JPH0352211Y2 - - Google Patents

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JPH0352211Y2
JPH0352211Y2 JP1985128524U JP12852485U JPH0352211Y2 JP H0352211 Y2 JPH0352211 Y2 JP H0352211Y2 JP 1985128524 U JP1985128524 U JP 1985128524U JP 12852485 U JP12852485 U JP 12852485U JP H0352211 Y2 JPH0352211 Y2 JP H0352211Y2
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JP
Japan
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engine
control means
range control
sound
noise reduction
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JP1985128524U
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JPS6249455U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジン室内のエンジン騒音を低減
するエンジン騒音低減装置に関する。
(従来の技術) このようなエンジン騒音低減装置としては従
来、たとえばニツサンローレルサービス周報第
517号(昭和59年10月、日産自動車株式会社発行)
D−4頁に記載されたものがある。この従来のエ
ンジン騒音低減装置においては、フードの裏側一
面に貼付した吸音材としてのフエルトにより構成
されたフードインシユレータ、車体底部に設けた
アンダカバー等により外部へのエンジン騒音の放
散を防止し、表裏をフエルトにより覆われたダツ
シユロア部サンドイツチ鋼板、フロアパネル部サ
ンドイツチ鋼板等により運転者室内へのエンジン
騒音の侵入を防止している。
しかしながら、このような従来のエンジン騒音
低減装置にあつては、吸音材(フエルト)を多く
使う割にはエンジン騒音を根本的に低減すること
が難しく、また吸音材を多量に使用するため、そ
の取付け手間が増大するという問題点があつた。
エンジンの周囲をエンクロージヤー(遮蔽部材)
で遮蔽する方法もあるが、エンジンの放熱性や整
備性等を悪化させるという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は、車体室内にエンジンを収納し
た車両において、前記エンジンの周囲に、長さが
略連続的に変化する多数の中空管路が重ね合わさ
れて形成された音域制御手段と、この音域制御手
段に対向するよう配置された吸音部材と、からな
る騒音低域ユニツトを配設したことを構成として
いる。
(実施例) 以下本考案の実施例について図面に基づいて説
明する。第1図は本考案の実施例に係るエンジン
騒音低減装置を示す図である。
第1図において、5は自動車(車両)10の前
部ボデイ(車体)、7はダツシユボードであり、
これらボデイ5およびダツシユボード7によりボ
デイ5内にエンジンルーム(室)8が画成されて
いる。エンジンルーム8内にはエンジン12が収
納されており、このエンジン12には変速機14
が一体的に連結されてパワーユニツト15を構成
している。ボデイ5の前方(図中左方)開口部に
はラジエータグリル16が設けられており、その
下方にはバンパ18が設けられている。また、フ
トントガラス20の両側にはアウトサイドドアミ
ラー22が配置されている。パワーユニツト15
の周囲には音域制御手段25が配置されており、
この音域制御手段25は第2図に示すように、一
方(図中右方)が平面に、他方(図中左方)が弧
状面に形成されるような断面形状を有している。
音域制御手段25には、長さが略連続的に変化す
る多数の壁部材25aが傾斜して互いに間隔を置
いて重ね合わせて設けられており、このため、多
数の壁部材25aの間の間隙には、同様に長さが
略連続的に変化する多数の中空管路25bが形成
され、これら中空管路25bが重ね合わされて音
域制御手段25を構成している。このような音域
制御手段25は第2図に示すように、音域制御手
段25の図中右側から矢印A方向に伝播してきた
音波を音域制御手段25の通過後に音域制御手段
25から所定方向、所定距離Lにある一点Fを焦
点に集束させる作用を有しており、この焦点Fの
位置は次式のような関係から定まる。
l=l1+l2 l:音域制御手段25の上・下端とF点との距
離、 l1:任意の中空管路25bの長さ、 l2:上記任意の中空管路25bの出口とF点と
の距離、 また、このような音域制御手段25の上下両端
と焦点Fとを結ぶ三角域の外側においては、その
中空管路25bを通過した制御音波が中空管路2
5bを通過しないで音域制御手段25の周囲から
回折してきた非制御音波と位相ずれを生じ、これ
らの制御音波と非制御音波とが互いに干渉するこ
とにより破壊的干渉現象を生じる。この結果、そ
の三角域の外側は減音領域となり、騒音の領域は
その三角域内に集束制御される。したがつて、F
点を音域制御手段25に対向するボデイ5あるい
はラジエータグリル16上に焦点として設定し、
そのF点を設定する位置に、部分的にフエルト等
の吸音部材27を設けることにより、エンジン1
2の放熱性を損なうことなくエンジン騒音をエン
ジンルーム8内で集束させて吸収することができ
る。すなわち、吸音部材27は音域制御手段25
に対向するように配置され、これら音域制御手段
25および吸音部材27によつて騒音低減ユニツ
ト30が構成される。そして、本実施例において
は、4組の騒音低減ユニツト30がエンジン12
の周囲に、エンジン12を取囲むように配設され
ている。なお、騒音低減ユニツト30の配設位置
は、上述のようにエンジン12を取囲む4方のみ
に限らず、エンジン12の上下位置にも設けてエ
ンジンの騒音低減の効果をさらに向上することが
可能である。
また、この実施例においてはエンジン12が前
置きの場合について説明したが、エンジン12が
後置きの場合にも本考案を適用できることはいう
までもない。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案に係るエンジ
ン騒音低減装置によれば、エンジンの周囲に、長
さが略連続的に変化する多数の中空管路が重ね合
わされて形成された音域制御手段と、この音域制
御手段に対向するよう配置された吸音部材と、か
らなる騒音低減ユニツトを配設したことにより、
エンジンの放熱性を悪化させることなくエンジン
騒音を根本的に低減することができ、エンジン騒
音の車外への放散や運転室内への侵入も有効に防
止することができる。さらに、従来のように多量
の吸音材を用いる必要がなく、その取付け手間を
大幅に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係る
エンジン騒音低減装置を示す図であり、第1図は
その平面断面図、第2図はその音域制御手段25
の作用を示す断面図である。 5……ボデイ(車体)、7……ダツシユボード、
8……エンジンルーム(室)、10……自動車
(車両)、12……エンジン、14……変速機、1
5……パワーユニツト、16……ラジエータグリ
ル、18……バンパ、20……フロントガラス、
22……アウトサイドドアミラー、25……音域
制御手段、25a……壁部材、25b……中空管
路、27……吸音部材、30……騒音低減ユニツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体室内にエンジンを収納した車両において、
    前記エンジンの周囲に、長さが略連続的に変化す
    る多数の中空管路が重ね合わされて形成された音
    域制御手段と、この音域制御手段に対向するよう
    配置された吸音部材と、からなる騒音低減ユニツ
    トを配設したことを特徴とするエンジン騒音低減
    装置。
JP1985128524U 1985-08-22 1985-08-22 Expired JPH0352211Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985128524U JPH0352211Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

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JP1985128524U JPH0352211Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

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JPS6249455U JPS6249455U (ja) 1987-03-27
JPH0352211Y2 true JPH0352211Y2 (ja) 1991-11-12

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JPS5819290U (ja) * 1981-07-29 1983-02-05 セイコーエプソン株式会社 コンパス付腕時計
JPS6085043A (ja) * 1983-10-18 1985-05-14 Bridgestone Corp 自動車等のエンジン騒音制御装置

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JPS6249455U (ja) 1987-03-27

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