JPH01317700A

JPH01317700A - 粉末成形プレス機の金型クランプ装置

Info

Publication number: JPH01317700A
Application number: JP15003788A
Authority: JP
Inventors: Shiro Shirasaki; 白崎　志朗; Takuzo Sekiguchi; 関口　拓造; Masayuki Kudo; 工藤　昌幸
Original assignee: Yoshizuka Seiki Co Ltd
Current assignee: Yoshizuka Seiki Co Ltd
Priority date: 1988-06-20
Filing date: 1988-06-20
Publication date: 1989-12-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、粉末成形を行う金型装置を各支持プレートに
クランプするための粉末成形プレス機の金型クランプ装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

粉末成形プレス機では、上パンチやダイおよび下パンチ
等の金型を用いて粉末材料を加圧により圧縮し、粉末成
形品がプレス成形される。これらの金型は、成形品の形
状や寸法に合わせたものが使用され、上パンチプレート
やダイプレートおよび固定プレート等の各支持プレート
に各々係脱されて交換可能にクランプされる。

従来、上記の金型を各支持プレー１〜に取付けるための
クランプ装置としては、例えば特願昭６２−１２７１９
８号に開示されたものがある。このクランプ装置は、各
支持プレートにクランプリングが各々嵌合されてあり、
これらの各クランプリングにはピストンを配設し、これ
らピストンの上下動によって上パンチやダイおよび下パ
ンチの締結および解除を行なうようにしたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記のクランプ装置では、上記ピストンを動かすのに油
圧を用いる場合が多く、粉末成形プレス機の周りの作業
環境が油漏れにより汚損したり製品が油により汚損する
などの問題がある。

また油圧力を発生させるための油圧ポンプや切換弁およ
び油タンク等の部品が必要であり、装置が高価格化する
という問題点がある。

そこで、本発明はこのような従来の課題を解決するため
に提案されたものであり、油漏れによる作業環境の汚損
や製品の汚損が生ぜず、また装置の構成が簡単であって
装置のコストダウンを図る粉末成形プレス機の金型クラ
ンプ装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の第１の要旨は、上パンチやダイおよび下パンチ
の各金型をクランプリングを介して各々の支持プレート
に締結させる粉末成形プレス機の金型クランプ装置にお
いて、テーパ面を対向させて重ね合わせた上下動テーパ
プレートと摺動テーパプレートとを上記支持プレートに
各々配設し、上記クランプリングに締結力が付与される
よう上記上下動テーパプレートを該クランプリングに係
合手段を用いて係合し、上記摺動テーパプレートを水平
方向に摺動させて上記上下動テーパプレートを上下動さ
せることで、上記係合手段を介しての上記上下動テーパ
プレートと上記クランプリングとの係合状態が係脱され
、上記クランプリングによる上記各金型の締結および解
除が行なわれる粉末成形プレス機の金型クランプ装置で
ある。

本発明の第２の要旨は、上記の金型クランプ装置におい
てロッド脚部が上記上下動テーパプレートに連結される
と共に、ロッド脚部が上記クランプリングに係合される
クランプロッドと、上記クランプリングへの締結力の付
与および上記上下動テーパプレートへ上下方向の付勢力
を付与するバネ手段とによって、上記係合手段が構成さ
れる粉末成形プレス機の金型クランプ装置である。

本発明の第３の要旨は、上記の各金型クランプ装置にお
いて上記摺動テーパプレートの摺動面に直線摺動板がり
軸受を配設した粉末成形プレス機の金型クランプ装置で
ある。

〔実施例〕

以下に本発明を図示の実施例に基づき詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例による金型クランプ装置を
適用した粉末成形プレス機を示し、第２図は第１図の■
−■線断面図である。

固定プレート１は、粉末成形プレス機本体の受は台２上
に固定載置されており、この固定プレート１に装着され
たガイド筒３を挿通して案内される上下動可能な縦ロッ
ド４には、上端部にダイプレート５が下端部に引下げプ
レート６が各々取付けられている。この引下げプレート
６の下面には、粉末成形プレス機本体に装着された下ラ
ム（図示せず）が嵌合接続されるＴ型溝部７が形成され
ており、シリンダー等の操作で昇降された下ラムにより
、ダイプレート５を上下動させて粉末材料８の充填位置
や加圧位置および成形品の押出し位置等に位置決めさせ
ている。

前記ダイプレート５に装着されたガイド筒９には、案内
ロッド１０が上下動可能に挿通されており、この案内ロ
ッド１０の上端部には上パンチプレート１１が固定され
ている。この上パンチプレート１１の頂部には、粉末成
形プレス機本体に装着された上ラム（図示せず）が嵌合
接続されるＴ型講部１２が形成され、クランク軸等の操
作で昇降された上ラムにより、上パンチプレート１１を
上下動させて」ニパンチプレート１１の下動時に扮末材
料８がプレス成形される。

そして、前記粉末材料８をプレス成形する上パンチ１３
やダイ１４および下パンチ１５等の金型装置は、成形品
の形状や寸法によって交換使用されるので支持プレート
である上パンチプレート１１やダイプレート５および固
定プレート１に対し、クランプ装置によって各々着脱自
在に装着されている。すなわち、上パンチ１３は上パン
チプレート１１の下面に締結され、ダイ１４はダイプレ
ート５の内周部に嵌着され、下パンチ１５は固定プレー
ト１の上面側に締結される。

上記金型クランプ装置は、クランブリング１６と、クラ
ンプロッド１７と、上下動テーパプレート１８および摺
動テーパプレート１つによって大略構成されている。上
パンチ１３とダイ１４および下パンチ１５には、外周に
突出するフランジ部１３ａ、１４ａ、１５ａがそれぞれ
形成されており、各クランブリング１６の当接部１６ａ
がフランジ部１３ａ、１４ａ、１５ａに各々当接するこ
とで、上パンチ１３とダイ１４および下パン１５が、上
パンチプレート１１とダイプレート５および固定プレー
ト１に各々押圧されている。

クランプロッド１７は、上パンチプレー１〜１１とダイ
プレート５および固定プレート１の同一円周上に等角度
間隔で複数が上下方向に各々配設されており、クランプ
ロッド１７の拡径頭部１７ａが各々クランブリング１６
に係合している。クランプロッド１７の脚部側には、皿
バネ２０が各々挿通されており、この皿バネ２０はクラ
ンプロッド１７の拡径座部１７ｂと各プレー？−１１，
５゜１の間にそれぞれ保持されている。クランプロッド
１７の拡径座部１７ｂは、後述の上下動テーパプレート
１８に各々当接しており、上記皿バネ２０によって各ク
ランブリング１６に上述の押圧力を付与するとともに、
上下動テーパプレート１８に上下方向への付勢力を付与
している。

上記クランブリング１６の配設面に対して他面側には、
上下動テーパプレート１８および摺動テーパプレート１
９が各々配設され、これらテーパプレート１８．１９は
、各プレート１１．５．１の一部をなすフランジ部１１
ａ、５ａ、ｌａとプレート１１．５．１の本体間に保持
されている。

また各プレート１１，５．１の上記他面側と上下動テー
パプレート１８に上下方向の付勢力を与える例えばコイ
ルバネ２１が複数配設されている。

テーパプレート１８．１９は、摺動面となる互いのテー
パ面が対向するように重ねられ、これらテーパプレート
１８．１９間、および摺動テーパプレート１９の他面と
フランジ部５ａ、ｌｌａ。

プレート１本体間には、各々の摺動面の摺動を円滑に行
なうなめに直線摺動板がり軸受である高精度なりニアロ
ーラ２２が各々組込まれている。

また、上パンチプレート１１、ダイプレート５および固
定プレート１には、外周縁部に各突片２３が各々突設さ
れており、ネジ端部が摺動テーパプレート１９の外周外
壁に螺着された押ネジ２４がこれら各突片２３に螺合さ
れている。

これら押しネジ２４のツマミ部２５を操作して押しネジ
２４を回し、摺動テーパプレート１９を押し込むと、く
さびの作用で上下動テーパプレート１８が、皿バネ２０
およびコイルバネ２１に抗してクランブリング１６に近
づく方向に動くので、クランプロッド１７の拡径頭部１
７ａがクランブリング１６から離脱して係合が外れ、各
金型のクランプ状態がそれぞれ解除される。

これとは逆に押しネジ２４を逆方向に回すと、摺動テー
パプレート１９が引き出され、上下動テーパプレート１
８がバネ２０．２１の付勢力でクランブリング１６から
遠のく方向に動くから、クランプロッド１７の頭部１７
ａがクランブリング１６に係合し、皿バネ２０の付勢力
でクランブリング１６に締結力が与えられ、各金型をク
ランプ状態とすることができる。

つぎに、クランブリング１６を詳述すると、第３図およ
び第４図に示すように、上パンチ１３とダイ１４および
下パンチ１５川の挿入孔２６の外周側には、クランプロ
ッド１７の頭部１７ａが係合するロック孔２７が形成さ
れている。このロック孔２７は、ロッド１７の頭部１７
ａよりも大径な大径部２７ａと頭部１７ａよりも小径な
小径部２７ｂを連設した構造となっており、小径部２７
ｂによってロッド１７の頭部１７ａの抜は止めが行なわ
れ、アンクランプ時にはクランプリング１６を一定角度
回して頭部１７ａを大径部２７ａに位置合わせすること
で、クランプリング１６を各支持プレートから取り外す
ことができる。

金型の交換後は、クランプリング１６の上記ロック孔２
７の大径部２７ａにクランプロッド１７の頭部１７ａを
挿入したのち、クランプリング１６をリング取外し時と
は逆方向に回し、ロック孔２７の小径部２７ｂにクラン
プロッド１７の頭部１７ａを一致させる。この状態で、
上述のクランプ状態となるように押しバネ２４を操作す
れば、クランプロッド１７の拡径頭部１７ａが、ロック
孔２７の小径部２７ｂに係合し、皿バネ２０によりクラ
ンプリング１６に締結力が与えられるので、上パンチ１
３とダイ１４および下バンチ１５は、上パンチプレート
１１とダイプレート５および固定プレート１に各々締結
されるようになる。

つぎに、第５図を参照して他の実施例のクランプ装置を
説明する。この実施例では、摺動テーパプレート１９が
クランプリング１６側となるように配設されており、ク
ランプロッド１７の脚部が摺動テーパプレート１つを貫
通して上下動テーパプレート１８に螺着されている。

またクランプリング１６への締結力の付与および上下動
テーパプレート１８への上下方向の付勢力の付与は、各
プレート１１．１と上下動テーパプレート１８間に配し
たバネ２つ、プレート５中にフランジ２８を介して配し
たバネ２９によって行なわれる。

この実施例のクランプ装置では、押しネジ２４を回して
慴動テーパプレート１９を押し込むと、くさびの作用で
上下動テーパプレート１８がバネ２９に抗してクランプ
リング１６から遠ざかるように動くので、クランプリン
グ１６へはクランプロッド１７を介してバネ２９による
締結力が与えられる。これにより各金型をクランプ状態
とすることができる。

また、これらとは逆に押しネジ２４を逆回転すると、摺
動テーパプレート１つが引き出されて、上下動テーパプ
レート１８がバネ２９の付勢力でクランプリング１６へ
近づくように動くので、クランプロッド１７の頭部１７
がクランプリング１６から離脱し、て係合が解除され、
各金型をアンクランプ状態とすることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明では、摺動テーパプレートを
水平方向に摺動させて、この摺動テーパプレートに重ね
た上下動テーパプレートを上下に移動させることにより
、クランプリングによる各金型の締結および解除を行な
うように構成したので、従来のように油圧機構を用いる
場合に比べ、作業環境の油による汚損や製品の汚損が防
止できる。特に油等による汚損を嫌うクリーンな成形品
の製造に際しては有効である。

また油圧機構に必要な部品が不要であり、装置の大幅な
コストダウンを図ることができる。

また油圧機構を用いていないから、パツキン交換等の保
守管理が不要であるという利点があると共に、ツールセ
ットを粉末成形プレス機に搬出入させる場合、油圧ホー
ス等の取付けや取外しが不要となる。

また上下動テーパプレートとクランプリングとの係合手
段としてクランプロッドを用いた場合は、全クランプロ
ッドが均一に上下動テーパプレートに当接され、クラン
プロッドの上下動が均一に行なわれるので、均一に金型
の締め付けを行なうことができる。

また各テーパプレートの角度を小さくしたり、上記摺動
テーパプレートの摺動面に直線摺動板がり軸受を配設す
る事により、小さな力での操作が可能であり、金型の締
結および解除を容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例の金型クランプ装置を適
用した粉末成形プレス機の縦断面図、第２図は第１図の
■−■線断面図、第３図は金型のダイを固定する上記金
型クランプ装置を取出して示す斜視図、第４図は上記金
型クランプ装置に使用されるクランプリングの平面図、
第５図は他の実施例の金型クランプ装置を適用した粉末
成形プレス機の縦断面図である。〔符号の説明〕１・・・固定プレート　　　　４・・・縦ロッド５・・
・ダイプレート　　　　６・・・引下げプレート８・・
・粉末材料　　　　　　１０・・・案内ロッド１１・・
・上パンチプレート　１３・・・上パンチ１４・・・ダ
イ　　　　　　　１５・・・下パンチ１６・・・クラン
プリング　　１７・・・クランプロッド１７ａ・・・頭
部１８・・・上下動テーパプレート１つ・・・摺動テーパプレート２０・・・皿バネ２１・
・・コイルバネ　　　　２２・・・リニアローラ２３・
・・突片　　　　　　　２４・・・押しネジ２５・・・
ツマミ部　　　　　２７０ツク孔２７ａ・・・大径部　
　　　　２７ｂ・・・小径部２つ・・・バネ第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上パンチやダイおよび下パンチの各金型をクラン
プリングを介して各々の支持プレートに締結させる粉末
成形プレス機の金型クランプ装置において、テーパ面を
対向させて重ね合わせた上下動テーパプレートと摺動テ
ーパプレートとを上記各支持プレートに各々配設し、上
記クランプリングに締結力が付与されるよう上記上下動
テーパプレートを該クランプリングに係合手段を用いて
係合し、上記摺動テーパプレートを水平方向に摺動させ
て上記上下動テーパプレートを上下動させることで、上
記係合手段を介しての上記上下動テーパプレートと上記
クランプリングとの係合状態が係脱され、上記クランプ
リングによる上記各金型の締結および解除が行なわれる
粉末成形プレス機の金型クランプ装置。
（２）ロッド脚部が上記上下動テーパプレートに連結さ
れると共に、ロッド脚部が上記クランプリングに係合さ
れるクランプロッドと、上記クランプリングへの締結力
の付与および上記上下動テーパプレートへ上下方向の付
勢力を付与するバネ手段とによつて、上記係合手段が構
成される特許請求の範囲第（１）項記載の粉末成形プレ
ス機の金型クランプ装置。
（３）上記摺動テーパプレートの摺動面に直線摺動転が
り軸受を配設した特許請求の範囲第（１）項または第（
２）項記載の粉末成形プレス機の金型クランプ装置。