JP2017128038A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置からの帯状の印字媒体の抜け落ちを、パーシャルカットによらずに防ぐ。また、レシートが長い場合の取り扱いを容易にする。
【解決手段】プリンタ装置は、発行口と、印字部と、切断部と、仮止め部とを備える。発行口は、所定の経路に沿って搬送される帯状の印字媒体を筐体外に排出する。印字部は、前記印字媒体に印字データに基づく印字を行う。切断部は、前記印刷媒体が搬送される搬送方向において前記印字部よりも下流側に設けられ、前記印字媒体を切断する。仮止め部は、前記搬送方向において前記切断部よりも下流側に設けられ、前記印刷媒体が搬送される前記経路から外れた位置で前記印刷媒体の先端部を保持する。
【選択図】図11

Description

本発明の実施形態は、プリンタ装置に関する。
従来、POS(Point Of System)端末装置は、プリンタ部を内蔵している。該プリンタは、購入明細を印字したレシートを、発行する。プリンタ部は、帯状の紙を切断してレシートとするためのカッタを備えている。カッタは、フルカットまたはパーシャルカットを行う。
フルカットは、帯状の紙を全幅に渡って完全に切断し、紙からレシートを切り取る切断方式である。パーシャルカットは、一部残して紙を切断する切断方式で、帯状の紙とレシートとの境に未切断部分を残す。このパーシャルカットは、発行されたレシートがPOS端末装置から抜け落ちることを防止する場合に行われる。パーシャルカットの場合、オペレータがレシートをつかんで手動で未切断部分を引きちぎる。このようにして引きちぎられた箇所は、カッタによる切り口に比べ、見た目が美しくないという問題がある。
また、近年、決済後に客に手渡されるレシートは、購入履歴以外に宣伝情報やクーポンなどを含んでいることがあり、従来に比べて長くなっている。また、宣伝情報やクーポンを含まないレシートも、購入品数が多い場合には長くなる。長いレシートは、オペレータにより適宜折り畳まれて客に手渡される。
本発明が解決しようとする課題は、フルカットにおいても装置から帯状の紙が抜け落ちることを防ぐことである。
実施形態のプリンタ装置は、発行口と、印字部と、切断部と、仮止め部とを備える。発行口は、所定の経路に沿って搬送される帯状の印字媒体を筐体外に排出する。印字部は、前記印字媒体に印字データに基づく印字を行う。切断部は、前記印刷媒体が搬送される搬送方向において前記印字部よりも下流側に設けられ、前記印字媒体を切断する。仮止め部は、前記搬送方向において前記切断部よりも下流側に設けられ、前記印刷媒体が搬送される前記経路から外れた位置で前記印刷媒体の先端部を保持する。
図1は、第1実施形態におけるPOS端末装置の外観を示す斜視図である。 図2は、プリンタ部の構造を模式的に示す図である。 図3−1は、仮止め部の動作を説明する模式図であって、可動クランプの移動前の状態を示す図である。 図3−2は、仮止め部の動作を説明する模式図であって、可動クランプの移動中の状態を示す図である。 図3−3は、仮止め部の動作を説明する模式図であって、可動クランプの移動後の状態を示す図である。 図4は、可動クランプおよび可動刃を動作させる仕組みを説明する図である。 図5は、可動クランプの動作を説明する図である。 図6は、可動刃の動作を説明する図である。 図7は、可動クランプおよび可動刃の動作を示す図である。 図8は、プリンタ部の電気的接続を示すブロック図である。 図9は、プリンタ部の機能構成を示すブロック図である。 図10は、可動クランプが紙の先端部を保持した状態を示す図である。 図11は、紙が発行口からループ状に排出された状態を示す図である。 図12は、ループ状に排出されたレシートの外観例を示す図である。 図13は、第2実施形態における処理の流れを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を用いて説明する。図1は、第1実施形態にかかるプリンタ装置の一例であるプリンタ部を備えるPOS端末装置1の外観を示す斜視図である。POS端末装置1は、本体2、ディスプレイ3、サブディスプレイ4、キーボード5、タッチパネル6、バーコードスキャナ7、およびプリンタ部8を備えている。
POS端末装置1は、貨幣入出金装置10に載置されて用いられる。貨幣入出金装置10は、硬貨入出金部11および紙幣入出金装置12を備えている。貨幣入出金装置10は、入金額および出金額の算出を行い、また、POS端末装置1が出力する信号に応じて釣銭を払い出す。
本体2は、箱型の筐体21を有し、上記各部(ディスプレイ3、サブディスプレイ4、キーボード5、タッチパネル6、バーコードスキャナ7、およびプリンタ部8)を統括的に制御する制御部(不図示)を内蔵している。
ディスプレイ3は、本体2の上面奥側に立てて設けられ、オペレータに向けて各種情報を文字や画像で表示する。サブディスプレイ4は、ディスプレイ3のさらに奥側に設けられ、販売データ処理中および決済中の商品の購入者に向けて各種情報を文字や画像で表示する。
キーボード5、タッチパネル6、およびバーコードスキャナ7は、オペレータから操作を受け、オペレータの操作に応じた出力を制御部に送る操作部である。キーボード5は、本体2の上面手前側に設けられ、オペレータからの操作を受け付ける。タッチパネル6は、ディスプレイ3の表面に積層して設けられ、オペレータからの操作を受け付ける。バーコードスキャナ7は、商品に付されているバーコードを読み取る。
プリンタ部8は、プリンタ装置の一例である。プリンタ部8は、レシートを印字し発行する。レシートは、購入明細すなわち決済対象の商品の一覧および金額などを表示する紙片である。図2は、プリンタ部8の構造を模式的に示す図である。
プリンタ部8は、ロール紙保持部81、ダンパ82、センサ83、サーマルヘッド84、プラテンローラ85、切断部86、仮止め部87、および発行口88を備えている。サーマルヘッド84およびプラテンローラ85は、印字部89を構成する。また、プラテンローラ85は、紙搬送経路Aに沿って紙Xを搬送する搬送部として機能する。ここで、紙Xが発行口88へ近づく向きを順搬送方向として図2に矢印で示す。以降の「上流側」および「下流側」は、順搬送方向に基づく表現である。なお、紙Xは、印字媒体の一例である。
ロール紙保持部81は、帯状の感熱紙(以下単に紙と呼称する)Xが巻かれたロール紙を、引き出し可能に保持する。この帯状の紙Xが切断部86により切断されてレシートとなる。
ダンパ82は、ロール紙保持部81から引き出されて印字部89に至る紙Xの張力を調節する。これにより、ダンパ82は、印字部89における紙Xの搬送を滑らかにし、送り速度をほぼ一定に保って、搬送抵抗の変動を少なくすることにより、良好な印字品質に貢献する。センサ83は、印字部89の上流側に設けられ、紙切れを検知する。
発行口88は、紙搬送経路Aの終端であり、紙搬送経路Aに沿って搬送される紙Xを筐体21外に排出する排紙口である。別の言い方をすると、発行口88は、レシートを発行するために筐体21に設けられた開口である。
印字部89は、紙搬送経路Aに設けられている。サーマルヘッド84は、紙幅方向に複数個並ぶ発熱素子を有し、発熱素子の発熱により、紙Xへ印字する。サーマルヘッド84は、ばねで付勢されてプラテンローラ85に密着する。プラテンローラ85は、サーマルヘッド84との間で紙Xを保持する。また、プラテンローラ85は、軸回りに回転自在であって、モータ(不図示)の駆動力により回転して、サーマルヘッド84との間の紙Xを搬送する。
切断部86は、紙搬送経路Aに設けられており、紙Xを切断(カット)するカッタである。切断部86は、固定刃91と可動刃92とを備える。固定刃91と可動刃92とは、切断部86の非稼働時には印字部89から発行口88までの紙搬送経路Aを介して対向するよう、設けられている。言い換えれば、切断部86は、非稼働時には、固定刃91と可動刃92とで、紙搬送経路Aの一部を形成する。
固定刃91は、プリンタ部8内に固定的に(位置不動に)設けられている。可動刃92は、固定刃91に対して接離自在に設けられている。別の言い方で説明すると、可動刃92は、固定刃91に重なる位置と固定刃91から離れて紙搬送経路Aを介して対向する位置との間で移動自在に設けられている。切断部86は、可動刃92を、固定刃91に重なる位置へ移動させることによって、紙Xを切断する。
なお、固定刃91および可動刃92は、紙Xの幅よりも長い切刃を有し、紙Xを全幅にわたって切断(フルカット)する。
仮止め部87は、紙搬送経路Aにおける切断部86および印字部89よりも発行口88寄りの位置に、設けられている。つまり、仮止め部87は、発行口88の上流側であって切断部86および印字部89の下流側に設けられている。仮止め部87は、紙Xが発行口88へ向かう紙搬送経路Aから外して設定された位置において、紙Xの先端部を一時的に保持する。
仮止め部87は、固定クランプ93と可動クランプ94とを備える。可動クランプ94は、固定クランプ93に対して移動可能である。この移動に伴い、固定クランプ93および可動クランプ94は、第1状態および第2状態の一方から他方に変わる。
仮止め部87は、紙Xを保持しない非稼働時に、第1状態をとる。第1状態では、可動クランプ94は、固定クランプ93と紙Xの厚さ方向に略沿って離れて位置し、固定クランプ93と紙搬送経路Aを介して対向する。言い換えれば、非稼働時の仮止め部87は、固定クランプ93と可動クランプ94とで、紙搬送経路Aの一部を形成する。
仮止め部87は、紙Xを保持する稼働時に、第2状態をとる。第2状態では、可動クランプ94は、固定クランプ93との間に紙Xの先端部を挟む。第2状態をとるにあたり、可動クランプ94は、紙搬送経路Aを渡って移動する。
可動クランプ94は、紙Xを介して固定クランプ93に圧接する仮止め位置と、固定クランプ93と紙搬送経路Aを介して対向する非稼働位置との間で移動可能に設けられている。当該移動に伴い、可動クランプ94は、紙搬送経路Aを紙Xの厚さ方向に移動する。稼働中の仮止め部87は、固定クランプ93に圧接する位置まで可動クランプ94を移動させ、両(固定,可動)クランプ93,94間に紙Xを挟んで保持する。
図3−1、図3−2および図3−3は、仮止め部87の動作を説明する模式図であって、図2と同じ方向から仮止め部87を見た図である。図に向かって奥行き方向が紙Xの幅方向であり、図中左右方向が紙Xの厚さ方向である。可動クランプ94は、紙Xの厚さ方向に移動する。図3−1は、可動クランプ94の移動前の状態(第1状態)を示し、図3−2は、可動クランプ94の移動中の状態を示し、図3−3は、可動クランプ94の移動後の状態(第2状態)を示す。
固定クランプ93は、可動クランプ94の移動方向に略直交する向きに付勢されていて、付勢方向に搖動する。
ばね95は、固定クランプ93の付勢を行う弾性部材の一例である。仮止め部87の非稼働時の固定クランプ93の位置は、仮止め時に可動クランプ94が位置する位置に一部重なるように突出している。この突出量は、図3−1に図示されているαである。
固定クランプ93および可動クランプ94は、可動クランプ94の移動に伴い初めに接する角が面取りされた形状とされ、斜面93aおよび斜面94aとされている。斜面93aおよび斜面94aは、可動クランプ94の移動(図3−2に矢印Bで示す)に伴って接触し、摺動する。当該斜面93aと斜面94aとの摺動に伴って、可動クランプ94が固定クランプ93に乗り上げ、固定クランプ93が押し下げられる(図3−2に矢印Cで示す)。この際、可動クランプ94は、固定クランプ93を、ばね95の付勢に逆らって移動させる。
可動クランプ94および固定クランプ93が仮止め位置(図3−3に示す)に位置するとき、可動クランプ94と固定クランプ93は互いに圧接する。この圧接力は、ばね95のフリー状態からの変位量に応じる。この変位量の値は、上述の突出量に等しいαである。上記圧接力に応じた力(保持力)で、仮止め部87は、紙Xを保持する。
仮止め部87による紙Xの保持力は、手動で引き抜き可能な程度である。この「引き抜き可能な程度」とは、つまり、POS端末装置1のオペレータが切断後の紙X(すなわちレシート)をオペレータが摘まんで手動で引いた場合に、可動クランプ94および固定クランプ93の両者間から当該レシートが破れずに抜け出られる程度である。この抜き出し時にレシートが破れにくくするために、可動クランプ94の紙Xが引き抜かれる際に圧接する角部94bは、R面取り加工されて丸みを付けられている。
ここで、図4は、可動クランプ94および可動刃92を動作させる仕組みを説明する図である。また、図5は、可動クランプ94の非稼働時(実線)と稼働中(二点鎖線)とを併せて示した図であり、図6は、可動刃92のカット前(実線)とカット中(二点鎖線)とを併せて示した図である。さらに、図7は、可動クランプ94(実線)とカット前の可動刃92(点線)とを併せて示した図であり、(a)の可動クランプ94は非稼働時、(b)の可動クランプ94は稼働中のものである。
図4〜図7は、同じ方向から見た図である。図5,図6および図7における紙搬送経路Aは、下流側から覗き込んだ状態であって、紙Xは、順搬送時、図5,図6および図7における奥側から手前側へと搬送される。図5,図6および図7における図中左右方向は、紙Xの厚さ方向である。
図5に示すように、仮止め部87はセンサ97をさらに備え、図6に示すように、切断部86はセンサ96をさらに備えている。センサ96は、可動刃92が非稼働時に位置すべきホームポジションに位置していることを検知する。センサ97は、可動クランプ94が稼働中に位置すべき仮止め位置に位置していることを検知する。
また、図4に示すように、プリンタ部8は、モータ200をさらに備えている。可動クランプ94および可動刃92は、いずれも、モータ200の動力が伝達されて移動する。該移動方向は、紙搬送経路Aに直交する方向である。
図5に示すように、仮止め部87は、モータ200の動力を可動クランプ94に伝達するリンク部98を備えている。リンク部98は、可動クランプ94と一体化した平板部301と、回転盤302と、ピン303と、被検知部304とを備える。平板部301は、略長方形の板金で、長辺の両角部に、可動クランプ94の両端部が連結されている。これにより、長辺と可動クランプ94とは、間に紙搬送経路Aを介在させて、平行に対向する。
また、図6に示すように、切断部86は、モータ200の動力を、可動刃92に伝達するリンク部99を備えている。リンク部99は、回転盤402と、ピン403と、被検知部404とを備える。可動刃92は、略長方形の板金の一方の長辺に切刃921が設けられたものである。切刃921は、V字状の谷形をなしている。
図4に示すように、プリンタ部8は、伝達ギヤ201,202、ピニオン203、および連結板204を、さらに備えている。モータ200は、伝達ギヤ201,202およびピニオン203を介して、リンク部98,99に動力を伝達する。
ピニオン203は、モータ200の回転軸に連結されている。伝達ギヤ201は、ピニオン203に噛み合う。伝達ギヤ201と伝達ギヤ202とは、噛み合った状態で、連結板204で連結されている。伝達ギヤ202は、伝達ギヤ201の回転方向に応じて移動し(図4に矢印Dで示す)、リンク部98,99のどちらか一方に接する。
上述の構成により、図7に示すように順搬送方向下流側から上流側を見た状態で重なる状態に配置された可動クランプ94、可動刃92、および各リンク部98,99が、一つのモータ200で駆動される。
リンク部98の回転盤302は、伝達ギヤ202と噛み合って、モータ200の動力伝達を受ける。ピン303は、回転盤302の上面に立てられていて、平板部301に設けられた長孔305に嵌まっている。ピン303は、回転盤302の回転に伴い、長孔305内を長手方向に移動する。また、ピン303は、長孔305内から平板部301に力を加えて平板部301を移動させる。平板部301が移動することにより、可動クランプ94が移動して、仮止め部87がその機能を果たす。
リンク部99の回転盤402は、伝達ギヤ202と噛み合って、モータ200の動力伝達を受ける。ピン403は、回転盤402の上面に立てられていて、可動刃92に設けられた長孔405に嵌まっている。ピン403は、回転盤402の回転に伴い、長孔405内を長手方向に移動する。また、ピン403は、長孔405内から可動刃92に力を加えて可動刃92を移動させる。可動刃92が移動することにより、切断部86がその機能を果たす。
被検知部304は、可動クランプ94が仮止め位置に位置しているときにセンサ97が検知するものである。センサ97が光センサであれば、被検知部304は、センサ97の発光部と受光部との間に差し込まれる斜光板である。被検知部304は、平板部301に設けられている。
被検知部404は、可動刃92がホームポジションに位置しているときにセンサ96が検知するものである。センサ96が光センサであれば、被検知部404は、センサ96の発光部と受光部との間に差し込まれる斜光板である。被検知部404は、可動刃92に設けられている。
図8は、プリンタ部8の電気的接続を示すブロック図である。図9は、プリンタ部8の機能構成を示すブロック図である。プリンタ部8は、さらに、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、入出力ユニット104およびドライバ105〜107を備えている。
ROM102は、CPU101が実行する各種プログラムを記憶する。RAM103は、可変データを書き換え自在に記憶してワークエリアとして使用される。
CPU101は、ROM102が記憶するプログラムをRAM103に展開して各種演算処理を実行することにより、各種モジュールとして機能して、プリンタ部8を構成する各部を統括的に制御する。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、制御部110を構成する。制御部110は、仮止め制御部111および切断制御部112を有する。
制御部110は、プリンタ部8を構成する各部を統括的に制御する。仮止め制御部111は、仮止め部87が第1状態および第2状態のいずれの状態をとるかの制御を行うものであって、可動クランプ94を移動させるために、ドライバ107に制御信号を送信する。切断制御部112は、可動刃92を移動させるために、ドライバ106に制御信号を送信する。ドライバ106,107は、制御信号を受けると、モータ200を駆動させる。
入出力ユニット104は、CPU101と、ドライバ105〜107、印字部89、仮止め部87および切断部86と、の信号のやり取りを中継ぎする。
ドライバ105は、制御部110の制御に基づき、印字部89に制御信号を送信する。印字部89は、ドライバ105から受信する制御信号に基づいて稼働し、入出力ユニット104を介して制御部110にフィードバック信号を返す。ドライバ106は、制御部110の制御に基づき、仮止め部87に制御信号を送信する。仮止め部87は、ドライバ106から受信する制御信号に基づいて稼働し、入出力ユニット104を介して制御部110にフィードバック信号を返す。ドライバ107は、制御部110の制御に基づき、切断部86に制御信号を送信する。切断部86は、ドライバ107から受信する制御信号に基づいて稼働し、入出力ユニット104を介して制御部110にフィードバック信号を返す。
このような構成のプリンタ部8の動作について、以下に説明する。プリンタ部8は、制御部110が、POS端末装置1の制御部(不図示)から印字すべきデータ(印字データ)を受け取ると、稼働する。すなわち、制御部110は、ドライバ105に指示を送信し、ドライバ105を介して指示を受信した印字部89は、印字データに基づく印字を開始する。
印字開始当初に切断部86に位置していた紙Xの先端部が、印字が進むに従って仮止め部87に至ると、仮止め制御部111は、可動クランプ94を移動させる。図10は、可動クランプ94が紙Xの先端部を保持した状態(第2状態)を示す図である。比較として、第1状態の仮止め部87は、図2に示すものである。
印字部89がさらに印字を進めると、紙Xは、印字に伴い搬送されるにしたがって、先端部が保持されたまま矢印A方向に搬送され、発行口88からループ状に排出される。図11は、紙Xが発行口88からループ状に排出された状態を示す図である。また、図12は、ループ状に排出されたレシートの外観例を示す図である。
印字部89が印字を終えると、切断制御部112は、可動刃92を移動させる。可動刃92の移動により、切刃921が紙搬送経路Aを横断すると、紙Xが切断されて、レシートとなる。このとき、レシートの後端部はフリーの状態であるが、先端部は、仮止め部87に保持されている。なお、前述の通り、仮止め部87により保持されたレシートは、手動で引き抜き可能である。
このように、本実施形態によれば、レシートを手動で引き抜き可能に保持して排紙することができる。これにより、フルカットにおいてもレシートの抜け落ちを防ぐことができる。また、フルカットでのレシート発行が可能となるので、切り口が美しいレシートを提供できる。
また、本実施形態によれば、レシートをループ状に排紙することができる。これにより、長いレシートの取り扱いが容易になる。より具体的には、長いレシートを客に手渡す際に適度に折り曲げる手間を減らすことができる。
さらに、本実施形態の仮止め部87は、図12に示すようにレシートの印字面が外向きに曲がるように、紙Xの先端部を保持する。よって、レシートは印字面が外側を向いてループ状に排紙されるため、合計額等の金額を確認しやすくすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例である。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分についての説明を省略し、第1実施形態と異なる部分について説明する。また、本実施形態において、第1実施形態と同様の部分には、同一の符号を用いる。
第1実施形態では、仮止め部87は印字内容の量によらず紙の先端部を保持するが、本実施形態では、仮止め制御部111が印字内容に応じて制御を変える。
図13は、仮止め制御部111が行う処理の流れを概略的に示すフローチャートである。仮止め制御部111は、プリンタ部8の制御部110が、POS端末装置1の制御部(不図示)から印字すべきデータ(印字データ)を受け取るのを待機する(ステップS1:No)。
制御部110が印字データを受け取ると(ステップS1:Yes)、仮止め制御部111は、印字データ量に応じて処理の条件分岐を行う(ステップS2)。すなわち、印字データ量が所定の閾値以上であれば(ステップS2:閾値以上)、仮止め制御部111は、仮止め部87を稼動させる(ステップS3)。つまり、仮止め制御部111は、レシートが長くなる場合に、紙の先端部を保持することにより、レシートがループ状に排出されるようにする。
また、ステップS2において、印字データ量が所定の閾値未満であれば(ステップS2:閾値未満)、仮止め制御部111は、ステップS3を行わずに処理を終了する。つまり、仮止め制御部111は、レシートが短くなる場合(印字内容が少ない場合)には、仮止め部87を稼動させずに仮止め部87を第1状態に留め置いて、仮止め部87による紙Xの保持を行わない。
このように、仮止め制御部111が印字内容に応じた制御を行ってもよい。例えば、上述のように、所定値(本実施形態では上述の閾値)を基準として印字データの量が少ないことを条件に仮止め部87を非稼働とし紙Xを保持させないようにしてもよい。逆に、印字データの量が基準と比較して多い場合に仮止め部87を第2状態にする制御を行ってもよい。
なお、上記実施形態では、仮止め部87は、固定クランプ93と可動クランプ94とで紙の先端部を厚さ方向に挟んで保持する構造であるが、実施にあたっては、当該構造に限らない。つまり、仮止め部は、紙を保持できるものであればよく、構造は問わない。
また、上記実施形態の仮止め部87は、固定クランプ93の付勢を行う弾性部材として、ばね95を備えているが、実施にあたってはこの構成に限らない。実施にあたっては、固定クランプ93と可動クランプ94とが所定の弾性力をもって圧接する構成であればよい。したがって、付勢されるのが固定クランプ93でなく可動クランプ94であってもよいし、付勢を行う部材がつるまきばねでなくともよいし、付勢部材を設ける場所が異なっていてもよい。
そして、上記実施形態では、POS端末装置1が備えるプリンタ部8をプリンタ装置の一例として説明したが、実施にあたっては、プリンタ装置は、POS端末装置1が備えるプリンタ部8でなくともよく、帯状の紙を切断して排出するプリンタ装置であればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
8…プリンタ部(プリンタ装置)
21…筐体
86…切断部
87…仮止め部
88…発行口
89…印字部
111…仮止め制御部
特開2015−137168号公報

Claims (5)

  1. 所定の経路に沿って搬送される帯状の印字媒体を筐体外に排出する発行口と、
    前記印字媒体に印字データに基づく印字を行う印字部と、
    前記印刷媒体が搬送される搬送方向おいて前記印字部よりも下流側に設けられ、前記印字媒体を切断する切断部と、
    前記搬送方向において前記切断部よりも下流側に設けられ、前記印刷媒体が搬送される前記経路から外れた位置で前記印刷媒体の先端部を保持する仮止め部と、
    を備えるプリンタ装置。
  2. 前記仮止め部は、前記印刷媒体の印字面が外向きに曲がるよう前記印刷媒体の先端部を保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記仮止め部は、弾性部材によって前記印刷媒体を挟持する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記仮止め部は、前記印刷媒体を保持しない第1状態と、前記印刷媒体を保持する第2状態と、のいずれかの状態をとり、
    前記印字データに関する所定の基準に基づいて、前記仮止め部が前記第1状態および前記第2状態のいずれの状態をとるかの制御を行う仮止め制御部を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のプリンタ装置。
  5. 前記仮止め制御部は、前記印字データの量が前記基準と比較して多いと判断したことを条件に、前記仮止め部を前記第2状態にする
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のプリンタ装置。
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