JPH0525609Y2 - - Google Patents

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JPH0525609Y2
JPH0525609Y2 JP10706388U JP10706388U JPH0525609Y2 JP H0525609 Y2 JPH0525609 Y2 JP H0525609Y2 JP 10706388 U JP10706388 U JP 10706388U JP 10706388 U JP10706388 U JP 10706388U JP H0525609 Y2 JPH0525609 Y2 JP H0525609Y2
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JP
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wheelchair
connecting member
parallel link
fixing device
floor
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JP10706388U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両フロア等各種のフロア上に車椅
子を固定するための固定装置に関する。
(従来技術) 車椅子を人が着座した状態で車両のフロア上等
に固定する装置はすでに多数提案されており、例
えば特開昭60−92754号公報、特公昭60−52010号
公報、実開昭61−10267号公報に開示されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、かかる固定装置においては、車椅子
がフロア上に確実かつ強固に固定されることが最
も重要なことであるが、車椅子を固定しかつ固定
を解除させるために着座者、補助者がなす操作が
簡単であること、装置の構造が簡単であること、
各種の車椅子に使用できる汎用性に富んでいるこ
と等も重要なことがらである。これらの点を考慮
して上記各刊行物に示された固定装置を参照して
みると、各固定装置は以下の問題点、すなわち固
定操作が複雑であること、固定および解除操作を
屈んで行わなければならないこと、構造が極めて
複雑であること、特定の車椅子用で汎用性に乏し
いこと等の少くとも1つの問題点を備えている。
従つて、本考案の目的は、車椅子の固定装置に
おいて上記した各問題点を解消することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る車椅子の固定装置は、フロアの所
定部位に一端部を回動可能に組付けられた一対の
リンクと、これら両リンクの他端部を互に連結し
て平行リンクを構成し前記両リンクの回動により
上下動する第1連結部材と、前記平行リンクに一
端部を回動可能に組付けられるとともに他端部を
前記フロアに移動可能に組付けられた第2連結部
材と、この第2連結部材の他端部を移動させて前
記平行リンクを回動させる駆動手段と、前記第1
連結部材に設けられ同連結部材の上方から下方へ
の移動時前記車体の下方部の被係合部に係合して
同車体に下方への付勢力を伝える係合手段を備え
ていることを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) かかる構成の固定装置においては、駆動手段の
操作により第2連結部材の他端部が移動して平行
リンクを回動させ、この間平行リンクを構成する
第1連結部材は上下方向へ移動する。この第1連
結部材が上方から下方へ移動する際、同連結部材
に設けた係合手段が車椅子の車体の被係合部に係
合し、同連結部材のそれ以上の下方への移動が阻
止され、その結果車体には下方への大きな付勢力
が付与される。このため、車椅子の左右一対の車
輪と左右一対のキヤスタがフロアに強く押付けら
れ、車椅子はフロア上に確実かつ強固に固定され
る。なお、かかる状態の車椅子の固定を解除する
には、第2連結部材の他端を上記とは逆方向へ移
動させて第1連結部材をわずかに上方へ移動させ
ればよく、これにより係合手段の車体側被係合部
に対する係合が解除される。
しかして、当該固定装置において、駆動手段と
して電動式、油圧式、空気圧式等の手段を採用す
ることにより遠隔操作をすることができ、操作ス
イツチ、操作レバーを着座者、補助者が操作し易
い所望の位置に配置することにより車椅子の固
定、解除操作が極めて容易になる。また装置の構
造が簡単であるとともに、車椅子の車体側の下方
部に被係合部を設けることにより車椅子の種類を
問わず使用することができる。被係合部は車椅子
の車体とは別部材(被係合部材)にて構成し、同
車体を構成するフレームの車輪とキヤスタ間にて
位置調節可能に組付けることが好ましい。これに
より、当該固定装置の汎用性を一層高めることが
できる。
(実施例) 以下本考案を図面に基づいて説明するに、第1
図には本考案の一実施例に係る固定装置と車椅子
の関係が示されている。当該固定装置は第2図に
示すフロア上に設けた各凹所f1〜f3に収納されて
いて、第3図〜第5図に示すように作動する。
しかして、固定装置は平行リンク10a、操作
機構10bおよび係合機構10cにて構成されて
いる。平行リンク10aは前後一対のリンク11
a,11bを左右にそれぞれ備えていて、各リン
ク11a,11bの一端部は前後に所定間隔を保
つて前後方向へ回動可能に組付けられており、ま
た各リンク11a,11bの他端部は第1連結部
材である連結プレート12の左右各端部にて前後
の部位に回動可能に組付けられている。
操作機構10bは第2連結部材である左右一対
の連結アーム13a,13b、スライドレールで
あるアツパ、ロア両レール14a,14b、駆動
手段であるロツド状のネジ部材15a、ナツト部
材15b、電動モータ15c、操作スイツチ15
dにて構成されている。各連結アーム13a,1
3bはその一端部にて連結プレート12の前端部
に回動可能に連結され、かつその他端部にてアツ
パレール14aに固定したブラケツト14cの左
右各側部に回動可能に連結されている。アツパレ
ール14aはフロア上に固定したロアレール14
bに前後方向に移動可能に嵌合されており、また
ロアレール14bの外側にはネジ部材15aが回
転可能に支持されて前後方向に延びている。ナツ
ト部材15bは第6図に示すようにブラケツト1
4cに固定されていてネジ部材15aに進退可能
に螺合している。モータ15cは操作スイツチ1
5dの切換操作により正転および逆転してネジ部
材15aを正、逆回転させるもので、例えば正転
時にはナツト部材15bおよびこれと一体のブラ
ケツト14c、アツパレール14aを後方へ移動
させ、かつ逆転時にはこれら15b,14c,1
4aを前方へ移動させる。
係合機構10cは左右一対の係合部材16と被
係合部材17とからなり、係合部材16は第7図
に示すようにプレート状を呈し、その外端部に前
方へ開口する係合凹所16aを備えている。係合
凹所16aは、前端側へ漸次拡開する導入口16
a1と導入口16a1の後端に通ずる円形凹所16a2
とをカバープレート16a3にて覆蓋してなるもの
で、カバープレート16a3には前端側へ漸次拡開
する導入口16a4を備えている。かかる係合部材
16は第8図に示すように、平行リンク10aの
連結プレート12の左右各端部にてボルト16
b、リテーナ16cに固定したナツト16dにて
締付け固定されている。各ボルト16bはスペー
サ16eを介して連結プレート12の長孔12a
内を挿通していて、各係合部材16を左右方向の
位置調節を可能としている。被係合部材17は取
付ブラケツト17aとその下面から延びる被係合
部からなり、被係合部を構成するロツド部17b
は係合凹所16aの各導入口16a1,16a4を挿
通する大きさに、かつ円板部17cは円形凹所1
6a2に嵌合する大きさに形成されている。かかる
被係合部材17は取付ブラケツト17aにより車
椅子20の車体フレームに取付けられる。被係合
部材17は車体フレームの左右にて前後に延びる
下方フレーム21において、車輪22とキヤスタ
23との中間の部位に組付けられていて、係合部
材16の係合凹所16aに係脱し得るように位置
している。
かかる構成の固定装置10においては、非使用
時第2図に示すように車両フロアの凹所f1〜f3
収納されている。しかして、車椅子20を固定す
る場合には車椅子20を第1図に示すように、係
合部材16が被係合部材17に係合する位置より
わずかに前方の所定位置に搬入して停止させ、次
いで操作スイツチ15dの操作にて電動モータ1
5cを正転させる。これにより、アツパレール1
4aが後方へ移動して連結アーム13a,13b
を介して平行リンク10aを第3図および第4図
に示すように後方へ回動させ、平行リンク10a
を構成する連結プレート12を上動させて車椅子
20側の被係合部材17の後側に位置させる。次
いで、補助者または着座者が車椅子20をわずか
に後方へ移動させると、連結プレート12の両側
に設けた各係合部材16が対向する各被係合部材
17に係合凹所16aにて嵌合する。その後操作
スイツチ15dを切換操作してモータ15cを逆
転させると、アツパレール14aが前方へ移動し
て平行リンク10aを前方へ回動させ、連結プレ
ート12を前方へ下動させる。この結果、各係合
部材16は係合凹所16aにて各被係合部材17
に確実かつ強固に係合し、車椅子20に対して下
方への大きな付勢力を伝える。これにより、車椅
子20の両車輪22と両キヤスタ23がフロア上
に強く押付けられ、車椅子20はフロア上に確実
かつ強固に固定される。なお、車椅子20の固定
を解除するには、操作スイツチ15dおよび車椅
子20を上記した固定操作とは逆に操作すればよ
い。
このように、当該固定装置においては、車椅子
20の固定および固定解除を操作スイツチ15d
の切換操作にて行うことができるが、操作スイツ
チ15dを着座者、補助者が操作し易い所望の位
置に自由に配置することができるため、車椅子2
0の固定および解除操作が極めて容易である。ま
た、当該固定装置10は基本的には平行リンク1
0a、操作機構10bおよび係合機構10cから
なるもので、その構造が簡単であるとともに、車
椅子20に対しては被係合部材17を組付けるこ
とにより多くの車椅子20の固定装置として使用
することができる。
第9図a〜dには本考案に係る固定装置の原理
を示すスケルトン図が示されている。同図aは上
記実施例の原理を示すもので、かつ同図b〜dは
その変形例を示すものである。上記実施例におい
ては、操作機構10bを構成するスライドレール
14,14a,14bを平行リンク10aの前方
に配設するとともに、スライドレール14に連結
する連結アーム13,13a,13bを平行リン
ク10aの前部にて連結しているが、スライドレ
ール14の配設位置および連結アーム13の連結
位置を同図b〜dに示すように変更することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る固定装置と車
椅子との関係を示す斜視図、第2図は同装置の収
納状態を示す斜視図、第3図〜第5図は同装置の
作動状態を示す斜視図、第6図は第1図の矢印
−線方向の拡大縦断面図、第7図は係合部材の
拡大斜視図、第8図は係合部材の取付部の縦断面
図、第9図a〜dは本考案に係る固定装置の原理
を説明するスケルトン図である。 符号の説明、10a……平行リンク、10b…
…操作機構、10c……係合機構、11a,11
b……リンク、12……連結プレート、13a,
13b……連結アーム、14a,14b……レー
ル、15c……モータ、16……係合部材、16
a……係合凹所、17……被係合部材、20……
車椅子、21……下方フレーム、22……車輪、
23……キヤスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロアの所定部位に一端部を回動可能に組付け
    られた一対のリンクと、これら両リンクの他端部
    を互に連結して平行リンクを構成し前記両リンク
    の回動により上下動する第1連結部材と、前記平
    行リンクに一端部を回動可能に組付けられるとと
    もに他端部を前記フロアに移動可能に組付けられ
    た第2連結部材と、この第2連結部材の他端部を
    移動させて前記平行リンクを回動させる駆動手段
    と、前記第1連結部材に設けられ同連結部材の上
    方から下方への移動時前記車体の下方部の被係合
    部に係合して同車体に下方への付勢力を伝える係
    合手段を備えてなる車椅子の固定装置。
JP10706388U 1988-08-12 1988-08-12 Expired - Lifetime JPH0525609Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10706388U JPH0525609Y2 (ja) 1988-08-12 1988-08-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10706388U JPH0525609Y2 (ja) 1988-08-12 1988-08-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0228229U JPH0228229U (ja) 1990-02-23
JPH0525609Y2 true JPH0525609Y2 (ja) 1993-06-29

Family

ID=31341136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10706388U Expired - Lifetime JPH0525609Y2 (ja) 1988-08-12 1988-08-12

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JP (1) JPH0525609Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7429155B2 (en) 2004-10-29 2008-09-30 Takata Corporation Wheelchair-fixing device, wheelchair-loadable vehicle, and wheelchair system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7429155B2 (en) 2004-10-29 2008-09-30 Takata Corporation Wheelchair-fixing device, wheelchair-loadable vehicle, and wheelchair system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0228229U (ja) 1990-02-23

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