JPH0356561Y2 - - Google Patents

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JPH0356561Y2
JPH0356561Y2 JP1985066735U JP6673585U JPH0356561Y2 JP H0356561 Y2 JPH0356561 Y2 JP H0356561Y2 JP 1985066735 U JP1985066735 U JP 1985066735U JP 6673585 U JP6673585 U JP 6673585U JP H0356561 Y2 JPH0356561 Y2 JP H0356561Y2
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column
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pillar
fitting
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、柱と柱の結合や、柱と梁の結合等
に使用する柱接合部材に関するものである。
従来例を第1図および第2図に基づいて説明す
る。第1図に示す柱接合部材10は、柱12と柱
14を接合するとともに梁16(第2図参照)を
も接合すものである。図において、18は鋳綱、
鍛綱、可鍛鋳鉄等で形成された角パイプ形状の柱
接合部材10の本体である。本体18の上下の両
端部には、接合する柱12,14の内径に等しく
なるように本体18より細径に形成した嵌入部2
0,20が本体18と一体に形成されている。ま
た、本体18と嵌入部20,22との間に、本体
18の外周面から細径の嵌入部20,22の外周
面に渡つて傾斜したテーパ面からなる開先段面2
4,26が設けられている。この開先段面24,
26の最小径部が当り部25,27となる。な
お、本体18は表面に梁16(第2図参照)が接
合できる長さを有している。
次に、このようにして形成された柱接合部材1
0に柱12,14を接合する手順を説明する。柱
12,14はそれぞれ角パイプ形状をしており、
柱接合部材10の上下両端部の嵌入部20,22
を柱12,14の開口端に嵌入する。柱12,1
4の内径は嵌入部20,22の外径に等しいの
で、嵌入部20,22の外周面が柱12,14の
内周面に密着する。嵌入部20,22を柱12,
14内に嵌入して行き、柱12,14の端面2
8,30が当り部25,27に達すると、それ以
上は嵌入できなくなる。このようにして、嵌入部
20,22を柱12,14の内部に嵌入して位置
決めが終了すると、次に柱接合部材10と柱1
2,14を溶接する。溶接作業を行なう場合に
は、柱12,14の端面28,30と柱接合部材
10の開先段面24,26との間に生じた〓間を
開先として利用できる。すなわち、柱12,14
の端面28,30と開先段面24,26との間に
生じた〓間内にて、柱12,14と柱接合部材1
0およびアーク溶接等の溶接棒(図示せず)を溶
かし、柱12,14と柱接合部材10とを突合せ
溶接する。
柱12,14との接合が済むと、さらに第2図
に示すように、柱接合部材10の本体18の表面
に梁16を接合する。梁16の接合の手順は、梁
16のエンドプレート(図示せず)に明けた挿通
孔ボルト(図示せず)を挿通し、柱接合部材10
の本体18に設けたねじ穴(図示せず)に締結し
て行なう。このように、柱接合部材10は梁16
を接合する柱としての役割も兼備えている。
このように構成さた柱接合部材によると次の効
果が得られる。柱接合部材10の嵌入部20,2
2を柱12,14の開口端に嵌入して、柱接合部
材10を柱12,14に接合すると、柱12,1
4の端面28,30と開先段面24,26との間
の〓間が生ずる。この〓間が開先となり、柱接合
部材10を柱12,14に溶接する際に開先加工
を施す手間が省け、溶接作業が容易に行なえる。
ところが、開先段面24,26がテーパ面である
ため、柱12,14の端面28,30の当たり位
置が変動しやすく、接合後における柱12,14
および柱接合部材10からなる柱体の長さ精度が
安定しないという問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、接合後の柱の長さの精度を
向上することができる柱接合部材を提供すること
である。
〔考案の開示〕
この考案の柱接合部材は、筒状の本体と、この
本体の端部に前記本体より細径の柱の開口端に嵌
入する嵌入部を形成し、この嵌入部と前記本体と
の間に形成した開先段面と、この開先段面と前記
嵌入部の周面に接面した直方体からなり前記柱の
端面が前記開先段面との間に〓間を形成した状態
で当たる当り部とを設けたものである。
この考案の実施例を第3図および第4図に基づ
いて説明する。第3図は柱接合部材38の上部の
斜視図である。図において、40は角パイプ形状
の本体であり、本体40の上端部に細径の角パイ
プ形状の嵌入部42が形成されている。また、嵌
入部42と本体40との間には開先段面43が形
成されている。さらに、嵌入部42の周囲におい
て、開先段面43に直方体形状の当り部44が突
設されている。なお、本体40下端部にも嵌入部
および当り部(図示せず)が設けられている。
第4図は、嵌入部42を角パイプ形状の柱46
の開口端に嵌入した状態を示している。嵌入部4
2の外面は柱46の内面に密接し、柱46の端面
48は当り部44の上面に当つて位置決めされて
いる。また、当り部44により柱46の端面48
と開先段面43との間には〓間が生じる。この〓
間を開先として利用し、柱46と柱接合部材38
を溶接する。なお、柱接合部材38の本体40の
表面には、梁(図示せず)をボルト止めする。
このように構成された柱接合部材において、当
り部44が直方体であるので、柱46の端面48
に当つて確実に位置決めできる。したがつて、柱
46と柱接合部材38からなる柱体の長さ決定が
高精度に行なえる。
〔考案の効果〕
この考案の柱接合部材によれは、柱の端面が当
り部に当つてそれ以上は嵌入できなくなる。すな
わち、嵌入部の嵌入する深さが正確に決まつてお
り、柱とこの柱に接合した柱接合部材からなる柱
体の長さの精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の部分断面図、第2図はその接
合後の概略図、第3図はこの考案の一実施例の部
分斜視図、第4図はその部分断面図である。 38……柱接合部材、46……柱、40……本
体、42……嵌入部、43……開先段面、44…
…当り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の本体と、この本体の端部に前記本体より
    細径に形成され柱の開口端に嵌入する嵌入部と、
    この嵌入部と前記本体との間に形成した開先段面
    と、この開先段面と前記嵌入部の周面に接面した
    直方体からなり前記柱の端面が前記開先段面との
    間に〓間を形成した状態で当る当り部とを備えた
    柱接合部材。
JP1985066735U 1985-05-04 1985-05-04 Expired JPH0356561Y2 (ja)

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JP1985066735U JPH0356561Y2 (ja) 1985-05-04 1985-05-04

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JP1985066735U JPH0356561Y2 (ja) 1985-05-04 1985-05-04

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JPS61184004U JPS61184004U (ja) 1986-11-17
JPH0356561Y2 true JPH0356561Y2 (ja) 1991-12-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59194401U (ja) * 1983-06-13 1984-12-24 旭化成株式会社 柱・梁剛接合装置

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JPS61184004U (ja) 1986-11-17

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