JP2018104017A - 容器包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】被包装物を混合する分量を調節可能な容器包装体を提供すること。
【解決手段】カップ容器と1、カップ容器1を密閉する蓋体2と、カップ容器1および蓋体2によって規定された収容空間3に収容された被包装体4と、を備えた容器包装体A1であって、蓋体2は、表側蓋部21と、表側蓋部21とカップ容器1との間に位置する内側蓋部22と、を含み、被包装体4は、カップ容器1と内側蓋部22との間に設けられた第1収容空間31に収容された第1被包装物41と、内側蓋部22と表側蓋部21との間に設けられた第2収容空間32に収容された第2被包装物42と、を含み、内側蓋部22は、カップ容器1の底側に位置する底部223と、底部223よりも表側蓋部側21に位置する中間部と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲料等を収容した容器包装体に関する。
飲料等を収容する包装体として、カップ容器を備える容器包装体が提案されている。特許文献1には、2種類の内容物が収容された容器包装体が開示されている。同文献に開示された容器包装体は、第1内容物を収容する第1容器と、第2内容物を収容する第2容器とを有する。第2容器は、第1容器の上端開口を塞ぐように設けられている。第1容器および第2容器にストローを突き刺すことにより開孔すると、第1内容物と第2内容物とが混合する。ストローから吸引すると、第1内容物および第2内容物を飲むことができる。
しかしながら、第2容器に開孔が形成されると、第2内容物のすべてが第1内容物と混合される。たとえば、第1内容物がコーヒーであり、第2内容物がミルクやシロップである場合、飲む人の嗜好に合わせて第1内容物に混合する第2内容物の分量を調節することが望まれる。前記文献に記載の構成では、第2内容物の分量を調節することは意図されていない。
特開2014−61925号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、被包装物を混合する分量を調節可能な容器包装体を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される容器包装体は、カップ容器と、前記カップ容器を密閉する蓋体と、前記カップ容器および前記蓋体によって規定された収容空間に収容された被包装体と、を備えた容器包装体であって、前記蓋体は、表側蓋部と、当該表側蓋部と前記カップ容器との間に位置する内側蓋部と、を含み、前記被包装体は、前記カップ容器と前記内側蓋部との間に設けられた第1収容空間に収容された第1被包装物と、前記内側蓋部と前記表側蓋部との間に設けられた第2収容空間に収容された第2被包装物と、を含み、前記内側蓋部は、前記カップ容器の底側に位置する底部と、前記底部よりも前記表側蓋部側に位置する中間部と、を有することを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記中間部は、前記カップ容器の深さ方向に対して直角な平坦形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内側蓋部は、前記カップ容器の深さ方向において互いに異なる位置に設けられた複数の前記中間部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記底部および前記中間部は、同心円形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記底部および前記中間部は、平面視において前記カップ容器の一端縁に沿うように偏って配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内側蓋部は、前記中間部から前記底部側に凹み且つ当該中間部よりも厚みが薄い凹部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内側蓋部は、前記中間部の周縁において上方に突出するリブを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記表側蓋部および前記内側蓋部に突き刺されることによりこれらを開孔するためのストローを更に備える。
本発明によれば、前記内側蓋部に前記底部と前記中間部とが形成されている。前記中間部は、前記底部よりも前記カップ容器の深さ方向において上方に位置している。このため、ストロー等によって前記底部を突き刺して貫通孔を形成した場合と、前記中間部を突き刺して前記貫通孔を形成した場合とで、前記第1収容空間に移動する前記第2被包装物の分量を異ならせることが可能である。したがって、前記第1被包装物と混合する前記第2被包装物の分量を調節することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく容器包装体を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のII−II線に沿う要部拡大断面図である。 図1の容器包装体の内側蓋部を示す斜視図である。 図4の内側蓋部の製造方法の一例を示す図4のV−V線に沿う断面図である。 図4の内側蓋部の製造方法の一例を示す図4のV−V線に沿う断面図である。 図1の容器包装体の内側蓋部を示す側面図である。 図1の容器包装体の開封を示す断面図である。 図1の容器包装体の開封を示す断面図である。 図1の容器包装体の開封を示す断面図である。 図1の容器包装体の変形例を示す断面図である。 図1の容器包装体の他の変形例を示す要部拡大断面図である。 図1の容器包装体の他の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に基づく容器包装体を示す断面図である。 図14の容器包装体の内側蓋部を示す斜視図である。 図14の容器包装体の内側蓋部を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に基づく容器包装体を示す断面図である。 図17の容器包装体の内側蓋部を示す斜視図である。 図17の容器包装体の内側蓋部を示す側面図である。 本発明の第4実施形態に基づく容器包装体の開封を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1実施形態に基づく容器包装体を示している。本実施形態の容器包装体A1は、カップ容器1、蓋体2、収容空間3、被包装体4およびストロー5を備えている。容器包装体A1は、たとえば飲料等の被包装体4を収容しており、たとえばストロー5を用いて購入者が被包装体4を飲むためのものである。
図1は、容器包装体A1を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図であり、図3は、要部拡大断面図である。
カップ容器1は、内部に被包装体4を収容するものであり、蓋体2によって密閉されている。カップ容器1の形状および材質は特に限定されない。図示された例においては、カップ容器1は、容器本体11およびフランジ部12を有する。容器本体11は、略円筒形状あるいはテーパ筒形状の側部と側部の下端に繋がる底部を有している。フランジ部12は、容器本体11の上端に繋がっており、側方に延出している。図示された例においては、フランジ部12は、平面視円環形状である。
カップ容器1は、通常公知のものを用いることができ、例えば、紙製カップ、合成樹脂製カップ、及びアルミ製カップなどを使用することができる。内容物が乳飲料などの食品である場合には、保存性向上等の観点から、内面13に樹脂フィルムをラミネートした紙製カップ及びアルミ製カップ、或いは合成樹脂製カップを使用することが好ましい。紙製カップやアルミ製カップにラミネートされる樹脂フィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂、高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)樹脂等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂(EVA)、エチレン−ビニルアルコール系共重合樹脂(EVOH)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン(PS)系樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等から構成される一層又は二層以上のフィルムが挙げられる。合成樹脂製カップを構成する樹脂としては、紙製カップにラミネートする樹脂フィルムに使用される樹脂と同様の樹脂を用いることができ、これらの樹脂から選択された同種または異種の樹脂を積層して用いてもよい。
蓋体2は、カップ容器1を密閉するものである。本実施形態においては、蓋体2は、表側蓋部21および内側蓋部22を含む。
表側蓋部21と内側蓋部22との相対的な位置関係は、表側蓋部21がカップ容器1の容器本体11の底部に対して内側蓋部22よりも遠い位置にあり、内側蓋部22は、表側蓋部21よりも容器本体11の底部に近い位置にある。本実施形態においては、図2および図3に示すように、平面視円形状の内側蓋部22の周縁部分が、カップ容器1のフランジ部12に接合されている。また、平面視円形状の表側蓋部21の周縁部分が、内側蓋部22の周縁部分に接合されている。表側蓋部21および内側蓋部22の接合手法は特に限定されず、従来公知のたとえばヒートシール、超音波接合、接着剤を用いた接合等を適宜採用可能である。以下においては、カップ容器1、表側蓋部21および内側蓋部22がヒートシールによって接合される場合を例に説明する。
蓋体2は、表側蓋部21および内側蓋部22が開孔するまで突き刺された場合に、カップ容器1に固定された状態が維持される。具体的には、表側蓋部21がストロー5によって突き刺されることにより開孔する場合、ストロー5から表側蓋部21に加えられた力は、表側蓋部21の下面212および内側蓋部22の上面221の接合部分と、内側蓋部22の下面222およびカップ容器1のフランジ部12の内面13の接合部分と、を介してカップ容器1に伝えられる。このため、これらの接合部分が、表側蓋部21が開孔する程度の突き刺された場合の力によっては剥離しない接合強度とされている。また、内側蓋部22がストロー5によって突き刺されることにより開孔する場合、ストロー5から内側蓋部22に加えられた力は、内側蓋部22の下面222およびカップ容器1の内面13の接合部分を介してカップ容器1に伝えられる。このため、当該接合部分が、内側蓋部22が開孔する程度の突き刺された場合の力によっては剥離しない接合強度とされている。
表側蓋部21は、少なくとも基材層(上面211)とシーラント層(下面212)からなる。表側蓋部の基材層としては、紙、アルミニウム箔、各種合成樹脂フィルム等を単体または積層された状態で使用することができる。合成樹脂フィルムの具体的な例としては、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂、高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)樹脂等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂(EVA)、エチレン−ビニルアルコール系共重合樹脂(EVOH)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン(PS)系樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等から構成される一層又は二層以上の合成樹脂フィルムが挙げられる。なお、表側蓋部21の基材層(上面211)は、たとえば商品名称や被包装体4の成分を表示するための印刷面として使用してもよい。
また、基材層には必要に応じてガスバリア層を設けてもよい。ガスバリア層としては、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニルアルコール共重合体フィルム、ガスバリア性ナイロンフィルム、ガスバリア性ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等のガスバリア性フィルムや、PETフィルム等にアルミニウム等の金属を蒸着した金属蒸着フィルムや、PETフィルムに酸化アルミニウムや酸化珪素等の無機酸化物を蒸着させた無機酸化物蒸着フィルム、あるいは、ポリ塩化ビニリデンコーティング、水溶性樹脂と無機層状化合物を含有する被膜や金属アルコキシドあるいはその加水分解物とイソシアネート化合物を反応させた被膜からなる樹脂層などのガスバリアコーティング層、あるいはアルミニウム箔等の金属箔などを用いることができる。
表側蓋部21のシーラント層(下面212)としては、被着体である内側蓋部22の上面221の材質に応じて、それに適する材質のシーラント層を選択する。一般的には、シーラント層の材質としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等が使用される。また、必要に応じて、これらオレフィン系樹脂に、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン(PS)系樹脂等を混合して用いてもよい。
内側蓋部22は、単層または積層の樹脂フィルムからなる。そして、カップ容器1のフランジ部12および内側蓋部22と、表側蓋部21および内側蓋部22とが、いずれもヒートシールによって接合されることから、カップ容器1の内面13および内側蓋部22の下面222が、互いにヒートシール可能な材質からなり、また、内側蓋部22の上面221および表側蓋部21の下面212が、互いにヒートシール可能な材質からなる。特に、表側蓋部21のシーラント層(下面212)とカップ容器1の内面13とにそれぞれ適切にヒートシールにより接合される必要があることから、それぞれに適した材質が少なくとも二層以上に積層された樹脂フィルムであることが好ましい。
接合手法としてヒートシールを採用する場合、内側蓋部22の上面221および下面222を構成する層は、表側蓋部21のシーラント層(下面212)と同様の樹脂から選択された同種又は異種の一層又は二層以上の樹脂フィルムを使用することができる。
また、内側蓋部22の強度を向上させる観点からは、上面221および下面222を構成する層に加えて基材層を設けることが好ましい。基材層としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)など)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66など)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルスルフォン(PES)及びエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムを使用することができる。また、基材層には、必要に応じてガスバリア層を設けてもよい。ガスバリア層としては表側蓋部21のガスバリア層と同様のものが用いられる。
フィルムの積層方法としては、ドライラミネーション方法やホットメルトラミネーション方法などの公知の方法を使用することができる。また、積層フィルムは、上記の樹脂材料を使用して共押出しすることによっても作製することができる。
なお、図3に示された例は、表側蓋部21の下面212、内側蓋部22の上面221、下面222およびカップ容器1の内面13が、いずれも互いにヒートシール可能な同種の樹脂からなり、表側蓋部21の下面212、内側蓋部22の上面221および下面222が、同種の樹脂からなるシーラント層によって構成されている場合を示している。具体的には、表側蓋部21の下面212、内側蓋部22の上面221および下面222が、主としてオレフィン系樹脂から選択されたものであることが好ましい。
本実施形態においては、表側蓋部21は、カップ容器1のフランジ部12に沿って平らな形状となっており、たとえばフランジ部12から図中上方または下方に突出した形状ではない。
本実施形態においては、内側蓋部22は、フランジ部12に接合された周縁部に囲まれた部分が、下方に膨出した形状とされている。図4に示すように、内側蓋部22は、底部223および2つの中間部224a,224bを有する。なお、中間部の個数は、2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
底部223は、内側蓋部22のうちカップ容器1の底部に最も近い部分である。底部223の形状は特に限定されず、本実施形態においては、平面視円形状である。また、図示された例においては、底部223は、カップ容器1の深さ方向に対して直角である平坦な形状である。2つの中間部224a,224bは、カップ容器1の深さ方向において底部223よりも表側蓋部21側に位置している。図示された例においては、底部223に近い側から中間部224a、中間部224bの順に並んでいる。中間部224aおよび中間部224bの形状は特に限定されず、本実施形態においては、いずれも平面視円環形状である。また図示された例においては、中間部224aおよび中間部224bは、カップ容器1の深さ方向に対して直角である平坦な形状である。なお、中間部224aおよび中間部224bは、深さ方向に対して直角であるものに限定されず、深さ方向および水平方向に対して傾いたものであってもよい。
本実施形態においては、底部223、中間部224aおよび中間部224bが、平面視において同心円形状とされており、中間部224aおよび中間部224bが底部223を囲む配置とされている。図1に示すように、後述する容器包装体A1の開封をより容易に行うためには、表側蓋部21の上面211にマーク214を設けておくことが好ましい。マーク214は、たとえば印刷によって設けられる。図示された例においては、複数の同心円状の線状のマーク214が設けられている。これらのマーク214は、平面視において内側のものから底部223の外縁、中間部224aの外縁、中間部224bの外縁にそれぞれ一致するように設けられている。なお、マーク214は、線状のものに限定されず、たとえば所定領域を任意の色で塗りつぶしたものであってもよい。
図5および図6は、内側蓋部22の製造方法の一例を示しており、図4のV−V線に沿う断面に相当する断面における断面図である。
図5に示すように、本製造方法においては、金型8を用いる。金型8は、いわゆる凹金型であり、平坦な上面81から凹んだ形状である。図示された金型8は、底面83、中間面84aおよび中間面84bを有する。底面83は、金型8の凹部のうち最も低い位置にある面であり、図示された例においては、平面視において円形状とされている。中間面84aおよび中間面84bは、底面83と上面81との間に位置する面であり、底面83側から中間面84a、中間面84bの順で配置されている。中間面84aおよび中間面84bは、平面視において底面83を同心円状に囲む円環形状とされている。また、金型8には、複数の脱気孔89が形成されている。脱気孔89は、金型8の凹面に到達しており、吸引ポンプ等の図示しない吸引源に接続されている。
次いで、内側蓋部22の材料となるフィルム材料220を用意する。フィルム材料220は、上述した内側蓋部22と同様の材質からなる。金型8を用いた成形を行うためには、たとえばフィルム材料220を所定の温度に加熱することにより軟化させておいてもよい。
次いで、図6に示すように、フィルム材料220を金型8に近接させた状態で、フィルム材料220と金型8との間を複数の脱気孔89から脱気する。これにより、フィルム材料220が金型8に密着し、内側蓋部22の各部を有する形状に成形される。フィルム材料220のうち底面83に密着した部分が底部223となり、中間面84aに密着した部分が中間部224aとなり、中間面84bに密着した部分が中間部224bとなる。また、フィルム材料220のうち上面81に密着した部分がカップ容器1のフランジ部12に接合される周縁部分となる。なお、凹金型である金型8を用いて以上に述べた製造方法によって形成された内側蓋部22においては、中間面84aおよび中間面84bに密着した中間部224aおよび中間部224bよりも、最深部にある底面83に密着した底部223の方が、図5に示す状態からの延伸度合いが大となる。このため、内側蓋部22においては、底部223の厚みが、中間部224aおよび中間部224bよりも薄くなる。また、中間部224aの厚みが、中間部224bよりも薄くなる。
内側蓋部22の全体の厚みは、たとえば10μm〜170μmであり、強度確保とストロー5による開孔のしやすさの観点からは30μ〜120μmが好ましい。図7は、内側蓋部22を示す側面図である。同図においては、内側蓋部22のうち厚さが厚い部位ほど濃色を付しており、厚さが薄い部位ほど淡色を付している。同図から理解されるように、上述した金型8を用いた製造方法によって形成された内側蓋部22は、周縁部分から底部223に向かうほど厚さが薄くなっている。このため底部223の厚みは周縁部分(上部)や中間部224aおよび中間部224bよりも薄く、たとえば100μm以下である。また、中間部224aの厚みは、中間部224bの厚みよりも薄い。このような手法によって上述した厚みの内側蓋部22を製造する場合、フィルム材料220の厚みは、たとえば30μm〜170μmであり、好ましくは50μm〜120μmである。
図2に示すように、収容空間3は、第1収容空間31および第2収容空間32を含む。第1収容空間31は、カップ容器1の容器本体11と内側蓋部22との間に設けられている。本実施形態においては、カップ容器1の内面13と内側蓋部22の下面222とによって密閉された空間が、第1収容空間31とされている。第2収容空間32は、表側蓋部21と内側蓋部22との間に設けられている。本実施形態においては、表側蓋部21の下面212と内側蓋部22の上面221とによって密閉された空間が、第2収容空間32とされている。
図示された例においては、第1収容空間31は、カップ容器1の容器本体11によって規定されていることから、比較的深底の収容空間となっている。一方、第2収容空間32は、平らな形状の表側蓋部21と下方に膨出した形状の内側蓋部22とによって規定されていることから、比較的浅底の収容空間となっている。
被包装体4は、カップ容器1および蓋体2によって包装されており、第1被包装物41および第2被包装物42を含む。第1被包装物41は、収容空間3の第1収容空間31に収容されており第2被包装物42は、収容空間3の第2収容空間32に収容されている。第1被包装物41および第2被包装物42の種類や量等は特に限定されない。第1被包装物41の具体例としては、たとえばストロー5を用いた吸引によって飲まれるコーヒー等の飲料が挙げられる。この場合、第2被包装物42の具体例としては、たとえばミルクやシロップが挙げられる。第1被包装物41および第2被包装物42は、一般的には液体であるが、たとえば粉粒体や固体が混合された液体やゼリー状の物体であってもよい。また、第2被包装物42としては、第2被包装物42の開孔から第1収容空間31へと移動可能であれば、たとえば粉体等であってもよい。
ストロー5は、被包装体4を吸引することにより飲むために用いられるものであり、全体として細長い円筒形状とされている。ストロー5の先端部51は、表側蓋部21および内側蓋部22に突き刺されることによりこれらを開孔可能な鋭利な形状とされている。なお、ストロー5がカップ容器1に添付された状態で容器包装体A1が搬送および店頭における陳列等される場合、ストロー5は、長手方向に分割された伸縮可能な構成であってもよい。
図8〜図10は、容器包装体A1の開封を示している。
図8は、図1に示す3つのマーク214のうち最も中心寄りのマーク214の内側にストロー5を突き刺すことによる容器包装体A1の開封を示している。この場合、図8に示すように、表側蓋部21は、先端部51によって開孔され貫通孔219が形成される。そして、さらにストロー5を押し下げると、内側蓋部22の底部223に先端部51が突き刺され、貫通孔229が形成される。底部223は、内側蓋部22のうち最も下方に位置している。このため、第2収容空間32に収容されていた第2被包装物42のほとんどが、貫通孔229を通じて第1被包装物41へと移動する。この結果、第1収容空間31において第1被包装物41のすべてと第2被包装物42のほぼすべてとが混合される。この後は、ストロー5を用いて吸引することにより、第1被包装物41と第2被包装物42との混合物である被包装体4を飲むことができる。なお、上述したとおり、内側蓋部22および表側蓋部21の接合部分と内側蓋部22およびカップ容器1との接合部分が、ストロー5を押し付けることによって表側蓋部21および内側蓋部22が開口する際に付与される力によっては剥離しない接合強度とされている。このため、表側蓋部21に貫通孔219が形成され、内側蓋部22に貫通孔229が形成されても、蓋体2は、カップ容器1に固定された状態が維持されている。
図9は、図1に示す3つのマーク214のうち最も中心寄りのマーク214とこれの外側に隣り合うマーク214との間の領域にストロー5を突き刺すことによる容器包装体A1の開封を示している。この場合、図9に示すように、表側蓋部21は、先端部51によって開孔され貫通孔219が形成される。そして、さらにストロー5を押し下げると、内側蓋部22の中間部224aに先端部51が突き刺され、貫通孔229が形成される。これにより、第2収容空間32に収容されていた第2被包装物42のうち中間部224aよりも上方に位置する部分が、貫通孔229から第1被包装物41へと移動する。ただし、中間部224aよりも下方に位置する第2被包装物42は、第2収容空間32内に留まったままである。同図の場合、底部223と中間部224aとの間の第2収容空間32に第2被包装物42が残存する。したがって、第1被包装物41に混合される第2被包装物42の分量は、図8に示した場合の第2被包装物42の分量よりも少ない。
図10は、図1に示す3つのマーク214のうち最も外側のマーク214とこれの内側に隣り合うマーク214との間の領域にストロー5を突き刺すことによる容器包装体A1の開封を示している。この場合、図10に示すように、表側蓋部21は、先端部51によって開孔され貫通孔219が形成される。そして、さらにストロー5を押し下げると、内側蓋部22の中間部224bに先端部51が突き刺され、貫通孔229が形成される。これにより、第2収容空間32に収容されていた第2被包装物42のうち中間部224bよりも上方に位置する部分が、貫通孔229から第1被包装物41へと移動する。ただし、中間部224bよりも下方に位置する第2被包装物42は、第2収容空間32内に留まったままである。同図の場合、底部223と中間部224bとの間の第2収容空間32に第2被包装物42が残存する。したがって、第1被包装物41に混合される第2被包装物42の分量は、図8および図9に示した場合の第2被包装物42の分量よりも少ない。
次に、容器包装体A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、内側蓋部22に底部223と中間部224a,224bが形成されている。中間部224a,224bは、底部223よりもカップ容器1の深さ方向において上方に位置している。このため、ストロー5によって底部223を突き刺して貫通孔229を形成した場合と、中間部224a,224bを突き刺して貫通孔229を形成した場合とで、第1収容空間31に移動する第2被包装物42の分量を異ならせることが可能である。したがって、第1被包装物41と混合する第2被包装物42の分量を調節することができる。
図8〜図10に示したように、本実施形態においては、互いの深さ方向の位置が異なる2つの中間部224a,224bが設けられている。このため、第1被包装物41に混合する第2被包装物42の分量を、底部223を突き刺した場合、中間部224aを突き刺した場合、中間部224bを突き刺した場合、の3通りに調節することができる。これは、たとえば、第1被包装物41がコーヒーであり、第2被包装物42がミルクである場合に、飲む人の嗜好に合わせてミルクの分量を適宜調節することができるという利点がある。
中間部224aおよび中間部224bが、深さ方向に対して直角である平坦な形状であることにより、ストロー5を突き刺した際に、貫通孔229をより確実且つ容易に形成することができる。
底部223、中間部224aおよび中間部224bが同心円状に配置されていることにより、内側蓋部22は、平面視において略点対称のバランスが良い形状となる。これは、ストロー5を突き刺した場合の変形を抑制するのに適している。また、底部223、中間部224aおよび中間部224bに対応して設けられた複数のマーク214により、表側蓋部21の外観に、同心円状の模様が施されることとなる。これにより、容器包装体A1の外観を、店頭において注目をより集めやすいデザインとすることができる。
図11〜図20は、本発明の変形例および他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図11は、容器包装体A1の変形例を示している。本変形例においては、第2収容空間32に収容された第2被包装物42の分量が、上述した例と異なっている。すなわち、第2被包装物42の液面は、中間部224aと中間部224bとの間に位置しており、中間部224bよりも下方にある。このため、容器包装体A1を開封する際に、ストロー5を中間部224bに突き刺した場合、貫通孔229が第2被包装物42よりも上方に設けられるため、第2被包装物42は、第1収容空間31にはほとんど移動しない。したがって、第1被包装物41のみを飲むことが可能であり、たとえば飲む人の嗜好に合わせてブラックコーヒーを飲むことができる。
図12は、容器包装体A1の他の変形例を示しており、図3と同様の断面における要部拡大断面図である。本実施形態においては、内側蓋部22がシーラント層22a、基材層22bおよびシーラント層22cを有しており、これらが積層された構成とされている。
シーラント層22aは、上面221を構成する層であり、表側蓋部21の下面212とヒートシール可能な材質からなる。シーラント層22cは、下面222を構成する層であり、カップ容器1の内面13とヒートシール可能な材質からなる。シーラント層22aおよびシーラント層22cの具体的な材質は、上述したシーラント層の材質と同様である。
基材層22bは、シーラント層22aおよびシーラント層22cに挟まれており、上述した基材層の説明で述べた構成が種々に選択される。基材層22bは、たとえば内側蓋部22の強度向上を担う。また、光や気体および液体等の通過をより確実に阻止することを目的として、基材層22bには、バリア層が設けられてもよい。当該バリア層の具体的な材質は、上述したバリア層の材質と同様である。
本変形例においては、上面221を構成するシーラント層22aと基材層22bと下面222を構成するシーラント層22cとが、別体の層とされている。このため、表側蓋部21の上面211を構成する材質とカップ容器1の内面13を構成する材質とが互いに異なっていても、表側蓋部21の上面211を構成する材質とシーラント層22aの材質とを互いにヒートシール可能な材質とし、カップ容器1の内面13を構成する材質とシーラント層22cの材質とを互いにヒートシール可能な材質とすることにより、図示されたように表側蓋部21、内側蓋部22およびカップ容器1を適切にヒートシールすることが可能である。また、基材層22bを設けることにより、内側蓋部22の強度を向上したり、第1被包装物41をより確実に保護したりすることができる。
図13は、容器包装体A1の他の変形例を示している。本実施形態においては、内側蓋部22にリブ226aおよびリブ226bが形成されている。リブ226aは、中間部224aの内周縁に設けられており、上方に突出している。本実施形態においては、中間部224aが平面視円環形状であることから、リブ226aの平面視は円形状である。また、リブ226bは、中間部224bの内周縁に設けられており、上方に突出している。本実施形態においては、中間部224bが平面視円環形状であることから、リブ226bの平面視は円形状である。
このような変形例によれば、リブ226aおよびリブ226bによって、内側蓋部22(中間部224aおよび中間部224b)の高剛性化を図ることが可能である。これにより、中間部224aおよび中間部224bにストロー5を突き刺した場合に、内側蓋部22が過度に変形することを抑制することができる。
なお、図11〜図13に示した変形例の各構成要素は、任意に組合せて採用することが可能である。この点は、以下に述べる実施形態についても同様である。
図14は、本発明の第2実施形態に基づく容器包装体を示している。本実施形態の容器包装体A2は、内側蓋部22の構成が上述した実施形態と異なっている。
図15は、容器包装体A2の内側蓋部22を示す斜視図であり、図16は、内側蓋部22を示す側面図である。同図に示すように、本実施形態においては、底部223、中間部224aおよび中間部224bが、内側蓋部22の周縁部分の一端縁(平面視におけるカップ容器1の一端縁)に沿うように配置されている。すなわち、底部223、中間部224aおよび中間部224bは、平面視において互いの外周縁の一部が重なるように配置されている。本実施形態においても、図16は、図7と同様の手法によって着色されており、内側蓋部22の周縁部分から底部223に向かうほど厚みが薄くなっている。
このような実施形態によっても、第1被包装物41に混合する第2被包装物42の分量を調節することができる。また、中間部224aおよび中間部224bは、たとえば容器包装体A1の場合と比べて、平面視における一箇所により集中した配置となっている。このため、中間部224aまたは中間部224bにストロー5を突き刺す場合に、ストロー5が所望の位置から多少ずれても、中間部224aまたは中間部224bを突き刺すことができるという利点がある。
図17は、本発明の第3実施形態に基づく容器包装体を示している。本実施形態の容器包装体A3は、内側蓋部22の構成が上述した実施形態と異なっている。
図18は、容器包装体A3の内側蓋部22を示す斜視図であり、図19は、内側蓋部22を示す側面図である。同図に示すように、本実施形態の内側蓋部22には、凹部225aおよび凹部225bが形成されている。なお、中間部224aおよび中間部224bの配置は、容器包装体A2の内側蓋部22と同様であるが、容器包装体A1の内側蓋部22と同様の配置のほか、種々の配置を適宜選択可能である。
凹部225aは、中間部224aからカップ容器1の深さ方向下方に凹んでいる。また、凹部225aは、平面視においてその全周が中間部224aによって囲まれている。図19に示すように、凹部225aの底部は、底部223よりも若干上方に位置している。ただし、凹部225aの底部は、底部223よりも深い位置にあってもよい。図19から理解されるように、凹部225aの底部の厚みは、中間部224aの厚みよりも薄い。
凹部225bは、中間部224bからカップ容器1の深さ方向下方に凹んでいる。また、凹部225bは、平面視においてその全周が中間部224bによって囲まれている。図19に示すように、凹部225bの底部は、中間部224aよりも若干上方に位置している。ただし、凹部225bの底部は、中間部224aよりも深い位置にあってもよく、たとえば底部223と同程度の深さであってもよい。図19から理解されるように、凹部225bの底部の厚みは、中間部224bの厚みよりも薄い。
このような実施形態によっても、第1被包装物41に混合する第2被包装物42の分量を調節することができる。また、ストロー5を凹部225aに突き刺して貫通孔229を形成すると、第2被包装物42のうち中間部224aよりも上方に位置する部分を、第1収容空間31へと移動させ第1被包装物41と混合することができる。この際、凹部225aの底部は、中間部224aよりも厚みが薄いため、貫通孔229をよりスムーズに形成可能であり、内側蓋部22の変形を抑制することができる。同様に、ストロー5を凹部225bに突き刺して貫通孔229を形成すると、第2被包装物42のうち中間部224bよりも上方に位置する部分を、第1収容空間31へと移動させ第1被包装物41と混合することができる。この際、凹部225bの底部は、中間部224bよりも厚みが薄いため、貫通孔229をよりスムーズに形成可能であり、内側蓋部22の変形を抑制することができる。なお、凹部225aおよび凹部225bは、容器包装体A1の内側蓋部22に設けてもよい。
図20は、本発明の第4実施形態に基づく容器包装体の開封を示す断面図である。本実施形態においては、内側蓋部22が、1つの中間部224を有している。中間部224は、内側蓋部22の底部223と周縁部分(上部)とに繋がっており、カップ容器1の深さ方向および水平方向に対して傾斜している。また、内側蓋部22は、容器包装体A1〜A3の内側蓋部22が有する段差部を有していない。
このような容器包装体A4の開封においては、ストロー5によって中間部224の任意の位置を突き刺すことにより、底部223から内側蓋部22の周縁部分との間の任意の高さに貫通孔229を形成することができる。このため、第1被包装物41に混合する第2被包装物42の分量を、飲む人の嗜好に合わせてより細かく調節することができる。
本発明に係る容器包装体は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る容器包装体の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1〜A4:容器包装体
1 :カップ容器
2 :蓋体
3 :収容空間
4 :被包装体
5 :ストロー
8 :金型
11 :容器本体
12 :フランジ部
13 :内面
21 :表側蓋部
22 :内側蓋部
22a :シーラント層
22b :基材層
22c :シーラント層
31 :第1収容空間
32 :第2収容空間
41 :第1被包装物
42 :第2被包装物
51 :先端部
61 :弱接合部
81 :上面
83 :底面
84a,84b:中間面
89 :脱気孔
211 :上面
212 :下面
214 :マーク
219 :貫通孔
220 :フィルム材料
221 :上面
222 :下面
223 :底部
224,224a,224b:中間部
225a,225b:凹部
226a,226b:リブ
229 :貫通孔

Claims (8)

  1. カップ容器と、
    前記カップ容器を密閉する蓋体と、
    前記カップ容器および前記蓋体によって規定された収容空間に収容された被包装体と、を備えた容器包装体であって、
    前記蓋体は、表側蓋部と、当該表側蓋部と前記カップ容器との間に位置する内側蓋部と、を含み、
    前記被包装体は、前記カップ容器と前記内側蓋部との間に設けられた第1収容空間に収容された第1被包装物と、前記内側蓋部と前記表側蓋部との間に設けられた第2収容空間に収容された第2被包装物と、を含み、
    前記内側蓋部は、前記カップ容器の底側に位置する底部と、前記底部よりも前記表側蓋部側に位置する中間部と、を有することを特徴とする、容器包装体。
  2. 前記中間部は、前記カップ容器の深さ方向に対して直角な平坦形状である、請求項1に記載の容器包装体。
  3. 前記内側蓋部は、前記カップ容器の深さ方向において互いに異なる位置に設けられた複数の前記中間部を有する、請求項1または2に記載の容器包装体。
  4. 前記底部および前記中間部は、同心円形状である、請求項1ないし3のいずれかに記載の容器包装体。
  5. 前記底部および前記中間部は、平面視において前記カップ容器の一端縁に沿うように偏って配置されている、請求項1ないし3のいずれかに記載の容器包装体。
  6. 前記内側蓋部は、前記中間部から前記底部側に凹み且つ当該中間部よりも厚みが薄い凹部を有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の容器包装体。
  7. 前記内側蓋部は、前記中間部の周縁において上方に突出するリブを有する、請求項1ないし6のいずれかに記載の容器包装体。
  8. 前記表側蓋部および前記内側蓋部に突き刺されることによりこれらを開孔するためのストローを更に備える、請求項1ないし7のいずれかに記載の容器包装体。
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