JP4714551B2 - 厚さ調整機構を備えるプレス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一対の加圧ヘッドでプレスされる被プレス物の厚さを調整できる厚さ調整機構を備えるプレス装置に関する。
クサビを備える厚さ調整機構で、一対の加圧ヘッドの間隔を調整するプレス装置は開発されている(特許文献1参照)。この公報に記載されるプレス装置を図1と図2に示す。このプレス装置は、上下に配設している一対のロール31でエンドレスベルト32をプレスし、エンドレスベルト32でもって被プレス物の連続シート30をプレスする。このプレス装置は、一対のロール31間の間隔で連結シート30の厚さを特定する。一対のロール間隔が変化して狂うと、プレスされる連結シートの厚さに誤差ができる。連結シートの厚さを一定にするために、厚さ調整機構33を備える。厚さ調整機構33は、上のロール31のベアリングボックス34をクサビ35で支持して、上のロール31の上下位置を制御する。厚さ調整機構33のクサビ35が押し込まれると、上のロール31は上昇し、反対にクサビ35を引き抜き方向に移動させると、上のロール31が降下して、一対のロール間隔は調整される。
特開2003ー94198号公報
図1と図2に示す特許文献1のプレス装置は、クサビ35を前後に移動させて、ロール31間の間隔を調整できる。この構造の厚さ調整機構33は、クサビ35が上下にずれやすく、これが上下にずれると一対のロール間隔に誤差ができる。クサビが上下にずれやすいのは、被プレス物である連結シートを上のロールがプレスするプレス力がクサビを押し下げるからである。
本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、加圧ヘッドの隙間を一定に保持するクサビの対向面に、被プレス物のプレス力をバランスよく作用させて、加圧ヘッドの隙間を正確に保持できるプレス装置を提供することにある。
本発明の厚さ調整機構を備えるプレス装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
プレス装置は、互いに対向して配設してなる第1の加圧ヘッド1A及び第2の加圧ヘッド1Bからなる一対の加圧ヘッド1と、一対の加圧ヘッド1の一方又は両方を、互いに接近し又離れる方向に往復運動させる往復運動機構2と、第1の加圧ヘッド1Aと第2の加圧ヘッド1Bとをプレス状態におけるプレス面1aの間隔を調整できるように連結してなる厚さ調整機構3を備える。厚さ調整機構3は、往復運動機構2による加圧ヘッド1の往復運動方向に延長される姿勢で第1の加圧ヘッド1Aに固定してなるガイドロッド4と、第1の加圧ヘッド1Aで往復運動されるガイドロッド4を挿入できるように第2の加圧ヘッド1Bに固定してなる一対のガイド壁6と、ガイドロッド4をガイド壁6に挿入する状態で、ガイドロッド4とガイド壁6に設けている貫通孔5、7に挿入されるクサビ8と、このクサビ8を貫通孔5、7に挿入させる挿入機構9とを備える。ガイドロッド4とガイド壁6は、一対の加圧ヘッド1を特定の位置に配置してガイドロッド4をガイド壁6に挿入する状態で、ガイド壁6とガイドロッド4にクサビ8を挿入する位置に貫通孔5、7を設けている。この貫通孔5、7にクサビ8を挿入してガイドロッド4をガイド壁6の特定の位置に固定し、ガイドロッド4とガイド壁6とクサビ8でもって、一対の加圧ヘッド1を所定の位置に配置する。
本発明の請求項2のプレス装置は、加圧ヘッド1のプレス面1aに、加圧流体11を供給する流体供給チャンバ10を設けている。この流体供給チャンバ10は、対向する加圧ヘッド1との対向面を開口して、この開口部を閉塞するようにベルト12を配設している。このプレス装置は、厚さ調整機構3が一対の加圧ヘッド1を所定の位置に配置して、ベルト12が流体供給チャンバ10を閉塞する状態で流体供給チャンバ10に加圧流体11を供給し、加圧流体11がベルト12を介して被プレス物24をプレスする。
本発明の請求項3のプレス装置は、ベルト12でプレスされる被プレス物24をゴムシートとし、流体供給チャンバ10に供給される加圧流体11を加熱、加圧された流体としている。このプレス装置は、流体供給チャンバ10に供給される加圧流体11がベルト12を介して被プレス物24のゴムシートを加熱状態で加圧して加硫する。
本発明の請求項4のプレス装置は、ガイド壁6を筒状のガイド筒19として、ガイド筒19の対向する壁面を一対のガイド壁6としている。
本発明の請求項5のプレス装置は、ガイド壁6に挿入するガイドロッド4の先端を当接させるストッパ20を設けており、このストッパ20をガイドロッド4の挿入方向に移動でき、かつ所定の移動位置に停止できるようにしている。
本発明の請求項6のプレス装置は、ストッパ20が、ガイド筒19の端部にねじ込まれてガイドロッド4の停止位置を変更するネジ棒21を備えると共に、このネジ棒21をねじ込む雌ねじ19Aをガイド筒19に設けている。このプレス装置は、ネジ棒21を回転させて雌ねじ19Aに沿って移動させて、ネジ棒21の位置を変更する。
本発明の請求項7のプレス装置は、ストッパ20が、ネジ棒21に、ガイドロッド4の先端が当たる調整ネジ22をねじ込んでいる。この調整ネジ22は、ガイドロッド4の往復運動方向に移動できるが回転しないようにネジ棒21にねじ込んでいる。このプレス装置は、ネジ棒21を回転させてネジ棒21をガイド筒19の軸方向に移動させると共に、調整ネジ22をネジ棒21に対して軸方向に移動させる。
本発明の請求項8のプレス装置は、ネジ棒21が回転されると、ネジ棒21の移動方向と反対の方向に調整ネジ22が移動するように、調整ネジ22をネジ棒21にねじ込んでいる。さらに、ネジ棒21と調整ネジ22のねじ山は、異なるピッチとしている。
本発明のプレス装置は、加圧ヘッドの隙間を一定に保持するクサビの対向面に、被プレス物のプレス力をバランスよく作用させて、クサビでもって加圧ヘッドの隙間を極めて高い寸法精度で一定に保持できる特徴がある。それは、本発明のプレス装置の厚さ調整機構が、第1の加圧ヘッドに連結しているガイドロッドを第2の加圧ヘッドに連結しているガイド壁に挿入する状態で、ガイド壁とガイドロッドに設けた貫通孔にクサビを挿入し、このクサビでガイドロッドとガイド壁を介して、第1の加圧ヘッドと第2の加圧ヘッドの相対位置を特定するからである。この状態で第1の加圧ヘッドと第2の加圧ヘッドの相対位置を特定する厚さ調整機構は、クサビの対向面に、第1の加圧ヘッドと第2の加圧ヘッドのプレス力が作用する。すなわち、加圧ヘッドのプレス力は、クサビの両面にバランスして作用するので、クサビの位置がプレス力で往復運動の方向にずれることはない。たとえば、図8に示す厚さ調整機構にあっては、クサビの上面には第2の加圧ヘッドのプレス力が作用し、クサビの下面には第1の加圧ヘッドのプレス力が作用する。それは、クサビの上面には、第2の加圧ヘッドに連結しているガイド壁の貫通孔が接触し、クサビの下面には、第1の加圧ヘッドに連結しているガイドロッドの貫通孔が接触するからである。このように、クサビの両面にバランスして作用する押圧力が、加圧ヘッドのプレス力を支えて一定の間隔に保持するので、クサビに作用する押圧力は、大きさが等しくて逆方向となって、互いに打ち消される。このため、加圧ヘッドのプレス力によって、クサビの位置がずれることはなく、クサビの位置がずれて加圧ヘッドの隙間がずれることがない。
本発明の請求項2のプレス装置は、往復運動機構が加圧ヘッドをプレスする圧力を小さくしながら、被プレス物を高い精度で高圧にプレスできる特徴がある。それは、プレス装置が、加圧ヘッドのプレス面に、加圧流体を供給する流体供給チャンバを設け、この流体供給チャンバの開口部を閉塞するようにベルトを配設し、厚さ調整機構で一対の加圧ヘッドを所定の位置に固定する状態で、ベルトで開口部を閉塞する流体供給チャンバに加圧流体を供給し、加圧流体の圧力で被プレス物を加圧できるからである。以上のように、流体供給チャンバに供給される加圧流体がベルトを介して被プレス物をプレスするプレス装置は、一対の加圧ヘッドの隙間が正確になるように固定して、流体供給チャンバに加圧流体を供給することが大切である。一対の加圧ヘッドの隙間のずれがベルトの位置をずらせて、高精度に能率よく被プレス物をプレスできなくなるからである。本発明のプレス状態は、独特の構造の厚さ調整機構でもって、一対の加圧ヘッドの隙間を極めて高い精度に制御できる。このため、流体供給チャンバに加圧流体を供給し、この加圧流体がベルトを介して被プレス物をプレスする装置として、理想的な状態で被プレス物をプレスできる。ベルトのずれを防止して、ベルトを介して被プレス物を極めて高い寸法精度にプレスできるからである。
本発明の請求項3のプレス装置は、極めて高い精度でゴムシートを能率よく加硫できる特徴がある。それは、ベルトを介してゴムシートをプレスし、流体供給チャンバに供給される加圧流体が加熱、加圧された流体として、加圧流体でゴムシートを加熱状態で加硫できるからである。とくに、本発明のプレス装置は、独特の構造の厚さ調整機構でもって、一対の加圧ヘッドの隙間を高精度で長い時間にわたって保持できるので、高品質なゴムシートを能率よく製造できる特徴がある。
本発明の請求項4のプレス装置は、ガイド壁をガイド筒としてここにガイドロッドを挿入するので、クサビに回転力を作用させることなく、クサビを理想的な状態に安定して定位置に、決まった姿勢で配置して、加圧ヘッドの隙間をより正確に一定に保持できる特徴がある。
本発明の請求項5のプレス装置は、ストッパでガイドロッドの挿入位置を調整できるので、簡単な機構で加圧ヘッドの隙間を調整できる。ストッパは、ガイドロッドの挿入位置を調整し、ガイドロッドを特定の位置に停止して、クサビの挿入位置を特定して、加圧ヘッドの隙間を調整する。ストッパは、加圧ヘッドの隙間を調整するが、加圧ヘッドが被プレス物をプレスするプレス力は作用しない。加圧ヘッドのプレス力は、ストッパを押圧することなく、クサビの両面にバランスして作用するからである。このため、ストッパとここに接触するガイドロッド先端の摩耗や損傷は極めて少なく、ストッパでもって加圧ヘッドの隙間を長期間にわたって正確に調整できる特徴がある。
また、本発明の請求項6のプレス装置は、簡単な構造のストッパでガイドロッドの位置を正確に調整できる特徴がある。それは、ストッパが、ガイド筒の端部にねじ込まれてガイドロッドの停止位置を変更するネジ棒を備え、このネジ棒をねじ込む雌ねじをガイド筒に設け、ネジ棒を回転させて雌ねじに沿って軸方向に移動させて、ネジ棒の位置を変更するからである。
さらに、本発明の請求項7のプレス装置は、ストッパで極めて高精度に加圧ヘッドの隙間をコントロールできる特徴がある。それは、ストッパのネジ棒に、ガイドロッドの先端が当たる調整ネジをねじ込んで設け、さらに調整ネジはガイドロッドの往復運動方向に移動できるが回転しないようにネジ棒にねじ込んでいるので、ネジ棒を回転させてネジ棒をガイド筒の軸方向に移動させ、また、調整ネジもネジ棒に対して軸方向に移動できるからである。
また、本発明の請求項8のプレス装置は、さらに高精度に加圧ヘッドの位置をコントロールできる特徴がある。それは、ネジ棒が回転されると、ネジ棒の移動方向と反対の方向に調整ネジが移動するように、調整ネジをネジ棒にねじ込んでおり、さらに、ネジ棒と調整ネジのねじ山をピッチが異なるようにしているので、ネジ棒の1回転で、調整ネジの移動量をネジ棒のねじ山の1ピッチよりも小さくできるからである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための厚さ調整機構を備えるプレス装置を例示するものであって、本発明はプレス装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図3ないし図6は、ゴムシートのようにシート状の被プレス物24をプレスするプレス装置を示す。これらの図のプレス装置は、互いに上下に対向して配設している第1の加圧ヘッド1A及び第2の加圧ヘッド1Bからなる一対の加圧ヘッド1と、一対の加圧ヘッド1を、互いに接近し又離れる方向に往復運動させる往復運動機構2と、第1の加圧ヘッド1Aと第2の加圧ヘッド1Bとを、プレス状態におけるプレス面1aの間隔を調整できるように連結している厚さ調整機構3を備える。
一対の加圧ヘッド1は、対向するプレス面1aで被プレス物24をプレスする。図のプレス装置は、上下に加圧ヘッド1を配設している。図において上の加圧ヘッド1を第1の加圧ヘッド1Aとし、下の加圧ヘッド1を第2の加圧ヘッド1Bとする。ただし、上の加圧ヘッドを第2の加圧ヘッドとして、下の加圧ヘッドを第1の加圧ヘッドとすることもできる。また、本発明のプレス装置は、必ずしも一対の加圧ヘッドを上下に配設する必要はない。
加圧ヘッド1は、図7の拡大断面図に示すように、プレス面1aに、加圧流体11を供給する流体供給チャンバ10を設けている。流体供給チャンバ10は、対向する加圧ヘッド1との対向面を開口して、この開口部を閉塞するようにベルト12を配設している。ベルト12はステンレス等の金属ベルトからなるエンドレスベルトである。加圧ヘッド1は、プレス面1aにベルト12を配設して、上下のベルト12の間で被プレス物24をプレスする。加圧ヘッド1は、周囲に周壁13を設けて、周壁13の内側を流体供給チャンバ10としている。周壁13は、パッキン14を入れる凹部溝15をベルト12との当接面に設けている。凹部溝15に入れたパッキン14は、プレス状態でベルト12の表面に密着して、流体供給チャンバ10を密閉する。
加圧ヘッド1の間にあって被プレス物24の上下に配設される一対のエンドレスベルト12は、図6に示すように、加圧ヘッド1の両端にあるロール16に掛けられて、被プレス物24のゴムシートを挟着して、一緒に同じ方向に移動される。ロール16に掛けているエンドレスベルト12は、加圧ヘッド1のプレス面1aと反対面に配置される。エンドレスベルト12は、被プレス物24のゴムシートをプレスする状態で停止され、プレス面1aに被プレス物24のゴムシートを搬入し、あるいは加硫されたゴムシートを排出するときに、一緒に移動される。
このプレス装置は、厚さ調整機構3で一対の加圧ヘッド1を所定の位置に固定して、ベルト12を周壁13に密着させてベルト12で流体供給チャンバ10を閉塞し、加圧ヘッド1で被プレス物24をプレスする状態として、流体供給チャンバ10に加圧流体11が供給される。流体供給チャンバ10に挟着される加圧流体11は、ベルト12を介して被プレス物24のゴムシートをプレスする。流体供給チャンバ10に供給される加圧流体11を加熱、加圧された流体として、加圧流体11でベルト12を介して被プレス物24のゴムシートを加熱状態で加圧して加硫する。
ゴムシート等のシート状の被プレス物24をプレスする加圧ヘッド1は、高い圧力のプレスで、一対の加圧ヘッド1の位置を正確にコントロールして、加圧ヘッド1の隙間を正確に一定に保持することが大切である。隙間のわずかなずれが製品の品質や生産効率に影響を与えるからである。とくに、加圧ヘッド1とベルト12の間に流体供給チャンバ10を設けてここに加圧流体11を圧入して、ベルト12でゴムシート等の被プレス物24をプレスする装置は、加圧ヘッド1のずれがベルト12を蛇行させる原因となるので、生産能率を低下させないために、加圧ヘッド1の隙間を極めて高精度にコントロールすることが要求される。たとえば、ゴムシートの加硫装置にあっては、ゴムシートをプレスするベルトの水平方向の横ずれを数mm以下に制御することが要求される。
本発明のプレス装置は、以下に記述する独特の構造の厚さ調整機構3で、一対の加圧ヘッド1の隙間を極めて正確にコントロールする。プレス装置は、加圧流体11の両側に複数の厚さ調整機構3を設けて、加圧ヘッド1の隙間を一定に保持する。図3と図4のプレス装置は、加圧ヘッド1の両側にふたつ、全体で4組の厚さ調整機構3を設けている。厚さ調整機構3は、図3、図8及び図9に示すように、第1の加圧ヘッド1Aに垂直姿勢に固定しているガイドロッド4と、このガイドロッド4を挿入できるように第2の加圧ヘッド1Bに固定しているガイド壁6と、ガイドロッド4をガイド壁6に挿入する状態で、ガイド壁6とガイドロッド4の貫通孔7、5に挿入して、ガイドロッド4とガイド壁6とを一定の位置に固定するクサビ8と、このクサビ8をガイドロッド4とガイド壁6の貫通孔5、7に挿入する挿入機構9とを備える。
ガイドロッド4は、往復運動機構2による加圧ヘッド1の往復運動方向に延長する姿勢で第1の加圧ヘッド1Aに固定している。図のプレス装置は、第1の加圧ヘッド1Aを上下に往復運動させて、被プレス物24のゴムシートをプレスする。したがって、ガイドロッド4は上下方向に延長されて、下の第2の加圧ヘッド1Bに固定しているガイド壁6に挿入されるように下向きに突出して設けている。図のガイドロッド4は、下端に交換プレート17を交換できるように固定している。交換プレート17は硬い摩耗の少ない金属板で、止ネジ18を介してガイドロッド4の下端に交換できるように固定している。このガイドロッド4は、交換プレート17が摩耗すると新しいものに交換できる。
ガイドロッド4は四角柱状で、横向きに、図において水平方向にクサビ8を挿入する貫通孔5を開口している。ガイドロッドは、必ずしも四角柱状とする必要はない。ガイドロッドは、多角柱状、円柱状、楕円筒状とすることもできる。
図に示すガイドロッド4の貫通孔5は四角形として、下面をクサビ8の下面に沿う摺動面5Aとしている。この貫通孔5は、摺動面5Aを傾斜する面としている。傾斜する摺動面5Aは、クサビ8の下面の傾斜面8Aに面接触状態で摺動するようにしている。この構造は、貫通孔5に挿入されるクサビ8の下面に面接触状態で摺動して、すなわち広い面積で接触しながら摺動して、摩耗を少なくできる。ただ、貫通孔の下面は、必ずしもクサビの下面に沿う傾斜面とする必要はない。ガイドロッド4の貫通孔5の上面は、好ましくは、図8に示すように、貫通孔5にクサビ8を挿入する状態で、クサビ8の上面との間にクリアランスを設ける。この貫通孔5は、上面をクサビ8の上面から離して、クサビ8の上面をガイド壁6に設けた貫通孔7の上面に当接するまで挿入できる。ただ、ガイドロッドに設ける貫通孔は、ガイド壁の貫通孔にクサビを挿入して、クサビの上面をガイド壁の貫通孔の上面に接触させる状態で、ガイドロッドの貫通孔の上面もクサビの上面に接触させることもできる。
図9の厚さ調整機構3は、ガイドロッド4を挿入するガイド壁6を筒状のガイド筒19としている。ガイド筒19のガイド壁6は、対向する壁面を一対のガイド壁6としている。この図のガイド壁6は、四角形のガイド筒19の対向する壁面をガイド壁6としている。このガイド筒19のガイド壁6は、ここにガイドロッド4を挿入して、ガイドロッド4の水平方向のずれを阻止できる。また、一対のガイド壁6の間にガイドロッド4を挿入して、ガイドロッド4とその両側のガイド壁6の貫通孔5、7にクサビ8を挿入するので、加圧ヘッド1に強いプレス力が作用する状態で、クサビ8を特定の位置に特定の姿勢で保持できる。クサビ8の位置がずれないのは、一対の加圧ヘッド1に作用するプレス力が、クサビ8の上下面である対向面にバランスして作用して打ち消されるからである。また、クサビ8の姿勢がずれないのは、ガイドロッド4の両側にガイド壁6があり、ガイドロッド4とガイド壁6でもって、ガイドロッド4の接触面の両側に、ガイド壁6でもってバランスよく逆方向の力が作用するからである。また、クサビ8は加圧ヘッド1にプレス力が作用しない状態で、ガイドロッド4とガイド壁6の貫通孔5、7に出し入れされるので、クサビ8の挿入機構9を小さいシリンダ等の簡単な機構にできる。ただ、本発明は、厚さ調整機構のガイド壁をガイド筒に特定しない。ガイド壁は、ガイドロッドの片面に配設される壁面とし、あるいはガイドロッドの両側に設けた一対のガイド壁を連結しない構造とすることもできる。
ガイド壁6は、ガイドロッド4を挿入する状態で、クサビ8を挿入する貫通孔7を設けている。図9の厚さ調整機構3は、ガイド壁6の貫通孔7を四角形とするが、この貫通孔も、ガイドロッドの貫通孔と同じように、必ずしも四角形に特定する必要はなく、クサビを挿入できる種々の形状にできる。
ガイド壁6の貫通孔7は、図8の断面図に示すように、ガイドロッド4の貫通孔5とは反対に、上面を摺動面7Aとしてクサビ8の上面に摺動状態で接触させて、下面をクサビ8の下面から離してクリアランスを設けている。この構造は、クサビ8をスムーズに挿入できる。ただ、ガイド壁の貫通孔も、クサビを貫通孔に挿入して、ガイドロッドとガイド壁を特定の位置に停止する状態で、下面をクサビの下面に接触させることもできる。
ガイド壁6の貫通孔7の上面は、クサビ8の上面の摺動面7Aとなる。この貫通孔7は、摺動面7Aである上面を傾斜する面としている。傾斜する貫通孔7の上面の摺動面7Aは、クサビ8の上面の傾斜面8Bに面接触状態で摺動するようにしている。この構造は、貫通孔7に挿入されるクサビ8の上面に面接触状態で摺動して、すなわち広い面積で接触しながら摺動して、摩耗を少なくできる。ただ、貫通孔の上面は、必ずしもクサビの上面に沿う傾斜面とする必要はない。
図8と図9に示すクサビ8は、貫通孔5に挿入する先端に向かって、上面を下り勾配に、下面を上り勾配に傾斜させている。このクサビ8は、図8に示すように、ガイドロッド4とガイド壁6の貫通孔5、7に挿入されて、上面をガイド壁6の貫通孔7の上面に摺動させて、ガイド壁6を押し上げ、下面をガイドロッド4の貫通孔5の下面に摺動させてガイドロッド4を押し下げて、ガイドロッド4とガイド壁6を一定の位置に固定する。図のクサビ8は、上面と下面の両方を挿入方向に対して傾斜面8A、8Bとしているが、クサビは下面のみを傾斜面として、上面を挿入方向と平行な面とすることもできる。
クサビ8は、挿入機構9で往復運動されて、貫通孔5、7に挿入され、また貫通孔5、7から引き抜かれる。挿入機構9は、ガイドロッド4をガイド壁6に挿入する状態で、両者の貫通孔5、7にクサビ8を挿入して、ガイドロッド4とガイド壁6を一定の位置に連結する。この状態で、一対の加圧ヘッド1は所定の隙間に保持されて、ゴムシート等の被プレス物24をプレスする状態に保持する。また、挿入機構9は、クサビ8を貫通孔5、7から引き抜いて、ガイドロッド4をガイド壁6に対して上昇できる状態とする。この状態でゴムシート等の被プレス物24をプレスしない状態として、ベルト12を移動させる。複数の厚さ調整機構3の挿入機構9は、クサビ8を一緒に往復運動させる。図のプレス装置は、挿入機構9をシリンダーとする。ただ、挿入機構は、クサビを往復運動できる全ての機構とすることができる。
図8と図9の厚さ調整機構3は、ガイドロッド4の先端を当接させるストッパ20を設けている。ストッパ20は、ガイドロッド4が降下する位置を特定する。したがって、ストッパ20を備える厚さ調整機構3は、ストッパ20でガイドロッド4の降下位置を特定して、クサビ8を貫通孔5、7に挿入する。この厚さ調整機構3は、ストッパ20でガイドロッド4の降下位置を正確に制御し、この状態で貫通孔5、7にクサビ8を挿入して、加圧ヘッド1の隙間をストッパ20で調整された状態に保持する。このため、一対の加圧ヘッド1の隙間をより正確にできる。ただ、本発明のプレス装置は、必ずしもストッパを設ける必要はない。それは、クサビを貫通孔に挿入する位置で、ガイドロッドとガイド壁との連結位置を調整することもできるからである。
図8と図9の厚さ調整機構3は、ガイドロッド4のガイド壁6に対する降下位置を特定するストッパ20を設けている。これらの図の厚さ調整機構3は、ストッパ20をガイド壁6の下端に設けている。ただ、ストッパは、図示しないが、第2の加圧ヘッドに連結することもできる。ガイド壁6は第2の加圧ヘッド1Bに連結しているので、第2の加圧ヘッドに連結されるストッパは、第2の加圧ヘッドを介してガイド壁に連結される。
ストッパ20は、ガイドロッド4の挿入方向、図において上下方向に移動して、ガイドロッド4をガイド壁6に挿入する上下位置、図においてガイドロッド4の降下位置を調整する。ストッパ20は、ガイドロッド4の先端(図において下端)に当たって、ガイドロッド4がガイド壁6に挿入される位置を特定する。したがって、ストッパ20は、ガイドロッド4の停止位置を上下に調整できるように、上下に移動でき、かつ所定の移動位置に停止できるようにガイド壁6に設けている。
図8と図9のストッパ20は、ネジ棒21と、このネジ棒21にねじ込んでいる調整ネジ22を備える。ネジ棒21は、ガイド筒19の端部、図においてガイド筒19の下端にねじ込んでいる。ガイド筒19は、ネジ棒21をねじ込む雌ねじ19Aを下端に設けている。ネジ棒21は、これを回転するために、下端に角頭21Aを突出して設けている。ネジ棒21が回転されると、ガイド筒19の雌ねじ19Aに沿って上下に移動して、位置が変更される。上下に移動されたネジ棒21は、移動された位置で停止されて、ガイドロッド4の下端位置を特定する。
図のストッパ20は、ネジ棒21の上端にガイドロッド4の先端に当接る調整ネジ22をねじ込んでおり、この調整ネジ22をガイドロッド4の下端に当たるようにしている。調整ネジ22は、ガイドロッド4の往復運動方向に移動できるが回転しないようにネジ棒21にねじ込んでいる。ネジ棒21は、調整ネジ22をねじ込む雌ねじ孔21Bを上端部に設けている。この雌ねじ孔21Bは、中心軸をガイドロッド4の往復運動方向としている。図の調整ネジ22は、角頭22Aをガイド筒19の内面に摺動させて、回転しないようにガイド筒19に保持される。調整ネジ22の角頭22Aは、その外形をガイド筒19の内形よりもわずかに小さい形状として、回転しないが軸方向には移動できるようにしている。回転しない調整ネジ22は、ネジ棒21が回転されると、相対的にはネジ棒21の回転方向の逆方向に回転される。ネジ棒21と調整ネジ22のねじ山は同じ方向にある。たとえばネジ棒21のねじ山を右ねじとする場合、調整ネジ22のねじ山も右ねじである。したがって、ネジ棒21が上昇方向に回転されると、調整ネジ22は降下する。調整ネジ22がネジ棒21に対して逆方向に回転されるからである。ネジ棒21と調整ネジ22は、1回転で移動するねじ山のピッチが異なる。互いにピッチが異なるネジ棒21と調整ネジ22は、互いに逆方向に移動する距離が異なり、移動距離の差が調整ネジ22の先端の移動距離となる。この構造は、ネジ棒21を1回転させて、調整ネジ22の移動距離をねじ山の1ピッチよりも小さくできる。このため、ネジ棒21を回転してより高精度でガイドロッド4の位置を調整できる。ただ、ストッパは、ネジ棒の先端を直接にガイドロッドの先端に当てて、ガイドロッドの位置を調整することもできる。
以上のプレス装置は、以下のようにして被プレス物のゴムシートをプレスして加硫する。
往復運動機構2でもって、上の加圧ヘッド1である第1の加圧ヘッド1Aを上昇位置とする。往復運動機構2は、油圧シリンダー23で第1の加圧ヘッド1Aを上昇させる。このプレス装置は、往復運動機構2の油圧シリンダー23で、第1の加圧ヘッド1Aをプレスして、被プレス物24をプレスするのではない。往復運動機構2は、第1の加圧ヘッド1Aを上下に移動すれば足りる。それは、厚さ調整機構3で一対の加圧ヘッド1を指定の隙間に保持して、加圧ヘッド1の流体供給チャンバ10に供給する加圧流体11で被プレス物24のゴムシートをプレスするからである。したがって、往復運動機構2には、被プレス物24をプレスする強いプレス力は要求されない。
第1の加圧ヘッド1Aを上昇位置として、第1の加圧ヘッド1Aと第2の加圧ヘッド1Bの間に被プレス物24のゴムシートを搬入する。被プレス物24のゴムシートは、上下からベルト12で挟んで加圧ヘッド1の間に搬入される。
第1の加圧ヘッド1Aと第2の加圧ヘッド1Bの間に被プレス物24のゴムシートを搬入した後、往復運動機構2が第1の加圧ヘッド1Aを降下させる。このとき、第1の加圧ヘッド1Aに連結しているガイドロッド4は、第2の加圧ヘッド1Bに連結しているガイド壁6の間に挿入される。第1の加圧ヘッド1Aは、ガイドロッド4の下端がストッパ20に当たるまで降下される。
ガイドロッド4の下端がストッパ20に当たる状態で、挿入機構9は、ガイド壁6とガイドロッド4の貫通孔7、5にクサビ8を挿入して厚さ調整機構3をロック状態として、一対の加圧ヘッド1の隙間を一定に保持する。クサビ8は、図8に示すように、上面でガイド壁6の貫通孔7の上面を押圧し、下面でガイドロッド4の貫通孔5の下面を押圧して、ガイドロッド4とガイド壁6とを所定の位置に固定する。この状態で、ガイドロッド4とガイド壁6との相対位置が特定され、ガイドロッド4とガイド壁6を介して第1の加圧ヘッド1Aと第2の加圧ヘッド1Bの隙間が一定に保持される。
その後、流体供給チャンバ10に加圧流体11を供給する。加圧流体11が供給される流体供給チャンバ10は、開口部をベルト12で閉塞する状態となっている。流体供給チャンバ10に供給される加圧流体11は、加圧、加熱された流体、たとえば温度を300℃、圧力を5MPaとする加熱油である。流体供給チャンバ10に供給される加圧流体11は、ベルト12を介して被プレス物24のゴムシートを加熱状態で加圧する。このとき、加圧流体11が被プレス物24をプレスする総圧力は加圧流体11の圧力と流体供給チャンバ10の開口面積の積になるが、この総圧力は500トン〜1000トンとなる。被プレス物24のゴムシートは、加熱加圧状態に保持して加硫される。
図のプレス装置は、ガイドロッド4とガイド壁6の貫通孔4、7にクサビ8を挿入して、一対の加圧ヘッド1の隙間を一定に保持する状態で、ベルト12を移動させて、ベルト12間の被プレス物24であるゴムシートを連続的に加熱、加圧して加硫する。一対の加圧ヘッドが加圧状態でベルトを移動させるプレス装置は、加圧ヘッドの隙間を一定に保持できないと、移動するベルトがずれて能率よく被プレス物をプレス状態に保持して、連続処理できなくなる。本発明のプレス装置は、独得の厚さ調整機構3で加圧ヘッド1の隙間を極めて高い精度で一定の隙間に保持できるので、プレス状態におけるベルト12のずれを著しく少なくして、ベルト12でもって被プレス物24をプレス状態で連続処理できる。
従来の厚さ調整機構を備えるプレス装置を模式的に示す側面図である。 図1に示すプレス装置のA−A線断面図である。 本発明の一実施例にかかる厚さ調整機構を備えるプレス装置の横断面図であって、図4におけるA−A線断面に相当する図である。 図3に示すプレス装置の平面図である。 図4に示すプレス装置の側面図である。 図4に示すプレス装置のB−B線断面に相当する概略断面図である。 図3に示すプレス装置の加圧ヘッドを示す拡大断面図である。 図3に示すプレス装置の厚さ調整機構を示す拡大断面図である。 図8に示す厚さ調整機構の要部を拡大して分解した一部断面斜視図である。
符号の説明
1…加圧ヘッド 1A…第1の加圧ヘッド
1B…第2の加圧ヘッド
1a…プレス面
2…往復運動機構
3…厚さ調整機構
4…ガイドロッド
5…貫通孔 5A…摺動面
6…ガイド壁
7…貫通孔 7A…摺動面
8…クサビ 8A…傾斜面
8B…傾斜面
9…挿入機構
10…流体供給チャンバ
11…加圧流体
12…ベルト
13…周壁
14…パッキン
15…凹部溝
16…ロール
17…交換プレート
18…ネジ
19…ガイド筒 19A…雌ねじ
20…ストッパ
21…ネジ棒 21A…角頭
21B…雌ねじ孔
22…調整ネジ 22A…角頭
23…油圧シリンダー
24…被プレス物
30…連続シート
31…ロール
32…エンドレスベルト
33…厚さ調整機構
34…ベアリングボックス
35…クサビ

Claims (8)

  1. 互いに対向して配設してなる第1の加圧ヘッド(1A)及び第2の加圧ヘッド(1B)からなる一対の加圧ヘッド(1)と、一対の加圧ヘッド(1)の一方又は両方を、互いに接近し又離れる方向に往復運動させる往復運動機構(2)と、第1の加圧ヘッド(1A)と第2の加圧ヘッド(1B)とをプレス状態におけるプレス面(1a)の間隔を調整できるように連結してなる厚さ調整機構(3)を備えるプレス装置であって、
    厚さ調整機構(3)が、往復運動機構(2)による加圧ヘッド(1)の往復運動方向に延長される姿勢で第1の加圧ヘッド(1A)に固定してなるガイドロッド(4)と、第1の加圧ヘッド(1A)で往復運動されるガイドロッド(4)を挿入できるように第2の加圧ヘッド(1B)に固定してなる一対のガイド壁(6)と、ガイドロッド(4)をガイド壁(6)に挿入する状態で、ガイドロッド(4)とガイド壁(6)に設けている貫通孔(5)、(7)に挿入されるクサビ(8)と、このクサビ(8)を貫通孔(5)、(7)に挿入させる挿入機構(9)とを備え、
    前記ガイドロッド(4)と前記ガイド壁(6)は、一対の加圧ヘッド(1)を特定の位置に配置してガイドロッド(4)をガイド壁(6)に挿入する状態で、ガイド壁(6)とガイドロッド(4)にクサビ(8)を挿入する位置に貫通孔(5)、(7)を設けており、この貫通孔(5)にクサビ(8)を挿入してガイドロッド(4)をガイド壁(6)の特定の位置に固定し、ガイドロッド(4)とガイド壁(6)とクサビ(8)でもって、一対の加圧ヘッド(1)を所定の位置に配置するようにしてなる厚さ調整機構を備えるプレス装置。
  2. 加圧ヘッド(1)のプレス面(1a)に、加圧流体(11)を供給する流体供給チャンバ(10)を設けており、この流体供給チャンバ(10)は対向する加圧ヘッド(1)との対向面を開口して、この開口部を閉塞するようにベルト(12)を配設しており、厚さ調整機構(3)が一対の加圧ヘッド(1)を所定の位置に配置して、ベルト(12)が流体供給チャンバ(10)を閉塞する状態で流体供給チャンバ(10)に加圧流体(11)が供給され、加圧流体(11)がベルト(12)を介して被プレス物(24)をプレスするようにしてなる請求項1に記載される厚さ調整機構を備えるプレス装置。
  3. ベルト(12)でプレスされる被プレス物(24)がゴムシートで、流体供給チャンバ(10)に供給される加圧流体(11)が加熱、加圧された流体で、流体供給チャンバ(10)に供給される加圧流体(11)がベルト(12)を介して被プレス物(24)のゴムシートを加熱状態で加圧して加硫する請求項2に記載される厚さ調整機構を備えるプレス装置。
  4. ガイド壁(6)を筒状のガイド筒(19)として、ガイド筒(19)の対向する壁面を一対のガイド壁(6)としている請求項1に記載される厚さ調整機構を備えるプレス装置。
  5. ガイド壁(6)に挿入するガイドロッド(4)の先端を当接させるストッパ(20)を設けており、このストッパ(20)がガイドロッド(4)の挿入方向に移動でき、かつ所定の移動位置に停止できるようにしてなる請求項1に記載される厚さ調整機構を備えるプレス装置。
  6. ストッパ(20)が、ガイド筒(19)の端部にねじ込まれてガイドロッド(4)の停止位置を変更するネジ棒(21)を備えると共に、このネジ棒(21)をねじ込む雌ねじ(19A)をガイド筒(19)に設けており、ネジ棒(21)を回転させて雌ねじ(19A)に沿って移動させて、ネジ棒(21)の位置を変更するようにしてなる請求項4と5に記載される厚さ調整機構を備えるプレス装置。
  7. ストッパ(20)が、ネジ棒(21)に、ガイドロッド(4)の先端が当たる調整ネジ(22)をねじ込んでおり、この調整ネジ(22)はガイドロッド(4)の往復運動方向に移動できるが回転しないようにネジ棒(21)にねじ込んでおり、ネジ棒(21)を回転させてネジ棒(21)をガイド筒(19)の軸方向に移動させると共に、調整ネジ(22)をネジ棒(21)に対して軸方向に移動させるようにしてなる請求項6に記載される厚さ調整機構を備えるプレス装置。
  8. ネジ棒(21)が回転されると、ネジ棒(21)の移動方向と反対の方向に調整ネジ(22)が移動するように、調整ネジ(22)をネジ棒(21)にねじ込んでおり、さらに、ネジ棒(21)と調整ネジ(22)のねじ山はピッチが異なる請求項7に記載される厚さ調整機構を備えるプレス装置。
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