JPH05246431A - 簡易開封な液体用紙容器 - Google Patents
簡易開封な液体用紙容器Info
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- JPH05246431A JPH05246431A JP4045401A JP4540192A JPH05246431A JP H05246431 A JPH05246431 A JP H05246431A JP 4045401 A JP4045401 A JP 4045401A JP 4540192 A JP4540192 A JP 4540192A JP H05246431 A JPH05246431 A JP H05246431A
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- opening
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/70—Break-in flaps, or members adapted to be torn-off, to provide pouring openings
- B65D5/708—Separate tearable flexible elements covering a discharge opening of a container, e.g. adhesive tape
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】外面がポリオレフィンで内面が保香性を有する
熱可塑性樹脂よりなる液体用紙容器の注出口を、簡易開
封性の剥離可能なラミネート材料で密封する。 【構成】注出口用の開口部２１０を形成した外面がポリ
オレフィンで内面が保香性を有する熱可塑性樹脂よりな
る容器本体と、上記開口部２１０を覆い容器の外側の開
口部２１０の周囲面に貼着された下面がポリオレフィン
層よりなる剥離シート３００と、上記開口部２１０を覆
い容器内側の開口部２１０の周囲面に貼着された上面が
ポリオレフィン層よりなる密封シート４００とを有する
液体用紙容器において、容器内側の上記開口部２１０の
周囲面に、容器本体と密封シート４００とを熱融着させ
るための接着層７００を形成する。
熱可塑性樹脂よりなる液体用紙容器の注出口を、簡易開
封性の剥離可能なラミネート材料で密封する。 【構成】注出口用の開口部２１０を形成した外面がポリ
オレフィンで内面が保香性を有する熱可塑性樹脂よりな
る容器本体と、上記開口部２１０を覆い容器の外側の開
口部２１０の周囲面に貼着された下面がポリオレフィン
層よりなる剥離シート３００と、上記開口部２１０を覆
い容器内側の開口部２１０の周囲面に貼着された上面が
ポリオレフィン層よりなる密封シート４００とを有する
液体用紙容器において、容器内側の上記開口部２１０の
周囲面に、容器本体と密封シート４００とを熱融着させ
るための接着層７００を形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、果汁飲料、液体スー
プ、清酒などに使用される液体用紙容器に関するもの
で、詳しくは、注出口を剥離可能なラミネート材料によ
って密封した簡易開封な液体用紙容器に関するものであ
る。
プ、清酒などに使用される液体用紙容器に関するもの
で、詳しくは、注出口を剥離可能なラミネート材料によ
って密封した簡易開封な液体用紙容器に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】牛乳、乳酸菌飲料、液体スープなどのチ
ルド流通タイプの液体状食品や、清酒、果汁飲料、めん
つゆなどの長期保存を必要とする常温流通タイプの液体
状食品などに用いられる容器としては、従来からガラス
容器や金属容器が使用されて来たが、最近では、紙容器
も広く使用されるようになった。この紙容器において、
チルド流通タイプの液体状食品に対しては、容器基材に
比較的簡単なポリエチレン／紙／ポリエチレン構成など
の積層材料が用いられ、常温流通タイプの液体状食品に
は、内容物の食品を保護するために、ガスバリヤ性と光
遮断性とを兼ね備えた、例えば、ポリエチレン／紙／ア
ルミニウム箔／ポリエチレンテレフタレート／ポリエチ
レン構成などの複雑な積層材料が用いられている。しか
し、どちらの容器基材にも、積層構成の内面と外面とに
ポリエチレン層が一般的に使用されている。そして、こ
れらの液体用紙容器の簡易開封な封緘方法としては、特
開平１−１９９８４８公報に開示された容器の注出口用
の開口部に剥離可能なラミネート材料を用いて密封した
簡易な構造のものがある。これは、図４に示したよう
に、外面及び内面がポリオレフィン層（１０２，１０
３）の容器基材（１００）からなる容器の注出口用の開
口部（１１０）を外側から覆い容器の開口部の周囲面
（６１１）に熱融着した開封用つまみ部（３１０）を有
する剥離シート（３００）の下面のポリオレフィン層
（３０２）と、容器の注出口用の開口部を内側から覆い
容器の開口部の周囲面（６２１）に熱融着した密封シー
ト（４００）の上面のポリオレフィン層（４０２）との
接触面（６５１）を開口部内で熱融着した構造ものであ
る。
ルド流通タイプの液体状食品や、清酒、果汁飲料、めん
つゆなどの長期保存を必要とする常温流通タイプの液体
状食品などに用いられる容器としては、従来からガラス
容器や金属容器が使用されて来たが、最近では、紙容器
も広く使用されるようになった。この紙容器において、
チルド流通タイプの液体状食品に対しては、容器基材に
比較的簡単なポリエチレン／紙／ポリエチレン構成など
の積層材料が用いられ、常温流通タイプの液体状食品に
は、内容物の食品を保護するために、ガスバリヤ性と光
遮断性とを兼ね備えた、例えば、ポリエチレン／紙／ア
ルミニウム箔／ポリエチレンテレフタレート／ポリエチ
レン構成などの複雑な積層材料が用いられている。しか
し、どちらの容器基材にも、積層構成の内面と外面とに
ポリエチレン層が一般的に使用されている。そして、こ
れらの液体用紙容器の簡易開封な封緘方法としては、特
開平１−１９９８４８公報に開示された容器の注出口用
の開口部に剥離可能なラミネート材料を用いて密封した
簡易な構造のものがある。これは、図４に示したよう
に、外面及び内面がポリオレフィン層（１０２，１０
３）の容器基材（１００）からなる容器の注出口用の開
口部（１１０）を外側から覆い容器の開口部の周囲面
（６１１）に熱融着した開封用つまみ部（３１０）を有
する剥離シート（３００）の下面のポリオレフィン層
（３０２）と、容器の注出口用の開口部を内側から覆い
容器の開口部の周囲面（６２１）に熱融着した密封シー
ト（４００）の上面のポリオレフィン層（４０２）との
接触面（６５１）を開口部内で熱融着した構造ものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
液体用紙容器の内面のポリオレフィン層の容器内容物の
香気成分の吸着や低分子量化合物の容器内容物への移行
による容器内容物の味覚への影響が問題となって来たた
めに、容器の内面の従来のポリオレフィン層を保香性を
有する熱可塑性樹脂に変える要請が高まって来た。しか
し、図５に示したように、この外面がポリオレフィン層
（２０２）で内面が保香性を有する熱可塑性樹脂層（２
０４）の容器基材（２００）からなる容器に、従来の剥
離シート（３００）と密封シート（４００）とを用いる
と、容器外面のポリオレフィン層と剥離シートの下面の
ポリオレフィン層（３０２）の接触面と容器開口部（２
１０）内の剥離シートの下面のポリオレフィン層と密封
シートの上面のポリオレフィン層（４０２）との接触面
（６１１，６５１）の熱融着は問題ないが、容器内面の
保香性を有する熱可塑性樹脂層と密封シートの上面のポ
リオレフィン層の接着面（６２２）を熱融着することが
不可能となり、容器開口部（２１０）に簡易開封な封緘
構造を形成することが出来ない。
液体用紙容器の内面のポリオレフィン層の容器内容物の
香気成分の吸着や低分子量化合物の容器内容物への移行
による容器内容物の味覚への影響が問題となって来たた
めに、容器の内面の従来のポリオレフィン層を保香性を
有する熱可塑性樹脂に変える要請が高まって来た。しか
し、図５に示したように、この外面がポリオレフィン層
（２０２）で内面が保香性を有する熱可塑性樹脂層（２
０４）の容器基材（２００）からなる容器に、従来の剥
離シート（３００）と密封シート（４００）とを用いる
と、容器外面のポリオレフィン層と剥離シートの下面の
ポリオレフィン層（３０２）の接触面と容器開口部（２
１０）内の剥離シートの下面のポリオレフィン層と密封
シートの上面のポリオレフィン層（４０２）との接触面
（６１１，６５１）の熱融着は問題ないが、容器内面の
保香性を有する熱可塑性樹脂層と密封シートの上面のポ
リオレフィン層の接着面（６２２）を熱融着することが
不可能となり、容器開口部（２１０）に簡易開封な封緘
構造を形成することが出来ない。
【０００４】また、図６に示したように、シート上面を
ポリオレフィン層を保香性を有する熱可塑性樹脂層（５
０３）に変えた密封シート（５００）を用いると、容器
内面と密封シートの上面との接触面（６２３）は、熱融
着することは出来るが、容器開口部（２１０）内での密
封シートの上面の保香性を有する熱可塑性樹脂層（５０
３）と剥離シートの下面のポリオレフィン層（３０２）
との接触面（６５２）を熱融着することが不可能とな
り、開封時に開封シートを剥離しても密封シートを切断
出来ないため、開封機能を失ってしまう。
ポリオレフィン層を保香性を有する熱可塑性樹脂層（５
０３）に変えた密封シート（５００）を用いると、容器
内面と密封シートの上面との接触面（６２３）は、熱融
着することは出来るが、容器開口部（２１０）内での密
封シートの上面の保香性を有する熱可塑性樹脂層（５０
３）と剥離シートの下面のポリオレフィン層（３０２）
との接触面（６５２）を熱融着することが不可能とな
り、開封時に開封シートを剥離しても密封シートを切断
出来ないため、開封機能を失ってしまう。
【０００５】このため、容器と剥離シートと密着シート
の接触層の全てに保香性を有する熱接着性樹脂を用いる
ことも考えられるが、保香性を有する熱接着性樹脂は高
価な樹脂であるため高価な容器にまってしまい、通常の
容器用途では使用することが無理となる。
の接触層の全てに保香性を有する熱接着性樹脂を用いる
ことも考えられるが、保香性を有する熱接着性樹脂は高
価な樹脂であるため高価な容器にまってしまい、通常の
容器用途では使用することが無理となる。
【０００６】本発明は、上述の問題点を解決して、外面
がポリオレフィンで内面がポリエステルよりなる液体用
紙容器に、従来の安価な上面がポリオレフィンより成る
密封シートと下面がポリオレフィンより成る剥離シート
とを用いて、簡易開封な液体用紙容器を得る方法を提供
するものである。
がポリオレフィンで内面がポリエステルよりなる液体用
紙容器に、従来の安価な上面がポリオレフィンより成る
密封シートと下面がポリオレフィンより成る剥離シート
とを用いて、簡易開封な液体用紙容器を得る方法を提供
するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】第１の本発明は、図１に
示したように、注出口用の開口部（２１０）を形成した
外面がポリオレフィン（２０２）で内面が保香性を有す
る熱可塑性樹脂（２０４）よりなる容器本体と、上記開
口部を覆い容器の外側の開口部の周囲面（６１１）に貼
着された下面がポリオレフィン（３０２）よりなる剥離
シート（３００）と、上記開口部を覆い容器内側の開口
部の周囲面（８１１）に貼着された上面がポリオレフィ
ン（４０２）より成る密封シート（４００）とを有する
液体用紙容器において、容器内側の上記開口部の周囲面
に、容器と密封シートとを熱融着させるための接着層
（７００）を形成する簡易開封な液体用紙容器である。
示したように、注出口用の開口部（２１０）を形成した
外面がポリオレフィン（２０２）で内面が保香性を有す
る熱可塑性樹脂（２０４）よりなる容器本体と、上記開
口部を覆い容器の外側の開口部の周囲面（６１１）に貼
着された下面がポリオレフィン（３０２）よりなる剥離
シート（３００）と、上記開口部を覆い容器内側の開口
部の周囲面（８１１）に貼着された上面がポリオレフィ
ン（４０２）より成る密封シート（４００）とを有する
液体用紙容器において、容器内側の上記開口部の周囲面
に、容器と密封シートとを熱融着させるための接着層
（７００）を形成する簡易開封な液体用紙容器である。
【０００８】第２の本発明は、図１に示したように、第
１の本発明の前記接着層が、上面を保香性を有する熱可
塑性樹脂層（７０２）とし、下面をポリオレフィン層
（７０３）とする積層シート（７００）を用いた簡易開
封な液体用紙容器である。
１の本発明の前記接着層が、上面を保香性を有する熱可
塑性樹脂層（７０２）とし、下面をポリオレフィン層
（７０３）とする積層シート（７００）を用いた簡易開
封な液体用紙容器である。
【０００９】第３の本発明は、図２に示したように、第
１の本発明の前記接着層が、ポリエステル系ラッカーの
塗布層（７５０）からなる簡易開封な液体用紙容器であ
る。
１の本発明の前記接着層が、ポリエステル系ラッカーの
塗布層（７５０）からなる簡易開封な液体用紙容器であ
る。
【００１０】上述の保香性を有する熱可塑性樹脂とは、
内容物の香気成分などを吸着しない性質を有する材料
で、しかも同系樹脂層面同士でヒートシール法やフレー
ムシール法などの熱融着法によって熱融着するものであ
り、この熱可塑性樹脂としては、ポリエステル系樹脂、
ポリアクリロニトリル系樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合樹脂などが使用出来る。
内容物の香気成分などを吸着しない性質を有する材料
で、しかも同系樹脂層面同士でヒートシール法やフレー
ムシール法などの熱融着法によって熱融着するものであ
り、この熱可塑性樹脂としては、ポリエステル系樹脂、
ポリアクリロニトリル系樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合樹脂などが使用出来る。
【００１１】
【作用】外面がポリオレフィン層で内面が保香性を有す
る熱可塑性樹脂層よりなる液体用紙容器に、従来の上面
がポリオレフィン層の密封シートと下面がポリオレフィ
ン層の剥離シートとを用いて容器の開口部を封緘する場
合には、剥離シートの下面と容器本体の外面とは、ポリ
オレフィン層同士であるため熱融着することが可能であ
るが、密着シートの上面と容器の内面とは、ポリオレフ
ィン層と保香性を有する熱可塑性樹脂層とで異樹脂層同
士であるため直接には熱融着することが不可能である。
しかし、本発明においては、密封シートの上面と容器の
内面との間に上面が容器の内面と接着又は熱融着し下面
が密封シートと熱融着する接着層を設けてあるため、密
封シートで容器の開口部を容器の内側から熱融着で密封
封緘することが出来、また、剥離シートの下面と密封シ
ートの上面とは、ポリオレフィン層同士であり容器の開
口部内で剥離シートと密封シートとの接触面を熱融着す
ることが出来るため、容器の注出口用の開口部に簡易開
封な封緘部を形成することが出来る。
る熱可塑性樹脂層よりなる液体用紙容器に、従来の上面
がポリオレフィン層の密封シートと下面がポリオレフィ
ン層の剥離シートとを用いて容器の開口部を封緘する場
合には、剥離シートの下面と容器本体の外面とは、ポリ
オレフィン層同士であるため熱融着することが可能であ
るが、密着シートの上面と容器の内面とは、ポリオレフ
ィン層と保香性を有する熱可塑性樹脂層とで異樹脂層同
士であるため直接には熱融着することが不可能である。
しかし、本発明においては、密封シートの上面と容器の
内面との間に上面が容器の内面と接着又は熱融着し下面
が密封シートと熱融着する接着層を設けてあるため、密
封シートで容器の開口部を容器の内側から熱融着で密封
封緘することが出来、また、剥離シートの下面と密封シ
ートの上面とは、ポリオレフィン層同士であり容器の開
口部内で剥離シートと密封シートとの接触面を熱融着す
ることが出来るため、容器の注出口用の開口部に簡易開
封な封緘部を形成することが出来る。
【００１２】
【実施例】次に、本発明の簡易開封な液体用紙容器につ
いて、実施例の図面に基づいて詳細に説明する。
いて、実施例の図面に基づいて詳細に説明する。
【００１３】＜実施例１＞図１は、本実施例の容器の封
緘時の状態を示す開口部の断面図（ａ）と容器の開封時
の状態を示す断面図（ｂ）である。まず、ラミネート加
工によって〔外側〕ポリエチレン（２０μｍ）（２０
２）／紙（３４０ｇ／ｍ2 ）／アルミニウム箔（７μ
ｍ）／ポリエチレンテレフタレート（１２μｍ）／ポリ
エステル系樹脂（６０μｍ）（２０４）〔内側〕構成の
容器基材（２００）を作製し、この容器基材の表面にグ
ラビア印刷法により文字と絵柄を印刷したのち、打抜き
加工によって液体用紙容器のブランクを作製した。
緘時の状態を示す開口部の断面図（ａ）と容器の開封時
の状態を示す断面図（ｂ）である。まず、ラミネート加
工によって〔外側〕ポリエチレン（２０μｍ）（２０
２）／紙（３４０ｇ／ｍ2 ）／アルミニウム箔（７μ
ｍ）／ポリエチレンテレフタレート（１２μｍ）／ポリ
エステル系樹脂（６０μｍ）（２０４）〔内側〕構成の
容器基材（２００）を作製し、この容器基材の表面にグ
ラビア印刷法により文字と絵柄を印刷したのち、打抜き
加工によって液体用紙容器のブランクを作製した。
【００１４】次に、液体用紙容器のブランク表面の頂部
の将棋の駒形状の開口部（２１０）の周囲面（６１１）
に〔上側〕ポリエチレンテレフテレート（１２μｍ）／
アルミニウム箔（３０μｍ）／ポリエチレン（５０μ
ｍ）（３０２）〔下側〕構成の長方形状の剥離シート
（３００）をヒートシール法で熱融着して開口部表面を
覆い、さらに、ブランク裏面の頂部の開口部の周囲面
（８１１）に〔上側〕ポリエステル系樹脂（ＰＥＴＧ，
２５μｍ）（７０２）／ポリエチレンテレフタレート
（１２μｍ）／ポリエチレン（５０μｍ）（７０３）
〔下面〕構成の開口部と形状と大きさがほぼ同一の窓明
け穴を有する環状シート（７００）をヒートシール法で
熱融着して接着層を形成し、この環状シートの下面のポ
リエチレン層（７０３）に〔上面〕ポリエチレン（２５
μｍ）（４０２）／アルミニウム箔（２０μｍ）／エポ
キシ樹脂（２μｍ）〔下面〕構成の外周形状及び大きさ
が前記環状シートとほぼ同一の密封シート（４００）を
ヒートシール法で熱融着して開口部裏面を覆い、そし
て、剥離シートの下面のポリエチレン層（３０２）と密
着シートの上面のポリエチレン層（４０２）とを容器の
開口部内でヒートシール法で熱融着して、容器の開口部
に簡易開封な封緘をした。
の将棋の駒形状の開口部（２１０）の周囲面（６１１）
に〔上側〕ポリエチレンテレフテレート（１２μｍ）／
アルミニウム箔（３０μｍ）／ポリエチレン（５０μ
ｍ）（３０２）〔下側〕構成の長方形状の剥離シート
（３００）をヒートシール法で熱融着して開口部表面を
覆い、さらに、ブランク裏面の頂部の開口部の周囲面
（８１１）に〔上側〕ポリエステル系樹脂（ＰＥＴＧ，
２５μｍ）（７０２）／ポリエチレンテレフタレート
（１２μｍ）／ポリエチレン（５０μｍ）（７０３）
〔下面〕構成の開口部と形状と大きさがほぼ同一の窓明
け穴を有する環状シート（７００）をヒートシール法で
熱融着して接着層を形成し、この環状シートの下面のポ
リエチレン層（７０３）に〔上面〕ポリエチレン（２５
μｍ）（４０２）／アルミニウム箔（２０μｍ）／エポ
キシ樹脂（２μｍ）〔下面〕構成の外周形状及び大きさ
が前記環状シートとほぼ同一の密封シート（４００）を
ヒートシール法で熱融着して開口部裏面を覆い、そし
て、剥離シートの下面のポリエチレン層（３０２）と密
着シートの上面のポリエチレン層（４０２）とを容器の
開口部内でヒートシール法で熱融着して、容器の開口部
に簡易開封な封緘をした。
【００１５】次に、フレームシーラーでサイドシールし
たブランクを充填機に流して、底部をヒートシールし、
内容物を充填したのち、容器頂部をヒートシールして密
封し、内容量が１０００ｍｌの図３に示した切妻型頂部
を有する常温流通タイプの本発明の簡易開封な液体用紙
容器（１０）を作製した。
たブランクを充填機に流して、底部をヒートシールし、
内容物を充填したのち、容器頂部をヒートシールして密
封し、内容量が１０００ｍｌの図３に示した切妻型頂部
を有する常温流通タイプの本発明の簡易開封な液体用紙
容器（１０）を作製した。
【００１６】次に、作製した簡易開封な液体用紙容器
を、１０００個通常の流通形態の荷扱いと輸送状態で１
０００ｋｍの輸送テストを行ったが、内容物の漏れなど
の事故は発生しなかった。輸送テスト後の開封テストに
おいては、剥離シートの下端の開封用つまみ部（３１
０）を上方に引き上げると、容器基材の剥離シートと熱
融着した部分が、図１（ｂ）に示したように、層間剥離
（１２１）し、さらに、開口部内の剥離シートと密封シ
ートとの熱融着部の外周の密封シートが切断（４１１）
されて、容器開口部の封緘が容易に取れ開封された。
を、１０００個通常の流通形態の荷扱いと輸送状態で１
０００ｋｍの輸送テストを行ったが、内容物の漏れなど
の事故は発生しなかった。輸送テスト後の開封テストに
おいては、剥離シートの下端の開封用つまみ部（３１
０）を上方に引き上げると、容器基材の剥離シートと熱
融着した部分が、図１（ｂ）に示したように、層間剥離
（１２１）し、さらに、開口部内の剥離シートと密封シ
ートとの熱融着部の外周の密封シートが切断（４１１）
されて、容器開口部の封緘が容易に取れ開封された。
【００１７】＜実施例２＞図２は、本実施例の容器の封
緘時の状態を示す開口部の断面図である。まず、ラミネ
ート加工によって〔外側〕ポリエチレン（２０μｍ）
（２０２）／紙（３４０ｇ／ｍ2 ）／ポリエステル系樹
脂（６０μｍ）（２０４）〔内側〕構成の容器基材（２
００）を作製し、この容器基材の裏面の液体用紙容器の
頂部の開口部の周囲面（９１１）の密封シートとの熱融
着部分にポリエステル系ラッカーをグラビア印刷法によ
り５ｇ／ｍ2 塗布し接着層を形成し、また、積層材料の
表面にはグラビア印刷法により文字と絵柄を印刷したの
ち、打抜き加工によって液体用紙容器のブランクを作製
した。
緘時の状態を示す開口部の断面図である。まず、ラミネ
ート加工によって〔外側〕ポリエチレン（２０μｍ）
（２０２）／紙（３４０ｇ／ｍ2 ）／ポリエステル系樹
脂（６０μｍ）（２０４）〔内側〕構成の容器基材（２
００）を作製し、この容器基材の裏面の液体用紙容器の
頂部の開口部の周囲面（９１１）の密封シートとの熱融
着部分にポリエステル系ラッカーをグラビア印刷法によ
り５ｇ／ｍ2 塗布し接着層を形成し、また、積層材料の
表面にはグラビア印刷法により文字と絵柄を印刷したの
ち、打抜き加工によって液体用紙容器のブランクを作製
した。
【００１８】次に、液体用紙容器のブランク表面の頂部
の将棋の駒形状の開口部（２１０）の周囲面（６１１）
に〔上側〕ポリエチレンテレフテレート（１２μｍ）／
アルミニウム箔（３０μｍ）／ポリエチレン（５０μ
ｍ）〔下側〕構成の長方形状の剥離シート（３００）を
ヒートシール法で熱融着して開口部表面を覆い、さら
に、ブランク裏面の頂部の開口部の周囲面（９１１）に
塗布形成されたポリエステル系ラッカー層面（９２１）
に、〔上面〕ポリエチレン（２５μｍ）／アルミニウム
箔（２０μｍ）／エポキシ樹脂（２μｍ）〔下面〕構成
の外周形状及び大きさが前記接着層とほぼ同一の密封シ
ート（４００）をヒートシール法で熱融着して開口部裏
面を覆い、そして、剥離シートの下面のポリエチレン層
（３０２）と密着シートの上面のポリエチレン層（４０
２）とを容器の開口部内で熱融着して、容器の開口部に
簡易開封な封緘をした。
の将棋の駒形状の開口部（２１０）の周囲面（６１１）
に〔上側〕ポリエチレンテレフテレート（１２μｍ）／
アルミニウム箔（３０μｍ）／ポリエチレン（５０μ
ｍ）〔下側〕構成の長方形状の剥離シート（３００）を
ヒートシール法で熱融着して開口部表面を覆い、さら
に、ブランク裏面の頂部の開口部の周囲面（９１１）に
塗布形成されたポリエステル系ラッカー層面（９２１）
に、〔上面〕ポリエチレン（２５μｍ）／アルミニウム
箔（２０μｍ）／エポキシ樹脂（２μｍ）〔下面〕構成
の外周形状及び大きさが前記接着層とほぼ同一の密封シ
ート（４００）をヒートシール法で熱融着して開口部裏
面を覆い、そして、剥離シートの下面のポリエチレン層
（３０２）と密着シートの上面のポリエチレン層（４０
２）とを容器の開口部内で熱融着して、容器の開口部に
簡易開封な封緘をした。
【００１９】次に、フレームシーラーでサイドシールし
たブランクを充填機に流して、底部をヒートシールし、
内容物を充填したのち、容器頂部をヒートシールして密
封し、内容量が１０００ｍｌの図３に示した切妻型頂部
を有するチルド流通タイプの本発明の簡易開封な液体用
紙容器（１０）を作製した。
たブランクを充填機に流して、底部をヒートシールし、
内容物を充填したのち、容器頂部をヒートシールして密
封し、内容量が１０００ｍｌの図３に示した切妻型頂部
を有するチルド流通タイプの本発明の簡易開封な液体用
紙容器（１０）を作製した。
【００２０】次に、作製した簡易開封な液体用紙容器
を、１０００個通常の流通形態の荷扱いと輸送状態で１
０００ｋｍの輸送テストを行ったが、内容物の漏れなど
の事故は発生しなかった。輸送テスト後の開封テストに
おいては、剥離シートの下端の開封用つまみ部（３１
０）を上方に引き上げると、容器の剥離シートと熱融着
した部分が、実施例１の場合と同様に、層間剥離し、さ
らに、開口部内の剥離シートと密封シートとの熱融着部
の外周の密封シートが切断されて、容器開口部の封緘が
容易に取れ開封された。
を、１０００個通常の流通形態の荷扱いと輸送状態で１
０００ｋｍの輸送テストを行ったが、内容物の漏れなど
の事故は発生しなかった。輸送テスト後の開封テストに
おいては、剥離シートの下端の開封用つまみ部（３１
０）を上方に引き上げると、容器の剥離シートと熱融着
した部分が、実施例１の場合と同様に、層間剥離し、さ
らに、開口部内の剥離シートと密封シートとの熱融着部
の外周の密封シートが切断されて、容器開口部の封緘が
容易に取れ開封された。
【００２１】
【発明の効果】本発明の簡易開封な液体用紙容器は、安
価な密封シートと剥離シートとを用いて封緘ができ、し
かも、剥離シートを剥離するだけで簡単に内容物の注出
口が開口形成される簡易な構造である。また、封緘時の
密封性が良好なため、前述の実施例におけるテストで
は、通常の流通過程の運搬中や保管時の取扱い中に内容
物の漏れなど事故の発生はなかった。さらに、容器の内
面が保香性を有する熱可塑性樹脂層であるため、内面が
ポリエチレン層の従来の容器と比較して、内容物の保香
性や保存性が優れている。
価な密封シートと剥離シートとを用いて封緘ができ、し
かも、剥離シートを剥離するだけで簡単に内容物の注出
口が開口形成される簡易な構造である。また、封緘時の
密封性が良好なため、前述の実施例におけるテストで
は、通常の流通過程の運搬中や保管時の取扱い中に内容
物の漏れなど事故の発生はなかった。さらに、容器の内
面が保香性を有する熱可塑性樹脂層であるため、内面が
ポリエチレン層の従来の容器と比較して、内容物の保香
性や保存性が優れている。
【図１】本発明の実施例１の容器の封緘時の状態を示す
開口部の断面図（ａ）と容器の開封時の状態を示す断面
図（ｂ）である。
開口部の断面図（ａ）と容器の開封時の状態を示す断面
図（ｂ）である。
【図２】本発明の実施例１の容器の封緘時の状態を示す
開口部の断面図である。
開口部の断面図である。
【図３】本発明の実施例１及び実施例２の容器の斜視図
である。
である。
【図４】従来の容器の封緘した状態を示す開口部の断面
図である。
図である。
【図５】内面がポリエステルの容器に従来の密封シート
と剥離シートで封緘した状態を示す開口部の断面図であ
る。
と剥離シートで封緘した状態を示す開口部の断面図であ
る。
【図６】内面がポリエステルの容器に上面がポリエステ
ルの密着シートと従来の剥離シートで封緘した状態を示
す開口部の断面図である。
ルの密着シートと従来の剥離シートで封緘した状態を示
す開口部の断面図である。
１０……簡易開封な液体用紙容器 １００……外面及び内面がポリオレフィンの容器基材 １０２，１０３，２０２，３０２，４０２，７０３……
ポリオレフィン層 １１０，２１０……開口部 １２１……剥離部分 ２００……外面がポリオレフィンで内面がポリエステル
の容器基材 ２０４，５０３，７０２……保香性を有する熱可塑性樹
脂層 ３００……剥離シート ３１０……開封用つまみ部 ４００，５００……密封シート ４１１……密封シートの切断部分 ６１１，６２１，８１１，９１１……開口部の周囲面及
び接触面 ６２２，６２３，６５１……接触面 ７００，７５０……接着層 ９２１……ポリエステル系ラッカー層面
ポリオレフィン層 １１０，２１０……開口部 １２１……剥離部分 ２００……外面がポリオレフィンで内面がポリエステル
の容器基材 ２０４，５０３，７０２……保香性を有する熱可塑性樹
脂層 ３００……剥離シート ３１０……開封用つまみ部 ４００，５００……密封シート ４１１……密封シートの切断部分 ６１１，６２１，８１１，９１１……開口部の周囲面及
び接触面 ６２２，６２３，６５１……接触面 ７００，７５０……接着層 ９２１……ポリエステル系ラッカー層面
Claims (3)
- 【請求項１】注出口用の開口部を形成した外面がポリオ
レフィン層で内面が保香性を有する熱可塑性樹脂よりな
る容器本体と、上記開口部を覆い容器の外側の開口部の
周囲面に貼着された下面がポリオレフィン層よりなる剥
離シートと、上記開口部を覆い容器内側の開口部の周囲
面に貼着された上面がポリオレフィン層よりなる密封シ
ートとを有する液体用紙容器において、容器内側の上記
開口部の周囲面に、容器本体と密封シートとを熱融着さ
せるために接着層を形成したことを特徴とする簡易開封
な液体用紙容器。 - 【請求項２】前記の接着層が、上面を保香性を有する熱
可塑性樹脂層とし、下面をポリオレフィン層とする積層
シートであることを特徴とする特許請求の範囲の請求項
１に記載の簡易開封な液体用紙容器。 - 【請求項３】前記の接着層が、ポリエステル系ラッカー
の塗布層から成ることを特徴とする特許請求の範囲の請
求項１に記載の簡易開封な液体用紙容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4045401A JPH05246431A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 簡易開封な液体用紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4045401A JPH05246431A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 簡易開封な液体用紙容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05246431A true JPH05246431A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=12718237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4045401A Pending JPH05246431A (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 簡易開封な液体用紙容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05246431A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8409643B2 (en) | 2005-09-02 | 2013-04-02 | Kraft Foods Group Brands Llc | Methods for the application of ingredients to the inside of a straw |
| US11560265B2 (en) * | 2016-09-20 | 2023-01-24 | Xavier De Waleffe | Packing film with a top layer forming a predefined opening track |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP4045401A patent/JPH05246431A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8409643B2 (en) | 2005-09-02 | 2013-04-02 | Kraft Foods Group Brands Llc | Methods for the application of ingredients to the inside of a straw |
| US11560265B2 (en) * | 2016-09-20 | 2023-01-24 | Xavier De Waleffe | Packing film with a top layer forming a predefined opening track |
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