JPH0352706B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0352706B2
JPH0352706B2 JP58142063A JP14206383A JPH0352706B2 JP H0352706 B2 JPH0352706 B2 JP H0352706B2 JP 58142063 A JP58142063 A JP 58142063A JP 14206383 A JP14206383 A JP 14206383A JP H0352706 B2 JPH0352706 B2 JP H0352706B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording sheet
recording
guide member
tray
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58142063A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6032468A (ja
Inventor
Toshiaki Kunishima
Takeshi Ikeda
Michio Kasuya
Hiroaki Matsumoto
Masakatsu Iwata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP58142063A priority Critical patent/JPS6032468A/ja
Priority to US06/628,854 priority patent/US4768100A/en
Publication of JPS6032468A publication Critical patent/JPS6032468A/ja
Publication of JPH0352706B2 publication Critical patent/JPH0352706B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフアクシミリや複写機等の画像形成装
置に係わるもので、詳しくは、画像形成装置の各
機能部の配置構成を工夫して、小型でかつ使い勝
手がよく、品頼性の高いフアクシミリ装置を提供
することを目的としたものである。
フアクシミリまたは、複写機等の画像形成装置
は、近年小型軽量化が特に強く要求されている。
その結果、例えば記録紙、原稿その他の画像形成
装置から排出されるシート材を収納するトレーを
例にとると、これを機械本体には組込まず機械の
外へ突き出した形で取り付け、その分機械本体を
小型化するのが一般的とされているのである。し
かしこのような形式でも、機械本体は小型化でき
るにしても、トレイ部の出張りのために使用の際
の設置スペースはその分大きくなつており、実際
の意味での小型化には充分でない。また前記トレ
イに関して更に言えばフアクシミリ等に使用され
る感熱記録紙のようなロール状に巻かれた紙で
は、その巻きぐせが強く、従来のような直線的な
トレー面に順序よく収納することは難しいという
欠点もあり、最近のような特に機械本体の小型化
の要求に合わせて紙の長さは同じまま外径を少し
でも小さくする傾向の下にあつては、前記ロール
巻芯をできるだけ小径にする方法がとられてい
て、その結果、巻きぐせはより顕著になり、それ
に対応する紙の収納方法の開発が装置の小型化に
付随して強く望まれている。
ところで、一般に装置の小型化を達成する場合
にあつては、装置を構成する各部(各機能部)そ
れ自体の小型化と共に、これら各機能部の連結対
応、配置の関係について詳細かつ慎重な配慮を行
なうべきことが必要とされるのは当然であり、特
に画像形成装置のような精密機器ではこの傾向は
特に強く、小型化に伴なつて求められる装置各部
の高い精度管理の点を併せて、実際の装置小型化
を実現する上での困難性の大きな問題の一つとさ
れている。
本発明の目的は、前述したような観点から、装
置各部の構成を詳細に検討すると共に、特にトレ
イに関して従来とは異なる発想の下で新規なる構
造のものを提供して大幅な小型化を実現し、併せ
てこの新規なトレイを画像形成装置に組込んだ場
合の望ましい画像形成装置の構成を提供すること
を目的とするものである。
本発明において提案するシート材収納トレイと
は、画像形成装置のシート排出口下方近傍に位置
し、排出シートの先端が当接されてこれを下方に
導く第1のガイド部材と、この第1のガイド部材
と対向してシート収納空間を形成するための第2
のガイド部材とを備え、前記の収納空間の下部に
下方に送り込まれたシートの先端を把持する狭巾
の閉塞部を形成すると共に、第1のガイド部材の
上端には長尺タイプのシート後端の反転を許容す
る開放部を設けたことを特徴とするものである。
このようなシート材収納トレイによれば、排出
口より排出されるシート材の先端を把持する閉塞
部から、前記排出口部にあるカツター或いはロー
ラその他の最終排出手段までの距離を、標準的に
使用されるシート材の通常の送り方向長さ、例え
ばA4サイズのシート材の長さより短くなるよう
に構成しておけば、該シート材が先端で上記の閉
塞部により保持され、かつ後端が機外に垂れ下が
つた状態で多数のシート材をトレイにより確実に
収納することができるのであり、しかもこのトレ
イは装置本体の外へ大きく突出しない形態でかつ
その全高も装置本体の高さ範囲内におさめること
ができる形態のものとして装置本体に装着でき、
トレイの小型化の点で極めて有効である。
また、このような構造のトレイであるために、
画像形成装置本体との連結対応関係を良好に構成
でき、対応関係を含めた場合の装置の小型化、組
付精度の向上、更には保守・点検の作業を簡便化
する上でも有効となる。
すなわち、画像形成装置は、一般にシート材で
ある原稿、記録紙等を搬送供給、排出、画像記録
の処理する機械的な駆動系機能部と、該駆動系機
能部を所定の関係で動作せしめるための電気系機
能部との2つの機能部に大別されると言つてよい
が、前記したトレイは極めてコンパクトなもので
あるために、これが直接関係する駆動系機能部の
ケース外側部分に実質的に外部に殆ど突出しない
形態で装着でき、したがつて該駆動系機能部全体
を小さくまとめ、電気系機能部の本体とも言える
プリント配線基板等を一体化した平面的な収納部
の上に、前記の如く小さくまとめた駆動系機能部
を例えば一つのヒンジ部を中心として上方に揺動
開放可能に設けることが可能となるからである。
この結果、前記のトレイはこれがシート材の搬送
収納に関して直接関係する駆動系機能部と一体的
な連結関係として、極めて良好な組付け精度を確
保することができるのである。そして、該トレイ
は実質的に装置外部に突出しない形態のものであ
るため、駆動系機能部の上方への揺動可能時に支
障とならないことは当然である。また、このよう
な構成により、装置の保守点検の作業性を著しく
容易とする効果も奏されるのである。
而してかかる目的、効果を達成するための本発
明の要旨とするところは、記録シートを搬送して
排出する記録シート排出手段とこの排出される記
録シートを収容する排紙トレイとを一体にした駆
動系機能部を上部ケーシングに設けるとともに、
電気系機能部を備えた下部ケーシングに対し前記
上部ケーシングを開閉可能に構成し、前記排紙ト
レイは前記記録シートの先端が当接されてその記
録シートを下方に導く第1のガイド部材とこの第
1ガイド部材に対向する第2のガイド部材とによ
り前記記録シートの搬送方向に対して略垂直な上
方向に記録シート受入口を構成したことを特徴と
する画像形成装置である。
以下本発明を、シート材としての記録紙をロー
ル状の感熱記録紙として用いるフアクシミリ装置
に適用して用いるフアクシミリ装置に適用した実
施例について説明する。
第1図は本発明装置要部断面図、第2図は本発
明装置の外観斜視図を示す。
先ず本装置の構成の概略を第1図を用いて説明
する。
図で1のブロツクは、記録用ロール材を収納
し、これに印字記録を行ないつつロール材を搬送
し、ロール材をカツテイングしてトレイに収納す
る記録機構系を示す。
2のブロツクは、複数枚の原稿を自動的に1枚
づつ分離給送し、原稿を読取り位置に導きかつ、
装置外へ排出するための原稿給送機構系を示す。
3のブロツクは、給送過程の原稿を下側から照
明し、この反射光をミラー系で反射させ結像手段
を介しイメージセンサ上に画情報を投影させ、こ
れを光電交換するまでの読取り光学系を示す。
ブロツク4は装置全体の電源を、更にブロツク
5は装置全体の制御を行なうプリント配線基板を
示している。
前記5つの、フアクシミリ装置としての基本機
能部を図示の如く、極めてユニツト化された形で
かつ、他のユニツト部に入り込まないように独立
した形で配設しているのが本発明装置の第1の特
徴であり、前記のうち1,2,3,4は上部ケー
シング50側に装着し、5は下部ケーシング51
側に装着させてなつている。なお、電源ブロツク
4はこれを下部ケーシング側に装着させてもよ
い。
そして本例では、第2図および第3図に示す如
く前述した原稿給送機構系2・光学系3・電源
4・記録機構系1を搭載した上部ケーシング50
は下部ケーシング51上に固設される支持台52
の支点53を中心として上方に揺動難問可能に構
成され、図示の如く、オペレータ側Hに口を開く
ような構造をとつている。54は上部ケーシング
50が開いた状態でのストツパを示す。このよう
に開いた状態では、制御系プリント配線基板5の
上部には空間ができるため容易にプリント配線基
板5に触れることができ保守が楽にできる構造と
なつている。
又、記録機構系1のプラテンロール、カツタユ
ニツトトレイ等も全て上部ケーシング50の中に
構成されているので、カツタで切れてトレイに入
つて行く記録紙の流れも、上記上部ケーシング5
0内で精度の保証が容易になつている。
更に、後述する記録カバー30や原稿給送機構
系2の上蓋(操作盤も搭載)55も、オペレータ
側Hを手前とすると、手前から奥に向かつて開く
構造となつており、また記録紙の収納トレイの外
壁は後述する如く手前に倒せる構造であり、全て
通常操作や保守に必要な箇所が手前側から操作可
能となつていることは本例装置の特徴の1つであ
る。
また第3図は第1図J−J線の断面摸式図を示
しているが、これにより上部ケーシング50とプ
リント配線基板5の関係を説明すると、第1図で
明らかなように、プリント配線基板5の上部に
は、電源や記録材の収納部が位置しているが、装
置の高さを低くしようとするとこの間隙を小さく
して行く必要がある。このように装置をコンパク
ト化しようとするとき、プリント配線基板上に載
る比較的背の高い部品、例えばコンデンサである
とかコネクタ類であるとかを実装するのが難かし
くなる。そこで、第3図のように上部ケーシング
50の左・右外側の領域にプリント配線基板5を
延出させ、この領域に例えばコネクタ56を配置
すれば、前述の難点を簡易に解消することができ
るのであり、本例ではこのような工夫により装置
高さを徒らに増さないコンパクトな装置を提供す
ることを可能とした。
なお、このような上部ケーシング50の上方へ
の揺動離問開放の構造は、後記する本発明のトレ
イを備えておらず、従来形式の斜上方に傾斜する
トレイを着服可能に組付けるようにした装置でも
それなりに小型化実現のために有効なものと言う
こともできるが、本発明特有の形式のトレイを用
いることによつて一層効果的となるのである。
さて、本実施例における装置各部の詳細につい
て以下説明する。
まず、コピーしようとする原稿6は、第4図に
示す如く記録機構部のカバーを兼ねる原稿台7の
上に裏向きに載置し、先端をスライダ8の位置あ
たりまで挿入する。前記スライダ8は、原稿の巾
サイズに合せて左右方向に移動操作できる送り姿
勢維持のための部材である。なお、原稿台7の面
にはルーバ7aがあいていて後記する記録ヘツド
の熱を放散させる効果をもたせている。前記の状
態でオペレーシヨンパネル9上のスタートキー1
0を押すとコピー動作がスタートする。ここで本
例装置の送信・受信・コピーの各作動モードの制
御について簡単に触れておくと、第5図の図・表
に示すように、本例装置では、原稿の有無を、原
稿挿入部に配したアクチエータとフオトインタラ
プタ(いずれも図示せず)の組合わせで検出し
又、受話器のオン・オフを装置内のフツクアツプ
検出リレーPを用いて検出し、表の組合わせの如
く、受話器が持ち上がつていて(オン)、原稿が
有のときにスタートキーを押されたときは送信モ
ードに入り、受話器が持ち上がつていて(オン)、
原稿が無のときにスタートキーを押されたとき
は、受信モードに入り、受話器がかかつていて
(オフ)、原稿が有のときスタートキーを押された
ときは、コピーモードに入るように制御系が構成
されているものである。
前に戻つて、操作がコピーモードに入ると、図
示せぬ駆動手段が動作を開始し原稿6を第1図矢
印Aの方向に送る。角ローラ11は、このバクア
ツプコロ12との作用で原稿6を次の分離ローラ
13迄間欠的に送るための部材である。そしてそ
の下流には分離ローラ13が設けられ、その上に
は、分離片14が軽く押圧状態で載つている。こ
れら分離ローラ13と分離片14の協動により、
複数枚の載置原稿は下側から順次1枚づつ分離さ
れ、更に下流に送られる。搬送ローラ対15はこ
れを更に先に送るためのもので、排出ローラ対1
6で装置外に排出される。この搬送途中に在る1
7部が原稿読取り位置を示している。なお読取り
位置の上流には、原稿検出センサ18が配置さ
れ、原稿始端や終端を検出して、読取り開始や終
了のタイミングを制御するようにしている。
次に読取り光学系3であるが、読取り部17の
下側には、照明用光源19(通常フアクシミリで
は蛍光ランプが用いられる)があり、読取り位置
にはコンタクトガラス20が配設されている。こ
のガラスの目的は、読取り位置からの塵の落下に
よるミラー等の光学部品の汚れ防止とピンやクリ
ツプ等の落下を防止する役目もある。
光源19からの光は、コンタクトガラス20上
の原稿6を照射し、その反射光は、読取り部直下
の第1ミラー21で右方に反射され、図の右方に
配置された第2のミラー22で再び左方に折返さ
れ、第1ミラーの下部のレンズ23を介してプリ
ント板24上のイメージセンサ25に結像する。
レンズ手前に配置された部材はシエーデイング
板26であり、光源の長手方向の照度分布の不均
一さや、レンズを通つた光の中央と周辺の光量比
を補正する目的のものである。
電源4は、光学系の下部に箱型に配置されてい
る。電源後側は装置後側に面するので放熱のため
のヒートシンカを装置後面に出す構成をとれば電
源の放熱が容易となる。また通常電源のインレツ
ト部27は装置後側に配置されるので、ここから
電源までを結ぶ1次側ライン28は短かく構成で
き、1次側ラインノイズの問題や電気安全規格上
は有利な構成となる。
又、本例では、電源3が後面側に位置している
ので、第1図矢印B方向に引き出す構成が容易に
とれ、他のユニツト等を外さずとも、装置外に取
り出すことが可能となり、保守上非常に有利な構
成となつている。
次ぎに記録機構部1について述べる。第6図に
は同部を拡大して示したものであり、図面におい
て記録ヘツド29や原稿台7等を搭載し上部ケー
シングの一部もなす開閉カバー30は、支点31
を中心として上部ケーシング50の本体に対し開
閉回動可能に構成され、第6図は、開閉カバー3
0が閉じた状態を示している。
ロール状記録シート32のセツテイングのため
の構造およびその巻出し搬送路について述べる
と、まず前述の開閉カバー30を開けたときに、
上方に開口する収納部33の中にロールを置き、
次いで記録シートの巻き終わり端を引張り出して
プラテンロール35の上を通し、カツタユニツト
34の、固定刃34a、移動刃34bの刃先の隙
間34cを通して若干外側に出し、この状態で開
閉カバーを閉じて操作盤上のスタートキーを押す
ことにより、前記カツタの移動刃34bを支点3
4dを中心に矢印c方向に揺動させて記録シート
を切断し、この後プラテンロール35が図示せぬ
駆動手段を介して、第6図の反時計方向に回転
し、記録シートの切断端を記録ヘツド29の発熱
ライン部29a近傍まで戻して停止し、セツトが
完了するようになつているものである。
この状態から、受信やコピー等の記録動作が始
められる訳だが、次にこれを説明する。
記録動作が始まると、プラテンロール35は、
第6図に時計方向に回転して、記録シートをカツ
タ34側に搬送する。このとき記録ヘツド29の
発熱ライン部29aは、プラテンロール35の母
線上に押圧され両者の協動により、記録材には、
画情報が印字されて行く。
なお、本例における記録ヘツド29は、支持台
第29bに固定され、されに支点36に係合した
該支持台29bは、支点36を中心に矢印D方向
に回動可能な構成とされている。37は記録ヘツ
ドをプラテン側に押圧する目的の付勢バネであ
る。印字搬送された記録シート先端はカツタの隙
間34cを通りトレイ38に入つて行く。
このトレイ38の構造は新規なものとして本発
明の需要な構成の一部をなすものであるが、この
点については後述する。
前記のようにカツター34の隙間34cから排
出される記録シート39は、そして実線で示す如
くその記録シートの先端がトレイの底部38aに
到達し、更に記録シートが続けて排出送りされる
と、一点鎖線40で示す如く、記録カバー30の
下端30aとトレイ38外壁60の上端60aと
の成す隙間に図示の如くループを作るようにして
装置外に出てくる。このとき、矢印Eの操作者側
から印字面が目視できるので使用者にとつて画情
報が出ていることが確認でき安心感を与えられ
る。
更に搬送が進み、画情報後端部がカツテイング
位置まで来ると、記録シートの搬送は停止し、カ
ツテイング動作に移る。記録シート後端がカツテ
イングされると、記録シートのループの復元力で
破線42で示す如く、記録シート後端が装置外に
とび出した状態に反転する。このとき記録シート
先端はトレイ底部38aで保持されている。次の
記録シートも同様にトレイに入り、前の記録材の
上に反転して積載されて行く。従つて複数枚積載
された記録シートをトレイ38から取り出すと、
印字面を表にして記録された順にページ順が揃つ
ていることになる。なお、43,44は、各々カ
ツタユニツトに固定され、記録シートをカツタユ
ニツトに導くためのガイド板である。また45
は、記録シートの有無や記録カバー30の開閉を
検出するアクチエータであり、支点46を中心に
回動可能となつている。例えば、図示の如く正常
に記録シートが装填されていて、記録カバー30
が閉じている状態では、アクチエータは、センサ
(例えばフオトインタラプタのようなもの)47
から外れている。もし、記録シートが無い状態、
あるいは記録カバー30が開くと、アクチエータ
45に対する記録シートのテンシヨンが無くな
り、アクチエータ45は、図で反時計方向に回転
してセンサ47にかかり、信号を発し、例えばオ
ペレーシヨンパネル9のLED点灯により操作者
に知らせるようにしている。更にまた、記録シー
トの収納部33は、上に位置する記録カバー30
をあけることにより容易にオペレータが手を差入
れできる領域であるが、本実施例では更にロール
状記録シート32の無い状態では収納部33の一
部33aが矢印F方向に回転できるようにし、こ
の領域から手を差入れて光学系の第2ミラー22
表面の汚れをふきとる等の保守が簡単に行なえる
ようにしている。又、同じく収納部底部の33b
部は、G方向を開いて、この下に位置する制御系
プリント配線基板上の、例えばブザー音の調整ボ
リユウームとか、ID番号設定スイツチとかの設
置、保守時に触れる調整スイツチ類へのアクセス
が容易に行なえるようにしている。
さて、次に前記したシート材収納トレイの詳細
について説明すると、本実施例におけるトレイ3
8は、実質的に装置の上部ケーシング50の一部
をなす外壁部材60を第1のガイド部材とする
と、カツター34が実質的なシート排出口部をな
すことになつている。すなわち、シート材収納ト
レイ38は、排出シートが当接されてこれを下方
に導く第1のガイド部材(外壁)60と、この第
1のガイド部材60と対向してシート収納空間を
形成するための第2のガイド部材61によつて構
成されている。第2のガイド部材61は、フアク
シミリの装置の上部ケーシング50内部のステー
(図示せず)に固定して設けたプラスチツク板等
により成り、この第2のガイド部材の下端に上記
の第1のガイド部材60の下端をピン49によつ
て連結させてなつている。図示の実施例におい
て、これらのガイド部材は板として示されている
が、これらのガイド部材は必ずしも板状である必
要はなく、例えば縦方向に複数の針金を配列した
ものでもよく、要は、記録シートの移動を阻止し
て、これを収納空間内に案内できる部材であれば
よい。
フアクシミリ装置の上部ケーシング50と、こ
の第1のガイド部材60の間には、該第1のガイ
ド部材を第6図に示す如き状態に係止する不図示
のクリツク機構が設けられていて、通常、第1ガ
イド部材60は閉位置に保持されている。然し
て、この第1ガイド部材はピンを中心として回転
させて開くことができ、開位置において該第1ガ
イド部材は前記ステーにより係止されるようにす
ることがよい。
第1ガイド部材60を開いた状態においては、
排出された記録シートは、この第1ガイド部材6
0にそつて、移動し、従つて、この際には第1ガ
イド部材は排出案内部を形成することになる。記
録シートの長さが短いときや、またこれとは逆に
長すぎるときは、このように第1ガイド部材60
を開いた状態で用いるとよい。また、一度に多量
の記録紙を収納し、収納能力を越えたときには、
第1ガイド部材60を閉じた状態に係止するクリ
ツク機構を、収納された記録シートの重みによつ
て自動的に解除せしめて第1ガイド部材60を開
いた状態にすることができるように設けることが
望ましい。
そして前記第1ガイド部材60を第6図に示す
ように閉じた状態において、第1ガイド部材60
と第2のガイド部材61の間に形成されるシート
材収納空間の下部に、下方に向けて送り込まれた
シートの先端を把持するための狭巾の閉塞部38
aが形成される。図示の実施例においてはシート
材収納空間はV字型に形成されて、その底に閉塞
部38aが形成されているが、これは必ずしもV
字型である必要はなく、下端において両部材が形
成する壁面が若干離れていてもよい。また、第1
ガイド部材60が閉じた状態において、記録シー
トとガイド部材60が成す角は、記録シートがガ
イド部材60に当接してスムーズに収納部空間内
に下向きに案内されるように鈍角となればよい。
さらに、第1のガイド部材60を閉じた状態に
おいて、第1ガイド部材60の上端には長尺タイ
プのシート材が収納された時にシート材後端の反
転を許容する開放部62が形成される。すなわ
ち、第6図に示すように、第1ガイド部材14を
閉じた時に、この第1ガイド部材60の上端と本
体1の上部ケーシング50の間にループ状の記録
紙40が排出されるに充分な開放部62が形成さ
れているのである。従つて、この収納トレー38
のくさび状の収納空間の中に記録シートの先端を
導き入れ、該収納空間の底部でこの先端をくわえ
込むと同時に、連続して繰り出される記録シート
の後端部をカツターにより切断すると、紙の弾力
とカツターの刃の回転力の作用で、記録シートの
後端は装置の外へ反転させて送り出され、記録シ
ートの先端は機内にくわえ込まれたまま後端が機
外えたれ下げた状態で収納が完了し、次の記録シ
ートの収納へと動作が継続される。
上記のシート材収納トレイにおいては、記録シ
ートの先端を把持する閉塞部38aからカツター
(或いはローラその他の最終排出手段)までの距
離が、例えば使用される標準的記録シートの通常
の送り方向長さ、例えばA4サイズの記録シート
の長さより短くなるように構成しておけば、記録
シートが先端で上記の閉塞部38aにより保持さ
れ後端が機外に垂れ下がつた状態で多数の記録紙
をトレイにより確実に収納することができる。こ
のように構成すれば、画像形成装置から突き出る
ことのない収納トレイ内に、多数の長尺タイプの
シート材を保持することができ、また、その取出
しも容易になし得る。また、このような構成では
シート材はそれぞれ反転した状態でトレイに保持
されるので、従来のトレイにおいて必要とされた
頁揃えの操作も不要となる。
ここで本実施例装置の効果を整理して列挙する
と次の如くである。
(1) 原稿を水平に搬送するのでジヤムなどの搬送
トラブルが起きづらい、信頼性が高いシート送
りが保証できる。
(2) 裏向き搬送なので排出された記録原稿の頁順
が揃う。
(3) 搬送経路の途中が開閉可能なので、万一のシ
ート搬送上のジヤムに対する処置が容易、また
搬送方向の途中から送る(部分送信)が容易に
行なえる。
(4) 記録シートの印字面が表側になつて排出され
るので受信時の確認が容易、しかもその後反転
してトレイ内に溜るので頁順が揃う。
(5) 記録シート収納トレイが上部ケーシング内に
実質的に内蔵されていて、余分な出張りがなく
コンパクトである。
(6) 記録系ユニツトが操作側手前にあり、カバー
をあけてロール紙を装着するのが容易である。
(7) 記録系ユニツトのカバーが原稿台を兼ねてい
るのでコンパクトな構成となつている。
(8) 第1図に示す如く、各機能部が明確に分離さ
れているので、各機能部をユニツトとして扱え
生産性に優れる。又、デツドスペースの少ない
スペース効率のよい構成となつている。
(9) 電源が装置後側に位置するので、放熱フイン
を後側に出すとかを行なえば放熱が容易、か
つ、電源インレツト(通常後側に設けられる)
からの距離が近いのでラインノイズ等の影響が
軽減できる。
(10) 前記の各機能部を側板に一体的に搭載して、
これを開閉自在に構成しているので、システム
制御プリント配線基板上部に簡単に手を差込め
る空間を設けられ、保守が容易である。
(11) 装置の高さが、(ロール紙の径)+(制御プ
リント板の高サ)+αで決定さるので、比較的
薄型の装置構成が可能である。
(12) 記録シート収納トレイを持ち上げられる側
板側に配設してあるので、カツタ等との位置精
度の保証がやり易い。
(13) SCNT上の背の高いコネクタ類は、側板の
外に配することにより装置高サを最小に構成、
又、コネクタ類の着脱も装置を持ち上げること
がなく容易である。
(14) 記録ヘツドが上部に位置し、かつ上部記録
カバー部にルーバが設けられているので記録ヘ
ツドの排熱に効果がある配置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した一実施例を示すフア
クシミリ装置の全体縦断面概要図、第2図は上部
ケーシングを上方に揺動させた状態の説明図、第
3図は第1図J−J線断面図、第4図装置斜視外
観図、第5図は作動モードの制御を説明する図、
第6図は、第1図の一部拡大図である。 1:記録機構系、2:原稿給送機構系、3:読
取り光学系、4:電源、5:プリント配線基板、
6:原稿、7:原稿台、7a:ルーバ、8:スラ
イダ、9:オペレーソンパネル、10:スタート
キー、11:角ローラ、12:バツクアツプコ
ロ、13:分離ローラ、14:分離片、15:搬
送ローラ系、16:排出ローラ系、17:読取り
位置、18:原稿検出センサ、19:照明用光
源、20:コンタクトガラス、21:第1ミラ
ー、22:第2ミラー、23:レンズ、24:プ
リント板、25:イメージセンサ、26:シエー
デイング板、27:電源インレツト部、28:1
次側ライン、29:記録ヘツド、29a:発熱ラ
イン部、29b:支持台、30:開閉カバー、3
0a:下端、31:支点、32:ロール状シー
ト、33:収納部、34:カツターユニツト(カ
ツター)、34a:固定刃、34b:移動刃、3
4c:隙間、34d:支点、35:プラテンロー
ル、36:支点、37:バネ、38:トレイ(シ
ート材収納トレイ)、38a:閉塞部(底部)、3
9,40,42:記録シート、43,44:ガイ
ド板、45:アクテユエータ、46:支点、4
7:センサ、50:上部ケーシング、51:下部
ケーシング、52:支持台、53:支点、54:
ストツパ、55:上蓋、60:外壁(第1ガイド
部材)、60a:上端、61:第2ガイド部材、
62:開放部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 記録シートを搬送して排出する記録シート排
    出手段とこの排出される記録シートを収容する排
    紙トレイとを一体にした駆動系機能部を上部ケー
    シングに設けるとともに、電気系機能部を備えた
    下部ケーシングに対し前記上部ケーシングを開閉
    可能に構成し、前記排紙トレイは前記記録シート
    の先端が当接されてその記録シートを下方に導く
    第1のガイド部材とこの第1ガイド部材に対向す
    る第2のガイド部材とにより前記記録シートの搬
    送方向に対して略垂直な上方向に記録シート受入
    口を構成したことを特徴とする画像形成装置。
JP58142063A 1983-07-22 1983-08-03 画像形成装置 Granted JPS6032468A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58142063A JPS6032468A (ja) 1983-08-03 1983-08-03 画像形成装置
US06/628,854 US4768100A (en) 1983-07-22 1984-07-09 Image processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58142063A JPS6032468A (ja) 1983-08-03 1983-08-03 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6032468A JPS6032468A (ja) 1985-02-19
JPH0352706B2 true JPH0352706B2 (ja) 1991-08-12

Family

ID=15306563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58142063A Granted JPS6032468A (ja) 1983-07-22 1983-08-03 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6032468A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62198252A (ja) * 1986-02-26 1987-09-01 Toshiba Corp フアクシミリ装置
JPS62191254U (ja) * 1986-05-26 1987-12-05
JP2019018499A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 東芝テック株式会社 レシートプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6032468A (ja) 1985-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4447764B2 (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置
WO1993001679A1 (en) Printer fitted with image reader
KR0136209B1 (ko) 팩시밀리 장치
JPH0352706B2 (ja)
JP2000247456A (ja) 給紙カセット装置
JPH0592846A (ja) 画像形成装置の手差し給紙機構
JPH092673A (ja) 記録装置および記録紙収納カセット
JP2001301993A (ja) 画像記録装置
JPH0832767A (ja) ファクシミリ装置
JPH10126568A (ja) 画像記録装置
JPS6360949B2 (ja)
JPH0354501B2 (ja)
US6346996B1 (en) Facsimile apparatus
JPS6327490Y2 (ja)
JPS6025369A (ja) 原稿案内装置
JPS6025371A (ja) 原稿案内装置
JPS60113572A (ja) ファクシミリ装置
JP2613965B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2553501B2 (ja) 複写機
JP2838132B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH07101599A (ja) 画像の読取再生装置
JP2988606B2 (ja) ファクシミリ装置
JPS6110354A (ja) 記録装置
JP2000122352A (ja) 原稿読取り装置
JPS6025367A (ja) 画像処理装置