JP3029671U - 包装用容器 - Google Patents

包装用容器

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JP3029671U
JP3029671U JP1996002449U JP244996U JP3029671U JP 3029671 U JP3029671 U JP 3029671U JP 1996002449 U JP1996002449 U JP 1996002449U JP 244996 U JP244996 U JP 244996U JP 3029671 U JP3029671 U JP 3029671U
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container
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packaging
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憲正 金光
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憲正 金光
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コスト負担をできるだけ少なくして簡易な弁当
用容器等にも使用できる包装用容器を提供すること。 【解決手段】上面側に収納用凹部11を形成した合成樹
脂成形品からなる容器本体10と、容器本体10の少な
くとも下面周囲と接合したベース20とからなり、容器
本体10とベース20間には空間部30を形成してある
ことを特徴とする包装用容器である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、包装用容器に関し、さらに詳しくは容器本体の形状安定性の高い包 装用容器に関する。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来における包装用容器、例えばポリスチレンシート成形品などの合成樹脂成 形品によるものは、上面側に収納室となる凹部を一体に形成しているが、上方か ら単に蓋体を被蓋しただけのものや、外箱内に上記合成樹脂成形品を中箱として 収容したものが多く、前者は凹部に収容された内容物は成形品によるシート厚み を介して外気温に触れ易く、保温の点では充分ではないほか、合成樹脂成形品の 形状維持性の点でも充分ではなかった。また後者のものは、外箱を要し、コスト 高になるほか、中箱となる合成樹脂成形品も外箱で多少保護されるが、それ自体 は外箱の中で変形が生じ易い難点があった。
【0003】 また、内容物の保温と形状保護を目的として容器を多重に組合せて接合したも のもあったが、コスト的にも高くつき経済性の点で好ましいものではなかった。 そこで本考案においては、コスト負担をできるだけ少なくして簡易な弁当用容 器やその他各種の容器として使用できる形状安定性の高い包装用容器を提供しよ うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的に沿い得る包装容器として本考案においては、請求項1に記載し たように、上面側に収納用凹部を形成した合成樹脂成形品からなる容器本体と、 容器本体の少なくとも下面周囲と接合したベースとからなり、容器本体とベース 間には空間部を形成してあることを特徴としている。
【0005】 この請求項1に記載されている包装用容器によると、合成樹脂成形品からなる 容器本体の上面側に形成された収納用凹部の下方は開放されず、容器本体の少な くとも下面周囲に接合したベースにてカバーされているので、容器本体のねじれ 等の形状変化を防ぐことができ、形状安定性が良好となる。また、ベースと容器 本体間には空間部を有しているので、緩衝性を有するほか、この空間が密閉され ている場合には、外気との遮断用の空間部となって保温性を良好にできるもので 、簡易な保温用容器として機能でき、弁当用容器等として好適な機能を発揮でき る。
【0006】 また、請求項2に記載したように、ベースは少なくとも容器本体との接合部分 を容器本体と熱融着可能な合成樹脂にて形成してあることを特徴としていると、 ベースを容器本体と熱融着による接合可能な合成樹脂、例えば容器本体がポリス チレン系シートであれば、ベースも同系のポリスチレン系シートか、同系のポリ スチレン系フィルムを積層したラミネートフィルム付シートを用いて形成でき、 熱融着にて強固且つ一体的な接合が実現でき、製造もし易いものとなる。勿論フ ィルムの積層部分は全体的である場合のほか、容器本体との接合部のみの場合で もよい。
【0007】 さらに、容器本体に対して、ベースが熱融着できない厚紙等の素材からなる場 合には、請求項3に記載したように、接着剤にて接合すればよく、接着剤として は、ホットメルト型の接着剤や既知の接着剤を使用できる。 次いで、請求項4の記載では、容器本体とベースとが発泡樹脂にて形成されて いる場合であり、請求項5の記載では、一方が非発泡樹脂、他方が発泡樹脂から 形成されている場合であり、何れもシートから形成されているものが好ましく、 発泡樹脂による断熱性や緩衝性に優れている点を活用できることになる。
【0008】 さらに請求項6に記載したように、空間部を有する蓋体を、容器本体に対して 被蓋自在に組合せてあることを特徴としていると、単なる1枚板による蓋体でな く、容器本体と略同様に、接合天板との間に空間部を有する蓋体を組合せておく ことができ、より一層緩衝性や保温性を高めるのに好適となるものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案による実施形態について、図を参照しながら以下に説明する。 図1および図2は弁当用容器や菓子等の贈答用容器に適した包装用容器の一例 を示しており、容器本体10としては、ポリスチレンシート等によるシート成形 品を例示しており、上面側に収納用凹部11を複数形成してあり、収納用凹部1 1の深さは、内容物の種類や容積を考慮して変えてある。この容器本体10には 、周囲部12をフラットな面に形成してあり、この周囲部12に対して偏平なベ ース20が接合されてあり、ベース20の大きさは、容器本体10の下面外形と 同一形状をなしており、その接合は接着剤も考えられるが、容器本体10の周囲 部12と熱融着による接合を行える材質が好ましく、全体をポリスチレン系のシ ートにて形成するか、ポリスチレン系フィルムを積層したアルミ箔板、厚紙、他 の樹脂シートを基材にしたベースによるものでもよい。また、熱融着によらない 場合には、ホットメルト型接着剤や他の既知の接着剤による接合によっても実施 可能であり、この場合にはベース20としては、合成樹脂以外の厚紙、アルミ箔 等を使用できる。
【0010】 そして、容器本体10とベース20との間には、空間部30を複数形成してい るもので、特に収納用の凹部11の下方に空間部30が形成されることが収納用 の凹部11に収容される内容物に対する緩衝性や保温効果の点からも好ましいも のとなる。なお、空間部30としては、容器本体10とベース20との接合時に 、空気が過剰に滞留しないで接合できる方法の場合は問題ないが、接合にて両者 間の空間部に空気が過剰滞留する場合には、空気抜き用の細孔21をベース20 に図3のように形成しておくか、容器本体10との周囲の接合部分に僅かな非接 合部(図示せず)を形成しておいてもよい。
【0011】 また、ベース20は扁平なほか、リブ22を図3のように部分的ないしは全体 的(図示せず)に形成して、ベース20の強度を高める実施も可能である。さら に、蓋体40と容器本体10との嵌合には、係合を高める凹凸部43,13を形 成することもできる。 次に、図3は単なる一枚板状のものから成形した蓋体40を被蓋させた場合で あるが、好ましい実施形態としては、上面側に天板60を接合した蓋体50が、 少なくとも周囲部で天板60との間に空間部70を形成したものを容器本体10 に対して被蓋自在として組合せたものが、全体の形状維持性や保温性向上の点か らも適切である。
【0012】 なお実施上、容器本体10、ベース20、蓋体40,50および天板60の材 質は上記例示したもののほか、非発泡または発泡樹脂の何れを用いてもよく、ポ リスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等種々既存の材質を用いて実施でき ることは言う迄もなく、例えば、容器本体10およびベース20を何れも発泡樹 脂、好ましくは発泡ビーズ成形品でなくて発泡樹脂シートから形成する実施のほ か、その一方を非発泡樹脂シートから、他方を発泡樹脂シートから形成し、発泡 樹脂による緩衝性や断熱性を活かした実施も可能である。また、収納凹部11の 形状や数のほか、容器本体10の全体形状についても種々多様な形状による実施 が可能である。
【0013】
【考案の効果】
上記本考案による包装用容器によると、従来のような外箱を組合せるようなも のでなく、ベースを組合せるだけの簡易な構造に拘らず、容器本体のねじれ等の 変形をベースの接合にて防止でき、容器本体をできるだけ薄く形成できる。従っ て、収納用凹部に収容した内容物に対する保護性も高くなり、多くの容器や蓋体 を多重に重ねる場合のようなコスト高をも解消し、形状安定性の高い容器を安価 に提供できることになる。
【0014】 特に、容器本体とベース間の空間部については、緩衝性だけでなく密閉度合が 高いほど保温性の維持にも好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図である。
【図2】前図のII−II線断面図である。
【図3】蓋体付の断面図である。
【図4】より好ましい蓋体付の断面図である。
【符合の説明】
10 容器本体 11 収納用凹部 20 ベース 30 保温用の空間部 40 蓋体 50 蓋体 60 天板 70 保温用の空間部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面側に収納用凹部を形成した合成樹脂成
    形品からなる容器本体と、容器本体の少なくとも下面周
    囲と接合したベースとからなり、容器本体とベース間に
    は空間部を形成してあることを特徴とする包装用容器。
  2. 【請求項2】ベースは少なくとも容器本体との接合部分
    を容器本体と熱融着可能な合成樹脂にて形成してあるこ
    とを特徴とする上記請求項1記載の包装用容器。
  3. 【請求項3】ベースは容器本体と接着剤にて接合されて
    いることを特徴とする上記請求項1記載の包装用容器。
  4. 【請求項4】容器本体とベースとが、発泡樹脂にて形成
    されてあることを特徴とする上記請求項1記載の包装用
    容器。
  5. 【請求項5】容器本体とベースの一方が非発泡樹脂から
    なり、他方が発泡樹脂から形成されてあることを特徴と
    する請求項1記載の包装用容器。
  6. 【請求項6】空間部を有する蓋体を、容器本体に対して
    被蓋自在に組合せてあることを特徴とする上記請求項1
    記載の包装用容器。
JP1996002449U 1996-04-02 1996-04-02 包装用容器 Expired - Lifetime JP3029671U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250818A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Purenasu:Kk 弁当容器

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