JPH0355925Y2 - - Google Patents

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JPH0355925Y2
JPH0355925Y2 JP1983177498U JP17749883U JPH0355925Y2 JP H0355925 Y2 JPH0355925 Y2 JP H0355925Y2 JP 1983177498 U JP1983177498 U JP 1983177498U JP 17749883 U JP17749883 U JP 17749883U JP H0355925 Y2 JPH0355925 Y2 JP H0355925Y2
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JP
Japan
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tensile strength
optical cable
core rod
submarine optical
caulking
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JP1983177498U
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JPS6084904U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、海底光ケーブルを中継装置、送受
装置等に接続する時の引留部に関するものであ
る。 海底光ケーブルは、例えば第1図にその断面を
示すように、中心抗張力体1、光フアイバ2、お
よび押え巻テープ層3により光フアイバ集合体が
形成され、この光フアイバ集合体が第1の耐圧パ
イプ4で保護されている。そして、ケーブルに引
張力を付与するため第1の耐圧パイプ4の外周に
綱線等を撚り合わせた2層(1層でもよい)の抗
張力体5が巻回され、さらに第2の耐圧パイプ
6、低密度ポリエチレン層7(LDPE)、高密度
ポリエチレン層8(HDPE)が被覆されている。 第2図は、かかる海底光ケーブルを接続函に接
続する際の引留部の構造10を示したもので、1
1は前記引留部を構成する金属スリーブ、12は
前記金属スリーブ11に嵌入される円形の金属芯
棒、13は前記した海底光ケーブルの抗張力体5
を第1の耐圧パイプ4から撚り戻して分離した抗
張力線を示している。 この図から理解できるように、海底光ケーブル
は、まず、外周に被覆されているLDPE7、
HDPE8を剥離したのち金属スリーブ11内に嵌
入され、撚り戻しによつて分離した抗張力線13
と第1の耐圧パイプ4の間にリング状の金属芯棒
12を挿入し、前記抗張力線13を金属スリーブ
11の内周面側に押し付ける。そして、金属スリ
ーブ11のBで示した外周面側(かしめ部)にプ
レス等によつて外圧を印加し、金属スリーブ11
と共に抗張力線13を金属芯棒12に圧接するこ
とによつてかしめ止めにする。なお、この際、前
記抗張力線13に接着剤を塗布しておいてもよ
い。 このような構造の引留部は、接続すべき機器が
小形の場合は、引留部の大きさおよび前記かしめ
部の長さを短く設定せざるを得なくなり、ケーブ
ルが引留める力が弱くなるという問題がある。ま
た、金属芯棒12のかしめ部分がフラツトである
ため抗張力線13はC点で急激な角度変化をもつ
ことになるので、この部分に引張応力が集中し、
抗張力線13が規定の強度以下となつて破断する
という事故が発生する。 この考案は、かかる実状にかんがみてなされた
もので、引留部の金属スリーブおよび金属芯棒の
形状を工夫することによつて従来の欠点を解消す
るようにしたものである。 以下、この考案の海底光ケーブル引留部の実施
例を図面に基づいて説明する。 第3図a,bはこの考案の一実施例である引留
部のかしめ前と、かしめ後の一部を断面として示
したもので、第2図と同一部分は同一符号とされ
ている。11Aは前述したかしめ部の内周面が角
θ1のテーパ状に形成されている金属スリーブ、1
2Aは外周面が角θ2のテーパ状となつている金属
芯棒である。なお、この実施例の場合はθ1=θ2
してある。 この実施例の引留部は、上述したように抗張力
線13をかしめ止めするかしめ部が第3図aのよ
うにテーパ状に形成されているので、抗張力線1
3はほぼ直線状に引き出され、従来のように金属
芯棒12Aの先端部分(C点)で角度変化を受け
ることがない。したがつて、かしめ部をかしめる
と、第3図bのようにかしめられ、引き留めに抗
する応力(引張力)は抗張力線13のかしめ部全
体にかかるようになり、引張強度が増加する。 第4図a,bはこの考案の他の実施例である引
留部のかしめ前と、かしめ後の一部を断面として
示したもので、第2図,第3図と同一部分は同一
符号とされている。11Bは前述したかしめ部の
内周面がかしめる前にフラツトの面、つまりテー
パ角θ1=0に形成されている金属スリーブであ
る。 この実施例の引留部は、テーパの角度をθ1=0
【表】 この第1表から理解できるように、従来のフラ
ツトな金属芯棒を持つた引留部は10〜10.5tonで
抗張力線13が破断したのに対し、この考案の半
角が2°(4°)となるようにテーパを設けた金属芯
棒の引留部では、金属スリーブ11A,11B金
属芯棒12Aの材質にもよるがいずれも11.5〜
12.3tonの引張強度をもつことが確認された。(な
お、抗張力線13のオリジナルな引張強度は
12.3tonであつた。) これは、かしめ部をテーパ面としたために引張
力が、かしめ止めされている抗張力線13の最終
端Dにまでおよび金属芯棒12Aの点Cに引張力
が集中しないことによる効果が出たものである。 したがつて、従来のフラツトタイプの引留部に
比較して同じ引張強度を保持する場合は、引留部
の寸法が小さくでき、かしめ荷重を小さくできる
という利点がある。 なお、抗張力線13が設けてある海底光ケーブ
ルであれば、第1図に示した構造と異なるもので
も本願考案の引留部が適用できることはいうまで
もない。 また、かしめ止めに際して接着剤を併用しても
よい。 以上説明したように、この考案の海底光ケーブ
ルは引留部にかしめ止めされる抗張力線がほぼ直
線状となるように金属芯棒の外周面をテーパ状に
し、かしめ止めしたので、引留部を小形にした時
も、引留部にかかる引張強度を大きくすることが
できるという利点を有するものである。 また、テーパ角θ2をテーパ角θ1より僅かに大き
くするとかしめ止め時に抗張力線を緊張した状態
で係止することができ、引留部において抗張力線
にゆるみのない状態で固着することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は海底光ケーブルの一例を示す断面図、
第2図は従来の引留部の構造を示す一部断面図、
第3図a,bはこの考案の引留部の一実施例を示
す一部断面図、第4図a,bはこの考案の他の実
施例を示す一部断面図である。 図中、11Aは金属スリーブ、12Aは金属芯
棒、13は抗張力体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属スリーブと、該金属スリーブ内に嵌入され
    ている金属芯棒により海底光ケーブルの抗張力線
    を挟持し、かしめ止めによつて海底光ケーブルを
    固定する引留部において、前記抗張力線の広がり
    に対応して前記金属芯棒の外周面をテーパ角θ2
    θ2>0に設定し、かしめ止め前の前記金属スリー
    ブのかしめ部内周面のテーパ角θ1がθ2>θ1≧0と
    なるように設定されていることを特徴とする海底
    光ケーブル引留部。
JP17749883U 1983-11-18 1983-11-18 海底光ケ−ブル引留部 Granted JPS6084904U (ja)

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JP17749883U JPS6084904U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 海底光ケ−ブル引留部

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JP17749883U JPS6084904U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 海底光ケ−ブル引留部

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JPS6084904U JPS6084904U (ja) 1985-06-12
JPH0355925Y2 true JPH0355925Y2 (ja) 1991-12-13

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JP17749883U Granted JPS6084904U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 海底光ケ−ブル引留部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750215B2 (ja) * 1985-11-22 1995-05-31 株式会社日立製作所 光フアイバコネクタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56143403A (en) * 1980-04-09 1981-11-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Structure for detaining submarine optical cable

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JPS56143403A (en) * 1980-04-09 1981-11-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Structure for detaining submarine optical cable

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JPS6084904U (ja) 1985-06-12

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