JPH0352518Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0352518Y2
JPH0352518Y2 JP7743687U JP7743687U JPH0352518Y2 JP H0352518 Y2 JPH0352518 Y2 JP H0352518Y2 JP 7743687 U JP7743687 U JP 7743687U JP 7743687 U JP7743687 U JP 7743687U JP H0352518 Y2 JPH0352518 Y2 JP H0352518Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage container
water storage
inner cylinder
lid
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7743687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63186433U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7743687U priority Critical patent/JPH0352518Y2/ja
Publication of JPS63186433U publication Critical patent/JPS63186433U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0352518Y2 publication Critical patent/JPH0352518Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、屋外や車中等で乳児に手軽に加温
したミルクを飲ませることができる発熱体付哺乳
缶に関する。
従来の技術 従来の哺乳瓶としては、例えば第4図に示すよ
うなものがある。第4図中、50はガラス或は耐
熱性合成樹脂製の哺乳瓶である。従来、屋外或は
車中等で乳児に加温したミルクを飲ませること
は、容易でなかつた。すなわち、屋外で母乳以外
の粉ミルクを飲ませるためには、このような場所
に乳首50aの付いた哺乳瓶5、湯を入れたポツ
ト51及び粉ミルクを入れたミルク缶52を3点
セツトとして、常に携帯する必要があつた。そし
て、屋外や車中等で加温したミルクを作る場合
は、哺乳瓶50内にポツト51内の湯(60℃〜70
℃)を定量注いだ後、この湯の中にミルク缶52
から定量の粉ミルクをスプーンで取り出して溶か
し、次にこの哺乳瓶50及び溶かした粉ミルクを
夫々飲み易い温度(30℃〜35℃)まで冷却して乳
児に飲ませていた。又、他の方法としては、すで
に粉ミルクを湯に溶かしたものを摩法瓶等に収納
し、この摩法瓶と哺乳瓶とをいつしよに携帯して
目的地に出かける必要があつた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前述のごとき従来例にあつては
哺乳瓶50、ポツト51及びミルク缶52の3点
セツトを常に目的地まで携帯する必要があり、持
参する手荷物の量が多くなるという欠点がある。
又、他の方法として摩法瓶と哺乳瓶50とをいつ
しよに携帯する場合においては、出かける前に粉
ミルクを湯に溶かして摩法瓶に収納するためミル
クの新鮮度が低下するという問題点があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、屋外、車中等で乳児に手軽に
加温したミルクを飲ませることができ、かつ手荷
物にならない便利な発熱体付哺乳缶を提供するこ
とを目的とする。
問題を解決するための手段 この目的を達成するため、この考案は上端に開
口を有する缶胴1の内部へ有底筒状に陥没させて
一体的に成形される内筒2と、内筒2の内部に下
から嵌合されて収容される水収納容器3と、この
水収納容器3の上部端面に溶着されかつ内筒2内
に収納した発熱材4と水収納容器3内に収納した
水とを画するフイルム6と、このフイルム6を穿
孔するために、水収納容器3内の中心軸位置に垂
設される針体7とから構成される発熱体付哺乳缶
であつて、この缶胴1の上端の開口付近に形成し
たネジ部1aに、円筒部材9を介して頭部に乳首
10を装着したキヤツプ8を螺合し、缶胴1の上
端の開口縁に蓋体11を巻締めすると共にこの蓋
体11にそれを開口するためのスコア11bおよ
び引張タブ11aを設け、蓋体11の上部に、粉
ミルク12aを収納した包装体12を載置したこ
とを特徴とするものである。
作用 以上のような構成をもつた、この考案の作用に
ついて説明する。まず、屋外で、ミルクを作る場
合はキヤツプ8と缶胴1のネジ部1aとの螺合を
外し、缶体のみを逆さ状態にする。そして、スト
ツパー13を摘んで取り外し、押圧部14を押圧
すると、針体7はフイルム6方向に移動し、針体
7の尖頭でフイルム6を突き破る。針体7によつ
てフイルム6に穿孔される孔は、リング状の尖頭
体7aの外径と略同径の大きさの孔径であるた
め、水収納容器3内の水が多量に発熱材4(生石
灰)に供給される。そして、水と生石灰との化学
反応による水和熱で水が加温され、60℃〜70℃程
度まで上昇される。その後、缶体を逆さ状態から
正立状態に戻し、第2図に示すように、蓋体11
の引張タブ11aを上方に引張り、蓋体11を開
口する。この蓋体11は、フルオープンタイプで
スコア11bが円周状に形成されているので、缶
体を大きく開口することができる。次に、蓋体1
1上に載置された包装体12をハサミ等で切断
し、包装体12内の粉ミルク12aを前記開口か
ら缶胴1内の湯の中に入れて、粉ミルク12aを
湯15に溶かす。その後、この粉ミルク12aを
溶かしたミルクを適温まで(30℃〜35℃)冷却
し、缶胴1のネジ部1aに乳首10を有するキヤ
ツプ8を螺合し、乳児に飲ませる。
実施例 次に、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は、この考案の一実施例を示し
た図面である。図中、1は缶胴であり、この缶胴
1はDI加工(絞りしごき加工)等の方法で成形
される。一方向のDI加工後、缶胴1の底部を逆
方向に再度絞り加工し、缶胴1の内側に折り返す
ようにして陥没させることによつて内筒2が缶胴
1の内側に内装される。すなわち、この考案は缶
胴1と内筒2とが一体成形により造られる。缶胴
1内には予め水が収納されフルオープンタイプの
蓋体11の端部が巻締めされて、缶胴1の上端の
開口が閉鎖されている。一方、内筒2の下部開口
近辺には円周状に凹所2aが形成され、この凹所
2aには、水収納容器3の嵌合部3aが嵌合され
ている。そして、水収納容器3は内筒2内に確実
に固定されている。水収納容器3はポリエチレン
或はポリプロピレン等の合成樹脂材料で造られ、
天面が開口してある。
水収納容器3は外側に円周状の外壁3c、内側
に円周状の内壁3bが形成され、内壁3bの上部
には水収納容器3内の水が半径方向へ移動するた
めのスリツト3dが形成されている。又、第3図
に示すように、水収納容器3の嵌合部3aは一部
が切り欠かれて圧抜き溝3eが形成され(実施例
では2ケ所)、生石灰と水との反応の際に生じる
ガスを内筒2から外部に逃がすことができる。他
方、水収納容器3上端開口は、0.05mm程度のポリ
エチレンテレフタレートとポリエチレンを貼り合
わせて造られた薄肉フイルム6を溶着することに
より閉止されている。この薄肉フイルム6によつ
て発熱材4と水収納容器3内の水とは完全に遮断
されている。さらに、この水収納容器3の中心軸
位置に垂設された針体7は保持杆7bとその先端
部に設けるリング状の尖頭体7aとから構成さ
れ、かつこの尖頭体7aには複数の尖歯が形成さ
れている。そして、この針体7は水収納容器の内
壁3bから垂下されたドーム状の連結部材3fに
よつて上下動自在に保持されている。針体7、水
収納容器3及び連結部材3fはすべて一体成形に
より造られている。保持杆7bの下端には押圧部
14が嵌合されると共に、さらにこの押圧部14
の下側には不注意な押圧操作を防止するために、
ストツパー13が設けられている。又蓋体11上
に載置される包装体12は、紙またはポリエチレ
ンテレフタレートにアルミ箔を貼り合わせ、さら
に接着層にポリエチレンを積層したラミネートシ
ートの端部をヒートシールすることにより造ら
れ、この包装体12と接触するポリエチレンの内
部には、粉ミルク12aが収納されている。この
ように、ラミネートシートを使用することによ
り、化学変化を受け易い粉ミルク12aを日光、
酸素、湿分から遮断し、有効に保護することがで
きる。なお、缶胴1の外周には断熱部材5が装着
されている。
効果 以上説明してきたように、この考案によれば以
下に示す効果が得られる。
缶胴と内筒とが一体成形によつて造られるの
で、内筒が缶胴と分離する等の虞れがなく安全
性が高い。又、内容物の洩れがない。
針体が、当初から水収納容器内に垂設されて
いるから、指による押圧操作のみで反応が始ま
り、又その後針体の抜き取り操作を必要としな
い。
粉ミルクをラミネート製の包装体内に収納し
て、この包装体を蓋体の上部に載置したから、
屋外で飲む分量の粉ミルクを哺乳缶と一体に携
帯でき頗る便利である。
屋外へ出かける場合、この発熱体付哺乳缶だ
けを持参すればよいから手荷物が少なくなると
共に、どのような場所においても容易に加温し
たミルクを乳児に飲ませることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、この考案の一実施例を示し
た図面であり、第1図はこの考案に係る発熱体付
哺乳缶の縦断面図、第2図はこの考案に係る缶体
を開口して、包装体内の粉ミルクを湯に溶かして
いる状態を示す断面図、第3図は水収納容器を示
した平面図、第4図は従来の哺乳瓶、ポツト及び
ミルク缶を示した図面である。 1……缶胴、1a……ネジ部、2……内筒、3
……水収納容器、4……発熱材、6……フイル
ム、7……針体、8……キヤツプ、9……円筒部
材、10……乳首、11……蓋体、12……包装
体、12a……粉ミルク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上端に開口を有する缶胴の底部を缶胴内部へ有
    底筒状に陥没させることにより一体的に成形され
    る内筒と、該内筒の内部に下から嵌合されて収容
    される水収納容器と、該水収納容器の上部端面に
    溶着される、前記内筒内に収納される発熱材と水
    収納容器内に収納される水とを画するためのフイ
    ルムと、該フイルムを穿孔するために前記水収納
    容器内の中心軸位置に垂設される針体とから構成
    される発熱体付哺乳缶であつて、 前記缶胴上端の開口付近に形成されたネジ部
    に、円筒部材を介して頭部に乳首を装着したキヤ
    ツプが螺合されており、前記缶胴上端の開口縁に
    蓋体が巻締めされており、該蓋体が開口のための
    スコアおよび引張タブを有し、さらに蓋体の上部
    には粉ミルクを収納した包装体が載置されている
    ことを特徴とする発熱体付哺乳缶。
JP7743687U 1987-05-22 1987-05-22 Expired JPH0352518Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7743687U JPH0352518Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7743687U JPH0352518Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63186433U JPS63186433U (ja) 1988-11-30
JPH0352518Y2 true JPH0352518Y2 (ja) 1991-11-14

Family

ID=30925439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7743687U Expired JPH0352518Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0352518Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999001102A1 (fr) * 1997-07-03 1999-01-14 Tozo Nishida Reciipient chauffant portatif

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2527636Y2 (ja) * 1991-12-24 1997-03-05 智加子 金子 加熱機能付哺乳瓶
JP2734407B2 (ja) * 1995-06-23 1998-03-30 株式会社ニッショー 乳児用飲料容器
JP2734413B2 (ja) * 1995-07-04 1998-03-30 株式会社ニッショー 乳児用飲料容器
JP3376791B2 (ja) * 1995-12-13 2003-02-10 ニプロ株式会社 乳児用飲料容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999001102A1 (fr) * 1997-07-03 1999-01-14 Tozo Nishida Reciipient chauffant portatif

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63186433U (ja) 1988-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3302858A (en) Tab-open closure cap for drinking cup-carton
JPH0352518Y2 (ja)
JPH02180138A (ja) 食品用パック容器
JPH11147536A (ja) 飲料用包装容器
EP0074936B1 (en) A squeezable container, in particular for ice-cream and the like
JPS603107Y2 (ja) 開封装置付容器
GB907436A (en) Packaging container
JPH05116Y2 (ja)
JP3658954B2 (ja) 包装体の製造方法
JPH0331714Y2 (ja)
RU217660U1 (ru) Тара для упаковки стакана с напитком
JPH0648436A (ja) 飲料用容器
JPH0232615Y2 (ja)
JPH09156675A (ja) 包装体開封装置および包装体収納装置
JPH0212187Y2 (ja)
JPS5910066Y2 (ja) 容器
JPS5828000Y2 (ja) 開封装置付き注出口
JPH0449108Y2 (ja)
JP2007137447A (ja) 断熱複合容器
JP2003040334A (ja) 容 器
JPH0738188Y2 (ja) 熱可塑性樹脂製飲料用容器
JP2004314997A (ja) オーバーキャップ及び包装体
JPS6040419Y2 (ja) 液体用容器
JPS6020609Y2 (ja) イ−ジ−オ−プナブル機構を有する封止紙製容器
JPH0511192Y2 (ja)