2 (ja)

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JP1990026811U JPH0748144Y2 (ja) 1990-03-16 1990-03-16 洗面化粧台

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JP1990026811U JPH0748144Y2 (ja) 1990-03-16 1990-03-16 洗面化粧台

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JPH03118083U JPH03118083U (ja) 1991-12-05
JPH0748144Y2 true JPH0748144Y2 (ja) 1995-11-08

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ID=31529691

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59115986U (ja) * 1983-01-28 1984-08-04 松下電器産業株式会社 洗面台
JPS6128446U (ja) * 1984-07-25 1986-02-20 東芝設備機器株式会社 家具
JPS61118486U (ja) * 1985-01-14 1986-07-26
JPH0357181Y2 (ja) * 1987-12-14 1991-12-26

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