JPH0356260Y2 - - Google Patents

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JPH0356260Y2
JPH0356260Y2 JP1985021222U JP2122285U JPH0356260Y2 JP H0356260 Y2 JPH0356260 Y2 JP H0356260Y2 JP 1985021222 U JP1985021222 U JP 1985021222U JP 2122285 U JP2122285 U JP 2122285U JP H0356260 Y2 JPH0356260 Y2 JP H0356260Y2
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JP
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valve
support cap
elastic gasket
cap
diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は、エアゾル噴射装置のマウンテンキ
ヤツプ1における弁筐支持用の支持帽2と弁桿3
とがつねに同心の態様に組立てられている噴射弁
アセンブリーを低コストにおいて確実に生産する
手段を提供することがその目的である。
エアゾル噴射装置の噴射弁アセンブリーは、周
知の通り、そのマウンテンキヤツプ1には弁筐4
支持用の支持帽2があり、弁筐4の口つば41が
弾性ガスケツト5を介して支持帽2に嵌着され、
かつ有底の軸孔31およびこれに接続して周面に
開いている弁孔32をもつ弁桿3が弾性ガスケツ
ト5に挿通されており、この弁桿3は、弁筐4の
内部に介挿されたバネ6により弾支されている。
このような噴射弁アセンブリーを組み立てるの
にあたつては、まず、弾性ガスケツト5を嵌めた
弁桿3を支持帽2の頂板21の中心孔22に挿通
するとともに、弾性ガスケツト5を支持帽の頂壁
21に係合させる。その際、組立ての便宜上、図
示とは上下転倒の態様で行うのが通例である。つ
いで弁バネ6を弁桿3の基部33に係合させた
上、弁筐の口つば41を支持帽2に嵌挿し、支持
帽2の周壁を巻締めすることにより、弾性ガスケ
ツト5を介して弁筐4を支持帽に嵌着固定するの
である。
さて、上記した噴射弁アセンブリーにおいて、
従来の弾性ガスケツト5は、第3図に示すよう
に、支持帽2の内径よりも一般に0.3〜0.4m/m
小さい直径のものが用いられている。なぜなら
ば、支持帽2の内径と等しい直径の弾性ガスケツ
トは弁筐4とともに支持帽2に嵌着される際、周
面に応力を受けて変歪し、第5図に示すように、
中央部が下向に凹んだ状態となり、従つて、弁桿
の弁孔32と弁室42間の気密が不完全になる場
合が多発するからである。
第5図に示した弾性ガスケツト5の中心陥没
は、弁孔32を環状溝の底に設けるタイプの弁桿
と組み合わせた場合は発生し難いのであるが、そ
のタイプの弁桿の量産は抜型成型が不能で、割型
成型によらざるを得ず、生産コストの面で著しく
不利である。
また、第3図に示すような、支持帽2の内径よ
りも小径のガスケツト5を用いれば上記の欠点は
避けられるが、そのかわり、組立てによほどの注
意を払わないと、弾性ガスケツトの中心孔に挿通
されている弁桿3が、支持帽に対して偏心する場
合が多い。第4図に示すような、ニユーマングリ
ンタイプの押ボタン7は、弁桿3に嵌合する柄部
71が下方に長く伸びており、押ボタン7の押下
げの際、柄部71の下端が弾性ガスケツト5の中
央部を押圧するようになつているが、弾性ガスケ
ツト5が第3図、第4図に示すように偏心してい
ると、押ボタン7を操作するとき、支持帽の頂板
の中心孔22の周縁23に柄部71の下端の一部
が衝突するため、弁桿3が降下しないような不良
品が発生する。この考案は特にこのような生産時
における不良品の発生を防止するとともに、前記
した柄部71のない一般の押ボタンをそなえるエ
アゾル噴射装置の生産においても、その際のアセ
ンブリー作業の自動化を円滑にする手段を提供す
るものである。
(考案の構成) この考案にかかるエアゾル噴射容器の噴射弁は
つぎのようにしてなつている。すなわち、第1図
を参照し、1はエアゾル噴射容器のマウンテンキ
ヤツプで、弁筐支持用の支持帽2を有している。
5は弾性ガスケツトで、支持帽2に軸挿した環状
の弾性板からなつている。3は弁桿で、その小径
の茎部は弾性ガスケツト5に密に挿通されている
が、この茎部には有底の軸孔31およびこれに接
続して周面に開いている弁孔32が穿たれてい
る。弁桿3の大径の基部33は弁筐4に挿入され
ている弁バネ6に弾支されている。この考案は上
記のようなマウンテンキヤツプ1と弾性ガスケツ
ト5と、弁筐4と、弁桿3とを有するアセンブリ
ーであり、このようなアセンブリーはエアゾル噴
射容器において周知のものである。しかしなが
ら、この考案によれば前記した弾性ガスケツト5
はつぎのように構成されている。すなわち、第1
に、この弾性ガスケツト5は支持帽2の内径と実
質的に等しい直径を有している。第2に、第2図
を参照し、この弾性ガスケツト5においては、そ
れぞれその板厚を通じて中心方向にくぼませた多
数の一定形状の切欠き51が外周部に等間隔に配
置されており、隣り合う切欠き51間には前記の
板厚をもつて径方向に突出する小突起52が形成
されている。なお、切欠き5および小突起52の
数はたとえば8ないし16程度が適当であるがその
数は偶数でも奇数でもよい。
すなわち、この考案は前記のようにしてなり、
小突起52は実質的に支持帽2の内径と同径の環
状弾性板の外周部に穿たれた切欠き51によつて
形成されているので、各小突起52の先端面にお
ける半径は実質的に等しい。従つて、噴射弁アセ
ンブリーの組立てにおいてマウンテンキヤツプの
支持帽2に挿入する際、弾性ガスケツト5は支持
帽2に完全に嵌合し、その場合、その中心孔に挿
入した弁桿3と支持帽2とは完全に同心である。
そこで、従来と同様、弁桿3を挿入した弾性ガス
ケツト5を支持帽2に挿入し、弁バネ6を挿入し
た弁筐4の口つば41を支持帽2に挿入し、巻締
機を用いて弁筐4を支持帽2に嵌着固定すれば、
弾性ガスケツト5の外周部は、弁筐の口つば41
によつて支持帽2の頂板21に強圧され、直径拡
大の方向に伸びようとする。しかしながら、前記
のように、支持帽2の内周面と弾性ガスケツト5
とは多数の小突起52のみによつて係合し、隣接
する小突起52間には切欠き51が形成されてい
るため、前記直径拡大方向への伸びようとするた
めに外周部が支持帽2の筒壁から受ける応力が切
欠き51および小突起52の変歪により吸収され
る結果、その変歪は弾性ガスケツト5の中央部に
は及ばない。かくして第5図に示すような中心陥
没の状態は発生せず、弁バネ6の押圧力と相まつ
て、第1図に示すように、弾性ガスケツト5の全
体が支持帽の頂板21に接し、かつ、弾性ガスケ
ツト5によつて支持されている弁桿3と支持帽2
との同心性が確保され、従つて、頂板の中心孔2
2の周縁23と弁桿3とは全周において等間隔に
保たれる。前記したように、切欠き51は一定形
状で、板厚を通じ中心方向にくぼんだものである
ことが必要であるとともに、その数が多数であ
り、かつ等間隔に配置されていることが必要であ
る。このような条件に欠けたものであれば、外周
部における変歪が局部的に不均等となり、その結
果局部的に発生した大きな歪みが中央部に及び目
的が達成できないからである。
(発明の効果) 前記したように、この考案によれば、噴射弁ア
センブリーの生産時において、マウンテンキヤツ
プの支持帽2と弁桿3との同心性が完全に確保さ
れ、支持帽2の頂板における中心孔の周縁23と
弁桿3間の間隔が全周において一定に保たれるの
で、弁桿3に嵌設した前記ニユーマングリン型の
押ボタン7の柄部71が支持帽の頂板の中心孔2
2に円滑に出入りでき、したがつてこのような押
ボタン7を装着したエアゾル噴射装置の生産にお
いて、弁桿3の偏心に起因する不良品の発生は完
全に防止される。また、エアゾル噴射装置の量産
組立においては、作業台上の位置ぎめ箇所に押ボ
タンが供給され、水平に間欠移動する前記噴射弁
アセンブリーがこの位置ぎめ箇所に到達したとき
押ボタンを弁桿に嵌着する工程が含まれる。この
場合、この考案によれば、前記した噴射弁アセン
ブリーにおいて、マウンテンキヤツプに対する弁
桿の偏心がなく、たがいに同心の関係に保たれて
いるので、押ボタンに対して噴射弁アセンブリー
が移動して停止する位置の位置ぎめが正確であれ
ば、前記したニユーマングリンタイプに限らず、
どのようなタイプの押ボタンでも正確かつ円滑に
弁桿に嵌合することができる。
また、この考案によれば、環状溝の底に弁孔を
設けるタイプの弁桿を使用する必要がなく、図示
例のように抜型成型による簡単な構造の弁桿の使
用が可能なので、エアゾル容器のコスト低下への
寄与も大きい。
かくして、この考案によれば、一般の押ボタン
を装着したエアゾル噴射装置の低コスト化に寄与
することが多大であるのみならず、ニユーマング
リンタイプの押ボタンを装着したエアゾル噴射装
置の量産において不良品の発生を完全に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる噴射弁アセンブリー
の縦断面図、第2図は第1図の−断面図、第
3図は従来の弾性ガスケツトをそなえる噴射弁ア
センブリーにおいて第2図に対応する断面図、第
4図は従来の弾性ガスケツトをそなえる噴射弁ア
センブリーにニユーマングリンタイプの押ボタン
を装着したものの要部縦断面図、第5図は噴射弁
アセンブリーにおいて支持帽の内径と等しい直径
の弾性ガスケツトを装着したときの態様を示す要
部縦断面図である。 1はマウンテンキヤツプ、2は支持帽、21は
頂板、22は中心孔、23は中心孔の周縁、3は
弁桿、31は軸孔、32は弁孔、33は基部、4
は弁筐、41は口つば、42は弁室、5は弾性ガ
スケツト、51は切欠き、52は小突起、6は弁
バネ、7は押ボタン、71は柄部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁筐支持用の支持帽2を有するエアゾル噴射容
    器のマウンテンキヤツプ1と、支持帽2に軸挿し
    た環状の弾性板からなる弾性ガスケツト5と、口
    つば41を支持帽2に嵌着するとともに口つば4
    1により弾性ガスケツト5の外周部を支持帽2の
    頂板21に圧接固定した弁筐4と、有底の軸孔3
    1およびこれに接続して周面に開いている弁孔3
    2を穿つた小径の茎部を弾性ガスケツト5に密に
    挿通するとともに弁筐4に挿入した弁バネ6に大
    径の基部を弾支させた弁桿3とを有するアセンブ
    リーにおいて、前記弾性ガスケツト5は、支持帽
    2の内径と実質的に等しい直径を有し、それぞれ
    その板厚を通じて中心方向にくぼませた多数の一
    定形状の切欠き51を外周部に等間隔に配置する
    とともに隣り合う切欠き51間に前記板厚をもつ
    て径方向に突出する小突起52を形成させてなる
    エアゾル噴射容器の噴射弁アセンブリー。
JP1985021222U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0356260Y2 (ja)

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JPS61139764U JPS61139764U (ja) 1986-08-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318808A (en) * 1977-03-07 1978-02-21 Mitani Valve Co Ltd Pressure sprayers

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639572Y2 (ja) * 1976-05-14 1981-09-16

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318808A (en) * 1977-03-07 1978-02-21 Mitani Valve Co Ltd Pressure sprayers

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JPS61139764U (ja) 1986-08-29

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