JPH0352605Y2 - - Google Patents

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JPH0352605Y2
JPH0352605Y2 JP1986007210U JP721086U JPH0352605Y2 JP H0352605 Y2 JPH0352605 Y2 JP H0352605Y2 JP 1986007210 U JP1986007210 U JP 1986007210U JP 721086 U JP721086 U JP 721086U JP H0352605 Y2 JPH0352605 Y2 JP H0352605Y2
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wheel
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shoe
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は手押運搬車などのキヤスターに付設さ
れるブレーキ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に手押式の運搬車にはブレーキ装置が付け
られたものは少ない。これは運搬車自体が小型
で、積載して運搬する荷物も比較的軽量であると
ころから、その制動は人力で充分間に合うこと、
従つて、ブレーキ装置の必要性に乏しく、わざわ
ざブレーキ装置を設けると却つて製造原価を高め
るだけに終る場合が多いからである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、小型の運搬車であつても、確実な
制動、停止をさせなければならない用途も少なく
はない。
このような場合、既製のブレーキ装置、或は、
ブレーキ付キヤスターをそのような運搬車の走行
輪に使用することもできるが、既製のものは構造
が複雑であつたり、そのような構造の割には制動
力に難がある。或は、価格も高価であるといつた
問題がある。また、市販されている規格化された
キヤスターは、ストツパ装置が付いたものはある
が、ブレーキ装置付のものはない。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案では簡潔な構造で確実な制動機
能、並びに、ストツパ機能を発揮することのでき
る運搬車におけるキヤスターのブレーキ装置を提
供することを目的としてなされたもので、その構
成は、車輪とこの車輪を枢着した軸受ブラケツト
を底面側に取付けた座板とからなるキヤスターに
おける前記車輪の上面側と座板の底面側の間に、
楔状をなすブレーキシユーを、上記車輪の前後に
おいてその回転方向に沿つて進退自在に装着する
一方、上記座板又はこの座板が取付けられる運搬
車のベースフレームに、先端側で開閉する2本の
作動リンクを、該リンクの後端を枢着して取付
け、これら作動リンクの先端部に上記前後のシユ
ーをそれぞれ枢着すると共に、該作動リンクの後
端側の中程を、運搬車のハンドル部などに設けた
ブレーキ操作レバーに挺子リンクを介して連結し
て成り、前記操作レバーの操作により作動リンク
の先端側を開閉させ前記シユーをその下面側が前
記車輪の外面に接離するようにしたことを特徴と
するものである。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図に拠り説明する。
第1図は本考案ブレーキ装置の一例を装着した
手押運搬車の側面図で、1はベースフレーム、
2,3は前記フレーム1の下面に取付けたキヤス
ターで、2は自在キヤスター、3は固定キヤスタ
ーである。尚、前記両キヤスター2,3の位置
は、その前、後が逆になつたものである。4は上
記フレーム1の後方上面に立設したハンドルポス
ト、5は緩衝材である。6は後述する本考案ブレ
ーキ装置Bの操作レバーである。
第2図は本考案ブレーキ装置Bの一例における
ブレーキシユーの取付構造を示す側面図、第3図
は上記ブレーキシユーを作動させるリンク機構の
平面図、第4図は上記第2図のブレーキシユーと
第3図の作動リンク機構との結合状態を表わす正
面図である。
この第2図に於て、ベースフレーム1の下面に
は、固定キヤスター3の取付座板7がボルト、ナ
ツト7aにより固定してある。また、上記座板7
の取付けに際し、側面状又は状をなすブレー
キシユの支持金具8が一緒に固定される。9は上
記座板7の下面に下向きに固定立設した軸受ブラ
ケツトで、このブラケツト9に車輪10が軸支さ
れている。
しかして、11は上記ブレーキシユーの支持金
具8を外側からゆるく抱持する抱持片11aを形
成し、当該抱持片11aにおいて上記支持金具8
の支持舌片8aに沿い摺動できるようにしたシユ
ー取付板、12は該取付板11の下面に固着して
設けたブレーキシユーで、ここでは鉄板を側面外
形が楔状をなすように曲げ加工したものが使用さ
れている。尚、ブレーキシユーとしては、外形が
上記の楔状を呈するものであれば、ゴム系、合成
樹脂系、その他の適宜の材料で成形したものであ
つてもよい。
ここにおいて、上記支持金具8、シユー取付板
11、ブレーキシユー12は組上げたとき、上記
キヤスター2の取付座板7の下面とその車輪10
の上面側とが形成する空間内に収まる程度の大き
さに整えられている。
また、第2図の実施例では、2個のブレーキシ
ユー12が車輪10の前後側から互に向い合つて
設けられている。
従つて、上記一対のシユー12が車輪10の頂
上側に向つて支持金具8の舌片8a上を摺動する
と、当該シユー12の下面が車輪10の外面に当
接し、その車輪10に制動力として作用する。特
に、当該車輪10の回転方向側に摺動するシユー
12はその車輪10の回転につれて、あたかも支
持舌片8aと車輪10の上面の間に、楔を打ち込
むような態様で食い込むこととなるから、このシ
ユー12は制動効果の外に車輪の回転を阻止する
ストツパとしての働きをする。
上述の第2図に示したシユー12の作動は第3
図に示すその作動リンク機構Lにより行うので、
次にこのリンク機構Lについて説明する。
第2図において、1aはリンク機構Lの取付ベ
ースで、ここではベースフレーム1の下面側にお
いてキヤスター3,3の間においてキヤスター
3,3の間に取付けられている。13,13は上
端部を上記取付ベース1aに枢着13aすると共
に、平面略八字状に配設し、下端部に設けた長孔
13bにおいてシユー取付板11,11の外端側
に枢着13cした作動リンクで、この2本のリン
ク13,13がその枢着部13aを中心軸にして
角揺動することにより、上記シユー取付板11,
11が互に拡つたり狭まつたりする摺動作動をす
る。
しかして、上記リンク13,13の角揺動は、
そのリンク13,13の上端側により近い中程に
おいて後端部が枢着14aされた挺子リンク1
4,14の先端部を、当該両リンク14,14を
浅い挟み角の略V状の姿勢において枢着14b
し、この枢着部14bを長孔1bにガイドさせて
往復摺動することによりなされる。15は作動リ
ンク13,13の中程に取付け、両リンク13,
13を引寄せるように作動するバネである。この
実施例では、このバネ15の引張作用によりリン
ク13,13が常に互に内側に寄つた状態におか
れるので、シユー取付板11はそのシユー12を
車輪10の上面に押付けている。即ち、ブレーキ
又はストツパが効いている状態におかれることと
なる。
このため、この状態では上記の挺子リンク1
4,14の枢着部14bに接続リンクとしての操
作ワイヤ16の先端を固着し、後端を上述した操
作レバー6の先端に固着している。ここで、16
aは中継ロール、16bはワイヤのターン部、1
6cはワイヤカバー、16dはワイヤカバー先端
の取付部である。尚、ブレーキ装置Bは運搬車の
左右両側に設けた各固定キヤスタ3に設けられる
ので、第3図に示すように、ワイヤ16はそのタ
ーン部16bに於て左右に分岐している。
一方、上記ワイヤ16の後端は、そのカバー1
6cの後端が操作レバーの枢着部6aの近くにお
いて上記取付部16dと同様の態様で固定されて
いる。
従つて、第1図に実線で示されたレバー6を鎖
線で示す位置に下してやるとワイヤ16が引張ら
れ、第3図において平面V状をなしている挺子リ
ンク14,14がその枢着部14bにおいて長孔
1bにそつて上動し、作動リンク13,13の先
端側を拡げることとなる。
この結果、第2図々示の状態にあつたブレーキ
シユー12,12は、車輪10の上面から離れ、
そのブレーキ又はストツパとしての機能が解除さ
れることとなる。
ここで、本考案装置を適用した第1図々示の運
搬車は、操作レバー6を押下げ、レバーの姿勢を
水平にすることによりブレーキを解除し、そのま
ま運搬車を押して走行させる、いわゆる押進式で
あるが、本考案ブレーキ装置は、運搬車が引張式
のものでも適用可能であることは勿論である。
また、本考案ブレーキの操作形態も、上記実施
例とは逆に、通常はブレーキが解除されておりレ
バー6を押下げればブレーキが効くようにするこ
ともできる。この場合には第3図のリンク機構L
におけるバネ15の作動リンク13に対する作用
方向を逆にすればよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上の通りであつて、楔状に形成した
ブレーキシユーを、車輪の上面と該車輪の取付部
分の下面との間に、あたかも楔を打ち込んだり抜
いたりする態様で作動するように配設し、当該シ
ユーの下面側が車輪の前後から車輪の上面に全面
的に接触して面摩擦によるブレーキ効果を奏する
ので、確実、且つ、迅速なブレーキ効果を発揮す
るのみならず、そのブレーキシユーの楔効果によ
つてストツパとしても機能するから、運搬車のブ
レーキ装置としてきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を取付けた運搬車の一例の
側面図、第2図は、本考案装置の一例の要部の側
面図、第3図は同じく作動リンク機構の一例の平
面図、第4図は同じく右側面図である。 1……ベースフレーム、3……固定キヤスタ
ー、6……ブレーキ操作レバー、7……座板、8
……支持金具、9……軸受ブラケツト、10……
車輪、11……シユー取付板、12……ブレーキ
シユー、13……作動リンク、14……挺子リン
ク、15……バネ、16……ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪とこの車輪を枢着した軸受ブラケツトを底
    面側に取付けた座板とからなるキヤスターにおけ
    る前記車輪の上面側と座板の底面側の間に、楔状
    をなすブレーキシユーを、上記車輪の前後におい
    てその回転方向に沿つて進退自在に装着する一
    方、上記座板又はこの座板が取付けられる運搬車
    のベースフレームに、先端側で開閉する2本の作
    動リンクを、該リンクの後端を枢着して取付け、
    これら作動リンクの先端部に上記前後のシユーを
    それぞれ枢着すると共に、該作動リンクの後端側
    の中程を、運搬車のハンドル部などに設けたブレ
    ーキ操作レバーに挺子リンクを介して連結して成
    り、前記操作レバーの操作により作動リンクの先
    端側を開閉させ前記シユーをその下面側が前記車
    輪の外面に接離するようにしたことを特徴とする
    運搬車のブレーキ装置。
JP1986007210U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH0352605Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS62120071U JPS62120071U (ja) 1987-07-30
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