JPH09156675A - 包装体開封装置および包装体収納装置 - Google Patents
包装体開封装置および包装体収納装置Info
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Abstract
ることができる包装体収納装置、および包装体開封装置
を提供する。 【解決手段】 包装体10は上端が開口するとともに錠
剤15を収納したエンボス部12と、エンボス部12の
上端開口に設けられたフランジ部13とからなる底材1
1を有している。底材11はそのフランジ部13を介し
て蓋材20に接着されている。底材11と蓋材20とか
らなる包装体10は、蓋材20を巻取った状態で収納箱
1内に収納されている。収納箱1上に、包装体10の蓋
材20を破断して、エンボス部12内の錠剤11を取出
す包装体開封装置31が設けられている。
Description
装した包装体をコンパクトに収納した包装体収納装置、
および包装体を開封する包装体開封装置に関する。
数のエンボス部と、このエンボス部間を連結するフラン
ジ部とからなる底材を用いて錠剤が包装されている。す
なわち、錠剤はこの底材の各エンボス部内に収納され、
エンボス部内に錠剤が収納された底材は、蓋材をフラン
ジ部にヒートシールすることにより密封される。
納し、底材のフランジ部に蓋材をヒートシールすること
により包装体が得られる。包装体の底材および蓋材に
は、各エンボス部毎にミシン目が入れられ、包装体はミ
シン目に沿って各エンボス部毎に分離可能となってい
る。
ち底材は塩化ビニル(PVC)等からなり、錠剤を安定
して収納するためその厚みは比較的厚くなっている。他
方、蓋材は底材に比較してその厚みは薄くなっている。
部毎に分離し、蓋材を破断してエンボス部内から錠剤を
取出している。
飲んでしまうことがあり、この場合は比較的厚肉の底材
の分離端が使用者の体内に引掛ってしまい、大変危険な
状態となる。また上述のように包装体の底材は、比較的
硬質となっているため、包装体は多段に積み重ねられて
収納されるが、多段に積み重ねた場合、収納空間がかさ
ばってしまう。さらに包装体内の錠剤を取出す際、蓋材
を破断してエンボス部から錠剤を取出しているが、蓋材
の破断および錠剤の取出しを容易かつ簡単に行うことが
できれば都合が良い。
ものであり、誤ってそのまま飲み込んでも安全で体内の
損傷が少なく、緊急の手術が必要となるような重い症状
を引き起こすことのない包装体をコンパクトに収納した
包装体収納装置、および包装体を開封する包装体開封装
置を提供することを目的とする。
開口端を有し内容物を収納したエンボス部と、このエン
ボス部の開口端に設けられたフランジ部とからなる底材
と、この底材に接着された蓋材とを有する包装体を載置
するための支持台と、この支持台の下方に配設された受
台と、支持台に対して揺動自在に設けられた揺動機構と
を備え、前記支持台は貫通孔を有するとともに、前記包
装体をエンボス部が貫通孔にくるよう蓋材側で支持し、
前記揺動機構は、エンボス部を押圧してエンボス部内の
内容物により蓋材を破断する押圧部を有することを特徴
とする包装体開封装置である。
開封装置と、包装体開封装置に連結されるとともに、包
装体を収納した収納箱とを備え、包装体の底材は切離さ
れて独立するとともに、包装体は蓋材を巻取った状態で
収納箱内に収納されていることを特徴とする包装体収納
装置である。
蓋材を下方にして載置され、この場合、包装体のエンボ
ス部が支持台の貫通孔上に位置する。揺動機構を揺動さ
せることにより押圧部がエンボス部を押圧し、エンボス
部内の内容物により蓋材が破断する。エンボス部内の内
容物は、破断した蓋材から受台まで落下する。
った状態で収納箱内に収納されるので、包装体をコンパ
クトに収納することができる。
施の形態について説明する。図1乃至図7は本発明によ
る包装体開封装置および包装体収納装置を示す図であ
る。
る包装体収納装置は、収納箱1と、この収納箱1内に巻
取った状態で収納された包装体10と、収納箱1の上部
に連結された包装体開封装置31とを備えている。この
うち収納箱1は側壁4a,4b…を有するとともに箱型
状をなし、その一側壁4aの上部に収納箱1内の包装体
10を繰り出す開口2が設けられている。また収納箱1
の開口2上縁には、カッタ3が固着されている。なお、
図1および図2においてカッタ3が固着されているが、
必ずしも必要なものではなく、必要に応じて固着される
べきものである。
て述べる。図5乃至図7に示すように、包装体10は上
端が開口するとともに錠剤15等の内容物を収納したエ
ンボス部12と、このエンボス部12の上端開口に設け
られたフランジ部13とからなる多数の底材11と、各
底材11のフランジ部13上面にヒートシールされた蓋
材20とからなっている。この場合、蓋材20は帯状に
形成され、この帯状の蓋材20に対して多数の底材11
が一列に連続配置されている。また収納箱1内におい
て、包装体10は蓋材20を巻取った状態で収納されて
いる(図5参照)。
12毎の単位に構成され、各底材11は個別に切離され
て独立している。また各底材11は、そのフランジ部1
3を介して蓋材20にヒートシールされている。
部13は、その周縁が平面円形状となっており、これに
対応して内容物15を収納するエンボス部12も平面円
形状となっている。ここで図7は便宜上、蓋材を透明体
とした状態を示す図である。なお、フランジ部13の周
縁を平面円形状とすることなく、平面だ円形状としても
よく、またフランジ部13の周縁を平面多角形状とする
ともに、その角を曲線状に形成してもよい。
曲線またはその組合せから構成することにより、フラン
ジ部13の周縁を安定な形状、すなわち誤って底材11
ごと錠剤を飲み込んだとしても体内の損傷が少なく、緊
急の手術が必要となるような重い病状を引き起こすこと
のない形状とすることができる。
容易なようにハーフカット20aが設けられている。な
お、このハーフカット20aの代わりにミシン目を設け
てもよい。
て述べる。包装体10のうち底材11は、錠剤15を収
納保持するため比較的厚肉の材料からなっており、例え
ば200〜350μ厚のPVC、環状ポリオレフィン、
PP、またはPET等を用いることができる。このため
底材11は比較的硬質となっている。
料、例えば10〜25μ厚の積層体を用いることがで
き、このような積層体の層構成としては、例えば、OP
層/アルミニウム層/ヒートシール層が考えられる。
ポリ酢酸ビニル、PVA、ポリビニルブチラール、ポリ
塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、セルロー
スエステル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂の単独ある
いは共重合体および混合物等を用いることができる。
からなっているので、蓋材20は比較的軟質となってい
る。
開口2から繰り出される包装体10は、一列に連続配置
された底材11と、この底材11のフランジ部13上面
にヒートシールされた蓋材20とからなっているが、底
材11と蓋材20の位置を逆転させ底材11のフランジ
部13下面に蓋材20をヒートシールし、蓋材20の上
方に底材11を配置してもよい。
置された底材11と、この底材11のフランジ部13が
ヒートシールされた蓋材20とから構成してもよい。さ
らに包装体10を4列に配置された底材11と、この底
材11のフランジ部13がヒートシールされた蓋材20
とから構成してもよい。
に連結された包装体開封装置31について詳述する。
置31は、包装体10を載置するための支持台32と、
支持台32の下方に配設された受台33と、支持台32
から上方へ延びる壁面39に揺動点34aを介して揺動
自在に設けられた揺動機構34とを備えている。
とともに、包装体10のエンボス部12が貫通孔32上
にくるよう蓋材20側で包装体10を支持している(図
3参照)。また揺動機構34は包装体10のエンボス部
12を押圧する3つの押圧部35を有している。この押
圧部35よりエンボス部12を押圧することによって、
エンボス部12内の錠剤15が蓋材20を破断し、エン
ボス部12から下方へ落下するようになっている。図1
および図2において、3個のエンボス部を同時に押圧す
る構成となっているが、それ以上でも以下でもよいこと
はいうまでもない。
支持台32との間で包装体10のフランジ部13を挟持
するホルダ部36を有している。このホルダ部36は、
押圧部34がエンボス部12を押圧する際、包装体10
のフランジ部13を支持台32に対して押し付け、この
ことによりエンボス部12内の錠剤15が蓋材20をス
ムースに破断できるようにするためのものである。な
お、この揺動機構34のホルダ部36は、必ずしも設け
る必要はない。
ように収納箱の上方に一体に連結され、包装体開封装置
31の側壁5a,5b…は収納箱1の側壁4a,4b…
から同一平面上に延びている。また包装体開封装置31
の受台33は、収納箱1との間の仕切板として機能す
る。
台33との間には空間40が形成され、この空間40の
一側(側壁5a側)は密閉され、他側には錠剤取出口3
8が形成されている。また空間40の錠剤取出口38
は、揺動機構34に設けられたシャッタ37によって開
閉されるようになっている。
により詳述する。図8に示すように、雌型(下型)25
と雄型(上型)26との間に、例えばPVCシートが挿
入され、雌型25と雄型26との間でシートが圧空成形
される。このように雌型25と雄型26との間で圧空成
形(エンボス成形)することにより、多数のエンボス部
12を有するシート体30が得られる(図8(a))。
断装置27まで搬送され、雌型25上に保持されたシー
ト体30は、各エンボス部12の開口周縁にそって切断
装置27により切断される。このようにしてエンボス部
12とフランジ部13を有する底材11が成形される。
この場合、各底材11のエンボス部12は、雌型25の
収納部25a内に収納され、同時にシート体30の打抜
きかす30aは図示しない巻取装置によって巻取られる
(図8(b))。
装置28まで搬送され、雌型25に保持された各底材1
1のエンボス部11内に充てん装置28から錠剤15が
充てんされる。
シール装置29まで搬送され、雌型25に保持された各
底材11のフランジ部13に対して、例えばOP層/ア
ルミニウム層/ヒートシール層からなる蓋材20がヒー
トシール装置29によって加熱圧着される。このように
して各底材11のフランジ部13が蓋材20によってヒ
ートシールされ、各底材11のエンボス部12内が密封
される。その後、蓋材20に対してハーフカット20a
が形成され、このようにして図5乃至図7に示す包装体
10が得られる。次に包装体10は、蓋材20を巻取っ
た状態で収納箱1内に収納される。
の作用について説明する。まず図1に示すように、収納
箱1内に収納された包装体10が開口2から例えば3つ
のエンボス部12分だけ繰り出され、包装体10の蓋材
20がハーフカット20aに沿ってカッタ3により切断
される。
れ切断された包装体10が、包装体開封装置31の支持
台32上に蓋材20を下方にして載置される。この場
合、包装体10のエンボス部12は支持台32の貫通孔
32上に配置される(図2参照)。
動機構34が揺動点34aを介して揺動し、揺動機構3
4の押圧部35により包装体10のエンボス部12が押
圧される。包装体10のエンボス部12が押圧される
と、エンボス部12内の錠剤15が蓋材20を破断し、
錠剤15がエンボス部12から受台33上に落下する。
このようにして3つのエンボス部12から3個の錠剤1
5が受台33上に同時に落下することになる。この場
合、空間40は揺動機構34のシャッタ37により閉じ
られている。受台33と支持台32との間の空間40内
にある3つの錠剤15は、その後シャッタ37を開とす
ることにより、取出口38から外方へ取出される。
10は蓋材20を巻取った状態で収納箱1内に収納され
るので、包装体10をコンパクトに収納箱1内に収納す
ることができる。また包装体開封装置31によって、包
装体10内の錠剤11を容易かつ簡単に取出すことがで
きる。
部12内から取り出すことなく、錠剤15を底材11お
よび蓋材20とともに飲み込んでしまう(誤用)ことが
ある。この場合、硬質の厚肉材料からなる底材11は、
個別に切離されて独立し、フランジ部13を介して蓋材
20に接着されているので、フランジ部13周縁が外部
に露出することはない。またフランジ部13の周縁は円
形状となっているので、フランジ部13周縁が外部に露
出してもこのフランジ部13により体内を傷付けること
はない。なおカッタ3により切断された蓋材20の切断
端縁は四角形状となるが、蓋材20は軟質の薄肉材料か
らなるので、蓋材20によって体内を傷付けることはな
い。また蓋材20によって指等を傷付けることはなく、
また蓋材20によって指等を傷付けることはない。
蓋材を巻取った状態で収納体収納装置の収納箱に収納さ
れているので、包装体をコンパクトに収納することがで
きる。このため包装体がかさばることはない。また、包
装体開封装置によって、包装体内の内容物を容易かつ簡
単に取出すことができる。
装置上に包装体を配置した状態を示す図。
を示す側面図。
した状態を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】開口端を有し内容物を収納したエンボス部
と、このエンボス部の開口端に設けられたフランジ部と
からなる底材と、この底材に接着された蓋材とを有する
包装体を載置するための支持台と、 この支持台の下方に配設された受台と、 支持台に対して揺動自在に設けられた揺動機構とを備
え、 前記支持台は貫通孔を有するとともに、前記包装体をエ
ンボス部が貫通孔にくるよう蓋材側で支持し、 前記揺動機構は、エンボス部を押圧してエンボス部内の
内容物により蓋材を破断する押圧部を有することを特徴
とする包装体開封装置。 - 【請求項2】揺動機構は押圧部の周囲に、支持台との間
で包装体のフランジ部を挟持するホルダ部を有すること
を特徴とする請求項1記載の包装体開封装置。 - 【請求項3】請求項1記載の包装体開封装置と、 包装体開封装置に連結されるとともに、包装体を収納し
た収納箱とを備え、 包装体の底材は切離されて独立するとともに、包装体は
蓋材を巻取った状態で収納箱内に収納されていることを
特徴とする包装体収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31934895A JP3694077B2 (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 包装体開封装置および包装体収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31934895A JP3694077B2 (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 包装体開封装置および包装体収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09156675A true JPH09156675A (ja) | 1997-06-17 |
JP3694077B2 JP3694077B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=18109159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31934895A Expired - Fee Related JP3694077B2 (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 包装体開封装置および包装体収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3694077B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004034952A1 (en) * | 2002-10-12 | 2004-04-29 | Grünenthal GmbH | Apparatus for releasing tablets from a blister pack |
JP2012254346A (ja) * | 2012-09-21 | 2012-12-27 | Elquest Corp | 錠剤供給装置および除包システム |
JP2015037973A (ja) * | 2014-09-24 | 2015-02-26 | 株式会社エルクエスト | 錠剤供給装置および除包システムならびに錠剤取出しユニット |
JP2016193762A (ja) * | 2016-07-11 | 2016-11-17 | 株式会社エルクエスト | 錠剤取出装置および除包システムならびに錠剤取出装置の制御方法 |
-
1995
- 1995-12-07 JP JP31934895A patent/JP3694077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004034952A1 (en) * | 2002-10-12 | 2004-04-29 | Grünenthal GmbH | Apparatus for releasing tablets from a blister pack |
US7431160B2 (en) | 2002-10-12 | 2008-10-07 | Gruenenthal Gmbh | Apparatus for releasing tablets from a blister pack |
JP2012254346A (ja) * | 2012-09-21 | 2012-12-27 | Elquest Corp | 錠剤供給装置および除包システム |
JP2015037973A (ja) * | 2014-09-24 | 2015-02-26 | 株式会社エルクエスト | 錠剤供給装置および除包システムならびに錠剤取出しユニット |
JP2016193762A (ja) * | 2016-07-11 | 2016-11-17 | 株式会社エルクエスト | 錠剤取出装置および除包システムならびに錠剤取出装置の制御方法 |
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---|---|
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