JPH0356706A - 作業車の油圧回路構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばバックホウ等の作業車の油圧回路構造
に関し、詳しくは、第１油圧装置及び第２油圧装置への
圧油を各別に制御する２つのパイロット油圧操作式３位
置切換制御弁を設けるとともに、単一の操作具により択
一的に操作される一対のパイロット弁夫々からの圧油路
を、一方の前記切換制御弁の一対のパイロット油路に連
通接続する状態と、他方の前記切換制御弁の一対のパイ
ロット油路に連通接続する状態とに手動切換操作自在な
流路切換弁を介装してある作業車の油圧回路構造に関す
る。

〔従来の技術〕

上記作業車としてバックホウの油圧回路構造において、
従来では、例えば第４図に示す構造のものがあった。つ
まり、旋回用油圧モータ（Ｍ，〉の切換制御弁（Ｖ．）
とバックホウ装置格納用油圧シリンダ（ｌ１）の切換制
御弁（Ｖ．）とに対するパイロット油路を流路切換弁（
２４′）の手動操作により切換え、操作対象を選択する
よう構成し、前記流路切換弁（２４゜）の出力側の非連
通側接続ポートの夫々を閉塞状態に形成してあった。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記従来構造では、旋回用油圧モータ（Ｍ３
）を正逆いずれかに駆動している状態で、前記流路切換
弁（２４゜）を切換え操作すると、旋回制御用パイロッ
ト油路内の油は前記閉塞状態の接続ポートによって閉じ
込められることになり、バックホウは旋回動作を続行す
ることとなって作業者の意に反する動作になってしまう
という欠点があった。

本発明は、上記不具合点を解消することを目的としてい
る。

〔課題を解決するための手段〕 本発明の特徴は、冒頭に記載した作業車の油圧回路構造
において、前記流路切換弁において、前記第１切換制御
弁の各パイロット油路に対する非連通側接続ボート及び
前記第２切換制御井の各パイロット油路に対する非連通
側接続ポートの夫々を連通ずる油路を形成してある点に
ある。

〔作　用〕

第１あるいは第２油圧装置のいずれかを駆動中に、流路
切換弁を切換え操作した場合であっても、切換え前にパ
イロット油圧が供給されていたパイロット油路は、前記
連通油路を介して反対側パイロット油路に連通ずるので
、当該切換制御弁は両側パイロット油圧が平均化されて
中立位置に復帰することになる。

〔発明の効果〕

従って、本発明によれば、一方の切換制御弁が油圧装置
駆動状態にあるときに、パイロット油路を切換えても、
油圧装置駆動状態が続行するといった不都合が回避でき
て操作上の安全性が高められるものとなった。しかも、
わずかな連通油路を形或するだけの簡単な構造改良で済
むのである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第３図に本発明に係る作業車の一例である全旋回型バッ
クホウを示している。このバックホウは、油圧駆動式ク
ローラ走行装置（１）を備えた走行機体上に旋回台（２
）を全旋回自在に搭載するとともに、旋回台（２〉上に
エンジン（３）、操縦部（４）を配設し、かつ、堀削作
業装置（５）を連結して構成してあり、走行機体前部に
はドーザシリンダ（６）により昇降自在なドーザ装置（
７）を連結してある。

前記堀制作業装置（５）は、夫々揺動自在なブーム（８
）、アーム（９）及びパケット（ＩＯ）から成り、スウ
ィングシリンダ（１２）によって縦軸芯周りで格納揺動
自在にスウィングブラケット（ｌ２）を介して旋回台（
２）に連結してある。又、ブームシリンダ（ｌ３）、ア
ームシリンダ（ｌ４）及びパケットシリンダ（ｌ５）夫
々の伸縮油圧駆動により堀削作業を行うよう構成してあ
る。

以下、油圧回路構造について説明する。第ｌ図に油圧回
路を示す。エンジン（３）により駆動される一対の可変
容量型油圧ポンプ（ＰＩ），（Ｐ！）からの圧油を夫々
、右側走行油圧モータ（Ｍ１）、ブームシリンダ（ｌ３
）及びパケットシリンダ（ｌ５）と、左側走行油圧モー
タ（Ｍｚ）、アームシリンダ（１４）及びサービスポー
ト（１６）とに供給する油圧系と、固定容量型油圧ボン
ブ（Ｐ３）からの圧油を第１油圧装置としての旋回用モ
ータ（Ｍ３）、第２油圧装置としてのスウィングシリン
ダ（１１）及びドーザシリンダ（６）に供給する油圧系
と、パイロット油圧操作系とから油圧回路を構成してあ
る。

そして、各油圧系には、夫々、手動操作式の左右走行用
切換制御弁（Ｖ＋），（ｖｔ）、ドーザ用切換制御弁（
Ｖ３）及びサービス用切換制御弁（ｖ４）を介装すると
ともに、アーム（９）、ブーム（８）、パケット（１０
）、旋回用モータ（Ｍ３）及びスウィングシリンダ＜１
１）を夫々駆動制御するパイロット油圧操作式３位置切
換制御弁（Ｖａ），（Ｖｓ）．　（Ｖｙ），　（Ｖｓ）
，（ｖ１）を介装してある。次にパイロット油圧操作系
について説明する。前記したアームシリンダ（ｌ４）、
ブームシリンダ（ｌ３）及びパケットシリンダ（ｌ５）
を夫々駆動制御操作する操作具（１７）．　（１８），
（ｌ９）に、正逆方向への操作で択一的に操作される各
々一対のパイロット弁（Ｐｖ＋　）．　（ＰＶ２　）を
取付けるとともに、前記旋回用モータ（Ｍ３）あるいは
スウィングシリンダ（ｌ１）を選択的に駆動制御操作す
る単一の操作具（２０）に、その正逆方向への操作で択
一的に操作される各々一対のパイロット弁（ＰＶ＋）．
　（ＰＶ２）を取付けてある。つまり、油圧ポンプ（Ｐ
４）からの圧油が供給される前記パイロット弁（ＰＶＩ
），　（ＰＶ！）夫々からの圧油路（２１ａ），（２ｌ
ｂ）を、旋回モータ用切換制御弁（Ｖ．）のパイロット
油路（２２ａ），　（２２ｂ）に連通接続する状態と、
スウィングシリンダ用切換制御弁（Ｖ３）のパイロット
油路（２３ａ），　（２３ｂ）に連通接続する状態とに
手動切換操作自在な流路切換弁（２４）を介装してある
。

第２図に前記流路切換弁（２４）を示している。

この流路切換弁（２４）は一側面に、前記両圧油路（２
１ａ）．　（２ｌｂ）が接続される一対のパイロット圧
油ボート（２５），　（２６）、旋回モータ用切換制御
弁（Ｖ３）のパイロット油路（２２ａ），　（２２ｂ）
が接続されるモータ用接続ポート（２７），　（２８）
及びスウィングシリンダ用切換制御弁（Ｖ３）のパイロ
ット油路（２３ａ），　（２３ｂ）が接続されるスウィ
ング用接続ポート（２９），　（３０）夫々を形成して
あり、内方側に、流路を切換えるための回動操作式スブ
ール（３１）を備えてある。前記スプール（３２）には
、前記各接続用ポートに対応する位置に夫々、切欠（３
２）及び連通孔（３３）を形成して、切換え用油路を構
戒するとともに、前記モータ用接続ポート（２７），（
２８）及び前記スウィング用接続ポー｝　（２９），　
（３０）のうち非連通側の接続ポートの夫々を連通ずる
油路（３４），　（３５）を形成してある。

このように構成すると、例えば前記流路切換弁（２４）
を旋回モータ側に切換えた状態で、旋回モータ（Ｍ３）
を回動駆動させている場合、つまり、旋回モータ用切換
制御弁（Ｖ２）の一方のパイロット油路（２２ａ）にパ
イロット圧が加えられているときに、誤って、流路切換
弁（２４）を切換え操作した場合であっても、前記パイ
ロット油路（２２ａ）内の圧油は前記連通油路（３３）
を介して他方のパイロット油路（２２ｂ）と連通して圧
力が均等化して弱められて中立復帰し、旋回モータ（Ｍ
３）が作業者の意に反して回転を続行するのを防止でき
るのである。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係る作業車の油圧回路構
造の実施例を示し、第１図は肋圧回路図、第２図（イ）
は流路切換弁の横断平面図、第２図（０）はスプールの
斜視図、第２図（ハ）は流路切換弁の正面図、第２図（
二）は流路切換弁の縦断側面図、第３図はバックホウの
全体側面図である。そして、第４図は従来例を示す油圧
回路図である。 （ｌ１）・・・・・・第２油圧装置、（２０）・・・・
・・操作具、（２２ａ），　（２２ｂ），　（２３ａ）
，　（２３ｂ）＝−パイロット油路、（２４）・・・・
・・流路切換弁、（３４）．　（３５）・・・・・・油
路、（Ｍ３）・・・・・・第１油圧装置、（Ｖｓ），（
Ｖ＊）・・・・・・切換制御弁、（ＰＶ＋　），　（Ｐ
Ｖ！　）・・・・・・パイロット弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１油圧装置（Ｍ＿３）及び第２油圧装置（１１）への
   圧油を各別に制御する２つのパイロット油圧操作式３位
   置切換制御弁（Ｖ＿■）、（Ｖ＿■）を設けるとともに
   、単一の操作具（２０）により択一的に操作される一対
   のパイロット弁（ＰＶ＿１）、（ＰＶ＿２）夫々からの
   圧油路を、一方の前記切換制御弁（Ｖ＿■）の一対のパ
   イロット油路（２２ａ）、（２２ｂ）に連通接続する状
   態と、他方の前記切換制御弁（Ｖ＿■）の一対のパイロ
   ット油路（２３ａ）、（２３ｂ）に連通接続する状態と
   に手動切換操作自在な流路切換弁（２４）を介装してあ
   る作業車の油圧回路構造であって、前記流路切換弁（２
   ４）において、前記第１切換制御弁（Ｖ＿２）の各パイ
   ロット油路（２２ａ）、（２２ｂ）に対する非連通側接
   続ポート及び前記第２切換制御弁（Ｖ＿２）の各パイロ
   ット油路（２３ａ）、（２３ｂ）に対する非連通側接続
   ポートの夫々を連通する油路（３４）、（３５）を形成
   してある作業車の油圧回路構造。