JPH0354562A - 着色画像形成材料及び該材料を用いた着色転写画像形成方法 - Google Patents

着色画像形成材料及び該材料を用いた着色転写画像形成方法

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JPH0354562A
JPH0354562A JP19096889A JP19096889A JPH0354562A JP H0354562 A JPH0354562 A JP H0354562A JP 19096889 A JP19096889 A JP 19096889A JP 19096889 A JP19096889 A JP 19096889A JP H0354562 A JPH0354562 A JP H0354562A
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年由 浦野
Shinya Mayama
間山 進也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー印刷における色校正用のカラープルー
フに用いる着色画像形成材料に係り、詳しくは印刷物の
画像品質に極めて近似した着色転写画像を得ることので
きる着色li2i@形成材料及び該材料を用いた着色転
写画像形成方法に関する。
[従来の技術] 多色刷印刷における本印刷の前工程として行なわれる校
正刷りの手間と時間の節約に色校正用のカラーシ一ト(
カラープノレーフとも呼ばれる)が用いられるのは当分
野においてよく知られている。
色校正用として着色画像形成材料を用いて多色転写画像
を作成する方法としては、例えば特開昭47−4183
0号公報に記載の、着色画像を直接RlI受@紙に転写
積層するいわゆる直接転写方式、例えば特開昭59−9
7140号公報に記載の、着色画像を一時、仮の受像シ
ート上に転写積層した後、これを再度、最終受像紙上に
転写する、いわゆる間接転写方式、また、特開昭56〜
501217@公報に記載の、着色感光層を受像紙に転
写した後にii!iifl1を形成する工程をくり返す
方式等が挙げられる。
上記各方式は、いずれも被転写材料上の着色画像表面が
透明な熱可塑性有R重合体層で被覆されるため、得られ
た画像表面の光沢度が高過ぎ、印刷物の画像品質とは異
なった印象を与える、という難点を有している。
本来、色校正用のカラープルーフは、R柊印刷物の画像
再現を予測するべく使用されるものであるから、印刷物
の画像品質に極めて近似した転写画像を得ることのでき
る着色画像形成材料が強く望まれており、本発明者らは
上記目的を達成するため、すでに、支持体上に、感光性
組成物、結合剤、着色剤を含有する着色感光層を有する
着色画像形成材料に、像様露光および現像処理を行い、
着色画像を形成した後、実質的に該着色1i!ii像部
のみを被転写材料上に転写することにより、印刷物の画
像品質に極めて近似した転写画像を形成することのでき
る着色画象形成材料および転写画像形成方法を特願昭6
2−202783号、特願昭62−328616号等で
提案した。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記着色画像部のみを被転写材料である印刷
用紙に転写する際、印刷用紙の表面には凹凸があるため
、転写ii!j像が浮いた状態になる。
そのため、印刷物との近似性が損われるという問題点が
明らかとなった。
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたもので、転写時
の特に凹凸のある被転写材料に対づる密着性に優れ、画
像の浮きのない転写画像を得ることができ、正確な画像
再現が保障される@色画像形成材料及び該材料を用いた
着色転写画像形成方法を提供することを目的とする。
C課題を解決するための手段j 上記目的を達成するために、本発明の着色画像形成材料
は、支持体、熱軟化層および離型層の順に積層してなる
離型処理支持体上に、少なくとも感光性組成物および着
色剤を含有する着色感光層を有することを特徴とする。
また本発明の着色転写画像形成方法は、本発明の着色画
像形成材料を少なくともf!lt様露光及び現像処11
1することにより署色画像を形成した後、実質的に上記
着色画像部のみを被転写材料上に熱転写することを特徴
とする。
以下、本発明を詳述する。
本発明において、I!1型処理支持体は支持体、熱軟化
層及び離型層をこの順に積層してなる。
本発明に使用される着色画像形成材料の支持体としては
、ポリエステルフィルム、特に二軸延仲ポリエチレンテ
レフタレートフィルムが水、熱に対する寸法安定性の点
で好ましいが、アセテートフィルム、ポリ塩化ビニルフ
ィルム、ポリスヂレンフィルム、ボリブロビレンフィル
ム、ポリエチレンフィルムも使用し得る。
本発明の熱軟化層は熱可塑性樹脂からなり、熱転写時の
温度で軟化する性質を有するものである。
該熱可塑性樹脂としては軟化点が−30℃〜150℃の
ものが好ましい。ここで示す軟化点温度はV I CA
T軟化点又は環球法で示した値である。
本発明では,具体的には、以下のものを好ましい樹脂と
して挙げることができる。
ポリエチレン、ボリプロビレンなどのポリオレフィン。
エチレンと酢酸ビニル、エチレンとアクリル酸エステル
、エチレンとアクリル酸の如きエチレン共重合体。
ポリ塩化ビニル。
塩化ビニルと酢酸ビニルの如き塩化ビニル共重合体。
ポリ塩化ビニリデン。
塩化ビニリデン共重合体。
ボリスチレン。
スチレンと無水マレイン酸の如きスチレン共重合体。
ポリアクリル酸エステル。
ポリエステル樹脂。
ポリウレタン樹脂。
アクリル酸エステルと酢酸ビニルの如きアクリル酸エス
テル共重合体。
ボリメタアクリル酸エステル。
メタアクリル酸メチルと酢酸ビニル、メタアクリル酸メ
チルとアクリル酸の如きメタアクリル酸エステル共重合
体。
ポリ酢酸ビニル。
酢酸ビニル共重合体。
ビニルブチラール樹脂。
ナイロン、共重合ナイロン、N−アルコキシメチル化ナ
イロンの如きボリアミド樹脂。
合成ゴム。
石油樹脂。
塩化ゴム。
ポリエチレングリコール。
ポリビニルアルコールハイドロジンフタレート。
セルローズ誘導体、セル口ーズアセテートフタレート、
セルローズアセテー+サクシネート。
シエラツク。
ワックス。
熱軟化層は公知の方法を用いて支持体上に設けることが
できる。
熱軟化層の厚さは1〜50μmの範囲が適当であり、特
に好ましくは5〜30μmの範囲である。
また上記離型層としては、例えばシリコーン樹脂、フッ
素樹脂、ポリエチレン、ボリブロビレン、エチレンーα
−オレフイン共重合体、ブロビレン一α−オレフィン共
重合体、エチレンーブロビレン共重合体、エヂレンーブ
ロビレンージエン共重合体、エチレンーアクリル酸共重
合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹
脂、ワックス、ナイロン、共重合ナイロンの如きボリア
ミド樹脂等が挙げられる。
また、メラミン樹脂、ポリアクリル酸エステル、ウレタ
ン樹脂にシリコン樹脂やフッ素樹脂を添加しても用いる
ことができる。
また、ボリブロビレンフィルムおよびポリエチレンフィ
ルム等は、特別な離型処理を施さなくても良好な離型性
を示すので、好ましい態様として支持体の厚さより薄く
、ボリブロビレン層また(よポリエチレン層を設けるこ
とができる。
離型層の厚さは0.01〜30μmの範囲が適当であり
、特に好ましくは0.1〜5μmの範囲である。
熱軟化層上に上記離型層を設ける方法としては、上記離
型層樹脂を有機溶剤に溶解した溶液、又はエマルジョン
化したものを熱軟化層上に塗布する方法と、ボリブロビ
レンフイルム、またはポリエチレンフィルムを熱軟化層
上にラミネートする方法とが挙げられる。
本発明の着色画像形成材料は前記離型処理支持体上に着
色感光層を有してなる。
本発明の着色画像形成材料を構成する着色感光層は、少
なくとも感光性組成物及び着色剤を含有する。
前記着色剤としては染料、顔料が挙げられる。
特に、色校正に使用する場合、そこに要求ざれる常色即
ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと一致した
色調の顔料、染料が必要となるが、その他金属粉、白色
顔料、螢光顔利なども使われる。以下に、当該技術分野
で公知の種々の顔料および染料の内の若干例を示す。
(C.Iはカラーインデックスを意味する〉。
ビクトリアビュアプルー(C.I 42595 )オー
ラミン(C.I 41000 ) カチロンブリリアントフラビン (C.!ベーシック13〉 口−ダミン6 G C P ( C. [ 45160
 )ローダミンB (C.I 451γ0)サフラニン
OK70: 100  (C.+ 50240 )エリ
オグラウシンX (C.I 4208o )ファースト
ブランク口B (C.1 26150 )NO.120
1リオノールイエロ−(C.+ 21090 )リオノ
ールイエローGRO (C.I 21090 )シムラ
ーファーストイエロー8GF (C.I 21105 ) ベンジジンイエロー4 T− 5640 (C.I 2
1095 )シムラーファーストレッド4015 (C
.I 12355 )リオノールレツド7 B 440
1 (C.I 15830 )ファーストゲンブルーT
GR− L (C.I 74160 )リオノールプル
ーSM (C.I 26150 )三菱カーボンブラッ
クM A − 100三菱カーボンブラック#30, 
#40, #50本発明に用いる着色剤の着色感光庖中
における含有率は、目標とする光学濃度と着色感光層の
現会液に対する除去性を考慮して選択ざれるが、本発明
においては10〜30重量%の範囲とすることが好まし
い。
着色感光層に含まれる感光性組成物としては6々のもの
が使用可能であり、活性光線のWiDjを賀けると短時
間のうちにその分子4m造に化学的な亥化をきたし、溶
媒に対し溶解性が変化し、ある{4の溶媒を適用した場
合には、露光部分又は非露光部分が溶解除去してしまう
ような七ノマー、ブレボリマー及びボリマーなどの化合
物のすべてが含まれる。使用可能な感光性組成物の例と
しては、露光部の溶解性が低下する、いわゆるネガ・ボ
ジタイブのものとして、ポリビニルアルコールをケイ皮
酸でエステル化したもので代表される光架橋型の感光性
樹脂系、ジアゾニウム塩やその縮合体をポリビニルアル
コール、ポリビニルビロリドンボリアクリルアミド等と
混合した系、また芳香族アジド化合物を光架橋剤として
用い環化ゴム等のバインダーと混合した系等があり、さ
らに光ラジカル重合や光イオン重合を利用した感光性樹
脂も用いることができる。また露光部の溶解性が増大す
る、いわゆるボジ・ボジタイブのものとしては例えば、
O−キノンジアジドを感光剤とする感光性樹脂組成物が
あり、具体的には、1.2−ペンゾキノンジアジド−4
−スルボニルクロライド、1.2−ナフトキノンジアジ
ド−4−マニホニルクロライド、1.2−ナフトキノン
ジアジド−5一スルホニルクロライド、1,2一ナフ1
・キノンジアジド−6−スルボニルクロライドと水酸基
及び/又はアミノ基含有化合物を縮合させた化台物が好
ましく用いられる。
上記水酸基含有化合物としては、例えばトリヒド口キシ
ベンゾフエノン、ジヒドロキシアントラキノン、ビスフ
ェノールA,フェノールノボラック樹脂、レゾルシンベ
ンズアルデヒド縮合樹脂、ビロガロールアセトン縮合樹
脂等がある。また、ア互ノ基含有化合物としては、例え
ばアニリン、p−アミノジフエニルアミン、p−アミノ
ベンゾフエノン、4,4′−ジアミノジフェニルアミン
、4,4−ジアミノベンゾフェノン等がある。
上記、O−キノンジアジド化合物に関しては、ざらにJ
.KOSAR著” L ight  S ensiNv
eS ystem  ″ (Wiley&Sons  
,  NewYork  ,  1965)および永松
,乾著“感光性高分子″(講談社,1977)の記載に
したがうことができる。
ざらにボジ・ボジタイブのものとして、 i)活性光線
の照射により酸を発生し10る化合物、ii)酸により
分解し得る結合を少なくとも1個有する化合物、および
iii) 2または3種類の異なるフェノール類を含む
ノボラック樹脂、を含有する感光性樹脂組成物を用いる
こともできる。
本発明に用いる着色感光層中における感光性組成物の含
有量は、例えば重量で5〜80%が適当である。
また、前記着色感光層は結合剤を含有することができ、
このような結合剤としては、皮膜形成性かつ溶媒可溶性
であり、好ましくはアルカリ現像液で溶解ないし、膨潤
しうる高分子化合物が用いられる。
かかる高分子化合物の具体例としては、例えば、下記一
般式[I]で表わされる芳香族性水酸基を有する構造単
位を分子構造中に含有する高分子化合物があげられる。
ここで、R1及びR2は水素原子、アルキル基又はカル
ボン酸基、R3は水素原子、ハロゲン原子又はアルキル
基、R4は水M@子、アルキル基、フエニル基又はアラ
ルキル基、Xは窒素原子と芳香液炭素原子と連結する2
1i1Hの有機基で、nはO又は1、Yは置換基を有し
てもよいフエニレン基又は置換基を有してもよいナフチ
レン基である。
上記一般式[I]で表わされる構造単位を形成するモノ
マーとしては、具体的には例えばN−(4−ヒドロキシ
フエニル)一(メタ)アクリルアくド、N− (2−ヒ
ドロキシフェニル)一(メタ〉アクリルアミド、N−(
4−ヒドロキシナフチル)一(メタ)アクリルアミド等
の(メタ)アクリルアミド類のモノマー;o−、巾一又
はρ−ヒドロキシフエニル(メタ)アクリレートモノマ
;0−、鋼一又はρ−ヒドロキシスチレンモノマー等が
挙げられる。好ましくは、0−、一一又はp−ヒドロキ
シフエニル(メタ)アクリレートモノマー、N−(4−
ヒドロキシフエニル)一(メタ〉アクリルアミドモノマ
ーであり、さらに好ましくはN一(4−ヒドロキシフェ
ニル)−(メタ)アクリルアミドモノマーである。
本発明においては、結合剤として一般式[I]で表わさ
れる構造を形戒するモノマーと下記のモノマー等との共
重合体を用いることが好ましい。
RS I ここで、 R5 は水素原子、 アルキル基、 又はハ ロゲン原子を表わし、R6は、アルキル基、フI二ル基
又はナフチル基を表わす。
上記共重合体中における一般式[I]で表わされる芳香
族性水酸基を有する基の比率は、1〜30モル%が好ま
しい。
また上記アクリロニトリル類から形成される単位の上記
共重合体中に占める割合は、O〜50モル%が好ましく
、さらに現像性を考えれば、5〜40モル%が好ましい
。上記アルキルアクリレート類から形成される構造単位
の割合は、50〜95モル%であることが、低アルカリ
性水溶液による現像性の点から好適であり、さらには6
0〜95モル%が最も好適な現像性を与える。
該高分子化合物には、以上の構造単位の他、現像性を微
調節する目的から、アクリル酸あるいはメタクリル酸等
の上記したアクリル酸類を共重合させても良く、該共重
合体の該高分子化合物中に占める割合は、現像ラチチュ
ードを考慮すればO〜20モル%が好ましく、0〜10
モル%が最も好適である。
かかる高分子化合物の重山平均分子量は、低アルカリ性
水溶液を現像液とした時の現像性、あるいは、解像性と
いう面から1000〜100, 000であることが好
ましく、さらには1000〜・30, 000の範囲の
ものが好適である。これらの高分子化合物は周知の共重
合法により合成することが可能である。
かかる高分子化合物の具体例としては、下記の構造を持
つ共重合体があげられる。
1 : ra : n = (1〜25):(5〜40
):(50−95)本発明において、結合剤として下記
一般式で示されるカルボン酸ビニルエステル重合単位を
分子構造中に有する高分子化合物も好ましく使用できる
RCOOC  ト+=−C}{2 似し、Rは炭素数1〜17のアルキル基を表す。
上記のような構造の高分子化合物であれば、任意に用い
ることができるが、上記一般式で示される重合単位を構
成するためのカルボン酸ビニルエステルモノマーとして
は、下記例示のものが好ましい。名称と化学式とを併記
して示す。
■酢酸ビニル CH3 COOC目=CH2 ■プロビオン酸ビニル C口30口3COOC口=C口2 ■酪酸ビニル C口3 (C口2  )2 COOC口=CH2■ビバ
リン酸ビニル (C口a )3 0COOCH−C口2■カプロン酸ビ
ニル C 口 a   (C  口 2   )4   CO
OC  ト1=c  ト12■カプリル酸ビニル CHa  (C口2 )6 COOCH−C口2■カブ
リン酸ビニル C口3  (CH2 )a COOC口=C目2■ラウ
リン酸ビニル C口3 (C口2 ) to COOC+−1=cI−
12■ミリスチン酸ビニル C口3  (C口2  )+2COOCH=CH2[株
]パルミチン酸ビニル Cl−+3   (CH2  )++COOC}−1−
C  口2■ステアリン酸ビニル C臼a  (C口2)16COOC口=CH2@バーサ
チック酸ビニル C口3 R’ −C−COOCH=C口2 R2 (R’ .R2はアルキル基で、その炭素数の和は7で
ある。即ちR’ +R2=C7H+sの形になる)カル
ボン酸ビニルエステル単量体としては、カルボン酸の主
鎖を構成する炭素数が1〜4のものが更に好ましい。特
に、酢酸ビニルが好ましい。
なお上記Rには置換基を有するアルキル基も含み、即ち
M換カルボン酸のビニルエステルも重合単位に包含され
る。
高分子化合物は、カルボン酸ビニルエステルの1種を重
合させたボリマーでもよく、カルボン酸ビニルエステル
の2種以上を共重合させたボリマーでもよく、また力ノ
レボン酸ビニノレエステノレとこれと共重合し1qる他
の単量体との任意の成分比でのコボリマーであってもよ
い。
上記一般式で示される重合単位と組み合わけて用いるこ
とができる単量体単位としては、例えばエチレン、プロ
ピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレン等のエ
ブレン系不飽和調レフィン類、 例えばスチレン、α−メチルスヂレン、p−メチルスチ
レン、p−クロロスチレン等のスチレン類、 例えばアクリル酸、メタクリル酸等のアクリル酸類、 例えばイタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸等の不
飽和脂肪族ジカルボン酸類、 例えばマレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレ
イン酸ジー2−エチルヘキシル、フマル酸ジブチル、フ
マル酸ジー2−エチルヘキシル等の不飽和ジカルボン酸
のジエステル類、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸
エヂル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル
、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−クロロエチル、
アクリル酸フエニル、α−クロロアクリル酸メチル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等のα−メチレ
ン脂肪族モノカルボン酸エステル類、 例えばアクリロニト・リル、メタアクリロニトリル等の
ニトリル類、 例えばアクリルアミド等のアミド類、 例えばアクリルアニリド、p−クロロアクリルアニリド
、m−ニトロアクリルアニリド、耀一メトキシアクリル
アニリド等のアニリド類、例えばメチルビニルエーテル
、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、
β−クロロエチルビニルエーテル等のビニルエーテル類
、塩化ビニル、ビニリデンクロライド、ビニリデンシア
ナイド、 例えば1−メチル−1−メトキシエチレン、1,1−ジ
メトキシエチレン、1.2−ジメ1−キシエチレン、1
.1−ジメトキシカノレボニルエチレン、1−メチル−
1一二トロエチレン等のエヂレン講導体類、 例えばN−ビニルビロール、N−ビニル力ルバゾール、
N−ビニルインドール、N−ビニルビロリデン、N−ビ
ニルビロリドン等のN−ビニル化合物、等のビニル系単
量体 がある。これらのビニル系単屯休は不飽和二重結合が開
裂した構造で高分子化合物中に存在する。
本発明において使用する高分子化合物として特に好まし
いのは、酢酸ビニル重合単位を分子構造中に有するもの
である。その中でも、酢酸ビニル重合単位を40〜95
Wt%有するもの、数平均分子ffil(MN)が、1
 , 000〜100 , 000のもの、重岳平均分
子量(MW)がs, ooo〜500, 000のもの
が好ましい。
更に好ましくは、酢酸ビニル重合単位(特にこれが40
〜95vt%のもの)及び酢酸ビニルより長鎖のカルボ
ン酸ビニルエステル重合単位を有する高分子化合物がよ
く、特に数平均分子m (MNカ2,000−(30,
000、重1jk平均分子m (MW) カ1o000
〜iso, oooのものが好ましい。
この場合、酢酸ビニルと共重合して酢酸ビニル重合単位
を有する高分子化合物を構成するモノマーとしては、共
重合体を形成し得るものであれば任意であり、例えば上
記例示の単量体の中から任意に選ぶことができる。
以下に本発明において高分子化合物として用いることが
できる共重合体を、その七ノマー成分を示すことにより
列記する。但し当然のことであるが、以下の例示に限ら
れるものではない。
■酢酸ビニルーアクリル酸エステル ■酢酸ビニル−7レイン酸エステル ■酢酸ビニルーエチレン ■酢酸ビニルーカルボン酸ビニルエステル■酢酸ビニル
ーエチレン ■酢酸ビニルースヂレン ■酢酸ビニルークロトン酸 ■酢酸ビニルーマレイン酸 ■酢酸ビニル−2−エチルへキシルアクリレ−1一■酢
酸ビニルージー2−エヂルヘキシルマレエート ■酢酸ビニルーメチルビニルエーテル ■酢酸ビニルー塩化ビニル ■酢酸ビニルーN−ビニルビロリドン ■酢酸ビニルーブロビオン酸ビニル ■酢酸ごニルービバリン酸ビニル [相]酢酸ビニルーバーサチツク酸ビニル■酢酸ビニル
ーラウリン酸ビニル 0酢酸ビニルーステアリン酸ビニル ■酢酸ビニルーバーサチック酸ビニルーエチレン[相]
酢酸ビニルーバーサチック酸ビニル−2−エチルへキシ
ルアクリレート ■酢酸どニルーバーサチック酸ビニルーラウリン酸ビニ
ル ■酢酸ビニルーバーサチック酸ビニルークロトン酸 Oブロビオン酸ビニルーバーサヂック酸ビニル■ブOピ
オン酸ピニルーバーサチック酸ビニルークロトン酸 [相]ビバリン酸−ステアリン酸ビニルーマレイン酎ま
た、本発明においては結合剤として、少なくとも一種類
のフェノール類と活性力ルボニル化合物の重縮合により
得られるノボラック樹脂も使用しうる。
これらのフェノール類は、芳香族性の環に結合する水素
原子の少なくとも1つが水酸基で置換された化合物すべ
てを含み、具体的には例えばフェノール、O−クレゾー
ル、m−クレゾール、p一クレゾール,3.5−キシレ
ノール、2,4−キシレノーノレ、2.5−キシレノー
ノレ、カノレバクロール、チモール、カテコール、レゾ
ルシン、ヒドロキノン、ビロガロール、フロログルシン
、アルキル基(炭素数1〜8個〉置換フェノール等が挙
げられる。
活性力ルボニル化合物には、例えばアルデヒド、ケトン
などが含まれ、具体的には例えばホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、ベンズアルデヒド、アク口レイン、フ
ルフラール、アセトン等が挙げられる。
重縮合樹脂としては、フェノールホルムアルデヒドノボ
ラツク84脂、償−クレゾールホルムアルデヒドノボラ
ック樹脂、フェノール・m−クレゾール・ホルムアルデ
ヒド共重縮合体樹脂、フェノール・p−クレゾール・ホ
ルムアルデヒド共重縮合体樹脂、国一クレゾール・p−
クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、O−ク
レゾール・p−クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合
体84#、フェノール・O−クレゾール・m−クレゾー
ル・ホルムアルデピド共重縮合体樹脂、フェノール・0
−クレゾール・p−クレゾール・ホルムアルデヒド共重
縮合体樹脂、フェノール・m−クレゾール・p−クレゾ
ール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂等が挙げられる
好ましいノボラック樹脂はフェノールホルムアルデヒド
ノボラツク樹脂であり、分子量はII平均分子滑MWが
3500〜500、数平均分子ffiMrlが1000
〜200の範囲が好ましい。
該樹脂の分子量の測定は、GPC (ゲルバーミ工−シ
ョンク口マトグラフィー法〉によって行う、数平均分子
ffiMnおよび重堡平均分子IMWの17出1よ、柘
M盛雄、宮林達也、田中誠之著゛日本化学会誌”  a
oo頁〜805頁(1972年)に記載の方法により、
オリゴマー領域のピークを均す(ピークの山と谷の中心
を結ぶ)方法にて行うものとする。
また、前記ノボラック樹脂において、その合成に用いら
れた異なるフェノール類の徂比を確認する方法としては
、熱分解ガスクa71・グラフィー(PGC)を用いる
。熱分解ガスクロマトグラフィーについては、その原理
、装置および実験条件が、例えば、日本化学会編、柘植
 新著新実験講座、第19巻、高分子化学[I]474
頁〜485頁(丸51 1978年発行)等に記載され
ており、熱分解ガスクロマトグラフィーによるノボラッ
ク樹脂の定性分析法は、柘wi盛雄、田中 隆、田中誠
之著“分析化学″第18巻、47〜52頁( 1969
年)に記載された方法に準じるものとする。
更に、本発明において結合剤として使用可能な他の高分
子化合物としては、(メタ〉アクリル酸(共)重合体の
スルホアルキルエステル、ビニルアセタール(共)重合
体、ビニルエーテル(共)重合体、アクリルアミド(共
)M合体、スチレン(共)重合体、セルロース誘導体等
も挙げられる。
また、着色感光層中に、結合剤として、少なくとも一種
類のフェノール類と活性力ルボニル化合物の重縮合によ
り得られるノボラック樹脂を含有する場合は、ノボラッ
ク樹脂の酸化による着色を防止するために、着色感光層
中に酸化防止剤を含有することもできる。
このような酸化防止剤としては、ノボラック樹脂が有す
るフェノール性水酸基の酸化反応によるキノンの発生を
防止し得るものであれば従来公知のいかなる酸化防止剤
も使用することができ、具体的には、酸化反応の連鎖開
始を阻害する効果を有するサリチル酸系化合物、ペンゾ
フェノン系化合物、ペンゾトリアゾール系化合物等の紫
外線吸収剤、ヒドラジン系化合物等の金属不活性化剤、
また、ラジカル連鎖反応を禁止する効果を有するものと
して、フェノール系化合物、アミン系化合物、さらに過
酸化物を分解する効果を有するものとして、硫黄系化合
物、燐系化合物、等が挙げられる。
紫外線吸収剤の具体例としては、フエニルサリチレート
、モノグリコールサリプレー1・、p一第三ブチルフエ
ニルサリチレート、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロギシ−4−オクトキシベンゾフ
エノン、2(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル
)ペンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−3’ 
,5’−ジ−m三ブチルフエニル)ペンゾトリアゾール
、2(2′−ヒドロキシー3′一第三ブチルー5′メチ
ルフエニル〉ペンゾトリアゾール、レゾルシノールモノ
ベンゾエート、2′一エチルへキシル−2−シアノー3
−フエニルシンナメート、等が挙げられる。
フェノール系化合物の具体例としては、2.6一ジー第
三ブチルーp−クレゾール、2.6−ジー第三ブチルー
フェノール、2,4−ジーメチル−6−第三ブチルフェ
ノール、プチルヒドロキシアニソール、2.2’−メチ
レンビス〈4−メヂルー6一第三ブチルフェノール),
4.4’ −ブチリデンビス(3−メチル−6一第三ブ
チルフェノール)、4.4’ −チオビス(3−メチル
−〇一第三ブチルフェノール〉、テトラtス[メヂレン
ー3(3.5−ジー第三ブチルー4−ヒドロキシフェニ
ル)ブロビオネー1−1メタン、1,1,3−トリス(
2−メチル−4−ヒドロキシ−5第三ブチルフエニル〉
ブタン、ペンタエリスリチルーテトラキス[3− (3
.5−ジー【−ブチルー4−ヒドロキシフエニル)プロ
ビオネート]、トリエグ・レングリコールービス[3−
(3−t−ブチルー5−メチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)ブロビオネートE、2.2−チオージエチレンビス
[3−(3.5−ジーt−ブヂルー4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート]、2.2−チオビス(4−メチ
ル−6−t−プチルフェノール)、等が挙げられる。フ
ェノール系化合物のうち、フェノール性01−IJ!を
有するものは即効性の酸化防止剤として優れており、O
Hのオルト位に第三ブチル基等の大きな基を導入してフ
ェノール性0口の性質を消失した、いわゆるヒンダード
フェノール系化合物は長1の保存を目的とした酸化肪止
剤として特に優れている。
アミン系化合物の具体例としては、フエニルーβ−ナフ
チルアミン、α−ナフチルアミン、N,N′−ジー第二
ブチルーp−フエニレンジアミン、6−工1・キシ−2
.2.4−トリメチル−1.2一ジヒドロキノリン、フ
エノチアジン、N.N’一ジフエニルー・p−フエニレ
ンジアミン、等が挙げられる。
硫黄系化合物の具体例としては、ジラウリルチオジブ口
ビオネート、ジステアリルチオジブ口ピオネート、ラウ
リルステアリルチオジブ口ビオネート、ジミリスチルチ
オジブ口ビオネート、ジステアリルβ,β′−チオジブ
チレート、2−メルカブトベンゾイミダゾール、ジラウ
リルサルファイド、等が挙げられる。
燐系化合物の具体例としては、9,10−ジヒドロ−9
〜オキサー10−ホスファフエナンスレンー10−オキ
リ“イド、10−《3,5−ジーt−ブチルー4−ヒド
ロキシベンジル)−9.10−ジヒドロ−9−オキIナ
ーボスフ7フエナンスレン、トリスノニルフェニルフォ
スフ7イ]一、1〜リフェニルフォスファイト、トリオ
クタデシルフォスファイト、トリデシルフォスフ7イ1
・、トリラウリルトリチオフォスファイト、トリス(2
, /I一ジー【−プチルフエニル)フォスファイト、
等が挙げられる。
上記各種酸化防止剤は単独で川いることもできるが、例
えば、ラジカル連鎖を禁止する効果を有する化合物と過
酸化物を分解する効果を有する化合物とを併用した場合
、著しく酸化防止性能が向上することが知られているよ
うに、二種以上の酸化防止剤を組み合わせて併用するこ
ともできる。
着色感光層中に含有される酸化防止剤の添加笛としては
、着色感光層の画像形成性能に影四を与えない範囲であ
れば、着色感光居中に含有ざれるノボラック樹脂に対し
てO〜100重ffi%の範囲で任意に選択することが
できるが、好ましくはM色感光層中のノボラック樹脂に
対して0,01〜50重量%の範囲である。
着色感光層中には、以上に説明した各素拐のほか、必要
に応じてさらに可塑剤、塗布性向上剤等を添加すること
もできる。
可塑剤としては例えばフタル酸エステル類、トリフエニ
ルホスフェート類、マレイン酸エステル類等の各種低分
子化合物類、塗布性向上剤としては例えばフッ素系界面
活性剤、エチルセルロースボリアルキレンエーテル等に
代表されるノニオン活性剤等の界面活性剤を挙げること
ができる。
また、着色感光層は着色剤と結合剤よりなる着色剤層と
感光性組或物と結合剤よりなる感光層の2唐に分削する
こともできる。この場合は、どちらの届が支持体側に存
在してもかまわない。
また、着色感光層の躾厚,は目標とする光学濃度、着色
感光層に用いられる着色剤の種類(染料、顔料、カーボ
ンブラック)およびその含有率により当業者に公知の方
法により定めることができるが、許容範囲内であれば着
色感光層の膜厚はできるだけ薄い方が解像力は高くなり
、画像品質は良好である。従って、該膜厚は0.1(1
/t’〜5g/n’の範囲で使用されるのが通常である
本発明の着色画像形成材料は、色分解網フィルムを通し
て像様露光後、現像され、画像状に除去された肴色画像
を形成する6得られた着色画像は、被転写材料上に実質
的に画像部のみが転写、積層される。
着色画像を形成する際に用いられる現像液としては、好
ましくは水を主たる溶媒とするアルカリ性現像液が用い
られ、該現像液に用いられるアルカリ剤としては、炭酸
ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ケイ酸ナトリウム,
ケイ酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナ
トリウム、第三リン酸カリウム、第二リン酸カリウム、
第三リン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、メ
タケイ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
、炭酸アンモニウム、ケイ酸アンモニウム等の無機アル
カリ剤、ならびにモノ、ジまたはトリエタノールアミン
および水酸化テトラ7ルキルアンモニアのような有機ア
ルカリ剤が用いられる。またアルカリ剤の現像液組成物
中における含有伍は0.05〜30重m%の範囲で用い
るのが好適である。前記アルカリ性現像液は、エチレン
グリコールモノフエニルエーテル、ベンジルアルコール
、n−プロビルアルコール等の有機溶剤、界面活性剤、
亜硫II塩、EDTA等のキレート剤、有機シラン化合
物等の消泡剤、などを含有することもできる。
着色画像部を被転写材料上に熱転写する際の転写温度(
ニツプロール温度〉は70℃〜120℃の範囲であるこ
とが好ましい。
また、上記署色画像形成材料から形成された着色画像を
転写する被転写材斜としては、アート紙、コート紙、上
質紙、合成紙等、一般の印刷用紙を用いることができる
[実施例] 以下、実施例によって本発明を説明するが、これらの態
様に本発明が限定されるものではない。
実施例1 下記組成の下塗層塗布液をボリ1チレンテレフタレート
フィルム上に乾燥膜厚が10μm厚になるよう塗布し、
熱軟化層を形成させた。
変性ボリプロビレン溶液 固形分a度     20wt% (商品名:ユニストールQ 三井石油化学社製)次にこ
の熱軟化層上に下記組成のll!I型層溶液を乾燥膜厚
が1μm厚になるよう塗布した。
商品名 S1コート900A溶液 固形分@ PX30wt% これを120℃で3分間熱硬化させて離型層、熱軟化層
を有する支持体を作或した。
次に、下記組成の着色感光層分散液を調製し、これを上
記により得られた離型層、熱軟化層を有する支持体上に
、乾燥膜厚1μmになるように塗布した後、乾燥した。
これにより着色感光層が形或された。このようにして、
下記4色の顔料を用い、4色の着色画像形成材料を作成
した。
2.3.4−1−リヒドロキシベンゾ フエノンーナフトキノン−1,2一 ジアジドスルホン酸エステル   0.616 +I+
下記パインダーボリマ−     4.384 0下記
顔料            下記の量エチルセOソル
ブ         39.6 Qフッ素系界面活性剤 <3M社製, FC−430 )       0.2
5gバイン ーボ1マー 酢酸ごニルバーザチック酸ビニル ( 80 : 20重量部)共重合体 M N − 22,000 M W − 60, 000 匪一旦 ブラック二カーボンブラックM A − 100(三菱
化成製〉      0、99gシアン :シアニンブ
ル−4920 (大日精化製)       0. 55gマゼンタ:
セイ力ファーストカーミン1483(大日精化製)  
     0. 68Qイエロー:セイカファーストイ
エロー 1−1 − 7055 (大日精化製>   0.68
(J以上により得られた4色の着色画像形或材料のポリ
エチレンテレフタレートフイルム面に、各色の色分解網
ボジフイルムを重ね合わせ、4KWメタルハライドラン
プで5Qcnの距離から20秒間画像露光を行い、下記
現像液に30秒間浸漬することにより現像を行い、4色
の着色画像を形威した。
く現像液〉 Na2C03            15g界面活性
剤 (花王アトラス社製ペレツクスl’48L)50(7蒸
留水              1000 1;1次
にブラック色画像の画像面とアート紙とを密着し、80
℃に加熱された1対のニツブロール間を5kg/Cv”
の加圧条件下にて50c+a/分の速度で通過させた後
、支持体の剥離を行った。剥離は容易に行われ、アート
紙上にブラック色画像部のみが転写された。
引き続きシアン、マゼンタ、イエローの順に着色画像の
転写を行い、これにょりアー1・紙上に4色から成るカ
ラーブルーフインク画像が得られた。
本実施例によれば、画像部のみが転写ざれ、かつ、紙へ
の密着性に優れており、画像の浮きのない転写画像を得
ることができ、実際の印刷物にきわめて近似したもので
あった。
実施例2 下記組成のアンカー剤を調整し、これを支持体である厚
さ75μmのポリエヂレンテレフタレートフィルム上に
、乾燥収厚が3μ屠になるように塗布した。
商品名 ADCOTE− 578A     100部
(東洋モートン社製) 商品名 ADCOTE− 578B     14部(
東洋モートン社製) 酢酸エチル            236.5部上記
アンカー剤上に下記組或の溶液を乾燥膜厚が15μm厚
になるように塗布し、熱軟化層を形成させた。
エチレンーアクリル酸共重合体の1マルジョン固形分濃
度   24へ・25wt% (商品名:!fイクセンL 製鉄化学社@f)次にこの
熱軟化層上に下記組成の離型層溶液を乾燥膜厚が2μm
厚になるよう塗布した。
エチレンーα−オレフィン共重合体  1部(商品名:
 A − 0480  三井石油化学社製)トルエン 
               +00部これにより、
離型層・熱軟化層を有する支持体を作成した。
次に下記組成の4色のネガ型着色感光層分散液を調整し
、乾燥膜厚が2μmになるように塗布し(調液表) ブラック シアン マゼンタ イエロー ベンジルメタクリレートと メタクリル酸の共重合体 (BMA/MA=73/27モル比) ベンタエリスリトール テトラアクリレート 43.2 43.2 43.2 43.2 ミヒラーズケトン 0.41 0.41 ペンゾフエノン 2,54 2.54 2.54 2.54 パラメトキシフェノール 0.12 0.12 0.12 0.12 メヂルセロソルブ 1000 iooo 1000 1000 (顔料) カーボンブラック#50 (三菱化成製) 19.8 クロムフタルブル−4.GN (チバガイギー製) 11,O クロムフタルレツドA (チバガイギー製) 13.6 クロモフタルイエロー8G 〈チバガイギー製) 13.6 ざらに着色感光層の上にオーバー]一ト膚として、下記
組成の溶液を乾燥膜厚0.3μmになるように塗布した
ポリビニルアルコール        60部(日本合
成化学工業一GL−05) 蒸留水               970部メタノ
ール             30部得られた4色の
着色画像形成材料を各色の色分解ネガマスクと重ね合わ
せ、3KWメタルハライドランプで5Qcmの距離から
像様露光した後、SDN−21 (サクラPS版現像液
:コニカ社製〉の3倍希釈液を用いて35℃で20秒間
潰して現像し、4色の!!画像を得た。
次にブラック色画像をアート紙と密着し、100℃に加
熱されている1対のニツブロール間を通過させ色画像を
アート紙に転写した。引続きシアン、マゼンタ、イエロ
ーの順に色画像の転写を行い受像シート上に4色から成
るカラープルーフィングシ一トを得た。
本実施例によれば、画像部のみが転写され、かつ、紙へ
の密着性に優れており、画像の浮きのない転写画像を得
ることができ、実際の印刷物にきわめて近似したもので
あった。
比較例1 下記組成の離型層溶液をポリエヂレンテレフタレートフ
ィルム上に乾燥膜厚が1μlIl厚になるよう塗布した
商品名 S1コート900A溶液 固形分濃度     30wt% これを120℃で3分間熱硬化させて離型層を有する支
持体を作成した。
この支持体を用いた以外は、実施例1と同様にして着色
画像形成材料を作製し、実施例1と同様にして露光、現
象、転写を行なった。
アート紙上に得られた4色から或るカラーブルーフイン
ク画像は、紙との密着性が不十分で画像の浮きが見られ
た。また、画像部の光沢がかなりあり、マット化が必要
であった。
比較例2 下記組成の離型層溶液をポリエヂレンテレフタレートフ
ィルム上に乾燥II5!厚が1μm厚になるよう塗布し
た。
エチレンーα−オレフィン共重合体   1部(商品名
: A − 0480  二材石油化学社製)トルエン
                100部これにより
、離型層を有する支持体を作成した。
この支持体を用いた以外は、実施例2と同様にして着色
画像形成材料を作製し、実施例2と同様にして露光、現
像、転写を行なった。
アート紙上に得られた4色から成るカラープルーフィン
グ画像は、紙との密着性が不十分で画像の浮きが見られ
た。また、画像部の光沢がかなりあり、マット化が必要
であった。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明によれば、特に凹凸
のある被転写材料に対する転写時の密着性に優れており
、画像の浮きのない転写Ii!i@を青ることができる
。従って、印刷物のIilii@品質に極めて近似した
転写画像が得られるので、正確な色校正を行なうことが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体、熱軟化層および離型層の順に積層してな
    る離型処理支持体上に、少なくとも感光性組成物および
    着色剤を含有する着色感光層を有することを特徴とする
    着色画像形成材料。
  2. (2)支持体、熱軟化層および離型層の順に積層してな
    る離型処理支持体上に、少なくとも感光性組成物および
    着色剤を含有する着色感光層を有する着色画像形成材料
    を少なくとも像様露光及び現像処理することにより着色
    画像を形成した後、実質的に上記着色画像部のみを被転
    写材料上に熱転写することを特徴とする着色転写画像形
    成方法。
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