JPS6049108A - 揺動型クランプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プレス機械などに金型を取付けるような場
合に用いられるクランプ装置に関し、よ如詳細にはクラ
ンブロンドがクランプ解放状態で所定の待避位置に揺動
する型式のもので、しかもクランプ状態がくさびによる
機械的なものであるクランプ装置に関するものである。

従来の揺動型のクランプ装置は、いずれも偏心カムを流
体圧シリンダで回動させることによってクランブロンド
をその長平方向に変位させてクランプ状態とするように
なっている。このような構成によると、停電、ホース切
れ、油圧源やエヤー源の故障などによってクランプ能力
が消滅する問題点があり、このことは次の作業再開まで
にかなりの時間を要する不都合がある。１だ、この種の
従来のクランプ装置では、クランプロントノＰｆｉ　定
待避状態が、すなわち脱着する金型の移動時にクランブ
ロンドが基部側を中心に揺動変位せしめられてできるグ
こけじゃまにならない状態とされるその状態が、Ｌ記偏
心カムの回転駆動と別にクランプロッド揺動のだめの回
転駆動とか一つの流体圧シリングによって行われるのが
一曹通で、その双方は重複しないように順′番に行う必
要があるものであるから、必ずしも十分なりう／ブロン
ドの揺動量がｔｌｌられない問題もあった。このことは
金型の移動の際にクラ／ブロンドがじゃまになる不都合
がある程度残っていると共にクランプ装置の破損を斗ね
くおそれもある。

このようなことから、この発明は偏心カムを使用しない
でくさびを使用することにより、停電、ホース切れ、油
圧源−やエヤー源の故障などによってもクランプ状態が
その捷ま持続する構成でし７５）もクランブロンドの揺
動角を大きくすることができる揺動型クランプ装置の提
供を目的とする。

この発明の揺動型クランプ装置の構成は、基部が機枠に
形成された間隙内に位置せしめられその間隙を形成して
いる平行な対向壁面に沿って移動可動に形成されており
その基部から上記間隙外にブロンドと、」１記対向壁面
に略しμ角な方向に」−記載部及び機枠を貫通してくさ
び摺動孔を穿設しその摺動孔内に収容さ１Ｌその摺動孔
に沿った方向のねじ孔を穿設されており所定の後退位置
にあるときクランプ解放状態であって上記クランゾロノ
ドと共に」１記対向壁面に沿って揺動可能に構成されて
おりその所定の後退位置から前方へ、駆動されたときに
くさび作用によって上記クランブロンドをその長手方向
に駆動してクランプ作用させるように構成されたくさび
と、上記くさびのねし孔に螺合し定位置で回転するよう
に上記機枠に支持されているねじ軸と、上記ねじ軸を正
逆双方に回転駆動可能に設けられた回転駆動部とを具備
することを特徴とする。

この構成によれば、回転駆動部がねじ軸を回転させると
くさびが前進してクラ／ブロンドの基部を駆動してクラ
ンブロンドにクランプ作用させる。

このクランプ状態はくさびがくさび作用によってクラン
ブロンドの基部を保持している状態であるから、くさび
が後退せしめられない限りクランプ状態が確保される。

ねじ軸が上記と逆に回転させられるとくさびが後退して
クランブロンドに対する作用が除かれクランプ解放状態
となり、その状態でくさびはクランブロンドと共に対向
壁面に沿って揺動可能であるから、くさびの後退位置を
制限しておけば、くさびとクランプロッドとがねじ軸と
共に回動することになり、そのときの回動がクランブロ
ンドのクランプ位置から待避位置への揺動である。その
揺動角は従来の流体シリンダによる駆動のように駆動側
の回転角に制限がないためにクランプロッドが揺動可能
な範囲で揺動させることが可能となり、従来よりも大幅
に揺動角を大きくすることができる。

従って、この発明によれば、停電、ホース切れ、油圧源
やエヤー源の故障などがあったとしても、金型のクラン
プ状態が確保されているから、故障が直り次第プレス作
業等を再開でき、またクランブロンドの揺動角を大きく
することができることから、金型の脱着にきわめて都合
のよい待避位置までクランプ装置Ｆを揺動させることが
てきる。

以下この発明の１実施例を図を用いて説明する。

第１図〜第５図において、ｌは機枠、２はクラ／ブロン
ド、３に、くさび、４はねじ軸、５−１回転ｊ、枢動部
である。

機枠１け、所定幅の間隙１０を形成するように設けられ
た対向壁１１．１２と、くさび摺動孔Ｉ３を形ｊ戊して
いる筒状部１４．１５と、回転駆動部の支持壁１６とを
一体的に形成され、プレス機械などに取付けられる収刊
部１″／を有している。図における１８は対向壁＋１、
＋２の連結部、１９は筒状部１５の端壁である。

クランプロッド２は、リング状基部２０と、ロンド部２
１と、ロッド部先端の型保合部２２として構成されてい
る。リング状基部２０の内孔２０ａは第５図に示すよう
に対向平面２３．２３と所定半径の円周面２４．２４と
からなる略小！ｌ！ＩＪ形のもので、この内孔２０ａに
は後述するくさび３の最も太い部分が丁度底入するよう
になっている。そして図における内孔２０ａの上部を横
切るように、ぐさび３に当接する切欠き平面２５ａを有
するピン２５が自身の周りに回動可ｆｉｌに設けられて
いる。、図の２６はピン装着孔である。リング状基部２
０の外周にはクランプ位ＩＭ：　ｉｋめ用ストッパ当接
面２゛／、待避位置決め用ストッパ当接面２８がぞれぞ
れ切欠状に設けられている。

くさび３は、リング状基部２０の内孔２０ａに丁度底入
する一様な断面形状の柱状拐料をその前記円周面２４の
一方に対応する側を傾斜面２９ａ　％　２９ｂに切除し
た形状のもので、リング状基部２０の厚さ寸法よりも十
分に長いものであり、その長手方向に沿って中心部にね
じ孔３０を穿設されている。くさび３ｄくさび摺動孔Ｉ
３内に収容され、第１図に見（、れるように左方へ後退
した位置にあるとき、クランプ解放状態で、斜面２９ｂ
がピン２５の切欠き平面２５ａに当接しており、第４図
に見られるように右方へ前進した位置にあるときクラン
プ状態で、斜面２９ａがピン２５の切欠き平面２５ａに
当接するようになっている。くさび３には図示のように
図における下方に向って廻り止めピン３ａを突設されて
おり、そのピン３ａはくさび３の後退した状態で機枠１
の間隙１０内に位置し、くさび３の萌・進の１余にその
ピン３ａの通るキー溝状の案内溝３Ｉが次に述へるスリ
ーブ３３と機枠１の筒状部Ｉ５内面に形成されている。

図における３２．３３はスリーブてあり、くさび摺動孔
１３のくさび３が接触して摺動する部分を構成しており
、その内孔は円孔であってくさび３の最大径部が嵌入し
て回動可能な大きさであり、夫々が機枠に固定的に設け
られている。

くさび３のねじ孔３０にはくさび駆動用のねじ軸４が螺
合しており、そのねじ軸４は回転可能（て両端を機枠に
支持され、第１図にお・ける左端を回転１９に動部５に
結合されている。この実施例のねじ軸４のねじ部３４と
ねじ孔３０とは左ねじてあり、くさび３が後退する方向
のねじ軸４０回転は第１図の右側から見て時計方向であ
る。第１図における３５は軸受、３６は締代残り確認ピ
ンである。

回転駆動部５は、エヤモータ３ツ、歯車３８．３９．４
０等からなり、エヤモータ３７の正回転及び逆回転を歯
車４０の軸４１からねじ軸４に伝達する。

第１図及び第３図に見られる４２は押圧装置で、機枠１
の連結部１８に取付けられ、ばね４３の作用によりロー
ラ４４を介してクランブロンド２０基部２０の外周面を
図の下方へ押圧している。

；、Ｂ　５図における４５．．４６はストッパてあシ、
クランプロッドの基部２０のストッパ当接面２”ｌ、２
Ｂにえ１応して設けてあり、機枠１の対向壁Ｉ＋、１２
に跨って数句けである。

）官３図における４゛／は戻しばねで、クランプロッド
２のロンド部２Ｉとストッパ４５の下側位置との間に設
けである。

第３図及び第５図における４８はクランプロッドのクラ
ンプ位置検出リミットスイッチで、基部２０に設けた突
起４９によって動作し、５０はクランブロンドの待避位
置検出リミットスイッチで、基部２０に設けた突起５１
によって動作する。

このクランプ装置は、例えばプレス機械のスライド６０
にボルト６１により数句けて金型６２を固定するために
使用する。第１図〜第３図及び第５図の状態はくさび３
が後退位置にあってクランプ位置Ｆ２がクランプ位置に
あり、クランプ解放状態である。この状態から回転駆動
部５によりねじ軸４を所定の正方向に回転させてくさび
３を＋７０進させると、くさび３はｊ：１面２９ｂがピ
ノ２５の切欠き平面２５ａに当接した状態から斜面２９
ａが切欠き平面′２５ａに当接する状態となり、第４図
に示すように右方進行端近くに達してクランプ状態とな
って止まる。

コノ間＜さび３のくさび作用によってクランプロッド２
の基部２ｏが上方へ徐々に押し」二げられ、型係合部２
２が金型６２に係合してボルスタ６ｏ側へ引きつけて締
めつけるようになる。また、くさび３の進行過程で廻り
止めピン３ａが案内溝３１に案内され、くさび３がねじ
軸４と共廻りすることを防止している。締代残り確認ピ
ン３６が所定寸法より少なく突出している状態は締代が
少し残っていることを示す。

このクランプ状態から上記回転とは逆の方向に回転駆動
部５を動作させてねじ軸４を逆方向に回転させ、くさび
３を後退させると、抑圧装置４２の作用で基部２０が下
方へ押されているから、クランプロッド２はくさび３の
斜面２９ａ　、、２９ｂに従って下方へ変位し、第１図
に示すクランプ解放状態に戻る。第１図の状態からさら
にねじ軸４を同じ逆方向に回転させると、くさび３はね
じ軸４と共廻りし、同時に基部２０もその内孔２０ａと
くさび３とが係合した状態であるから共廻りして、結局
クランプロッド２を揺動させる。その揺動は第３図に矢
印６３で示すように係合部２２が金型６２から外れるよ
うに振り上げられるのであり、揺動角は基部２０に形成
されている待避位置決め用ストン・々当接面２８トスト
ツバ４６とによって決する。クランプロッド２が待避位
置に達すると、突起５１がリミットスイツヂ５０を動作
させるのでこれによってエヤモータ３７を停止させる。

このクランプロッド２の（寄道位置にある状態で金型６
２の交換作業が行われる。

そして、再び回転駆動部５によりねじ軸４を正方向に回
転させると、ねじ軸４、くさび３、クランプロッド２が
共廻りして、クランプロッド２力ニクランプ位置まで戻
ると、第５図に見られるように、ストッパ４５に基部２
０のクランプ位置決め用ストッパ当接面鐙が当接してク
ランプ状態Ｆ２の揺であり、引続いてねじ軸４を回転さ
ぜるとくさび３が進行して、前述のクランプ状態である
。

この実施例のクランプ装置は、前述したこの発明の構成
による効果がｍられる。

」１記実施例において、回転駆動部５にエヤモータと歯
車を使用したが、低速、高トルクの電気モータＸＩｉ神
尺毛−゛夕と直、ｔシしマ用（？マ乞品Ｌ）。

上記実施例において、抑圧装置４２を設けたが、これは
プレス機のボルスタ側に使用するときのことを考慮した
もので、スライド側に使用するときはクランブロンドの
自重により下降するので必ずしも必要はなく、省略でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の１実施例のクランプ解放状態の部分
縦断正面図、第２図は同実施例のクランプ解放状態の左
側面図、第３図は同実施例のクランプ解放状態の右側面
図、第４図は同実施例のクランプ状態の部分縦断正面図
、第５図は第１図のＡ−Ａ断面の部分省略図である。 １°・・機枠、２・・・クランブロンド、３・・・くさ
び、４・・・ねじ軸、５・・・回転駆動部、１０・・・
間隙、１．１．１２・・・対向壁、１３・・・くさび摺
動孔、２０・・・クランプロッドｔ１１１Ｌ、２＋・・
・ロンド部、２２・・・型係合部、２９ａ。 ２９ｂ・・・傾斜面、３０・・・ねじ孔。 特許出願人　ニスアールエンジニアリンク゛株式会社代
　理　人　清　水　哲　ほか２名 Ｘ２図 才３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基部が機枠に形成された間隙内に位置せしめられ
   その間隙を形成している平行な対向壁面に沿って移動可
   組に形成されておりその基部から上記間隙外に伸延形成
   された先端部に型係合部を有するクランブロンドと、上
   記対向壁面に略直角な方向に上記基部及び機枠を貫通し
   てくさび摺動孔を穿設しその摺動孔内に収容されその摺
   動孔に沿った方向のねじ孔を穿設されておシ所定の後退
   位置にあるときクランプ解放状態であって上記クランプ
   ロッドと共に」１記対向壁面に沿って揺動可能に構成さ
   れておりその所定の後退位置から前方へ駆動されたとき
   にくさび作用によって上記クランブロンドをその長手方
   向に駆動してクランプ作用させるように構１戊されたく
   さびと、上記くさびのねじ孔に螺合し定位置で回転する
   ように上記機枠に支持されているねじ軸と、上記ねじ軸
   を正逆双方に回転駆動可能に設けられた回転駆動部とを
   具備する揺動型クランプ装置。