JP3389695B2 - 液体用紙容器の飲み口部形成方法 - Google Patents
液体用紙容器の飲み口部形成方法Info
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/70—Break-in flaps, or members adapted to be torn-off, to provide pouring openings
- B65D5/708—Separate tearable flexible elements covering a discharge opening of a container, e.g. adhesive tape
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Description
飲み口部を有する液体用紙容器に関するもので、詳しく
は、飲み口部における積層材料の開口部の端面が、内容
物に対して良好に保護されている液体用紙容器の飲み口
部形成方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】最近、果汁飲料、コーヒー、液体スー
プ、乳酸飲料などの液体食品の分野では、使用時の使い
易さと、使用後の廃棄処理のし易さから、例えば、図3
(a)及び(b)に示すような、胴部材(120)に、
封止シート(140)で密封された飲み口部を有する天
部材(110)と、底部材(130)とを熱融着した積
層材料からなる液体用紙容器(100)が、広い範囲で
使用されている。この液体用紙容器に使用される積層材
料は、合成樹脂層、紙層、金属箔層、金属蒸着薄膜層な
どからなる積層基材の最外層及び最内層に、熱融着性と
防水性をもつ合成樹脂層を設けたものであった。そし
て、この飲み口部の構造は、特公平6ー49496号公
報などで開示されており、例えば、図2(a)から
(e)に示すように、容器を形成する積層基材(11)
をラミネート加工法で作製し(a)、この積層基材(1
1)の飲み口部位置に開口部(111)を打抜き加工し
(b)、この開口部(111)を打抜き加工した積層基
材(11)の両面に、容器の最外層(12)と最内層
(13)をラミネート加工法で形成して、積層材料(1
0)を作製し、且つ、積層基材(11)の開口部(11
1)の内側の最外層(12)と最内層(13)との当接
面を接着して、積層基材(11)の端面(14)を最外
層(12)と最内層(13)で覆い(c)、さらに、こ
の最外層(12)と最内層(13)の接着部に飲み口部
の開口部(23)を形成し(d)、この飲み口部の容器
外側に開封用つまみ(141)をもつ封止シート(14
0)を接着して封止したものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
積層材料の最外層と最内層との合成樹脂層により、飲み
口部の積層材料の開口部の端面を覆って防水状態に接着
する従来の方法は、最外層の合成樹脂層と最内層の合成
樹脂層との熱融着時に、積層材料の開口部の端面の状態
によっては、ピンホールや肉薄部分を発生することがあ
り、必ずしも、内容物に対する保護性が良好とは言えな
かった。 【0004】本発明は、上述の従来法での問題点を解決
したものであり、飲み口部の積層材料の開口部の端面
を、防水性合成樹脂フィルムで良好な状態で覆って内容
物から保護する液体用紙容器の飲み口部形成方法であ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、最外層(12)と最内層(13)とに防水性合成
樹脂層を有した容器を形成する積層材料(10)の飲み
口部形成位置に、開口部(111)を打抜き加工し、こ
の開口部(111)の外周外側の積層材料(10)の容
器の最外層(12)面と最内層(13)面とに、それぞ
れ、外径が開口部(111)より大きく、内径が開口部
(111)より小さい環状の二枚の防水性合成樹脂フィ
ルム(21,22)を接着し、且つ、容器の最外層(1
2)面に接着した環状の防水性合成樹脂フィルム(2
1)と、容器の最内層(13)面に接着した環状の防水
性合成樹脂フィルム(22)との開口部(111)内側
の当接面を接着して、積層材料(10)の開口部(11
1)の端面(14)を防水性合成樹脂フィルムで覆うこ
とを特徴とする液体用紙容器の飲み口部形成方法であ
る。 【0006】上述の防水性合成樹脂フィルム及び防水性
合成樹脂層の材質としては、低密度ポリエチレンや線状
低密度ポリエチレンなどのポリエチレン、必要に応じ
て、ポリエステル系コポリマーなどを用いる。 【0007】また、防水性合成樹脂フィルムの積層材料
との接着及び防水性合成樹脂フィルム同士の接着は、通
常では、熱融着法で行うことが好ましい。 【0008】 【作用】本発明の液体用紙容器の飲み口部形成方法によ
れば、飲み口部の積層材料の開口部の端面を、従来の積
層材料の最内層と最外層の防水性樹脂層によって熱融着
して覆うものとは異なり、積層材料の最内層と最外層上
に、別個の防水性樹脂フィルムを用いて熱融着して覆う
ため、適切な材質やフィルムの厚みなどを容器の目的に
合わせて設定でき、熱融着時に発生し易いピンホールや
薄肉部などを避けることができる。 【0009】 【実施例】まず、図1に示すように、〔容器外側〕板紙
層(220 g/m2 )/ポリエチレン層(20μm厚)/
ポリエチレン層(15μm厚)/二軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフィルム層(12μm厚)/酸化ケイ素
蒸着薄膜層(400Å厚)〔容器内側〕構成の積層基材
(11)をラミネート加工法で作製し、この積層基材
(11)の容器外側面に60μm厚の低密度ポリエチレ
ン層(12)を、容器外側面に60μm厚の低密度ポリ
エチレン層(13)を押出しラミネート加工法で形成し
て、天部材(110)の積層材料(10)を作製し
(a)、この天部材(110)の積層材料(10)の飲
み口部位置に開口部(111)を打抜き加工し(b)、
この開口部(111)の外周外側の積層材料(10)の
容器の最外層(12)面と最内層(13)面とに、それ
ぞれ、外径が開口部(111)より大きく、内径が開口
部(111)より小さい環状の二枚の μm厚の低
密度ポリエチレンフィルム(21,22)を熱融着し、
且つ、容器の最外層(12)面に接着した環状の低密度
ポリエチレンフィルム(21)と、容器の最内層(1
3)面に接着した環状の低密度ポリエチレンフィルム
(22)との開口部(111)内側の当接面を熱融着し
て、積層材料(10)の開口部(111)の端面(1
4)を低密度ポリエチレンフィルムで覆って、飲み口部
を形成した(c)。次に、この飲み口部の容器外側の低
密度ポリエチレンフィルム上面に、〔上側〕ポリエチレ
ン層(40μm厚)/二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム層(12μm厚)/ポリエチレン層(40
μm厚)構成の積層材料からなり、開封用つまみ(14
1)をもつ封止シート(140)を熱融着して飲み口部
を封止した(d)。これとは別個に、〔容器外側〕ポリ
エチレン層(20μm厚)/板紙層(280 g/m2 )/
ポリエチレン層(15μm厚)/二軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフィルム層(12μm厚)/ポリエチレ
ン層(60μm厚)〔容器内側〕構成の積層基材を用い
た胴部材(120)を作製し、さらに、〔容器外側〕ポ
リエチレン層(20μm厚)/板紙層(240 g/m2 )
/ポリエチレン層(15μm厚)/二軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム層(12μm厚)/ポリエチ
レン層(60μm厚)〔容器内側〕構成の積層基材を用
いた底部材(130)を作製した。次に、図3(a)及
び(b)に示すように、上述の胴部材(120)の下端
に、底部材(130)を熱融着し、オレンジジュースを
充填して、胴部材(120)の上端に、飲み口部を有す
る天部材(110)を熱融着し、容器を密封して本実施
例の液体用紙容器(100)を作製した。 【0010】上述のオレンジジュースを充填した本実施
例の液体用紙容器を、10ケース200本倒立させた状
態で、通常の保管と流通過程を経たのち、飲み口部を熱
融着して覆った低密度ポリエチレンフィルムの、積層材
料の開口部の端面への内容物に対する保護状態を調べ
た。低密度ポリエチレンフィルムの熱融着部へのオレン
ジジュースの浸透は全くなく、積層材料の開口部の端面
は、全ての容器において、完全に内容物から保護されて
いた。 【0011】 【発明の効果】本発明の飲み口部形成方法で作製された
液体用紙容器は、飲み口部の積層材料の開口部の端面
を、従来の積層材料の最内層と最外層の防水性樹脂層を
熱融着して覆うものとは異なり、別個の防水性樹脂フィ
ルムを用いて、積層材料の最内層と最外層上に接着し、
熱融着して覆うため、使用する防水性樹脂フィルムの材
質や厚みなどを容器の目的に合わせて設定でき、熱融着
時に発生し易いピンホールや薄肉部などを避けることが
できる。この結果、本発明の飲み口部形成方法で作製さ
れた液体用紙容器は、飲み口部における積層材料の開口
部の端面が、内容物に対して良好に保護されている。
程を示す説明図である。 【図2】従来の一例の飲み口部形成方法の工程を示す説
明図である。 【図3】(a)は、飲み口部を有する液体用紙容器の一
例の斜視図であり、(b)は、その構造を示す説明図で
ある。 【符号の説明】 10……積層材料 11……積層基材 12……最外層 13……最内層 14……端面 21,22……防水性樹脂フィルム 23,111……開口部 100……液体用紙容器 110……天部材 120……胴部材 130……底部材 140……封止シート 141……開封用つまみ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】最外層と最内層とに防水性合成樹脂層を有
した容器を形成する積層材料の飲み口部形成位置に、開
口部を打抜き加工し、この開口部の外周外側の積層材料
の容器の最外層面と最内層面とに、それぞれ、外径が開
口部より大きく、内径が開口部より小さい環状の二枚の
防水性合成樹脂フィルムを接着し、且つ、容器の最外層
面に接着した環状の防水性合成樹脂フィルムと、容器最
内層面に接着した環状の防水性合成樹脂フィルムとの開
口部内側の当接面を接着して、積層材料の開口部の端面
を防水性合成樹脂フィルムで覆うことを特徴とする液体
用紙容器の飲み口部形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22338494A JP3389695B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 液体用紙容器の飲み口部形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22338494A JP3389695B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 液体用紙容器の飲み口部形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0885540A JPH0885540A (ja) | 1996-04-02 |
JP3389695B2 true JP3389695B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=16797308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22338494A Expired - Fee Related JP3389695B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 液体用紙容器の飲み口部形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3389695B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
CN1107585C (zh) * | 1998-04-21 | 2003-05-07 | 吴新国 | 一种薄膜及其生产方法 |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP22338494A patent/JP3389695B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0885540A (ja) | 1996-04-02 |
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