JPH0353305B2 - - Google Patents

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JPH0353305B2
JPH0353305B2 JP60054718A JP5471885A JPH0353305B2 JP H0353305 B2 JPH0353305 B2 JP H0353305B2 JP 60054718 A JP60054718 A JP 60054718A JP 5471885 A JP5471885 A JP 5471885A JP H0353305 B2 JPH0353305 B2 JP H0353305B2
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dihydro
methyl
oxathiazin
dioxide
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Kurausu Karuru
Rinkiisu Adorufu
Roishuringu Deiiteru
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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Publication of JPH0353305B2 publication Critical patent/JPH0353305B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D291/00Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen, oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D291/02Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen, oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D291/06Six-membered rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 6−メチル−3,4−ジヒドロ−1,2,3−
オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキサイ
ドは、式 で表わされる化合物である。
窒素原子上の酸性水素によつて、この化合物
は、(塩基と)塩を形成しうる。例えば、Na塩、
K塩およびCa塩のような非毒性の塩は、ある場
合には強力な、それらの甘い味のゆえに、食品分
野における甘味剤として使用することができ、そ
の際K塩〔“アセスルフアム(Acesulfam)K”
または単に“アセスルフアム(Acesulfam)”〕は
特に重要である。
6−メチル−3,4−ジヒドロ−1,2,3−
オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキサイ
ドおよびその非毒性の塩の製造には、若干の異な
つた方法が知られている;アンゲバンテ・ヘミー
(Angewandte Chemie)第85巻第22号(1973年)
第965−73頁(国際版第12巻第11号(1973年)第
869−76頁に相当する)参照。実際上これらのす
べての方法は、クロロ−またはフルオロスルホニ
ルイソシアネート(XSO4NCO(ここでX=Clま
たはF))から出発する。このクロロ−またはフ
ルオロスルホニルイソシアネートは、次いでモノ
メチルアセチレン、アセトン、アセト酢酸、アセ
ト酢酸第三ブチルまたはベンジルプロペニルエー
テルと(通常多段階反応において)反応せしめら
れてアセトアセトアミド−N−スルホニルクロラ
イドまたはフルオライドを生成し、このものは塩
基(例えばメタノール性KOH)の作用の下に環
化されそして6−メチル−3,4−ジヒドロ−
1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2
−ジオキサイドの対応する塩をもたらす。所望の
場合には上記の塩から通常の方法で(酸を用い
て)遊離のオキサチアジノンを得ることができ
る。
オキサチアジノンの中間体たるアセトアセトア
ミド−N−スルホフルオライドを製造するための
もう一つの方法は、フルオルスルホニルイソシア
ネートの部分加水分解生成物であるアミドスルホ
フルオライドH2NSO2Fから出発する(ドイツ特
許出願公告第2453063号参照)。上記のアミドスル
ホン酸のフツ化物H2NSO2Fは、次にアセトアセ
チル化剤ジケテンの約等モル量と、不活性有機溶
剤中でアミンの存在下に約−30ないし100℃の温
度において反応せしめられる;この反応は、下記
の反応方程式(アミンとしてトリエチルアミンを
使用)に従つて進行する: アセトアセトアミド−N−スルホフルオライド
は、次いで通常の方法で塩基、例えばメタノール
性KOHを用いて前記甘味剤へと環化される: 公知の方法のうちのあるものは、6−メチル−
3,4−ジヒドロ−1,2,3−オキサチアジン
−4−オン−2,2−ジオキサイドおよびその非
毒性の塩の極めて満足すべき収量(出発アミドス
ルホン酸ハライドを基準にして理論量の約85%ま
で)をもたらすけれども、それらは、あまり容易
には得られないクロル−またはフルオルスルホニ
ルイソシアネートを出発物質として使用する必要
があるために、特に工業用目的ではなお改良の余
地がある;これはクロル−およびフルオルスルホ
ニルイソシアネートの製造には、出発物質
(HCN、Cl2、SO3およびHF)のうちの若干のも
のが取扱い上むしろ不快感を伴なうゆえに、かな
り予防措置および完全処置を必要とするからであ
る。クロル−およびフルオル−スルホニルイソシ
アネートの製造は、下記の反応式に基づく: HCN+Cl2→ClCN+HCl ClCN+SO3→ClSO2NCO ClSO2NCO+HF→FSO2NCO+HCl 上記のドイツ特許出願公開第2453063号による
方法におけるアミドスルホフルオライドを、例え
ばかなりより容易に得られる(例えばNH3+SO3
から)アミドスルホン酸H2NSO3Hまたはその塩
によつて置換えることは、ほとんど有望なことと
は思われない。何故ならば、アミドスルホン酸
NaH2NSO3Naとジケテンとのアルカリ金属水溶
液中における反応は、純粋な形で単離しうる反応
生成物を全くもたらさないからである。むしろ、
この反応において4−ニトロフエニルジアゾニウ
ムクロライドとのカツプリング生成物の形でのみ
淡黄色の染料としておそらく少くとも部分的に生
成される1:1の付加物を得ることが可能であつ
た;ベリヒテ(Ber.)第83巻(1950年)第551−
558頁、特に第555頁の実験の記述の前の最終節お
よび第558頁最終節参照: 更に、アセトアセトアミド−N−スルホン酸
は、さもなければ、水溶液中での煮沸による6−
メチル−3,4−ジヒドロ−1,2,3−オキサ
チアジン−4−オン−2,2−ジオキサイドの分
解の際の中間体としてのみ、あるいは中間体とし
ても仮定された;冒頭において引用した文献アン
ゲヴアンテ・ヘミー(Angew.Chemie)(1973年)
の上記個所: かくして、6−メチル−3,4−ジヒオロ−
1,2,3−アキサチアジン−4−オン−2,2
−ジオキサイドおよびその非毒性の塩を製造する
ための従来技術による方法は、特に工業的規模に
おいて、特にあまり容易には得られない出発物質
を用いる必要性の結果として、工業的規模におい
て実施するにはあまり満足すべきものではない故
に、公知の方法を適当に改善するかまたは新規な
改善された方法を開発するという課題があつた。
この課題は、本発明によれば、アセトアセトア
ミドを少くとも約2倍のモル量のSO3と反応せし
めることによつて解決することができた。
従つて、本発明の対象は、アセトアセチル化合
物から出発して6−メチル−3,4−ジヒドロ−
1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2
−ジオキサイドおよびその非毒性の塩を製造する
方法であつて: その方法はアセトアセトアミドを少くとも約2
倍のモル量のSO3と、場合によつては不活性の無
機または有機溶剤中で反応せしめ、そしてその際
の形で生成した6−メチル−3,4−ジヒドロ−
1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2
−ジオキサイドを場合によつては次いで更に塩基
で中和することを特徴とする。
反応中に、おそらく、アセトアセトアミド1モ
ルとSO31モルとからまずアセトアセトアミド−
N−スルホン酸が生成され、そして次に更に1モ
ルのSO3を用いて6−メチル−3,4−ジヒドロ
−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−ジオ
キサイドへと環化するものと思われる: その際、アセトアセトアミドに関して理論量の
約30ないし約90%の収量が得られる。特に出発物
質が簡単かつ廉価でありそしてその反応の実施が
極めて容易なので、この方法は、この技術分野に
おける著しい進歩をもたらすものである。
この反応が、そして特に閉環反応が起るという
ことは、非常に驚くべきことである。なんとなれ
ば、アセトアセトアミド−N−スルホン酸1モル
当り水1モルが脱離されるという結果になる環化
は、例えばP2O5、無水酢酸、無水トリフルオル
酢酸、塩化チオニル等のような他の水を脱離させ
る剤によつては、起らないかあるいはいずれにし
ても実際上起らないからである。
アセトアセトアミドは、例えばアセトアセチル
クロライドまたはジケテンおよびNH3から得ら
れ、そして更に容易に入手しうる市販の生成物で
ある。
次に、アセトアセトアミドは、少くとも約2倍
のモル量のSO3(アセトアセトアミド1モル当り)
と反応せしめられる。SO3の量は、好ましくはア
セトアセトアミド1モル当り約2ないし20モル、
特に約4ないし10モルである。それは固体または
液体の形であるいはSO3蒸気中で凝縮させるこお
によつて反応混合物に添加することができる。し
かしながら、より普通の添加方法は、濃硫酸、液
体SO2または不活性有機溶剤中にSO3の溶液を添
加することである。
SO3を脱離する反応性のSO3誘導体を使用する
こともできる。遊離のSO3の一部を反応性のSO3
誘導体で置換えることは、反応の進行にとつて特
に有利である。そのような反応性のSO3誘導体
は、例えば第三アミンまたはN−アルキル置換カ
ルボン酸アミドへのSO3の付加物、好ましくは各
N−原子が20個まで、特に10個までの炭素原子を
有するような第三アミンへのSO3の付加物であ
る。下記の第三アミンが例として挙げられる: トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−
n−プロピルアミン、トリイソプロピリアミン、
トリ−n−ブチルアミン、トリイソブチルアミ
ン、トリシクロヘキシルアミン、エチルジイソプ
ロピルアミン、エチルジシクロヘキシルアミン、
N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルア
ニリン、ベンジルジメチルアミン、ピリジン、置
換ピリジン例えばピコリン、ルチジン、コリジン
またはメチルエチルピリジン、N−メチルピペリ
ジン、N−エチルピペリジン、N−メチルモルホ
リン、N,N−ジメチルピペリジン、1,5−ジ
アザビシクロ−〔4.3.0〕−ノネン−(5)、1,8−
ジアザビシクロ−〔5.4.0〕−ウンデセン−(7)、差
にテトラメチルヘキサメチレンジアミン、テトラ
メチルエチレンジアミン、テトラメチルプロピレ
ンジアミン、テトラメチルブチレンジアミン、ま
たは1,2−ジモルホリルエタン、ペンタメチル
ジエチレントリアミン、ペンタエチルジエチレン
トリアミン、ペンタメチルジプロピレントリアミ
ン、テトラメチルジアミノメタン、テトラプロピ
ルジアミノメタン、ヘキサメチルトリエチレンテ
トラミン、ヘキサメチルトリプロピレンテトラミ
ン、ジイソブチレントリアミンまたはトリイソプ
ロピレンテトラミン。
特に有利な反応性のSO3誘導体は、下記のもの
である: (CH33N・SO3、(C2H5)N・SO3、ピリジ
ン・SO3、2−ピコリン・SO3、2,6−ルチジ
ン・SO3およびコリジン・SO3、例えば付加物
HCON(CH32・SO3もまた有利に使用されうる。
付加物をその場で調製することもできる。
本発明による反応は、原則的には溶媒なしで実
施されるが、不活性の無機または有機の溶媒中で
実施することが好ましい。そのような不活性の無
機または有機の溶剤としては、SO3またはその反
応性の誘導体ならびにアセトアセトアミドおよび
反応の最終生成物と望ましくない反応を起さない
ような液体が好適である。かくして、特にSO3
よびその反応性付加物の著しい反応性のゆえに、
この目的では比較的少数の溶剤のみが適してい
る。好ましい溶剤の例としては、下記のものがあ
る: 無機溶剤:液体SO2; 有機溶剤:好ましくは4個までの炭素原子を有す
るハロゲン化脂肪族炭化水素、例えば塩化メチ
レン、クロロホルム、1,2−ジクロルエタ
ン、トリクロルエチレン、テトラクロルエチレ
ン、トリクロルフルオルエチレ等; 低級脂肪族アルコール、好ましくはメタノール
またはエタノールとの炭酸エステル; 好ましくは4個までの炭素原子を有するニトロ
アルカン、特にニトロメタン; ピリジンおよびアルキル置換ピリジン、好まし
くはコリジン;および 脂肪族スルホン、好ましくはスルホラン。
これらの有機溶剤は、単独で、あるいは混合物
として使用されうる。
有機溶剤のうちで特に好ましいものは、塩化メ
チレン、クロロホルム、1,2−ジクロルエタ
ン、炭酸ジメチル、ニトロメタンおよびコリジン
である。
使用される不活性溶剤の量は、臨界的なもので
はない。溶剤が使用される場合には、単に反応体
の十分な溶解を保証するのみでよく、溶剤の量の
上限は、経済上の考慮によつて決定される。
反応温度は、通常約−70ないし+180℃、好ま
しくは約−40ないし+90℃である。
反応は、通常大気圧下において実施される。
反応時間は、数分(比較的高温度において)か
ら数日(比較的低い温度範囲において)まででよ
い。
反応の実施は、次のように行なうことができ
る:すなわち、アセトアセトアミドを、場合によ
つては溶液として最初に導入し、そしてSO3また
は反応性のSO3付加物を、場合によつては溶解さ
れた形で、配量するか、 あるいは両方の反応成分を同時に反応室に送入
するか、 あるいはSO3またはその反応性誘導体を最初に
導入してそしてアセトアセトアミドを供給する
か、あるいは例えばアセトアセトアミドを反応性
のSO3誘導体(アセトアセトアミド1モル当り)
約1ないし5モル、好ましくは約1ないし2モル
で約20分ないし48時間、好ましくは約30分ないし
24時間の間、約−30°ないし+180℃、好ましくは
約0°ないし90℃において処理しそしてこの溶液を
SO3中に配量することによつて行なうことができ
る。
好ましくは、まずアセトアセトアミドを反応性
のSO3誘導体と反応せしめる。次に、SO3の一部
を最初に導入し、そして次いで連続的あるいは回
分的にアセトアセトアミドおよび反応性のSO3
導体の反応溶液ならびにSO3の両方を配量する。
反応の終了後、混合物を通常更に約半時間ない
し数時間攪拌を続ける。
反応混合物の精製は、通常お方法で行なわれ
る。反応媒質として不活性の有機溶剤(水と非混
和性の)を用いる場合には、精製は、例えば下記
のようにして実施されうる: SO3を含有する溶液に(SO3に関して)約10倍
のモル量の氷または水を添加する。それによつて
相分離が起る:生成した6−メチル−3,4−ジ
ヒドロ−1,2,3−オキサチアジン−4−オン
−2,2−ジオキサイドは、主として有機相中に
存在する。硫酸水溶液中になお存在する部分は、
例えば塩化メチルまたは酢酸エステルのような有
機溶剤で抽出することによつて得られる。一緒に
された有機相を次に例えば硫酸ナトリウムで乾燥
しそして蒸発濃縮する。遊離の化合物を得ようと
する場合には、このものは更に通常の方法で(好
ましくは再結晶によつて)精製される。収量は、
アセトアセトアミドに関して理論量の約30ないし
90%である。
しかしながら、6−メチル−3,4−ジヒドロ
−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,
2−ジオキサイドの非毒性の塩を得ようと欲する
場合には、これに続いて塩基で中和する。この目
的で、適当な塩基、好ましくは例えばKOH、
KHCO3、K2CO3、Kアルコレート等のようなカ
リウムの塩基を使用し、反応混合物の精製の間に
一緒にされ、乾燥されそして蒸発濃縮された有機
相を、例えばアルコール、ケトン、エステルまた
はエーテルのような適当な有機溶剤中あるいは水
中で、中和することが有利である。オキサチアジ
ノン塩を、次に、場合によつては溶液を蒸発させ
た後に、結晶の形で析出させ、そして精製のため
に更に最結晶させることもできる。
中和工程は、実際上100%の収量で進行する。
下記の実施例は、本発明を更に詳細に説明せん
とするものである。本発明の例に続いて比較例を
記載するが、この比較例は、アセトアセトアミド
−N−スルホン酸は、SO3以外の水脱離剤−この
場合にはP2O5−によつては環化されないことを
示している。
例 1 CH2Cl250ml中の液体SO38ml(200ミリモル)
に−60℃においてCH2Cl250ml中のアセトアセト
アミド(50ミリモル)5.1gを滴加した。2時間
後に酢酸エチル50mlおよび水50mlを溶液に添加し
た。有機相を分離し、水性相を酢酸エチルで更に
2回抽出した。一緒にした有機相を硫酸ナトリウ
ム上で乾燥した後、蒸発させ、そしてメタノール
に溶解した。メタノール性KOHを用いて溶液を
中和すると、6−メチル−3,4−ジヒドロ−
1,2,3−オキサチアジン−4−オソ−2,2
−ジオキサイドのカリウム塩が析出した。
収量:3.1g=31%。
例 2 ピリジン・SO3錯体の15.9g(100ミリモル)
およびアセトアセトアミド5.1g(50ミリモル)
をCH2Cl2100ml中で室温において17時間攪拌し
た。この混合物を次にCH2Cl250ml中SO312ml
(300ミリモル)の溶液に−30℃において10分以内
に滴加した。20分後に、混合物を例1におけると
同様に精製した。
収量:7.9g=79%。
例 3 CH2Cl250ml中2,4,6−コリジン13.2ml
(110ミリモル)にCH2Cl220ml中SO34ml(100ミ
リモル)の溶液を−40℃において滴加した。次に
この溶液をアセトアセトアミド9.1g(90ミリモ
ル)と共に室温において23時間攪拌した。この溶
液をCH2Cl2200ml中SO34.4ml(110ミリモル)に
−30℃において1時間以内に滴加した。SO34.4
ml(110ミリモル)宛を同じ期間に亘つてそれぞ
れ12分後、24分後、36分後および48分後に添加し
た。20分後に、例1と同様にH2O90mlの添加の
下に精製した。
収量:11.8g=65%。
例 4 1,2−ジクロルエタン50ml中トリエチルアミ
ン15.2ml(110ミリモル)に、CH2Cl220ml中SO34
ml(100ミリモル)の溶液を−40℃において滴加
した。この溶液をアセトアセトアミド5.1g(50
ミリモル)と共に4時間煮沸した。次いでそれを
冷却しそしてCH2Cl250ml中SO32.4ml(60ミリモ
ル)の溶液に−30℃において1時間以内に滴加し
た。同時にSO32.4ml(60ミリモル)宛それぞれ
12分、24分、36分および48分後に添加した。20分
後に、例1におけると同様にして精製した。
収量:1g=10%。
例 5 CH2Cl250ml中2,4,6−コリジン13.2ml
(110ミリモル)にCH2Cl220ml中SO34ml(100ミ
リモル)の溶液を−40℃において滴加した。アセ
トアセトアミド5.1g(50ミリモル)を添加した
後、室温において17時間攪拌した。この溶液を
CH2Cl250ml中SO324ml(60ミリモル)の溶液に
−30℃において1時間以内に滴加した。同時に
SO32.4ml(60ミリモル)宛12分、24分、36分お
よび48分後に添加した。20分後に、例1における
と同様にして精製した。
収量:9g=90%。
例 6 CH2Cl2150ml中液体SO38ml(200ミリモル)に
CH2Cl2100ml中アセトアセトアミド5.1g(50ミ
リモル)およびトリエチルアミン6.9mlの溶液を
−25℃において60分以内に滴加し、そして−25℃
において90分間攪拌を続けた。精製は、例1と同
様に行なつた。
収量:4.1g=41%。
例 7 例6と同様にして操作した。ただし液体SO38
ml(200ミリモル)の代りに固体のSO316g(200
ミリモル)を使用した。
収量:3.7g=37%。
例 8 CH2Cl2150ml中65%の発煙硫酸15.5ml(SO3250
ミリモル)の混合物にCH2Cl2100ml中アセトアセ
トアミド5.1g(50ミリモル)の溶液を−25℃に
おいて30分以内に滴加し、そして−25℃において
60分間攪拌を続けた。精製は、例1と同様に行な
われた。
収量:2.3g=23%。
比較例 P2O535.42g(250ミリモル)をCH2Cl2250ml中
に導入した。スルホン酸0.05モル(9g)を含有
するCH2Cl2中のアセトアセトアミド−N−スル
ホン酸の溶液62.5mlを−25℃において60分以内に
滴加した。−25℃において更に60分後に、例1に
おけると同様に精製した。反応生成物中に6−メ
チル−3,4−ジヒドロ−1,2,3−オキサチ
アジン−4−オン−2,2−ジオキサイドまたは
そのカリウム塩を薄層クロマトグラフイーによつ
て検出することができなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アセトアセチル化合物から出発して6−メチ
    ル−3,4−ジヒドロ−1,2,3−オキサチア
    ジン−4−オン−2,2−ジオキサイドおよびそ
    の非毒性の塩を製造する方法において、アセトア
    セトアミドを少くとも約2倍のモル量のSO3と、
    場合によつては不活性の無機または有機の溶剤中
    で、反応せしめ、そしてその際酸の形で生成した
    6−メチル−3,4−ジヒドロ−1,2,3−オ
    キサチアジン−4−オン−2,2−ジオキサイド
    を場合によつては更に塩基を用いて中和すること
    を特徴とする上記6−メチル−3,4−ジヒドロ
    −1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,
    2−ジオキサイドおよびその非毒性の塩の製造方
    法。 2 アセトアセトアミド1モル当り約2ないし20
    モル、好ましくは約4ないし10モルの量でSO3
    使用する特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 SO3を部分的に反応性誘導体の形で、好まし
    くは第三アミンとの誘導体の形で、使用する特許
    請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 4 不活性無機溶剤として液体SO2を使用し、そ
    して不活性有機溶剤として下記の群: 好ましくは4個までの炭素原子を有するハロゲ
    ン化脂肪族炭化水素; 低級脂肪族アルコール、好ましくはメタノール
    またはエタノールとの炭酸エステル; 好ましくは4個までの炭素原子を有するニトロ
    アルカン; ピリジンおよびアルキル置換ピリジン、好まし
    くはコリジン、および、 脂肪族スルホン、好ましくはスルホラン、 から選択された少くとも1種を使用する特許請求
    の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の方法。 5 不活性有機溶剤として下記の溶剤: 塩化エチレン、クロロホルム、1,2−ジクロ
    ルエタン、炭酸ジメチル、ニトロメタンおよびコ
    リジン、 のうちの少くとも1種を使用する特許請求の範囲
    第1項〜第5項のうちのいずれかに記載の方法。 6 反応を約−70ないし+180℃、好ましくは約
    −40ないし+90℃の間の温度において実施する特
    許請求の範囲第1項〜第5項のうちのいずれかに
    記載の方法。 7 6−メチル−3,4−ジヒドロ−1,2,3
    −オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキサ
    イドの中和のための塩基としてカリウム塩基を使
    用する特許請求の範囲第1項〜第6項のうちのい
    ずれかに記載の方法。
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