JP3658954B2 - 包装体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は筒状容器に飲料や粉体、粒体などを収容してなる包装体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からジュースやワインなどの飲料を収容する容器として紙容器があり、その内、内容量の小さい容器にあっては金属缶と同様に外観形状を円柱状として上部側に内容物取出部を備えた筒状容器が提案されている。図14はその比較的に内容量の小さい筒状容器1を一部切り欠いた状態で示していて、該筒状容器1は筒状胴部2とこの筒状胴部2の一方の開口部を覆う蓋板3と他方の開口部を覆う底板4とから構成され、筒状胴部2、蓋板3、底板4それぞれは紙材を主体としたシート状の積層材料から製作されている。図示するように、筒状胴部2と蓋板3とにあっては、その筒状胴部2の上端周縁5を筒状胴部内方に折り返すとともに、その折り返し部分に前記蓋板3の周縁6を折り入れ、筒状胴部2の上端周縁5と蓋板3の周縁6とを締め込み、ヒートシールすることでその筒状胴部2と蓋板3との連結が行われている。筒状胴部2と蓋板3との少なくとも接面部分にはヒートシール性を備えた合成樹脂層が存在し、また、後述する筒状胴部と底板との少なくとも接面部分にもヒートシール性を備えた合成樹脂層が存在している。前記蓋板3には図示されているようにその蓋板3の中央から周縁側に偏倚した位置に透孔とした内容物取出口7が開口され、これをタブ材8で覆ってシールすることで閉じた内容物取出部9が形成されている。なお、前記内容物取出部9を開封するにはタブ材8を蓋板周縁側から引き上げるようにして内容物取出部9の封止を切る。
【0003】
上述した筒状胴部2と蓋板3との連結と同様に筒状胴部2と底板4との場合においても、筒状胴部2の下端周縁10を筒状胴部内方に折り返すとともに、その折り返し部分に底板4の周縁11を折り入れ、筒状胴部2の下端周縁10と底板4の周縁11とを締め込み、ヒートシールすることで筒状胴部2と底板4とが連結されている。
このように筒状容器1は筒状胴部2の上下端周縁それぞれを内方に折り返すようにして蓋板3、底板4と連結するようにしているため、締め込みしてヒートシールされた部分が筒状胴部2の外形寸法内に収められている。このようにすることで、容器の外観をすっきりしたものとすることができ、全面に印刷を設けることができるようになる。また、上下端周縁それぞれを内方に折り返すことにより、筒状容器の上下方向の圧縮強度が高まるというメリットがある。そして、蓋板3と底板4とが共に一段落とし込まれた位置にあり、この筒状容器を倒置や正置したときに蓋板3や底板4が直接テーブル面などに接しないように設けられている。
【0004】
上記構造の筒状容器1を得るにあたっては、工程を表した図15に示すように、まず、開放された状態の内容物取出部9を備える蓋板3を筒状胴部2の一方の開口部に配置して、筒状胴部2の他方の開口部側から挿入したマンドレル12で前記蓋板3を支持しながら蓋板3の周縁6と筒状胴部2の上端周縁5と締め込んでヒートシールする(図15(A))。次いで、筒状胴部2の他方の開口部に配置された底板4を、蓋板3の開放されている内容物取出口7から挿入したサポート治具13で支持しながら底板4の周縁11と筒状胴部2の下端周縁10と締め込んでヒートシールする(図15(B))。なお、このように充填前に筒状胴部に対して蓋板と底板とを取り付けて缶状の筒状容器を得る技術は、例えば特開平4−229240号公報、特開平5−270524号公報に示されている。
筒状胴部2に対して蓋板3と底板4とが取り付けられた後、上記内容物取出口7から内容物を充填し(図15(C))、タブ材8を内容物取出口7の回りにヒートシールすることで閉じた内容物取出部9を形成する(図15(D))。これによって、内容物を収容した筒状容器1が得られる。なお、無菌充填を行う場合は、内容物取出部9から内容物を充填する前の段階において、例えば、過酸化水素水の噴霧といった殺菌処理が行われる。また、内容物取出口7を覆う前記タブ材8にあっては、予め内容物取出口7の近傍にそのタブ材8の一部を固定しておき、内容物取出口7に対応する充填ノズルの充填動作に支障が生じないように立ち起こしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記筒状容器においては閉じる前の内容物取出部、即ち、内容物取出口が、サポート治具の挿入口としてや殺菌ノズルの挿入口として、また、充填ノズルの挿入口としての役割を兼ねており、かつ、飲み易いようにその内容物取出口が蓋板の中心位置には存在せずに周縁側に偏倚しているため、上述した蓋板取付工程、殺菌工程、充填工程、タブ材のシール工程それぞれに差し掛かるごとに筒状容器個々の位置合わせ(内容物取出口の位置をサポート治具や各ノズルなどに対応させる)を行う必要が生じている。このため、筒状容器の生産スピードが遅くなるという不都合がある。さらに、内容物取出口の大きさは内容物の飲み易さを大きく左右するためにほぼ一定の大きさ、一定位置とされており、このため、内容物取出口に通すサポート治具の大きさが規制されている。加えて、飲み易さから設定された大きさの内容物取出口に対してサポート治具を通す必要があるためにサポート治具は細く、よって、このサポート治具側の機械的強度が乏しくなり故障が多くなるという不都合も発生している。
【0006】
さらに、この筒状容器において、充填後にタブ材を内容物取出口回りにヒートシールすることで閉じた内容物取出部が得られるようにしているが、内容物取出口を閉鎖してから出荷、流通過程などを経て一般消費者の下で開封されるまでの間においては密封性を確実にする必要があるとともに、一般消費者側で開封する時点では開封操作が簡単に行えるようにすることも必要となっており、開封性と密封性を満足させるためにシール調整範囲が狭くなるという問題がある。また、内容物取出口が偏倚しているため、タブ材のヒートシールのための押圧力が、シール材に対して均等に印加され難く、上記開封性と密封性の両立は、一層困難であった。
そして、予めタブ材を付けた状態のまま、充填に際してタブ材が自立できるようにそのタブ材の素材が金属薄板などを含む積層シートから構成され、充填後にこのタブ材を倒してタブ材の上面側のみから加熱などのシール条件aを加えており、このように異種のタブ材と蓋板(タブ材は金属薄板を主体とし蓋板は紙材を主体としている)とを合わせるため、また一方側からのみシール条件を加えるため、両者の接合部分に設けるヒートシール性素材が限定されるという問題もあった。
【0007】
そこで本発明は上記事情に鑑み、サポート治具や殺菌ノズル、充填ノズルによる成形、殺菌、充填を上記内容物取出口を通じて行わないようにして筒状容器を得ることを課題とし、この筒状容器を効率良く生産することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、筒状胴部の一方の開口部を、該筒状胴部の中心位置に対応する中央部分に透孔を設けて開放された内容物充填口を形成した底板で覆い、次いで前記筒状胴部の他方の開口部を、開封可能な封止手段により閉じられた、透孔からなる内容物取出口を形成した蓋板で覆い、開放されている前記内容物充填口から内容物を充填し、その後該内容物充填口を閉鎖する、包装体の製造方法を提供して上記課題を解消するものである。そして、前記蓋板および底板は、その周縁を、筒状胴部の両側開口部の端縁を内方に折り返した折り返し部に挟み込むことにより筒状胴部に接続されることが良好である。また、前記蓋板の接続に際して、内容物充填口からサポート治具を筒状胴部内に挿入し、容器内方から蓋板を支持しながら接続を行うことが良好である。そして、前記内容物充填に先立ち、容器内部を殺菌する工程を含むものとすることができるものである。
【0009】
本発明の包装体の製造方法では、開いた内容物充填口を備える底板を筒状容器の一方の開口部に取り付けてから、閉じた内容物取出口を備える蓋板を筒状容器の他方の開口部に取り付け、開いた内容物充填口を通して殺菌や充填を行ってからその内容物充填口を閉じるものであり、先に筒状容器に取り付けた底板の内容物充填口に治具などを通して蓋板の取り付けを行うとともに、その開いた内容物充填口を通して殺菌や内容物の充填を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1から図13に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、図14と図15に示す従来例と構成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略する。
筒状容器1は図1に示すように筒状とした筒状胴部2の一方の開口部に、開封可能とされた内容物取出部9を備える蓋板3が取り付けられているとともに、前記筒状胴部2の他方の開口部に、内容物充填口14を底シール材15で閉じた内容物充填部16を備える底板4が取り付けられて、内部に飲料などの液体が収容されているものである。図1において(A)は正置した状態で示され、(B)は倒置した状態で示されている。
そして、この筒状容器1を得るに当たり、図2の(A)に示すように、まず、前記筒状胴部2に対する底板4の連結が行われるもので、筒状胴部2の他方の開口部、即ち、下部側に底板4が配置され、筒状胴部2の内部に挿入されるマンドレル12でこの底板4を支持しながら、筒状胴部2の内方側に折り返された下端周縁10と前記底板4の折り起こされた周縁11とを締め込んでヒートシールしている。このヒートシールにより筒状胴部2の他方の開口部を覆うようにして連結される底板4には、筒状胴部2の中心位置に対応する中央部分に前記内容物充填口14が位置して開放されており、この時点では閉じた内容物充填部は形成されていない。内容物充填口14は、必ずしも上記中央部分に正確に設けられている必要はなく、中央部分を含むように設けられれば、位置合わせを不要にすることは可能である。しかし、好ましくは上述のように中央部分に設けるようにする。
【0011】
筒状胴部2は、ガスバリア性を有する紙積層材料からなり、構成の一例として、内側から順に、ポリエチレン層(厚さ60μm)/ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm)/アルミ箔(厚さ7μm)/ポリエチレン層(厚さ15μm)/ポリエチレン層(厚さ15μm)/紙層(坪量280g/m2)/ポリエチレン層(厚さ20μm)、または、ポリエチレン層(厚さ60μm)/酸化硅素蒸着層(400Å)/ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ15μm)/ポリエチレン層(厚さ15μm)/紙層(坪量280g/m2 )/ポリエチレン層(厚さ20μm)が挙げられる。
蓋板3、底板4も筒状胴部2と同様、ガスバリア性を有する紙積層材料からなり、一例としては、内側から順に、ポリエチレン層(厚さ50μm)/ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm)/アルミ箔(厚さ7μm)/ポリエチレン層(厚さ15μm)/紙層(坪量250g/m2 )/ポリエチレン層(厚さ20μm)、または、ポリエチレン層(厚さ50μm)/酸化硅素蒸着層(400Å)/ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm)/ポリエチレン層(厚さ15μm)/紙層(坪量250g/m2 )/ポリエチレン層(厚さ20μm)が挙げられる。
ここで、ガスバリア性を確保するための層として、アルミ箔、酸化硅素蒸着フィルムを挙げているが、その他にアルミ蒸着フィルム、酸化アルミニウム蒸着フィルム、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルムが挙げられる。
【0012】
つぎに、図2の(B)に示すように筒状胴部2の一方の開口部に蓋板3を配置し、上記内容物充填口14から筒状胴部2の内部に挿入したサポート治具13で蓋板3を支持しながら、その蓋板3の折り上げられた周縁6と筒状胴部2の折り込まれた上端周縁5とを締め込んでヒートシールする。このヒートシールにより蓋板3が筒状胴部2の一方の開口部を覆うようにしてその筒状胴部2に連結される。なお、蓋板3においては筒状胴部2に連結される前から閉じた内容物取出部9を備えており、蓋板3の取付で筒状胴部2の上部側は完全に閉鎖されたものとなる。
上述のようにして底板4と蓋板3との取付が終了すると、図2の(C)に示すように開放されている上記内容物充填口14を通して殺菌ノズル17から所要の液体薬剤を噴霧して筒状容器内部を殺菌処理する。その後、図2の(D)に示すように内容物充填口14を通して送風ノズル18からホットエアを送り込み、その内部の殺菌剤の除去と乾燥を行う。
前記乾燥が終了すると内容物充填口14を通して充填ノズル19から内容物の充填が行われ(図2(E))、この後、内容物充填口14を覆うようにして底シール材15を配置し、この底シール材15に加熱などのシール条件aを加えて内容物充填口回りにヒートシールすることで閉じた内容物充填部16を形成している(図2の(F))。以上のようにして内容物を収容し封止した筒状容器1、即ち、包装体が得られる。
前記説明で、内容物充填口14を封止する底シール材15を別に配置し、内容物の充填終了後封止するが、図2(C)の前段階で底シール材15の一部を接着し、起立した状態とし、殺菌、乾燥、充填が終了した後、前記起立した底シール材15を倒して密封シールしてもよい。
【0013】
蓋板3が備えている内容物取出部9は上述したように開封可能にして予め閉じられているものであり、筒状胴部2の端部に取り付けられる前の時点でこの内容物取出部9は閉じた構成とされている。図3はその内容物取出部9を断面で示していて、蓋板3に開口された内容物取出口7に対して容器内方面となる側から、例えばポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレンの積層構成を備えた裏窓貼りフィルム20がヒートシールされてこの内容物取出口7を覆い、そして、内容物取出口7から表出している部分に対応するようにして蓋板3の外面側につまみ片21を備えた注出口具22が配置固定されている。
この注出口具22はポリエチレンなどの合成樹脂からなる成形品であって前記裏窓貼りフィルム20に対して、例えばポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/紙/ポリエチレンの積層構成を備えた外窓貼り材23を介在させた状態で超音波溶着などの手法を用いて取り付けられているものであって、この注出口具22を取り付けた状態の裏窓貼りフィルム20を、前記蓋板3の内容物取出口7の周縁にヒートシールすることでこの閉じた内容物取出部9を形成している。前記内容物取出部9を開封するに際しては前記つまみ片21を持って引き上げればよく、裏窓貼りフィルム20における内容物取出口7の内縁と注出口具22の外縁との間の部分が破断して内容物取出口を開放できる。
【0014】
図4は内容物取出部9の第二の例を示している。この例においては、蓋板3の内容物取出口7の内周端面を液密に覆うようにして内外方からその内容物取出口形状に対応した環状の保護フィルム24がヒートシールなどの手法を用いて貼り付けられ、内容物取出口7の内方では保護フィルム24が互いに貼り合わされている。保護フィルム24としては、厚さ15μm程度のポリエチレンフィルムや類似のヒートシール可能なフィルムが使用できる。そして、バリヤー層と剥離性を高めたイージーピール層とを備える積層構成のシールフィルム25を介在させた状態で注出口具22が蓋板3の上面側に配置固定されている。この例では、予め前記注出口具22とシールフィルム25とが一体化されていて、シールフィルム25を蓋板上面側の保護フィルム24にヒートシールすることで閉じた内容物取出部9を形成している。この内容物取出部を開封するには前記注出口具22のつまみ片21を持って引き上げればよく、この引き上げでシールフィルム25が保護フィルム24から剥がれて内容物取出口7を開放できるようにしている。
【0015】
図5は内容物取出部9の第三の例を示している。この例において注出口具22は、破断容易な薄肉部分26を回りに配置しその薄肉部分26の破断により引き起こしできる蓋部27を備えている。そして、この注出口具22が蓋板3の内方側から内容物取出口7を覆うようにして配置され、注出口具22の外周を内容物取出口7の周縁に超音波溶着することによって閉じた内容物取出部9を形成している。前記注出口具22の容器内方側となる部分には、例えばポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレンの積層構成としたバリヤー性フィルム28が一体化されており、このバリヤー性フィルム28によって前記注出口具22を配置してなる内容物取出部のバリヤー性を確保している。なお、前記バリヤー性フィルムの一体化は例えば注出口具を得る際にインサート成形手法などを用いることにより達成できる。このように容器内方側から注出口具を配置してなる内容物取出部においてもこれを開封するには、上述の例と同じように蓋部27に連結されているつまみ片21を持ってその蓋部27を引き上げればよく、前記薄肉部分を破断させることで内容物取出口7が開放される。
【0016】
図6(A)(B)(C)は内容物取出部9の第四の例を示している。この例において注出口具22は、上面を表す図6(A)及び断面を表す図6(B)に示すように、保持突起29を上面に持つ板状部30と環状部31からなる台座板32と、この台座板32の板状部30の環状部31側の端部に直線状のハーフカット線33を介して連接され、外周に三角錐状の複数個の鋭角突起34を持ち台座板32の環状部31の開口部35に配置される押圧タグ36と、この押圧タグ36の前記板状部30側の端部上面に支柱37を突設して、この支柱37の上端に連接して下面が前記板状部30の保持突起29と当接し、この保持突起29と支柱37との間に直線状のハーフカット線38が入れられた開封桿39とからなるものである。そして、容器内方側から内容物取出口7を覆うようにしてバリヤー性フィルム28を取り付け、そのバリヤー性フィルム28の前記内容物取出口7からの表出部分およびその内容物取出口7の周縁にかかるようにして前記注出口具22を取り付けている。この注出口具22とバリヤー性フィルム28との取り付けに際しては、例えば、内容物取出口7の周縁における容器内容側となる面に前記バリヤー性フィルム28を熱融着や接着剤を用いて貼着してその内容物取出口7を閉じた後、蓋板の上面側から注出口具22を配置し、その注出口具22の台座板32の周縁を内容物取出口7の周縁に超音波シール法などで熱融着して取り付けるようにすればよい。
この内容物取出部9の開封に際しては、開封桿39の端部を指先で起こしながら親指などで押圧タグ36を容器内方に押し込むようにするものであり、図6(C)に示すように押圧タグ36と台座板32との間がハーフカット線33で折れ曲がり、押圧タグ36の外周に設けた鋭角突起34が下方に位置するバリヤー性フィルム28に接触してこれを破り開封するようになる。また、前記開封桿39はハーフカット線38で三角状に折れ曲がり、開封桿の端部が環状部側に移動し、押圧タグ36が蓋板に対してほぼ直角に容器内に押し込んだ時点では、保持突起29に係止し、押圧タグ36が容器内に入り込んだ状態を維持するように設けられている。
【0017】
図7(A)(B)(C)は上記第四の例の変形を示している。注出口具の成形に際してその金型内に前以てバリヤー性フィルムを装填しておくことで注出口具とバリヤー性フィルムとを一体化させ、変形の一例を断面で表す図7(A)に示すように内容物取出口7の上面側の周縁に前記バリヤー性フィルム下面周縁を熱融着して閉じた内容物取出部9を構成したり、二例を表す図7(B)に示すように内容物取出口7の下面側の周縁に注出口具の上面周縁を熱融着して閉じた内容物取出部9を構成したり、さらに、三例目を表す図7(C)に示すように、内容物取出口7の上面側の周縁に注出口具の下面周縁を熱融着して閉じた内容物取出部9を構成することも可能である。
【0018】
図8(A)(B)(C)は内容物取出部9の第五の例を示していて、容器内方側から溶着されて内容物取出口7を閉じるバリヤー性フィルム28を必要時に破断できるように容器外方側から取り付けられる注出口具22は、図示するように内容物取出口7に対応する領域を囲む形状としたフランジ40と、内容物取出口7に対応する領域の上に位置して前記フランジ40にヒンジ41を介して押し下げ及び引き起こし可能に設けられ、ヒンジ41以外の周縁に切断歯42を備えて押し下げによりバリヤー性フィルムを破断する蓋43と、前記蓋43の中央にヒンジ53を介して単独に押し下げ方向に回動可能に設け、バリヤー性フィルム28に突き刺し係止可能な針44を備えたを備える係止板45と、さらに、前記蓋43に設けられた環状のプルリング46とから構成されているものである。そして、開封に際して、前記係止板45とともに蓋43を押し下げることでバリヤー性フィルム28が破断されるとともに、前記針44がバリヤー性フィルム28に係止し、その後、プルリング46を引いて蓋43を起こすようにすることで、針44が係止しているバリヤー性フィルムが引き起こされるようにしたものである。
【0019】
図9(A)(B)(C)は内容物取出部9の第六の例を示していて、上述した例と同じように容器外方側から取り付けられる注出口具22は、内容物取出口7に対応する領域を囲む形状としたフランジ40と、内容物取出口7に対応する領域の上に位置して前記フランジ40にヒンジ41を介して押し下げ及び引き起こし可能に設けられ、ヒンジ41以外の周縁に切断歯42を備えて押し下げによりバリヤー性フィルムを破断する蓋43と、前記蓋43の下面の一部に一体にして設けられてバリヤー性フィルム28に溶着されたフィルム固定環47と、蓋43に設けられたプルリング46とから構成されているものである。そして、開封に際して、蓋43を押し下げることでバリヤー性フィルム28が破断され、その後、プルリング46を引いて蓋43を起こすようにすることで、前記フィルム固定環47に止め付けられいるバリヤー性フィルムが引き起こされるようにしたものである。
【0020】
図10(A)(B)(C)は内容物取出部9の第七の例を示している。この第七の例では容器外方側から取り付けられる注出口具22による開封状態が維持し易くした工夫がなされているもので、その注出口具22にあっては、内容物取出口7の形状に合致してその内容物取出口7の領域にあるバリヤー性フィルム28に溶着固定されている蓋43と、この蓋43に設けられたプルリング46と、開封時にこのプルリング46を引いてバリヤー性フィルム28の破断片を伴いながら引き起こされた前記蓋43を蓋板の面上で回動させるときに基点となる支軸部48とから構成されている。前記支軸部48は蓋43側とは別体とした状態で蓋板3に溶着固定され、前述したように開封操作後に蓋43を面方向に回動させることができるように、支軸部48とこの支軸部48に係合する蓋43側の連結片49との間で枢軸構造が形成されている。なお、蓋43が開封された内容物取出口7を覆わないようにすればよいものであることから、図示した例の他に、変形し易く、かつ復元性の小さい素材にて前記連結片と支軸部とを一体に形成するようにしてもよい。
【0021】
図11(A)(B)(C)は内容物取出部9の第八の例を示している。この第八の例でも容器外方側から取り付けられる注出口具22による開封状態が維持し易くした工夫がなされているもので、その注出口具22にあっては、内容物取出口7の形状に合致してその内容物取出口7の領域にあるバリヤー性フィルム28に溶着固定されている蓋43と、この蓋43の一辺側を延設してなる連結片49にヒンジ41を連続し蓋板3に取付固定される取付片50と、前記蓋43の上面に設けられたプルリング46とから構成され、開封時にこのプルリング46を引いてバリヤー性フィルム28の破断片を伴いながら前記蓋43を引き起こし、そして、蓋板3と筒状胴部2との締め込み部分を跨ぐようにして筒状胴部2の外面側に前記プルリング46を係止させることで開封状態を維持させるようにしたものである。
【0022】
図12(A)(B)(C)は内容物取出部9の第九の例を示している。この第九の例でも同じように容器外方側から取り付けられる注出口具22による開封状態が維持し易くした工夫がなされているもので、この注出口具22にあっては、内容物取出口7の形状に合致してその内容物取出口7の領域にあるバリヤー性フィルム28に溶着固定され外周に亘ってバリヤー性フィルム28を破断することのできる切断刃51を備えた蓋43と、この蓋43の一辺にヒンジ41を介して連接して蓋板3に取付固定された取付片50とから構成されているものである。そして、押し込みによりバリヤー性フィルム28を破断して容器内方に倒された蓋43の倒れ込みを維持できるようにした段状の係止部52が前記ヒンジ41に設けられていて、蓋43が倒し込まれることで前記係止部52が、ヒンジ41に近接位置する内容物取出口7の内縁に係止して開封状態が維持されるようにしたものである。なお、蓋43の倒れ込みを維持する構成は図示した例に限定されることなく、他の手法も採用できるものである。
【0023】
図13(A)は筒状容器1の内容物充填部16を断面で示していて、底板4に開口された内容物充填口14の内周端面を液密に覆うようにして内外方からその内容物充填口形状に対応した環状の保護フィルム24がヒートシールなどの手法を用いて貼り付けられ、内容物充填口14の内方では保護フィルム24が互いに貼り合わされている。そして、前記内容物充填口14の外方側からバリヤー性を備えた底シール材15が外方側の前記保護フィルム24に、上述したように内容物の充填後にヒートシールすることで閉じた内容物充填部16を形成している。
【0024】
なお、(A)に示した例は、内容物充填口の内周端面を保護する上で内外から保護フィルムを貼り付けるようにした例であるが、(B)に示すように、底板4の内層側フィルム53が内容物充填口内方へ張り出るようにし、これに容器外方となる側から環状の保護フィルム24を貼り付けるようにしてもよい。この構成も、予め包装材に設ける透孔の内周端面を保護する必要がある箇所に対して採用することが可能である。
また、上記実施例においては筒状容器が円筒である例を示したが、容器形状はこれに限らず、四角筒などの多角形状や楕円筒などの変形形状であっても構わない。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、位置、形状、大きさに規制のある内容物取出部を予め閉じられたものとし、底板に内容物充填口を開放した状態で設けて充填をこの内容物充填口から行うようにするため、充填ノズルに対する筒状容器の位置合わせが必要無くなり、その充填前に通常行われる殺菌ノズルによる殺菌剤の吹き込み工程や、殺菌剤を除くために送風ノズルを挿入して温風などを吹き込む工程においても筒状容器それぞれを各種ノズルに対して位置合わせする必要がない。さらに、筒状胴部の端部に内容物充填口を備える底板を取り付けた後に蓋板を取り付けることで、その内容物充填口をサポート治具の挿入部分として利用可能となり、従来において内容物取出部の形状や位置によって制約のあった前記サポート治具を太くて丈夫なものとすることができ、蓋板の中心に対応させながらそのサポート治具を筒状胴部内部へ進めることで蓋板を支持するためのサポート治具先端部分の構造をより簡単なものにすることが可能となる。
【0026】
また、底板の内容物充填口を底シール材で閉じる際、この内容物充填口は開封される必要がないので十分に強固にシールして差し支えなく、シール作業が容易である。さらに、内容物充填口が筒状容器の中央部分に位置するため、シールのために印加する押圧力が均等にかかり易く、シール作業は一層容易である。このほか、ヒートシール以外の開口部閉鎖手段を採用することも可能であるので、容器の製造における制約が少なくなるという効果がある。
一方、蓋板の内容物取出部においては予め閉じられた構造として作製できるため、筒状容器に要望される密封性及び開封性の両者を満足させる各種の構造を内容物取出部に対して実施できるようになるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筒状容器を示すもので、(A)は正置して蓋板側を示す説明図、(B)は倒置して底板側を示す説明図である。
【図2】筒状容器の成形および内容物の充填の工程を示すもので、(A)は底板を取り付ける状態を示す説明図、(B)は蓋板を取り付ける状態を示す説明図、(C)は殺菌する状態を示す説明図、(D)は乾燥させる状態を示す説明図、(E)は充填を行う状態を示す説明図、(F)は内容物充填口を閉じる状態を示す説明図である。
【図3】内容物取出部における第一の例を断面で示す説明図である。
【図4】内容物取出部における第二の例を断面で示す説明図である。
【図5】内容物取出部における第三の例を断面で示す説明図である。
【図6】内容物取出部における第四の例を示すもので、(A)は上面側から見た状態を示す説明図、(B)は内容物取出部を断面で示す説明図、(C)は開封した状態を断面で示す説明図である。
【図7】内容物取出部における第四の例の変形例を示すもので、(A)は注出口具とバリヤー性フィルムとを一体にしてバリヤー性フィルム周縁下面を蓋板上面に取り付けた例を断面で示す説明図、(B)は注出口具とバリヤー性フィルムとを一体にして容器内方側から注出口具周縁上面を蓋板下面に取り付けた例を断面で示す説明図、(C)は注出口具とバリヤー性フィルムとを一体にして注出口具周縁下面を蓋板上面に取り付けた例を断面で示す説明図である。
【図8】内容物取出部における第五の例を示すもので、(A)は上面側から見た状態を示す説明図、(B)は内容物取出部を断面で示す説明図、(C)は注出口具の裏面を示す説明図である。
【図9】内容物取出部における第六の例を示すもので、(A)は上面側から見た状態を示す説明図、(B)は内容物取出部を断面で示す説明図、(C)は注出口具の裏面を示す説明図である。
【図10】内容物取出部における第七の例を示すもので、(A)は開封前の蓋板を上面側から見た状態で示す説明図、(B)は内容物取出部を断面で示す説明図、(C)は開封して蓋を回動させた内容物取出部を上面側から見た状態で示す説明図である。
【図11】内容物取出部における第八の例を示すもので、(A)は開封前の蓋板を上面側から見た状態で示す説明図、(B)は内容物取出部を断面で示す説明図、(C)は開封した内容物取出部を断面で示す説明図である。
【図12】内容物取出部における第九の例を示すもので、(A)は開封前の蓋板を上面側から見た状態で示す説明図、(B)は内容物取出部を断面で示す説明図、(C)は開封した内容物取出部を断面で示す説明図である。
【図13】内容物充填部を示すもので、(A)は保護フィルムで内周端面を覆った状態を断面で示す説明図、(B)は保護フィルムと内層側フィルムとで内周端面を覆った状態を断面で示す説明図である。
【図14】従来の筒状容器を一部切り欠いて示す説明図である。
【図15】従来の筒状容器における充填を示すもので、(A)は蓋板の取付を示す説明図、(B)は底板の取付を示す説明図、(C)は充填時を示す説明図、(D)はタブ材のヒートシールを示す説明図である。
【符号の説明】
1…筒状容器
2…筒状胴部
3…蓋板
4…底板
7…内容物取出口
8…タブ材
9…内容物取出部
14…内容物充填口
15…底シール材
16…内容物充填部
20…裏窓貼りフィルム
22…注出口具
23…外窓貼り材
24…保護フィルム
25…シールフィルム
28…バリヤー性フィルム
53…内層側フィルム
Claims (4)
- 筒状胴部の一方の開口部を、該筒状胴部の中心位置に対応する中央部分に透孔を設けて開放された内容物充填口を形成した底板で覆い、次いで前記筒状胴部の他方の開口部を、開封可能な封止手段により閉じられた、透孔からなる内容物取出口を形成した蓋板で覆い、開放されている前記内容物充填口から内容物を充填し、その後該内容物充填口を閉鎖する、包装体の製造方法。
- 蓋板および底板は、その周縁を、筒状胴部の両側開口部の端縁を内方に折り返した折り返し部に挟み込むことにより筒状胴部に接続される、請求の範囲第1項に記載の包装体の製造方法。
- 蓋板の接続に際して、内容物充填口からサポート治具を筒状胴部内に挿入し、容器内方から蓋板を支持しながら接続を行う、請求の範囲第1項に記載の包装体の製造方法。
- 内容物充填に先立ち、容器内部を殺菌する工程を含む、請求の範囲第1項に記載の包装体の製造方法。
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