JPH0212187Y2 - - Google Patents

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JPH0212187Y2
JPH0212187Y2 JP6311583U JP6311583U JPH0212187Y2 JP H0212187 Y2 JPH0212187 Y2 JP H0212187Y2 JP 6311583 U JP6311583 U JP 6311583U JP 6311583 U JP6311583 U JP 6311583U JP H0212187 Y2 JPH0212187 Y2 JP H0212187Y2
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JP
Japan
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heat
lid
metal
sealing
protrusion
Prior art date
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Expired
Application number
JP6311583U
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English (en)
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JPS59168336U (ja
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Publication date
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はヒートシール缶に関し、より詳細には
酸素透過による内容物の変質を有効に防止し得る
ヒートシール金属缶に関する。
一般にバームクーヘン等の菓子類は、着脱可能
な金属缶蓋を備えた金属缶に収容されて販売に供
されている。然しながらかかる金属缶はガスバリ
ヤー性が充分でなく、このために酸素により容易
に変質し易い菓子類等、例えばバームクーヘン等
の保存、販売には適していないという欠点を有し
ている。
即ち本考案の目的は、酸素により容易に変質し
易い内容物の保存に適した金属缶を提供するにあ
る。
本考案によれば、環状のケーキ様内容物を収容
するためのヒートシール缶であつて、底部中央に
内向き突出部を備え且つ開口端縁にカール部を有
する有底金属缶本体と、酸素バリヤー性樹脂層及
びヒートシール性樹脂層の透明積層体から成り且
つ中央にカツプ状の内向き突出部と周囲に前記カ
ール部に対するヒートシール部とを備えたヒート
シール蓋と、該ヒートシール蓋と重なる位置関係
で金属缶本体に着脱自在に係合される金属缶用蓋
とから成り、ケーキ様内容物はその内周縁部が、
金属缶本体の突出部及びヒートシール蓋の突出部
と係合することにより安定に保持され、且つヒー
トシール蓋の突出部の内側が表示体収容空間とな
つていることを特徴とするヒートシール缶が提供
される。
本考案を以下添付図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。
本考案のヒートシール缶の断面を示す第1図に
おいて、このヒートシール缶は、有底金属缶本体
1及びこの金属缶本体1に着脱可能に設けられた
金属缶蓋2とから成つている。
この有底金属缶本体1は、表面処理鋼板やアル
ミニウム等の軽金属から成る金属素材の絞りしご
き成形或いは巻締め加工等により形成される。
本考案の第1の特徴は、金属缶本体1の開口端
縁に形成されるカール部3にヒートシールされた
透明なヒートシール蓋4を備えていることにあ
る。
このヒートシール蓋4は、その一部を拡大して
示す第2図を参照して酸素バリヤー性樹脂層5及
び接着剤層6を介して缶体内面側に積層されたヒ
ートシール層7とから成つており、所謂中蓋とし
て使用されるものである。
このヒートシール蓋4は、内容物8を充填した
後に、金属缶本体1のカール部3を、ヒートシー
ル性樹脂層7の軟化点以上の温度に予め加熱した
後、金属缶本体1とヒートシール蓋4とを位置決
めした状態で重ね合わせることにより設けられ
る。
この場合、缶口に設けられたカール部3は、強
固で確実なヒートシールによる密封構造を形成さ
せるという目的に対して二重の優れた作用を及ぼ
す。
即ち、このカール部3は、シール蓋4との間に
比較的広い面積乃至は巾にわたつて密封を可能に
するという作用を示すばかりでなく、ヒートシー
ルすべき部分の熱容量を接着剤の軟化乃至は溶融
に十分なものとなし得るという極めて好都合な作
用をも行うものである。
カール部3の加熱には、それ自体周知の高周波
誘導加熱や火焔による直火加熱、加熱機構との接
触による伝導加熱、オーブンによる加熱等の手段
を用いることができる。
ヒートシール蓋4のヒートシール性樹脂層7と
しては、それ自体公知のホツトメルト型接着剤、
例えばタツキフアイヤーがブレンドされた低密度
ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等の
オレフイン系樹脂を使用することができる。この
際、易開封性のヒートシールを形成させるために
上記接着剤中にワツクス類を配合してもよい。さ
らに、変性ポリオレフインや表面処理エチレン酢
酸ビニル共重合体等も使用することができる。
また酸素バリヤー性樹脂層5としては、ポリ塩
化ビニル、エチレンビニルアルコール共重合体、
二軸延伸ポリエステルフイルム、ポリ塩化ビニリ
デンフイルム、ポリ塩化ビニリデン被覆ポリビル
アルコールフイルム、ポリアクリルニトリル等が
使用されるが、強度、寸法安定性等の見地からポ
リ塩化ビニルが好適である。
また、これら酸素バリヤー性樹脂層5及びヒー
トシール性樹脂層7は、例えばウレタン系接着剤
層6を介して積層される。
かくして本考案によれば、内容物8は酸素遮断
性に優れたヒートシール蓋4により密封され、そ
の酸化劣化が有効に防止される。またこのヒート
シール蓋4はそれ自体透明であるため、密封後に
おいても内容物8を観察することが可能であり、
店頭での陳列に適しているものである。
尚、本考案のヒートシール蓋4においては、上
述した酸素バリヤー性樹脂層5のヒートシール性
樹脂層7とは反対側面にそれ自体公知の耐熱性樹
脂層を設けることも勿論可能である。
本考案において第2の特徴は、缶1の底部中央
の内向き突出部11及びヒートシール蓋4の缶内
面側への突出部9により内容物8が固定されると
いうことにある。即ち本考案のヒートシール缶1
に充填される内容物8は、リング状もしくは中央
部がへこんだ形状のケーキ様内容物であることか
ら、缶底部中央の内向き突出部11及びヒートシ
ール蓋4の突出部9によりケーキ様内容物8の中
心部が固定され、缶内における内容物の移動が制
御される。これによりケーキ様内容物は常に缶中
央に位置し、また位置ずれによる型くずれも有効
に防止されるのである。更にヒートシール蓋4
は、それ自体緩衝性を有することから外部からの
衝撃に対してクツシヨンとしての役割を果たすの
である。
更に本考案の第3の特徴としては、ヒートシー
ル蓋4の中心部に形成された突出部9がカツプ状
であることから、金属缶蓋2との間に表示体収容
空間10が形成される。この表示体収容空間10
には、贈答に際して適宜手紙や祝詞、或いは、チ
ヨコレート等の他の菓子類にメツセージを付した
もの等を入れたりすることもでき、贈答用の容器
として極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のヒートシール缶の側断面を
示す図、第2図は、ヒートシール蓋の一部を拡大
して示す拡大断面図である。 引照数字1は有底金属缶本体、2は金属缶蓋、
3はカール部、4はヒールシール蓋、5は酸素バ
リヤー性樹脂層、6は接着剤層、8は内容物、9
は緩衝突出部、10は表示体収容空間を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 環状のケーキ様内容物を収容するためのヒート
    シール缶であつて、 底部中央に内向き突出部を備え且つ開口端縁に
    カール部を有する有底金属缶本体と、酸素バリヤ
    ー性樹脂層及びヒートシール性樹脂層の透明積層
    体から成り且つ中央にカツプ状の内向き突出部と
    周囲に前記カール部に対するヒートシール部とを
    備えたヒートシール蓋と、該ヒートシール蓋と重
    なる位置関係で金属缶本体に着脱自在に係合され
    る金属缶用蓋とから成り、ケーキ様内容物はその
    内周縁部が、金属缶本体の突出部及びヒートシー
    ル蓋の突出部と係合することにより安定に保持さ
    れ、且つヒートシール蓋の突出部の内側が表示体
    収容空間となつていることを特徴とするヒートシ
    ール缶。
JP6311583U 1983-04-28 1983-04-28 ヒ−トシ−ル缶 Granted JPS59168336U (ja)

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JP6311583U JPS59168336U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 ヒ−トシ−ル缶

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JP6311583U JPS59168336U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 ヒ−トシ−ル缶

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Publication Number Publication Date
JPS59168336U JPS59168336U (ja) 1984-11-10
JPH0212187Y2 true JPH0212187Y2 (ja) 1990-04-05

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JP7116977B2 (ja) * 2017-05-27 2022-08-12 株式会社治一郎 バウムクーヘンの容器およびバウムクーヘンの包装方法

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JPS59168336U (ja) 1984-11-10

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