JPS5823844Y2 - 柱の仕口構造 - Google Patents

柱の仕口構造

Info

Publication number
JPS5823844Y2
JPS5823844Y2 JP1978122070U JP12207078U JPS5823844Y2 JP S5823844 Y2 JPS5823844 Y2 JP S5823844Y2 JP 1978122070 U JP1978122070 U JP 1978122070U JP 12207078 U JP12207078 U JP 12207078U JP S5823844 Y2 JPS5823844 Y2 JP S5823844Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
notch
plane
joint structure
horizontal beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978122070U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5537986U (ja
Inventor
孝彦 脇田
Original Assignee
株式会社クボタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP1978122070U priority Critical patent/JPS5823844Y2/ja
Publication of JPS5537986U publication Critical patent/JPS5537986U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5823844Y2 publication Critical patent/JPS5823844Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋳鋼管等からなる柱の仕口構造に関するもの
である。
従来、管柱の仕口構造として、第3図に示すように柱体
31の外面に補強兼用の環状突部32を設け、該環状突
部32に、柱体31の軸方向と平行な平面で切り落して
なる切欠部33を設けたものが提案されている。
このような切欠33を設けることにより、■型鋼からな
る水平梁34のフランジ35と環状突部32とを突合せ
溶接するにあたり、平面ないし直線で突合せることがで
きる。
しがし、切欠33とフランジ35とは単に突合せるのみ
であるから、立設された柱体31に水平梁34を溶接す
るにあたっては、該水平梁34を補助板36の仮付は等
によって柱体31に保持させておく必要があり、また溶
接個所の下面には裏当て金37を必要とし、溶接作業が
煩雑である。
本考案は、溶接にあたっての梁の保持や裏当て金の施工
を省き得る仕口構造を提案するものであり、以下その一
実施例を第1図および第2図と共に説明する。
1は鋳鋼管からなる柱体であり、軸方向に離れた外面の
2個所に環状突部2が一体鋳造により形成されている。
環状突部2は滑かな曲線で漸次隆起し、その先端部は管
体1と同心の円筒面2aに形成されている。
環状突部2には周方向の4個所に仕口として切欠3が設
けられている。
該切欠3は環状突部2の一側面側に、柱体1の軸方向と
直交する平面3aと軸方向に平行な平面3bとの2平面
で形成されており、切欠3の形成により弧状突部4が形
成されている。
切欠3の柱体1軸方向の深さhは、環状突部2の円筒面
2aの幅の略半半分に形成されている。
なお、切欠3の平面3bは平面3aに対して90°(垂
直)以上に開いていてもよい。
つぎに、柱体1の立設後にI型鋼からなる水平梁5を接
合する作業につき説明する。
水平梁5の被溶接部分すなわち両フランジ6.6の端部
をウェブ7の端部より若干突出させておき、該両フラン
ジ6.6の端部を両環状突部2,2の切欠3平面3a上
に載せる。
フランジ6と切欠3の平面3bとの間には若干の間隙を
設けておき、この間隙を開先とする。
また、ウェブ7の端部には突部7aを形成しておき、該
突部7aを柱体1の外面に接当させることにより水平梁
5の柱体1に対する位置決めがなされる。
この後、水平梁5のフランジ6の端部と切欠3の端面3
bとの間を溶接する。
8は溶接ビードである。
このようにして水平梁5の接合作業が完了するが、上述
のように水平梁5のフランジ6の端部を切欠3の平面3
aに載せて溶接を行なうので、該溶接にあたって水平梁
5の支持が不要もしくは簡単な支持で足り、しかも裏当
て金も不要であり、そのため第3図の従来の仕口構造と
比較して溶接作業が簡単に行なえる。
また、切欠3は2平面3 a 、3 bからなるもので
あるため、該切欠の形成は環状突部2の鋳造と同時に、
あるいは鋳造後機械加工により容易に形成することがで
きる。
なお、ウェブ7の突部7aと柱体1の外面との接当部は
必要に応じて溶接する。
以上説明したように、本考案によれば、環状突部に仕口
として設ける切欠を、柱体軸方向に略直交する平面とこ
れに交差する平面との2平面で形成したので、上記の直
交する平面に梁の被溶接部分を載せることにより、鉄梁
の支持を行なうことなく、あるいは簡単な支持を行なう
だけで溶接を行なうことができ、しかも裏当て金が不要
であり、そのため簡単な作業で梁の接合を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は柱と梁との接合状態の側面図、第2図は柱の横断面図
、第3図は従来の柱と梁との接合状態の側面図である。 1・・・・・・柱体、2・・・・・・環状突部、3・・
・・・・切欠、3 a 、3 b・・・・・・平面、5
・・・・・・水平梁、6・・・・・・フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱体の外面に設けた環状突部に、柱体軸方向に略直交す
    る平面と、該平面とを交差する平面とで形成される切欠
    を設けたことを特徴とする柱の仕口構造。
JP1978122070U 1978-09-04 1978-09-04 柱の仕口構造 Expired JPS5823844Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978122070U JPS5823844Y2 (ja) 1978-09-04 1978-09-04 柱の仕口構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978122070U JPS5823844Y2 (ja) 1978-09-04 1978-09-04 柱の仕口構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5537986U JPS5537986U (ja) 1980-03-11
JPS5823844Y2 true JPS5823844Y2 (ja) 1983-05-21

Family

ID=29079835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978122070U Expired JPS5823844Y2 (ja) 1978-09-04 1978-09-04 柱の仕口構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5823844Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS639015Y2 (ja) * 1980-07-30 1988-03-17

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435527Y2 (ja) * 1973-05-25 1979-10-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5537986U (ja) 1980-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5823844Y2 (ja) 柱の仕口構造
JPH11200489A (ja) 接合金物付鋼管柱および環状接合金物
JPS5820389A (ja) パイプの摩擦溶接継手構造
JP3079798B2 (ja) 梁の溶接方法
JPH0515431Y2 (ja)
JP2002180540A (ja) 角形鋼管柱用構造体の製造方法
JPS647173B2 (ja)
JPH0765382B2 (ja) 側柱・角柱用ダイヤフラム内蔵角形鋼管柱
JP3096723B2 (ja) 柱・梁の接合装置
JPS6358679B2 (ja)
JP2719544B2 (ja) 柱梁接合部
JP2024060474A (ja) 鋼管柱接合構造
JP3033222B2 (ja) 角形鋼管部材の内ダイアフラム形成方法
JP3529360B2 (ja) 鋼管柱
JPH0356561Y2 (ja)
JPH0161305U (ja)
JPH0781314B2 (ja) 上下鉄骨柱の接合構造
JP2004060364A (ja) 鉄骨構造物及び鋼管柱と梁の溶接接合用仕口コア
JPS6139768Y2 (ja)
JPS60231581A (ja) 角型鋼管柱の製造方法
JPH0213607U (ja)
JPH0235381Y2 (ja)
JP2670735B2 (ja) 柱継手工法
JPH04371623A (ja) 柱と梁の接合装置
JPS6427174U (ja)