JPH0355684B2 - - Google Patents

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JPH0355684B2
JPH0355684B2 JP15698383A JP15698383A JPH0355684B2 JP H0355684 B2 JPH0355684 B2 JP H0355684B2 JP 15698383 A JP15698383 A JP 15698383A JP 15698383 A JP15698383 A JP 15698383A JP H0355684 B2 JPH0355684 B2 JP H0355684B2
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JP
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wedge
clamp
clamp rod
base
screw shaft
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プレス機械などに金型を取付ける
ような場合に用いられるクランプ装置に関し、よ
り詳細にはクランプロツドがクランプ解放状態で
所定の待避位置に揺動する型式のもので、しかも
クランプ状態がくさびによる機械的なものである
クランプ装置に関するものである。
従来の揺動型のクランプ装置は、いずれも偏心
カムを流体圧シリンダで回動させることによつて
クランプロツドをその長手方向に変位させてクラ
ンプ状態とするようになつている。このような構
成によると、停電、ホース切れ、油圧源やエヤー
源の故障などによつてクランプ能力が消滅する問
題点があり、このことは次の作業再開までにかな
りの時間を要する不都合がある。また、この種の
従来のクランプ装置では、クランプロツドの所定
待避状態が、すなわち脱着する金型の移動時にク
ランプロツドが基部側を中心に揺動変位せしめら
れてできるだけじやまにならない状態とされるそ
の状態が、上記偏心カムの回転駆動と別にクラン
プロツド揺動のための回転駆動とが一つの流体圧
シリンダによつて行われるのが普通で、その双方
は重複しないように順番に行う必要があるもので
あるから、必ずしも十分なクランプロツドの揺動
量が得られない問題もあつた。このことは金型の
移動の際にクランプロツドがじやまになる不都合
がある程度残つていると共にクランプ装置の破損
をまねくおそれもある。
このようなことから、この発明は偏心カムを使
用しないでくさびを使用することにより、停電、
ホース切れ、油圧源やエヤー源の故障などによつ
てもクランプ状態がそのまま持続する構成でしか
もクランプロツドの揺動角を大きくすることがで
きる揺動型クランプ装置の提供を目的とする。
この発明の揺動型クランプ装置の構成は、基部
が機枠に形成された間隙内に位置せしめられその
間隙を形成している平行な対向壁面に沿つて移動
可能に形成されておりその基部から上記間隙外に
伸延形成された先端部に型係合部を有するクラン
プロツドと、上記対向壁面に略直角な方向に上記
基部及び機枠を貫通してくさび摺動孔を穿設しそ
の摺動孔内に収容されてその摺動孔に沿つた方向
のねじ孔を穿設されており所定の後退位置にある
ときクランプ解放状態であつて上記クランプロツ
ドと共に上記対向壁面に沿つて揺動可能に構成さ
れておりその所定の後退位置から前方へ駆動され
たときにくさび作用によつて上記クランプロツド
をその長手方向に駆動してクランプ作用させるよ
うに構成されたくさびと、上記くさびのねじ孔に
螺合し定位置で回転するように上記機枠に支持さ
れているねじ軸と、上記ねじ軸を正逆双方に回転
駆動可能に設けられた回転駆動部とを具備するこ
とを特徴とする。
この構成によれば、回転駆動部がねじ軸を回転
させるとくさびが前進してクランプロツドの基部
を駆動してクランプロツドにクランプ作用させ
る。このクランプ状態はくさびがくさび作用によ
つてクランプロツドの基部を保持している状態で
あるから、くさびが後退せしめられない限りクラ
ンプ状態が確保される。ねじ軸が上記と逆に回転
させられるとくさびが後退してクランプロツドに
対する作用が除かれクランプ解放状態となり、そ
の状態でくさびはクランプロツドと共に対向壁面
に沿つて揺動可能であるから、くさびの後退位置
を制限しておけば、くさびとクランプロツドとが
ねじ軸と共に回動することになり、そのときの回
動がクランプロツドのクランプ位置から待避位置
への揺動である。その揺動角は従来の流体シリン
ダによる駆動のように駆動側の回転角に制限がな
いためにクランプロツドが揺動可能な範囲で揺動
させることが可能となり、従来よりも大幅に揺動
角を大きくすることができる。
従つて、この発明によれば、停電、ホース切
れ、油圧源やエヤー源の故障などがあつたとして
も、金型のクランプ状態が確保されているから、
故障が直り次第プレス作業等を再開でき、またク
ランプロツドの揺動角を大きくすることができる
ことから、金型の脱着にきわめて都合のよい待避
位置までクランプロツドを揺動させることができ
る。
以下この発明の1実施例を図を用いて説明す
る。第1図〜第5図において、1は機枠、2はク
ランプロツド、3はくさび、4はねじ軸、5は回
転駆動部である。
機枠1は、所定幅の間隙10を形成するように
設けられた対向壁11,12と、くさび摺動孔1
3を形成している筒状部14,15と、回転駆動
部の支持壁16とを一体的に形成され、プレス機
械などに取付けられる取付部17を有している。
図における18は対向壁11,12の連結部、1
9は筒状部15の端壁である。
クランプロツド2は、リング状基部20と、ロ
ツド部21と、ロツド部先端の型係合部22とし
て構成されている。リング状基部20の内孔20
aは第5図に示すように対向平面23,23と所
定半径の円周面24,24とからなる略小判形の
もので、この内孔20aには後述するくさび3の
最も太い部分が丁度嵌入するようになつている。
そして図における内孔20aの上部を横切るよう
に、くさび3に当接する切欠き平面25aを有す
るピン25が自身の周りに回動可能に設けられて
いる。図の26はピン装着孔である。リング状基
部20の外周にはクランプ位置決め用ストツパ当
接面27、待避位置決め用ストツパ当接面28が
それぞれ切欠状に設けられている。
くさび3は、リング状基部20の内孔20aに
丁度嵌入する一様な断面形状の柱状材料をその前
記円周面24の一方に対応する側を傾斜面29
a,29bに切除した形状のもので、リング状基
部20の厚さ寸法よりも十分に長いものであり、
その長手方向に沿つて中心部にねじ孔30を穿設
されている。くさび3はくさび摺動孔13内に収
容され、第1図に見られるように左方へ後退した
位置にあるとき、クランプ解放状態で、斜面29
bがピン25の切欠き平面25aに当接してお
り、第4図に見られるように右方へ前進した位置
にあるときクランプ状態で、斜面29aがピン2
5の切欠き平面25aに当接するようになつてい
る。くさび3には図示のように図における下方に
向つて廻り止めピン3aを突設されており、その
ピン3aはくさび3の後退した状態で機枠1の間
隙10内に位置し、くさび3の前進の際にそのピ
ン3aの通るキー溝状の案内溝31が次に述べる
スリーブ33と機枠1の筒状部15内面に形成さ
れている。図における32,33はスリーブであ
り、くさび摺動孔13のくさび3が接触して摺動
する部分を構成しており、その内孔は円孔であつ
てくさび3の最大径部が嵌入して回動可能な大き
さであり、夫々が機枠に固定的に設けられてい
る。
くさび3のねじ孔30にはくさび駆動用のねじ
軸4が螺合しており、そのねじ軸4は回転可能に
両端を機枠に支持され、第1図における左端を回
転駆動部5に結合されている。この実施例のねじ
軸4のねじ部34とねじ孔30とは左ねじであ
り、くさび3が後退する方向のねじ軸4の回転は
第1図の右側から見て時計方向である。第1図に
おける35は軸受、36は締代残り確認ピンであ
る。
回転駆動部5は、エヤモータ37、歯車38,
39,40等からなり、エヤモータ37の正回転
及び逆回転を歯車40の軸41からねじ軸4に伝
達する。
第1図及び第3図に見られる42は押圧装置
で、機枠1の連結部18に取付けられ、ばね43
の作用によりローラ44を介してクランプロツド
2の基部20の外周面を図の下方へ押圧してい
る。
第5図における45,46はストツパであり、
クランプロツドの基部20のストツパ当接面2
7,28に対応して設けてあり、機枠1の対向壁
11,12に跨つて取付けてある。
第3図における47は戻しばねで、クランプロ
ツド2のロツド部21とストツパ45の下側位置
との間に設けてある。
第3図及び第5図における48はクランプロツ
ドのクランプ位置検出リミツトスイツチで、基部
20に設けた突起49によつて動作し、50はク
ランプロツドの待避位置検出リミツトスイツチ
で、基部20に設けた突起51によつて動作す
る。
このクランプ装置は、例えばプレス機械のスラ
イド60にボルト61により取付けて金型62を
固定するために使用する。第1図〜第3図及び第
5図の状態はくさび3が後退位置にあつてクラン
プロツド2がクランプ位置にあり、クランプ解放
状態である。この状態から回転駆動部5によりね
じ軸4を所定の正方向に回転させてくさびを前進
させると、くさび3は斜面29bがピン25の切
欠き平面25aに当接した状態から斜面29aが
切欠き平面25aに当接する状態となり、第4図
に示すように右方進行端近くに達してクランプ状
態となつて止まる。この間くさび3のくさび作用
によつてクランプロツド2の基部20が上方へ
徐々に押し上げられ、型係合部22が金型62に
係合してボルスタ60側へ引きつけて締めつける
ようになる。また、くさび3の進行過程で廻り止
めピン3aが案内溝31に案内され、くさび3が
ねじ軸4と共廻りすることを防止している。締代
残り確認ピン36が所定寸法より少なく突出して
いる状態は締代が少し残つていることを示す。
このクランプ状態から上記回転とは逆の方向に
回転駆動部5を動作させてねじ軸4を逆方向に回
転させ、くさび3を後退させると、押圧装置42
の作用で基部20が下方へ押されているから、ク
ランプロツド2はくさび3の斜面29a,29b
に従つて下方へ変位し、第1図に示すクランプ解
放状態に戻る。第1図の状態からさらにねじ軸4
を同じ逆方向に回転させると、くさび3はねじ軸
4と共廻りし、同時に基部20もその内孔20a
とくさび3とが係合した状態であるから共廻りし
て、結局クランプロツド2を揺動させる。その揺
動は第3図に矢印63で示すように係合部22が
金型62から外れるように振り上げられるのであ
り、揺動角は基部20に形成されている待避位置
決め用ストツパ当接面28とストツパ46とによ
つて決まる。クランプロツド2が待避位置に達す
ると、突起51がリミツトスイツチ50を動作さ
せるのでこれによつてエヤモータ37を停止させ
る。このクランプロツド2の待避位置にある状態
で金型62の交換作業が行われる。
そして、再び回転駆動部5によりねじ軸4を正
方向に回転させると、ねじ軸4、くさび3、クラ
ンプロツド2が共廻りして、クランプロツド2ク
ランプ位置まで戻ると、第5図に見られるよう
に、ストツパ45に基部20のクランプ位置決め
用ストツパ当接面27が当接してクランプロツド
2の揺動が止まる。このときの状態がクランプ解
放状態であり、引続いてねじ軸4を回転させると
くさび3が進行して、前述のクランプ状態であ
る。
この実施例のクランプ装置は、前述したこの発
明の構成による効果が得られる。
上記実施例において、回転駆動部5にエヤモー
タと歯車を使用したが、低速、高トルクの電気モ
ータは油圧モータを直結して用いてもよい。
上記実施例において、押圧装置42を設けた
が、これはプレス機のボルスタ側に使用するとき
のことを考慮したもので、スライド側に使用する
ときはクランプロツドの自重により下降するので
必ずしも必要はなく、省略できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例のクランプ解放状
態の部分縦断正面図、第2図は同実施例のクラン
プ解放状態の左側面図、第3図は同実施例のクラ
ンプ解放状態の右側面図、第4図は同実施例のク
ランプ状態の部分縦断正面図、第5図は第1図の
A−A断面の部分省略図である。 1……機枠、2……クランプロツド、3……く
さび、4……ねじ軸、5……回転駆動部、10…
…間隙、11,12……対向壁、13……くさび
摺動孔、20……クランプロツドの基部、21…
…ロツド部、22……型係合部、29a,29b
……傾斜面、30……ねじ孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基部が機枠に形成された間隙内に位置せしめ
    られその間隙を形成している平行な対向壁面に沿
    つて移動可能に形成されておりその基部から上記
    間隙外に伸延形成された先端部に型係合部を有す
    るクランプロツドと、上記対向壁面に略直角な方
    向に上記基部及び機枠を貫通してくさび摺動孔を
    穿設しその摺動孔内に収容されその摺動孔に沿つ
    た方向のねじ孔を穿設されており所定の後退位置
    にあるときクランプ解放状態であつて上記クラン
    プロツドと共に上記対向壁面に沿つて揺動可能に
    構成されておりその所定の後退位置から前方へ駆
    動されたときにくさび作用によつて上記クランプ
    ロツドをその長手方向に駆動してクランプ作用さ
    せるように構成されたくさびと、上記くさびのね
    じ孔に螺合し定位置で回転するように上記機枠に
    支持されているねじ軸と、上記ねじ軸を正逆双方
    に回転駆動可能に設けられた回転駆動部とを具備
    する揺動型クランプ装置。
JP15698383A 1983-08-26 1983-08-26 揺動型クランプ装置 Granted JPS6049108A (ja)

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JP15698383A JPS6049108A (ja) 1983-08-26 1983-08-26 揺動型クランプ装置

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JPS6049108A JPS6049108A (ja) 1985-03-18
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Families Citing this family (4)

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JPH01317700A (ja) * 1988-06-20 1989-12-22 Yoshitsuka Seiki:Kk 粉末成形プレス機の金型クランプ装置
JP4714551B2 (ja) * 2005-10-14 2011-06-29 森田技研工業株式会社 厚さ調整機構を備えるプレス装置
JP6585335B2 (ja) * 2014-05-01 2019-10-02 株式会社コスメック クランプ装置
CN108801723B (zh) * 2017-05-03 2022-09-13 徕卡显微系统(上海)有限公司 夹紧装置和具有其的切片机

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