JP2791693B2 - 着色画像形成材料 - Google Patents

着色画像形成材料

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー印刷における色校正用のカラープル
ーフに用いる着色画像形成材料に関し、詳しくは画像部
分のみを転写することにより、印刷物の画像品質に近似
した転写画像を得ることができ、また、着色画像を被転
写材料上に転写した後の支持体の剥離が容易に行なえる
着色画像形成材料に関する。
[従来の技術] 多色刷印刷における本印刷の前工程として行なわれる
校正刷りの手間と時間の節約に色校正用のカラーシート
(カラープルーフとも呼ばれる)が用いられるのは当分
野においてよく知られている。
色校正用のカラーシートを用いて多色転写画像を作成
する方法としては、例えば特開昭47−41830号公報に記
載の、着色画像を直接最終受像紙に転写積層するいわゆ
る直接転写方式、例えば特開昭59−97140号公報に記載
の、着色画像を一時、仮の受像シート上に転写積層した
後、これを再度、最終受像紙上に転写する、いわゆる間
接転写方式、また、特開昭56−501217号公報に記載の、
着色感光層を受像紙に転写した後に画像を形成する工程
をくり返す方式等が挙げられる。
これらの方式はいずれも被転写材料表面が熱可塑性有
機重合体層で被覆されるため、得られた画像表面の光沢
度が高過ぎ、印刷物の画像品質とは異なった印象を与え
るという難点を有している。
本来、色校正用のカラーシート(カラープルーフ)は
最終印刷物の画像再現を予測するべく使用されるもので
あるから、カラープルーフの画像再現性は印刷物のそれ
に極めて近似したものであることが強く望まれている。
本目的のために、カラープルーフによって被転写材料上
に形成された着色画像の画像表面に、表面が粗面化され
たいわゆるマット化シートを重ね合わせて加熱、加圧さ
れたニップロール間を通過させることにより画像の表面
光沢を減ずるという作業が行なわれているが、なお、こ
れらの工程は作業者にとって煩わしく、光沢度の異なる
様々な印刷用紙上の印刷画像との近似性を考えた場合
は、粗面化の程度の異なる多数枚のマット化シートを用
意する必要がある。
また、たとえマット化により画像表面の光沢度が減じ
られたとしても、得られた画像表面は熱可塑性有機重合
体層で被覆されているため、印刷用紙上にインキのみで
形成された印刷画像品質との異和感は払拭しきれない、
等の問題点を残している。
また、上記従来のいずれかの方式も、支持体と着色画
像との離型性が充分ではなく、着色画像を転写した後の
支持体の剥離を注意深く行なわないと、支持体剥離の
際、着色画像の一部が被転写材料上に転写せず、支持体
側に残存することがあるという欠点を有する。
[発明が解決しようとする課題点] 本発明は上記問題点に鑑み、支持体と着色画像との間
に良好な離型性を附与することにより、着色画像を被転
写材料上に転写した後の支持体の剥離を容易にするとと
もに、この際、支持体上の着色画像部分のみを被転写材
料上に転写することにより、すなわち、被転写材料の非
画像部表面を露出させることにより、印刷用紙上にイン
キのみで形成された印刷画像品質に極めて近い画像品質
を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的は、支持体上に、感光性組成物及び着色剤を
含有する着色感光層を有し、像様露光及び現像処理によ
り着色画像を形成した後、該着色画像部のみを被転写材
料上に転写することを目的とする着色画像形成材料にお
いて、該着色画像形成材料の支持体表面が、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂層を有し、前記エチレン−酢酸ビ
ニル共重合樹脂層は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
中に占める酢酸ビニルの比率が重量で5%〜33%である
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂であることを特徴とす
る着色画像形成材料によって達成される。
[発明の具体的構成] 以下、本発明をさらに詳説する。
本発明の着色画像形成材料は、支持体上に感光性組成
物および着色剤を含有する着色感光層を有し、色分解マ
スクを通して像様露光後現像され、着色画像が形成され
る。
得られた着色画像は直接、被転写材料上に転写積層さ
れる。
この場合、被転写材料上への転写を効率良く行い、画
像転写後の支持体の剥離を容易にするために、すなわ
ち、支持体と着色画像との間に良好な離型性を附与する
ために、支持体表面にエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
層が設けられる。エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層の
厚さは、支持体表面を被覆するのに充分な厚さが最低あ
ればよく、特に制限はないが、支持体の厚さよりは薄い
方が好ましい。
本発明に使用されるエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
としては、該共重合樹脂中に占める酢酸ビニルの比率が
重量で5%〜33%の範囲のものが好ましく、また、該樹
脂のVICAT軟化点は80℃以下であることが好ましい。ま
た、本発明のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層中に
は、軟化点が実質的に80℃を越えない範囲で、各種のポ
リマーや過冷却物質、界面活性剤及び離型剤等を加える
ことができる。
支持体上に、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層を設
ける方法としては、 1) エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂をトルエン等の
有機溶剤に溶解した溶液を支持体上に塗布した後乾燥し
て、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層を設ける方法。
2) ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、エポキシ樹
脂、ポリウレタン系樹脂、天然ゴム、合成ゴムなどを有
機溶剤に溶解した溶液を接着剤として用い、支持体上に
これら接着剤を塗布した後、熱風または加熱によって乾
燥してから、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂フィルム
を重ね合わせ、加熱下に圧着してラミネートする、いわ
ゆる乾式ラミネート法。
3) エチレンと酢酸ビニル、エチレンとアクリル酸エ
ステルの共重合物、ポリアミド樹脂、石油樹脂、ロジン
類、ワックス類の混合物を接着剤とし、これら接着剤を
そのまま加熱して溶融状態に保ちながら、支持体上にド
クターブレード法、ロールコート法、グラビヤ法、リバ
ースロール法等で塗布した後、ただちに、エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂フィルムを貼り合わせて、必要に応
じて高温に加熱してから冷却することによりラミネート
する、いわゆるホットメルトラミネート法。
4) エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を溶融状態に保
ち、押出し機によりフィルム状に押出し、これが溶融状
態にあるうちに、支持体を圧着してラミネートする、い
わゆる押出しラミネート法。
5) 溶融押出し法で支持体となるフィルムを成形する
際、複数基の押出し機を用い、溶融状態のエチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂とともに、一回の成形により、支持
体フィルム上にエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層を形
成する、いわゆる共押出し法。
等が挙げられる。
着色感光層は像様露光に続く現像により画像状に除去
され着色画像を形成するものである。
本発明に使用される着色画像形成材料の透明支持体と
しては、ポリエステルフィルム、特に二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムが水、熱に対する寸法安定
性の点で好ましいが、アセテートフィルム、ポリ塩化ビ
ニルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリエチレンフィルムも使用し得る。
本発明において着色感光層に含まれる感光性組成物と
しては種々のものが使用可能であるが、活性光線の照射
を受けると短時間のうちにその分子構造に化学的な変化
をきたし、溶媒に対する溶解性が変化し、ある種の溶媒
を適用した場合には、露光部分又は非露光部分が溶解除
去してしまうようなモノマー、プレポリマー又はポリマ
ーなどの化合物のすべてが含まれる。使用可能な感光性
組成物の例としては、露光部の溶解性が低下する、いわ
ゆるネガ・ポジタイプのものとして、ポリビニルアルコ
ールをケイ皮酸でエステル化したもので代表される光架
橋型の感光性樹脂系;ジアゾニウム塩やその縮合体をポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リルアミド等と混合した系;また芳香族アジド化合物を
光架橋剤として用い環化ゴム等のバインダーと混合した
系等があり、さらに光ラジカル重合や光イオン重合を利
用した感光性樹脂も用いることができる。また露光部の
溶解性が増大する、いわゆるポジ・ポジタイプのものと
しては例えば、o−キノンジアジドを感光性物質とする
感光性樹脂組成物があり、具体的には、1,2−ベンゾキ
ノンジアジド−4−スルホニルクロライド、1,2−ナフ
トキノンジアジド−4−マニホニルクロライド、1,2−
ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロライド、1,
2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニルクロライド
と水酸基及び/又はアミノ基含有化合物を縮合させた化
合物が好ましく用いられる。
上記水酸基含有化合物としては、例えばトリヒドロキ
シベンゾフェノン、ジヒドロキシアントラキノン、ビス
フェノールA、フェノールノボラック樹脂、レゾルシン
ベンズアルデヒド縮合樹脂、ピロガロールアセトン縮合
樹脂等がある。また、上記アミノ基含有化合物として
は、例えばアニリン、p−アミノジフェニルアミン、p
−アミノベンゾフェノン、4,4′−ジアミノジフェニル
アミン、4,4−ジアミノベンゾフェノン等がある。
上記o−キノンジアジド化合物に関しては、さらにJ.
KOSAR著“Light Sensitive System"(Wiley&Sons,Ne
wYork,1965)および永松,乾著“感光性高分子”(講談
社,1977)の記載のものも用いることができる。
さらにポジ・ポジタイプのものとして、i)活性光線
の照射により酸を発生し得る化合物、ii)酸により分解
し得る結合を少なくとも1個有する化合物、およびii
i)1または3種類の異なるフェノール類を含むノボラ
ック樹脂、を含有する感光性樹脂組成物を用いることも
できる。
着色感光層中における上記感光性組成物の含有量は、
例えば重量で5〜80%が適当である。
また、前記着色感光層を構成する結合剤としては、皮
膜形成性かつ溶媒可溶性であり、好ましくはアルカリ現
像液で溶解ないし、膨潤しうる高分子化合物が用いられ
る。
かかる高分子化合物の具体例としては、例えば、下記
一般式で表わされる芳香族性水酸基を有する構造単位を
分子構造中に含有する高分子化合物があげられる。
一般式 ここで、R1及びR2は水素原子、アルキル基又はカルボ
ン酸基、R3は水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基、
R4は水素原子、アルキル基、フェニル基又はアラルキル
基、Xは窒素原子と芳香族炭素原子とを連結する2価の
有機基で、nは0又は1、Yは置換基を有してもよいフ
ェニレン基又は置換基を有してもよいナフチレン基であ
る。
上記一般式で表わされる構造単位を形成するモノマー
としては、具体的には例えばN−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−(メタ)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキ
シフェニル)−(メタ)アクリルアミド、N−(4−ヒ
ドロキシナフチル)−(メタ)アクリルアミド等の(メ
タ)アクリルアミド類のモノマー;o−、m−又はp−ヒ
ドロキシフェニル(メタ)アクリレートモノマー;o−、
m−又はp−ヒドロキシスチレンモノマー等が挙げられ
る。好ましくは、o−、m−又はp−ヒドロキシフェニ
ル(メタ)アクリレートモノマー、N−(4−ヒドロキ
シフェニル)−(メタ)アクリルアミドモノマーであ
り、さらに好ましくはN−(4−ヒドロキシフェニル)
−(メタ)アクリルアミドモノマーである。
本発明においては、結合剤として上記一般式で表わさ
れる芳香族性水酸基を有する構造を形成するモノマーと
下記のモノマー等との共重合体を用いることが好まし
い。
ここで、R5は水素原子、アルキル基、又はハロゲン原
子を表わし、R6は、アルキル基、フェニル基又はナフチ
ル基を表わす。
上記共重合体中における前記一般式で表わされる芳香
族性水酸基を有する基の比率は、1〜30モル%が好まし
い。
また上記アクリロニトリル類から形成される単位の上
記共重合体中に占める割合は、0〜50モル%が好まし
く、さらに現像性を考えれば、5〜40モル%が好まし
い。上記アルキルアクリレート類から形成される構造単
位の割合は、50〜95モル%であることが、低アルカリ性
水溶液に現像性の点から好適であり、さらには60〜95モ
ル%が最も好適な現像性を与える。
該高分子化合物には、以上の構造単位の他、現像性を
微調節する目的から、アクリル酸あるいはメタクリル酸
等の上記したアクリル酸類を共重合させても良く、該共
重合体の該高分子化合物中に占める割合は、現像ラチチ
ュードを考慮すれば0〜20モル%が好ましく、0〜10モ
ル%が最も好適である。
かかる高分子化合物の重量平均分子量は、低アルカリ
性水溶液を現像液とした時の現像性、あるいは、解像性
という面から1000〜100,000であることが好ましく、さ
らには1000〜30,000の範囲のものが好適である。これら
の高分子化合物は周知の共重合法により合成することが
可能である。
かかる高分子化合物の具体例としては、下記の構造を
持つ共重合体があげられる。
ここでR7は水素原子またはメチル基を表わす。
また、本発明においては結合剤として、少なくとも一
種類のフェノール類と活性カルボニル化合物の重縮合に
より得られるノボラック樹脂などの重縮合樹脂も使用し
うる。
これらのフェノール類は、芳香族性の環に結合する水
素原子の少なくとも1つが水酸基で置換された化合物す
べてを含み、具体的には例えばフェノール、o−クレゾ
ール、m−クレゾール、p−クレゾール、3,5−キシレ
ノール、2,4−キシレノール、2,5−キシレノール、カル
バクロール、チモール、カテコール、レゾルシン、ヒド
ロキノン、ピロガロール、フロログルシン、アルキル基
(炭素数1〜8個)置換フェノール等が挙げられる。
活性カルボニル化合物には、例えばアルデヒド、ケト
ンなどが含まれ、具体的には例えばホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、アクロレイン、
フルフラール、アセトン等が挙げられる。
上記重縮合樹脂としては、フェノールホルムアルデヒ
ドノボラック樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒドノ
ボラック樹脂、フェノール・m−クレゾール・ホルムア
ルデヒド共重縮合体樹脂、フェノール・p−クレゾール
・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、m−クレゾール・
p−クレゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、o
−クレゾール・p−クレゾール・ホルムアルデヒド共重
縮合体樹脂、フェノール・o−クレゾール・m−クレゾ
ール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂、フェノール・
o−クレゾール・p−クレゾール・ホルムアルデヒド共
重縮合体樹脂、フェノール・m−クレゾール・p−クレ
ゾール・ホルムアルデヒド共重縮合体樹脂等が挙げられ
る。
好ましいノボラック樹脂はフェノールホルムアルデヒ
ドノボラック樹脂であり、分子量は重量平均分子量Mwが
3500〜500、数平均分子量Mnが100〜200の範囲が好まし
い。
上記の如き樹脂の分子量の測定は、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー法(GPC)によって行う。数平
均分子量Mnおよび重量平均分子量Mwの算出は、柘植盛
雄、宮林達也、田中誠之著“日本化学会誌"800頁〜805
頁(1972年)に記載の方法により、オリゴマー領域のピ
ークを均す(ピークの山と谷の中心を結ぶ)方法にて行
うものとする。
また、前記ノボラック樹脂において、その合成に用い
られた異なるフェノール類の量比を確認する方法として
は、熱分解ガスクロマトグラフィー(PGC)を用いる。
熱分解ガスクロマトグラフィーについては、その原理、
装置および実験条件が、例えば、日本化学会編、柘植
新著新実験講座、第19巻、高分子化学[I]474頁〜485
頁(丸善1978年発行)等に記載されており、熱分解ガス
クロマトグラフィーによるノボラック樹脂の定性分析法
は、柘植盛雄、田中 隆、田中誠之著“分析化学”第18
巻、47頁〜52頁(1969年)に記載された方法に準じるも
のとする。
更に、結合剤として使用可能な他の高分子化合物とし
ては、(メタ)アクリル酸(共)重合体のスルホアルキ
ルエステル、ビニルアセタール(共)重合体、ビニルエ
ーテル(共)重合体、アクリルアミド(共)重合体、ス
チレン(共)重合体、セルロース誘導体、酢酸ビニル
(共)重合体等も挙げられる。
前記着色感光層中には着色剤として染料、顔料が添加
される。特に、色校正に使用する場合、そこに要求され
る常色即ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと
一致した色調の顔料、染料が必要となるが、その他金属
粉、白色顔料、螢光顔料なども使われる。次の例は、こ
の技術分野で公知の多くの顔料および染料の内の若干例
である。
(C.Iはカラーインデックスを意味する)。
ビクトリアピュアブルー(C.I42595) オーラミン(C.I41000) カチロンブリリアントフラビン (C.Iベーシック13) ローダミン6GCP(C.I45160) ローダミンB(C.I45170) サフラニンOK70:100(C.I50240) エリオグラウシンX(C.I42080) ファーストブラックHB(C.I26150) No.1201リオノールイエロー(C.I21090) リオノールイエローGRO(C.I21090) シムラーファーストイエロー8GF (C.I21105) ベンジジンイエロー4T−564D(C.I21095) シムラーファーストレッド4015(C.I12355) リオノールレッド7B4401(C.I15830) ファーストゲンブルーTGR−L(C.I74160) リオノールブルーSM(C.I26150) 三菱カーボンブラックMA−100 三菱カーボンブラック#30,#40,#50 シアニンブルー4920(大日精化製) セイカファーストカーミン1483(大日精化製) セイカファーストイエローH−7055,2400 (大日精化製) 着色感光層中における着色剤の含有量は例えば重量で
5%〜50%が適当である。
着色感光層の着色剤/結合剤の比率は、目標とする光
学濃度と着色感光層の現像液に対する除去性を考慮して
同業者に公知の方法により定めることができる。例え
ば、染料の場合、その値は重量で5%〜75%、顔料の場
合、その値は重量で5%〜90%が適当である。
また、着色感光層の膜厚は目標とする光学濃度、着色
感光層に用いられる着色剤の種類(染料、顔料、カーボ
ンブラック)およびその含有率により同業者に公知の方
法により定めることができるが、許容範囲内であれば着
色感光層の膜厚はできるだけ薄い方が解像力は高くな
り、画像品質は良好である。従って、該膜厚は0.1μm
〜5μmの範囲で使用されるのが通常である。
着色感光層中には、以上に説明した各素材のほか、必
要に応じてさらに可塑剤、塗布性向上剤等を添加するこ
ともできる。
可塑剤としては例えばフタル酸エステル類、トリフェ
ニルホスフェート類、マレイン酸エステル類等の各種低
分子化合物類、塗布性向上剤としては例えば、エチルセ
ルロース、ポリアルキレンエーテル等に代表されるノニ
オン活性剤等の界面活性剤、及びフッ素系界面活性剤等
を挙げることができる。
また、着色感光層は着色剤と結合剤よりなる着色剤層
と感光性組成物と結合剤よりなる感光層の2層に分割す
ることもできる。この場合は、どちらの層が支持体側に
存在してもかまわない。
また、前記着色感光層を支持体上に塗設するための塗
布方法としては、例えばロールコーティング、リバース
ロールコーティング、ディップコーティング、エアナイ
フコーティング、グラビアコーティング、グラビアオフ
セットコーティング、ホッパーコーティング、ブレード
コーティング、ロッドコーティング、ワイヤドクターコ
ーティング、スプレーコーティング、カーテンコーティ
ング、押出コーティング等の方法が用いられる。
乾燥は加熱された空気を塗布面に吹きけることによっ
て行なわれる。加熱温度は30℃〜200℃が好ましく、特
に40℃〜140℃の範囲が好適である。乾燥中、加熱され
た空気の温度を一定に保ったまま着色感光層を乾燥させ
る方法が一般に行なわれているが、加熱された空気の温
度を段階的に上昇させて乾燥させる方法も行なうことが
できる。また、加熱された空気は塗布面に対し、0.1m/
秒〜30m/秒の割合で供給されることが好ましく、特に0.
5m/秒〜20m/秒の割合で供給するのが好適である。
前記着色感光層中に光重合性物質を含有する場合に
は、酸素の影響によって起る重合阻害の防止のために、
着色感光層上に、現像液に対して溶解ないし膨潤しうる
オーバーコート層を設けることもできる。オーバーコー
ト層に用いられる樹脂としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリル酸、ポリア
クリルアミド、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニル
ピロリドン、ポリアミド、アラビアゴム、ニカワ、ゼラ
チン、カゼイン、セルロース類(例えば、ビスコース、
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース等)、でん粉類(例えば、
可溶性でん粉、変性でん粉等)等が挙げられる。
前記着色画像形成材料の像様露光は、色分解網フィル
ムと各色に対応する着色画像形成材料とを密着し、例え
ば紫外線を照射することにより行なわれる。光源として
は、水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、タ
ングステンランプ、キセノンランプ、螢光ランプ等が使
用される。
次いで現像が行なわれる。着色画像を形成するための
現像液としては、好ましくは水を主たる溶媒とするアル
カリ性現像液が用いられ、該現像液に用いられるアルカ
リ剤としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナト
リウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム、
第二リン酸カリウム、第三リン酸アンモニウム、第二リ
ン酸アンモニウム、メタケイ酸ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、ケイ酸アン
モニウム等の無機アルカリ剤、ならびにモノ、ジまたは
トリエタノールアミンおよび水酸化テトラアルキルアン
モニアのような有機アルカリ剤が用いられる。アルカリ
剤の現像液組成物中における含有量は0.05〜30重量%の
範囲で用いるのが好適であり、前記アルカリ性現像液
は、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ベンジ
ルアルコール、n−プロピルアルコール等の有機溶剤、
界面活性剤、亜硫酸塩、EDTA等のキレート剤、有機シラ
ン化合物等の消泡剤、などを含有することもできる。
上記着色画像形成材料を像様露光後現像して形成され
た着色画像を転写する被転写材料としては、アート紙、
コート紙、上質紙、合成紙等、一般の印刷用紙を用いる
ことができる。
<実施例1> 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、厚さ25μmのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層
(三井−デュポンポリケミカル社製EVAFLEX P−1405,
酢酸ビニル含有率14重量%,VICAT軟化点68℃)を押し出
しラミネート法により形成した支持体のエチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂層表面上に、下記組成の着色感光層分
散液を、ワイヤーバーを用い、乾燥膜厚が1.5μmにな
るように塗布、乾燥し、4色の着色画像形成材料を作成
した。
・2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン−ナフトキノ
ン−1,2−ジアジド−4−スルホン酸エステル 0.616g ・酢酸ビニル−バ−サチック酸ビニル共重合体(80:20w
t%,重量平均分子量50,000, 50%メタノール溶液) 8.768g ・下記顔料 ・シクロヘキサノン 35.2g ・フッ素系界面活性剤 (3M社製,FC−430) 0.01g (顔 料) ブラック;カーボンブラックMA−100 (三菱化成製) 0.99g シアン;シアニンブルー4920 (大日精化製) 0.55g マゼンタ;セイカファーストカーミン1483 (大日精化製) 0.68g イエロー;セイカファーストイエロー2400 (大日精化製) 0.68g 以上により得られた4色の着色画像形成材料のポリエ
チレンテレフタレートフィルム面に各色の色分解網ポジ
フィルムを重ね合わせ、4KWメタルハライドランプで50c
mの距離から20秒間画像露光を行い、更に下記現像液に3
0℃で30秒間浸漬することにより現像を行い、4色の着
色画像を形成した。
(現像液) コニカPS版現像液SDR−1 20ml (コニカ社製) ペレックスNBL 50ml (花王アトラス社製) 蒸留水 400ml 次にブラック色画像の画像面とアート紙とを密着し、
90℃に加熱された1対のニップロール間を5Kg/cm2の加
圧条件下にて50cm/分の速度で通過させた後、支持体の
剥離を行った。剥離はエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
層と着色画像との界面で容易に行なわれ、アート紙上に
ブラック色画像が転写された。引き続き、シアン、マゼ
ンタ、イエローの順に着色画像の転写を行い、アート紙
上に4色から成るカラープルーフィング画像が得られ
た。アート紙上には着色画像部分のみが転写し、すなわ
ち、非画像部分の紙面は露出し、得られたカラープルー
フィング画像は通常のオフセット印刷により作成された
印刷物の画像品質に極めて酷似したものであった。
<実施例2> 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、厚さ25μmのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層
(三井−デュポンポリケミカル社製EVAFLEX P−1007,
酢酸ビニル含有率10重量%,VICAT軟化点72℃)を押し出
しラミネート法により形成した支持体のエチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂層表面上に、下記組成の着色感光層分
散液をワイヤーバーを用い、乾燥膜厚が1.5μmになる
ように塗布、乾燥し、4色の着色画像形成材料を作成し
た。
・2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン−ナフトキノ
ン−1,2−ジアジド−4−スルホン酸エステル 0.616g ・酢酸ビニル−アクリル酸イソブチル共重合体(80:20w
t%,重量平均分子量70,000, 50%メタノール溶液) 8.768g ・下記顔料 ・シクロヘキサノン 35.2g ・フッ素系界面活性剤(3M社製,FC−430) 0.01g (顔 料) ブラック;カーボンブラックMA−100 (三菱化成製) 0.99g シアン;シアニンブルー4920 (大日精化製) 0.55g マゼンタ;セイカファーストカーミン1483 (大日精化製) 0.68g イエロー;セイカファーストイエロー2400 (大日精化製) 0.68g 以下実施例1と同様に、露光、現像および画像転写処
理を行ない、アート紙上に4色から成るカラープルーフ
ィング画像が得られた。アート紙上には着色画像部分の
みが転写し、すなわち、非画像部分の紙面は露出し、得
られたカラープルーフィング画像は通常のオフセット印
刷により作成された印刷物の画像品質に極めて酷似した
ものであった。
<実施例3> 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に厚さ30μmのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層(三
井−デュポンポリケミカル社製EVAFLEX P−1907,酢酸
ビニル含有率19重量%,VICAT軟化点59℃)を押し出しラ
ミネート法により形成した支持体のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂層表面上に、下記組成の着色感光層分散液
をワイヤーバーを用い、乾燥厚膜が1.5μmになるよう
に塗布、乾燥し、4色の着色画像形成材料を作成した。
(着色感光層分散液組成) 下記組成のアルカリ可溶性高分子 組成物(重量平均分子量17,000,50%メチルセロソル
ブ溶液) 12g ペンタエリスリトールテトラ アクリレート 4.3 g ミヒラーズケトン 0.04g ベンゾフェノン 0.25g パラメトキシフェノール 0.01g メチルセロソルブ 94g フッ素系界面活性剤 (3M社製,FC−430) 0.01g 下記顔料 (顔 料) ブラック:カーボンブラック MA−100(三菱化成製) 1.98g シアン :シアニンブルー4920 (大日精化製) 1.10g マゼンタ:セイカファースト カーミン1483 (大日精化製) 1.36g イエロー:セイカファースト イエロー2400 (大日精化製) 1.36g なお、アルカリ可溶性高分子組成物は下記の方法で合
成した。
1四つ口フラスコに、ヒドロキシフェニルメタクリ
ルアミド8.85g、アクリロニトリル2.65g、メチルアクリ
レート33.11g、アゾビスイソブチロニトリル(重合開始
剤)1.64gを秤量し、200gのエチルアルコールを溶媒と
し、77℃で6時間反応させた。この後、メチルセロソル
ブを75g加え、反応を停止させ、60℃にて3時間エチル
アルコールを留去した。これにより、前記高分子組成物
が50%メチルセロソルブ溶液として約95g得られた。
次に、各色の着色感光層上に、下記組成のオーバーコ
ート層溶液をワイヤーバーを用い、乾燥膜厚が0.3μm
になるように塗布、乾燥し、4色の着色画像形成材料を
作成した。
(オーバーコート層溶液組成) ポリビニルアルコール (日本合成化学工業製GL−05) 6g 蒸留水 97g メタノール 3g 以上により得られた4色の着色画像形成材料のオーバ
ーコート層面に各色の色分解網ネガフィルムを重ね合わ
せ、4KWメタルハライドランプで50cmの距離から20秒間
画像露光を行い、下記現像液に30秒間浸漬することによ
り現像を行い4色の着色画像を形成した。
(現像液) 炭酸ナトリウム 15g 界面活性剤 (花王アトラス社製ペレックスNBL) 50g 蒸留水 1000g 次にブラック色画像の画像面とアート紙とを密着し、
90℃に加熱された1対のニップルロール間を5Kg/cm2
加圧条件下にて50cm/分の速度で通過させた後、支持体
の剥離を行った。剥離は容易に行われ、アート紙上にブ
ラック色画像が転写された。
引き続きシアン、マゼンタ、イエローの順に着色画像
の転写を行い、アート紙上に4色から成るカラープルー
フィング画像が得られた。アート紙上には着色画像部分
のみが転写し、すなわち、非画像部分の紙面は露出し
た。
得られた画像品質は、印刷用紙上にインキのみで形成
された通常のオフセット印刷物の画像品質に極めて酷似
したものであった。
<比較例1> 下記組成の離型層塗布液を厚さ75μmのポリエチレン
テレフタレートフィルム上に乾燥膜厚が0.5μmになる
ように塗布し、離型層を有する支持体を作成した。
(離型層塗布液組成) CM−8000(アルコール 可溶性ナイロン、東レ製) 10g メタノール 90g 次に下記組成の4色の着色感光層分散液を調製し、乾
燥膜厚が1.5μmになるように離型層上に塗布し、4色
の画像形成材料を作成した。
(着色感光層分散液組成) 2,3,4−トリヒドロキシベンゾ フェノンナフトキノン−1,2− ジアジド−4−スルホン酸エステル 0.616g フェノール・m−クレゾール・p −クレゾール(モル比20:48:32) ・ホルムアルデヒドノボラック樹脂 (重量平均分子量:6685,数平均 分子量:1233) 4.384g 下記顔料 エチルセロソルブ 39.6 g フッ素系界面活性剤 (3M社製、FC−430) 0.01g (顔 料) ブラック:カーボンブラック MA−100(三菱化成製) 0.99g シアン :シアニンブルー4920 (大日精化製) 0.55g マゼンタ:セイカファースト カーミン1483 (大日精化製) 0.68g イエロー:セイカファースト イエロー2400 (大日精化製) 0.68g 得られた4色の着色画像形成材料の着色感光層面に各
色の色分解網ポジフィルムを重ね合わせ、4KWメタルハ
ライドランプで50cmの距離から60秒間画像露光を行い、
SDR−1(コニカPS版現像液:コニカ(株)製)の21倍
希釈液に30秒間浸漬することにより現像を行い、4色の
着色画像を形成した。
次に、別のポリエチレンテレフタレートフィルム上に
下記組成の画像受容層溶液を乾燥膜厚20μmになるよう
に塗布、乾燥し、画像受容シートを作成した。
(画像受容層溶液組成) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 (組成比75:25、日信化学社製 MPR−T−5) 18g ペンタエリスリトールテトラ アクリレート 11g ミヒラーズケトン 0.1 g ベンゾフェノン 0.64g パラメトキシフェノール 0.018g メチルエチルケトン 44g 先に得たイエロー色画像を画像受容シートの画像受容
層面に密着し、90℃に加熱されている一対のニップロー
ル間を5Kg/cm2の加圧条件下にて、50cm/分の速度で通過
させることにより、イエロー色画像を画像受容層上に転
写し、色画像側のポリエチレンテレフタレートフィルム
を剥離した。
引き続き、マゼンタ、シアン、ブラックの順に着色画
像の転写を行い、次いで画像受容シートの画像面側をア
ート紙に密着させ、上記同条件下にて一対のニップロー
ル間を通過させた後、画像受容シートのポリエチレンテ
レフタレートフィルム面に4KWメタルハライドランプで5
0cmの距離から30秒間全面露光を与え、その後、画像受
容シートのポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離
した。
アート紙上に多色カラープルーフィング画像が形成さ
れたが、得られた画像は画像受容層である透明樹脂層で
全面が被覆されているため、画像表面の光沢度が高過
ぎ、通常のオフセット印刷で得られる印刷物の画像品質
とは異和感を感じさせるものであった。
<比較例2> 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
にシリコーン系離型剤(大八化学製Siコート1001,30%
メチルエチルケトン溶液)を、ワイヤーバーを用い、乾
燥膜厚が0.5μmになるように塗布した後、120℃,1分の
熱硬化処理を行ない、離型性表面を有する支持体を作成
した。次に、支持体の離型性表面上に、実施例1と同様
の着色感光層分散液を塗布、乾燥し、4色の着色画像形
成材料を作成した後、実施例1と同様の露光、現像処理
により、離型性表面を有する支持体上に4色それぞれの
着色画像を形成した。
引き続き実施例1と同様に、ブラック色画像の画像面
とアート紙とを密着し、90℃に加熱された1対のニップ
ルロール間を5Kg/cm2の加圧条件下にて50cm/分の速度で
通過させた後、支持体の剥離を行った。この際、ブラッ
ク色画像の一部が支持体側に残存し、アート紙上にブラ
ック色画像の完全な転写画像を得ることはできなかっ
た。
引き続き、同じアート紙上にシアン、マゼンタ、イエ
ローの順に着色画像の転写を行ったが、同様に支持体剥
離の際、各着色画像の一部が支持体側に残存し、アート
紙上に完全な多色転写画像を得ることはできなかった。
比較例3 実施例1において、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に設けるエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂層に、
以下の樹脂を用いた以外は、実施例1と同様に行い、ア
ート紙上に4色からなるカラープルーフイング画像を得
た。
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(三井−デュポンケミ
カル社製、EVAFLEX40(X)、酢酸ビニル含有率41%、V
ICAT軟化点40℃以下) アート紙上には着色画像およびエチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂層が転写し、即ち、非画像部分の紙面はエチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂層で覆われ、紙面は露出し
なかった。得られた画像品質は、印刷紙上にインキのみ
で着色画像を形成し、非画像部の紙面が露出した通常の
オフセット印刷物の画像品質とは違和感を感じさせるも
のであった。
[発明の効果] 以上詳しく説明したように、本発明の着色画像形成材
料により印刷用紙上にインキのみで形成された印刷画像
品質に極めて近い画像品質を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 邦夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 浦野 年由 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 増田 哲也 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−116145(JP,A) 特開 昭63−298337(JP,A) 特開 昭62−103636(JP,A) 特開 昭61−273540(JP,A) 特開 昭60−28649(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/004 513 G03F 7/11 503

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、感光性組成物及び着色剤を含
    有する着色感光層を有し、像様露光及び現像処理により
    着色画像を形成した後、該着色画像部のみを被転写材料
    上に転写することを目的とする着色画像形成材料におい
    て、該着色画像形成材料の支持体表面が、エチレン−酢
    酸ビニル共重合樹脂層を有し、前記エチレン−酢酸ビニ
    ル共重合樹脂層は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂中
    に占める酢酸ビニルの比率が重量で5%〜33%であるエ
    チレン−酢酸ビニル共重合樹脂であることを特徴とする
    着色画像形成材料。
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