JP2532052Y2 - バーターニングマシンの第1ガイドローラ装置 - Google Patents

バーターニングマシンの第1ガイドローラ装置

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JP2532052Y2
JP2532052Y2 JP1990110640U JP11064090U JP2532052Y2 JP 2532052 Y2 JP2532052 Y2 JP 2532052Y2 JP 1990110640 U JP1990110640 U JP 1990110640U JP 11064090 U JP11064090 U JP 11064090U JP 2532052 Y2 JP2532052 Y2 JP 2532052Y2
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洋三 森岡
歳隆 小林
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Sanyo Special Steel Co Ltd
Daisho Seiki Corp
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Sanyo Special Steel Co Ltd
Daisho Seiki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、丸棒材料の黒皮を削り取る為のバーターニ
ングマシンにおいて、カッターヘッドの前に配置され、
材料のセンタリングを保ちつつ切削位置を維持する第1
ガイドローラ装置に関する。
[従来の技術] バーターニングマシンの全体構造をまず説明する。第
3図において、丸棒材料供給側を前側と仮定すると、マ
シン本体1には前側から順にフィード装置2、第1ガイ
ドローラ装置5、カッターヘッド7、第2ガイドローラ
装置9及び回転防止装置10が配置されている。
フィード装置2は回転駆動するフィードローラ3を上
下に備え、上下のフィードローラ3間で材料を挾持し
て、その回転により後方に材料を供給する。
第1ガイドローラ装置5は複数の第1ガイドローラ6
を備え、それらにより切削直前で材料をセンタリング保
持すると共に、材料の振動を防止している。また第1ガ
イドローラ装置5はマシン本体1に対して全体が材料軸
芯方向と直角方向にスライド自在であり、側方にスライ
ドすることにより、カッターヘッド7のチップ交換作業
等を容易に行なえるようにしてある。
カッターヘッド7は半径方向移動調節自在なツールホ
ルダー8を備え、カッターヘッド7全体が材料軸心回り
に回転することにより、ツールホルダー8の先端チップ
で材料の黒皮を切削する。
第2ガイドローラ装置9は、前記切削直後の材料をセ
ンタリング保持し、その振動等を防止する。回転防止装
置10は材料の回転を阻止する。
上記のようなバーターニングマシンにおいて、従来の
第1ガイドローラ装置5は第4図及び第5図に示すよう
な構造になっている。
第4図において、ハウジング12には一体的にホルダー
サポート13が設けられ、該ホルダーサポート13に、半径
方向移動自在に複数のローラホルダー15が支持されてい
る。ローラホルダー15の半径方向内方端部には、材料に
圧接する第1ガイドローラ6が回転自在に設けられてい
る。
そしてローラホルダー15を移動させるための機構とし
ては、縮径用と拡径用に異なった機構が採用されてい
る。
すなわち縮径用の機構として、ローラホルダー15の半
径方向外方端部に縮径用カムローラ20を回転自在に備
え、該縮径用カムローラ20に縮径用カム28を当接させ、
該カム28の回動によりローラホルダー15を半径方向内方
側に押すようにしてある。
一方拡径用の機構としては、第5図に示すようにカム
ローラ20のピン18にコイルばね51を当接させ、該コイル
ばね51の付勢力によりローラホルダー15を半径方向外方
側に押すようにしてある。
[従来技術の課題] ローラホルダー15の半径方向外方への移動をコイルば
ね51により行なっているので、次のような課題がある。
ローラホルダー15自体が比較的重量が大きいので、各
ローラホルダー15の配置、特に上下方向の配置位置の相
違により、上側に配置されるもの程拡径用に大きな荷重
が必要になり、同じ荷重のコイルばね51を使用している
と、各ローラホルダー15の開き具合が不均一になりやす
い。
また第1ガイドローラ6はカッターヘッド7の直前に
位置しているので、切削作業中、切削部分から切削粉あ
るいはゴミ等が多く飛散し、これらがローラホルダー15
のシール19部分からスライド面に浸入してローラホルダ
ー15の動きが固くなることがある。このような状態にな
るとコイルばね51ではローラホルダー15が動かなくなる
おそれがある。特に下側位置のローラホルダー15にごみ
がつまり易く、動かなくなったり、動きが鈍くなったり
する。
なお、実開昭63−17702号公報には、縮径動作及び拡
径動作を、共にカムローラにより行なうガイドローラ装
置が記載されている。しかし、カム用のガイド長孔の内
周縁の外方側と内方側とで上記1つのカムローラを挾む
ように構成し、1つのカムローラを利用して縮径動作と
拡径動作を行なうようにしているので、縮径用及び拡径
用にそれぞれ独自に隙間調節することが困難である。
[課題を解決するための手段] 材料供給側から順にフィード装置、第1ガイドローラ
装置、回転自在なカッターヘッド及び第2ガイドローラ
装置を配置し、上記第1ガイドローラ装置には、半径方
向移動自在な複数のローラホルダーを円周方向に間隔を
隔てて備え、各ローラホルダーの半径方向内方端部に設
けたガイドローラにより材料を保持するバーターニング
マシンにおいて、各ローラホルダーは、材料軸芯と平行
な支持ピン18を備え、該支持ピン18には、縮径用カムロ
ーラとこれとは別体の拡径用カムローラとを、ピン方向
に間隔をおいた位置にそれぞれ回転自在に支持し、縮径
用カムローラに半径方向外方から当接する各縮径用カム
をガイドリングに固着し、上記縮径用カムローラとは別
に、拡径用カムローラに半径方向内方から当接する各拡
径用カムを該ガイドリングに固着し、該ガイドリングの
一方向の回転により縮径用カムが縮径用カムローラを半
径方向内方に押し、他方向の回転により拡径用カムが拡
径用カムローラを半径方向外方に押すようにしている。
[作用] ガイドリングを一方向に回動させることにより、縮径
用カムが縮径用カムローラを半径方向内方に押し、ロー
ラホルダーを半径方向内方に移動させる。
上記同じガイドリングを反対方向に回動させることに
より、今度は拡径用カムが拡径用カムローラを半径方向
外方に押し、ローラホルダーを半径方向外方に移動させ
る。
いずれの移動もカム機構により行なうので、各ローラ
ホルダーは均一にかつ円滑に移動し、作動不良が解消さ
れる。
[実施例] 第3図のバータニングマシンの全体構造は従来技術の
欄で説明しているので、省略する。
第3図のI−I断面拡大図である第1図において、第
1ガイドローラ装置5のハウジング12にはホルダーサポ
ート13が一体的に形成され、該ホルダーサポート13には
円周方向に等間隔を隔てて例えば6個の放射状凹部(ス
ライド面)14が形成され、各凹部14にそれぞれローラホ
ルダー15が半径方向スライド自在に嵌合支持されてい
る。また各凹部14の半径方向内方端部にはそれぞれシー
ル19が配置されている。
各ローラホルダー15の半径方向内方端部(材料軸芯O
側端部)には第1ガイドローラ6がピン24を介して回転
自在に支持されている。
ローラホルダー15の半径方向外方端部には材料軸芯O
方向と平行にピン18が設けられており、各ピン18には第
2図に示すように、ピン長さ方向に間隔を隔てて縮径用
カムローラ20と拡径用カムローラ21がそれぞれ独立に回
転自在に支持されている。縮径用カムローラ20には半径
方向外方から縮径用カム28が当接し、拡径用カムローラ
21には半径方向内方から拡径用カム29が当接している。
第1図において、各縮径用カム28はガイドリング26の
内周側に固着され、拡径用カム29はガイドリング26の内
周側に一体に形成されている。両カム28、29は同一方向
に傾斜している。
即ちカム29は複数のキー30によりガイドリング26に連
結され、これによりガイドリング26と両カム28、29は一
体的に回動するようになっている。
ガイドリング26は円筒状のハウジング内周面12aに回
動自在に支持されており、その上端部に扇形従動ラック
32が形成され、該扇形従動ラック32は上側の駆動機構23
の直線形駆動ラック33に噛み合っている。
駆動ラック33は油圧シリンダ36のピストンロッド35に
固着されると共に材料軸芯O方向と直角方向に移動自在
であり、ピストン部37は油圧シリンダ36内にロッド長さ
方向移動自在に嵌合している。油圧シリンダ36の油口38
には、図示しない切換弁を介してオイルポンプとドレン
部が切換え自在に接続している。即ち油室39に油を圧入
して駆動ラック33を矢印A1方向に移動することにより、
ガイドリング26を縮径方向に回動させ、反対に矢印A2方
向に移動することによりガイドリング26を拡径方向に回
動させるようになっている。
駆動ラック33には前記ロッド35と同一軸芯にストッパ
ー40が対向しており、該ストッパー40は移動ボルト42を
一体に有し、移動ボルト42は回転ホルダー筒43のめねじ
部分44に螺合している。即ち回転ホルダー筒43を回転す
ることにより、ストッパー40をストッパー軸方向に移動
調節できるようになっている。
回転ホルダー筒43の先端部には、チェン伝動機構48を
介して減速機付モータ50が連動連結されると共に、手動
調節ハンドル47が固着されている。
作用を説明する。第1図はストッパー40が最大限突出
した状態を示しているが、材料を切削する場合には、第
1ガイドローラ6の最小規制径D1が供給材料の径D2より
も少し小さくなるようにストッパー40の位置をセットし
ておく。
第1ガイドローラ6を閉じて材料を挾持する場合に
は、油圧シリンダ36の油室39に油を圧入することによ
り、駆動ラック33を矢印A1方向に移動し、従動ラック32
を介してガイドリング26を縮径方向に回動する。これに
より縮径用カム28が縮径用カムローラ20を半径方向内方
に押し、ローラホルダー15を半径方向内方に移動させ
て、第1ガイドローラ6により材料を挾持する。材料保
持力は油圧により維持する。
第1ガイドローラ6を開く場合には、手動調節ハンド
ル47あるいは減速機付モータ50で回転ホルダー筒43を回
転することにより、ストッパー40を矢印A2方向に突出さ
せ、それにより駆動ラック33を矢印A2方向に押し、従動
ラック32を介してガイドリング26を拡径方向に回動す
る。ガイドリング26と一体に拡径用カム29が拡径方向に
回動し、拡径用カムローラ21を半径方向外方に押し、ロ
ーラホルダー15を半径方向外方に移動させて、第1ガイ
ドローラ6を開く。
また供給される材料の径に応じて、手動調節ハンドル
47あるいは減速機付モータ50により、ストッパー40の突
出量を調整する。
[発明の効果] 以上説明したように本考案によると: (1)第1ガイドローラ6の縮径方向と拡径方向の移動
を、それぞれ縮径用カム28及び縮径用カムローラ20と、
拡径用カム29及び拡径用カムローラ21で行なうようにし
ているので、従来のように拡径用にコイルばねを使用す
る場合に比べ、ローラホルダー15のスライド部分にごみ
等がつまっても、常にカムローラホルダー15を円滑かつ
確実に動かすことができる。
(2)拡径用カム29及び拡径用カムローラ21によりロー
ラホルダー15を拡径させるので、ローラホルダー15の配
置位置にかかわらず、各カムローラホルダー15を常に均
一に開くことができる。
(3)拡径用カム29と縮径用カム28をガイドリング26を
介して一体的に回動するようにし、一方向の回動により
縮径作用を、他方向の回動により拡径作用を行なうよう
にしているので、往復運動する単一の駆動機構で両作動
を行なうことができ、駆動機構が複雑化せず、またコン
パクトにまとめることができる。
(4)縮径用と拡径用のカムローラ20,21を別個に備
え、それぞれに独立にカム28,29を係合して、各カムロ
ーラ20,21が独立してカム作用を受けて回転するように
しているので、縮径用と拡径用でお互いにあまり影響し
合うことなく各カムとカムローラとの隙間を独自に調整
でき、隙間調整作業が容易になる。
また、各カムローラ20,21はそれぞれ別位置で、か
つ、独立して回転することになるので、拡径動作及び縮
径動作が円滑に行なえる
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した第1ガイドローラ装置の縦断
面図(第3図のI−I拡大断面図)、第2図は第1図の
II−II断面図、第3図はバーターニングマシンの全体側
面図、第4図は従来例の縦断面図、第5図は第4図のV
−V断面図である。 2…フィード装置、5…第1ガイドローラ装置、7…カ
ッターヘッド、9…第2ガイドローラ装置、12…ハウジ
ング、15…ローラホルダー、20…縮径用カムローラ、21
…拡径用カムローラ、23…駆動機構、26…ガイドリン
グ、28…縮径用カム、29…拡径用カム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料供給側から順にフィード装置、第1ガ
    イドローラ装置、回転自在なカッターヘッド及び第2ガ
    イドローラ装置を配置し、上記第1ガイドローラ装置に
    は、半径方向移動自在な複数のローラホルダーを円周方
    向に間隔を隔てて備え、各ローラホルダーの半径方向内
    方端部に設けたガイドローラにより材料を保持するバー
    ターニングマシンにおいて、各ローラホルダーは、材料
    軸芯と平行な支持ピン18を備え、該支持ピン18には、縮
    径用カムローラとこれとは別体の拡径用カムローラと
    を、ピン方向に間隔をおいた位置にそれぞれ回転自在に
    支持し、縮径用カムローラに半径方向外方から当接する
    各縮径用カムをガイドリングに固着し、上記縮径用カム
    ローラとは別に、拡径用カムローラに半径方向内方から
    当接する各拡径用カムを該ガイドリングに固着し、該ガ
    イドリングの一方向の回転により縮径用カムが縮径用カ
    ムローラを半径方向内方に押し、他方向の回転により拡
    径用カムが拡径用カムローラを半径方向外方に押すよう
    にしたことを特徴とするバーターニングマシンの第1ガ
    イドローラ装置。
JP1990110640U 1990-10-22 1990-10-22 バーターニングマシンの第1ガイドローラ装置 Expired - Lifetime JP2532052Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS613525U (ja) * 1984-06-12 1986-01-10 ソニー株式会社 磁気記録再生装置
JPH056002Y2 (ja) * 1986-07-18 1993-02-17

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JPH0467901U (ja) 1992-06-16

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