JP2019018499A - レシートプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レシートの取り扱いが容易なレシートプリンタを提供する。【解決手段】レシートプリンタは、印字部、筐体、排出口、第1ガイド部、第2ガイド部、および突部を備える。印字部は、用紙に印字してレシートとする。筐体は、前記印字部を収納する。排出口は、前記筐体に設けられ、レシートが排出される。第1ガイド部は、前記排出口へ搬送されるレシートの先端を保持して、前記レシートをループ状に撓ませ、撓ませた部分が前記レシートの先端および後端よりも先に前記排出口から排出されるよう前記レシートを案内する。第2ガイド部は、前記排出口から撓んだ状態で排出される前記レシートの後端側が上になり、前記レシートの先端側が下になるように、前記レシートを案内する。突部は、前記筐体の上面から突出して設けられ、前記レシートの前記排出口から排出された部分の少なくとも中央部を支えて前記筐体の上面から離れて位置させる。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、レシートプリンタに関する。
レシートプリンタは、購入した商品の情報(取引情報)をレシートに印字して排出する。購入した商品(アイテム数)が多いほどレシートに印字される情報量は増え、排出されるレシートが長くなる。レシートが長くなると、店員や顧客にとってレシートの取り扱いが煩わしくなる。
そこで、レシートの適当な箇所に折り畳み線を印字するプリンタが提案されている。この種のプリンタを用いることで、店員や顧客は、レシートを折り畳みやすくなる。しかしながら、レシートから排出されたばかりのレシートの取り扱いには、煩わしさが残る。
本発明が解決しようとする課題は、レシートの取り扱いが容易なレシートプリンタを提供することである。
実施形態のレシートプリンタは、印字部、筐体、排出口、第1ガイド部、第2ガイド部、および突部を備える。印字部は、用紙に印字してレシートとする。筐体は、前記印字部を収納する。排出口は、前記筐体に設けられ、レシートが排出される。第1ガイド部は、前記排出口へ搬送されるレシートの先端を保持して、前記レシートをループ状に撓ませ、撓ませた部分が前記レシートの先端および後端よりも先に前記排出口から排出されるよう前記レシートを案内する。第2ガイド部は、前記排出口から撓んだ状態で排出される前記レシートの後端側が上になり、前記レシートの先端側が下になるように、前記レシートを案内する。突部は、前記筐体の上面から突出して設けられ、前記レシートの前記排出口から排出された部分の少なくとも中央部を支えて前記筐体の上面から離れて位置させる。
図1は、実施形態に係るレシートプリンタを備える商品情報処理装置の外観を示す斜視図である。 図2は、レシートプリンタの外観を示す斜視図である。 図3は、レシートプリンタの内部の構成を示した模式図である。 図4は、排出口ガイド部の噛合状態を示した図である。 図5は、レシートを撓ませて排出するレシートプリンタを示した模式図である。 図6は、レシートを撓ませずに排出するレシートプリンタを示した模式図である。 図7は、突部をレシートプリンタの他要素とともに模式的に示した側面図である。 図8は、レシートプリンタを模式的に示した平面図である。 図9は、レシートプリンタの構成を示したブロック図である。 図10は、レシートプリンタが実行する処理の流れを概略的に示したフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。図1は、本実施形態に係るレシートプリンタ10を備える商品情報処理装置1の外観を示す斜視図である。
商品情報処理装置1は、例えば、POS(Point Of Sales)端末等である。商品情報処理装置1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗において顧客が購入した商品の会計処理を行う。商品情報処理装置1は、店舗が備えるストアサーバとネットワークを介して接続され、ストアサーバとの間で通信を行う。
図2は、レシートプリンタ10の外観を示す斜視図である。レシートプリンタ10は、顧客が購入した商品の情報(取引情報)をレシートに印字して排出する。レシートプリンタ10は、例えばサーマルプリンタ等の印字装置が筐体10aに収納されて構成される。以下の説明では、レシートプリンタ10から排出されたレシートを受け取るユーザ(店員や顧客)に近い側を「前側」、その反対側を「後側」と称する。
図3は、レシートプリンタ10の内部の構成を示した模式図である。レシートプリンタ10は、ロール紙PRが着脱可能に設けられ、ロール紙PRから引き出された用紙がレシートとして用いられる。また、レシートプリンタ10は、搬送部14と、印字部15と、切断部16と、排出口ガイド部17と、排出口18と、排出後ガイド部19とを備える。
搬送部14は、排出口18までの搬送経路に設けられた搬送機構である。搬送部14は、ロール紙PRからのレシートSrの引き出しおよびレシートSrの排出口18に向けた搬送を行う。搬送部14は、例えば、駆動ローラと従動ローラとから構成される。駆動ローラは、制御部11(図9参照)の制御のもと回転する。従動ローラは、駆動ローラの回転に従って回転する。駆動ローラと従動ローラとは搬送経路を間に挟んで対向して設けられる。なお、図3では、搬送部14は1箇所に配置されているが、複数箇所に配置されてもよい。
印字部15は、顧客が購入した商品の情報(取引情報)をレシートSrに印字する印字機構である。印字部15は、搬送部14とロール紙PRとの間に設けられている。また、印字部15は、例えば、サーマル方式のプリントユニットから構成され、サーマルヘッド151とプラテンローラ152とを備える。
サーマルヘッド151およびプラテンローラ152は、制御部11によって制御される。サーマルヘッド151は、プラテンローラ152と対向する位置に設けられる。サーマルヘッド151は、複数の発熱素子を有し、制御部11から受け取った制御信号に応じて発熱素子を発熱させることにより、レシートSrに取引情報を印字する。取引情報は、例えば1ドットライン毎に印字される。
プラテンローラ152は、ステッピングモータ(不図示)の回転力が変速ギアを介して伝達されることにより回転する。ステッピングモータは、制御部11から受け取った制御信号に応じて所定のステップ角単位で回転する。なお、搬送部14は、プラテンローラ152から構成されてもよい。つまり、ロール紙PRからのレシートSrの引き出しおよびレシートSrの排出口18に向けた搬送が、プラテンローラ152の回転により行われるよう構成されてもよい。
切断部16は、ロール紙PRから引き出されたレシートSrを切断する切断機構である。切断部16は、搬送部14と排出口ガイド部17との間に設けられている。切断部16は、例えば、スライド式カッタから構成され、可動刃と固定刃とを備える。可動刃は、固定刃に摺動可能に設けられる。可動刃は、制御部11から受け取った制御信号に応じて摺動され、固定刃との間に配置されたレシートSrを切断する。
切断部16は、フルカットおよびパーシャルカットの2通りの切断方法によってレシートSrを切断する。フルカットは、排出対象のレシートSrを排出対象外のレシートSrから完全に分離する切断方法である。一方、パーシャルカットは、排出対象のレシートSrを排出対象外のレシートSrから完全に分離せず、切断しない箇所(非切断部)を残す切断方法である。非切断部は、1箇所でもよいし、用紙幅方向の複数箇所に設けられていてもよい。パーシャルカットは、排出されたレシートSrがレシートプリンタ10内部に落下等することを防いで、紙詰まりを防止するなどの目的で行われる。フルカットは、パーシャルカットによる非切断部を引きちぎった見た目が好ましくないとされる場合に対応する(つまりレシートの見た目を美しくする)などの目的で行われる。
排出口ガイド部17は、第1ガイド部の一例であって、排出対象のレシートSrを排出口18に向けて案内する。排出口ガイド部17は、排出口18よりも排出方向上流(排出口18の手前)に設けられている。例えば、排出口ガイド部17は、排出口18より後側の位置に設けられる。
図4は、排出口ガイド部17の噛合状態を示した図である。排出口ガイド部17は、係合部材171と被係合部材172とを備える。係合部材171および被係合部材172は、それぞれ、櫛歯状の凹凸形状を有し、互いの凹凸形状が少なくとも一部分で噛み合うように、配置されている。
第1の形態の排出口ガイド部17は、係合部材171と被係合部材172とが噛み合って、図3に示すようなV字状に配置される。また、このときの排出口ガイド部17は、V字の開放された方向が切断部16を向くように配置される。これにより、切断部16を通過したレシートSrの先端は、排出口ガイド部17のV字の閉じた部分に進入し、当該部分によってクランプ(挟持)される。つまり、第1の形態の排出口ガイド部17は、レシートSrの先端部を挟み持った状態で保持する。
係合部材171と被係合部材172は、回転軸171a,172aを備え、それぞれ回転軸171a,172aを中心に回転可能に設けられている。係合部材171と被係合部材172は、制御部11から受け取った制御信号に応じて、回転軸171a,172aを中心に回転する。
ここで、図5は、レシートSrを撓ませて排出するレシートプリンタ10を示した模式図であり、図6は、レシートSrを撓ませずに排出するレシートプリンタ10を示した模式図である。係合部材171と被係合部材172の回転により、排出口ガイド部17は、図5に示す第1の形態、または、図6に示す第2の形態に、切り替えられる。第1の形態の排出口ガイド部17は、レシートSrをループ状に撓ませて、排出口18に案内する。また、第2の形態の排出口ガイド部17は、レシートSrをループ状に撓ませずに、排出口18に案内する。
排出口ガイド部17にレシートSrの先端が挟持された状態で、さらにレシートSrが排出方向に搬送されると、レシートSrの先端と後端との間でレシートSrがループ状に撓み、図5に示すように、当該撓んだ部分がレシートSrの先端および後端よりも先に排出口18から排出される。
一方、第2の形態の排出口ガイド部17は、係合部材171と被係合部材172とが互いに離れ、切断部16を通過したレシートSrの搬送方向を変える。この場合、レシートSrは、その先端が排出口ガイド部17によって挟持されない。つまり、第2の形態の排出口ガイド部17は、図6に示すように、レシートSrをループ状に撓ませず、レシートSrの先端から後端の順で排出されるようレシートSrを排出口18に案内する。
排出後ガイド部19は、第2ガイド部の一例であって、排出口18よりも排出方向下流側に設けられ、一対のガイド片19a,19bを備える。ガイド片19a,19bは、排出口18から延設され、排出口18から排出されたレシートSrを案内するガイド路を構成する。排出後ガイド部19は、レシートSrが送られる向きを後方(レシートプリンタ10の後側)へ向ける形状を有している。この形状は、具体的には、例えば、図5,6に図示する湾曲形状である。
排出口18からレシートプリンタ10の前側に向けて排出されたレシートSrは、排出後ガイド部19の湾曲形状に沿って移動することにより、レシートプリンタ10の後側の方向に傾き、後端側の印字面が上向きで先端側の印字面が下向きの姿勢になる。
レシートSrは、一般的に、合計金額(購入金額)や預かり金額、つり銭等が最後の方に印字される。また、本実施形態の印字部15においては、排出口18を通過時のレシートSrの印字面が前側を向きユーザと対面するように、サーマルヘッド151およびプラテンローラ152が配置されている。これにより、レシートSrの印字面は、ループの外側になる。このため、ユーザは、排出されたレシートSrを手に取る前から、レシートSrに印字された合計金額等を、確認することができる。
また、図6に示すように、ループ状に撓ませずにレシートSrが排出される場合も、排出口18から排出されたレシートSrは、排出後ガイド部19によって、レシートプリンタ10の後側の方向に傾く。これにより、レシートSrは、取引情報が印字された面が上面、取引情報が印字されていない面が下面になって、排出される。このため、ユーザは、レシートSrが排出された状態で全ての取引情報を確認できる。
なお、レシートプリンタ10の前側に位置するガイド片19aは、透明または半透明な材料によって形成されてもよい。これにより、ユーザは、ガイド片19aに隠れたレシートSr後端に印字された取引情報を確認できる。
ここで、本実施形態のレシートプリンタ10は、さらに、突部20(図2参照)を備えている。突部20は、レシートプリンタ10の筐体10aの上面101に、設けられている。図7は、突部20を、レシートプリンタ10の他要素とともに模式的に示した側面図であり、図8は、レシートプリンタ10を模式的に示した平面図である。
本実施形態の突部20は、レシートSrの長手方向に沿って筐体10aの上面101からの距離が変わるアーチ状の上面21および一対の側面23を有している。つまり、上面21は、図7に示す側面視では略円弧状、図8に示す平面視では矩形状の形状を有している。
突部20は、長手方向をレシートプリンタ10の奥行(前後)方向に沿わせ、短手方向をレシートプリンタ10の幅方向に沿わせて設けられている。突部20は、前端部22がガイド片19bに接する位置から、排出口18の後方に、配置されている。
図8に示すように、突部20の短手方向の寸法は、レシートSrとされる用紙の幅方向寸法よりも小さく、例えば半分程度の長さである。また、突部20は、レシートSrの幅方向中央部に位置する。
図7に示すように、レシートSrは、突部20の上面21に乗る状態に排紙される。突部20は、レシートSrの排出口18から排出された部分の少なくとも中央部を支え、当該中央部を筐体10aの上面101から離れた位置に位置させる。
この状態では、ユーザは、突部20の上に乗ったレシートSrの下であって突部20の側部の空間に手指などを入れ込むことができる。これにより、ユーザは、容易にレシートSrを掴み取ることができる。
ここで、従来のように、突部20が設けられていないと、レシートSrは、レシートプリンタ10の上面101に略沿うように搬送される。巻き癖や用紙の腰にもよるが、場合によっては、レシートSrの下面とレシートプリンタ10の上面101との間に隙間がないに近い状態になることがある。この場合には、ユーザの手指がレシートSrとレシートプリンタ10との間に入れにくくなるので、顧客にレシートSrを手渡すのに時間がかかってしまう。
また、レシートプリンタ10がループ状にレシートSrを排出した場合には、突部20が存在しないと、ループの下側になっている部分は、レシートSrの腰によってレシートプリンタ10に押し当てられ、ユーザの手指が入る隙間が生じにくい。これに対して、本実施形態のような、突部20を備えるレシートプリンタ10であれば、ループ状のレシートSrの下に、突部20の側部の空間が存在しているので、ここに手指を差し込むことにより、ループの下側と上側とを併せて掴み取ることが容易に可能である。
次に、レシートプリンタ10の制御系について、説明する。図9は、レシートプリンタ10の構成を示したブロック図である。レシートプリンタ10は、制御部11と、通信部12と、記憶部13とを、さらに備えている。
通信部12は、例えば、通信インタフェース装置から構成される。通信部12は、商品情報処理装置1の制御装置(プロセッサ等)との間で通信を行う。通信部12は、商品情報処理装置1から取引情報を含む印字ジョブデータを受け取り、これを制御部11に供給する。
記憶部13は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等の記憶装置から構成される。記憶部13は、制御部11が各種処理を行うためのプログラムおよびデータ、制御部11が各種処理を行うことにより生成、取得されたデータを記憶する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、CPUのメインメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)等から構成される。なお、制御部11は、一部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用回路から構成されてもよい。
制御部11は、記憶部13に記憶されたプログラムを実行する。これにより、制御部11は、レシート長判別部11a、排出口ガイド制御部11bとして機能し、商品情報処理装置1から通信部12を介して印字ジョブデータを受け取った場合に、図10に示す処理を開始する。図10は、レシートプリンタ10が実行する処理の流れを概略的に示したフローチャートである。
はじめに、レシート長判別部11aが、排出対象のレシートSrの長さが基準を満たすか否かを判別する(ステップS1)。例えば、レシート長判別部11aは、印字ジョブデータに含まれる取引情報を基に、排出対象のレシートSrの排出方向(副走査方向)の長さを求める。レシート長判別部11aは、求めた長さが予め定められた閾値より大きい場合に基準を満たすと判別し(ステップS1のYes)、求めた長さが閾値以下の場合に基準を満たさないと判別する(ステップS1のNo)。なお、閾値は、あらかじめ定められて、記憶部13などに記憶されている。
排出口ガイド制御部11bは、レシート長判別部11aによる判別結果に従って、排出口ガイド部17(回転軸171a,172a)を制御する。具体的には、レシート長判別部11aによって基準を満たすと判別された場合には(レシートSrの長さが閾値より大きい場合、ステップS1のYes)、排出口ガイド制御部11bは、排出口ガイド部17を第1の形態とする(ステップS2)。この場合、排出口ガイド部17の係合部材171と被係合部材172とは、V字状に噛み合う。
この状態で制御部11は、レシートSrの搬送を搬送部14に行わせ、レシートSrへの取引情報の印字を印字部15に行わせる。切断部16を通過したレシートSrの先端は、排出口ガイド部17のV字の閉じた部分で挟持される。その後、さらにレシートSrが排出方向に搬送されると、レシートSrはループ状に撓み、当該撓んだ部分がレシートSrの先端および後端よりも先に排出口18から排出される。また、排出口18から排出されたレシートSrは、排出後ガイド部19によって、先端側が下、後端側が上にされて搬送される。
制御部11は、レシートSrへの印字およびレシートSrの搬送を、取引情報の印字が完了するまで継続して行う。なお、レシートSrをループ状に撓ませる場合は、撓ませない場合よりもレシートSrの搬送方向の長さが半減されるので、排出スピードが遅くなる。そのため、レシートSrを撓ませる場合(排出口ガイド部17を第1の形態とする場合)は、レシートSrを撓ませない場合(排出口ガイド部17を第2の形態とする場合)よりも搬送速度を高速で行うようにしてもよい。この場合、レシートSrが排出されるまでの時間が短縮され、精算処理時間の短縮を図ることができる。
一方、レシート長判別部11aによって基準を満たさないと判別された場合には(レシートSrの長さが閾値以下の場合、ステップS1のNo)、排出口ガイド制御部11bは、排出口ガイド部17を第2の形態とする(ステップS3)。
この状態で制御部11は、レシートSrへの印字およびレシートSrの搬送を取引情報の印字が完了するまで継続して行う。これにより、切断部16を通過したレシートSrは、ループ状に撓まず、先端から後端の順に排出口18に案内される。また、排出口18から排出されたレシートSrは、排出後ガイド部19によって、取引情報の印字された面が上向きにされて搬送される。
取引情報の印字が完了すると、制御部11は、切断部16を制御して、フルカットまたはパーシャルカットを実行する。以上により、一連のレシート排出処理が終了する。レシートプリンタ10からは、レシートSrの後端側が上向きとなって排出されるので、ユーザは、レシートSrが排出された状態で合計金額等を確認できる。
なお、上述の処理において、切断部16によるフルカットまたはパーシャルカットの選択は、レシート長に応じたものとしていないが、実施にあたっては、レシート長に応じてフルカットまたはパーシャルカットが自動的に選択されるように処理してもよい。例えば、ステップS2の後段に、切断部16によりフルカットが行われるように設定するステップを入れ、ステップS3の後段に、切断部16によりパーシャルカットが行われるように設定するステップを入れてもよい。
以上のように、本実施形態に係るレシートプリンタ10によれば、排出口ガイド部17によって、搬送されるレシートSrの先端が挟持されると、レシートSrの先端と後端との間でレシートSrがループ状に撓む。そして、当該撓んだ部分がレシートSrの先端および後端よりも先に排出口18から排出される。これにより、排出されるレシートSrが長くても、ユーザは、レシートSrを容易に取り扱うことが可能となる。
また、レシートプリンタ10では、排出後ガイド部19によって、排出口18から撓んだ状態で排出されたレシートSrの後端側が上となり、先端側が下となるように、レシートSrが排出方向下流に案内される。これにより、ユーザは、レシートSrを取り上げる前に合計金額等を確認することが可能となる。
また、排出口ガイド部17は、レシートSrをループ状に撓ませて排出口18に案内する第1の形態と、レシートSrをループ状に撓ませずに排出口18に案内する第2の形態とに切り替え可能に設けられている。このため、レシートSrの排出態様を選択的に切り替えることができる。
さらに、レシートプリンタ10は、排出対象のレシートSrの長さに応じて排出口ガイド部17の第1の形態と第2の形態とを切り替えることができるので、排出対象のレシートSrの長さに応じた適切な態様でレシートSrを排出させることができる。
また、排出後ガイド部19は、搬送されるレシートSrの方向がレシートプリンタ10の後方を向くように形成されている。このため、ユーザは、レシートSrが排出された状態で、レシートSrの後端に印字された合計金額等を確認できる。
そして、レシートプリンタ10が突部20を備えたことにより、レシートSrの下面とレシートプリンタ10の上面101との間に隙間ができるので、レシートSrを掴み取るユーザの手指をレシートSrの下に差し込みやすくすることができる。これにより、レシートSrの腰や巻き癖によらず、レシートSrを掴みやすい状態にすることができるので、店員等がレシートSrの掴み取りに時間をかけてしまうことがなくなるので、顧客に素早くレシートSrを手渡すことができ、好適である。
なお、突部20は、図2、図7、図8に示すような形状を一例として説明したが、実施にあたっては、この形状に限らず、他の形状であってもよい。以下に、突部20の変形例を記す。
(変形例)
例えば、突部20は、図8のような平面視において図8に示すような矩形でなく、両の側面23が窪んで長手方向中央部がくびれたような形状であってもよい。この場合には、図8に示す矩形の突部20に比べ、レシートSrの下にユーザの手指をさらに深く差し込むことが可能になる。
また、例えば、突部20は、正面視において、上面21の短手方向中央部が窪んで低くなったような形状であってもよい。この場合には、レシートSrを、突部20が両側面23の縁部分で支えるようになり、当該両側面23の間の部分はレシートSrに触れないので、搬送されるレシートSrとの間の摩擦が軽減される。
さらに、例えば、突部20は、ロール紙PRの巻き癖を考慮した形状であってもよい。つまり、レシートSrとして排出された状態での湾曲具合を想定し、当該湾曲を平坦に近づけるよう考慮した形状を、突部20が有していてもよい。例えば、突部20の上面21が、側面視において湾曲の曲率半径より大きな半径の円弧を描く形状に、形成されていてもよい。
その他、上記実施形態では、レシートプリンタ10がサーマルプリンタである場合を例に挙げて説明したが、レシートプリンタは、ドットインパクト方式、インクジェット方式、電子写真方式のプリンタであってもよい。
また、上記実施形態では、突部20は筐体10aの上面101に設けられているが、実施にあたっては、突部20は、筐体10aの上面101に着脱自在であってもよい。これにより、突部20を必要に応じて装着するような使い方が可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 …商品情報処理装置
10 …レシートプリンタ、10a…筐体、101…上面
11 …制御部、11a…レシート長判別部、11b…排出口ガイド制御部
12 …通信部
13 …記憶部
14 …搬送部
15 …印字部、151…サーマルヘッド、152…プラテンローラ
16 …切断部
17 …排出口ガイド部(第1ガイド部)
171…係合部材、172…被係合部材、171a,172a…回転軸
18 …排出口
19 …排出後ガイド部(第2ガイド部)、19a,19b…ガイド片
20 …突部、21…上面、22…前端部、23…側面
Sr …レシート
PR …ロール紙
特開平10−307969号公報

Claims (5)

  1. 用紙に印字してレシートとする印字部と、
    前記印字部を収納する筐体と、
    前記筐体に設けられ、レシートが排出される排出口と、
    前記排出口へ搬送されるレシートの先端を保持して、前記レシートをループ状に撓ませ、撓ませた部分が前記レシートの先端および後端よりも先に前記排出口から排出されるよう前記レシートを案内する第1ガイド部と、
    前記排出口から撓んだ状態で排出される前記レシートの後端側が上になり、前記レシートの先端側が下になるように、前記レシートを案内する第2ガイド部と、
    前記筐体の上面から突出して設けられ、前記レシートの前記排出口から排出された部分の少なくとも中央部を支えて前記筐体の上面から離れて位置させる突部と、
    を備えるレシートプリンタ。
  2. 前記突部は、前記レシートの幅方向に沿った寸法よりも前記レシートの長手方向に沿った寸法が長い形状であって、前記レシートの幅方向の中央部を支える位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のレシートプリンタ。
  3. 前記突部は、前記レシートの長手方向に沿って前記筐体の上面からの距離が変わるアーチ状の上面を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレシートプリンタ。
  4. 前記突部は、前記筐体に着脱自在である
    ことを特徴とする請求項3に記載のレシートプリンタ。
  5. 前記第1ガイド部は、先端を保持した前記レシートを、印字面が外側になる向きに撓ませるよう案内する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレシートプリンタ。
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